JP3209619B2 - 磁気プリンタ用記録ヘッド - Google Patents

磁気プリンタ用記録ヘッド

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JP3209619B2
JP3209619B2 JP20935993A JP20935993A JP3209619B2 JP 3209619 B2 JP3209619 B2 JP 3209619B2 JP 20935993 A JP20935993 A JP 20935993A JP 20935993 A JP20935993 A JP 20935993A JP 3209619 B2 JP3209619 B2 JP 3209619B2
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    • B41J2/385Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material
    • B41J2/43Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for magnetic printing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気プリンタ用記録ヘ
ッドに関し、特に、簡単な構造を有し、かつ磁性媒体に
磁気反転境界のはっきりした磁気潜像を形成することの
できる磁気プリンタ用記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁性媒体に形成された磁気潜像を、磁性
トナーで現像して、顕像化された可視像を形成し、この
可視像を記録紙に転写し、定着させてハードコピーを得
る磁気印写方法は、一般にマグネトグラフィと呼ばれて
いる。
【0003】マグネトグラフィは、以下に示すような種
々の長所を備えている。 (1) 磁性媒体に磁気潜像が保存されるので、マルチ
コピーが可能である。
【0004】(2) 静電方式と異なり、環境安定性に
優れている。 (3) 高速コピーが可能である。
【0005】従来、この種のマグネトグラフィを利用し
た磁気プリンタとしては、特開昭62−65070号公
報に記載の磁気プリンタや、特開平3−154067号
公報に記載の磁気プリンタが知られている。
【0006】図37は、特開昭62−65070号公報
された磁気プリンタの動作を説明するための概略的な模
式図である。
【0007】図37を参照して、この磁気プリンタ30
0は、サーマルヘッド装置302と、表面に磁性媒体が
形成された磁気ドラム303と、現像機304と、転写
ローラ305と、加熱手段としての加熱ヒータ306
と、クリーナ307と、磁気ドラム303の表面に形成
された磁性媒体を一様磁化するための消去ヘッド308
とを含む。
【0008】現像機304内には、磁性トナー309が
収容される。次に、この磁気プリンタ300の動作につ
いて説明する。
【0009】まず、サーマルヘッドヘッド装置302に
よって、磁気ドラム303の表面に形成された磁性媒体
を、磁性媒体を構成する磁性材料のキュリー点近くまで
加熱することにより、磁気潜像を形成する。磁性媒体
は、磁性媒体を構成する磁性材料のキュリー点近くまで
加熱された部分において、抗磁力が低下したり、消失し
たりする。したがって、磁気媒体には、加熱された部分
の磁性媒体の周囲の、加熱されていない部分の磁性媒体
により、逆方向に磁化された磁気潜像が形成される。
【0010】次に、磁気潜像が形成された磁性媒体に、
現像機304により、磁性トナー309を振りかける。
この工程において、磁気潜像は、磁性トナー309によ
り現像され、顕像化された可視像となる。
【0011】次に、磁気ドラム303の表面に形成され
た可視像は、転写ローラ305により、記録紙310へ
転写される。次に、記録紙310へ転写された可視像
は、加熱ヒータ306により加熱される。この工程にお
いて、磁性トナー309の樹脂が溶融して、記録紙31
0に可視像が定着する。
【0012】記録紙310に転写されずに、磁気ドラム
303の表面に残留した余分な磁性トナー309は、ク
リーナ307によって取除かれる。
【0013】同一の磁気潜像を用い、いわゆるマルチコ
ピーを行なう場合には、上述の工程により形成された同
一の磁気潜像に、再度、現像機304を用いて、磁性ト
ナー309を振りかけて、磁気潜像を顕像し、顕像化
し、記録紙310へ転写し、加熱定着する工程を繰返し
行なう。
【0014】また、別の磁気潜像を形成する場合には、
消去ヘッド308により、磁性媒体を一様に磁化し、前
の磁気潜像を消去した後、再度、サーマルヘッド装置3
02によって、磁気ドラム303の表面の磁性媒体に新
たな磁気潜像を形成し、しかる後に、新たな磁気潜像
に、現像機304を用いて、磁性トナー309を振りか
けて、磁気潜像を現像し、顕像化し、記録紙310へ転
写し、加熱定着する工程を行なう。
【0015】図38から図40は、サーマルヘッド30
2の磁気ドラム303の表面に形成された磁性媒体に押
し当てられる面側に設けられた、従来のサーマルヘッド
の構成の一例を概略的に示す図である。
【0016】図38は、サーマルヘッド装置302に設
けられたサーマルヘッド400の、磁気ドラム303の
表面に形成された磁性媒体に押し当てられる面を、磁気
ドラム303の回転軸に直交する方向から見た状態とし
て概略的に示す平面図である。
【0017】図39は、図38に示すサーマルヘッド4
00のX−X線に従う概略的な断面図である。
【0018】図40は、図38に示すサーマルヘッド4
00のY−Y線に従う概略的な断面図である。
【0019】図38から図40を参照して、このサーマ
ルヘッド400は、基板401と、基板401の表面上
に形成される熱絶縁層402と、熱絶縁層402の表面
上に所定の領域に形成される発熱抵抗体404と、発熱
抵抗体404の表面上に形成される複数の導体部403
と、熱絶縁層402の表面、発熱抵抗体404の表面お
よび複数の導体部403の表面をともに覆うように設け
られた保護膜405を含む。
【0020】複数の導体部403のそれぞれは、磁気ド
ラム303の回転軸に直交する方向に、直線状に、互い
に狭い一定の間隔W403 を隔てて、平行になるように設
けられる。
【0021】この種の、従来のサーマルヘッドとして
は、種々のタイプのものがあるが、サーマルヘッドは、
一般に、少なくとも、基板401と、基板401の表面
上に形成される導体部403と、発熱抵抗体404とで
構成される。
【0022】基板401の材質としては、一般に、アル
ミナ(Al2 3 )等の非磁性のセラミックスが用いら
れる。熱絶縁層402の材質としては、一般に、ガラス
が用いられる。導電部403の材質としては、一般に、
金(Au)が用いられる。発熱抵抗体404の材質とし
ては、一般に、Ta2 Nが用いられる。また、保護膜4
05の材質としては、一般に、Ta2 5 が用いられ
る。
【0023】複数の導体部403のそれぞれに電流を流
すと、発熱抵抗体404が加熱される。そして、サーマ
ルヘッド400の発熱抵抗体404の加熱された部分
が、磁気ドラム303の表面に形成された磁性媒体に押
し当てられることにより、磁性媒体に磁気潜像が形成さ
れる。
【0024】より具体的には、特開昭62−65070
号公報に開示されている磁気プリンタでは、膜面に垂直
方向に磁化された磁性媒体が形成されたドラムに、サー
マルヘッド400を押し当てて記録したい領域の磁性媒
の温度をキュリー点近くまで加熱する。加熱された
性媒体は、抗磁力が低下するので、加熱領域に隣接する
加熱されていない磁性媒体から生じる磁界により、磁化
の方向が反転した磁界を受ける。この状態で、加熱領域
の温度が低下すると、加熱された領域には、磁 化の方向
が初期状態とは反転した磁気潜像が形成される。
【0025】図41は、特開平3−154067号公報
に記載された磁気プリンタの動作を説明するための概略
的な模式図である。
【0026】図41を参照して、この磁気プリンタ50
0は、図37に示した磁気プリンタ300と、磁気バイ
アス手段としての電磁石511を備えている以外は、基
本的には、同様の構成である。
【0027】すなわち、この磁気プリンタ500におい
て、図37に示す磁気プリンタ300のサーマルヘッド
装置302がサーマルヘッド装置502に、磁気ドラム
303が磁気ドラム503に、現像機304が現像機5
04に、転写ローラ305が転写ローラ505に、加熱
ヒータ306が加熱ヒータ506に、クリーナ307が
クリーナ507に、消去ヘッド308が消去ヘッド50
8に、磁性トナー309が磁性トナー509にそれぞれ
対応する。
【0028】また、サーマルヘッド装置502の磁気ド
ラム503の表面に形成された磁性媒体に押し当てられ
る面側に設けられるサーマルヘッド(図示せず)は、上
述したサーマルヘッド400と同様であるので、その説
明を省略する。
【0029】この磁気プリンタ500では、磁気バイア
ス手段である電磁石511が、表面に磁性媒体が形成さ
れた磁気ドラム503を挟んで、サーマルヘッド装置5
02に対向する位置に置かれている。
【0030】この磁気プリンタ500では、磁気ドラム
503の表面に形成された磁性媒体に磁気潜像を形成す
る際に、電磁石511を用い、磁性媒体にバイアス磁界
を加えながら、サーマルヘッド装置502を用いて、磁
性媒体を所望の温度に加熱して、磁性媒体に磁気潜像を
形成する。
【0031】したがって、特開平3−154067号公
報に記載される磁気プリンタ500のような磁気プリン
タでは、磁性媒体に磁気潜像を形成する際に、電磁石5
11により磁気バイアスを加えている結果、磁性媒体
に、磁気反転境界のはっきりした磁気潜像を形成するこ
とが可能である。
【0032】したがって、この磁気プリンタ500を用
いれば、記録紙510へ、はっきりとした可視像を転写
し、定着させることができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−65070号公報に開示されている磁気プリンタ
では、非加熱領域から生じる磁界をバイアス磁界として
加熱領域の磁化を反転するため、磁性媒体には、磁化方
向が膜面に垂直な垂直磁化膜しか使用できないので、磁
気潜像より生じる磁気吸引力が小さくなってしまう。ま
た、バイアス磁界として、外部の磁界印加手段を用いて
いないので、記録領域の磁化を反転させるための磁界の
強さが小さく、磁化反転した領域の磁化の大きさを大き
くできないという問題があった。
【0034】特開平3−154067号公報に開示され
ている磁気プリンタ500のような磁気プリンタは、加
熱されて保磁力の低下した領域の磁化が、外部のバイア
ス磁界によりその磁化の向きが反転されるので、磁気潜
像からの磁気吸引力の大きな面内に磁化方向を持つ面内
磁化膜を磁性媒体として用いることができるとともに、
記録領域の磁化の大きさを大きくすることができるとい
う特徴を有するが、サーマルヘッド装置502と、磁気
バイアス手段である電磁石511とが、磁気ドラムを挟
んで対向する位置に置かれているため、加熱領域と磁気
バイアス手段との距離が大きくなり、加熱領域に磁界を
印加するためには、電磁石511に大きな電流を流す必
要があるという問題があった。また、加熱領域にのみ
に、効率良く有効にバイアス磁界を印加することができ
ないので、非加熱領域の磁化を反転しない領域にも、初
期の磁化方向とは逆向きの磁界が印加されてしまう。そ
の結果、非加熱領域の磁化が減じてしまい、磁気潜像か
らの磁気吸引力が低下すると いう問題があった。さら
に、回転する磁気ドラムの内部に磁気バイアス手段を配
置するには、ドラムの回転機構が複雑になるという問題
があった。
【0035】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたものであって、簡単な構成で、少ない消費電力
で、かつ磁性媒体に磁気反転境界のはっきりした磁気潜
像を形成することのできる磁気プリンタ用記録ヘッドを
提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】第1の発明に従う磁気プ
リンタ用記録ヘッドは、第1のサーマルヘッド手段と、
第1のサーマルヘッド手段に対して間隔を隔てて並置さ
れる第2のサーマルヘッド手段と、磁気ヘッド手段とを
備え、磁気ヘッド手段は、軟磁性材料からなる第1の磁
性体部材と、第1の磁性体基板と間隔を隔てて配置さ
れ、軟磁性材料からなる第2の磁性体部材とを含む。
1の磁性体部材は第1のサーマルヘッド手段に含まれ、
第2の磁性体部材は第2のサーマルヘッド手段に含まれ
る。第1の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドは、さ
らに、第1および第2の磁性体部材に磁界を印加する手
段を備える。第1および第2のサーマルヘッド手段の間
の間隔と、第1および第2の磁性体部材の間の間隔とは
ほぼ同一であり、第1および第2の磁性体部材の間の間
隔は、第1および第2の磁性体部材から磁界が漏洩する
磁気ギャップとして作用する。
【0037】
【0038】第2の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、軟磁性材料からなる第1の磁性体基板と、第1の
磁性体基板上に形成される第1の導体部と、第1の磁性
体基板に対して間隔を隔てて並置され、軟磁性材料から
なる第2の磁性体基板と、第2の磁性体基板上に形成さ
れる第2の導体部と、第1および第2の導体部と電気的
に接続して設けられる発熱手段と、第1および第2の磁
性体基板に磁界を印加する手段とを備え、少なくとも、
第1の磁性体基板と、第1の導体部と、発熱手段とで、
第1のサーマルヘッド手段を構成し、少なくとも、第2
の磁性体基板と、第2の導体部と、発熱手段とで、第2
のサーマルヘッド手段を構成し、少なくとも、第1の磁
性体基板と、第2の磁性体基板とで、磁気ヘッド手段を
構成し、第1のサーマルヘッド手段と磁気ヘッド手段と
は基材として第1の磁性体基板を共有し、第2のサーマ
ルヘッド手段と磁気ヘッド手段とは基材として第2の磁
性体基板を共有し、第1および第2の磁性体基板の間の
間隔は、第1および第2の磁性体基板から磁界が漏洩す
る磁気ギャップとして作用する。
【0039】第2の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、好ましくは、発熱手段は、第1の導体部と電気的
に接続され、第1の磁性体基板側に設けられる第1の発
熱抵抗体と、第2の導体部と電気的に接続され、第2の
磁性体基板側に設けられる第2の発熱体抵抗とを含む。
【0040】また、第2の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、好ましくは、発熱手段は、第1の導体部と
第2の導体部との間の間隔に設けられる発熱抵抗体を含
む。
【0041】第1の磁性体基板および第2の磁性体基板
の材質としては、たとえば、パーマロイ、Fe−Si合
金、Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−C
o合金、Mn−Znフェライト、Ni−Znファライ
ト、Mg−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、セ
ンダスト、アモルファス磁性体などの軟磁性材料を挙げ
ることができる。
【0042】第3の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、第1の表面と、この第1の表面と反対側に位置す
る第2の表面とを有する第1の基板と、第1の基板の第
1の表面上に形成され、軟磁性材料からなる第1の磁性
体膜と、第1の基板の第2の表面上に形成される第1の
導体部と、第1の基板に対して間隔を隔てて並置され、
第3の表面および第4の表面を有する第2の基板と、第
2の基板の第3の表面上に形成され、軟磁性材料からな
る第2の磁性体膜と、第2の基板の第4の表面上に形成
される第2の導体部と、第1および第2の導体部と電気
的に接続して設けられる発熱手段と、第1および第2の
磁性体膜に磁界を印加する手段とを備え、少なくとも、
第1の基板と、第1の導体部と、発熱手段とで、第1の
サーマルヘッド手段を構成し、少なくとも、第2の基板
と、第2の導体部と、発熱手段とで、第2のサーマルヘ
ッド手段を構成し、少なくとも、第1の磁性体膜と、第
2の磁性体膜とで、磁気ヘッド手段を構成する。第1の
サーマルヘッド手段と磁気ヘッド手段とは基材として第
1の基板を共有し、第2のサーマルヘッド手段と磁気ヘ
ッド手段とは基材として第2の基板を共有し、第1およ
び第2の磁性体膜の間の間隔は、第1および第2の磁性
体膜から磁界が漏洩する磁気ギャップとして作用する。
【0043】第3の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、好ましくは、発熱手段は、第1の導体部と電気的
に接続され、第1の基板の前記第2の表面上に設けられ
る第1の発熱抵抗体と、第2の導体部と電気的に接続さ
、第2の基板の前記第4の表面上に設けられる第2の
発熱抵抗体を含む。
【0044】また、第3の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、好ましくは、発熱手段は、第1の導体部と
第2の導体部との間の間隔に設けられる発熱抵抗体を含
む。
【0045】第1の基板と第2の基板の材質としては、
従来の基板材料を用いることができ、そのような材質と
して、たとえば、アルミナ等の非磁性のセラミックスを
挙げることができる。
【0046】また、第1の磁性体膜および第2の磁性体
膜の材質としては、たとえば、パーマロイ、Fe−Si
合金、Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−
Co合金、Mn−Znファライト、Ni−Znフェライ
ト、Mg−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、セ
ンダスト、アモルファス磁性体などの軟磁性材料を挙げ
ることができる。
【0047】第1の磁性体膜および第2の磁性体膜のそ
れぞれは、第1の基板の第1の表面上および第2の基板
の第1の表面上のそれぞれに、たとえば、塗布、スパッ
タリング法、蒸着法、電気メッキ法、無電解メッキ法等
の方法より形成される。
【0048】第1の磁性体膜および第2の磁性体膜の膜
厚のそれぞれは、1μm〜100μmであることが好ま
しい。
【0049】第4の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、第1の表面と、第1の表面と反対側に位置する第
2の表面とを有する基板と、第1の表面上に形成され、
軟磁性材料からなる第1の磁性体膜と、第1の表面上
に、第1の磁性体膜に対して間隔を隔てて並置され、軟
磁性材料からなる第2の磁性体膜と、第2の表面に、第
1の磁性体膜に対応するように形成される第1の導体部
と、第2の表面上において、第1の表面上に形成された
第2の磁性体膜が存在する領域と対向する領域に形成さ
れる第2の導体部と、第1および第2の導体部と電気的
に接続されて設けられる発熱手段と、第1および第2の
磁性体膜に磁界を印加する手段とを備え、少なくとも、
基板と、第1の導体部と、発熱手段とで、第1のサーマ
ルヘッド手段を構成し、少なくとも、基板と、第2の導
体部と、発熱手段とで、第2のサーマルヘッド手段を構
成し、少なくとも、第1の磁性体膜と第2の磁性体膜と
で、磁気ヘッド手段を構成し、第1および第2の導体部
の間の間隔と、第1および第2の磁性体膜の間の間隔と
はほぼ同一である。第1のサーマルヘッド手段と磁気ヘ
ッド手段とは基材として基板を共有し、第2のサーマル
ヘッド手段と磁気ヘッド手段とは基材として基板を共有
し、第1および第2の磁性体膜の間の間隔は、第1およ
び第2の磁性体膜から磁界が漏洩する磁気ギャップとし
て作用する。
【0050】第4の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、好ましくは、発熱手段は、第1の導体部と電気的
に接続され、基板の第2の表面側に設けられる第1の発
熱抵抗体と、第2の導体部と電気的に接続され、基板の
第2の表面側に設けられる第2の発熱抵抗体とを含む。
【0051】また、第4の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、好ましくは、発熱手段は、第1の導体部と
第2の導体部との間の間隔に設けられる発熱抵抗体を含
む。
【0052】基板の材質としては、従来の基板材料を用
いることができ、そのような材質としては、たとえば、
アルミナ等の非磁性のセラミックスを挙げることができ
る。
【0053】また、第1の磁性体膜および第2の磁性体
膜としては、たとえば、パーマロイ、Fe−Si合金、
Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−Co合
金、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライト、M
g−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、センダス
ト、アモルファス磁性体などの軟磁性材料を挙げること
ができる。
【0054】第1の磁性体膜および第2の磁性体膜のそ
れぞれは、基板の第1の表面上に、互いに間隔を隔てて
並置されるように、たとえば、塗布、スパッタリング
法、蒸着法、電気メッキ法、無電解メッキ法等の方法に
より形成される。
【0055】第1の磁性体膜および第2の磁性体膜の膜
厚のそれぞれは、1μm〜100μmであることが好ま
しい。
【0056】なお、導体部の材質としては、たとえば、
Au、Pt、Cuなどの電気良導体を挙げることができ
る。
【0057】また、発熱抵抗体の材質としては、たとえ
ば、Ru2 O系などの抵抗ペーストを挙げることができ
る。
【0058】
【作用】第1の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッド
は、以下に示す構成を備える。
【0059】(1) 第1のサーマルヘッド手段を備え
る。 (2) 第1のサーマルヘッド手段に対して間隔を隔て
て並置される第2のサーマルヘッド手段を備える。
【0060】(3) 気ヘッド手段を備える。
【0061】そして、磁気ヘッド手段は、軟磁性材料か
らなる第1の磁性体部材と、第1の磁性体部材と間隔を
隔てて配置され、軟磁性材料からなる第2の磁性体部材
とを含む。第1の磁性体部材は第1のサーマルヘッド手
段に含まれ、第2の磁性体部材は第2のサーマルヘッド
手段に含まれる。第1の発明に従う磁気プリンタ用記録
ヘッドは、さらに、第1および第2の磁性体部材に磁界
を印加する手段を備える。第1および第2のサーマルヘ
ッド手段の間の間隔と、第1および第2の磁性体部材の
間の間隔とはほぼ同一であり、第1および第2の磁性体
部材の間の間隔は、第1および第2の磁性体部材から磁
界が漏洩する磁気ギャップとして作用する。
【0062】したがって、第1の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドでは、第1および第2のサーマルヘッド
手段にそれぞれ第1および第2の磁性体部材が含まれる
ので、第1および第2のサーマルヘッド手段と磁気ヘッ
ド手段とが一体化されている。さらに磁気ヘッド手段に
おける第1および第2の磁性体部材の間の間隔は、第1
および第2の磁性体部材から磁界が漏洩する磁気ギャッ
プとして作用するので、磁気ドラムの表面に形成された
磁性媒体に、第1および/または第2のサーマルヘッド
手段を用いて、磁気潜像を形成する際には、サーマルヘ
ッド手段による加熱領域にのみ集中して、磁気ヘッド手
