JP3220246B2 - X線マスクの製造方法 - Google Patents

X線マスクの製造方法

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JP3220246B2
JP3220246B2 JP21430092A JP21430092A JP3220246B2 JP 3220246 B2 JP3220246 B2 JP 3220246B2 JP 21430092 A JP21430092 A JP 21430092A JP 21430092 A JP21430092 A JP 21430092A JP 3220246 B2 JP3220246 B2 JP 3220246B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線露光用マスク(以
下X線マスク)の製造方法に係り、特にX線透過性薄膜
の改良およびパターンの位置歪の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化および
高集積化への要求が高まるにつれて、これを構成するL
SI素子の回路パターンはますます微細化していく傾向
にある。 現在、サブハーフミクロンと呼ばれる極微細
なパターンを形成するには高解像度の露光転写技術が不
可欠となっている。量産ラインでは紫外線を露光媒体と
するフォトリソグラフィ技術が主流であるが、解像力の
限界に近づきつつあり、このフォトリソグラフィ技術に
代わるものとして、原理的に解像力が飛躍的に向上する
X線リソグラフィ技術の研究開発が急速な進展をみせて
いる。
【0003】X線リソグラフィでは、光を用いた露光方
法とは異なり所定のパターンを縮小させて転写するよう
な技術は現在のところない。このため、X線露光では、
所定のパターンの形成されたX線露光用マスクと試料と
を10μmオーダーの間隔で平行に保持し、このX線マ
スクを通してX線を照射することにより露光対象物表面
に転写パターンを形成する1:1転写方式が採用されて
いる。
【0004】この等倍転写方式では、X線マスクのパタ
ーンの寸法精度、位置精度がそのままデバイス精度にな
るため、X線マスクのパタ―ンにはデバイスの最小線幅
の10分の1程度の寸法精度、位置精度が要求される。
このために、X線リソグラフィの実現のためには、高い
位置精度を有するX線吸収体パターンを達成することの
できるX線マスクの開発が最も重要な鍵となっている。
【0005】X線マスクは一般的には次のような構造を
有している。すなわち、リング状のマスク支持体上に、
特にX線に対する吸収率の小さいX線透過性材料からな
る薄膜を形成し、このX線透過性薄膜上にX線に対する
吸収率の大きい材料からなるマスクパターン(X線吸収
体パターン)を形成した構造となっている。ここでマス
ク支持体は、X線透過性薄膜が極めて薄く機械的強度が
弱いのを補強すべく、このX線透過性薄膜を支持するの
に用いられている。またマスク基板となるX線透過性薄
膜には、露光の際に使用するX線に対する十分な透過
率、露光の際に使用する強力なX線に対する十分な照射
耐性、マスクとウェハのアライメントの際に用いる可視
光(波長633nm)に対する十分な透過率、微細なX線
吸収体パターンが位置歪をおこさないための十分な機械
的強度と十分に小さい引っ張り応力等が要求される。マ
スク基板は、多くの場合シリコンウェハなどの下地基板
上に成膜したのち、この下地基板の不要な部分をエッチ
ングして除去することにより作成する。このため、下地
基板上への成膜工程が、マスク基板の特性を決める重要
な工程となる。
【0006】従来、マスク基板の材料として、BN,S
i,SiN,SiCなどが検討され、真空蒸着法、スパ
ッタリング法、CVD法等の多様な作成方法が検討され
てきた。しかし、前記条件を完全に満たすものを得るこ
とは困難であった。例えば、BN,SiNは露光の際に
使用する強力なX線に対する十分な照射耐性を持つ膜の
作成が困難である。Siは照射耐性はあるが高可視光透
過率の膜を作成するのは難しい。すなわち、SiCは本
来可視光透過率が比較的高く、照射耐性や機械的強度に
優れているという利点があるが、成膜時に結晶欠陥が入
り易いため、高い可視光透過率を得ることは実際には極
めて困難であり、また応力の制御が難しいという欠点を
有している。そこで従来この問題を解決するためにSi
C膜の形成に先立ちバッファ層を形成する方法が用いら
れている。
【0007】ところで、このSiCをマスク基板に用い
たX線露光用マスクは、従来、図6(a) 乃至図6(g) に
示すような方法で製造されている。
【0008】まず、図7に示すようにチャンバー100
内にガス供給口101およびガス排出口102を配設す
るとともに基板1を載置し所望の温度に加熱するサセプ
タ103とを配設したCVD装置を用い、基板温度12
00℃の条件でLPCVD法により、C原子の供給ガス
