JP3247373U - 木質トラス - Google Patents

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徹也 幸村
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株式会社ダイリFpc
徹也 幸村
岩脇 徳幸
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Abstract

【課題】接合部の数を減らし、専用のプレス機が不要で、強度が大きく、建築物に使用するトラスの数を減らすことができる、木質トラスを提供する。【解決手段】木質トラスは、並列配置した第1下弦材2Aと第2下弦材2Bとの間にラチス材4の下端部を挟み、ビス6aで貫通留めする。上弦材も下弦材と同様に、並列配置した第1上弦材と第2上弦材との間にラチス材4の上端部を挟み、ビスで貫通留めする。束材5についても、ラチス材4と同様に、並列配置した第1下弦材2Aと第2下弦材2Bとの間に束材5の下端部を挟んでビスで貫通留めし、2本の第1上弦材と第2上弦材との間に束材5の上端部を挟んでビスで貫通留めする。【選択図】図4

Description

本考案は、木造建築における木質トラスに関する。
従来、木造建築において、一平面上にトラス形状に並べたツーバイ材に、ネイルプレートコネクタを圧入することにより接合した木質トラスが知られている(特許文献1等)。ネイルプレートコネクタは、大型の専用のプレス機が使用される(特許文献2等)。
特開2000-169531号公報。 特開2013-204329号公報、図1等
しかしながら、ツーバイ材を使用した木質トラスは、ツーバイ材の最長長さが6.1メートル程度であるため、接合部が多くなり、使用するネイルプレートコネクタも多くなる。
また、大型トラックの積載長の制限による運搬事情として、12メートル以上のトラスを運搬することが困難であるため、トラスを2つのパーツに分ける、若しくは、2つのパーツを折り畳み可能に連結する等の必要があり、建築現場で専用のプレス機を使用して接合する必要がある。
更に、ツーバイ材で構成したトラスは、トラス一本当たりの強度に限界があり、必要強度を得るために配置する本数が多く、トラスの厚みとなるツーバイ材の厚み(38mm)が薄いため、補剛材も多く必要とするという問題もあった。
そこで、本考案は、接合部の数を減らし、専用のプレス機が不要で、強度が大きく、建築物に使用するトラスの数を減らすことができる、木質トラスを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の一態様に係る木質トラスは、
下弦材と、上弦材と、前記上弦材と下弦材とを連結するラチス材と、を備え、
前記下弦材は、第1下弦材と、前記第1下弦材と並列配置された第2下弦材と、を備え、
前記上弦材は、第1上弦材と、前記第1上弦材と並列配置された第2上弦材と、を備え、
前記ラチス材は、一端部が前記第1下弦材と前記第2下弦材との間に挟まれてビスが第1下弦材から前記ラチス材の前記一端部を貫通して前記第2下弦材内に至るように貫通留めされるとともに、他端部が前記第1上弦材と前記第2上弦材との間に挟まれてビスが前記第1上弦材から前記ラチス材の前記他端部を貫通して前記第2上弦材に至るように貫通留めされ、
前記下弦材は、所定長となるように複数本のエンジニアードウッドが突き合わされ第1連結材を介して連結されており、前記第1下弦材と前記第2下弦材との間に前記第1連結材が挟まれてビスが前記第1下弦材から前記第1連結材を貫通して前記第2下弦材に至るように貫通留めされ、
前記上弦材は、所定長となるように複数本のエンジニアードウッドが突き合わされ第2連結材を介して連結されており、前記第1上弦材と前記第2上弦材との間に前記第2連結材が挟まれてビスが前記第1上弦材から前記第2連結材を貫通して前記第2上弦材に至るように貫通留めされる。
前記第1連結材の幅寸法は、前記下弦材と同じ幅寸法とし得る。
前記第2連結材の幅寸法は、前記上弦材と同じ幅寸法とし得る。