段により磁気バイアスを印加することができる。この結
果、磁性媒体に、磁気反転境界のはっきりした、しか
も、磁気吸引力の大きな磁気潜像を形成することができ
る。
【0063】また、第1の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体
に、磁気ヘッド手段を用いて、磁気潜像を形成する際に
は、磁気ヘッド手段だけでは記録のできないような保磁
力の大きな記録媒体にも、第1および/または第2のサ
ーマルヘッド手段の熱バイアスを利用することで、保磁
力を低下させてから記録することができるので、磁気吸
引力の大きな磁気潜像を形成することができる。なお、
保磁力の大きな記録媒体は、磁気反転境界からの磁気吸
引力が大きく、また、記録された磁気潜像が外乱因子
(温度、磁界)に対して安定であるので、磁気プリンタ
用の記録媒体として好適である
【0064】また、第1の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、上述のように磁気ヘッド手段第1および
第2のサーマルヘッド手段とが一体化した構造となって
いる。
【0065】したがって、磁気ヘッド手段を用い、第1
および第2のサーマルヘッド手段側より、直接、磁気ド
ラムの表面に形成された磁性媒体に、バイアス磁界を加
えることができるので、磁気ドラムの内部にバイアス磁
界印加手段を設ける必要がない。このため、構造を簡単
にすることができる
【0066】また、第1の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、磁気ヘッド手段における第1および第2の
磁性体部材の間の間隔(磁気ギャップを形成する間隔)
と、第1のサーマルヘッド手段および第2のサーマルヘ
ッド手段の間隔が、ほぼ同一である。また、第1および
第2の磁性体部材は、それぞれ第1および第2のサーマ
ルヘッド手段上に形成されているため、上記磁気ギャッ
プを形成する間隔と、第1および第2のサーマルヘッド
手段の間に形成される間隔(間隙)とは、ほぼ重なる領
域に形成されることになる。このようにすれば、磁気ギ
ャップを形成する間隔の中心を、第1のサーマルヘッド
手段および第2のサーマルヘッド手段の間隔の中心の上
方に位置させることができる。この結果、磁性媒体の加
熱領域に集中して、効率良く、バイアス磁界を印加する
ことができる。つまり、従来は加熱領域の近傍の非加熱
領域にも磁界が印加されていたため、非加熱領域の磁気
吸引力が低下する場合があったが、本発明によれば、磁
気ギャップを加熱領域の直上に位置させることにより、
加熱領域にのみ磁界を印加できる。このため、磁気潜像
からの磁気吸引力の低下をぼうしできる。また、磁界を
印加する領域が、加熱領域のみであり、従来より狭い領
域であること、また磁気ヘッド手段を加熱領域に近い位
置に配置することが可能であることなどから、バイアス
磁界を印加するためのエネルギー(電磁石の消費電力な
ど)を低減できる。
【0067】また、第1のサーマルヘッド手段と、第2
のサーマルヘッド手段と、磁気ヘッド手段とが一体化さ
れている場合には、磁気ドラムの表面に形成された磁性
媒体の近くに、磁性媒体に磁力を印加する磁気ヘッド手
段と、磁性媒体に熱入力するサーマルヘッド手段の両方
を配置することができる。
【0068】その結果、磁性媒体への磁力印加および熱
入力の効率を上げることができ、消費電力の低減、さら
には、磁気プリンタの装置構造をも簡単にすることがで
きる。
【0069】第2の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、以下に示す構成を備える。 (1) 軟磁性材料からなる第1の磁性体基板を備え
る。
【0070】(2) 第1の磁性体基板上に形成される
第1の導体部を備える。 (3) 第1の磁性体基板に対して間隔を隔てて並置さ
、軟磁性材料からなる第2の磁性体基板を備える。
【0071】(4) 第2の磁性体基板上に形成される
第2の導体部を備える。 (5) 第1および第2の導体部と電気的に接続して設
けられる発熱手段を備える。(6) 第1および第2の磁性体基板に磁界を印加する
手段を備える。
【0072】そして、少なくとも、第1の磁性体基板
と、第1の導体部と、発熱手段とで、第1のサーマルヘ
ッド手段が構成されている。
【0073】また、少なくとも、第2の磁性体基板と、
第2の導体部と、発熱手段とで、第2のサーマルヘッド
手段が構成されている。
【0074】また、少なくとも、第1の磁性体基板と、
第2の磁性体基板とで、磁気ヘッド手段が構成されてい
る。さらに、第1のサーマルヘッド手段と磁気ヘッド手
段とは基材として第1の磁性体基板を共有し、第2のサ
ーマルヘッド手段と磁気ヘッド手段とは基材として第2
の磁性体基板を共有し、第1および第2の磁性体基板の
間の間隔は、第1および第2の磁性体基板から磁界が漏
洩する磁気ギャップとして作用する。
【0075】このように、第2の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドでは、第1の磁性体基板を、第1のサー
マルヘッド手段および磁気ヘッド手段の構成部材として
共用している。また、第2の磁性体基板を第2のサーマ
ルヘッド手段および磁気ヘッド手段の構成部材として共
用している。
【0076】すなわち、第2の発明に従う磁気プリンタ
用記録ヘッドは、第1および第2のサーマルヘッド手段
が、磁気ヘッド手段の磁気回路の一部となり、さらに、
磁気ヘッド手段のギャップ部が、第1の磁性体基板と第
2の磁性体基板との間の間隔に形成されている。
【0077】したがって、第2の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドでは、第1の発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドと同様に、第1および第2のサーマルヘッド
手段と磁気ヘッド手段とが第1および第2の磁性体基板
を共有するので、第1および第2のサーマルヘッド手段
磁気ヘッド手段一体化されている。さらに磁気ヘ
ッド手段における第1および第2の磁性体基板の間の間
隔は、第1および第2の磁性体基板から磁界が漏洩する
磁気ギャップとして作用するので、磁気ドラムの表面に
形成された磁性媒体に、第1および/または第2のサー
マルヘッド手段を用いて、磁気潜像を形成する際には、
サーマルヘッド手段による加熱領域にのみ集中して、磁
気ヘッド手段により磁気バイアスを印加することができ
る。この結果、磁性媒体に、磁気反転境界のはっきりし
た、しかも、磁気吸引力の大きな磁気潜像を形成するこ
とができる。さらに、サーマルヘッド手段と磁気ヘッド
手段とを共通の基板の上に形成しているので、構成部材
の数が少なく、簡単な構造で、磁気ドラムの表面に形成
された磁性媒体に、磁気吸引力の大きな磁気潜像を形成
することができる。
【0078】また、第3の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、第1および第2の基板として、アルミナ等
の非磁性のセラミックスを用いることができるものであ
る。
【0079】そして、第3の発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドは、以下の構成を備える。
【0080】(1) 第1の表面と、第1の表面と反対
側に位置する第2の表面とを有する第1の基板を備え
る。
【0081】(2) 第1の基板の第1の表面に形成
され、軟磁性材料からなる第1の磁性体膜を備える。 (3) 第1の基板の第2の表面上に形成される第1の
導体部を備える。
【0082】(4) 第1の基板に対して間隔を隔てて
並置され、第3の表面および第4の表面を有する第2の
基板を備える。
【0083】(5) 第2の基板の第3の表面上に形成
され、軟磁性材料からなる第2の磁性体膜を備える。 (6) 第2の基板の第4の表面上に形成される第2の
導体部を備える。
【0084】(7) 第1および第2の導体部と電気的
に接続して設けられる発熱手段を備える。(8) 第1および第2の磁性体膜に磁界を印加する手
段を備える。
【0085】そして、少なくとも、第1の基板と、第1
の導体部と、発熱手段とで、第1のサーマルヘッド手段
が構成されている。
【0086】また、少なくとも、第2の基板と、第2の
導体部と、発熱手段とで、第2のサーマルヘッド手段が
構成されている。
【0087】また、少なくとも、第1の磁性体膜と、第
2の磁性体膜とで、磁気ヘッド手段が構成されている。
さらに、第1のサーマルヘッド手段と磁気ヘッド手段と
は基材として第1の基板を共有し、第2のサーマルヘッ
ド手段と磁気ヘッド手段とは基材として第2の基板を共
有し、第1および第2の磁性体膜の間の間隔は、第1お
よび第2の磁性体膜から磁界が漏洩する磁気ギャップと
して作用する。
【0088】したがって、第3の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドでは、第1の発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドと同様に、第1および第2のサーマルヘッド
手段磁気ヘッド手段一体化され、さらに磁気ヘッ
ド手段における第1および第2の磁性体膜の間の間隔
は、第1および第2の磁性体膜から磁界が漏洩する磁気
ギャップとして作用するので、磁気ドラムの表面に形成
された磁性媒体に、第1および/または第2のサーマル
ヘッド手段を用いて、磁気潜像を形成する際には、サー
マルヘッド手段による加熱領域にのみ集中して、磁気ヘ
ッド手段により磁気バイアスを印加することができる。
この結果、磁性媒体に、磁気反転境界のはっきりした、
しかも、磁気吸引力の大きな磁気潜像を形成することが
できる。また、第3の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘ
ッドでは、第1の磁性体膜が第1の基板の第1の表面に
形成されており、また、第2の磁性体膜が第2の基板の
第3の表面に形成されている。
【0089】第3の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドでは、第1の基材および第2の基材により、磁気プリ
ンタ用記録ヘッドとして要求される機械的強度を付与す
ることができる。
【0090】したがって、第3の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドでは、第1の磁性体膜および第2の磁性
体膜については、特に機械的強度が要求されないため、
第1の磁性体膜および第2の磁性体膜の膜厚をそれぞれ
薄くすることができる。
【0091】磁気ヘッド手段の磁気ギャップ部は、第1
の磁性体膜と第2の磁性体膜との間の間隔により形成さ
れる。
【0092】そして、第3の発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドでは、磁気ヘッド手段のギャップ部が、第1
の基板と第2の基板との間の間隔に整列される。
【0093】第3の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドでは、第1の磁性体膜および第2の磁性体膜の膜厚を
それぞれ薄くすることができ、磁気ヘッド手段の磁気ギ
ャップ部から漏れる磁界を強くすることができる。
【0094】したがって、第3の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドは、磁性媒体に、磁気反転境界のはっき
りした磁気潜像を形成することができる。
【0095】また、第4の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、少なくとも、1の基板を有するものであ
り、該基板により、第1のサーマルヘッド手段と、第2
のサーマルヘッド手段と、磁気ヘッド手段が一体化され
ているものである。
【0096】そして、第4の発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドは、以下の構成を備える。
【0097】(1) 第1の表面と、第1の表面と反対
側に位置する第2の表面とを有する基板を備える。
【0098】(2) 基板の第1の表面上に形成され
軟磁性材料からなる第1の磁性体膜を備える。 (3) 基板の第1の表面上に、第1の磁性体膜に対し
て間隔を隔てて並置され、軟磁性材料からなる第2の磁
性体膜を備える。
【0099】(4) 基板の第2の表面上において
1の表面上に形成された第1の磁性体膜が存在する領域
と対向する領域に形成される第1の導体部を備える。
【0100】(5) 第2の表面上において第1の表
面上に形成された第2の磁性体膜が存在する領域と対向
する領域に形成される第2の導体部を備える。
【0101】(6) 第1および第2の導体部と電気的
に接続されて設けられる発熱手段を備える。(7) 第1および第2の磁性体膜に磁界を印加する手
段を備える。
【0102】そして、少なくとも、基板と、第1の導体
部と、発熱手段とで、第1のサーマルヘッド手段が構成
されている。
【0103】また、少なくとも、基板と、第2の導体部
と、発熱手段とで、第2のサーマルヘッド手段が構成さ
れている。
【0104】また、少なくとも、第1の磁性体膜と、第
2の磁性体膜とで、磁気ヘッド手段が構成されている。
【0105】また、第1および第2の導体部の間の間隔
と、第1および第2の磁性体膜の間の間隔とはほぼ同一
である。さらに、第1のサーマルヘッド手段と磁気ヘッ
ド手段とは基材として基板を共有し、第2のサーマルヘ
ッド手段と磁気ヘッド手段とは基材として基板を共有
し、第1および第2の磁性体膜の間の間隔は、第1およ
び第2の磁性体膜から磁界が漏洩する磁気ギャップとし
て作用する。
【0106】したがって、第4の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドでは、第1の発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドと同様に、第1および第2のサーマルヘッド
手段磁気ヘッド手段一体化され、さらに磁気ヘッ
ド手段における第1および第2の磁性体膜の間の間隔
は、第1および第2の磁性体膜から磁界が漏洩する磁気
ギャップとして作用するので、磁気ドラムの表面に形成
された磁性媒体に、第1および/または第2のサーマル
ヘッド手段を用いて、磁気潜像を形成する際には、サー
マルヘッド手段による加熱領域にのみ集中して、磁気ヘ
ッド手段により磁気バイアスを印加することができる。
この結果、磁性媒体に、磁気反転境界のはっきりした、
しかも、磁気吸引力の大きな磁気潜像を形成することが
できる。
【0107】第4の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドでは、基板の第1の表面に、第1の磁性体膜と第2の
磁性体膜とがそれぞれ形成されている。第4の発明に従
う磁気プリンタ用記録ヘッドでは、基板により、磁気プ
リンタ用記録ヘッドとして要求される機械的強度を付与
することができる。
【0108】したがって、第4の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドでは、第1の磁性体膜および第2の磁性
体膜については、特に機械的強度が要求されないため、
第1の磁性体膜および第2の磁性体膜の膜厚をそれぞれ
薄くすることができる。
【0109】第4の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドでは、第1の磁性体膜および第2の磁性体膜の膜厚を
薄くすることができ、磁気ヘッド手段の磁気ギャップ部
から漏れる磁界を強くすることができる。
【0110】また、第1の導体部と第2の導体部との間
の間隔と、第1の磁性体膜と第2の磁性体膜との間隔
(磁気ギャップを形成する間隔)がほぼ同一である。さ
らに、第1および第2の導電部は、それぞれ第1および
第2の磁性体膜が存在する領域に対向する領域に形成さ
れているため、上記磁気ギャップを形成する間隔と、第
1および第2の導電部の間の間隔、つまり第1および第
2のサーマルヘッド手段の間に形成される間隔(間隙)
とは、ほぼ重なる領域に形成されることになる。このよ
うにすれば、磁気ギャップを形成する間隔の中心を、第
1のサーマルヘッド手段および第2のサーマルヘッド手
段の間隔の中心の上方に位置させることができる。この
結果、磁性媒体の加熱領域に集中して、効率良く、バイ
アス磁界を印加することができる
【0111】したがって、第4の発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドは、磁性媒体に磁気吸引力の大きな磁気
潜像を形成することができる。
【0112】
【実施例】以下、実施例を用いて、本発明について説明
するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定され
ることはない。
【0113】実施例1 図1は、本発明に従う磁気記録ヘッドを用いた磁気プリ
ンタの動作を説明するための概略的な模式図である。
【0114】図1を参照して、この磁気プリンタ1は、
本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッド(図示せず)を
有する磁気記録ヘッド装置2と、表面に磁性媒体が形成
された磁気ドラム3と、現像機4と、転写ローラ5と、
加熱手段としての加熱ヒータ6と、磁気ドラム3の表面
に形成された磁性媒体に残留した磁性トナーを除去する
ための手段としてのクリーニングブレード7と、磁気ド
ラム3の表面に形成された磁性媒体を一様磁化するため
の消去ヘッド8とを含む。
【0115】現像機4内には、磁性トナー9が収容され
る。次に、この磁気プリンタ1の動作について説明す
る。
【0116】まず、磁気記録ヘッド装置2によって、磁
気ドラム3の表面に形成された磁性媒体に磁気潜像を形
成する。
【0117】この工程において、磁気潜像は、後述する
ように、磁気記録ヘッド装置2の本発明に従う磁気プリ
ンタ用記録ヘッドを構成する、第1および/または第2
のサーマルヘッド手段と、磁気ヘッド手段とにより形成
される。
【0118】次に、磁性媒体に磁気潜像が形成された磁
気ドラム3の表面上に、現像機4により、磁性トナー9
を振りかける。この工程において、磁気潜像は、磁性ト
ナー9により現像され、顕像化された可視像となる。
【0119】次に、磁気ドラム3の表面上に形成された
可視像は、転写ローラ5により、記録紙10へ転写され
る。次に、記録紙10に転写された可視像は、加熱ヒー
タ6により加熱される。この工程において、磁性トナー
9の樹脂が溶融して、記録紙10に可視像が定着する。
【0120】記録紙10に転写されずに、磁気ドラム3
の表面に残留した余分な磁性トナー9は、クリーニング
ブレード7によって取除かれる。
【0121】同一の磁気潜像を用い、いわゆるマルチコ
ピーを行なう場合には、上述の工程により形成された同
一の磁気潜像に、再度、現像機4を用いて、磁性トナー
9を振りかけて、磁気潜像を現像し、顕像化し、記録紙
10へ転写し、加熱定着する工程を繰返し行なう。
【0122】また、別の磁気潜像を形成する場合には、
消去ヘッド8により、磁性媒体を一様に磁化し、前の磁
気潜像を消去した後、磁気記録ヘッド装置2によって、
磁気ドラム3の磁性媒体に新たな磁気潜像を形成し、し
かる後に、新たな磁気潜像に、現像機4を用いて、磁性
トナー9を振りかけて、磁気潜像を現像し、顕像化し、
記録紙10へ転写し、加熱定着する工程を行なう。
【0123】図2は、図1に示す磁気記録ヘッド装置2
を、磁気ドラム3の回転軸3aに垂直方向の断面を拡大
して概略的に示す平面図である。
【0124】図2を参照して、この磁気記録ヘッド装置
2は、コア部21と、コイル22と、磁気プリンタ用記
録ヘッド30を含む。
【0125】コイル22は、コア部21の所定の位置
で、コア部21を巻回りしている。また、コア部21
は、所定の位置に空隙部23を有する。
【0126】磁気プリンタ用記録ヘッド30は、コア部
21の空隙部23の領域の、磁気ドラム3の表面に形成
された磁性媒体の表面に押し当てられる側の面に設けら
れる。
【0127】コア部21の材質としては、たとえば、パ
ーマロイ、Fe−Si合金、Fe−Co合金、Fe−N
i−Co合金、Ni−Co合金、Mn−Znフェライ
ト、Ni−Znフェライト、Mg−Znフェライト、M
g−Mnフェライト、センダスト、アモルファス磁性体
などの磁性材料を挙げることができる。
【0128】コイル22に電流を流すと、コア部21の
内部に磁束24を生じる。そして、磁束24は、磁気プ
リンタ用記録ヘッド30の内部にも流れ、後述するよう
に、磁気プリンタ用記録ヘッド30を構成する磁気ヘッ
ド手段の磁気ギャップ部より漏出る。
【0129】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッド
は、いずれも後述するように、第1のサーマルヘッド手
段と、第2のサーマルヘッド手段と、磁気ヘッド手段を
含んでおり、第1および第2のサーマルヘッド手段、お
よび磁気ヘッド手段により、磁気ドラム3の表面に形成
された磁性媒体に、磁気潜像を形成する。
【0130】次に、磁気プリンタ用記録ヘッド30の構
成について以下に説明する。図3から図5は、図2に示
す磁気プリンタ用記録ヘッド30のAで示される部分を
拡大して概略的に示す図(一部省略。以下の図面につい
て同様である)である。
【0131】図3は、磁気プリンタ用記録ヘッド30
の、磁気ドラム3の表面に押し当てられる面を、磁気ド
ラム3の回転軸3aに直交する方向から見た状態として
概略的に示す平面図である。
【0132】また、図4は、図3に示す磁気プリンタ用
記録ヘッド30のX−X線に従う概略的な断面図であ
る。
【0133】また、図5は、図3に示す磁気プリンタ用
記録ヘッド30のY−Y線に従う概略的な断面図であ
る。
【0134】図3から図5を参照して、この磁気プリン
タ用記録ヘッド30は、第1のサーマルヘッド手段30
aと、第2のサーマルヘッド30bと、磁気ヘッド手段
30cとを含む。
【0135】第1のサーマルヘッド手段30a、第2の
サーマルヘッド手段30bは、一般に、厚膜型のサーマ
ルヘッドと呼ばれているサーマルヘッドの構成を有して
おり、実施例1に示す磁気プリンタ用記録ヘッド30
は、2台の厚膜型サーマルヘッドを使用した例を示す。
【0136】磁気プリンタ用記録ヘッド30において、
第2のサーマルヘッド手段30bは、第1のサーマルヘ
ッド手段30aに対して、一定の間隔37hを隔てて並
置されている。
【0137】間隔37h内には、非磁性層37が設けら
れている。次に、第1のサーマルヘッド手段30aの構
成について、さらに詳しく説明する。
【0138】第1のサーマルヘッド手段30aは、磁性
体基板31aと、磁性体基板31aの表面上に形成され
る熱絶縁層32aと、熱絶縁層32aの表面上に形成さ
れる複数の導体部33aと、熱絶縁層32aの表面およ
び複数の導体部33aの表面をともに覆うように、所定
の領域に形成される発熱抵抗体34aと、熱絶縁層32
aの表面、複数の導体部33aの表面および発熱抵抗体
34aの表面をともに覆うように設けられる保護膜35
aを含む。
【0139】複数の導体部33aのそれぞれは、磁気ド
ラム3の回転軸3aに直交する方向に、直線状に、互い
に狭い一定の間隔W33a を隔てて、平行になるように設
けられる。
【0140】他方、第2のサーマルヘッド手段30bの
構成は、第1のサーマルヘッド手段30aと、同様の構
成である。
【0141】すなわち、第2のサーマルヘッド手段30
bにおいて、第1のサーマルヘッド手段30aの磁性体
基板31aが磁性体基板31bに、熱絶縁層32aが熱
絶縁層32bに、複数の導体部33aが複数の導体部3
