JP3215564B2 - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物

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JP3215564B2 JP30752593A JP30752593A JP3215564B2 JP 3215564 B2 JP3215564 B2 JP 3215564B2 JP 30752593 A JP30752593 A JP 30752593A JP 30752593 A JP30752593 A JP 30752593A JP 3215564 B2 JP3215564 B2 JP 3215564B2
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明 末廣
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/101Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids
    • C08K5/103Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids with polyalcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D151/00Coating compositions based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D151/08Coating compositions based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Coating compositions based on derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性塗料の一成分とし
て、ポリグリセリンエーテルと脂肪酸とのエステル化物
を用いることにより、塗膜の滑り性および加工性を改善
した水性塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、缶(飲料缶、食
缶、サニタリー缶など)、びんの王冠などの製造プロセ
スとして、金属平板にあらかじめ塗料を塗装しておき、
次いでこの塗装金属板にしぼり加工、打抜き加工、巻締
め加工ならびに折曲げ加工などの成型加工を行なって目
的とする製品にすることが多く採用されている。また、
これらのプロセスに用いられる塗料についてみると、公
害防止、省資源、安全衛生向上などに基き、有機溶剤系
塗料から水を主たる分散媒とする水性塗料に移行されつ
つある。
【0003】このようなプロセスにおいて、塗装金属板
の成型加工によって塗膜にキズ、ワレ、ハガレなどが生
ずるのを防止するために上記水性塗料中にワックスを配
合して形成塗面にすべり性を付与させている。塗料中に
ワックスを混入することによって塗面の摩擦抵抗が小さ
くなり、成型加工性が向上することはすでに公知である
が、水性塗料中へのワックスの混入方法について十分な
研究がなされておらず、種々の問題点が提起され、水性
塗料への移行の中でその改善が要望されている。
【0004】すなわち、従来は界面活性剤などを乳化剤
としてワックスを水中に微粒子状に分散させたワックス
エマルジョンもしくは親水基(例えばカルボキシル基)
を導入しこれを中和してなる変性ワックスの水溶液もし
くは水分散液を用い、水性塗料に混入するのが一般的で
あった。
【0005】ところがこのような方法によってワックス
を混入した水性塗料において、ワックスの粒子と水性塗
料の樹脂粒子とは別々に遊離して存在しているために、
塗膜を形成する過程で水性塗料の樹脂粒子の均一な融着
をワックス粒子が阻害し、該樹脂による連続融着塗膜を
形成することが困難となって塗膜の物理的性能などが低
下し、しかも該塗料の貯蔵中にワックス粒子が凝集して
塗膜のハジキ、ヘコミなどの発生原因となり、さらに凝
集が進行するとワックスと水性塗料とが相分離すること
もある。また、界面活性剤が多量に水性塗料中に混入す
ると塗膜の付着性、耐水性、加工性、耐候性などが低下
するおそれがある。また本来乳化剤は水溶性があるた
め、塗料を缶内面用に使用した場合には、塗膜中の乳化
剤が缶内容物に溶出するため衛生性やフレーバー性にも
問題があった。
【0006】また、缶のイージーオープンエンドなどの
厳しい加工が行なわれる用途には、柔軟でかつ強靭な塗
膜物性が要求されている。
【0007】上記要求を満たす有機溶剤型塗料として従
来から塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料が開発されて
いる。この塗料は金属素材への密着性、加工性に優れて
おり補修を必要としない塗料として有用であるが、金属