前記ラチス材と同じ厚さのエンジニアードウッドで形成されて前記上弦材と前記下弦材とを連結する束材を更に備え、前記束材は、一端部が前記第1下弦材と前記第2下弦材との間に挟まれてビスが前記第1下弦材から前記束材の前記一端部を貫通して前記第2下弦材内に至るように貫通留めされるとともに、他端部が前記第1上弦材と前記第2上弦材との間に挟まれてビスが第1上弦材から前記束材の前記他端部を貫通して前記第2上弦材に至るように貫通留めされ得る。
前記下弦材及び前記上弦材は、厚さ38mm~45mm、幅235mm~607mmのエンジニアードウッドとすることができる。
前記ラチス材は、厚さ38mm~45mm、幅235mm~607mmのエンジニアードウッドとすることができる。
前記束材は、厚さ38mm~45mm、幅235mm~607mmのエンジニアードウッドとすることができる。
前記ラチス材、前記第1連結材、及び前記第2連結材は、同じ厚さのエンジニ
アードウッドであることが好ましい。
本考案によれば、使用する材をエンジニアードウッドとし、第1、第2上弦材及び第1、第2下弦材を其々並列配置してそれらの間にラチス材を挟んで少なくとも3列に重ねてビスで貫通留めすることにより、ビス1本あたりの強度を大きくすることができる。ビスでビス留めするため、建築現場での接合において大型の専用プレス機を持ち込む必要がなく、建築現場での作業効率を向上させ得る。また、エンジニアードウッドを使用することにより、長さを最長12メートルの材料とすることができ、接合部の数を大幅に減少させることができる。更に、従来のツーバイ材による木質トラスより高強度の木質トラスが得られるため、建物に配設されるトラスの本数を減らすことができ、建築現場での作業効率を向上させ得る。
本考案に係る木質トラスの一実施形態を示す正面図である。 図1の木質トラスの平面図である。 図1の木質トラスの底面図である。 図1の木質トラスの製造過程を示す部分拡大斜視図である。 図1の木質トラスの製造過程を示す部分拡大斜視図である。 図1の木質トラスの製造過程を示す部分拡大斜視図である。 図1の木質トラスの製造過程を示す部分拡大斜視図である。 図1のA部拡大図である。 図1のB部拡大図である。 図1のC部拡大図である。 図1のD部拡大図である。 図1のE部拡大図である。
本考案に係る木質トラスの一実施形態について、以下に図1~図12を参照して説明する。
図1~図3を参照して、木質トラス1は、下弦材2と上弦材3とがラチス材4及び束材5によって連結されている。
下弦材2は、図4及び図5を参照して、第1下弦材2Aと、第1下弦材2Aと並列配置された第2下弦材2Bと、を備える。上弦材3は、第1上弦材3Aと、第1上弦材3Aと並列配置され第2上弦材3Bと、を備える。
ラチス材4の下端部は、図1、図4、図5、図6、図8~図12を参照して、第1下弦材2Aと第2下弦材2Bとの間に挟まれ、ビス6aが第1下弦材2からラチス材4の下端部を貫通して第2下弦材2B内に至るように貫通留めされる(図5)。ラチス材4の上端部は、図1、図4、図7~図12を参照して、第1上弦材3Aと第2上弦材3Bとの間に挟まれ、ビス6bが第1上弦材3Aからラチス材4の上端部を貫通して第2上弦材3Bに至るように貫通留めされる。
下弦材2は、所定長(トラス長)となるように複数本のエンジニアードウッド2aが突き合わされて第1連結材7を介して連結されており、第1下弦材2Aと第2下弦材2Bとの間に第1連結材7が挟まれてビス6cが第1下弦材2Aから第1連結材7を貫通して第2下弦材2Bに至るように貫通留めされる。下弦材2を構成するエンジニアードウッド2aは、長さ方向端面(突合せ面2a1)同士が突き合わされている。第1連結材7は、エンジニアードウッド2a、2aの突合せ面2a1を跨いで配置されている(図6)。
上弦材3は、所定長(トラス長)となるように複数本のエンジニアードウッド3aが突き合わされて第2連結材8を介して連結されており、第1上弦材3Aと第2上弦材3Bとの間に第2連結材8が挟まれてビス6d、6eが第1上弦材3Aから第2連結材8を貫通して第2上弦材3Bに至るように貫通留めされる。
山形をした木質トラス1の中央頂上部において、上弦材3は、突き合わされて連結される2本のエンジニアードウッド3a、3aのうちの一方のエンジニアードウッド3aの長さ方向端面が傾斜面3a1(図7)で形成され、その傾斜面3a1が、連結される他方のエンジニアードウッド3aの下面3a2に突合わされる。第2連結材8は、傾斜面3b11と下面3b22との突合せ面を跨いでエンジニアードウッド3a、3aを連結する。第2連結材8は、並列配置された第1上弦材3Aと第2上弦材3Bとの間に配置されて、並列配置された第1上弦材3Aから第2連結材8を貫通させて第2上弦材3B内に至るようにビス6eで留めて連結される。