3bに、発熱抵抗体34aが発熱抵抗体34bに、保護
膜35aが保護膜35bにそれぞれ対応する。
【0142】磁性体基板31a側に設けられる複数の導
体部33aのそれぞれと、磁性体基板31b側に設けら
れる複数の導体部33bのそれぞれとは、それぞれ対応
する1対の導体部が、一定の間隔37hを隔てて、概
ね、直線上に並ぶように設けられる。
【0143】この磁気プリンタ用記録ヘッド30では
熱手段は、磁性体基板31a側に設けられる発熱抵抗
体34aと、磁性体基板31b側に設けられる発熱抵抗
体34bとを含んでいる。
【0144】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド30
では、少なくとも、磁性体基板31aと、磁性体基板3
1bとで、磁気ヘッド手段30cが構成される。
【0145】そして、磁性体基板31aと磁性体基板3
1bとの間の間隔37hが、磁気ヘッド手段30cの磁
気ギャップを構成する。
【0146】図3〜図5より明らかなように、磁気ヘッ
ド手段30cの磁気ギャップとしての間隔37hと、第
1のサーマルヘッド手段30aおよび第2のサーマルヘ
ッド手段30b間の間隔37hとは、一致している
【0147】より詳しくは、磁気ヘッド手段30cの磁
気ギャップ部としての間隔37hと、第1のサーマルヘ
ッド手段30aの複数の導体部33aおよび第2のサー
マルヘッド手段30bの複数の導体部33b間の間隔3
7hとが、一致している
【0148】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド30
では、第1のサーマルヘッド手段30aと、第2のサー
マルヘッド手段30bとの間の間隔37h内に、非磁性
層37を設け、非磁性層37により、第1のサーマルヘ
ッド手段30aと第2のサーマルヘッド手段30bと
が、互いに接合されており、その結果、第1のサーマル
ヘッド手段30aと、第2のサーマルヘッド手段30b
と、磁気ヘッド手段30cとが一体化されている。
【0149】磁性体基板31aおよび磁性体基板31b
の材質としては、たとえば、パーマロイ、Fe−Si合
金、Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−C
o合金、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライ
ト、Mg−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、セ
ンダスト、アモルファス磁性体などの軟磁性材料を挙げ
ることができ、その厚さは、0.2mm〜5.0mm程
度であることが好ましい。
【0150】熱絶縁層32aおよび熱絶縁層32bの材
質としては、たとえば、ガラス、ポリイミド、芳香族ポ
リイミド、ポリベンゾイミダゾール等の耐熱性高分子材
料を挙げることができ、その厚さは、20μm〜200
μm程度であることが好ましい。
【0151】導体部33aおよび導体部33bの材質と
しては、たとえば、Au、Pt、Cuなどの電気良導体
を挙げることができ、その厚さは、0.2μm〜2.0
μm程度であることが好ましい。
【0152】発熱抵抗体34aおよび発熱抵抗体34b
の材質としては、たとえば、Ru2O系などの抵抗ペー
ストを挙げることができ、その厚さは、1.0μm〜1
0.0μm程度であることが好ましい。
【0153】保護膜35aおよび保護膜35bの材質と
しては、たとえば、Ta2 5 、Si3 4 、SiC、
SiO2 、BNなどを挙げることができる。
【0154】また、非磁性層37の材質としては、Si
2 などの絶縁性のガラス材料を挙げることができる。
【0155】磁気プリンタ用記録ヘッド30では、図3
〜図5から明らかなように、非磁性層37に、複数の導
体部33aおよび複数の導体部33bのそれぞれが接す
るように設けられており、非磁性層37により、複数の
導体部33aおよび複数の導体部33bのそれぞれが短
絡するのを防止するためである。
【0156】また、第1のサーマルヘッド手段30aと
第2のサーマルヘッド手段30bとの間の間隔37hの
幅(ギャップ長)d37は、0.1μm〜3.0μm程度
であることが好ましい。
【0157】複数の導体部33aおよび複数の導体部3
3bのそれぞれに電流を流すと、電流の通電により、磁
性体基板31a側に設けられる発熱抵抗体34a、およ
び磁性体基板31b側に設けられる発熱抵抗体34bが
それぞれ加熱される。
【0158】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド30の
発熱抵抗体34aおよび発熱抵抗体34bの加熱された
部分が、磁気ドラム3の表面に形成された磁性媒体に押
し当てられることにより、磁性媒体に磁気潜像が形成さ
れる。
【0159】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド3
0では、磁気ドラム3の表面に形成された磁性媒体に磁
気潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段30cにより、
磁性媒体にバイアス磁界を加えることができる。
【0160】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド30
では、磁気ドラム3の表面に形成された磁性媒体に、磁
気ヘッド手段30cを用いて磁気潜像を形成する際に
は、第1のサーマルヘッド手段30aおよび/または第
2のサーマルヘッド手段30bの熱バイアスを加えるこ
とができる。
【0161】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド3
0は、磁性媒体に磁気反転境界のはっきりした磁気潜像
を形成することができる。
【0162】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド30
では、磁性体基板31aを、第1のサーマルヘッド手段
30aおよび磁気ヘッド手段30cの構成部材として共
用しており、また、磁性体基板31bを、第2のサーマ
ルヘッド30bおよび磁気ヘッド手段30cの構成部材
として共用している。
【0163】すなわち、この磁気プリンタ用記録ヘッド
30は、第1のサーマルヘッド手段30aおよび第2の
サーマルヘッド手段30bとが、磁気ヘッド手段30c
の磁気回路の一部となっている。
【0164】したがって、この磁気プリンタ用記録ヘッ
ド30は、簡単な構造を有している。
【0165】また、磁気ヘッド手段30cの磁気ギャッ
プとしての間隔37hが、磁性体基板31aと磁性体基
板31bとの間の間隔37hに一致している
【0166】より詳しくは、磁気ヘッド手段30cの磁
気ギャップとしての間隔37hが、磁性体基板31aの
表面上に形成される複数の導体部33aと、磁性体基板
31bの表面上に形成される複数の導体部33bとの間
の間隔37hに一致している
【0167】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加することができる
【0168】また、図5を再び参照して、この磁気プリ
ンタ用記録ヘッド30では、磁性体基板31aの表面上
、発熱抵抗体34aが、Y−Y線に従う方向に、概ね
半円形状の断面を有する凸部を複数個有する構造となっ
ている。
【0169】なお、磁気プリンタ用記録ヘッド30の磁
性体基板31bの表面上における、発熱抵抗体34bの
構造は、発熱抵抗体34aの構造と同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0170】この磁気プリンタ用記録ヘッド30では、
発熱抵抗体34aおよび発熱抵抗体34bの構造とし
て、Y−Y線に従う方向に、概ね半円形状の断面を有す
る凸部を複数個有する結果、磁性媒体に、磁気プリンタ
用記録ヘッド30の表面を強く、および/または、効率
よく押し当てることができ、磁性媒体に、磁気反転境界
のはっきりした磁気潜像を形成することができるという
効果がある。
【0171】図6は、図1に示した磁気ヘッド装置2を
用いて、磁気ドラム3の表面に形成された磁性媒体に磁
気潜像を形成する工程を、拡大して概略的に示す断面図
である。
【0172】なお、図6では、説明を容易とするため、
図1に示す磁気記録ヘッド装置2の磁気プリンタ用記録
ヘッド30を中心に示す。
【0173】図6を参照して、図6に示す磁気プリンタ
用記録ヘッド30は、図3〜図5に示す磁気プリンタ用
記録ヘッド30と同一であるので、相当する部材につい
ては、同一の参照符号を付して、磁気プリンタ用記録ヘ
ッド30の構成についての説明を省略する。
【0174】磁気ドラム3は、その表面に磁性媒体12
を有する。磁性媒体12の表面には、磁気プリンタ用記
録ヘッド30が押し当てられる。
【0175】磁気プリンタ用記録ヘッド30の複数の導
体部33aおよび複数の導体部33bのそれぞれに接続
するように1対のリード線が設けられる。
【0176】なお、図6では、説明を容易とするため、
複数の導体部33aのそれぞれに接続して設けられる1
対のリード線のうち、一方のリード線23aのみを図示
し、他方側のリード線についての図示を省略する。
【0177】同様に、複数の導体部33bのそれぞれに
接続して設けられる1対のリード線のうち、一方のリー
ド線23bのみを図示し、他方側のリード線についての
図示を省略する。
【0178】又、図2および図6を参照して、図6に示
す磁気プリンタ用記録ヘッド30の磁性体基板31aと
磁性体基板31bは、コア部21に接続するように設け
られる。
【0179】また、磁性媒体12の材質としては、たと
えば、γFe2 3 、Fe3 4 、Fe−Co合金、G
d−Co合金、Gd−Fe合金、CrO2 、Co−Ni
合金、Co−Ni−P合金などの硬磁性材料を挙げるこ
とができる。
【0180】図2および図6を参照しながら、磁気プリ
ンタ用記録ヘッド30の動作について、さらに詳しく説
明する。
【0181】まず、複数の導体部33aおよび複数の導
体部33bのそれぞれに、それぞれに接続して設けられ
た1対のリード線から電流を通電する。複数の導体部3
3aおよび複数の導体部33bのそれぞれに電流を通電
することにより、発熱抵抗体34aおよび発熱抵抗体3
4bが加熱される。磁気プリンタ用記録ヘッド30の発
熱手段(該発熱手段は、発熱抵抗体34aおよび発熱抵
抗体34bを含む)の加熱された部分の温度は、磁性媒
体12を構成する磁性材料のキュリー温度に合わせるよ
うに調整、設定されている。
【0182】たとえば、磁性媒体12の材質として、C
rO2 を使用する場合には、CrO2 のキュリー温度で
ある120℃程度に設定すればよい。
【0183】このように、まず磁性媒体12に、磁気プ
リンタ用記録ヘッド30の第1のサーマルヘッド手段3
0aおよび第2のサーマルヘッド手段30bにより、磁
性媒体12に磁気潜像が形成される。
【0184】この工程と同時に、図2および図6を参照
して、コイル22に電流を流すと、コア部21の内部に
磁束24を生じる。
【0185】そして、この磁束24は、磁性体基板31
aおよび磁性体基板31bを流れ、磁性体基板31aと
磁性体基板31bとの間の間隔(磁気ギャップ)37h
より漏出て、磁性媒体12に、バイアス磁界が加えられ
る。
【0186】以上、磁気プリンタ用記録ヘッド30の、
第1のサーマルヘッド手段30aおよび第2のサーマル
ヘッド手段30bを用い、磁性媒体12に磁気潜像を形
成し、同時に、磁気ヘッド手段30cによりバイアス磁
界を加える例について説明したが、磁性媒体12に磁気
潜像を形成する工程は、上記に限定されることはない。
【0187】まず、磁気プリンタ用記録ヘッド30の、
少なくとも、磁性体基板31aと磁性体基板31bとで
構成される磁気ヘッド手段30cにより、磁性媒体12
に磁気潜像を形成し、同時に、第1のサーマルヘッド手
段30aおよび第2のサーマルヘッド手段30bによ
り、磁性媒体12に熱バイアスを加えて、磁性媒体12
に磁気潜像を形成してもよい。
【0188】次に、磁気プリンタ用記録ヘッド30の製
造方法について、図を参照しながら以下に説明する。
【0189】図7は、磁気プリンタ用記録ヘッド30を
製造する工程を概略的に示す斜視図である。
【0190】図7を参照して、まず、図7(a)に示す
工程において、磁性体基板31を準備して、磁性体基板
31の表面上に、サーマルヘッドのユニットが多数集合
して、一体的に形成されたサーマルヘッドのユニット集
合体30R1 を形成する。
【0191】図8は、図7(a)中、Dに示される部分
を、磁性体基板31に垂直方向に上方から見た状態とし
て概略的に示す平面図である。
【0192】図8を参照して、このサーマルヘッドのユ
ニット集合体30R1 は、磁性体基板31と、磁性体基
板31の表面上に形成される熱絶縁層32と、熱絶縁層
32の表面上に形成される複数の導体部33と、熱絶縁
層32の表面および複数の導体部33の表面をともに覆
うように、所定の領域に形成される発熱抵抗体34と、
熱絶縁層32の表面、複数の導体部33の表面および発
熱抵抗体34の表面をともに覆うように設けられる保護
膜35を含む。
【0193】複数の導体部33のそれぞれは、中心線
(図7(a)に示すC−C線)に直交する方向に、直線
状に、互いに狭い一定の間隔W33を隔てて、概ね平行に
なるように設けられる。
【0194】図7(a)に示す工程においては、図2に
示すような磁気記録ヘッド装置2を組立てるのに便利な
ように、磁性体基板31の中心線(図7(a)に示すC
−C線)を中心にして、サーマルヘッドのユニット集合
体30R1 を形成する。
【0195】なお、図7(a)に示す工程では、基板と
して、磁性体基板31を用いる以外は、通常のサーマル
ヘッドの製造方法を用いることにより、サーマルヘッド
のユニット集合体30R1 を形成することができる。よ
り詳しくは、半導体プロセス等におけるパターニング技
術を応用した微細構造体の形成方法、すなわち、リソグ
ラフィの工程、エッチングの工程、薄膜の堆積工程等の
組合わせにより、サーマルヘッドのユニット集合体30
1 を形成することができる。
【0196】サーマルヘッドのユニット集合体30R1
は、磁性体基板31を準備した後、熱絶縁層32、複数
の導体部33、発熱抵抗体34、保護膜35の順に、磁
性体基板31の表面上に積層するように形成される。
【0197】次に、図7(b)に示す工程において、サ
ーマルヘッドのユニット集合体30R1 が形成された磁
性体基板31を、中心線(図7(a)に示すC−C線)
に従って切断する。切断する方法としては、種々の切断
方法を用いることができ、たとえばそのような切断方法
としては、スライシングカッタを用いる方法や、レーザ
加工法等を挙げることができる。この工程において、磁
性体基板31A側には、図3〜図5に示す第1のサーマ
ルヘッド手段31aのユニットが多数集合して、一体的
に形成された第1のサーマルヘッド手段のユニット集合
体30Aが形成される。他方、磁性体基板31B側に
は、図3〜図5に示す第2のサーマルヘッド手段31b
のユニットが多数集合して、一体的に形成された第2の
サーマルヘッド手段のユニット集合体30Bが形成され
る。
【0198】次に、図7(c)に示す工程において、第
1のサーマルヘッド手段のユニット集合体30Aおよび
第2のサーマルヘッド手段のユニット集合体30Bの少
なくとも一方の切断面に、たとえば、塗布法、スパッタ
リング法、蒸着法などの方法で、非磁性層37Rを形成
した後、非磁性層37Rを介して、第1のサーマルヘッ
ド手段のユニット集合体30Aの切断面と、第2のサー
マルヘッド手段のユニット集合体30Bの切断面とを互
いに接合する。この工程において、図3〜図5に示す磁
気プリンタ用記録ヘッド30のユニットが多数集合し
て、一体的に形成された磁気プリンタ用記録ヘッドのユ
ニット集合体30R2 が形成される。
【0199】次に、磁気プリンタ用記録ヘッドのユニッ
ト集合体30R2 を所望の大きさに切出すことにより、
磁気プリンタ用記録ヘッド30が形成される。
【0200】上述した磁気プリンタ用記録ヘッドの製造
方法によれば、従来の公知のサーマルヘッドの製造方法
を流用して、簡単かつ容易に本発明に従う磁気プリンタ
用記録ヘッドを製造することができる。
【0201】すなわち、上述した磁気プリンタ用記録ヘ
ッドの製造方法によれば、基板として磁性体基板を用い
る以外は、通常のサーマルヘッドの製造方法を用いて、
1のサーマルヘッドを製造し、しかる後に、該1のサー
マルヘッドを、該1のサーマルヘッドに含まれる導体部
に直交する方向に、該1のサーマルヘッドの中心線に従
って、切断し、1対のサーマルヘッド手段を形成し、1
対のサーマルヘッド手段のそれぞれの切断面を非磁性層
を介して接合することにより、本発明に従う磁気プリン
タ用記録ヘッドを製造することができる。
【0202】上述した磁気プリンタ用記録ヘッドの製造
方法に従って製造される磁気プリンタ用記録ヘッドは、
磁気ヘッド手段の磁気ギャップが、非磁性層が設けられ
た部分に形成されており、また、磁気ヘッド手段の磁気
ギャップは、1対のサーマルヘッド手段間の間隔、すな
わち非磁性層が設けられた部分に一致している。より詳
しくは、磁気ヘッド手段の磁気ギャップと、第1のサー
マルヘッド手段に含まれる導体部と、第2のサーマルヘ
ッド手段に含まれる導体部との間隔が、ともに非磁性層
部分に形成される。
【0203】したがって、上述した磁気プリンタ用記録
ヘッドの製造方法によれば、第1のサーマルヘッド手段
と第2のサーマルヘッド手段との間の間隔に、より詳し
くは、第1のサーマルヘッド手段に含まれる導体部と、
第2のサーマルヘッド手段に含まれる導体部との間の間
隔に対応して、磁気ヘッド手段の微小な磁気ギャップを
高精度に形成することができる。したがって、第1のサ
ーマルヘッド手段に含まれる導体部と、第2のサーマル
ヘッド手段に含まれる導体部との間隔に対応して、磁気
ヘッド手段の微小な磁気ギャップを高精度に加工する必
要がない。
【0204】したがって、上述した磁気プリンタ用記録
ヘッドの製造方法は、本発明に従う磁気プリンタ用記録
ヘッドを容易に製造することができ、また、大量生産す
る等、工業化する際に好適に用いることができる。
【0205】また、上述した磁気プリンタ用記録ヘッド
の製造方法によれば、磁気ヘッド手段の磁気ギャップの
大きさは、非磁性層の大きさにより、任意にコントロー
ルすることができるので、磁気ヘッド手段の磁気ギャッ
プの大きさを所望の大きさに容易にコントロールするこ
とができる。
【0206】したがって、上述した磁気プリンタ用記録
ヘッドの製造方法は、磁気ヘッド手段の磁気ギャップの
大きさ(主としてギャップ長)を容易にコントロールす
ることができるので、所望の磁力を発生する磁気ヘッド
手段を備えた磁気プリンタ用記録ヘッドを容易に製造す
ることができる。
【0207】なお、上述した磁気プリンタ用記録ヘッド
の製造方法によれば、図4を参照して、非磁性層37
は、磁性体基板31a、31b、熱絶縁層32a、32
b、複数の導体部33a、33b、発熱抵抗体34a、
34bおよび保護膜35a、35bを貫通するようにし
て形成される。
【0208】また、上述した磁気プリンタ用記録ヘッド
の製造方法によれば、図4を参照して、磁性体基板31
a側に設けられる発熱抵抗体34aと、磁性体基板31
b側に設けられる発熱抵抗体34bとが、発熱抵抗体3
4aと発熱抵抗体34bとの間に非磁性層37を介在す
るように設けられる。
【0209】上述した磁気プリンタ用記録ヘッドの製造
方法は、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの製造
方法の好ましい一実施例を開示したにすぎず、本発明に
従う磁気プリンタ用記録ヘッドは、上述の磁気プリンタ
用記録ヘッドの製造方法以外の製造方法によっても製造
することができる。
【0210】図9は、磁気プリンタ用記録ヘッド30に
近似した構成を有する、本発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドの例を示す図である。
【0211】なお、図9では、説明を容易とするため、
そのような磁気プリンタ用記録ヘッドの、図4に相当す
る概略的な断面図についてのみ図示している。
【0212】図9を参照して、図9(a)に示す磁気プ
リンタ用記録ヘッド30S1 は、磁気プリンタ用記録ヘ
ッド30と、以下の点を除いて、同様の構成であるの
で、相当する部材については、相当する参照符号を付し
て、その説明を省略する。
【0213】磁気プリンタ用記録ヘッド30S1 は、磁
気プリンタ用記録ヘッド30と、保護膜35S1 の設け
られ方が異なっている。
【0214】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド30
1 では、保護膜35S1 が、熱絶縁層32a、32b
の表面、複数の導体部33a、33bの表面、発熱抵抗
体34a、34bの表面および非磁性体層37S1 の表
面をともに覆うように一体的に設けられている。
【0215】磁気プリンタ用記録ヘッド30S1 を製造
するには、図7(a)に示す工程において、サーマルヘ
ッドのユニット集合体を形成する工程において、磁性体
基板31を準備した後、磁性体基板31の表面上に、熱
絶縁層32、複数の導体部33および発熱抵抗体34を
形成した後、保護膜35を形成することなく、図7
(b)に示す工程と、図7(c)に示す工程と同様にし
て、1対のサーマルヘッド手段を形成し、しかる後に、
熱絶縁層32a、32bの表面、複数の導体部33a、
33bの表面、発熱抵抗体34a、34bの表面および
非磁性体層37S1の表面をともに覆うように保護膜3
5S1 を形成する。
【0216】図9を参照して、図9(b)に示す磁気プ
リンタ用記録ヘッド30S2 は、磁気プリンタ用記録ヘ
ッド30と、以下の点を除いて、同様の構成であるの
で、相当する部材については、相当する参照符号を付し
て、その説明を省略する。
【0217】磁気プリンタ用記録ヘッド30S2 は、磁
気プリンタ用記録ヘッド30と、発熱抵抗体34S2
よび保護膜35S2 の設けられ方が異なっている。
【0218】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド30
2 では、複数の導体部33aと複数の導体部33bと
の間の間隔37hに設けられる発熱抵抗体34S2 を含
む。
【0219】また、磁気プリンタ用記録ヘッド30S2
は、保護膜35S2 が、熱絶縁層32a、32bの表
面、複数の導体部33a、33bの表面および発熱抵抗
体34S2 の表面をともに覆うように一体的に設けられ
ている。
【0220】非磁性層37S2 は、その先端部が、熱絶
縁層32a、32bの表面の位置に設けられる。
【0221】磁気プリンタ用記録ヘッド30S2 を作成
するには、図7(a)に示す工程において、サーマルヘ
ッドのユニット集合体を形成する工程において、磁性体
基板31を準備した後、磁性体基板31の表面上に、熱
絶縁層32、複数の導体部33を形成した後、発熱抵抗
体34および保護膜35を形成することなく、図7
(b)に示す工程と、図7(c)に示す工程と同様の工
程を行ない、しかる後に、複数の導体部33aと複数の
導体部33bとの間の間隔37hを少なくとも覆うよう
に、熱絶縁層32a、32bの表面、複数の導体部33
a、33bの表面をともに覆うように、所定の領域に発
熱抵抗体34S2 を形成し、さらに、熱絶縁層32a、
32bの表面、複数の導体部33a、33bの表面およ
び発熱抵抗体34S2 の表面をともに覆うように保護膜
35S2 を形成する。
【0222】なお、本実施例においては、磁気ヘッド手
段の磁気ギャップ、より詳しくは、第1の磁性体基板と
第2の磁性体基板との間の間隔に非磁性層37が設けら
れた例を示したが、非磁性層37は、必須の構成要素で
はなく、間隔37hは、空間部であってもよい。
