JP3212733B2 - Ae発生箇所標定装置 - Google Patents

Ae発生箇所標定装置

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JP3212733B2 JP02247293A JP2247293A JP3212733B2 JP 3212733 B2 JP3212733 B2 JP 3212733B2 JP 02247293 A JP02247293 A JP 02247293A JP 2247293 A JP2247293 A JP 2247293A JP 3212733 B2 JP3212733 B2 JP 3212733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検出体のAE(ア
コースティックエミッション)の発生箇所をAEセンサ
がAEを検出した時刻に基づいて標定するAE発生箇所
標定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のAE発生箇所標定装置と
しては、被検出体からのAEを検出する2個のAEセン
サと、上記各AEセンサからのAE信号を増幅するアン
プリファイアー(以下、アンプという)と、この各アンプ
から出力されたAE信号としきい値とをそれぞれ比較す
る2個の比較器と、この2個の比較器から出力されるA
E信号がしきい値を越えたことを表す各信号を受けた両
時刻間の時間差に基づいて、AEの発生箇所を決定する
AE発生箇所決定手段とを備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のAE発生箇所標定装置は、単に、AE信号がしきい
値を越えた時刻に基づいて、AEの発生箇所を標定して
いるため、次のような問題がある。すなわち、図6に示
すように、AEの発生箇所が第1と第2のAEセンサと
の間の丁度中間点であって、同じ波形のAE信号WLを
第1と第2の比較器が受けたとしても、レベルの異なる
しきい値L1,L2を用いると、AE信号WLがしきい
値を越えたAE信号WLの波形上の点はA,Bとなり、
その時刻はTa,Tbとなって、AEの発生箇所を第1と
第2のAEセンサの中間点とは異なる点だと標定するこ
とになる。また、第1と第2の比較器が同じしきい値L
2を用いたとしても、減衰の具合により、第1のAEセ
ンサが受けるAEに対応するAE信号の波形がWLとな
り、第2のAEセンサが受けるAEに対応するAE信号
の波形がWSとなり、そのため、各AE信号WL,WS
がしきい値L2を越える各波形上の点はB,Cとなり、
その時刻はTb,Tcとなって、やはり、AEの発生箇所
が第1と第2のAEセンサの中間点であっても、中間点
と異なる点をAEの発生箇所と標定することになる。つ
まり、従来のAE発生箇所標定装置では、AE信号がし
きい値を越えた時刻に基づいて、AEの発生箇所を標定
しているため、図6に示すように、しきい値のレベルの
相違による標定誤差や、AE信号の減衰による振幅の相
異による標定誤差が生じることになる。このような標定
誤差は、固い材料、例えば、窒化けい素系セラミックス
のような被検出体の場合には、その中を伝わる音速が速
いため、極めて大きなものとなる。
【0004】そこで、この発明の目的は、しきい値の相
違や減衰の程度の違いに影響を受けることなく、特に、
音速の速い場合においてでも正確にAE発生箇所を標定
できるAE発生箇所標定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明のAE発生箇所標定装置は、被検出
体からのAEを検出する少なくとも2個のAEセンサ
と、上記各AEセンサから出力されたAE信号を増幅す
る増幅器と、上記各増幅器から出力された増幅されたA
E信号の各波形を記憶するウエーブメモリと、上記増幅
器からの増幅されたAE信号としきい値とを比較する比
較手段と、上記比較手段が上記AE信号がしきい値を越
えたことを表す信号を出力したときに、上記ウエーブメ
モリから所定時間領域の上記各波形を読み出して、上記
各波形における番目に発生する極値の発生時刻を決定
する極値発生時刻決定手段と、上記極値発生時刻決定手
段により決定された2番目に発生した極値の発生時刻間
の時間差に基づいて、AEの発生箇所を決定するAE発