のみを供給して図6(a) に示すようにSi基板1上にバ
ッファ層としての薄いSiC薄膜3bを形成し、さらに
引き続きSi原子の供給ガスとC原子の供給ガスとを供
給して図6(b) に示すように膜厚1μmのSiC膜3a
を形成する。このように2工程でSiC薄膜を形成する
ことにより、成長初期にSi基板から拡散されてくるS
i原子に起因する膜組成のずれを補正するとともにSi
とSiCとの格子定数の差に起因する大きな歪みを緩和
させ、この後に成膜するSiC膜の歪を小さくし、結晶
欠陥の増大を防ぎ、品質の良好なSiC膜を得ることが
できる。
【0009】この後、図6(c) に示すように、裏面にも
SiC膜4を成膜し、図6(d) に示すようにこの裏面の
SiC膜の中央部を反応性イオンエッチングにより除去
し、表面にはスパッタリング法により、吸収体となるW
膜5を成膜する。
【0010】次に、図6(e) に示すようにW膜上にレジ
ストを塗布し、電子ビーム描画装置を用いて所定のパタ
ーンをレジスト上に形成し、このレジストをエッチング
マスクとして反応性イオンエッチングによりW上にレジ
ストのパターンを転写した後に、残ったレジストを除去
することによりW膜のパターニングを行う。
【0011】そして、図6(f) に示すように,図6(d)
において除去されなかったSiC膜をエッチングマスク
として裏面の露出した部分のSi基板を水酸化カリウム
水溶液を用いてエッチングして除去し(バックエッチン
グ)、最後に図6(g) に示すように補強枠を接合しX線
マスクが完成する。
【0012】このようにしてX線マスクが形成される
が、補強枠の接合に際しては歪みの発生を極力小さくす
るため、接着剤を用いることなく直接接合を用いて接合
することが望ましい。ここで直接接合とは接合面を鏡面
加工することにより、接合面の間で働く原子間力を用い
て接合を行う方法である。ところでSiC膜の成膜に際
しては前述したような高可視光透過率を得るためには、
図8に示すように成膜温度を高くすることが望ましい。
しかしながら、成膜温度を高くした場合、特に1000
℃以上で成膜を行った場合には、成膜の行われない基板
裏面におけるシリコン基板の昇華が無視できず、無数の
微小凹部が形成されて裏面は白濁し、鏡面が失われてし
まう。この結果、前述の直接接合により補強枠の接合を
行う場合はもちろんのこと接着剤を用いる場合にも十分
な接着強度を得、かつ歪を小さくするためには裏面を再
研磨する必要が生じてしまう。しかしX線マスクは0.
1μm 程度の大きさのごみが存在しても、欠陥の原因と
なるため、研磨工程後は研磨剤や研磨されて生じるSi
微粒子等を完全に除去しなければならず、この除去に多
大な労力が必要となるという欠点がある。
【0013】また、バッファ層としての薄いSiC薄膜
3bの形成に際しては、成膜時の欠陥を防止するため、
基板を成膜温度まで昇温したのちにガスを供給する、あ
るいは基板を加熱する前の室温の段階からC原子系の原
料ガスを供給することにより低温から行うという方法も
試みられている(山田他:ジャーナル・オブ・エレクト
ロケミカル・ソサエティ 137巻(1990)223
1頁、小林他:マイクロエレクトロニック・エンジニア
リング 11巻(1990)237頁等)が、その形成
温度に関して十分な検討はなされておらず、十分に欠陥
を少なくすることはできなかった。
【0014】また、上記方法ではバッファ層が用いられ
ているため成膜時の欠陥は低減されるが、バックエッチ
ング工程によって基板支持体であるシリコン基板をエッ
チング除去した後もこのバッファ層は残留していること
になり、薄いものではあるが大きな歪みを緩和させるた
めの結晶欠陥が数多く含まれるSiCを含んだマスク基
板となり、可視光透過率は本来のSiCの可視光透過率
よりも劣ってしまうという欠点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のX
線マスクの製造において、高可視光透過率のマスク基板
を形成するために、成膜時の基板温度を高くした場合、
基板裏面に白濁が生じてしまう。そこで、十分な接合強
度と低歪の補強枠接合を行うためには、基板裏面の再研
磨を行う必要があり、研磨後の洗浄に多大な労力を必要
とするという欠点があった。
【0016】また、従来の方法においては、マスク基板
の形成に先立ち形成されるバッファ層の形成温度は最適
化されておらず、欠陥の低減は十分ではなかった。
【0017】さらに、従来の方法において、マスク基板
の形成に先立ち形成されるバッファ層は薄くはあるが、
大きな歪みを緩和させるための結晶欠陥が高密度に含ま
れた状態で残留するため、マスク基板としての可視光透
過率は本来のSiCの可視光透過率よりも劣ってしまう
という欠点がある。
【0018】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、高可視光透過率でかつ低歪の補強枠接合を達成する