【0223】なお、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘ
ッドを、コア部21に取付けるには、図2および図3を
参照して、コア部21の一方側の先端部21aを、磁性
体基板31aに、他方側の先端部21bを、磁性体基板
31bに接続する。
【0224】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドを
コア部21に取付ける方法については、特に以下の場合
に限定されることはないが、たとえば、溶接、拡散接
合、ビス止め、接着などの方法を挙げることができる。
【0225】実施例2 図10〜図12は、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘ
ッドの他の実施例を拡大して概略的に示す図である。
【0226】図10は、磁気プリンタ用記録ヘッド40
の磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気
ドラムの回転軸に直交する方向から見た状態として概略
的に示す平面図である。
【0227】また、図11は、図10に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド40のX−X線に従う概略的な断面図で
ある。
【0228】また、図12は、図10に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド40のY−Y線に従う概略的な断面図で
ある。
【0229】図10から図12を参照して、この磁気プ
リンタ用記録ヘッド40は、第1のサーマルヘッド手段
40aと、第2のサーマルヘッド手段40bと、磁気ヘ
ッド手段40cとを含む。
【0230】第1のサーマルヘッド手段40a、第2の
サーマルヘッド手段40bは、一般に薄膜型サーマルヘ
ッドと呼ばれているサーマルヘッドの構成を有してお
り、実施例2に示す磁気プリンタ用記録ヘッド40は、
2台の薄膜型サーマルヘッドを使用した例を示す。
【0231】磁気プリンタ用記録ヘッド40において、
第2のサーマルヘッド手段40bは、第1のサーマルヘ
ッド手段40aに対して、一定の間隔47hを隔てて、
並置されている。
【0232】間隔47h内には、非磁性層47が設けら
れている。次に、第1のサーマルヘッド手段40aの構
成について、さらに詳しく説明する。
【0233】第1のサーマルヘッド手段40aは、磁性
体基板41aと、磁性体基板41aの表面上に形成され
る熱絶縁層42aと、熱絶縁層42aの表面上に、所定
の領域に形成された発熱抵抗体44aと、発熱抵抗体4
4aの表面上に形成される複数の導体部43aと、熱絶
縁層42aの表面、発熱抵抗体44aの表面および複数
の導体部43aの表面をともに覆うように設けられる保
護膜45aを含む。
【0234】複数の導体部44aは、磁気ドラムの回転
軸に直交する方向に直線状に互いに狭い一定の間隔W
43a を隔てて、平行になるように設けられる。
【0235】複数の導体部44aのそれぞれは、発熱抵
抗体44aの加熱された部分の熱(情報)が、効率よく
磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に伝えられるよ
うに、非磁性層47に接する側で、凸状に細くなってい
る。
【0236】他方、第2のサーマルヘッド手段40bの
構成は、第1のサーマルヘッド手段40aと同様の構成
である。
【0237】すなわち、第2のサーマルヘッド手段40
bにおいて、第1のサーマルヘッド手段40aの磁性体
基板41aが磁性体基板41bに、熱絶縁層42aが熱
絶縁層42bに、発熱抵抗体44aが発熱抵抗体44b
に、複数の導体部43aが複数の導体部43bに、保護
膜45aが保護膜45bにそれぞれ対応する。
【0238】磁性体基板41a側に設けられる複数の導
体部43aのそれぞれと、磁性体基板41b側に設けら
れる複数の導体部43bのそれぞれとは、それぞれ対応
する1対の導体部が、一定の間隔47hを隔てて、概ね
直線上に並ぶように設けられる。
【0239】この磁気プリンタ用記録ヘッド40では
熱手段は、磁性体基板41a側に設けられる発熱抵抗
体44aと、磁性体基板41b側に設けられる発熱抵抗
体44bとを含んでいる。
【0240】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド40
では、少なくとも、磁性体基板41aと、磁性体基板4
1bとで、磁気ヘッド手段40cが構成される。
【0241】そして、磁性体基板41aと、磁性体基板
41bとの間の間隔47hが、磁気ヘッド手段40cの
磁気ギャップを構成する。
【0242】図10〜図12より明らかなように、磁気
ヘッド手段40cの磁気ギャップとしての間隔47h
と、第1のサーマルヘッド手段40aおよび第2のサー
マルヘッド手段40b間の間隔47hとは、一致してい
【0243】より詳しくは、磁気ヘッド手段40cの磁
気ギャップとしての間隔47hと、第1のサーマルヘッ
ド手段40aの複数の導体部43aおよび第2のサーマ
ルヘッド手段40bの複数の導体部43bの間の間隔4
7hとが、一致している
【0244】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド40
では、第1のサーマルヘッド手段40aと、第2のサー
マルヘッド手段40bとの間の間隔47h内に非磁性層
47を設け、非磁性層47により、第1のサーマルヘッ
ド手段40aと第2のサーマルヘッド手段40bとが互
いに接合されており、その結果、第1のサーマルヘッド
手段40aと、第2のサーマルヘッド手段40bと、磁
気ヘッド手段40cとが一体化されている。
【0245】磁性体基板41aおよび磁性体基板41b
の材質としては、実施例1と同様の材質を用いることが
でき、たとえば、パーマロイ、Fe−Si合金、Fe−
Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−Co合金、M
n−Znフェライト、Ni−Znフェライト、Mg−Z
nフェライト、Mg−Mnフェライト、センダスト、ア
モルファス磁性体などの軟磁性材料を挙げることがで
き、その厚さは、0.2mm〜5.0mm程度であるこ
とが好ましい。
【0246】熱絶縁層42aおよび熱絶縁層42bの材
質としては、実施例1と同様の材質を用いることがで
き、たとえば、ガラス、ポリイミド、芳香族ポリイミ
ド、ポリベンゾイミダゾール等の耐熱性高分子材料を挙
げることができ、その厚さは、20μm〜200μm程
度であることが好ましい。
【0247】導体部43aおよび導体部43bの材質と
しては、実施例1と同様の材質を用いることができ、た
とえば、Au、Pt、Cu等の電気良導体を挙げること
ができ、その厚さは、0.2μm〜2.0μm程度であ
ることが好ましい。
【0248】発熱抵抗体44aおよび発熱抵抗体44b
の材質としては、Ta−Si合金、Ta−SiO2 、T
a−Si−C、Ta2 N、Ni−Cr合金、Cr−Si
−O、ZnN等を挙げることができ、その厚さは、実施
例1と異なり、20nm〜400nmと実施例1に比べ
膜厚を薄く形成することができる。
【0249】また、上記した発熱抵抗体44a、44b
は、スパッタリング法、蒸着法などによって形成され
る。
【0250】保護膜45aおよび保護膜45bの材質と
しては、実施例1と同様の材質を用いることができ、た
とえば、Ta2 5 、Si3 4 、SiC、SiO2
BNを挙げることができる。
【0251】また、非磁性層47の材質としては、Si
2 などの絶縁性のガラス材料を挙げることができる。
【0252】磁気プリンタ用記録ヘッド40では、図1
0〜図12から明らかなように、非磁性層47に、複数
の導体部43aおよび複数の導体部43bのそれぞれが
接するように設けられており、非磁性層47により、複
数の導体部43aおよび複数の導体部43bのそれぞれ
が、電気的に短絡するのを防止するためである。
【0253】また、第1のサーマルヘッド手段40aと
第2のサーマルヘッド手段40bとの間の間隔47hの
幅(ギャップ長)d47は、0.1μm〜3.0μm程度
であることが好ましい。
【0254】複数の導体部43aおよび複数の導体部4
3bのそれぞれに電流を流すと、電流の通電により、磁
性体基板41a側に設けられる発熱抵抗体44a、およ
び、磁性体基板41b側に設けられる発熱抵抗体44b
がそれぞれ加熱される。
【0255】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド40の
発熱抵抗体44aおよび発熱抵抗体44bの加熱された
部分が、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に押し
つけられることにより、磁性媒体に磁気潜像が形成され
る。
【0256】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド4
0では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気
潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段40cにより、磁
気媒体にバイアス磁界を加えることができる。
【0257】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド40
では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気潜
像を形成する際に、磁気ヘッド手段40cを用いる場合
には、第1のサーマルヘッド手段40aおよび/または
第2のサーマルヘッド手段40bの熱バイアスを加える
ことができる。
【0258】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド4
0は、磁性媒体に磁気反転境界のはっきりした磁気潜像
を形成することができる。
【0259】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド40
は、磁性体基板41aを第1のサーマルヘッド手段40
aおよび磁気ヘッド手段40cの構成部材として共用し
ており、また、磁性体基板41bを第2のサーマルヘッ
ド手段40bおよび磁気ヘッド手段40cの構成部材と
して共用している。
【0260】すなわち、この磁気プリンタ用記録ヘッド
40は、第1のサーマルヘッド手段40aおよび第2の
サーマルヘッド手段40bとが、磁気ヘッド手段40c
の磁気回路の一部となっている。
【0261】したがって、この磁気プリンタ用記録ヘッ
ド40は、簡単な構造を有している。
【0262】また、磁気ヘッド手段40cの磁気ギャッ
プとしての間隔47hが、第1のサーマルヘッド手段4
0aと第2のサーマルヘッド手段40bとの間の間隔4
7hに、一致している
【0263】より詳しくは、磁気ヘッド手段40cの磁
気ギャップとしての間隔47hと、磁性体基板41aの
表面上に形成される複数の導体部43aと、磁性体基板
41bの表面上に形成される複数の導体部43bとの間
の間隔47hとが、一致している
【0264】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加することができる
【0265】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド40
は、発熱抵抗体44a、44bの膜厚を、実施例1に比
べ薄く形成することができるので、この磁気プリンタ用
記録ヘッド40は、実施例1に示す磁気プリンタ用記録
ヘッドに比べ、さらに小型化が可能である。
【0266】次に、磁気プリンタ用記録ヘッド40の製
造方法について、以下に説明する。図7を再び参照し
て、磁気プリンタ用記録ヘッド40を製造する工程は、
図7(a)に示す工程において、サーマルヘッドのユニ
ット集合体を形成する工程が、磁気プリンタ用記録ヘッ
ド30を製造する工程と異なる以外は、磁気プリンタ用
記録ヘッド30を製造する工程と同様である。
【0267】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド40
を製造する際には、図7(a)に示されるサーマルヘッ
ドのユニット集合体30R1 に相当する、サーマルヘッ
ドのユニット集合体を形成する際に、磁性体基板を準備
した後、磁性体基板の表面に熱絶縁層、発熱抵抗体、複
数の導体部、保護膜の順に、磁気プリンタ用記録ヘッド
40を製造するためのサーマルヘッドのユニット集合体
を形成する。
【0268】図13は、磁気プリンタ用記録ヘッド40
に近似した構成を有する、本発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドの例を示す図である。
【0269】なお、図13では、説明を容易とするた
め、そのような磁気プリンタ用記録ヘッドの、図11に
相当する概略的な断面図についてのみ図示する。
【0270】図13を参照して、この磁気プリンタ用記
録ヘッド40S1 は、磁気プリンタ用記録ヘッド40
と、以下の点を除いて、同様の構成であるので、相当す
る部材については、相当する参照符号を付して、その説
明を省略する。
【0271】磁気プリンタ用記録ヘッド40S1 は、磁
気プリンタ用記録ヘッド40と、保護膜45S1 の設け
られ方が異なっている。すなわち、磁気プリンタ用記録
ヘッド40S1 では、保護膜45S1 が、熱絶縁層42
a、42bの表面、発熱抵抗体44a、44bの表面、
複数の導体部43a、43bの表面および非磁性層47
1 の表面をともに覆うように一体的に設けられてい
る。
【0272】磁気プリンタ用記録ヘッド40S1 を製造
するには、磁気プリンタ用記録ヘッド30S1 を製造す
るのと同様にして、図7(c)に示す工程と同様の工程
を行なった後に、熱絶縁層42a、42bの表面、発熱
抵抗体44a、44bの表面、複数の導体部43a、4
3bの表面および非磁性層47S1 の表面をともに覆う
ように保護膜45S1 を形成する。
【0273】実施例3 図14から図16は、本発明に従う磁気プリンタ用記録
ヘッドの他の実施例を拡大して概略的に示す図である。
【0274】図14は、磁気プリンタ用記録ヘッド50
の磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気
ドラムの回転軸に直交する方向から見た状態として概略
的に示す平面図である。
【0275】また、図15は、図14に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド50のX−X線に従う概略的な断面図で
ある。
【0276】また、図16は、図14に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド50のY−Y線に従う概略的な断面図で
ある。
【0277】図14から図16を参照して、この磁気プ
リンタ用記録ヘッド50は、第1のサーマルヘッド手段
50aと、第2のサーマルヘッド手段50bと、磁気ヘ
ッド手段50cとを含む。
【0278】第1のサーマルヘッド手段50a、第2の
サーマルヘッド手段50bのそれぞれは、一般に厚膜型
サーマルヘッドと呼ばれるサーマルヘッドの構成を有し
ており、実施例3に示す磁気プリンタ用記録ヘッド50
は、2台の厚膜型サーマルヘッドを使用した例を示す。
【0279】磁気プリンタ用記録ヘッド50において、
第2のサーマルヘッド手段50bは、第1のサーマルヘ
ッド手段50aに対して、一定の間隔57hを隔てて並
置されている。
【0280】また、磁気ヘッド手段50cは、第1のサ
ーマルヘッド手段50aおよび第2のサーマルヘッド手
段50bの上に配置される。
【0281】より詳しくは、磁気ヘッド手段50cは、
磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体から、第1のサ
ーマルヘッド手段50aおよび第2のサーマルヘッド手
段50bの後方に配置される。
【0282】また、磁気ヘッド手段50cの磁気ギャッ
プに相当する間隔57hと、第1のサーマルヘッド手段
50aおよび第2のサーマルヘッド手段50b間の間隔
57hとは、一致している
【0283】間隔57h内には、非磁性層57が設けら
れている。次に、第1のサーマルヘッド手段50aの構
成について、さらに詳しく説明する。
【0284】第1のサーマルヘッド手段50aは、基板
51aと、基板51aの表面上に形成される熱絶縁層5
2aと、熱絶縁層52aの表面上に形成される複数の導
体部53aと、熱絶縁層52aの表面および複数の導体
部53aの表面をともに覆うように、所定の領域に形成
される発熱抵抗体54aと、熱絶縁層52aの表面、複
数の導体部53aの表面および発熱抵抗体の54aの表
面をともに覆うように設けられる保護膜55aを含む。
【0285】なお、第1のサーマルヘッド手段50a
は、基板51aの材質として、通常のアルミナ等の非磁
性のセラミックス以外が用いられている以外は、実施例
1に示す磁気プリンタ用記録ヘッド30と同様の構成で
ある。
【0286】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド50
において、磁気プリンタ用記録ヘッド30の磁性体基板
31aが基板51aに、熱絶縁層32aが熱絶縁層52
aに、複数の導体部33aが複数の導体部53aに、発
熱抵抗体34aが発熱抵抗体54aに、保護膜35aが
保護膜55aにそれぞれ対応する。
【0287】他方、第2のサーマルヘッド手段50bの
構成は、第1のサーマルヘッド手段50aと、同様の構
成である。
【0288】すなわち、第2のサーマルヘッド手段50
bにおいて、第1のサーマルヘッド手段50aの基板5
1aが基板51bに、熱絶縁層52aが熱絶縁層52b
に、複数の導体部53aが複数の導体部53bに、発熱
抵抗体54aが発熱抵抗体54bに、保護膜55aが保
護膜55bにそれぞれ対応する。
【0289】基板51a側に設けられる複数の導体部5
3aのそれぞれと、基板51b側に設けられる複数の導
体部53bのそれぞれとは、実施例1に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド30と同様、それぞれ対応する1対の導
体部が、一定の間隔57hを隔てて、概ね直線上に並ぶ
ように設けられる。
【0290】この磁気プリンタ用記録ヘッド50では
熱手段は、基板51a側に設けられる発熱抵抗体54
aと、基板51b側に設けられる発熱抵抗体54bとを
含む。また、この磁気プリンタ用記録ヘッド50は、基
板51aの熱絶縁層52aが設けられる側の表面に対向
する表面上に磁性体膜58aと、基板51bの熱絶縁層
52bが設けられる側の表面に対向する表面上に磁性体
膜58bとを含む。
【0291】そして、この磁気プリンタ用記録ヘッド5
0では、少なくとも、磁性体膜58aと磁性体膜58b
とで、磁気ヘッド手段50cが構成される。
【0292】そして、図14〜図16より明らかなよう
に、磁気ヘッド手段50cの磁気ギャップとしての間隔
57hと、第1のサーマルヘッド手段50aおよび第2
のサーマルヘッド手段50b間の間隔57hとは、一致
している
【0293】より詳しくは、磁気ヘッド手段50cの磁
気ギャップとしての間隔57hと、第1のサーマルヘッ
ド手段50aの複数の導体部53aおよび第2のサーマ
ルヘッド手段50bの複数の導体部53b間の間隔57
hとが、一致している
【0294】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド50
では、第1のサーマルヘッド手段50aと第2のサーマ
ルヘッド手段50bとの間隔57h内および間隔57h
一致している磁性体膜58aと磁性体膜58bとの間
の間隔57hをともに貫通するように、非磁性層57を
設け、非磁性層57により、第1のサーマルヘッド手段
50aと第2のサーマルヘッド手段50bと、磁気ヘッ
ド手段50cとが一体化されている。
【0295】基板51aおよび基板51bの材質として
は、上述したように、たとえば、アルミナ等の非磁性の
セラミックスを挙げることができ、その厚さは、0.2
mm〜5.0mm程度であることが好ましい。
【0296】熱絶縁層52aおよび熱絶縁層52bの材
質としては、実施例1と同様の材質を用いることがで
き、たとえば、ガラス、ポリイミド、芳香族ポリイミ
ド、ポリベンゾイミダゾール等の耐熱性高分子材料を挙
げることができ、その厚さは、20μm〜200μm程
度であることが好ましい。
【0297】導体部53aおよび導体部53bの材質と
しては、実施例1と同様の材質を用いることができ、た
とえば、Au、Pt、Cuなどの電気良導体を挙げるこ
とができ、その厚さは、0.2μm〜2.0μm程度で
あることが好ましい。
【0298】発熱抵抗体54aおよび発熱抵抗体54b
の材質としては、実施例1と同様の材質を用いることが
でき、たとえば、Ru2 O系の抵抗ペーストを挙げるこ
とができ、その厚さは、1.0μm〜10.0μm程度
であることが好ましい。
【0299】保護膜55aおよび保護膜55bの材質と
しては、実施例1と同様の材質を用いることができ、た
とえば、Ta2 5 、Si3 4 、SiC、SiO2
BNなどを挙げることができる。
【0300】また、非磁性層57の材質としては、Si
2 などの絶縁性のガラス材料を挙げることができる。
【0301】磁気プリンタ用記録ヘッド50では、図1
4〜図16から明らかなように、非磁性層57に複数の
導体部53aおよび複数の導体部53bのそれぞれが接
するように設けられており、非磁性層57により、複数
の導体部53aおよび複数の導体部53bのそれぞれ
が、電気的に短絡するのを防止するためである。
【0302】また、第1のサーマルヘッド手段50aと
第2のサーマルヘッド手段50bとの間の間隔57hの
幅(ギャップ長)d57は、0.1μm〜3.0μm程度
であることが好ましい。
【0303】磁性体膜層58aおよび磁性体膜層58b
の材質としては、たとえば、パーマロイ、Fe−Si合
金、Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−C
o合金、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライ
ト、Mg−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、セ
ンダスト、アモルファス磁性体などの軟磁性材料を挙げ
ることができる。
【0304】この磁気プリンタ用記録ヘッド50では、
磁気プリンタ用記録ヘッドとして要求される機械的強度
は、基材51aおよび基材51bにより付与されてい
る。
【0305】したがって、この磁気プリンタ用記録ヘッ
ド50では、磁性体膜58aおよび磁性体膜58bにつ
いては、特に機械的強度が要求されないため、磁性体膜
58aおよび磁性体膜58bのそれぞれの膜厚を薄くす
ることができる。その結果、磁性体膜58aおよび磁性
体膜58bの膜厚を薄くすることにより、磁気ヘッド手
段50cの磁気ギャップとしての間隔57hから漏出る
磁界を強くすることができる。
【0306】磁性体膜58aおよび磁性体膜58bのそ
れぞれの膜厚は、特に以下の場合に限定されることはな
いが、たとえば、1μm〜100μm程度とすることが
可能である。
【0307】複数の導体部53aおよび複数の導体部5
3bのそれぞれに電流を流すと、電流の通電により、基
板51a側に設けられる発熱抵抗体54a、および基板
51b側に設けられる発熱抵抗体54bがそれぞれ加熱
される。
【0308】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド50の
発熱抵抗体54aおよび発熱抵抗体54bの加熱された