生箇所決定手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】上記構成によると、少なくとも2個のAE
センサが被検出体からのAEを検出する。上記各AEセ
ンサから出力されたAE信号は増幅器で増幅されて、こ
の増幅されたAE信号の各波形はウエーブメモリに記憶
される。一方、上記比較手段が上記増幅器からの増幅さ
れたAE信号としきい値を比較する。上記比較手段が上
記AE信号がしきい値を越えたことを表す信号を出力し
たときに、極値発生時刻決定手段は上記ウエーブメモリ
から所定時間領域の上記各波形を読み出して、上記各波
形における2番目に発生した極値の発生時刻を決定す
る。上記所定時間領域は比較手段が上記AE信号がしき
い値を越えたと判断する時刻よりも前の時刻における波
形をも含む時間領域であってもよく、あるいは、しきい
値が極めて小さいときには、上記比較手段が上記AE信
号がしきい値を越えたと判断した時刻よりも後の時刻の
みを含む時間領域であってもよい。AE発生箇所決定手
段は上記極値発生時刻決定手段により決定された各2番
目に発生した極値の発生時刻間の時間差に基づいて、A
Eの発生箇所を決定する。すなわち、この時間差に相当
したAEの伝播距離だけ、対のAEセンサからの距離に
差がある点の位置を求めて、AEの発生箇所が決定され
る。このように、各AEセンサが検出したAEの波形の
2番目に発生した極値の発生時刻に基づいて、AEの発
生箇所を標定するので、しきい値の大小や減衰の大小等
に影響を受けることなく、正確にAEの発生箇所を標定
することができ、特に、AEの速度が速い、例えば、窒
化けい素系セラミックスのような硬質な材料のAEの発
生箇所を正確に標定することができる。以上のことは、
図6に示すように、波形WL,WSの大小に関係なく、
極値Hh,H1の発生する時刻Thは同じであることから
も分かる。なお、線路等の一次元におけるAEの発生箇
所を決定するには、2個のAEセンサの位置と、それら
のAEセンサがAE信号の2番目の極値を検知した時刻
の時間差に基づいて決定される。二次元におけるAEの
発生箇所を決定するには、3個のAEセンサの位置と、
それらのAEセンサがAE信号の2番目の極値を検知し
た時刻の時間差に基づいて決定される。たとえば、2つ
のAEセンサの位置を焦点とし、これらの焦点からの距
離の間の差が、上記時間差に相当した距離である点の軌
跡である双曲線を描き、このような双曲線を各対のAE
センサの位置を焦点として複数描き、これらの双曲線の
交点からAEの発生箇所が決定される。
【0007】さらに、上記極値発生時刻決定手段が上記
AE信号の2番目に発生した極値を決定するようにして
いるので、次のような利点がある。すなわち、もし、1
番目の極値を選択したとすると、1番目の極値はそのレ
ベルが低いため、減衰の影響により、増幅器で増幅して
も、1番目の極値の決定が不正確になるのに対して、こ
の発明のように、2番目の極値を選択すると、そのレベ
ルが低すぎることがないため、減衰があっても、2番目
の極値を正確に決定して、その発生時刻を正確に検知で
きる。また、もし、3番目の極値を選択したとすると、
そのレベルが高すぎるため、増幅器を高い増幅率に設定
してAE信号を高感度に検出しょうとすると、オーバー
レンジすることがあるのに対して、この発明のように、
2番目の極値を選択すると、そのレベルが高すぎること
がないため、増幅器を高い増幅率に設定して増幅して
も、オーバーレンジすることがない。
【0008】請求項2の発明では、上記比較手段は、そ
れぞれの増幅器からの増幅された各AE信号としきい値
とを比較し、上記極値発生時刻決定手段は、上記比較手
段から各AE信号がしきい値を越えたことを表す信号を
受けたときに、その各AE信号の波形をウエーブメモリ
から読み出す。
【0009】上記構成によると、上記比較手段は、それ
ぞれの増幅器からの各AE信号としきい値とを比較し
て、極値発生時刻決定手段は、各AE信号がしきい値を
越えたときに、その各AE信号の波形をウエーブメモリ
から読み出して、処理を行う。このように、少なくとも
2個のAEセンサから出力されてそれぞれの増幅器で増
幅された各AE信号について、別々にしきい値と比較
し、AE信号がしきい値を越えたときにそのしきい値を
越えたAE信号の波形をウエーブメモリから読み出すの
で、一つだけの比較器を用いて、一つのAEセンサから
のAE信号がしきいを越えたときに、全てのAEセンサ