ことのできるX線マスクを提供することを目的とする。
【0019】また本発明は、バッファ層の形成に際し、
結晶欠陥を低減することを目的とする。
【0020】さらに本発明はバッファ層に残留する結晶
欠陥をバッファ層を除去することにより取り去り、高可
視光透過率を持つX線マスクを低減することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第1で
は、マスク支持体(下地基板)上にマスク基板すなわち
X線透過性薄膜を成膜するに先立ち、支持体裏面に保護
膜を形成するようにしている。
【0022】例えば、下地基板の裏面に基板シリコンの
昇華を防ぐことのできる炭素からなる保護膜をあらかじ
め低温下で形成したのちに表面のマスク基板の成膜を行
うことにより、マスク基板の温度を1000℃以上でX
線透過性薄膜を形成しても裏面の白濁を防ぐことができ
る。
【0023】本発明の第2では、バッファ層の形成に際
し、700℃〜900℃望ましくは800℃で極薄膜の
形成を行った後、CVD法によってSiC膜の本成膜を
行うようにしている。
【0024】本発明の第3では、X線透過性薄膜の形成
に先立ち形成されるバッファ層を、X線透過性薄膜形成
後にエッチング除去するようにしている。
【0025】
【作用】本発明の第1によれば、X線透過性薄膜の形成
時には基板の裏面は保護膜で被覆されているため、高温
下で成膜しても基板が白濁するのを防止することができ
る。また保護膜の形成を低温下で行うようにすれば、保
護膜形成時にマスク基板を成膜する面である表面側が白
濁することもない。したがってX線透過部の可視光透過
率が極めて高くかつ高精度のX線マスクを低コストで提
供することが可能となる。
【0026】ここで、マスク支持体としては、例えばS
iが用いられる。X線透過性薄膜としては、例えばSi
C,Si3 4 ,BN、ボロンド―プしたSi等が挙げ
られる。また保護膜としては酸化シリコン膜、炭化硅素
膜、炭素膜、酸化アルミニウム膜、窒化硅素等を用いる
のが望ましい。またX線吸収体薄膜として、W,Ta及
びその窒化物(WNx ,TaNx ),炭化物(WCx
TaC)等の化合物或いは合金が挙げられるが、このう
ちでも特に、高密度のW薄膜が望ましい。これらの薄膜
は、例えばスパッタリング法により形成される。
【0027】また本発明者らは、バッファ層の形成に際
し種々の実験を重ねた結果、1μmのマスク基板に対し
てわずか数十nm以下の厚さのバッファ層の形成条件を変
えることにより、得られる可視光透過率が5%以上も異
なることが判明した。特にバッファ層の成膜温度を変え
ることにより、可視光透過率に8%の差が生じることが
わかった。本発明の第2はこれらの実験結果に着目して
なされたもので、700℃〜900℃望ましくは800
℃で極薄膜の形成を行った後、CVD法によってSiC
膜の本成膜を行うことにより、結晶欠陥の発生を低減
し、結晶品質の高いSiC膜を得ることができる。従っ
て可視光透過率が向上し、アライメント信号のS/N比
を向上させることができるため、高精度でマスクとウェ
ハのアライメントをすることが可能となる。しかも同一
の装置で一連の処理を行うことが可能であるため、マス
クの汚染やコストの上昇を極めて小さくすることができ
る。本発明の第3によれば、バッファ層を、X線透過性
薄膜形成後にエッチング除去するようにしているため、
バッファ層の機能を有効に達成した後多量の欠陥を含む
層は除去されることになり、可視光透過率の低下を防ぐ
ことができ、高精度でウェハのアライメントが可能なX
線マスクを形成することが可能となる。
【0028】なおこのバッファ層は下地基板とマスク基
板となるX線透過性薄膜との格子定数の差に起因する歪
みの緩和のための層であり、薄膜と同一材料であるSi
Cのほか基板と同一材料であるシリコンなどを用いても
有効である。また、同一の装置内で一連の処理を行うよ
うにすれば、マスクの汚染やコストの高騰を抑制するこ
とができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0030】実施例1 図1は本発明の第1の実施例のX線マスクの製造工程を
示す断面図である。
【0031】この方法は、X線透過性薄膜の形成に先立
ち、下地基板裏面に保護膜としてのアモルファス炭素膜
を形成しておくようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0032】製造に際してはまず、図1(a) に示す如
く、両面研磨を行った厚さ600μm、面方位(10
0)の3インチSi基板1の裏面に、スパッタリング法
を用いて常温で膜厚100nmのアモルファス炭素膜から
なる保護膜2を形成する。
【0033】この後図1(b) に示す如く高周波加熱方式
のLPCVD装置を用い、グラファイト表面にSiCを
コ―ティングしたサセプタ上に、Si基板1を設置し、
減圧CVD法を用いて、シリコン原料としてシラン(S