部分が、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に押し
つけられることにより、磁性媒体に磁気潜像が形成され
る。
【0309】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド5
0では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気
潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段50cにより、磁
性媒体にバイアス磁界を加えることができる。
【0310】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド50
では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気潜
像を形成する際に、磁気ヘッド手段50cを用いる場合
には、第1のサーマルヘッド手段50aおよび/または
第2のサーマルヘッド50bの熱バイアスを加えること
ができる。
【0311】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド5
0は、磁性媒体に磁気反転境界のはっきりした磁気潜像
を形成することができる。
【0312】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド50
は、実施例1と同様、磁気ヘッド手段50cの磁気ギャ
ップとしての間隔57hが、第1のサーマルヘッド手段
50aと第2のサーマルヘッド手段50bとの間の間隔
57hに、一致している
【0313】より詳しくは、磁気ヘッド手段50cの磁
気ギャップとしての、磁性体膜58aと磁性体膜58b
との間の間隔57hと、基板51aの表面上に形成され
る複数の導体部53aと、基板51bの表面上に形成さ
れる複数の導体部53bとの間の間隔57hとが、一致
している
【0314】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加することができる
【0315】次に、磁気プリンタ用記録ヘッド50の製
造方法について、以下に説明する。図7を再び参照し
て、磁気プリンタ用記録ヘッド50を製造する工程は、
図7(a)に示す工程において、サーマルヘッドのユニ
ット集合体を形成する工程が、磁気プリンタ用記録ヘッ
ド30を製造する工程と異なる以外は、磁気プリンタ用
記録ヘッド30を製造する工程と同様である。
【0316】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド50
を製造する際には、図7(a)に示されるサーマルヘッ
ドのユニット集合体30R1 に相当する、サーマルヘッ
ドのユニット集合体を形成する際に、基板を準備した
後、基板の表面に熱絶縁層、発熱抵抗体、複数の導体
部、保護膜の順に、磁気プリンタ用記録ヘッド50を製
造するためのサーマルヘッドのユニット集合体を形成す
る。次に、基板の発熱抵抗体が設けられる側の表面に対
向する表面上に磁性体膜を形成する。磁性体膜を形成す
る方法としては、たとえば、塗布法、スパッタリング
法、蒸着法などを挙げることができる。
【0317】以下、図7(b)に示す工程および図7
(c)に示す工程と同様の工程を行なうことにより、磁
気プリンタ用記録ヘッド50を製造する。
【0318】なお、図7(a)に示す工程の、磁気プリ
ンタ用記録ヘッドを製造するためのサーマルヘッドのユ
ニット集合体を形成する際において、まず、基板の一方
側の表面上に磁性体膜を形成し、しかる後に、磁性体膜
が形成される側の表面に対向する側の表面上に、熱絶縁
層、複数の導体部、発熱抵抗体、保護膜の順に、磁気プ
リンタ用記録ヘッド50を製造するためのサーマルヘッ
ドのユニット集合体を形成してもよい。
【0319】図17は、磁気プリンタ用記録ヘッド50
に近似した構成を有する、本発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドの例を示す図である。
【0320】なお、図17では、説明を容易とするた
め、そのような磁気プリンタ用記録ヘッドの、図15に
相当する概略的な断面図についてのみ図示する。
【0321】図17を参照して、図17(a)に示す磁
気プリンタ用記録ヘッド50S1 は、磁気プリンタ用記
録ヘッド50と、以下の点を除いて同様の構成であるの
で、相当する部材については、相当する参照符号を付し
て、その説明を省略する。
【0322】磁気プリンタ用記録ヘッド50S1 は、磁
気プリンタ用記録ヘッド50と、保護膜55S1 の設け
られ方が異なっている。
【0323】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド50
1 では、保護膜55S1 が、熱絶縁層52a、52b
の表面、複数の導体部53a、53bの表面で発熱抵抗
体54a、54bの表面および非磁性層57S1 の表面
をともに覆うように一体的に設けられている。
【0324】磁気プリンタ用記録ヘッド50S1 を製造
するには、図7(a)に示す工程において、サーマルヘ
ッドのユニット集合体を形成する工程において、基板を
準備した後、基板の表面上に熱絶縁層、複数の導体部お
よび発熱抵抗体を形成した後、保護膜35を形成するこ
となく、基板の発熱抵抗体が設けられる側の表面に対向
する側の表面に磁性体膜を形成した後、図7(b)に示
す工程と、図7(c)に示す工程と同様の工程を行なっ
て、しかる後に、熱絶縁層52a、52bの表面、複数
の導体部53a、53bの表面、発熱抵抗体54a、5
4bの表面および非磁性層57S1 の表面をともに覆う
ように、保護膜55S1 を形成する。
【0325】図17を参照して、図17(b)に示す磁
気プリンタ用記録ヘッド50S2 は、磁気プリンタ用記
録ヘッド50と、以下の点を除いて、同様の構成である
ので、相当する部材については、相当する参照符号を付
して、その説明を省略する。
【0326】磁気プリンタ用記録ヘッド50S2 は、磁
気プリンタ用記録ヘッド50と、発熱抵抗体54S2
よび保護膜55S2 の設けられ方が異なっている。
【0327】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド50
2 では、複数の導体部53aと複数の導体部53bと
の間の間隔57hに設けられる発熱抵抗体54S2 を含
む。
【0328】また、磁気プリンタ用記録ヘッド50S2
は、保護膜55S2 が、熱絶縁層52a、52bの表
面、複数の導体部53a、53bの表面および発熱抵抗
体54S2 の表面をともに覆うように一体的に設けられ
ている。
【0329】非磁性層57S2 は、その先端部が、熱絶
縁層52a、52bの表面の位置に設けられる。
【0330】磁気プリンタ用記録ヘッド50S2 を製造
するには、図7(a)に示す工程の、サーマルヘッドの
ユニット集合体を形成する工程において、基板を準備し
た後、基板の表面上に、熱絶縁層、複数の導体部を形成
した後、発熱抵抗体および保護膜を形成することなく、
基板の熱絶縁層が設けられる側の表面に対向する表面上
に、磁性体膜を形成した後、図7(b)に示す工程と、
図7(c)に示す工程と同様の工程を行ない、しかる後
に、複数の導体部53aと複数の導体部53bとの間の
間隔57hを少なくとも覆うように、熱絶縁層52a、
52bの表面、複数の導体部53a、53bの表面をと
もに覆うように、所定の領域に発熱抵抗体54S2 を形
成し、さらに、熱絶縁層52a、52bの表面、複数の
導体部53a、53bの表面および発熱抵抗体54S2
の表面をともに覆うように保護膜55S2 を形成する。
【0331】実施例4 図18から図20は、本発明に従う磁気プリンタ用記録
ヘッドの他の実施例を拡大して概略的に示す図である。
【0332】図18は、磁気プリンタ用記録ヘッド60
の、磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁
気ドラムの回転軸に直交する方向から見た状態として概
略的に示す平面図である。
【0333】また、図19は、図18に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド60のX−X線に従う概略的な断面図で
ある。
【0334】また、図20は、図18に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド60のY−Y線に従う概略的な断面図で
ある。
【0335】図18から図20を参照して、この磁気プ
リンタ用記録ヘッド60は、第1のサーマルヘッド手段
60aと、第2のサーマルヘッド手段60bと、磁気ヘ
ッド手段60cとを含む。
【0336】第1のサーマルヘッド手段60a、第2の
サーマルヘッド手段60bのそれぞれは、一般に薄膜型
サーマルヘッドと呼ばれるサーマルヘッドの構成を有し
ており、実施例4に示す磁気プリンタ用記録ヘッド60
は、2台の薄膜型サーマルヘッドを使用した例を示す。
【0337】磁気プリンタ用記録ヘッド60において、
第2のサーマルヘッド手段60bは、第1のサーマルヘ
ッド手段60aに対して一定の間隔67hを隔てて並置
されている。
【0338】また、磁気ヘッド手段60cは、第1のサ
ーマルヘッド手段60aおよび第2のサーマルヘッド手
段60bの上に配置される。
【0339】より詳しくは、磁気ヘッド手段60cは、
磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体から、第1のサ
ーマルヘッド手段60aおよび第2のサーマルヘッド手
段60bの後方に配置される。
【0340】また、磁気ヘッド手段60cの磁気ギャッ
プに相当する間隔67hと、第1のサーマルヘッド手段
60aおよび第2のサーマルヘッド手段60b間の間隔
67hとは、一致している
【0341】間隔67h内には、非磁性層67が設けら
れている。次に、第1のサーマルヘッド手段60aの構
成について、さらに詳しく説明する。
【0342】第1のサーマルヘッド手段60aは、基板
61aと、基板61aの表面上に形成される熱絶縁層6
2aと、熱絶縁層62aの表面上に、所定の領域に形成
される発熱抵抗体64aと、発熱抵抗体64aの表面上
に形成される複数の導体部63aと、熱絶縁層62aの
表面、発熱抵抗体64aの表面および複数の導体部63
aの表面をともに覆うように設けられる保護膜65aを
含む。
【0343】なお、第1のサーマルヘッド手段60a
は、基板61aの材質として、通常のアルミナ等の非磁
性のセラミックスが用いられている以外は、実施例2に
示す磁気プリンタ用記録ヘッド40と同様の構成であ
る。
【0344】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド60
において、磁気プリンタ用記録ヘッド40の磁性体基板
41aが基板61aに、熱絶縁層42aが熱絶縁層62
aに、発熱抵抗体44aが発熱抵抗体64aに、複数の
導体部43aが複数の導体部63aに、保護膜45aが
保護膜65aにそれぞれ対応する。
【0345】他方、第2のサーマルヘッド手段60bの
構成は、第1のサーマルヘッド手段60aと同様の構成
である。
【0346】すなわち、第2のサーマルヘッド手段60
bにおいて、第1のサーマルヘッド手段60aの基板6
1aが基板61bに、熱絶縁層62aが熱絶縁層62b
に、発熱抵抗体64aが発熱抵抗体64bに、複数の導
体部63aが複数の導体部63bに、保護膜65aが保
護膜65bにそれぞれ対応する。
【0347】基板61a側に設けられる複数の導体部6
3aのそれぞれと、基板61b側に設けられる複数の導
体部63bのそれぞれとは、実施例2に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド40と同様、それぞれ対応する1対の導
体部が、一定の間隔67hを隔てて、概ね直線上に並ぶ
ように設けられる。
【0348】この磁気プリンタ用記録ヘッド60では
熱手段は、基板61a側に設けられる発熱抵抗体64
aと、基板61b側に設けられる発熱抵抗体64bとを
含んでいる。
【0349】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド60
は、基板61aの発熱抵抗体64aが設けられる側の表
面に対向する表面上に磁性体膜68aと、基板61bの
発熱抵抗体64bが設けられる側の表面に対向する表面
上に磁性体膜68bとを含む。
【0350】そして、この磁気プリンタ用記録ヘッド6
0では、少なくとも、磁性体膜68aと磁性体膜68b
とで、磁気ヘッド手段60cが構成される。
【0351】そして、図18〜図20より明らかなよう
に、磁気ヘッド手段60cの磁気ギャップとしての間隔
67hと、第1のサーマルヘッド手段60aおよび第2
のサーマルヘッド手段60b間の間隔67hとは、一致
している
【0352】より詳しくは、磁気ヘッド手段60cの磁
気ギャップとしての間隔67hと、第1のサーマルヘッ
ド手段60aの複数の導体部63aおよび第2のサーマ
ルヘッド手段60bの複数の導体部63b間の間隔67
hとが、一致している
【0353】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド60
では、第1のサーマルヘッド手段60aと第2のサーマ
ルヘッド手段60bとの間隔67h内および間隔67h
一致されてなる、磁性体膜68aと磁性体膜て68b
との間の間隔67h内をともに貫通するように非磁性層
67を設け、非磁性層67により、第1のサーマルヘッ
ド手段60aと第2のサーマルヘッド手段60bと、磁
気ヘッド手段60cとが一体化されている。
【0354】基板61aおよび基板61bの材質として
は、上述したように、たとえば、アルミナ等の非磁性の
セラミックスを挙げることができ、その厚さは、0.2
mm〜5.0mm程度であることが好ましい。
【0355】熱絶縁層62aおよび熱絶縁層62bの材
質としては、たとえば、実施例2と同様の材質を用いる
ことができ、ガラス、ポリイミド、芳香族ポリイミド、
ポリベンゾイミダゾール等の耐熱性高分子材料を挙げる
ことができ、その厚さは、20μm〜200μm程度で
あることが好ましい。
【0356】導体部63aおよび導体部63bの材質と
しては、実施例2と同様の材質を用いることができ、た
とえば、Au、Pt、Cu等の電気良導体を挙げること
ができ、その厚さは、0.2μm〜2.0μm程度であ
ることが好ましい。
【0357】発熱抵抗体64aおよび発熱抵抗体64b
の材質としては、実施例2と同様の材質を用いることが
でき、たとえば、Ta−Si合金、Ta−SiO2 、T
a−Si−C、Ta2 N、Ni−Cr合金、Cr−Si
−O、ZnN等を挙げることができ、その厚さは、20
nm〜400nmと実施例3に比べ膜厚を薄く形成する
ことができる。
【0358】また、上記した発熱抵抗体64a、64b
は、スパッタリング法、蒸着法などによって形成され
る。
【0359】保護膜65aおよび保護膜65bの材質と
しては、実施例2と同様の材質を用いることができ、た
とえば、Ta2 5 、Si3 4 、SiC、SiO2
BN等を挙げることができる。
【0360】また、非磁性層67の材質としては、Si
2 などの絶縁性のガラス材料を挙げることができる。
【0361】磁気プリンタ用記録ヘッド60では、図1
8〜図20から明らかなように、非磁性層67に複数の
導体部63aおよび複数の導体部63bのそれぞれが接
するように設けられており、非磁性層67により、複数
の導体部63aおよび複数の導体部63bのそれぞれ
が、電気的に短絡するのを防止するためである。
【0362】また、第1のサーマルヘッド手段60aと
第2のサーマルヘッド手段60bとの間の間隔67hの
幅(ギャップ長)d67は、0.1μm〜3.0μm程
度であることが好ましい。
【0363】磁性体膜68aおよび磁性体膜68bの材
質としては、たとえば、パーマロイ、Fe−Si合金、
Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−Co合
金、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライト、M
g−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、センダス
ト、アモルファス磁性体などの軟磁性材料を挙げること
ができる。
【0364】この磁気プリンタ用記録ヘッド60では、
磁気プリンタ用記録ヘッドとして要求される機械的強度
は、基材61aおよび基材61bにより付与される。
【0365】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド6
0では、磁性体膜68aおよび磁性体膜68bについて
は、特に機械的強度が要求されないため、磁性体膜68
aおよび磁性体膜68bのそれぞれの膜厚を薄くするこ
とができる。
【0366】その結果、磁性体膜68aおよび磁性体膜
68bの膜厚を薄くすることにより、磁気ヘッド手段6
0cの磁気ギャップとしての間隔67hから漏れる磁界
を強くすることができる。
【0367】磁性体膜68aおよび磁性体膜68bのそ
れぞれの膜厚は、特に以下の場合に限定されることはな
いが、たとえば、1μm〜100μm程度とすることが
可能である。
【0368】複数の導体部63aおよび複数の導体部6
3bのそれぞれに電流を流すと、 流の通電により、基
板61a側に設けられる発熱抵抗体64aおよび基板6
1b側に設けられる発熱抵抗体64bが、それぞれ加熱
される。
【0369】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド60の
発熱抵抗体64a、および発熱抵抗体64bの加熱され
た部分が、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に押
し付けられることにより、磁性媒体に磁気潜像が形成さ
れる。
【0370】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド6
0では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気
潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段60cにより磁性
媒体に、バイアス磁界を加えることができる。
【0371】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド60
では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気潜
像を形成する際に、磁気ヘッド手段60cを用いる場合
には、第1のサーマルヘッド手段60a、および/また
は、第2のサーマルヘッド手段60bの熱バイアスを加
えることができる。
【0372】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド6
0は、磁性媒体に磁気反転境界のはっきりした磁気潜像
を形成することができる。
【0373】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド60
は、実施例2と同様、磁気ヘッド手段60cの磁気ギャ
ップとしての間隔67hが、第1のサーマルヘッド手段
60aと第2のサーマルヘッド手段60bとの間の間隔
67hに一致している
【0374】より詳しくは、磁気ヘッド手段60cの磁
気ギャップとしての、磁性体膜68aと磁性体膜68b
との間の間隔67hと、基板61aの表面上に形成され
る複数の導体部63aと、基板61bの表面上に形成さ
れる複数の導体部63bとの間の間隔67hとが、一致
している
【0375】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加 することができる
【0376】次に、磁気プリンタ用記録ヘッド60の製
造方法について、以下に説明する。図7を再び参照し
て、磁気プリンタ用記録ヘッド60を製造する工程は、
図7(a)に示す工程において、サーマルヘッドのユニ
ット集合体を形成する工程が、磁気プリンタ用記録ヘッ
ド30を製造する工程と異なる以外は、磁気プリンタ用
記録ヘッド30を製造する工程と同様である。
【0377】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド60
を製造する際には、図7(a)に示されるサーマルヘッ
ドのユニット集合体30R1 に相当する、サーマルヘッ
ドのユニット集合体を形成する際に、基板を準備した
後、基板の表面に熱絶縁層、発熱抵抗体、複数の導体
部、保護膜の順に、磁気プリンタ用記録ヘッド60を製
造するためのサーマルヘッドのユニット集合体を形成す
る。
【0378】次に、基板の発熱抵抗体が設けられる側の
表面に対向する表面上に磁性体膜を形成する。磁性体膜
を形成する方法としては、たとえば、塗布法、スパッタ
リング法、蒸着法などを挙げることができる。
【0379】以下、図7(b)に示す工程、および、図
7(c)に示す工程と同様の工程を行なうことにより、
磁気プリンタ用記録ヘッド60を製造する。
【0380】なお、図7(a)に示す工程の、磁気プリ
ンタ用記録ヘッド60を製造するためのサーマルヘッド
のユニット集合体を形成する際において、まず、基板の
一方側の表面上に磁性体膜を形成し、しかる後に、磁性
体膜が形成される側の表面に対向する側の表面上に、熱
絶縁層、発熱抵抗体、複数の導体部、保護膜の順に磁気
プリンタ用記録ヘッド60を製造するためのサーマルヘ
ッドのユニット集合体を形成してもよい。
【0381】図21は、磁気プリンタ用記録ヘッド60
に近似した構成を有する本発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドの例を示す図である。
【0382】なお、図21では、説明を容易とするた
め、そのような磁気プリンタ用記録ヘッドの図19に相
当する概略的な断面図についてのみ図示する。
【0383】図21を参照して、この磁気プリンタ用記
録ヘッド60S1 は、磁気プリンタ用記録ヘッド60と
は、以下の点を除いて、同様であるので、相当する部材
については、相当する参照符号を付して、その説明を省
略する。
【0384】磁気プリンタ用記録ヘッド60S1 は、磁
気プリンタ用記録ヘッド60と、保護膜65S1 の設け
られ方が異なっている。
【0385】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド60
1 では、保護膜65S1 が、熱絶縁層62a、62b
の表面、発熱抵抗体64a、64bの表面、複数の導体
部63a、63bの表面および非磁性層67S1 の表面
をともに覆うように、一体的に設けられている。
【0386】磁気プリンタ用記録ヘッド60S1 を製造
するには、図7(a)に示す工程において、サーマルヘ
ッドのユニット集合体を形成する工程において、基板を
準備した後、基板の一方側の表面上に熱絶縁層、発熱抵
抗体、複数の導体部を形成した後、保護膜を形成するこ
となく、基板の発熱抵抗体が設けられる側の表面に対向
する表面上に磁性体膜を形成した後、図7(b)に示す
工程と、図7(c)に示す工程と同様の工程を行なった
後、熱絶縁層62a、62bの表面、発熱抵抗体64
a、64bの表面、複数の導体部63a、63bの表面
および非磁性層67S1 の表面をともに覆うように保護
膜65S1 を形成する。
【0387】実施例5 図22から図24は、本発明に従う磁気プリンタ用記録
ヘッドの他の実施例を拡大して概略的に示す図である。
【0388】図22は、磁気プリンタ用記録ヘッド70
