JP3206601B2 - 積層サーミスタ - Google Patents
積層サーミスタInfo
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Description
電流防止用積層サーミスタに関する。
よって整流し、それを電解コンデンサで平滑化する。そ
のため、スイッチング時に電解コンデンサにサージ電流
が流れ、これを突入電流という。この突入電流はたとえ
ば数十アンペアという大電流であり、スイッチ接点やダ
イオードの劣化を早めてしまう。この突入電流を抑制す
る方法の1つとして、従来より、サーミスタの動特性を
利用するものがある。すなわち、サーミスタは常温で数
Ω〜数十Ωの抵抗値を有し、スイッチがオンされたとき
この抵抗値によって突入電流を抑制する。また、サーミ
スタはスイッチング電源の安定状態では自己発熱し、そ
の抵抗値は常温の1/10程度になるので、電力ロスなどの
支障は生じない。
近で使用できるものとしては、Mn−Ni系,Mn−Ni−Co系
またはMn−Ni−Co系などの酸化物があり、また、800℃
前後で使用できるものとしてはZr−Y系などの酸化物が
ある。これらのサーミスタは温度係数が大きい上、形状
や抵抗値の自由度が大きく、また安価である等の利点を
有している。
度特性は以下の式で表される。
は、抵抗温度特性が直線的でないため、特に低温側での
抵抗値が急激に増大してしまう。したがって、従来のサ
ーミスタを突入電流防止用として用いるには、低温側で
の抵抗値を低く安定化させる必要がある。そのため、従
来では、数種類の負特性サーミスタと数種類の固定抵抗
体とを組み合わせたり、または、サーミスタ定数Bに制
約を設けて用いなければならない等、実用性に問題があ
った。この問題を解決するために、サーミスタ定数の異
なる2種以上のサーミスタ材料を組み合わせ、シート積
層で同時焼成して得られる突入電流防止用サーミスタが
提案されている。
では、それぞれの材料系の比抵抗値が大きく異なるの
で、チップサイズと目標抵抗値とを合致させる設計に限
界があった。
ても抵抗温度特性が安定であり、しかもチップサイズお
よび抵抗値の設計自由度を大きくできる、積層サーミス
タを提供することである。
抗温度特性を有する抵抗体層と、抵抗体層内に埋設され
るとともに抵抗体層の端面に交互に引き出された内部電
極と、内部電極と導電的に接続されるとともに抵抗体層
の端面に形成された外部電極と、抵抗体層の主面上であ
って外部電極間に跨って配置され、サーミスタ定数が相
対的に小さく負の抵抗温度特性を有する膜状抵抗体層と
からなることを特徴とする、積層サーミスタである。
スタ定数の相対的に小さい抵抗体層をたとえば厚膜法に
よって形成し、高サーミスタ定数の抵抗体層と並列接続
する。両抵抗体層の抵抗温度特性が合成され、その合成
抵抗温度特性は必要な温度範囲でほぼ直線にすることが
できる。
抵抗層をたとえば厚膜法によって膜状に形成するので、
特に低温側における抵抗温度特性が安定化され、したが
って、比較的簡単に、目標チップサイズと目標抵抗値と
を合致させることができ、設計の自由度が大幅に改善さ
れる。したがって、従来のような固定抵抗との組み合わ
せ等の使用上の煩雑さが解消されるだけでなく、より広
範囲にわたって抵抗値の調整が可能となる。
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
流防止用の積層サーミスタ10は、概略、サーミスタ定数
の相対的に大きい抵抗体層12とサーミスタ定数の相対的
に小さい膜状抵抗体層20とを含む。抵抗体層12は、内部
電極14の一方端面をサーミスタ基板16の一方端面と面一
になるように配置した後、特に第2図からよく分かるよ
うに、内部電極14が互い違いになるようにサーミスタ基
板16を所定枚数積層することによって形成される。した
がって、内部電極14は抵抗体層12内に埋設されるととも
に、抵抗体層12の両端面に交互に引き出されることにな
る。
が交互に露出する両端面から上下主面の一部にかけて、
それぞれ内部電極14と導電的に接続される断面コ字状の
外部電極18が形成される。
たとえば印刷法によって形成される。この膜状抵抗体層
20は2つの外部電極18に跨がって配置され、したがっ
て、抵抗体層12と膜状抵抗体層20とは並列接続される。
ーミスタ定数の小さい膜状抵抗体層20とを並列接続し、
それぞれの抵抗−温度特性を調整することによって、そ
の合成抵抗温度係数は一定の温度範囲でほぼ直線とな
る。したがって、所望の低温領域にこの温度範囲がくる
ように調整することによって、低温側での抵抗温度特性
が安定する。
抵抗値(Ω)、lを長さ、そしてwを幅とすると、以下
の式によって求められる。
り、また、N=l/wで与えられる。
(l/w)によって決定されることがわかる。すなわち、
外部電極18と膜状抵抗体層20の形状および大きさ等を調
整することによって、抵抗値Rを広範囲に選択すること
が可能となる。
抗材料に、MnCO3,NiCO3,CoCO3およびAl2O3を所定量秤量
混合した後、900℃で2時間仮焼して、その仮焼物にバ
インダ,可塑剤および純水を加えて十分に混練してスラ
リを作成した。ドクタブレード法を用いてスラリをテー
プキャスティングし、厚さ0.3mmの高サーミスタ定数の
グリーンテープを作成した。このグリーンテープの一方
主面上に所定間隔毎に長方形の所定面積を有する内部電
極ペースト層14′を塗布した。なお、この内部電極ペー
ストとしては、Ptペーストを用いた。そして、その一方