iH4 :1%濃度水素希釈)300sccm、炭素原料とし
てアセチレン(C2 2 :1%濃度の水素希釈)125
sccm、キャリアガスとして水素(H2 )ガス150scc
m、添加ガスとして塩化水素(HCl)5sccmを供給し
つつ、基板温度1150℃、圧力1kPaにて、45分
間成膜を行うことにより、Si基板1上にSiC膜3a
を1μm堆積する。 この後、さらに、Si基板1の裏
面に形成された保護膜2およびシリコン基板との界面に
生じたSiC膜を、反応性イオンエッチングで全面にわ
たって除去しこの後電子ビームを用いた真空蒸着装置を
用いて、Si基板1の裏面に膜厚0.1μm のCr膜4
を堆積する(図1(c) )。この反応性イオンエッチング
の条件は、四フッ化炭素25sccmと酸素30sccmとの混
合ガスを用い、高周波印加電力300Wとした。
【0034】そして、図1(d) に示すように、通常のフ
ォトリソグラフィ技術により中央部の25mm四方の領域
および周辺部の幅12mmの領域に開口部を有するレジス
トパターンを形成し、このレジストパターンをマスクと
して、硝酸第2セリウムアンモニウム溶液を用いた液相
エッチングによりCr膜4に開口部を形成する。一方表
面には、マグネトロンDCスパッタリング装置を用い
て、SiC膜3aの表面に、X線吸収体として膜厚0.
5μmのW膜5を堆積する。ここでスパッタリング条件
としては、電力を1kwとし、アルゴンガス圧力を密度
の大きいW膜を形成できる低圧力側で、応力が0となる
3mTorr となるようにした。このようにして形成したW
膜5の応力はシリコン基板の反りから測定した結果2×
107 N/m2 であった。
【0035】次に図1(e) に示すように、シリコンから
なる補強枠6とシリコン基板とを接着剤を用いない直接
接合によって接合する次に、W膜5内にArイオンをエ
ネルギー180keV,2×1015atoms/cm2 のドーズ
量でイオン注入し、応力を0にする。この後、W膜5上
に電子ビームレジストとして膜厚0.5μm のシリコン
含有レジストを塗布し、電子ビーム描画装置で描画し
て、所望のレジストパターン(最小線幅0.15μm )
を形成する。そしてこのレジストをエッチングマスクと
してSF6 を主成分とするガスを用いて反応性イオンエ
ッチングによりWにレジストのパターンを転写した後に
残ったレジストを除去し、W吸収体5のパターニングを
行う(図1(f) )。
【0036】次に、図1(d) で除去されずに残ったCr
膜4をエッチングマスクとして、95℃に加熱した濃度
30%の水酸化カリウム溶液によりシリコン基板1を液
相でエッチングし除去した。これにより、25mm四方の
開口部を形成することができた(図1(g))。
【0037】以上の工程により形成したX線マスクを評
価するために、電子ビーム描画後のレジストパターンと
バックエッチング後の吸収体パターンとの位置ずれを測
定した。このパターン位置歪みを、ニコン社製「光波3
l」と指称されているレーザ干渉測長器を用い、26mm
四方の領域においてあらかじめ2mm間隔で形成しておい
た十字パターンの座標を測定し比較したところ、測定精
度である、0.03μm (3σ)以上の差は検出され
ず、高い位置精度を達成することができた。
【0038】なお、前記実施例では、アモルファス炭素
膜を保護膜としたが、低温で成膜が可能であり、除去が
比較的容易であれば、酸化硅素(SiO2 ),炭化硅素
(SiC)、窒化硅素(SiN)、酸化アルミニウム
(Al2 3 )など他の材料でも、保護膜として使用す
ることが可能である。またこの保護膜の成膜方法として
もスパッタリング法に限定されることなく、酸素ガス雰
囲気中で行われる反応性スパッタリング法、真空蒸着
法、低温での熱CVD法、プラズマCVD法、光励起C
VD法等も適用可能である。
【0039】さらに前記実施例では、保護膜を完全にエ
ッチングジ除去した後改めてバックエッチングのマスク
材となるCr膜4を形成したが、裏面保護膜をそのまま
バックエッチングのマスク材として用いることも可能で
ある。
【0040】この例について説明する。例えば前記実施
例における図1(a) の工程で保護膜としてのアモルファ
ス炭素膜に代えて膜厚50nmのSiC膜を基板温度60
0℃の減圧CVD法により形成しておき、さらに図1
(c) で保護膜を除去することなくそのまま残して膜厚5
00nmのSiC膜を基板温度1050℃の減圧CVD法
で形成し、これらのSiC膜を図1(d) に示したのと同
様に四フッ化炭素と酸素の混合ガスを用いた反応性イオ
ンエッチングによりバックエッチング用マスクのパター
ニングを行うようにしてもよい。
【0041】また、この保護膜はマスク基板としてのX
線透過性薄膜の成膜の主たる部分の形成前に行えば良い
ため、バッファ層あるいは反射防止膜の形成後に形成し
ても良く、また同時に形成してもよい。
【0042】また、X線吸収体もWに限らず、Ta,A