の、磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁
気ドラムの回転軸に直交する方向から見た状態として概
略的に示す平面図である。
【0389】また、図23は、図22に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド70のX−X線に従う概略的な断面図で
ある。
【0390】また、図24は、図22に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド70のY−Y線に従う概略的な断面図で
ある。
【0391】図22から図24を参照して、この磁気プ
リンタ用記録ヘッド70は、第1のサーマルヘッド手段
70aと、第2のサーマルヘッド70bと、磁気ヘッド
手段70cとを含む。
【0392】第1のサーマルヘッド手段70a、第2の
サーマルヘッド手段70bのそれぞれは、一般に薄膜型
サーマルヘッドと呼ばれるサーマルヘッドの構成を有し
ており、実施例5に示す磁気プリンタ用記録ヘッド70
は、2台の薄膜型サーマルヘッドを使用した例を示す。
【0393】磁気プリンタ用記録ヘッド70において、
第2のサーマルヘッド手段70bは、第1のサーマルヘ
ッド手段70aに対して一定の間隔77hを隔てて並置
されている。
【0394】また、磁気ヘッド手段70cは、第1のサ
ーマルヘッド手段70aおよび第2のサーマルヘッド手
段70bの上に配置される。
【0395】より詳しくは、磁気ヘッド手段70cは、
磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体から、第1のサ
ーマルヘッド手段70aおよび第2のサーマルヘッド手
段70bの後方に配置される。
【0396】また、磁気ヘッド手段70cの磁気ギャッ
プに相当する間隔77hと、第1のサーマルヘッド手段
70aおよび第2のサーマルヘッド手段70bとの間の
間隔57hとは、一致している
【0397】間隔77h内には、非磁性層77が設けら
れている。次に、第1のサーマルヘッド手段70aの構
成についてさらに詳しく説明する。
【0398】第1のサーマルヘッド手段70aは、以下
の点を除いて、実施例4に示す磁気プリンタ用記録ヘッ
ド60の第1のサーマルヘッド手段60aと同様の構成
である。
【0399】すなわち、第1のサーマルヘッド手段70
aにおいて、実施例4に示すサーマルヘッド手段60a
の、基板61aが基板71aに、熱絶縁層62aが熱絶
縁層72aに、発熱抵抗体64aが発熱抵抗体74a
に、複数の導体部63aが複数の導体部73aに、保護
膜65aが保護膜75aにそれぞれ対応する。
【0400】この第1のサーマルヘッド手段70aは、
グレース層79aが設けられている点において、実施例
4に示す第1のサーマルヘッド手段60aと異なってい
る。
【0401】すなわち、この第1のサーマルヘッド手段
70aは、熱絶縁層72aの表面上の一定領域に形成さ
れたグレース層79aは、その断面が概ね楕円又は円を
軸方向に1/4に切断した形状の柱状形状を有してお
り、一辺が、非磁性層77に接するように設けられる。
【0402】また、熱絶縁層72aの表面およびグレー
ス層79aの表面をともに覆うように、発熱抵抗体74
aが設けられる。発熱抵抗体74aは、グレース層79
aに沿って湾曲部を有している。
【0403】発熱抵抗体74aの表面上には、複数の導
体部73aが設けられており、複数の導体部73aのそ
れぞれの先端部は、発熱抵抗体74aの湾曲部に接して
いる。すなわち、非磁性層77と複数の導体部73aの
それぞれの先端部との間には、発熱抵抗体74aの湾曲
部が存在する。
【0404】他方、第2のサーマルヘッド手段70bの
構成は、第1のサーマルヘッド手段70aと同様の構成
である。
【0405】すなわち、第2のサーマルヘッド手段70
bにおいて、第1のサーマルヘッド手段70aの基板7
1aが基板71bに、熱絶縁層72aが熱絶縁層72b
に、発熱抵抗体74aが発熱抵抗体74bに、複数の導
体部73aが複数の導体部73bに、磁性体膜78aが
磁性体膜78bに、グレース層79aがグレース層79
bにそれぞれ対応する。
【0406】基板71a側に設けられる複数の導体部7
3aのそれぞれと、基板71b側に設けられる複数の導
体部73bのそれぞれとは、それぞれ対応する1対の導
体部が、一定の間隔77hを隔てて、概ね直線上に並
ぶように設けられる。
【0407】この磁気プリンタ用記録ヘッド70では
熱手段は、基板71a側に設けられる発熱抵抗体74
aと、基板71b側に設けられる発熱抵抗体74bとを
含む。
【0408】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド70
は、基板71aの、発熱抵抗体74aが設けられる側の
表面に対向する側の表面上に磁性体膜78aと、基板7
1bの発熱抵抗体74bが設けられる側の表面に対向す
る側の表面上に磁性体膜78bとを含む。
【0409】そして、この磁気プリンタ用記録ヘッド7
0では、少なくとも、磁性体膜78aと磁性体膜78b
とで、磁気ヘッド手段70cが構成される。
【0410】そして、図22〜図24より明らかなよう
に、磁気ヘッド手段70cの磁気ギャップとしての間隔
77hと、第1のサーマルヘッド手段70aおよび第2
のサーマルヘッド手段70b間の間隔77hとは、一致
している
【0411】より詳しくは、磁気ヘッド手段70cの磁
気ギャップとしての間隔77hと、第1のサーマルヘッ
ド手段70aの複数の導体部73aおよび第2のサーマ
ルヘッド手段70bの複数の導体部73b間の間隔77
とが、一致している
【0412】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド70
では、第1のサーマルヘッド手段70aと第2のサーマ
ルヘッド手段70bとの間の間隔77h内および間隔7
7hに一致してなる磁性体膜78aと磁性体膜78bと
の間の間隔77h内とを貫通するように非磁性層77を
設け、非磁性層77により、第1のサーマルヘッド手段
70aと第2のサーマルヘッド手段70bと、磁気ヘッ
ド手段70cとが一体化されている。
【0413】基板71a、71bの材質、厚さは、基板
61a、61bの材質および厚さと同様であるのでその
説明を省略する。
【0414】熱絶縁層72a、72bの材質および厚さ
は、熱絶縁層62a、62bの材質および厚さと同様で
あるのでその説明を省略する。
【0415】導体部73a、73bの材質および厚さ
は、導体部63a、63bの材質および厚さと同様であ
るのでその説明を省略する。
【0416】発熱抵抗体74a、74bの材質および厚
さは、発熱抵抗体64a、64bの材質および厚さと同
様であるのでその説明を省略する。
【0417】保護膜75a、75bの材質は、保護膜6
5a、65bの材質と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0418】非磁性層77の材質としては、SiO2
の絶縁性のガラス材料の他、Al、Cu、Taなどの非
磁性金属を挙げることができる。
【0419】磁気プリンタ用記録ヘッド70では、図2
2〜図24から明らかなように、非磁性層77と、複数
の導体部73a、73bのそれぞれの先端部が発熱抵抗
体74a、74bおよび/またはグレース層79a、7
9bにより、互いに離れるように設けられており、その
結果、上記した非磁性金属を用いても、複数の導体部7
3aおよび複数の導体部73bのそれぞれが電気的に短
絡しない。
【0420】また、第1のサーマルヘッド手段70aと
第2のサーマルヘッド手段70bとの間の間隔77hの
幅(ギャップ長)d77は、0.1μm〜3.0μm程度
であることが好ましい。
【0421】磁性体膜78a、78bの材質および厚さ
は、磁性体膜68a、68bの材質および厚さと同様で
あるのでその説明を省略する。
【0422】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド70
では、磁気プリンタ用記録ヘッド60と同様、磁気プリ
ンタ用記録ヘッドとして要求される機械的強度は、基板
71aおよび基板71bにより付与されている。
【0423】したがって、この磁気プリンタ用記録ヘッ
ド70では、磁気プリンタ用記録ヘッド60と同様、磁
性体膜78aおよび磁性体膜78bの膜厚を薄くするこ
とにより、磁気ヘッド手段70cの磁気ギャップとして
の間隔77hから漏れる磁界を強くすることができる。
【0424】複数の導体部73aおよび複数の導体部7
3bのそれぞれに電流を流すと、電流の通電により、基
板71a側に設けられる発熱抵抗体74a、および、基
板71b側に設けられる発熱抵抗体74bがそれぞれ加
熱される。
【0425】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド70の
発熱抵抗体74a、および発熱抵抗体74bの加熱され
た部分が、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に押
し付けられることにより、磁性媒体に磁気潜像が形成さ
れる。
【0426】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド7
0では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気
潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段70cにより磁性
媒体にバイアス磁界を加えることができる。
【0427】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド70
では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気潜
像を形成する際に、磁気ヘッド手段70cを用いる場合
には、第1のサーマルヘッド手段70a、および/また
は、第2のサーマルヘッド手段70bの熱バイアスを加
えることができる。
【0428】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド7
0は、磁性媒体に磁気反転境界のはっきりした磁気潜像
を形成することができる。
【0429】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド70
は、実施例4と同様、磁気ヘッド手段70cの磁気ギャ
ップとしての間隔77hが、第1のサーマルヘッド手段
70aと第2のサーマルヘッド手段70bとの間の間隔
77hに一致している
【0430】より詳しくは、磁気ヘッド手段70cの磁
気ギャップとしての、磁性体膜78aと磁性体膜78b
との間の間隔77hと、基板71aの表面上に形成され
る複数の導体部73aと基板71bの表面上に形成され
る複数の導体部73bとの間の間隔77hとが一致して
いる
【0431】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加することができる
【0432】また、磁気プリンタ用記録ヘッド70で
は、グレース層79a、79bを設けた結果、磁気プリ
ンタ用記録ヘッド70と、磁気ドラムの表面に形成され
た磁性媒体との接触がより確実になっており、磁気プリ
ンタ用記録ヘッド70の加熱された部分の熱(情報)
が、磁性媒体に熱入力の効率を高くして伝達される。
【0433】なお、グレース層79a、79bの材質と
しては、SiO2 などの絶縁性のガラスを使用すること
ができ、その厚さは、50μm程度である。
【0434】なお、磁気プリンタ用記録ヘッド70の製
造方法は、磁気プリンタ用記録ヘッド30を製造する工
程と、図7(a)に示す工程において、サーマルヘッド
のユニット集合体を形成する工程が、磁気プリンタ用記
録ヘッド30を製造する工程と異なる以外は、同様であ
るので、その説明を省略する。
【0435】図25は、磁気プリンタ用記録ヘッド70
に近似した構成を有する本発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドの例を示す図である。
【0436】なお、図25では、説明を容易とするた
め、そのような磁気プリンタ用記録ヘッドの、図23に
相当する概略的な断面図についてのみ図示する。
【0437】また、図25では、説明を容易とするた
め、磁気プリンタ用記録ヘッド70と同一の部材につい
ては同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0438】また、ここでは、説明を容易とするため、
磁気プリンタ用記録ヘッド70との相違点についてのみ
説明する。
【0439】図25(a)に示す磁気プリンタ用記録ヘ
ッド70S1 は、磁気プリンタ用記録ヘッド70と、保
護膜75S1 の設けられ方が異なっている。
【0440】また、図25(b)に示す磁気プリンタ用
記録ヘッド70S2 は、磁気プリンタ用記録ヘッド70
と、発熱抵抗体74S2 および保護膜75S2 の設けら
れ方が異なっている。
【0441】また、図25(c)に示す磁気プリンタ用
記録ヘッドは、磁気プリンタ用記録ヘッド70と、グレ
ース層79S3 、発熱抵抗体74S3 、および保護膜7
5S3 の設けられ方が異なっている。
【0442】図25に示す磁気プリンタ用記録ヘッド
は、いずれも、図7に示す磁気プリンタ用記録ヘッド3
0と、同様の工程を行なうことにより製造することがで
きる。
【0443】実施例6 図26から図28は、本発明に従う磁気プリンタ用記録
ヘッドの他の実施例を拡大して概略的に示す図である。
【0444】図26は、磁気プリンタ用記録ヘッド80
の磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気
ドラムの回転軸に直交する方向から見た状態として概略
的に示す平面図である。
【0445】また、図27は、図26に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド80のX−X線に従う概略的な断面図で
ある。
【0446】また、図28は、図26に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド80のY−Y線に従う概略的な断面図で
ある。
【0447】図26から図28を参照して、この磁気プ
リンタ用記録ヘッド80は、第1のサーマルヘッド手段
80aと、第2のサーマルヘッド手段80bと、磁気ヘ
ッド手段80cとを含む。
【0448】第1のサーマルヘッド手段80a、第2の
サーマルヘッド手段80bのそれぞれは、一般に薄膜型
サーマルヘッドと呼ばれるサーマルヘッドの構成を有し
ており、実施例6に示す磁気プリンタ用記録ヘッド80
は、2台の薄膜型サーマルヘッドを使用した例を示す。
【0449】そして、第1のサーマルヘッド手段80a
と、第2のサーマルヘッド手段80bとは、少なくと
も、基板81を共用している。
【0450】磁気プリンタ用記録ヘッド80は、基板8
1と、基板81の一方側の表面に形成される熱絶縁層8
2と、熱絶縁層82の表面上に、所定の領域に形成され
る発熱抵抗体84と、発熱抵抗体84の表面上に形成さ
れる、複数の導体部83aおよび複数の導体部83b
と、熱絶縁層82の表面、発熱抵抗体84の表面、複数
の導体部83a、83bの表面をともに覆うように設け
られる保護膜85を含む。
【0451】また、基板81の、発熱抵抗体が設けられ
る側の一方側の表面に対向する他方側の表面(以下、単
に、他方側の表面という)には、1対の磁性体膜88
a、88bが設けられる。
【0452】磁性体膜88bは、磁性体膜88aに対し
て、一定の間隔87hを隔てて並置されている。
【0453】また、複数の導体部83aは、基板81の
一方側の表面上に、磁性体膜88aに対応するように設
けられる。
【0454】また、複数の導体部83bは、基板81の
一方側の表面上に、磁性体膜88bに対応するように、
複数の導体部83aに対して、一定の間隔87h′を隔
てて並置される。
【0455】また、発熱手段は、複数の導体部83aと
複数の導体部83bとの間の間隔87h′に設けられる
発熱抵抗体84を含む。
【0456】複数の導体部83aおよび複数の導体部8
3bは、磁気ドラムの回転軸に直交する方向に直線状に
互いに狭い一定の間隔W83a ,W83b を隔てて、平行に
なるように設けられる。
【0457】また、複数の導体部83aのそれぞれと、
複数の導体部83bのそれぞれとは、それぞれ対応する
1対の導体部が、一定の間隔87h′を隔てて、概ね直
線上に並ぶように設けられる。
【0458】また、複数の導体部83aおよび複数の導
体部83bのそれぞれの導体部は、図26に示すよう
に、発熱抵抗体84の加熱された部分が、効率よく磁気
ドラムの表面に形成された磁性媒体に伝えられるよう
に、その先端部が、凸状に細くなっている。
【0459】磁気ヘッド手段80cは、第1のサーマル
ヘッド手段80aおよび第2のサーマルヘッド手段80
bの上に配置される。
【0460】より詳しくは、磁気ヘッド手段80cは、
磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体から、第1のサ
ーマルヘッド手段80aおよび第2のサーマルヘッド手
段80bの後方に配置される。
【0461】また、磁気ヘッド手段80cの磁気ギャッ
プに相当する間隔87hと、第1のサーマルヘッド手段
80aおよび第2のサーマルヘッド手段80bの間の間
隔87h′とは、一致している
【0462】次に、第1のサーマルヘッド手段80aの
構成についてさらに詳しく説明する。
【0463】第1のサーマルヘッド手段80aは、基板
81と、基板81の一方側に表面上に形成される熱絶縁
層82と、熱絶縁層82の表面上に、所定の領域に形成
される発熱抵抗体84と、発熱抵抗体84の表面上に形
成される複数の導体部83aと、熱絶縁層82の表面、
発熱抵抗体84の表面および複数の導体部83aの表面
をともに覆うように設けられる保護膜85を含む。
【0464】他方、第2のサーマルヘッド手段80b
は、基板81と、基板81の表面上に形成される熱絶縁
層82と、熱絶縁層82の表面上に形成される複数の導
体部83bと、熱絶縁層82の表面、発熱抵抗体84の
表面および複数の導体部83bの表面をともに覆うよう
に設けられる保護膜85を含む。
【0465】この磁気プリンタ用記録ヘッド80におい
ては、第1のサーマルヘッド手段80aと第2のサーマ
ルヘッド手段80bとが、基板81、熱絶縁層82、発
熱抵抗体84、保護膜85を共用している。
【0466】基板81の材質としては、通常のアルミナ
等の非磁性のセラミックスを挙げることができ、その厚
さは、0.2mm〜5.0mm程度であることが好まし
い。
【0467】熱絶縁層82の材質としては、たとえば、
ガラス、ポリイミド、芳香族ポリイミド、ベンゾイミダ
ゾール等の耐熱性高分子材料を挙げることができ、その
厚さは20μm〜200μm程度である。
【0468】発熱抵抗体84の材質としては、たとえ
ば、Ta−Si合金、Ta−SiO2、Ta−Si−
C、Ta2 N、Ni−Cr合金、Cr−Si−O、Zn
Nなどを挙げることができ、その厚さは、20nm〜4
00nm程度であることが好ましい。発熱抵抗84は、
スパッタリング法、蒸着法などによって形成される。
【0469】導体部83aおよび導体部83bの材質と
しては、たとえば、Au、Pt、Cuなどの電気良導体
を挙げることができ、その厚さは、0.2μm〜2.0
μm程度であることが好ましい。
【0470】保護膜85の材質としては、たとえば、T
2 5 、Si3 4 、SiC、SiO2 、BNなどを
挙げることができる。
【0471】また、複数の導体部83aと複数の導体部
83bとの間の間隔87h′の幅d87h′は、0.1
μm〜3.0μm程度であることが好ましい。
【0472】磁性体膜層88aおよび磁性体膜層88b
の材質としては、たとえば、パーマロイ、Fe−Si合
金、Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni−C
o合金、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライ
ト、Mg−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、セ
ンダスト、アモルファス磁性体等の軟磁性材料を挙げる
ことができ、その厚さは、0.2mm〜5.0mm程度
であることが好ましい。
【0473】この磁気プリンタ用記録ヘッド80では、
磁気プリンタ用記録ヘッドとして要求される機械的強度
は、基板81により付与されている。
【0474】したがって、この磁気プリンタ用記録ヘッ
ド80では、磁性体膜88aおよび磁性体膜88bにつ
いては、特に、機械的強度が要求されないため、磁性体
膜88aおよび磁性体膜88bのそれぞれの膜厚を薄く
することができる。この磁気プリンタ用記録ヘッド80
では、磁性体膜88aおよび磁性体膜88bの膜厚を薄
くすることにより、磁気ヘッド手段80cの磁気ギャッ
プとしての間隔87hから漏れる磁界を強くすることが
できる。
【0475】磁性体膜88aおよび磁性体膜88bのそ
れぞれの膜厚は、特に以下の場合に限定されることはな
いが、たとえば、1μm〜100μm程度とすることが
可能である。
【0476】また、磁性体膜88aと磁性体膜88bと
の間の間隔87hの幅(ギャップ長)は、0.1μm〜
3.0μm程度であることが望ましい。
【0477】複数の導体部83aおよび複数の導体部8
3bのそれぞれに電流を流すと、複数の導体部83aと
複数の導体部83bとの間の間隔87h′に設けられる
発熱抵抗体84が加熱される。
【0478】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド80の
発熱抵抗体84の加熱された部分が、磁気ドラムの表面
に形成された磁性媒体に押し付けられることにより、磁
性媒体に磁気潜像が形成される。
【0479】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド8
0では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気
潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段80cにより、磁
性媒体にバイアス磁界を加えることができる。
【0480】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド80
では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気潜
像を形成する際に、磁気ヘッド手段80cを用いる場合
には、第1のサーマルヘッド手段80a、および/また
は第2のサーマルヘッド手段80bの熱バイアスを加え
ることができる。
【0481】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド8
0は、磁性媒体に、磁気反転境界のはっきりした磁気潜
像を形成することができる。
【0482】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド80
は、磁気ヘッド手段80cの磁気ギャップとしての間隔
87hが、第1のサーマルヘッド手段80aと第2のサ
ーマルヘッド手段80bとの間の間隔87h′に一致し
ている
【0483】より詳しくは、磁気ヘッド手段80cの磁
気ギャップとしての、磁性体膜88aと磁性体膜88b
との間の間隔87hと、基板81の一方側の表面上に形
成される複数の導体部83aと複数の導体部83bとの
間の間隔87h′とが一致している
【0484】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加することができる