上弦材3の中央頂上部以外の部分では、エンジニアードウッド3a、3aの長さ方向端面3a3同士が突き合わされ、第2連結材8を介して連結されている。第2連結材8は、並列配置された第1上弦材3Aと第2上弦材3Bとの間に配置されて、ビス6dが、並列配置された第1上弦材3Aから第2連結材8を貫通させて第2上弦材3B内に至るように貫通留めされて連結される。
ラチス材4、第1連結材7、及び第2連結材8は、同じ厚さのエンジニアードウッドで形成され得る。それにより、第1下弦材2Aと第2下弦材2Bとは平行に連結され、第1上弦材3Aと第2上弦材3Bとは平行に連結される。図示しないが、例えば、ラチス材4を2枚重ね(厚さ38mm+38mm=76mm)にして木質トラス1を補強することができ、この場合、第1連結材7及び第2連結材8も同様に2枚重ねとされる。なお、ラチス材4、第1連結材7、及び第2連結材8は、エンジニアードウッドに代えて、SPFやホワイトウッド等のツーバイ材を使用することもできる。
第1連結材7の幅寸法は下弦材2の幅寸法W1(図1、図8)と同じであり、第2連結材8の幅寸法は上弦材3の幅寸法W2(図1)と同じである。これらを同じ幅寸法とすることで、互いに位置合わせが容易になる。幅寸法W1と幅寸法W2も同じにすることができる。
上弦材3と下弦材2とを連結する束材5は、ラチス材4と同じ厚さのエンジニアードウッドで形成されている。束材5の下端部は、第1下弦材2Aと第2下弦材2Bとの間に挟まれてビス6fが第1下弦材2Aから束材5の下端部を貫通して第2下弦材2B内に至るように貫通留めされる(図4参照)。束材の上端部は、第1上弦材3Aと第2上弦材3Bとの間に挟まれてビス6gが第1上弦材3Aから束材5の上端部を貫通して第2上弦材3Bに至るように貫通留めされる。図示例の下弦材2は、図1の正面図において左右に配置されたエンジニアードウッド2a,2aの長さが6.5mであり、中間に連稀されたエンジニアードウッド2aの長さが12mである。
下弦材2及び上弦材3は、厚さ38mm~45mm、幅235~607mmのエンジニアードウッドで形成される。そのようなエンジニアードウッドとして、例えば、厚さ38mm×幅235mm,厚さ38mm×幅302mm、厚さ38mm×幅505mm、厚さ38mm×幅607mmのものを用いることができる。図示例の下弦材2と上弦材3は、厚さ38mm×幅505mmである。
ラチス材4及び束材5は、厚さ38mm~45mm、幅235mm~607mmのエンジニアードウッドで形成される。そのようなエンジニアードウッドとして、例えば、厚さ38mm×幅235mm、厚さ38mm×幅302mm、厚さ38mm×幅505mm、厚さ38mm×幅607mmのものを用いることができる。図示例では、ラチス材4は厚さ38mm×幅505mmであり、束材5は厚さ38mm×幅235mmである。
エンジニアードウッドとしては、構造用LVL(Laminated Veneer Lumber)が好適に用いられるが、PSL、構造用集成材等の他のエンジニアードウッドを用いることもできる。エンジニアードウッドは、トラス梁に発生する応力に応じて、適宜寸法のものが使用される。また、エンジニアードウッドは、トラス梁に発生する応力に応じて、適宜の曲げヤング係数のものが用いられる。図示例では、下弦材2,上弦材3、及びラチス材4は、曲げヤング係数が140Eの構造用LVLを使用しており、束材5は曲げヤング係数が100Eの構造用LVLを使用している。
ビス6a~6gの留め付け間隔及び強度は、木質構造設計規準(日本建築学会)等の所定の基準に準じて決定される。図示例では、長さ110mmのビスを、使用するエンジニアードウッドの軸方向(長さ方向)に60mm間隔、軸直角方向に40mm間隔とし、図1のC部分には614本のビスを使用している。
上記構成を有する木質トラス1によれば、使用する材をエンジニアードウッドとし、第1上弦材3Aと第2上弦材3Bを並列配置し、第1下弦材2Aと第2下弦材2Bとを並列配置して、それらの並列間にラチス材4の端部を挟み3列に重ねてビス6a、6bで貫通留めすることにより、ビス1本あたりの強度を大きくすることができる。