u及びこれらの窒化物及び炭化物を用いることもでき
る。さらにX線透過性薄膜としてSiC膜を用いたが、
SiNx ,BN,ボロンド―プしたSiなども用いるこ
とができ、さらに成膜方法についても減圧CVD法に限
定されることなく、常圧CVD法、プラズマCVD法、
ECR−CVD法、光励起CVD法等他の成膜方法にも
適用可能である。
【0043】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【0044】実施例2 図2は本発明の第2の実施例のX線マスクの製造工程を
示す断面図である。
【0045】ここではX線透過性薄膜の形成に先立ち、
基板温度800℃で欠陥の発生を抑制しながらバッファ
層21bを形成し、この上層に結晶欠陥の極めて少ない
X線透過性薄膜を得るようにしたことを特徴とするもの
である。
【0046】製造に際してはまず、前記実施例と同様に
高周波加熱方式のLPCVD装置を用い、グラファイト
表面にSiCをコ―ティングしたサセプタ上に、両面研
磨を行った厚さ600μm 、面方位(100)の3イン
チSi基板11を設置し、100℃においてHC1ガス
によりSi基板の気相エッチングを施すことにより、S
i基板上に存在する自然酸化膜及び重金属類の汚染物を
除去した。これにより、Si基板の表面清浄化処理が完
了する。
【0047】次いで、図2(a) に示す如く、この装置内
で濃度1%の水素希釈のアセチレン40sccmと、キャリ
アガスとして水素(H2 )ガス200sccmの混合ガスを
基板温度800℃圧力1kPaで5分間供給することに
より、膜厚15nmのSiC層からなるバッファ層21b
を形成する。
【0048】そして同一装置内で引き続き図2(b) に示
す如く、減圧CVD法を用いて、シリコン原料として濃
度1%の水素希釈のシラン(SiH4 )300sccm、炭
素原料としてアセチレン(C2 2 :1%濃度の水素希
釈)135sccm、、キャリアガスとして水素(H2 )ガ
ス150sccm、添加ガスとして塩化水素(HCl)5sc
cmを供給しつつ、基板温度1050℃、圧力1kPaに
て、45分間成膜を行うことにより、Si基板11上に
多結晶SiC膜13を1μm堆積する。
【0049】この後、さらに、Si基板11の裏面にも
減圧CVD法によりシラン300sccm、アセチレン13
0sccm、キャリアガスとして水素ガス150sccmを供給
しつつ、基板温度1050℃、圧力1kPaにて、20
分間成膜を行うことにより、膜厚0.7μm のSiC膜
14を形成した(図2(c) )。
【0050】そして、図2(d) に示すように、このSi
C膜14表面の中央部の25mm四方の領域以外をアルミ
ニウム製エッチングマスクで覆い、四フッ化炭素25sc
cmと酸素30sccmとの混合ガスを用いて高周波印加電力
300Wの条件で反応性イオンエッチングにより除去す
る。一方表面側には、Arガスを用いたスパッタリング
装置を用いて、SiC膜13の表面に、X線吸収体とし
て膜厚0.5μmのW膜15を堆積する。ここでスパッ
タリング条件としては、電力を1kwとし、アルゴンガ
ス圧力を密度の大きいW膜を形成できる低圧力側で、応
力が0となる3mTorr となるようにした。このようにし
て形成したW膜15の応力はシリコン基板の反りから測
定した結果2×107 N/m2 であった。
【0051】次に図2(e) に示すように、W膜15内に
Arイオンをエネルギー180keV,2×1015atom
s/cm2 のドーズ量でイオン注入を行い応力を0にする。
この後、W膜15上に電子ビームレジストとして膜厚
0.5μm のシリコン含有レジストを塗布し、電子ビー
ム描画装置により描画して所望のレジストパターン(最
小線幅0.15μm )を形成する。そしてこのレジスト
をエッチングマスクとしてSF6 を主成分とするガスを
用いて反応性イオンエッチングによりWにレジストのパ
ターンを転写した後に残ったレジストを除去することに
よりW吸収体15のパターニングを行う。
【0052】そして、図2(d) で除去されずに残ったS
iC膜14をエッチングマスクとして、90℃に加熱し
た濃度30%の水酸化カリウム溶液によりシリコン基板
11を液相でエッチングし除去した。これにより、25
mm四方の開口部を形成することができた(図2(f))。
【0053】以上の工程により形成したX線マスクを評
価するために、薄膜状態となって残された表面の25mm
四方の開口部の可視光透過率を分光光度計を用いて測定
した結果633nmにおける可視光透過率は68%であっ
た。
【0054】比較のために、基板温度を変化させたとき
の基板温度と可視光透過率との関係を測定した結果を図
3に示す。この結果基板温度700〜900℃としたと
き可視光透過率が大きくなることがわかる。
【0055】さらにまた種々の実験の結果、バッファ層
の形成に際しての欠陥の発生は、バッファ層の形成開始
時の基板温度に大きく依存し、バッファ層の形成を停止