缶の内面塗料として用いた場合、可塑剤あるいは安定化
剤であるエポキシ化油成分が内容物中へ抽出移行し、食
品衛生上好ましくなく、また内容物のフレーバーを変化
させる欠点がある。このほかにも、塗料の経時変化によ
る増粘あるいは加工性の変化が見られ塗料の管理が極め
て困難である。しかも塩化ビニル系オルガノゾル塗料を
水性化することは技術的に困難である。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、塗
膜の滑性および加工性に優れ、塗面外観、塗膜性能およ
び塗料安定性などに問題のない水性塗料を得るべく鋭意
研究の結果、水性塗料中に、ポリグリセリンエーテルと
脂肪酸とのエステル化物を配合することによって目的と
する塗料が得られることを見出し本発明を完成させたも
のである。
【0009】すなわち本発明は、「1.水性塗料中に、
ポリグリセリンエーテルと脂肪酸とのエステル化物であ
る下記一般式〔1〕で表わされる化合物が溶解または分
散されてなることを特徴とする水性塗料組成物。
【化2】 (式中、Rは水素原子又はR 1 OC−で表わされるアシ
ル基を表わし、かつ、Rのうち1/3以上の数のRがア
シル基であり、R 1 は炭素原子数8〜18のアルキル基
又はアルケニル基を表わす。nは2〜10の整数を表わ
す。)」に関する。
【0010】また本発明は、「2.ポリグリセリンエー
テルと脂肪酸とのエステル化物である上記一般式〔1〕
で表わされる化合物が、塗料固形分に対し0.1〜5重
量%の範囲の量配合されてなる上記水性塗料組成物。
に関する。
【0011】
【0012】
【0013】さらに本発明は、「3.水性塗料が水分散
性樹脂成分として、芳香族エポキシ樹脂と高酸価アクリ
ル樹脂との混合物又はグラフト化物を含有する上記項1
又は2記載の水性塗料組成物」に関する。
【0014】また本発明は、「水性塗料が架橋樹脂とし
てフェノール樹脂又はアミノ樹脂を含有する上記項3記
載の水性塗料組成物」に関する。
【0015】本発明における水性塗料はビヒクル成分と
なる水分散性樹脂がそのままで又は中和によって水性媒
体中に微粒子状に安定に分散された熱可塑性又は熱硬化
性塗料であることができる。
【0016】上記水分散性樹脂は、親水性官能基(例え
ば、カルボキシル基、スルフォン酸基、リン酸基、ホウ
酸基、水酸基、エーテル基など)を骨格中に有し、その
ままで又は塩基性化合物などで中和することによって水
分散化可能な樹脂であり、このような水分散性樹脂とし
ては、例えば上記官能基を有する化合物を用いてそれ自
体公知の方法で製造される上記官能基を有せしめたポリ
エステル樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂、エポキシ樹脂と高酸価アクリル系樹脂とのグラフ
ト化物、ポリブタジエンなどの未中和樹脂およびこれら
の未中和樹脂中の官能基を前記化合物で中和した樹脂な
どがあげられ、これらは単独でもしくは2種以上で使用
することができる。
【0017】上記官能基を中和するために用いる塩基性
化合物としては、例えばアルカリ金属化合物、アンモニ
ア、1級、2級および3級のアルキルアミンならびに脂
肪族アミン、アルカノールアミン、脂肪族環状アミンな
どがあげられる。
【0018】上記水分散性樹脂のうち、エポキシ樹脂な
かでも芳香族系エポキシ樹脂と高酸価アクリル系樹脂と
の混合物又はグラフト化物が特に好適である。このグラ
フト化物は例えば下記に示す方法により製造され得る。 (I)芳香族系エポキシ樹脂とカルボキシル基含有アク
リル系樹脂とを、有機溶剤溶液中、第3級アミンの存在
下にエステル付加反応させる。 (II)有機溶剤溶液中、ベンゾイルパーオキサイド等の
ラジカル発生剤の存在下に、芳香族系エポキシ樹脂にラ
ジカル重合性不飽和単量体をグラフト重合反応させる。
【0019】該芳香族系エポキシ樹脂としては、例えば
エピクロルヒドリンとビスフェノールとをアルカリ触媒
の存在下に高分子量まで縮合させたもの、エピクロルヒ
ドリンとビスフェノールとをアルカリ触媒の存在下に低
分子量のエポキシ樹脂に縮合させ、この低分子量エポキ
シ樹脂とビスフェノールとを重付加反応させることによ
り得られたもの等の他、二塩基酸を組合せたエポキシエ
ステル樹脂であってもよい。ここで二塩基酸としては、
一般式 HOOC−(CH2)n −COOH (式中nは1〜12の整数を示す。) で示される化合物が好適に用いられ、具体的には、コハ
ク酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ドデカン二酸、ヘキサヒドロフタル酸等を例示で
きる。ビスフェノールとしては、ビスフェノールA及び
ビスフェノールFが好適に使用され、また両者の混合物
であってもよい。
【0020】斯かるエポキシ樹脂の具体例としては、例
えばシェル化学社製のエピコート1004(エポキシ当
量約900、数平均分子量約1,400)、エピコート
1007(エポキシ当量約1,700、数平均分子量約