【0485】次に、磁気プリンタ用記録ヘッド80の製
造方法について、以下に説明する。なお、磁気プリンタ
用記録ヘッド80の第1のサーマルヘッド手段80aお
よび第2のサーマルヘッド手段80bの製造方法につい
ては、公知のサーマルヘッドの製造方法を用いることが
できるので、ここでは、第1のサーマルヘッド手段80
aおよび第2のサーマルヘッド手段80bの製造工程に
ついての説明を省略する。
【0486】図29は、磁気プリンタ用記録ヘッド80
を製造する工程の、基板81の他方側の表面に1対の磁
性体膜88a、88bを形成する工程を概略的に示す断
面図である。
【0487】図29を参照して、まず図29(a)に示
す工程において、基板81の他方側の表面上に磁性体膜
層88を、公知の塗布法、スパッタリング法、蒸着法な
どを用いて形成する。
【0488】次に、図29(b)に示す工程において、
磁性体膜層88の表面上にフォトレジストなどの感光体
120を設ける。次に、図29(c)に示す工程におい
て、感光体120について、磁気プリンタ用記録ヘッド
80の磁気ヘッド手段80cの磁気ギャップとなる部分
に、公知のリソグラフィ法を用いて、たとえば、レーザ
光等で感光体120を露光し、現像することにより、開
口部120hを有するレジストパターン120aを形成
する。
【0489】次に、図29(d)に示す工程において、
開口部120hを通じて露出している磁性体膜層88
を、公知のウェットエッチング法、ドライエッチング法
等でエッチングする。次に、図29(e)に示す工程に
おいて、感光体120aを除去することにより、基板8
1の他方側の表面に、1対の磁性体膜88a、88bを
形成する。
【0490】以下、基板81の、磁性体膜88a、88
bが形成された他方側の表面に対向する一方側の表面上
に、熱絶縁層82、発熱抵抗体84、複数の導体部83
a、83bおよび保護膜85を順次形成することによ
り、磁気プリンタ用記録ヘッド80を形成する。
【0491】なお、複数の導体部83a、83bを形成
する工程において、磁性体膜88aと磁性体膜88bと
の間の間隔87hと、複数の導体部83aと複数の導体
部83bとの間の間隔が一致するように、複数の導体部
83a、83bを形成する。
【0492】なお、上述の磁気プリンタ用記録ヘッド8
0の製造方法では、まず基板81の他方側の表面に1対
の磁性体膜88a、88bを形成し、しかる後に、基板
81の一方側の表面に第1のサーマルヘッド手段80a
および第2のサーマルヘッド手段80bを製造する方法
を示したが、まず、基板81の一方側の表面に、第1の
サーマルヘッド手段80aおよび第2のサーマルヘッド
手段80bを形成し、基板81の一方側に形成した複数
の導体部83aと複数の導体部83bとの間の間隔に、
磁性体膜88aと磁性体膜88bとの間隔87hが一致
するように、基板81の他方側の表面に1対の磁性体膜
88a、88bを形成してもよい。
【0493】次に、磁気プリンタ用記録ヘッド80の他
の製造方法について、以下に説明する。
【0494】なお、磁気プリンタ用記録ヘッド80の第
1のサーマルヘッド手段80aおよび第2のサーマルヘ
ッド手段80bの製造方法については、公知のサーマル
ヘッドの製造方法を用いることができるので、ここで
は、第1のサーマルヘッド手段80aおよび第2のサー
マルヘッド手段80bの製造工程についての説明を省略
する。
【0495】図30は、磁気プリンタ用記録ヘッド80
を製造する工程の、基板81の他方側の表面に1対の磁
性体膜88a、88bを形成する工程を概略的に示す断
面図である。
【0496】図30を参照して、まず、図30(a)に
示す工程において、基板81を準備した後、図30
(b)に示す工程において、基板81の他方側の表面上
にフォトレジストなどの感光体121を形成する。
【0497】次に、図30(c)に示す工程において、
感光体121について、公知のリソグラフィ法を用い
て、たとえば、レーザ光等により感光体121を露光
し、現像することにより、レジストパターン121aを
形成する。
【0498】なお、図30(c)を参照して、このレジ
ストパターン121aは、磁気プリンタ用記録ヘッド8
0の磁気ヘッド手段80cの磁気ギャップとなる部分に
レジストを残留させる。
【0499】次に、図30(d)に示す工程において、
レジストパターン121aに従って、公知の塗布法、ス
パッタリング法、蒸着法、電解メッキ法、無電解メッキ
法などの方法により、磁性体膜層88を形成する。
【0500】次に、図30(e)に示す工程において、
残留した感光体121aを除去して、基板81の他方側
の表面に、1対の磁性体膜88a、88bを形成する。
【0501】以下、基板81の、磁性体膜88a、88
bが形成された他方側の表面に対向する一方側の表面上
に、熱絶縁層82、発熱抵抗体84、複数の導体部83
a、83bおよび保護膜85を順次形成することによ
り、磁気プリンタ用記録ヘッド80を形成する。
【0502】なお、複数の導体部83a、83bを形成
する工程において、磁性体膜88aと磁性体膜88bと
の間の間隔87hと、複数の導体部83aと複数の導体
部83bとの間の間隔87h′が一致するように、複数
の導体部83aと複数の導体部83bを形成する。
【0503】なお、上述の磁気プリンタ用記録ヘッド8
0の製造方法では、まず、基板81の他方側の表面に1
対の磁性体膜88a、88bを形成し、しかる後に、基
板81の一方側の表面に第1のサーマルヘッド手段80
aおよび第2のサーマルヘッド手段80bを形成する例
を示したが、まず、基板81の一方側の表面に第1のサ
ーマルヘッド手段80aおよび第2のサーマルヘッド手
段80bを形成し、しかる後に、基板81の一方側に形
成した複数の導体部83aと複数の導体部83bとの間
の間隔87h′に、磁性体膜88aと磁性体膜88bと
の間の間隔87hが一致するように、基板81の他方側
の表面上に、1対の磁性体膜88a、88bを形成して
もよい。
【0504】実施例7 図31から図33は、本発明に従う磁気プリンタ用記録
ヘッドの他の実施例を拡大して概略的に示す断面図であ
る。
【0505】図31は、磁気プリンタ用記録ヘッド90
の、磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁
気ドラムの回転軸に直交する方向から見た状態として概
略的に示す平面図である。
【0506】また、図32は、図31に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド90のX−X線に従う概略的な断面図で
ある。
【0507】また、図33は、図31に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド90のY−Y線に従う概略的な断面図で
ある。
【0508】図31から図33を参照して、この磁気プ
リンタ用記録ヘッド90は、第1のサーマルヘッド手段
90aと、第2のサーマルヘッド手段90bと、磁気ヘ
ッド手段90cとを含む。
【0509】第1のサーマルヘッド手段90a、第2の
サーマルヘッド手段90bのそれぞれは、一般に薄膜型
サーマルヘッドと呼ばれるサーマルヘッドの構成を有し
ており、実施例7に示す磁気プリンタ用記録ヘッドは、
2台の薄膜型サーマルヘッドを使用した例を示す。
【0510】そして、第1のサーマルヘッド手段90a
と第2のサーマルヘッド手段90bとは、少なくとも、
基板91を共用する構成となっている。
【0511】磁気プリンタ用記録ヘッド90は、グレー
ス層99が設けられている点を除けば、実施例6に示す
磁気プリンタ用記録ヘッド80と同様の構成である。
【0512】すなわち、磁気プリンタ用記録ヘッド90
において、実施例6に示す磁気プリンタ用記録ヘッド8
0の基板81が基板91に、熱絶縁層82が熱絶縁層9
2に、発熱抵抗体84が発熱抵抗体94に、複数の導体
部83a、83bが複数の導体部93a、93bに、保
護膜85が保護膜95にそれぞれ対応する。
【0513】また、基板91の発熱抵抗体94が設けら
れる側の一方側の表面に対向する他方側の表面上には、
実施例6と同様、1対の磁性体膜98a、98bが設け
られる。
【0514】磁性体膜98bは、磁性体膜98aに対し
て、一定の間隔97hを隔てて並置されている。
【0515】また、複数の導体部93aは、基板91の
一方側の表面上に、磁性体膜98aに対応するように設
けられる。
【0516】また、複数の導体部93bは、基板91の
一方側の表面上に、磁性体膜98bに対応するように、
複数の導体部93aに対して、一定の間隔97h′を隔
てて並置される。
【0517】また、発熱手段は、複数の導体部93aと
複数の導体部93bとの間の間隔97h′に設けられる
発熱抵抗体94を含む。
【0518】複数の導体部93aおよび複数の導体部9
3bのそれぞれの導体部は、磁気ドラムの回転軸に直交
する方向に、直線状に互い狭い一定の間隔を隔てて平行
になるように設けられる。
【0519】また、複数の導体部93aのそれぞれと複
数の導体部93bのそれぞれとは、それぞれ対応する1
対の導体部が、一定の間隔97h′を隔てて、概ね直線
上に並ぶように設けられる。
【0520】磁気ヘッド手段90cは、第1のサーマル
ヘッド手段90aおよび第2のサーマルヘッド手段90
bの上に配置される。
【0521】より詳しくは、磁気ヘッド手段90cは、
磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体から、第1のサ
ーマルヘッド手段90aおよび第2のサーマルヘッド手
段90bの後方に配置される。
【0522】また、磁気ヘッド手段90cの磁気ギャッ
プに相当する間隔97hと、第1のサーマルヘッド手段
90aおよび第2のサーマルヘッド手段90bの間の間
隔97h′とは、一致している
【0523】次に、第1のサーマルヘッド手段の構成に
ついて、さらに詳しく説明する。第1のサーマルヘッド
手段90aは、以下の点を除いて、実施例6に示す磁気
プリンタ用記録ヘッド80の第1のサーマルヘッド手段
80aと同様の構成である。
【0524】すなわち、第1のサーマルヘッド手段90
aにおいて、実施例6に示す磁気プリンタ用記録ヘッド
60の第1のサーマルヘッド手段80aの基板81が基
板91に、熱絶縁層82が熱絶縁層92に、発熱抵抗体
84が発熱抵抗体94に、保護膜85が保護膜95にそ
れぞれ対応する。
【0525】この第1のサーマルヘッド手段90aは、
グレース層99が設けられている点において、実施例6
に示す磁気プリンタ用記録ヘッド60の第1のサーマル
ヘッド手段80aと異なっている。
【0526】すなわち、第1のサーマルヘッド手段90
aは、熱絶縁層92aの表面上の一定領域に形成された
グレース層99を有している。
【0527】グレース層99は、その断面が概ね楕円又
は円を、該楕円又は円の軸方向に1/2に切断した形状
の柱状形状を有している。
【0528】また、熱絶縁層92の表面、グレース層9
9の表面をともに覆うように発熱抵抗体94が設けられ
る。
【0529】発熱抵抗体94は、グレース層99に沿っ
て、湾曲部を有している。発熱抵抗体94の表面上に
は、複数の導体部93aが設けられており、複数の導体
部93aのそれぞれの先端部は、発熱抵抗体94の湾曲
部に接している。
【0530】他方、第2のサーマルヘッド手段90bの
構成は、第1のサーマルヘッド手段90aの構成と同様
である。
【0531】すなわち、第2のサーマルヘッド手段90
bは、基板91と基板91の一方側の表面上に形成され
る熱絶縁層92と、熱絶縁層92の表面上の一定の領域
に形成されるグレース層99と、熱絶縁層92の表面お
よびグレース層99の表面をともに覆うように設けられ
る発熱抵抗体94と、発熱抵抗体94の表面上に、複数
の導体部93aに対して一定の間隔97h′を隔てて並
置される複数の導体部93aと、熱絶縁層92の表面、
発熱抵抗体94の表面および複数の導体部93bの表面
をともに覆うように設けられる保護膜95とを含む。
【0532】この磁気プリンタ用記録ヘッド90におい
ては、第1のサーマルヘッド手段90aと第2のサーマ
ルヘッド手段90bとが、基板91、熱絶縁層92、グ
レース層99、発熱抵抗体94および保護膜95を共用
している。
【0533】基板91の材質および厚さは、基板81の
材質および厚さと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0534】熱絶縁層92の材質および厚さは、熱絶縁
層82の材質および厚さと同様であるので、その説明を
省略する。
【0535】導体部93a、93bの材質および厚さ
は、導体部83a、83bの材質および厚さと同様であ
るので、その説明を省略する。
【0536】発熱抵抗体94の材質および厚さは、発熱
抵抗体84の材質および厚さと同様であるので、その説
明を省略する。
【0537】保護膜95の材質は、保護膜85の材質と
同様であるので、その説明を省略する。
【0538】また、複数の導体部93aと複数の導体部
93bとの間隔97h′の幅d97′は、0.1μm〜
3.0μm程度であることが好ましい。
【0539】磁性体膜98a、98bの材質および厚さ
は、磁性体膜88a、88bの材質および厚さと同様で
あるので、その説明を省略する。
【0540】また、磁性体膜98aと磁性体膜98bと
の間の間隔97hの幅(ギャップ長)は、0.1μm〜
3.0μm程度であることが好ましい。
【0541】この磁気プリンタ用記録ヘッド90では、
磁気プリンタ用記録ヘッドとして要求される機械的強度
は、基板91により付与される。
【0542】したがって、この磁気プリンタ用記録ヘッ
ド90では、磁性体膜98aおよび磁性体膜98bにつ
いては、特に機械的強度が要求されないため、磁性体膜
98aおよび磁性体膜98bのそれぞれの膜厚を薄くす
ることができる。
【0543】この磁気プリンタ用記録ヘッド90では、
磁性体膜98aおよび磁性体膜98bの膜厚を薄くする
ことにより、磁気ヘッド手段90cの磁気ギャップとし
ての間隔97hから漏れる磁界を強くすることができ
る。
【0544】磁性体膜98aおよび磁性体膜98bのそ
れぞれの膜厚は、特に以下の場合に限定されることはな
いが、たとえば、1μm〜100μm程度とすることが
可能である。
【0545】複数の導体部93aおよび複数の導体部9
3bのそれぞれに電流を流すと、複数の導体93aと複
数の導体部93bとの間の間隔97h′に設けられる発
熱抵抗体94が加熱される。
【0546】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド90の
発熱抵抗体94の加熱された部分が、磁気ドラムの表面
に形成された磁性媒体に押しつけられることにより、磁
性媒体に磁気潜像が形成される。
【0547】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド9
0では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に、磁
気潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段90cにより、
磁性媒体にバイアス磁界を加えることができる。
【0548】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド90
では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に、磁気
潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段90cを用いる場
合には、第1のサーマルヘッド手段90a、および/ま
たは、第2のサーマルヘッド手段90bの熱バイアスを
加えることができる。
【0549】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド9
0は、磁性媒体に、磁気反転境界のはっきりした磁気潜
像を形成することができる。
【0550】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド90
は、磁気ヘッド手段90cの磁気ギャップとしての間隔
97hが、第1のサーマルヘッド手段90aと第2のサ
ーマルヘッド手段90bとの間の間隔97h′に一致し
ている
【0551】より詳しくは、磁気ヘッド手段90cの磁
気ギャップとしての、磁性体膜98aと磁性体膜98b
との間の間隔97hと、基板91の一方側の表面上に形
成される複数の導体部93aと複数の導体部93bとの
間の間隔97h′とが一致している
【0552】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加することができる
【0553】また、磁気プリンタ用記録ヘッド90で
は、グレース層99を設けた結果、磁気プリンタ用記録
ヘッド90と、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体
との接触がより確実になっており、磁気プリンタ用記録
ヘッド90の加熱された部分の熱(情報)が、磁性媒体
に、熱入力の効率を高くして、伝達される。
【0554】なお、グレース層99の材質としては、S
iO2 等の非磁性のガラスを使用することができ、その
厚さは、50μm程度である。
【0555】なお、磁気プリンタ用記録ヘッド90の製
造方法は、図28、または、図29に示す磁気プリンタ
用記録ヘッド80の製造方法と同様であるので、その説
明を省略する。
【0556】実施例8 図34から、図36は、本発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドの他の実施例を拡大して概略的に示す断面図で
ある。
【0557】図34は、磁気プリンタ用記録ヘッド10
0の、磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、
磁気ドラムの回転軸に直交する方向から見た状態として
概略的に示す平面図である。
【0558】図35は、図34に示す磁気プリンタ用記
録ヘッド100のX−X線に従う概略的な断面図であ
る。
【0559】図36は、図34に示す磁気プリンタ用記
録ヘッド100のY−Y線に従う概略的な断面図であ
る。
【0560】図34から図36を参照して、この磁気プ
リンタ用記録ヘッド100は、第1のサーマルヘッド手
段100aと、第2のサーマルヘッド手段100bと、
磁気ヘッド手段100cとを含む。
【0561】第1のサーマルヘッド手段100aと、第
2のサーマルヘッド手段100bのそれぞれは、一般に
厚膜型のサーマルヘッドと呼ばれるサーマルヘッドの構
成を有しており、実施例8に示す磁気プリンタ用記録ヘ
ッド100は、2台の厚膜型サーマルヘッドを使用した
例を示す。
【0562】そして、第1のサーマルヘッド手段100
aと、第2のサーマルヘッド手段100bとは、少なく
とも、基板101を共用する構成となっている。
【0563】磁気プリンタ用記録ヘッド100は、基板
101と、基板101の一方側の表面に形成される熱絶
縁層102と、熱絶縁層102の表面上に形成される複
数の導体部103aおよび複数の導体部103bと、熱
絶縁層102の表面および複数の導体部103a、10
3bの表面をともに覆うように、所定の領域に形成され
る発熱抵抗体104と、熱絶縁層102の表面、複数の
導体部103a、103bの表面および発熱抵抗体10
4の表面をともに覆うように設けられる保護膜105を
含む。
【0564】また、基板101の、発熱抵抗体104が
設けられる側の一方側の表面に対向する他方側の表面に
は、1対の磁性体膜108a、108bが設けられる。
【0565】磁性体膜108bは、磁性体膜108aに
対して、一定の間隔107hを隔てて並置されている。
【0566】また、複数の導体部103aは、基板10
1の一方側の表面上に、磁性体膜108aに対応するよ
うに設けられている。
【0567】また、複数の導体部103bは、基板10
1の一方側の表面上に、磁性体膜108bに対応するよ
うに、複数の導体部103aに対して、一定の間隔10
7h′を隔てて並置される。
【0568】また、発熱手段は、複数の導体部103a
と複数の導体部103bとの間の間隔107h′に設け
られる発熱抵抗体104を含む。
【0569】複数の導体部103aのそれぞれの導体部
および複数の導体部103bのそれぞれの導体部は、磁
気ドラムの回転軸に直交する方向に、直線状に互いに狭
い一定の間隔W103a,W103bを隔てて、平行になるよう
に設けられる。
【0570】また、複数の導体部103aのそれぞれと
複数の導体部103bのそれぞれとは、それぞれ対応す
る1対の導体部が、一定の間隔107h′を隔てて、概
ね直線上になるように設けられる。
【0571】磁気ヘッド手段100cは、第1のサーマ
ルヘッド手段100aおよび第2のサーマルヘッド手段
100bの上に配置される。
【0572】より詳しくは、磁気ヘッド手段100c
は、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体から、第1
のサーマルヘッド手段100aおよび第2のサーマルヘ
ッド手段100bの後方に配置される。
【0573】また、磁気ヘッド手段100cの磁気ギャ
ップに相当する間隔107hと、第1のサーマルヘッド
手段100aおよび第2のサーマルヘッド手段100b
の間の間隔107h′とは、一致している
【0574】次に、第1のサーマルヘッド手段100a
の構成について、さらに詳しく説明する。
【0575】第1のサーマルヘッド手段100aは、基
板101と、基板101の一方側の表面上に形成される
熱絶縁層102と、熱絶縁層102の表面上に形成され
る複数の導体部103aと、熱絶縁層102の表面およ
び複数の導体部103aの表面をともに覆うように設け
られる発熱抵抗体104と、熱絶縁層102の表面、複
数の導体部103aの表面および発熱抵抗体104の表
面をともに覆うように設けられる保護膜105を含む。
【0576】他方、第2のサーマルヘッド手段100b
の構成は、第1のサーマルヘッド手段100aの構成と
同様である。
【0577】すなわち、第2のサーマルヘッド手段10
0bは、基板101と、基板101の一方側の表面上に
形成される熱絶縁層102と、熱絶縁層102の表面上
に形成される複数の導体部103bと、熱絶縁層102
の表面および複数の導体部103bの表面をともに覆う
ように設けられる発熱抵抗体104と、熱絶縁層102
の表面、複数の導体部103bの表面および発熱抵抗体
104の表面をともに覆うように設けられる保護膜10
5を含む。
【0578】発熱抵抗体104は、熱絶縁層102の表
面上の所定の領域に、複数の導体部103aと複数の導
体部103bとの間の間隔107h′に設けられる。
【0579】この磁気プリンタ用記録ヘッド100にお
いては、第1のサーマルヘッド手段100aと第2のサ
ーマルヘッド100bとが、基板101、熱絶縁層10
2、発熱抵抗体104、保護膜105を共用している。
【0580】基板101の材質としては、たとえば、通
常のアルミナ等の非磁性のセラミックスを挙げることが
でき、その厚さは、0.2mm〜5.0mm程度である
ことが好ましい。
【0581】熱絶縁層102の材質としては、たとえ
ば、ガラス、ポリイミド、芳香族ポリイミド、ベンゾイ
ミダゾール等の耐熱性高分子材料を挙げることができ、
その厚さは、20μm〜200μm程度である。
【0582】発熱抵抗体104の材質としては、たとえ
ば、Ru2 O系等の抵抗ペーストを挙げることができ、
その厚さは、1.0μm〜10.0μm程度であること
が好ましい。
【0583】導体部103aおよび導体部103bの材
質としては、たとえば、Au、Pt、Cu等の電気良導
体を挙げることができ、その厚さは、0.2μm〜2.