からのAE信号の波形を全てウエーブメモリから読み出
すようにする場合に比して、各AE信号について、多す
ぎることのない必要な領域の波形のみをウエーブメモリ
から読み出すことができ、信号の処理量を少なくするこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0011】図1において、1は窒化けい素系セラミッ
クス等の固い被検出体からのAEを検出する第1AEセ
ンサ、2は第1AEセンサ1から出力されたAE信号を
増幅する増幅器の一例としてのプリアンプ、3はプリア
ンプ2から出力されたAE信号を受けて、例えば100
KHz以下の機械的ノイズと2MHz以上の電気的ノイズ
を削除するバンドパスフィルタ、4はバンドパスフィル
タ3から出力されたAE信号を増幅する増幅器の一例と
してのメインアンプである。
【0012】ウエーブメモリ6はメインアンプ4から出
力されたAE信号をデジタル化して、逐次記憶する。上
記ウエーブメモリ6はAE信号の所定時間領域分を記憶
する容量を有し、その容量がAE信号によって満たされ
ると、先に記憶したAE信号を捨て、新しいAE信号を
記憶していく。つまり、このウエーブメモリ6はいわゆ
るFIFO(先入れ先出し)形式の記憶をしており、所定
時間領域のAE信号の波形全体を微細な時間刻みで記憶
している。一方、比較器5はメインアンプ4からのAE
信号としきい値とを比較する。このしきい値はAE信号
の発生時刻そのものを決定するためのものではなく、ど
の所定時間領域のAE信号を処理するかを決定するため
のものである。したがって、このしきい値は低いレベル
に設定され、このレベルを越えた場合に、上記所定時間領
域のAE信号について後述の処理が行なわれる。上記比
較器5がAE信号のレベルがしきい値のレベルを越えた
ことを表す信号をウエーブメモリ6とコンピュータ7に
出力する。上記ウエーブメモリ6は比較器5からAE信
号がしきい値を越えたことを表す信号を受けると、その
時点で、ウエーブメモリ6が記憶している所定時間領域
分の時刻とAE信号のレベルを対応づけたデータをコン
ピュータ7に出力する。上記所定時間領域には、AE信
号がしきい値を越える以前の時刻も含んでいる。コンピ
ュータ7は図2に示すソフトウェアにより動作して、A
Eの発生箇所の標定結果を表す信号を表示装置8に出力
して、AEの発生箇所を表示装置8に表示する。
【0013】なお、第2センサ11、プリアンプ12、
バンドパスフィルタ13、メインアンプ14、比較器1
5およびウエーブメモリ16は、先に述べた第1AEセ
ンサ1、プリアンプ2、バンドパスフィルタ3、メイン
アンプ4、比較器5およびウエーブメモリ6と全く同じ
構成をしており、全く同じ動作をする。
【0014】上記コンピュータ7の動作を図2を参照し
ながら以下に説明する。
【0015】まず、上記コンピュータ7は比較器5,1
5からAE信号がしきい値を越えたことを表す信号を受
けたか否かを判断する(ステップS1)。第1AEセンサ
1、比較器5およびウエーブメモリ6等の動作と、第2
AEセンサ11、比較器15およびウエーブメモリ16
等の動作とは、全く同じなので、以下では、上記第1A
Eセンサ1、比較器5およびウエーブメモリ6等につい
てのみ説明する。 上記比較器5からの信号に基づき、
AE信号がしきい値を越えたと判別すると(ステップS
1)、ウエーブメモリ6から所定時間領域の間のAE信
号の波形そのものを読み取る(ステップS2)。このAE
信号の波形は図3の下段に示すような形をしている。こ
の読み出されたAE信号の波形は、この実施例では、A
E信号がしきい値を越えたと判断する時点よりも以前の
領域と以後の領域とを含むものである。
【0016】次に、上記読み出されたAE信号の波形に
基づき、図3に示す2番目に発生する極値としての第1
極小値E2の発生時刻T2を決定する(ステップS
3)。この第1極小値の発生する時刻T2を決定するア
ルゴリズムは種々あるが、たとえば、所定時間幅でAE
信号のレベルの差を取り、その差がマイナスからプラス
に転じた1番目の点の時刻を第1極小値の発生する時刻
T2とするものである。図3において、1番目に発生す
る極値である第1極大値E1を検出しようとすると、こ
の極大値のレベルが小さいため、AE信号によっては、
この第1極大値の発生時刻を正確に決定することができ
ない。また、3番目に発生する極値である第2極大値E