2,900)、エピコート1009(エポキシ当量約
3,500、数平均分子量約3,750)、エピコート
1010(エポキシ当量約4,500、数平均分子量約
5,500)等が挙げられる。
【0021】上記エポキシ樹脂1分子当りのエポキシ基
の数は、特に制限されるものではない。エポキシ樹脂と
カルボキシル基含有アクリル系樹脂とのグラフト化物を
得る場合には、反応形態によりエポキシ基の数は適宜選
択される。即ち、該反応形態が前記(I)エステル付加
反応である場合には、上記エポキシ樹脂1分子当りエポ
キシ基は平均0.5〜2個、好ましくは0.5〜1.6
個であるのがよい。また、該反応形態がエポキシ樹脂主
鎖の水素引き抜きによるカルボキシル基含有アクリル系
モノマーを含むアクリル系モノマーのグラフト反応であ
る場合、上記エポキシ樹脂中にエポキシ基は実質上存在
しなくてもよい。
【0022】また、上記混合物又はグラフト化に用いら
れるエポキシ樹脂の数平均分子量は、レトルト処理性、
粘度などの点から通常1,400〜8,000程度が好
ましく、2,900〜7,000程度であることがより
好ましい。
【0023】上記エステル化反応又はエポキシ樹脂との
混合物に用いられるカルボキシル基含有アクリル系樹脂
としては、下記(a)群の如きカルボキシル基含有ラジ
カル重合性不飽和単量体の少なくとも1種又は必要であ
ればこれと共重合可能な(b)群の如きラジカル重合性
不飽和単量体とを共重合させて得られるアクリル系樹脂
を例示できる。
【0024】(a)アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸、クロトン酸等の如きα,β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸。
【0025】(b)2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート等の如きアクリル酸又はメタクリル酸の炭素原子数
が1〜8個のヒドロキシアルキルエステル; メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチル
アクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルアク
リレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルアク
リレート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチルア
クリレート、tert−ブチルメタクリレート、シクロヘキ
シルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタク
リレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタク
リレート、アクリル酸デシル等の如きアクリル酸又はメ
タクリル酸の炭素原子数が1〜24個のアルキル又はシ
クロアルキルエステル; アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアク
リルアミド、N−エチルメタクリルアミド、ジアセトン
アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミド、N−メトキシメチルアク
リルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド等の如
き官能性アクリル又はメタクリルアミド; スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンの如
き芳香族ビニル単量体; プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、ビニルプロピオネート、ビニ
ルピバレート、ベオバモノマー(シェル化学社製)等の
如きビニル単量体。
【0026】上記した不飽和単量体の好ましい組合せの
例としては、例えば(イ)メタクリル酸メチル/アクリ
ル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸、(ロ)スチレン
/メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル
酸、(ハ)スチレン/アクリル酸エチル/メタクリル
酸、(ニ)メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/ア
クリル酸等が挙げられる。
【0027】これらのカルボキシル基含有アクリル系樹
脂の調製は、例えば上記した不飽和単量体をラジカル重
合用開始剤の存在下に溶液重合法により容易に行ない得
る。上記カルボキシル基含有アクリル系樹脂の数平均分
子量としては、通常5,000〜100,000程度、
また酸価は樹脂固形分で通常50〜500程度の範囲内