端面に内部電極ペースト層14′が露出しかつそれぞれ同
じ大きさとなるように、グリーンテープを切断して、複
数のグリーンテープユニット16′を作成した。そして、
第3図図示のように、内部電極ペースト層14′が互い違
いになるようにグリーンテープユニット16′を所定枚数
積層し、熱圧着してグリーンユニット12′を得た。この
グリーンユニット12′を1300℃で2時間一体焼成し、第
1図および第2図図示の抵抗体層12を得た。
けてAg−Pdペーストを焼き付けることによって外部電極
18を形成した。この外部電極18は所望の抵抗値に基づい
てその寸法が設定される。
に跨がるようにして低サーミスタ定数の膜状抵抗体層20
を形成した。膜状抵抗体層20の材料としては、温度変化
率の小さいたとえばCo−Li系酸化物とRuO2ガラスビヒク
ルとを所定量混合し、3本ローラで混練して抵抗ペース
トとした。この抵抗ペーストをスクリーン印刷機によっ
て所望の形状比(l/w)に印刷し、これを乾燥した後850
℃で2時間焼成し、積層サーミスタ10を得た。このよう
にして得られた積層サーミスタ10の抵抗温度特性を次表
に示す。
抵抗値との変化割合を示し、B60〜100は60℃〜100℃で
のサーミスタ定数値の合成値を示す。
もののR-10/25の値と比較しても、低温側での抵抗温度
係数が安定していることがわかる。
ある。 図において、10は積層サーミスタ、12は抵抗体層、14は
内部電極、16はサーミスタ基板、18は外部電極、20は膜
状抵抗体層を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】サーミスタ定数が相対的に大きく負の抵抗
温度特性を有する抵抗体層と、前記抵抗体層内に埋設さ
れるとともに前記抵抗体層の端面に交互に引き出された
内部電極と、前記内部電極と導電的に接続されるととも
に前記抵抗体層の端面に形成された外部電極と、前記抵
抗体層の主面上であって前記外部電極間に跨って配置さ
れ、サーミスタ定数が相対的に小さく負の抵抗温度特性
を有する膜状抵抗体層とからなることを特徴とする、積
層サーミスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27881990A JP3206601B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 積層サーミスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27881990A JP3206601B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 積層サーミスタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04152601A JPH04152601A (ja) | 1992-05-26 |
| JP3206601B2 true JP3206601B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=17602594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27881990A Expired - Lifetime JP3206601B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 積層サーミスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206601B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101923930B (zh) * | 2009-06-12 | 2011-08-24 | 深圳市安培盛科技有限公司 | 一种智能化的ptc过压、过流保护器 |
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| JP4660922B2 (ja) * | 2000-12-19 | 2011-03-30 | 株式会社村田製作所 | サーミスタ及びその製造方法 |
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| KR100732785B1 (ko) * | 2006-01-13 | 2007-06-27 | 삼화콘덴서공업주식회사 | 필터 어레이 소자 및 그 제조방법 |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP27881990A patent/JP3206601B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
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| CN101923930B (zh) * | 2009-06-12 | 2011-08-24 | 深圳市安培盛科技有限公司 | 一种智能化的ptc过压、过流保护器 |
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| JPH04152601A (ja) | 1992-05-26 |
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