しX線透過性薄膜の形成を開始する温度にはほとんど依
存しないことがわかった。
【0056】このことを利用して、バッファ層の形成開
始時の基板温度を700〜900℃とし、次第に昇温
し、本成膜温度である1050℃程度まで温度上昇した
とき、アセチレンガスの供給を停止して本成膜以下の工
程を行うようにしても、同様の可視光透過率を得ること
ができた。
【0057】すなわち図4に示すように面指数(10
0)のSi基板を水素ガス200sccmを供給しなが
ら成膜容器圧力0.01kPa以下に保った状態で約6
0℃/分の速度で昇温し、基板温度が約750℃となっ
た時点で、1%の水素希釈アセチレン40sccmと水
素ガス200sccmとの混合ガスを圧力1kPaの条
件で供給する。そしてアセチレンガスの供給を停止する
ことなく引き続き昇温を行い、基板温度1050℃とな
るまでの間SiCからなるバッファ層を形成し、基板温
度1050℃となったところで一旦アセチレンガスの供
給を停止し、引き続き前記実施例と同様に本成膜以下の
工程を行った。
【0058】これにより、先の実施例と同様のバッファ
層の形成が可能となる。
【0059】なお、本成膜の際の基板温度については1
200℃までの範囲では基板温度が高いほど得られるS
iC膜の可視光透過率が十分によいため、先の実施例と
同様なバッファ層の効果が明瞭に現れる。また、さらに
このようにして形成した膜に例えば酸化シリコン、酸化
アルミニウムなどの反射防止膜を形成することによりよ
り高い可視光透過率を得ることができる。
【0060】実施例3 図5は本発明の第3の実施例のX線マスクの製造工程を
示す断面図である。
【0061】ここではX線透過性薄膜の形成に先立ち、
形成しておいたバッファ層11bを、バックエッチング
工程でエッチング除去し、結晶欠陥のないX線透過性薄
膜を得るようにしたことを特徴とするものである。
【0062】製造に際してはまず、前記実施例と同様に
高周波加熱方式のLPCVD装置を用い、グラファイト
表面にSiCをコ―ティングしたサセプタ上に、両面研
磨を行った厚さ600μm 、面方位(100)の3イン
チSi基板11を設置し、100℃においてHC1ガス
によりSi基板の気相エッチングを施すことにより、S
i基板上に存在する自然酸化膜及び重金属類の汚染物を
除去した。これにより、Si基板の表面清浄化処理が完
了する。
【0063】次いで、図5(a) に示す如く、この装置内
で基板温度1050℃、圧力1kPaの条件で濃度1%
の水素希釈のシラン(SiH4 )300sccmと、キャリ
アガスとして水素(H2 )ガス150sccmの混合ガスを
1分間供給することにより、膜厚30nmの多結晶シリコ
ン層からなるバッファ層11bを形成する。
【0064】そして同一装置内で引き続き図5(b) に示
す如く、減圧CVD法を用いて、シリコン原料として濃
度1%の水素希釈のシラン(SiH4 )300sccm、炭
素原料としてアセチレン(C2 2 :1%濃度の水素希
釈)125sccm、、キャリアガスとして水素(H2 )ガ
ス150sccm、添加ガスとして塩化水素(HCl)5sc
cmを供給しつつ、基板温度1050℃、圧力1kPaに
て、45分間成膜を行うことにより、Si基板11上に
SiC膜13を1μm堆積する。
【0065】この後、さらに、Si基板11の裏面にも
減圧CVD法によりシラン300sccm、アセチレン13
0sccm、キャリアガスとして水素ガス150sccmを供給
しつつ、基板温度1050℃、圧力1kPaにて、20
分間成膜を行うことにより、膜厚0.7μm のSiC膜
14を形成した(図5(c) )。
【0066】そして、図5(d) に示すように、このSi
C膜14表面の中央部の25mm四方の領域以外をアルミ
ニウム製エッチングマスクで覆い、四フッ化炭素25sc
cmと酸素30sccmとの混合ガスを用いて高周波印加電力
300Wの条件で反応性イオンエッチングにより除去す
る。一方表面側には、Arガスを用いたスパッタリング
装置を用いて、SiC膜13の表面に、X線吸収体とし
て膜厚0.5μmのW膜15を堆積する。ここでスパッ
タリング条件としては、電力を1kwとし、アルゴンガ
ス圧力を密度の大きいW膜を形成できる低圧力側で、応
力が0となる3mTorr となるようにした。このようにし
て形成したW膜15の応力はシリコン基板の反りから測
定した結果2×107 N/m2 であった。
【0067】次に図5(e) に示すように、W膜15内に
Arイオンをエネルギー180keV,2×1015atom
s/cm2 のドーズ量でイオン注入を行い応力を0にする。
この後、W膜15上に電子ビームレジストとして膜厚
0.5μm のシリコン含有レジストを塗布し、電子ビー
ム描画装置により描画して所望のレジストパターン(最
小線幅0.15μm )を形成する。そしてこのレジスト
をエッチングマスクとしてSF6 を主成分とするガスを