がよい。
【0028】上記(I)エステル付加反応において、使
用される芳香族系エポキシ樹脂とカルボキシル基含有ア
クリル系樹脂の固形分濃度としては、特に制限はなく、
これら樹脂の最適粘度を有する範囲であることが望まし
い。また第3級アミンは、芳香族系エポキシ樹脂のエポ
キシ基に対して通常0.1〜1当量の範囲で使用するの
がよい。
【0029】上記エステル付加反応は、従来公知の方法
で行なうことができ、例えば芳香族系エポキシ樹脂の有
機溶剤溶液とカルボキシル基含有アクリル系樹脂の有機
溶剤溶液とを均一に混合せしめた後、第3級アミン水性
溶液の存在下に通常60〜130℃の反応温度において
約1〜6時間反応を実質的にエポキシ基が消費されるま
で行なうのがよい。
【0030】エポキシ樹脂と高酸価アクリル系樹脂との
グラフト化物を前記(II)グラフト重合反応によって得
る場合に使用するラジカル重合性不飽和単量体として
は、前記(I)エステル付加反応において使用するカル
ボキシル基含有アクリル系樹脂の製造に用いられる
(a)群および(b)群のラジカル重合性不飽和単量体
と同様の単量体を挙げることができる。
【0031】上記グラフト重合反応において、芳香族系
エポキシ樹脂と上記ラジカル重合性不飽和単量体との使
用割合としては、特に制限はないが通常前者:後者=9
5〜70重量%:5〜30重量%とするのがよい。この
場合、カルボキシル基含有ラジカル重合性不飽和単量体
は、全ラジカル重合性単量体中20〜80重量%となる
ように使用するのがよい。またラジカル発生剤は、ラジ
カル重合性不飽和単量体に対して通常3〜15重量%の
範囲で使用するのがよい。
【0032】上記グラフト重合反応は、従来公知の方法
で行なうことができ、例えば80〜150℃に加熱され
た芳香族系エポキシ樹脂の有機溶剤溶液にラジカル発生
剤を均一に混合せしめたラジカル重合性不飽和単量体を
1〜3時間要して添加し、更に同温度を1〜3時間保持
することによって行なうことができる。
【0033】上記(I)エステル付加反応及び(II)グ
ラフト重合反応において使用される有機溶剤としては、
芳香族系エポキシ樹脂及びカルボキシル基含有アクリル
系樹脂を溶解し且つこれら樹脂の反応物のカルボン酸塩
を水で希釈する場合にエマルジョンの形成に支障を来た
さない水と混合し得る有機溶剤である限り、従来公知の
ものをいずれも使用できる。
【0034】上記有機溶剤の代表例としては、イソプロ
パノール、ブチルアルコール、2−ヒドロキシ−4−メ
チルペンタン、2−エチルヘキシルアルコール、シクロ
ヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル等
のアルコール系、セロソルブ系及びカルビトール系溶剤
を挙げることができる。また水と混和しない不活性有機
溶剤も使用可能であり、斯かる有機溶剤としては、例え
ばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類等が挙げられる。
【0035】上記芳香族系エポキシ樹脂と高酸価アクリ
ル系樹脂とのグラフト化物は塩基性化合物で樹脂中のカ
ルボキシル基の少なくとも一部を中和することによって
水分散性樹脂とすることができる。上記カルボキシル基
を中和するに用いられる塩基性化合物は、通常カルボキ
シル基の中和に用いられるものである限り従来公知のも
のを広く使用でき、例えば任意の第1級アミン、第2級
アミン、第3級アミン、第4級アンモニウム塩等が挙げ
られる。より具体的には、メチルアミン、エチルアミ
ン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ヘ
キシルアミン、モノエタノールアミン,プロパノールア
ミン、ベンジルアミン、ジメチルアミン、ジブチルアミ
ン、ジヘキシルアミン、メチルエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエチルアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、トリエタノ
ールアミン、トリブチルアミン、ジメチルn−ブチルア
ミン、トリプロピルアミン、γ−ピコリン、テトラヘキ
シルアンモニウムヒドロキサイド等である。斯かる中和
剤の使用量としては、反応物中のカルボキシル基に対し
て通常0.1〜2の中和当量で用いるのがよい。該中和
剤による中和処理も、従来公知の方法により行ない得
る。
【0036】本発明水性塗料組成物において、水分散性
樹脂が水酸基などの架橋性官能基を有する場合には、硬
化性を向上するためにその架橋性官能基と反応性を有す
る架橋剤を配合することができる。例えば水分散性樹脂
が上記芳香族エポキシ樹脂と高酸価アクリル系樹脂との
グラフト化物である場合には、架橋性官能基として水酸
基、カルボキシル基などが存在し、この架橋剤としてフ
ェノール樹脂やアミノ樹脂などを配合することができ
る。
【0037】上記フェノール樹脂としては、フェノール