3の発生時刻を検出しようとすると、第2極大値E3の
レベルが高いため、増幅率によってはオーバーレンジす
ることがある。したがって、2番目に発生する極値であ
る第1極小値E2の発生時刻T2を検出するのである。
なお、図3において、上段はAE信号の発信波形を表
し、下段はAE信号の受信波形を表し、T0は発信波形
の発生時刻を表す。
【0017】次に、このようして求めた第1AEセンサ
1からのAE信号の第1極小値の発生時刻と第2AEセ
ンサ11からのAE信号の第1極小値の発生時刻との時
間差を求め、さらに、この時間差に相当するAEの伝播
距離を求めて、第1センサ1を設けた点と第2AEセン
サ11を設けた点に対して、上記走行距離だけの距離差
を有する点をAEの発生箇所と標定する(ステップS
4)。そして、この標定動作を終了するか否かを判断す
る(ステップS5)。
【0018】このように、この実施例では、単に、AE
信号がしきい値を越えた時刻を求めるのではなく、各A
E信号の波形について同等な点である第1極小値E2の
発生時刻T2を基準にして、AEの発生箇所を決定する
ので、第1,第2AEセンサ1,11からのAE信号に対
する比較器5,15のしきい値の設定の如何に拘わら
ず、また、減衰の程度の如何に拘わらず、正確にAEの
発生箇所を決定することができる。また、2番目に発生
する適切なレベルを有する第1極小値E2の発生時刻T
2を求めるようにしているから、減衰が大きいあるいは
転がり軸受に適用したときのように転がりノイズが発生
する場合であっても、1番目に発生する極値である低い
レベルの第1極大値E1を特定して、その発生時刻を求
める場合に比べて、第1極小値E2の特定が正確にで
き、したがって、その発生時刻を正確に定めることがで
きる。また、2番目に発生する極値である第1極小値E
2は、3番目に発生する極値である第2極大値E3や4
番目に発生する極値である第2極小値E4よりもレベル
が低いから、増幅しても、オーバーレンジすることがな
く、第1極小値E2の発生時刻T2を確実に決定するこ
とができる。
【0019】図4は図3に示す発信波形と受信波形の関
係を、第1極大値と第2極大値と第1極小値をパラメー
タとして、発信波形電圧と受信波形振幅との関係で示し
たものである。○は図3の上段に示す発信波形の立ち上
がり時間Dが0.1μsであるものを示し、□は発信波形
の立ち上がり時間Dが0.3μsであるものを示し、△は
発信波形の立ち上がり時間Dが0.5μsであるものを示
す。また、○ □ △の中に線がないものは第1極大値を
表し、縦線があるものは第2極大値を表し、横線がある
ものは第1極小値を表す。この図から分かるように、第
2極大値を用いた場合にはオーバーレンジし、第1極大
値を用いた場合にはレベルが低くなり、第1極小値を用
いた場合にはレベルが適切になることが分かる。
【0020】図5は平面上におけるAEの発生箇所を標
定する装置の概要を示したものである。矩形の平板状の
被検出体のコーナー3箇所にAEセンサ21,22,23
を設けている。図示しない転動体が円形の軌道を走行
し、転走痕25を残している。この3個のAEセンサ2
1,22,23からの各AE信号について、先の実施例と
全く同様にして、第1極小値の各発生時刻を求め、この
発生時刻間の時間差に相当する距離差を各AEセンサ2
1,22,23から有する点を求め、AEの発生箇所とし
た。このAEの発生箇所の標定結果は、実際のAEの発生
箇所が(33.0,56.0)であるのに対して、(32.0,
57.0)となり、極めて精度の高いものであった。な
お、従来のAE信号がしきい値を越えた時刻を基にし
て、AEの発生箇所を標定する装置では、(31.8, 4
9.9)であった。これからも、この実施例の装置は従来
例の装置に比べてはるかに精度が高いことが分かる。
【0021】上記実施例ではAEセンサを2個あるいは
3個設けた例について述べたが、三次元空間におけるA
Eの発生箇所を標定するためには4個以上のAEセンサ
を設ければよい。
【0022】また、上記実施例では、プリアンプ2,1
2、バンドパスフィルタ3,13およびメインアンプ4,
14を用いたが、これらのうちのいくつかは取り除いて
もよい。
【0023】また、上記実施例では、最初に極大値が出
て、次に、極小値が出るAE信号の波形であったが、機
器の特性によっては、最初に極小値が出て、次に、極大