用いて反応性イオンエッチングによりWにレジストのパ
ターンを転写した後に残ったレジストを除去することに
よりW吸収体15のパターニングを行う。
【0068】そして、図5(d) で除去されずに残ったS
iC膜14をエッチングマスクとして、90℃に加熱し
た濃度30%の水酸化カリウム溶液によりシリコン基板
11およびバッファ層11bを液相でエッチングし除去
した。これにより、25mm四方の開口部を形成すること
ができた(図5(f))。
【0069】以上の工程により形成したX線マスクを評
価するために、薄膜状態となって残された表面の25mm
四方の開口部の可視光透過率を分光光度計を用いて測定
した結果633nmにおける可視光透過率は73%であっ
た。
【0070】従来の方法のようにアセチレンのみを供給
する炭化処理によりシリコン表面にバッファ層を形成し
この上層に同様にしてSiC膜を形成した場合、添加ガ
スを用いない場合では45%,塩化水素ガスを添加して
成膜した場合でも68%程度の可視光透過率しか得るこ
とができなかった。これらと本発明の結果との比較によ
りバッファ層を除去することによって大幅に可視光透過
率を向上することが可能であることがわかる。
【0071】なお、前記実施例では多結晶シリコン膜を
バッファ層として用いたが、結晶欠陥を含む単結晶シリ
コン膜をバッファ層として用いても有効である。この場
合は結晶欠陥の導入は不純物原子の添加特に原子半径の
小さい硼素を1019cm-3程度混入させて行うことが、格
子歪みの緩和に効果的である。また、CVD法を用いた
Siの形成以外にも下地基板であるシリコン表面にイオ
ン注入を行うことにより表面に結晶欠陥を導入すること
によっても可能である。
【0072】さらにバッファ層は、バックエッチングの
エッチング液に可溶であればバックエッチング工程で除
去可能であるため、水酸化カリウムに代えてフッ酸と硝
酸の混合液をエッチング液として用いる場合には、例え
ばTa,Wなどの高融点金属あるいはこれらの金属とシ
リコンとの化合物を用いることも可能である。
【0073】さらにまたバッファ層の除去は、バックエ
ッチング工程で行わなくてもよく、バックエッチングの
後に他のエッチング液を用いてエッチングしてもよいし
あるいは反応性イオンエッチングなどのドライエッチン
グを用いてエッチングしてもよい。この場合は窒化シリ
コンなど他の種々の物質を用いる事も可能である。
【0074】さらにバッファ層はその全体を除去する必
要はなく少なくともアライメントに用いるマスクパター
ン形成領域で除去すればよくまた、膜厚方向に一部除去
した状態でも良い。
【0075】さらにまたこのようにして形成された膜に
例えば酸化シリコン、酸化アルミニウムなどの反射防止
膜を付加すれば、より高い可視光透過率を得ることがで
きることはいうまでもない。
【0076】また以上に示した実施例ではシラン、アセ
チレン、水素、塩化水素を用いてSiCの成膜を行うよ
うにしたが、シランに代えてジクロルシラン、トリクロ
ルシラン、テトラクロロシラン、四フッ化硅素、ジシラ
ンなどのシリコン原子を含むガスあるいはこれらの混合
ガスを用い、アセチレンに代えてメタン、エタン、エチ
レン、プロパンなどのC原子を含むガスあるいはこれら
の混合ガスを用い、塩化水素の代わりにフッ素、塩素等
のハロゲンを含むガスを用いても良い。
【0077】そしてまた、成膜方法としても減圧CVD
法に限定されることなく、常圧CVD法、プラズマCV
D法、ECR−CVD法、光励起CVD法等の他の成膜
方法にも適用可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、マスク基板(X線透過性薄膜)の成膜に先だち基板
裏面に保護膜を形成しておくようにしているため、再研
磨や研磨に伴う洗浄工程を行うことなく、歪みの発生の
小さい直接接合法を用いて補強枠の接合を行うことが可
能となり、高精度のX線吸収体パターンを有するX線マ
スクを形成することが可能となる。
【0079】さらに本発明の第2によれば、バッファ層
を700〜900℃望ましくは800℃で堆積している
ため、結晶欠陥の少ない良好なバッファ層の形成が可能
となり、可視光透過率の低下を防ぐことができ、高精度
でウェハとのアライメントを行うことのできるX線マス
クを形成することが可能となる。
【0080】さらに本発明の第3によれば、バッファ層
を、X線透過性薄膜形成後にエッチング除去するように
しているため、バッファ層の機能を有効に達成した後多
量の欠陥を含む層は除去されることになり、可視光透過
率の低下を防ぐことができ、より高精度でウェハとのア
ライメントを行うことのできるX線マスクを形成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のX線マスクの製造工程
【図2】本発明の第2の実施例のX線マスクの製造工程
【図3】バッファ層成膜温度と可視光透過率との関係を
示す図