やビスフェノールAなどのフェノール類とホルムアルデ
ヒドとを反応触媒の存在下で縮合反応させて、メチロー
ル基を導入してなるレゾール型フェノール樹脂を挙げる
ことができる。上記アミノ樹脂としては、メラミン、尿
素、ベンゾグアナミン、スピログアナミン、ジシアンジ
アミド等のアミノ成分とアルデヒドとの反応によって得
られるメチロール化アミノ樹脂があげられる。アルデヒ
ドとしては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、ベンツアルデヒド等がある。ま
た、これらの樹脂のメチロール基の一部をメチルアルコ
ール、エチルアルコール、n−ブチルアルコール、イソ
ブチルアルコールなどの炭素原子数1〜8のアルコール
にてエーテル化したものも使用できる。これらの架橋樹
脂は、水分散性樹脂100重量部に対して通常、1〜4
0重量部、さらには5〜30重量部の範囲で使用するこ
とが好ましい。
【0038】本発明組成物においては、前記水分散性樹
脂をビヒクル成分とする水性塗料中に、ポリグリセリン
エーテルと脂肪酸とのエステル化物が溶解または分散さ
れている。エステル化物を形成するポリグリセリンエー
テルは、グリセリンをエーテル化してなる2個以上、好
ましくは6個以上の水酸基を有するポリグリセリンエー
テルであり、重合度は4〜12であることが好ましい。
【0039】上記脂肪酸としては、炭素原子数8〜18
の飽和又は飽和脂肪酸が好ましく、具体例としてカプリ
ル酸、ラウリン酸、オレイン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸などが挙げられる。上記ポリグリ
セリンエーテルと上記脂肪酸とは、通常のエステル化反
応によりエステル化物を生成することができる。上記ポ
リグリセリンエーテルと脂肪酸とのエステル化物として
は、下記一般式〔1〕で表わされるものが好ましい。
【0040】
【化3】
【0041】(式中、Rは水素原子又はR1 OC−で表
わされるアシル基を表わし、かつ、Rのうち1/3以上
の数のRがアシル基であり、R1 は炭素原子数8〜18
のアルキル基又はアルケニル基を表わす。nは2〜10
の整数を表わす。)
【0042】
【作用】本発明組成物は、得られる塗膜の滑り性および
加工性が優れている。この理由としては、ポリグリセリ
ンエーテルと脂肪酸とのエステル化物が、脂肪酸残基、
例えば上記式〔1〕中のR1 である長鎖炭化水素鎖によ
って滑り性を発揮し、またこのエステル化物が比較的高
分子量であるにもかかわらず、ポリグリセリン骨格にエ
ーテル結合を有することから焼付塗膜中においても軟質
な成分となり塗膜を可塑化するため加工性に優れた塗膜
を得ることができる。
【0043】さらに上記エステル化物が水酸基を有する
場合には、塗膜の乾燥過程で、これらの水酸基が、ビヒ
クル成分である樹脂中の官能基、例えばカルボキシル基
や架橋剤中の官能基、例えばメチロール基などと反応し
て結合することによって該エステル化物が塗膜に固定さ
れるため、また該エステル化物が水酸基を有しない場合
は親水性が低いため、本発明組成物を缶内面用塗料とし
て用いても殺菌処理工程などで高温水処理によっても塗
膜から該エステル化物はほとんど溶出しない。
【0044】本発明組成物において上記ポリグリセリン
エーテルと脂肪酸とのエステル化物の配合量は特に限定
されるものではないが、通常、塗料固形分に対し0.1
〜5重量%の範囲となるように配合される。上記エステ
ル化物を水性塗料中に溶解または分散させる方法として
は、直接塗料中に添加する方法や、上記エステル化物を
必要に応じて界面活性剤や親水性有機溶剤を用いて予め
水に溶解または分散させた後、塗料用樹脂水性液、必要
に応じて、その他塗料添加剤と混合撹拌する方法や、水
性化する前の塗料用樹脂液を上記エステル化物の融点以
上、通常40〜100℃に加温した状態で、この中に上
記エステル化物を溶融させ、均一に混合した後、中和剤
および水を徐々に加え、水分散させ、必要に応じてその
他塗料添加剤と混合撹拌する方法などが挙げられる。
【0045】本発明組成物においては、水分散性樹脂、
上記エステル化物、水以外に必要に応じて、前記中和
剤、架橋剤のほかに、顔料、染料、ワックス、凝集防止
剤、レベリング剤、消泡剤などを適宜添加することがで
きる。本発明の水性塗料組成物の固形分濃度は特に限定
されるものではないが、通常20〜45重量%の範囲で
用いられる。
【0046】本発明の水性塗料組成物は、ブリキ、アル
ミニウム、ティンフリースチール、鉄、亜鉛、銅、亜鉛
メッキ鋼板、合金メッキ鋼板などの金属、これらの金属
にリン酸塩処理やクロメート処理を施した化成処理金
属、木材、プラスチックス、コンクリートなどに塗布す
ることができる。塗膜厚は用途によって適宜選択すれば
よいが、通常3〜20μm であり、ロールコート塗装、
スプレー塗装、ハケ塗り、ローラー塗りなどによって塗
装することができる。塗膜の乾燥条件は、使用する樹脂