ビス6a、6bでビス留めするため、建築現場での接合において大型の専用プレス機を持ち込む必要がなく、建築現場での作業効率を向上させ得る。
また、エンジニアードウッドを使用することにより、長さを最長12メートルの材料とすることができ、接合部の数を大幅に減少させることができる。
更に、従来のツーバイ材による木質トラスより高強度の木質トラス1が得られるため、建物に配設されるトラスの本数を減らすことができ、建築現場での作業効率を向上させ得る。
本考案は、上記実施形態に限定解釈されず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。例えば、上弦材、下弦材を構成するエンジニアードウッドの突合せ面の態様は適宜変更できる。また、束材5を使用せずにラチス材4のみによって木質トラスを構成することもできる。また、トラス構成についても、上記実施形態に限らず、キングポストトラス、ハウトラス、プラットトラス、ワーレントラス、Kトラス等の種々の平面トラスに構成することもできる。
1 木質トラス
2 下弦材
2A 第1下弦材
2B 第2下弦材
3 上弦材
3A 第1上弦材
3B 第2上弦材
4 ラチス材
5 束材
6a~6g ビス
7 第1連結材
8 第2連結材

Claims (8)

  1. 下弦材と、上弦材と、前記上弦材と下弦材とを連結するラチス材と、を備え、
    前記下弦材は、第1下弦材と、前記第1下弦材と並列配置された第2下弦材と、を備え、
    前記上弦材は、第1上弦材と、前記第1上弦材と並列配置された第2上弦材と、を備え、
    前記ラチス材は、一端部が前記第1下弦材と前記第2下弦材との間に挟まれてビスが第1下弦材から前記ラチス材の前記一端部を貫通して前記第2下弦材内に至るように貫通留めされるとともに、他端部が前記第1上弦材と前記第2上弦材との間に挟まれてビスが前記第1上弦材から前記ラチス材の前記他端部を貫通して前記第2上弦材に至るように貫通留めされ、
    前記下弦材は、所定長となるように複数本のエンジニアードウッドが突き合わされ第1連結材を介して連結されており、前記第1下弦材と前記第2下弦材との間に前記第1連結材が挟まれてビスが前記第1下弦材から前記第1連結材を貫通して前記第2下弦材に至るように貫通留めされ、
    前記上弦材は、所定長となるように複数本のエンジニアードウッドが突き合わされ第2連結材を介して連結されており、前記第1上弦材と前記第2上弦材との間に前記第2連結材が挟まれてビスが前記第1上弦材から前記第2連結材を貫通して前記第2上弦材に至るように貫通留めされている、
    木質トラス。
  2. 前記第1連結材の幅寸法は、前記下弦材と同じ幅寸法である、請求項1に記載の木質トラス。
  3. 前記第2連結材の幅寸法は、前記上弦材と同じ幅寸法である、請求項1に記載の木質トラス。
  4. 前記ラチス材と同じ厚さのエンジニアードウッドで形成されて前記上弦材と前記下弦材とを連結する束材を更に備え、
    前記束材は、一端部が前記第1下弦材と前記第2下弦材との間に挟まれてビスが前記第1下弦材から前記束材の前記一端部を貫通して前記第2下弦材内に至るように貫通留めされるとともに、他端部が前記第1上弦材と前記第2上弦材との間に挟まれてビスが第1上弦材から前記束材の前記他端部を貫通して前記第2上弦材に至るように貫通留めされる、請求項1に記載の木質トラス。
  5. 前記下弦材及び前記上弦材は、厚さ38mm~45mm、幅235mm~607mmのエンジニアードウッドである、請求項1に記載の木質トラス。
  6. 前記ラチス材は、厚さ38mm~45mm、幅235mm~607mmのエンジニアードウッドである、請求項1に記載の木質トラス。
  7. 前記束材は、厚さ38mm~45mm、幅235mm~607mmのエンジニアードウッドである、請求項4に記載の木質トラス。
  8. 前記ラチス材、前記第1連結材、及び前記第2連結材は、同じ厚さのエンジニ
    アードウッドである、請求項1に記載の木質トラス。
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