値が出る形式のものもある。この場合は、2番目に発生
する極値の発生時刻として、第1極大値の発生時刻を検
出するようにすればよい。
【0024】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のAE発生箇所標定装置は、ウエーブメモリに少なく
とも2個のAEセンサから出力されて増幅器で増幅され
たAE信号の波形を記憶すると共に、上記増幅器からの
増幅されたAE信号としきい値とを比較手段によって比
較して、上記AE信号がしきい値を越えたときに、上記
ウエーブメモリから所定時間領域の上記各AE信号の波
形を読み出して、上記各波形における2番目に発生する
極値の発生時刻を極値発生時刻決定手段によって決定
し、さらに、これらの2番目の極値の発生時刻間の時間
差に基づいて、AE発生箇所決定手段によって、AE発
生箇所を決定するようにしているので、AEの速度が速
い、例えば、窒化けい素系セラミックスのような硬質な
材料からなる被検出体についてでも、しきい値の設定レ
ベルの相違やAE信号の減衰の程度に関係なく、正確に
AEの発生箇所を標定することができる。特に、各波形
における2番目に発生する極値の発生時刻に基づいて、
AE発生箇所を決定するようにしているので、AEの減
衰が大きい場合であっても、正確に極値の発生時刻を決
定することができ、また、増幅器を高い増幅率に設定し
て増幅して高感度にAEを検出しょうとしても、オーバ
ーレンジすることがない。
【0025】また、請求項2の発明のAE発生箇所標定
装置は、少なくとも2個のAEセンサから出力されて増
幅器で増幅された各AE信号について、比較手段が各A
E信号を別々にしきい値と比較し、AE信号がしきい値
を越えたときにそのしきい値を越えたAE信号の波形を
ウエーブメモリから極値発生時刻決定手段が読み出すの
で、各AE信号について、多すぎることのない必要な領
域の波形のみをウエーブメモリから読み出すことがで
き、信号の処理量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施例のAE発生箇所
標定装置のブロック図である。
【図2】 図2は上記実施例のフローチャートである。
【図3】 図3はAE信号の波形を示す図である。
【図4】 図4は発信波形電圧と受信波形振幅との関係
を示すグラフである。
【図5】 図5はこの発明の第2実施例のAE発生箇所
標定装置の一部の模式図である。
【図6】 図6はAE信号の波形の大小およびしきい値
の高低によるAEの検出時刻の相違を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…第1AEセンサ、2,12…プリアンプ、3,13…
バンドパスフィルタ、4,14…メインアンプ、5,15
…比較器、6,16…ウエーブメモリ、7…コンピュー
タ、8…表示装置、11…第2AEセンサ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体からのAEを検出する少なくと
    も2個のAEセンサと、上記各AEセンサから出力されたAE信号を増幅する増
    幅器と、 上記各増幅器から出力された増幅された AE信号の各波
    形を記憶するウエーブメモリと、上記増幅器 からの増幅されたAE信号としきい値とを比
    較する比較手段と、 上記比較手段が上記AE信号がしきい値を越えたことを
    表す信号を出力したときに、上記ウエーブメモリから所
    定時間領域の上記各波形を読み出して、上記各波形にお
    ける番目に発生する極値の発生時刻を決定する極値発
    生時刻決定手段と、 上記極値発生時刻決定手段により決定された2番目に発
    生した極値の発生時刻間の時間差に基づいて、AEの発
    生箇所を決定するAE発生箇所決定手段とを備えたこと
    を特徴とするAE発生箇所標定装置。
  2. 【請求項2】 上記比較手段は、それぞれの増幅器から
    の増幅された各AE信号としきい値とを比較し、上記極
    値発生時刻決定手段は、上記比較手段から各AE信号が
    しきい値を越えたことを表す信号を受けたときに、その
    各AE信号の波形をウエーブメモリから読み出すことを
    特徴とする請求項1に記載のAE発生箇所標定装置。
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