の種類に応じて適宜選択すればよく、樹脂が芳香族エポ
キシ樹脂と高酸価アクリル系樹脂との混合物又はグラフ
ト化物あるいはこのものとフェノール樹脂またはアミノ
樹脂との組合せである場合には、通常、120〜250
℃で約10秒〜約30分間焼付けられる。
【0047】本発明組成物を缶用途に用いる場合には、
通常乾燥膜厚が約3〜約8μm となるように、ブリキ、
アルミニウム、ティンフリースチールなどの金属板上に
塗装される。
【0048】
【発明の効果】本発明の水性塗料組成物は、ポリグリセ
リンエーテルと脂肪酸とのエステル化物が配合されてい
るので塗膜の滑性および加工性に優れ、かつ塗面外観、
塗膜性能および塗料安定性などに問題のない塗料であ
り、塗膜の滑性および加工性が優れているので厳しい加
工が要求される缶用途において特に有用である。また本
発明の水性塗料組成物は抑泡性、消泡性も優れている。
【0049】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明をより一層明ら
かにする。尚、以下において単に「部」及び「%」とあ
るのは、それぞれ「重量部」、「重量%」を意味する。
【0050】〈カルボキシル基含有アクリル系樹脂溶液
の製造〉 製造例1 撹拌機、還流冷却器、温度計、滴下ロート及び窒素導入
口を備えた4ツ口フラスコにブタノール400部を秤取
した。次にメタクリル酸174部、スチレン87部、エ
チルアクリレート29部及びベンゾイルパーオキサイド
(75%水湿潤物)14.5部をビーカーに秤取し、よ
く混合撹拌し、予備混合物を調製した。フラスコ中のブ
タノールの温度を105℃に加熱し、この温度において
前記予備混合物を滴下ロートから3時間に亙って滴下し
た。同温度で更に2時間保持し、共重合反応を完了させ
た。次いで2−ブトキシエタノール290部を加えて、
粘度370センチポイズ、樹脂酸価390、固形分30
%のカルボキシル基含有アクリル系樹脂溶液(以下「ア
クリル系樹脂溶液A」という)を得た。
【0051】〈エポキシ樹脂溶液の製造〉 製造例2 エピコート828(油化シェル社製エポキシ樹脂、エポ
キシ当量約190、粘度約130ポイズ、25℃)50
5部、ビスフェノールA286部、トリ−n−ブチルア
ミン0.5部及びメチルイソブチルケトン88部を反応
容器に入れ、窒素気流下で135℃に加熱したところ、
内容物は180℃まで発熱した。このものを160℃ま
で冷却し、約3時間反応を行なってエポキシ価0.02
5、溶液粘度(25℃における樹脂分40%のブチルカ
ルビトール溶液のガードナーホルト粘度)Z4 の90%
エポキシ樹脂溶液(以下「エポキシ樹脂溶液B」とい
う)を得た。
【0052】製造例3 エピコート807(油化シェル社製エポキシ樹脂、エポ
キシ当量約170、粘度約130ポイズ、25℃)46
2部、ビスフェノールF274部、トリ−n−ブチルア
ミン0.5部及びメチルイソブチルケトン82部を反応
容器に入れ、窒素気流下で135℃に加熱したところ、
内容物は180℃まで発熱した。このものを160℃ま
で冷却し、約3時間反応を行なってエポキシ価0.02
4、溶液粘度(25℃における樹脂分40%のブチルカ
ルビトール溶液のガードナーホルト粘度)Z2 の90%
エポキシ樹脂溶液(以下「エポキシ樹脂溶液C」とい
う)を得た。
【0053】〈フェノール樹脂溶液の製造〉 製造例4 撹拌器及び還流冷却器を備えた反応釜にビスフェノール
A228部、37%ホルムアルデヒド水溶液122部及
び苛性ソーダ2部を仕込み、60℃に昇温し3時間反応
させた。次いでこれに硫酸2.45部を加え、更にn−
ブタノール228部を加え、減圧度650mmHgにて加
熱、共沸脱水を行った。濃度80%まで減圧後、n−ブ
タノールにて60%に希釈し、モノメチロール体60
%、ジメチロール体30%、ビスフェノールA1単位当
りの平均メチロール基数1.2のフェノール樹脂溶液
(以下「フェノール樹脂溶液D」という)を得た。
【0054】製造例5 撹拌器及び還流冷却器を備えた反応釜にビスフェノール
A228部、37%ホルムアルデヒド水溶液216部及
び苛性ソーダ2部を仕込み、100℃に昇温し4時間反
応させた。次いでこれに硫酸2.45部を加え、更にn
−ブタノール228部を加え、減圧度650mmHgにて加
熱、共沸脱水を行った。濃度80%まで減圧後、n−ブ
タノールにて60%に希釈し、ビスフェノールA1単位
当りの平均メチロール基数1.8のフェノール樹脂溶液
(以下「フェノール樹脂溶液E」という)を得た。
【0055】〈水性塗料組成物の製造〉 実施例1 配 合 (1)アクリル系樹脂溶液A 150部 (2)エポキシ樹脂溶液B 283部 (3)n−ブタノール 86部 (4)2−ブトキシエタノール 47部 (5)脱イオン水 3.2部 (6)ジメチルアミノエタノール 5.3部 (7)ジメチルアミノエタノール 9.5部 (8)フェノール樹脂溶液D 150部 (9)脱イオン水 466部 合 計 1,200部 反応容器に前記(1)〜(4)を入れ、窒素気流下で1
