JPH05343202A - 正特性サーミスタ用積層型半導体磁器 - Google Patents
正特性サーミスタ用積層型半導体磁器Info
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- JPH05343202A JPH05343202A JP4171682A JP17168292A JPH05343202A JP H05343202 A JPH05343202 A JP H05343202A JP 4171682 A JP4171682 A JP 4171682A JP 17168292 A JP17168292 A JP 17168292A JP H05343202 A JPH05343202 A JP H05343202A
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Abstract
る抵抗温度特性を実質的にフラットにする。 【構成】 抵抗温度特性が異なる複数の半導体磁器層1
〜6を積層することにより、積層体A0全体としての抵
抗温度特性が、正方晶系温度範囲に相当する温度領域に
おいて、実質的にフラットになるようにする。半導体磁
器層1〜6としては、チタン酸バリウム(BaTi
O3)系半導体磁器組成物からなる半導体磁器層を用い
ることが好ましい。
Description
半導体磁器に関し、詳しくは、正方晶系温度範囲に相当
する温度領域において、実質的にフラットな抵抗温度特
性を有する正特性サーミスタ用積層型半導体磁器に関す
る。
磁器(組成物)として、チタン酸バリウム(BaTiO
3)系半導体磁器に代表される半導体磁器が開発されて
いる。このチタン酸バリウム系半導体磁器は、キュリー
温度を越えると抵抗値が急激に増大して、通過する電流
量を減少させることから、LSIなどの回路の過電流保
護用や、テレビ受像機のブラウン管枠の消磁用など種々
の用途に広く用いられている。
酸バリウム系半導体磁器は、結晶構造が立方晶系である
温度範囲(立方晶系範囲)においては正の抵抗温度特性
を有しているが、それより低温側の、結晶構造が正方晶
系である温度範囲(正方晶系範囲)においては負の抵抗
温度特性を有している。したがって、正方晶系温度範囲
から立方晶系温度範囲にかけての全温度範囲にわたって
抵抗温度特性を数式化することが極めて困難であり、チ
タン酸バリウム系半導体磁器からなる正特性サーミスタ
を用いた回路の設計を理論的に正確にかつ効率よく行う
ことができず、回路の過電流保護用やその他の用途に応
用する際の妨げになるという問題点がある。
あり、結晶構造が正方晶系温度範囲に相当する温度領域
における抵抗温度特性が実質的にフラットな正特性サー
ミスタ用積層型半導体磁器を提供することを目的とす
る。
に、この発明の正特性サーミスタ用積層型半導体磁器
は、抵抗温度特性が異なる複数の半導体磁器層を積層す
ることにより、積層体全体としての抵抗温度特性が、正
方晶系温度範囲に相当する温度領域において、実質的に
フラットになるようにしたことを特徴とする。
型半導体磁器は、前記半導体磁器層がチタン酸バリウム
(BaTiO3)系半導体磁器層であることを特徴とす
る。
意に組み合わせて積層することにより、積層体全体とし
ての抵抗温度特性を制御することが可能になり、正方晶
系温度範囲に相当する温度領域において、抵抗温度特性
を実質的にフラットにすることが可能になる。
徴とするところをさらに詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施例にかかる正特性サーミスタ用積層型半導
体磁器の構造を示す断面図である。この実施例の正特性
サーミスタ用積層型半導体磁器Aは、図1に示すよう
に、最上層のシート材1a及び最下層のシート材1bを
含めて合計6層の第1のシート材1を、第2のシート材
2,第3のシート材3,第4のシート材4,第5のシー
ト材5及び第6のシート材6を介して積層することによ
り形成されている。
導体磁器Aの製造方法について説明する。
rCO3,Pb3O4,CaCO3,Y 2O3,MnCO3、
SiO2を、所定の割合になるように配合する。そし
て、この配合原料を、例えば、ボールミルなどを用いて
所定時間湿式混合し、脱水、乾燥した後1150℃で2
時間仮焼する。次に、得られた仮焼原料を粉砕してバイ
ンダー(例えば、酢酸ビニル)と混合し、スラリー状の
セラミック材料を調製する。それから、このスラリー状
のセラミック材料を所定の均一厚さのグリーンシートに
成形して、これを第1のシート材1とする。
ては、上記第1のシート材1の原料と同じ原料を用い、
SrCO3,Pb3O4,CaCO3,Y2O3の配合量を調
整することにより、上記第1のシート材1の配合原料と
は異なる組成とした5種類の配合原料を調製する。そし
て、これらの配合原料を用いて、上記第1のシート材1
を成形した条件と同一の手順及び条件により、キュリー
点及び抵抗温度特性(抵抗温度係数)が第1のシート材
1とは異なる5種類のシート材、すなわち第2〜第6の
シート材2〜6を成形する。
定のサイズ(この実施例では15mm×15mm□)に打ち
抜いた後、図1に示すように、第1のシート材1(1
a,1bを含めて全部で6層)を第2〜第6のシート材
2〜6を介して順次積層し、これを圧着することにより
未焼成の積層体A0を形成する。
の第1のシート材1の厚みはそれぞれ0.60mmであ
り、また、最上層の第1のシート材1(1a)の厚みは
0.48mm、最下層の第1のシート材1(1b)の厚み
は1.32mmである。したがって、第1のシート材1全
体の厚みは、表1に示すように、4.20mm(すなわ
ち、0.60×4+0.48+1.32=4.20mm)
となる。また、第2〜第6の各シート材2〜6の厚み
は、表1に示すように、いずれも0.12mmである。し
たがって、積層体A0全体の厚みは4.80mmとなる。
なお、積層体A0においては、第1〜第6の各シート材
1〜6は、それらを構成する厚みの小さいシート材を上
記の所定の厚みになるように複数枚積層することにより
形成されているが、一層で上記の所定の厚みを有するシ
ートから第1〜第6の各シート材1〜6を形成すること
も可能である。
A0を、焼成温度1200〜1400℃で2時間焼成し
て正特性サーミスタ用積層型半導体磁器A(すなわち、
焼成された積層体A0)を得る。
半導体磁器Aの両主面(15mm×15mm□の面)にIn
−Ga合金を塗布して電極(図示せず)を形成して、そ
の電気特性を測定した。
る第1〜第6の各シート材1〜6の厚みと、それらを単
独で1350℃の温度条件で焼成した場合の25℃にお