【図4】本発明の他の実施例のバッファ層成膜時の基板
温度プロファイルを示す図
【図5】本発明の第3の実施例のX線マスクの製造工程
【図6】従来例のX線マスクの製造工程図
【図7】CVD装置を示す図
【図8】基板温度と可視光透過率との関係を示す図
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 保護膜 3b バッファ層 3a X線透過性薄膜 4 Cr膜 5 X線吸収膜パターン 6 補強枠 11 シリコン基板 11b バッファ層 13 X線透過性薄膜 14 SiC膜 15 X線吸収膜パターン 21b バッファ層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−137718(JP,A) 特開 平2−162714(JP,A) 特開 平2−6387(JP,A) 特開 平2−6388(JP,A) 特開 平5−267131(JP,A) 特開 平5−36591(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/08 - 1/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形
    成するに先立ち、前記マスク支持体裏面に保護膜を形成
    する保護膜形成工程と 前記マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形成するX線
    透過性薄膜形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜パターンを形成
    するX線吸収体薄膜パターン形成工程と、 前記マスク支持体に補強枠を設ける工程と を含むことを
    特徴とするX線マスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 マスク支持体上にCVD法によりSiC
    薄膜からなるX線透過性薄膜を形成するX線透過性薄膜
    形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜パターンを形成
    するX線吸収体薄膜パターン形成工程とを含むX線マス
    クの製造方法において 前記X線透過性薄膜形成工程に先立ち、基板温度700
    〜900℃で維持しながら、炭化水素ガスあるいはその
    希釈ガス供給しバッファ層を形成する工程を含むこと
    を特徴とするX線マスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 マスク支持体上にバッファ層を介してX
    線透過性薄膜を形成するX線透過性薄膜形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜パターンを形成
    するX線吸収体薄膜パターン形成工程と 前記バッファ層の少なくとも1部をエッチング除去する
    バッファ層除去工程とを含むことを特徴とするX線マス
    クの製造方法。
  4. 【請求項4】 マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形
    成するに先立ち、前記マスク支持体裏面全面に保護膜を
    形成する保護膜形成工程と、 前記マスク支持体裏面全面に保護膜が形成された状態
    で、前記マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形成する
    X線透過性薄膜形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜パターンを形成
    するX線吸収体薄膜パターン形成工程と、 前記X線吸収体薄膜パターン形成工程の前または後に、
    前記保護膜の少なくと も一部を除去する保護膜除去工程
    とを含むことを特徴とするX線マスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形
    成するに先立ち、前記マスク支持体裏面に保護膜を形成
    する保護膜形成工程と、 前記マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形成するX線
    透過性薄膜形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜パターンを形成
    するX線吸収体薄膜パターン形成工程と、 前記X線吸収体薄膜パターン形成工程の前または後に、
    前記保護膜の少なくとも一部を除去する保護膜除去工程
    と、 当該保護膜の除去部分の少なくとも一部に補強枠を接合
    する工程とを含むことを特徴とするX線マスクの製造方
    法。
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