15℃に加熱し、樹脂成分を溶解せしめた。溶解後10
5℃まで冷却し、(5)〜(6)の順に加え、105℃
で3時間保持した。反応生成物はアクリル系樹脂/エポ
キシ樹脂の固形分重量比が15/85である。反応は、
酸価を測定して追跡し、反応終点では酸価51であっ
た。次いで3時間後に(7)を添加し、5分後に(8)
を添加し、105℃で30分間ホットブレンドした。そ
の後、(9)を30分間に亙って添加して水分散化させ
て樹脂分散液を得た。
【0056】次に、グリセリンの重合度が6で1分子中
に水酸基を8個有するヘキサグリセリンエーテルとラウ
リン酸とが、前者:後者のモル比が1:6となる割合で
エステル化されたエステル化物F10部を、60℃に保
持した上記樹脂分散液中に撹拌下に徐々に添加して固形
分約33%の安定な水性塗料組成物を得た。
【0057】実施例2 フェノール樹脂溶液Dの代りにフェノール樹脂溶液Eを
同量用いる以外は、実施例1と同様にして水性塗料組成
物を得た。 実施例3 エポキシ樹脂溶液Bの代りにエポキシ樹脂溶液Cを同量
用いる以外は、実施例1と同様にして水性塗料組成物を
得た。
【0058】実施例4 配 合 (1)エポキシ樹脂溶液B 283部 (2)n−ブタノール 121部 (3)2−ブトキシエタノール 117部 (4)メタクリル酸 27部 (5)スチレン 13.5部 (6)アクリル酸エチル 4.5部 (7)過酸化ベンゾイル 3部 (8)ジメチルアミノエタノール 14.8部 (9)フェノール樹脂溶液D 150部 (10)脱イオン水 466.2部 合 計 1,200部
【0059】反応容器に前記(1)〜(3)を入れ、窒
素気流下で115℃に加熱し、樹脂成分を溶解せしめ
た。次いで(4)〜(7)の混合物を1時間で滴下し、
更に115℃で2時間反応させた。その後105℃まで
冷却し、(8)を添加し、5分後に(9)を添加し、1
05℃で30分間ホットブレンドした。その後80℃に
冷却し、温度を80℃に保持しながら撹拌下にて(1
1)を30分かけて徐々に添加して樹脂分散液を得た。
得られた樹脂分散液を60℃に保持し、撹拌下にて、こ
の中に実施例1で使用したエステル化物F10部を徐々
に添加し、固形分約33%の安定な水性塗料組成物を得
た。
【0060】実施例5 実施例1において、エステル化物Fのかわりに、グリセ
リンの重合度が10で1分子中に水酸基を12個有する
デカグリセリンエーテルとラウリン酸とが、前者:後者
のモル比が1:10となる割合でエステル化されたエス
テル化物Gを使用する以外は実施例1と同様に行ない、
固形分約33%の安定な水性塗料組成物を得た。
【0061】実施例6 実施例1において、エステル化物Fのかわりに、グリセ
リンの重合度が6で1分子中に水酸基を8個有するヘキ
サグリセリンエーテルとステアリン酸とが、前者:後者
のモル比が1:8となる割合でエステル化されたエステ
ル化物Hを使用する以外は実施例1と同様に行ない、固
形分約33%の安定な水性塗料組成物を得た。
【0062】実施例7 実施例1において、エステル化物Fのかわりに、グリセ
リンの重合度が10で1分子中に水酸基を12個有する
デカグリセリンエーテルとラウリン酸とが、前者:後者
のモル比が1:8となる割合でエステル化されたエステ
ル化物Iを使用する以外は実施例1と同様に行ない、固
形分約33%の安定な水性塗料組成物を得た。
【0063】実施例8 実施例1において、(10)脱イオン水の量を442部
とし、エステル化物Fの配合量を10部から2部に変更
する以外は実施例1と同様に行ない、固形分約33%の
安定な水性塗料組成物を得た。
【0064】比較例1 実施例1において、(10)脱イオン水の量466部を
436部に変更し、かつエステル化物Fを配合しない以
外は実施例1と同様に行なって固形分約33%の水性塗
料組成物を得た。 比較例2 実施例4において、エステル化物Fを配合せず、かつ
(10)脱イオン水の量466.2部を436.2部に
変更する以外は実施例2と同様に行なって固形分約33
%の水性塗料組成物を得た。
【0065】上記実施例および比較例で得られた各水性
塗料組成物について、塗膜の密着性、耐沸騰水性、加工
性、水抽出液フレーバー性および塗料の経時安定性につ
いて試験を行なった。試験方法は下記方法に従って行な
った。試験結果を後記表1に示す。
【0066】試験方法 試験塗板の作成:厚さ0.3mmのアルミニウム板に乾燥
塗膜重量が120mg/100cm2 となるようにバーコー
タにて塗装し、100℃で2分間セッティングした後、
乾燥機にて素材到達最高温度が260℃となるよう雰囲
気温度280℃、風速25m/分の条件で30秒間焼付
けて試験板を得た。この試験板を密着性、滑り性、加工
性、クロロホルム抽出量および耐沸騰水性の各試験に供
した。また厚さ0.1mmのアルミ箔を厚さ0.3mmのア
ルミニウム板のかわりに使用し、乾燥機の雰囲気温度を
275℃とする以外は、上記試験板の作成と同様にして