ける比抵抗の値を示す。なお、表1において、第1のシ
ート材1の厚みは、複数の第1のシート材1(1a,1
bを含む)の合計の厚みである。
〜6を単独で焼成した場合の各シート材1〜6の抵抗温
度特性を示すとともに、図3に、上記実施例の正特性サ
ーミスタ用積層型半導体磁器Aの抵抗温度特性を示す。
なお、この正特性サーミスタ用積層型半導体磁器Aは1
350℃で焼成したものである。
は約150℃以下の温度範囲で負の抵抗温度特性を有し
ており、また、第6のシート材6は約60℃以下の温度
範囲で負の抵抗温度特性を有している。
1,6を、約−50℃〜150℃の温度範囲において略
フラットまたは正の抵抗温度特性を有する第2〜第5の
シート材2〜5(但し、第5のシート材5については、
約−10℃以下の温度範囲では抵抗温度特性が負になっ
ている)と積層することにより、図3に示すように、約
−50℃〜170℃の広い温度範囲にわたって、全体と
しての抵抗温度特性がフラットな正特性サーミスタ用積
層型半導体磁器Aを得ることができた。
aTiO3系半導体磁器層である場合について説明した
が、この発明の正特性サーミスタ用積層型半導体磁器
は、異なる抵抗温度特性を有する半導体磁器層を組み合
わせる(積層する)ことにより、積層体(正特性サーミ
スタ用積層型半導体磁器)全体としての抵抗温度特性を
制御することを要旨とするものであり、半導体磁器層の
構成材料としては、BaTiO3系半導体磁器組成物に
限らず、他の半導体磁器組成物を用いることも可能であ
る。
正特性サーミスタ用積層型半導体磁器は、上記実施例に
限定されるものではなく、組み合わせる(積層する)複
数のシート材の厚みや組成、あるいは、積層するシート
材の種類の数や積層順その他についても、この発明の要
旨の範囲で、種々の変形や応用を加えることが可能であ
る。
スタ用積層型半導体磁器は、抵抗温度特性が異なる複数
の半導体磁器層を積層することにより、積層体全体とし
ての抵抗温度特性を制御するように構成しているので、
正方晶系温度範囲から立方晶系温度範囲にかけての広い
範囲にわたって、抵抗温度特性が実質的にフラットな正
特性サーミスタ用積層型半導体磁器を得ることができ
る。
系温度範囲にかけての広い範囲にわたって、抵抗温度特
性を容易かつ正確に数式化することが可能になり、この
発明の正特性サーミスタ用積層型半導体磁器からなる正
特性サーミスタを用いた回路などの設計を理論的に正確
にかつ効率よく行うことができるようになる。
用積層型半導体磁器の構造を示す断面図である。
用積層型半導体磁器を構成する各シート材を単独で焼成
した場合の抵抗温度特性を示す線図である。
用積層型半導体磁器全体の抵抗温度特性を示す線図であ
る。
磁器 A0 積層体 1〜6 第1〜第6のシート材
Claims (2)
- 【請求項1】 抵抗温度特性が異なる複数の半導体磁器
層を積層することにより、積層体全体としての抵抗温度
特性が、正方晶系温度範囲に相当する温度領域におい
て、実質的にフラットになるようにしたことを特徴とす
る正特性サーミスタ用積層型半導体磁器。 - 【請求項2】 前記半導体磁器層がチタン酸バリウム
(BaTiO3)系半導体磁器層であることを特徴とす
る正特性サーミスタ用積層型半導体磁器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17168292A JP3319471B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 正特性サーミスタ用積層型半導体磁器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17168292A JP3319471B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 正特性サーミスタ用積層型半導体磁器及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05343202A true JPH05343202A (ja) | 1993-12-24 |
| JP3319471B2 JP3319471B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=15927747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17168292A Expired - Fee Related JP3319471B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 正特性サーミスタ用積層型半導体磁器及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3319471B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002299103A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Murata Mfg Co Ltd | 積層電子部品及びその製造方法 |
| JP2005512317A (ja) * | 2001-12-04 | 2005-04-28 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 負の温度係数を有する電気デバイス |
| JP2020087950A (ja) * | 2018-11-14 | 2020-06-04 | 株式会社Flosfia | サーミスタ膜、サーミスタ膜を有するサーミスタ素子およびその製造方法 |
| JP2020087948A (ja) * | 2018-11-14 | 2020-06-04 | 株式会社Flosfia | サーミスタ膜、サーミスタ膜を有するサーミスタ素子およびその製造方法 |
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| JP2020087951A (ja) * | 2018-11-14 | 2020-06-04 | 株式会社Flosfia | 積層構造体、積層構造体を有するサーミスタ素子およびその製造方法 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP17168292A patent/JP3319471B2/ja not_active Expired - Fee Related
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