0μm程度であることが好ましい。
【0584】保護膜105の材質としては、たとえば、
Ta2 5 、Si3 4 、SiC、SiO2 、BN等を
挙げることができる。
【0585】また、複数の導体部103aと複数の導体
部103bとの間の間隔107h′の幅d107h′
は、0.1μm〜3.0μm程度であることが好まし
い。
【0586】磁性体膜層108aおよび磁性体膜層10
8bの材質としては、たとえば、パーマロイ、Fe−S
i合金、Fe−Co合金、Fe−Ni−Co合金、Ni
−Co合金、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェラ
イト、Mg−Znフェライト、Mg−Mnフェライト、
センダスト、アモルファス磁性体など軟磁性材料を挙げ
ることができる。
【0587】この磁気プリンタ用記録ヘッド100で
は、磁気プリンタ用記録ヘッドとして要求される機械的
強度は、基板101により付与されている。
【0588】したがって、この磁気プリンタ用記録ヘッ
ド100では、磁性体膜108aおよび磁性体膜108
bについては、特に機械的強度が要求されないため、磁
性体膜108aおよび磁性体膜108bのそれぞれの膜
厚を薄くすることができる。
【0589】この磁気プリンタ用記録ヘッド100で
は、磁性体膜108aおよび磁性体膜108bの膜厚を
薄くすることにより、磁気ヘッド手段100cの磁気ギ
ャップとしての間隔107hから漏れる磁界を強くする
ことができる。
【0590】磁性体膜108aおよび磁性体膜108b
のそれぞれの膜厚は、特に以下の場合に限定されること
はないが、たとえば、1.0μm〜100μm程度とす
ることが可能である。
【0591】複数の導体部103aおよび複数の導体部
103bのそれぞれに電流を流すと、複数の導体部10
3aと複数の導体部103bとの間の間隔107h′に
設けられる発熱抵抗体104が加熱される。
【0592】そして、磁気プリンタ用記録ヘッド100
の発熱抵抗体104の加熱された部分が、磁気ドラムの
表面に形成された磁性媒体に押しつけられることによ
り、磁性媒体に磁気潜像が形成される。
【0593】さらに、この磁気プリンタ用記録ヘッド1
00では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に、
磁気潜像を形成する際に磁気ヘッド手段100cによ
り、磁性媒体にバイアス磁界を加えることができる。
【0594】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド10
0では、磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に、磁
気潜像を形成する際に、磁気ヘッド手段100cを用い
る場合には、第1のサーマルヘッド手段100a、およ
び/または、第2のサーマルヘッド手段100bの熱バ
イアスを加えることができる。
【0595】したがって、磁気プリンタ用記録ヘッド1
00は、磁性媒体に、磁気反転境界のはっきりした磁気
潜像を形成することができる。
【0596】また、この磁気プリンタ用記録ヘッド10
0は、磁気ヘッド手段100cの磁気ギャップとしての
間隔107hが、第1のサーマルヘッド手段100aと
第2のサーマルヘッド手段100bとの間の間隔107
h′に一致している
【0597】より詳しくは、磁気ヘッド手段100cの
磁気ギャップとしての、磁性体膜108aと磁性体膜1
08bとの間の間隔107hと、基板101の一方側の
表面上に形成される複数の導体部103aと複数の導体
部103bとの間の間隔107h′とが一致している
【0598】したがって、磁性媒体の加熱領域に集中し
て、効率良く、バイアス磁界を印加することができる
【0599】なお、磁気プリンタ用記録ヘッド100の
製造方法は、図29、または、図30に示す磁気プリン
タ用記録ヘッド80の製造方法と同様であるので、その
説明を省略する。
【0600】なお、以上の実施例1〜実施例8に関する
開示は、本発明の単なる具体例にすぎず、本発明の技術
的範囲を何ら制限するものではない。
【0601】実施例1〜実施例5では、主として、磁気
ヘッド手段の磁気ギャップとして用いる第1のサーマル
ヘッド手段と第2のサーマルヘッド手段との間の間隔に
非磁性層が設けられた例を示したが、第1のサーマルヘ
ッド手段と第2のサーマルヘッド手段との間の間隔内
が、空間部である磁気プリンタ用記録ヘッドも本発明に
含まれる。
【0602】他方、実施例6〜実施例8では、主とし
て、磁気ヘッド手段の磁気ギャップ内が空間部である例
を示したが、磁気ヘッド手段の磁気ギャップ内に非磁性
層が設けられる磁気プリンタ用記録ヘッドも、本発明に
含まれる。
【0603】また、実施例1〜8では、磁気ヘッド手段
の磁気ギャップ部が、第1および第2のサーマルヘッド
手段に含まれる導体部のそれぞれと直交または概ね直交
する例を示したが、磁気ヘッド手段の磁気ギャップ部
は、第1および第2のサーマルヘッド手段に含まれる導
体部のそれぞれと一定の傾斜角を形成するように設けら
れてもよい。
【0604】また、本発明においては、第1のサーマル
ヘッド手段および第2のサーマルヘッド手段のそれぞれ
の構成として、公知の種々の構成を有するサーマルヘッ
ドを用いることができる。
【0605】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
に従う磁気プリンタ用記録ヘッドは、上記した構成を有
する結果、磁性媒体に磁気潜像を形成する際に、磁気
ヘッド手段のバイアス磁界を磁気ドラムの加熱領域に集
中的に印加することができる。
【0606】その結果、加熱領域の冷却後に形成される
磁化の方向が初期の向きとは反転した磁気潜像の磁化の
大きさを、バイアス磁界の印加により大きくすることが
できるので、磁気潜像からの磁気吸引力を大きくするこ
とができる。
【0607】また、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘ
ッドは、磁気ヘッド手段により磁性媒体に磁界を印加す
ることができるので、サーマルヘッド手段による熱を、
磁性媒体の保磁力を低下させる熱バイアスとして利用す
ることもできる。つまり、従来の磁気プリンタ用記録ヘ
ッドでは記録ができないような高保磁力の磁性媒体に
も、熱バイアスを用いることで記録することができる。
その結果、磁気反転境界からの磁気吸引力が大きく、ま
た、記録された磁気潜像が外乱因子(温度、磁界)に対
して安定である記録を行うことができる
【0608】また、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘ
ッドは、磁気ヘッド手段の磁気ギャップと、第1のサー
マルヘッド手段および第2のサーマルヘッド手段間の間
隔とが一致しており、両サーマルヘッド手段の間の直上
に磁気ギャップが位置している。その結果、磁気ヘッド
手段から印加されるバイアス磁界を、サーマルヘッド手
段の加熱領域に集中して効率良く印加することができる
ので、磁性媒体に磁気吸引力の大きな磁気潜像を形成す
ることができる
【0609】また、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘ
ッドでは、第1のサーマルヘッド手段と、第2のサーマ
ルヘッド手段と、磁気ヘッド手段とを、一体化すること
ができるので、磁気ドラムの同一側に、サーマルヘッド
手段と磁気ヘッド手段とを位置させることができる。こ
の結果、磁気プリンタの構造を簡単にすることができ
【0610】また、第2の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、第1の磁性体基板を、第1のサーマルヘッ
ド手段の構成部材および磁気ヘッド手段の構成部材とし
て共用し、第2の磁性体基板を、第2のサーマルヘッド
手段の構成部材および磁気ヘッド手段の構成部材として
共用している結果、磁気プリンタ用記録ヘッドの構造の
簡単化、さらには、磁気プリンタの装置の簡単化を図る
ことができる。
【0611】また、第2の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、基材として磁性体基板を選択する以外は、
従来のサーマルヘッドの製造方法を流用して、第1およ
び第2のサーマルヘッド手段を製造し、しかる後に、非
磁性層を挟んで、第1および第2のサーマルヘッド手段
を接合することにより形成することができる結果、製造
コストの低減を図ることができる。
【0612】しかも、磁気ヘッド手段の磁気ギャップに
相当する部分の間隔の幅を任意にコントロールすること
ができるので、所望の磁力を発生する磁気プリンタ用記
録ヘッドを容易に作成することができる。
【0613】また、第3の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、基板として、通常のサーマルヘッド手段の
基板材質を用いることができる。
【0614】また、第3の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、通常のサーマルヘッドを製造した後、基板
の、発熱抵抗体が設けられる側の表面の他方側の表面に
磁性体膜を形成した後、磁性体膜が形成されたサーマル
ヘッドを切断し、第1および第2のサーマルヘッド手段
を形成し、しかる後に、非磁性層を挟んで、第1のサー
マルヘッド手段および第2のサーマルヘッド手段を接合
することにより形成することができる。
【0615】第3の発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッ
ドは、比較的容易に作成することができる結果、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0616】しかも、磁気ヘッド手段の磁気ギャップに
相当する部分の幅を任意にコントロールすることができ
るので、所望の磁力を発生する磁気プリンタ用記録ヘッ
ドを容易に作成することができる。
【0617】また、第4の発明に従う磁気プリンタ用記
録ヘッドは、1の基板を有するものであり、該基板によ
り、第1のサーマルヘッド手段と第2のサーマルヘッド
手段と磁気ヘッド手段とが一体化されているものであ
る。
【0618】そして、第4の発明に従う磁気プリンタ用
記録ヘッドは、基板の、発熱抵抗体が設けられる側の表
面に対向する表面に磁性体膜を形成し、しかる後に、該
磁性体膜をエッチングすることにより磁気ヘッド手段を
製造する、または、基板の一部をマスクとして、磁性材
料を堆積させることにより磁気ヘッド手段を形成すると
いう比較的簡単な製造方法により製造することができる
ので、製造コストの低減を図ることができる。又、第3
および第4の発明に従う磁気プリンタ用磁気ヘッドで
は、磁性体膜を薄膜にすることができるので、磁気ギャ
ップから漏出る磁界を強くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドを用い
た磁気プリンタの動作を説明するための概略的な構成図
である。
【図2】図1に示す磁気記録ヘッド装置2を、磁気ドラ
ム3の回転軸3aに直交する方向の断面を拡大して概略
的に示す平面図である。
【図3】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、磁
気ドラムの表面に押し当てられる面を、磁気ドラムの回
転軸に直交する方向から見た状態を概略的に示す平面図
である。
【図4】図3に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX−X
線に従う概略的な断面図である。
【図5】図3に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY−Y
線に従う概略的な断面図である。
【図6】図1に示した磁気記録ヘッド装置2を用いて、
磁気ドラムの表面に形成された磁性媒体に磁気潜像を形
成する工程を、拡大して概略的に示す断面図である。
【図7】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの製造
工程を概略的に示す断面図である。
【図8】図7(a)に示す工程において製造される、サ
ーマルヘッドのユニット集合体の一部を拡大して概略的
に示す平面図である。
【図9】磁気プリンタ用記録ヘッド30に近似した構成
を有する、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの例
を示す断面図である。
【図10】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、
磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気ド
ラムの回転軸に直交する方向から見た状態を概略的に示
す平面図である。
【図11】図10に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX
−X線に従う概略的な断面図である。
【図12】図10に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY
−Y線に従う概略的な断面図である。
【図13】磁気プリンタ用記録ヘッド40に近似した構
成を有する、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの
例を概略的に示す断面図である。
【図14】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、
磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気ド
ラムの回転軸に直交する方向から見た状態を概略的に示
す平面図である。
【図15】図14に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX
−X線に従う概略的な断面図である。
【図16】図14に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY
−Y線に従う概略的な断面図である。
【図17】磁気プリンタ用記録ヘッド50に近似した構
成を有する、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの
例を概略的に示す断面図である。
【図18】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、
磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気ド
ラムの回転軸に直交する方向から見た状態を概略的に示
す平面図である。
【図19】図18に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX
−X線に従う概略的な断面図である。
【図20】図18に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY
−Y線に従う概略的な断面図である。
【図21】磁気プリンタ用記録ヘッド60に近似した構
成を有する、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの
例を概略的に示す断面図である。
【図22】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、
磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気ド
ラムの回転軸に直交する方向から見た状態を概略的に示
す平面図である。
【図23】図22に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX
−X線に従う概略的な断面図である。
【図24】図22に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY
−Y線に従う概略的な断面図である。
【図25】磁気プリンタ用記録ヘッド70に近似した構
成を有する、本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの
例を概略的に示す断面図である。
【図26】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、
磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気ド
ラムの回転軸に直交する方向から見た状態として、概略
的に示す平面図である。
【図27】図26に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX
−X線に従う概略的な断面図である。
【図28】図26に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY
−Y線に従う概略的な断面図である。
【図29】磁気プリンタ用記録ヘッド80を製造する工
程の、基板81の他方側の表面に1対の磁性体膜88
a、88bを形成する工程を概略的に示す断面図であ
る。
【図30】磁気プリンタ用記録ヘッド80を製造する工
程の、基板81の他方側の表面に1対の磁性体膜88
a、88bを形成する工程を概略的に示す断面図であ
る。
【図31】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、
磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気ド
ラムの回転軸に直交する方向から見た状態として、概略
的に示す平面図である。
【図32】図31に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX
−X線に従う概略的な断面図である。
【図33】図31に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY
−Y線に従う概略的な断面図である。
【図34】本発明に従う磁気プリンタ用記録ヘッドの、
磁気ドラムの表面に押し当てられる面の一部を、磁気ド
ラムの回転軸に直交する方向から見た状態として、概略
的に示す平面図である。
【図35】図34に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのX
−X線に従う概略的な断面図である。
【図36】図34に示す磁気プリンタ用記録ヘッドのY
−Y線に従う概略的な断面図である。
【図37】特開昭62−65070号公報に記載された
磁気プリンタの動作を説明するための概略的な模式図で
ある。
【図38】従来のサーマルヘッドの、磁気ドラムの表面
に押し当てられる面の一部を、上方から見た状態とし
て、概略的に示す平面図である。
【図39】図38に示す従来のサーマルヘッドのX−X
線に従う概略的な断面図である。
【図40】図38に示す従来のサーマルヘッドのY−Y
線に従う概略的な断面図である。
【図41】特開平3−154067号公報に記載される
磁気プリンタの動作を概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
1 磁気プリンタ 2 磁気記録ヘッド装置 3 磁気ドラム 4 現像機 5 転写ローラ 6 加熱ヒータ 7 クリーナ 8 消去ヘッド 9 磁性トナー 12 磁性媒体 21 コア部 22 コイル 23a、23b リード線 30 磁気プリンタ用記録ヘッド 30R1 サーマルヘッドのユニット集合体 30a 第1のサーマルヘッド手段 30b 第2のサーマルヘッド手段 30c 磁気ヘッド手段 31a、31b 磁性体基板 32a、32b 熱絶縁層 33a、33b 導体部 34a、34b 発熱抵抗体 35a、35b 保護膜 37 非磁性層 37h 間隔 51a、51b 基板 58a、58b 磁性体膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 純一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−14771(JP,A) 特開 昭61−57975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/42 G03G 19/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサーマルヘッド手段と、 前記第1のサーマルヘッド手段に対して間隔を隔てて並
    置される第2のサーマルヘッド手段と 気ヘッド手段とを備え、 前記磁気ヘッド手段は 磁性材料からなる第1の磁性体部材と、 前記第1の磁性体部材と間隔を隔てて配置され、軟磁性
    材料からなる第2の磁性体部材とを含み、前記第1の磁性体部材は前記第1のサーマルヘッド手段
    に含まれ、 前記第2の磁性体部材は前記第2のサーマルヘッド手段
    に含まれ、 さらに、 前記第1および第2の磁性体部材に磁界を印加する手段
    を備え、 前記第1および第2のサーマルヘッド手段の間の間隔
    と、前記第1および第2の磁性体部材の間の間隔とはほ
    ぼ同一であり、 前記第1および第2の磁性体部材の間の間隔は、前記第
    1および第2の磁性体部材から磁界が漏洩する磁気ギャ
    ップとして作用する、磁気プリンタ用記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 軟磁性材料からなる第1の磁性体基板
    と、 前記第1の磁性体基板上に形成される第1の導体部と、 前記第1の磁性体基板に対して間隔を隔てて並置され、
    軟磁性材料からなる第2の磁性体基板と、 前記第2の磁性体基板上に形成される第2の導体部と、 前記第1および第2の導体部と電気的に接続して設けら
    れる発熱手段と、 前記第1および第2の磁性体基板に磁界を印加する手段
    とを備え、 少なくとも、前記第1の磁性体基板と、前記第1の導体
    部と、前記発熱手段とで、第1のサーマルヘッド手段を
    構成し、 少なくとも、前記第2の磁性体基板と、前記第2の導体
    部と、前記発熱手段とで、第2のサーマルヘッド手段を
    構成し、 少なくとも、前記第1の磁性体基板と、前記第2の磁性
    体基板とで、磁気ヘッド手段を構成し、前記第1のサーマルヘッド手段と前記磁気ヘッド手段と
    は基材として前記第1の磁性体基板を共有し、 前記第2のサーマルヘッド手段と前記磁気ヘッド手段と
    は基材として前記第2の磁性体基板を共有し、 前記第1および第2の磁性体基板の間の間隔は、前記第
    1および第2の磁性体基板から磁界が漏洩する磁気ギャ
    ップとして作用する、磁気プリンタ用記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記発熱手段は、前記第1の導体部と電
    気的に接続され、前記第1の磁性体基板側に設けられる
    第1の発熱抵抗体と、 前記第2の導体部と電気的に接続され、前記第2の磁性
    体基板側に設けられる第2の発熱抵抗体とを含む、請求
    に記載の磁気プリンタ用記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記発熱手段は、前記第1の導体部と前
    記第2の導体部との間の間隔に設けられる発熱抵抗体を
    含む、請求項に記載の磁気プリンタ用記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 第1の表面と、前記第1の表面と反対側
    に位置する第2の表面とを有する第1の基板と、 前記第1の基板の第1の表面上に形成され、軟磁性材料
    からなる第1の磁性体膜と、 前記第1の基板の第2の表面上に形成される第1の導体
    部と、 前記第1の基板に対して間隔を隔てて並置され、第3の
    表面および第4の表面を有する第2の基板と、 前記第2の基板の第3の表面上に形成され、軟磁性材料
    からなる第2の磁性体膜と、 前記第2の基板の第4の表面上に形成される第2の導体
    部と、 前記第1および第2の導体部と電気的に接続して設けら
    れる発熱手段と、 前記第1および第2の磁性体膜に磁界を印加する手段と
    を備え、 少なくとも、前記第1の基板と、前記第1の導体部と、
    前記発熱手段とで、第1のサーマルヘッド手段を構成
    し、 少なくとも、前記第2の基板と、前記第2の導体部と、
    前記発熱手段とで、第2のサーマルヘッド手段を構成
    し、 少なくとも、前記第1の磁性体膜と、前記第2の磁性体
    膜とで、磁気ヘッド手段を構成構成し、前記第1のサーマルヘッド手段と前記磁気ヘッド手段と
    は基材として前記第1の基板を共有し、 前記第2のサーマルヘッド手段と前記磁気ヘッド手段と
    は基材として前記第2の基板を共有し、 記第1および第2の磁性体膜の間の間隔は、前記第1
    および第2の磁性体膜から磁界が漏洩する磁気ギャップ
    として作用する、磁気プリンタ用記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記発熱手段は、 前記第1の導体部と電気的に接続され、前記第1の基板
    の前記第2の表面上に設けられる第1の発熱抵抗体と、 前記第2の導体部と電気的に接続され、前記第2の基板
    の前記第4の表面上に設けられる第2の発熱抵抗体とを
    含む、請求項に記載の磁気プリンタ用記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記発熱手段は、前記第1の導体部と前
    記第2の導体部との間の間隔に設けられる発熱抵抗体を
    含む、請求項に記載の磁気プリンタ用記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 第1の表面と、前記第1の表面と反対側
    に位置する第2の表面とを有する基板と、 前記第1の表面上に形成され、軟磁性材料からなる第1
    の磁性体膜と、 前記第1の表面上に、前記第1の磁性体膜に対して間隔
    を隔てて並置され、軟磁性材料からなる第2の磁性体膜
    と、 前記第2の表面上において、前記第1の表面上に形成さ
    れた前記第1の磁性体膜が存在する領域と対向する領域
    に形成される第1の導体部と、 前記第2の表面上において、前記第1の表面上に形成さ
    れた前記第2の磁性体膜が存在する領域と対向する領域
    に形成される第2の導体部と、 前記第1および第2の導体部と電気的に接続されて設け
    られる発熱手段と、 前記第1および第2の磁性体膜に磁界を印加する手段と
    を備え、 少なくとも、前記基板と、前記第1の導体部と、前記発
    熱手段とで、第1のサーマルヘッド手段を構成し、 少なくとも、前記基板と、前記第2の導体部と、前記発
    熱手段とで、第2のサーマルヘッド手段を構成し、 少なくとも、前記第1の磁性体膜と前記第2の磁性体膜
    とで、磁気ヘッド手段を構成し、 前記第1および第2の導体部の間の間隔と、前記第1お
    よび第2の磁性体膜の間の間隔とはほぼ同一であり、前記第1のサーマルヘッド手段と前記磁気ヘッド手段と
    は基材として前記基板を共有し、 前記第2のサーマルヘッド手段と前記磁気ヘッド手段と
    は基材として前記基板を共有し、 記第1および第2の磁性体膜の間の間隔は、前記第1
    および第2の磁性体膜から磁界が漏洩する磁気ギャップ
    として作用する、磁気プリンタ用記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記発熱手段は、前記第1の導体部と電
    気的に接続され、前記基板の前記第2の表面上に設けら
    れる第1の発熱抵抗体と、 前記第2の導体部と電気的に接続され、前記基板の前記
    第2の表面上に設けられる第2の発熱抵抗体とを含む、
    請求項に記載の磁気プリンタ用記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記発熱手段は、前記第1の導体部と
    前記第2の導体部との間の間隔に設けられる発熱抵抗体
    を含む、請求項に記載の磁気プリンタ用記録ヘッド。
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