水抽出液フレーバー性および過マンガン酸カリウム消費
量の試験用の試験板を得た。
【0067】密着性:試験塗板の塗膜面にナイフを使用
して約1.5mmの幅で縦、横それぞれ11本の切り目を
ゴバン目状に入れる。24mm幅のセロハン粘着テープを
密着させ、強く剥離した時のゴバン目部の密着性を観察
する。 〇:全く剥離なし △:若干剥離あり ×:著しい剥離あり
【0068】滑り性:20℃においてEGAN SLIP TESTER
(Thwing Albert Instrument Company, USA)を用い、鋼
球3点接触式の荷重3kgの分銅を試験板上に設置し、移
動速度10cm/分における動摩擦係数を測定する。
【0069】加工性:20℃の室内にて、特殊ハゼ折り
型デュポン衝撃試験器を用い、下部を2つ折にした試験
塗板の折曲げ部の間に厚さ0.3mmのアルミニウム板を
2枚挟み、試験器にセットし、接触面が平らな重さ3kg
の鉄のおもりを高さ50cmから落下させて折曲げ部に衝
撃を与えた後、折曲げ先端部に印加電圧6.5Vで6秒
間通電し、折曲げ先端部20mm幅の電流値(mA)を測定
する。 ◎:1mA未満 ○:1mA以上で、かつ5mA未満 △:5mA以上で、かつ10mA未満 ×:10mA以上
【0070】クロロホルム抽出量:試験塗板を10cm×
10cmの大きさに切断し、塗布面積とクロロホルム量と
の比が1cm2 /1ccとなるようにして、沸騰しているク
ロロホルム中に浸漬した。沸騰クロロホルムで1時間抽
出処理する。試験塗板の処理前の塗膜重量に対する抽出
量の割合を百分率で表わす。
【0071】耐沸騰水性:試験塗板を100℃、30
分、沸騰水中に浸漬後、塗膜外観を目視で評価し、試験
後の塗板について上記密着性の試験と同一の評価法で密
着性を判定する。塗膜外観については白化、フクレなど
の異常の認められないものを○とする。
【0072】水抽出液フレーバー性:厚さ0.1mmのア
ルミ箔に塗装してなる試験塗板を、塗布面積1cm2 当り
活性炭で処理した水道水が1ccとなるように該処理水を
満たした耐熱ガラス製ボトルに入れ、ふたをして、12
5℃、30分間殺菌処理後、内容液のフレーバーテスト
を実施する。 ○:全く変化が認められない △:若干変化あり ×:著しく変化あり
【0073】過マンガン酸カリウム消費量:上記水抽出
液フレーバー性テストで得た液につき食品衛生法記載の
試験法(厚生省434号)に準じて測定した。消費量を
ppmで表わした。
【0074】塗料の経時安定性:水性塗料100mlを内
容量100mlのガラス製広口ビンに入れて密封し、50
℃の恒温槽中に1ケ月間保存した後開封して調査し、液
面に皮張りの有無、水性塗料の粘度、分散粒子の平均粒
径を調査し、総合的に状態変化を保存前と比較する。 ○:ほとんど変化なし △:若干変化あり ×:著しく変化あり
【0075】抑泡:消泡性:1,000ccメスシリンダ
内に試料である水性塗料を160cc入れ、空気ポンプを
用いガラス製ボールフィルタを通じて塗料中に空気を4
00cc/分の速度で送り込み、5分間送気後の起泡量を
測定した。起泡量は少ない方が優れていることを示す。 起泡量 0〜400cc :○ 400〜800cc:△ 800cc以上 :×
【0076】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−323278(JP,A) 特公 昭51−45283(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 163/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性塗料中に、ポリグリセリンエーテル
    と脂肪酸とのエステル化物である下記一般式〔1〕で表
    わされる化合物が溶解または分散されてなることを特徴
    とする水性塗料組成物。【化1】 (式中、Rは水素原子又はR 1 OC−で表わされるアシ
    ル基を表わし、かつ、Rのうち1/3以上の数のRがア
    シル基であり、R 1 は炭素原子数8〜18のアルキル基
    又はアルケニル基を表わす。nは2〜10の整数を表わ
    す。)
  2. 【請求項2】 ポリグリセリンエーテルと脂肪酸とのエ
    ステル化物である上記一般式〔1〕で表わされる化合物
    が、塗料固形分に対し0.1〜5重量%の範囲の量配合
    されてなる請求項1記載の水性塗料組成物。
  3. 【請求項3】水性塗料が水分散性樹脂成分として、芳香
    族エポキシ樹脂と高酸価アクリル系樹脂との混合物又は
    グラフト化物を含有する請求項1又は2記載の水性塗料
    組成物。
  4. 【請求項4】 水性塗料が架橋樹脂としてフェノール樹
    脂又はアミノ樹脂を含有する請求項3記載の水性塗料組
    成物。
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