JP3249657B2 - 絶縁取付枠 - Google Patents

絶縁取付枠

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JP3249657B2
JP3249657B2 JP23607193A JP23607193A JP3249657B2 JP 3249657 B2 JP3249657 B2 JP 3249657B2 JP 23607193 A JP23607193 A JP 23607193A JP 23607193 A JP23607193 A JP 23607193A JP 3249657 B2 JP3249657 B2 JP 3249657B2
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秀樹 横山
高生 森本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ取付けに適し
た絶縁取付枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配線器具を取り付ける樹脂製絶縁
取付枠は、ウェルドが比較的目立たない変性PPO等の
樹脂成形材料を用いて成形されていたため、ウェルド強
度による問題は生じなかった。しかし、配線器具の内、
大型の操作ハンドルを採用したスイッチを取り付ける場
合、上記のような樹脂成形材料を用いた絶縁取付枠では
枠体の反りによる操作ハンドルと枠体との干渉でスイッ
チ操作不良が発生し易いという問題があった。
【0003】そこで枠体に反りが発生しないように樹脂
成形材料として高剛性の樹脂成形材料、例えば液晶ポリ
マー(ポリプラスチックス株式会社製、ベクトラ)を使
用したスイッチ用の絶縁取付枠が製造されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の高剛性の
樹脂成形材料を使用した絶縁取付枠は、ウェルド強度が
弱く、図7、図8、図9に示すようにウェルドXが枠体
1の両端の枠辺2、2に設けられたボックス螺子挿通用
取付孔3、3のような応力集中箇所に発生していると、
枠体1をスイッチボックスに取付ける際にかかるボック
ス螺子の小さな締め付けトルクでも枠辺2、2が割れて
しまうという問題があった。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは高剛性の樹脂成形材料で
成形される絶縁取付枠において、応力集中箇所であるボ
ックス螺子挿通用取付孔に発生するウェルドを無くすこ
とができ、取付け時における枠辺の割れ発生を抑制した
絶縁取付枠を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、高剛性の成形樹脂材料で成形
され、中央にスイッチ器具嵌め込み用窓孔を設け、両端
の枠辺の中央にスイッチボックスに取付けるためのボッ
クス螺子挿通用取付孔を設け絶縁取付枠において、上
記ボックス螺子挿通用取付孔の形成位置と樹脂成形時の
ゲート位置との間の位置で且つゲート位置に近傍する位
置の枠辺に成形により形成されるウェルド位置調整用凹
部を設けていることを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、上記ボックス螺子挿
通用取付孔の形成位置と樹脂成形時のゲート位置との間
の位置で且つゲート位置に近傍する位置の枠辺に成形に
より形成されるウェルド位置調整用凹部を設けてあるか
ら、成形時においてゲートから成形金型に注入される樹
脂の流れ速度をウェルド位置調整用凹部を形作る金型部
で遅くして、ウェルドをこの金型部近傍、つまり凹部形
成位置近傍に発生させることができ、そのためウェルド
の発生位置を応力集中箇所であるボックス螺子挿通用取
付孔の形成位置から離すことができ、結果ボックス螺子
挿通用取付孔にウェルドが発生するのを無くすことがで
きる。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は高剛性樹脂成形材料(例えば液晶ポリマ
ー)を用いて成形して得られた枠体1を示しており、こ
の枠体1はウェルド発生を考慮して成形時に同時にボッ
クス螺子挿通用取付孔を形成していない。そのため樹脂
成形時にゲート位置Gが存在している枠辺2のボックス
螺子挿通用取付孔の穿設予定位置3aにも、更にゲート
位置Gから離れた位置にある他の枠辺2のボックス螺子
挿通用取付孔の穿設予定位置3aにもウェルドは存在し
ない。
【0012】これらのボックス螺子挿通用取付孔の穿設
予定位置3aの枠辺2、2表面側(図1では下側)には
ボックス螺子挿通用取付孔3を打ち抜き形成するために
図2、図3に示すようにボックス螺子挿通用取付孔3の
周縁を形とるような溝6aを係止した凹所6を形成して
ある。また枠体1は中央部に1個モジュール寸法のスイ
ッチや配線器具を3個嵌め込むことができる窓孔4を設
けるとともに、この窓孔4の裏面開口側(図1において
は上側)を囲む周壁の両側壁には3対の係止孔5を設
け、窓孔4に嵌められるスイッチや配線器具に設けてあ
る係止爪をこれら係止孔5に着脱自在に係止させてスイ
ッチや配線器具を窓孔4内に固定するようになってい
る。
【0013】而して図4(a)(c)に示すように樹脂
成形によって得られた枠体1は打ち抜き工程で図4
(b)に示すように上記凹所6が打ち抜かれてボックス
螺子挿通用取付孔3が設けられ、完成したスイッチ用樹
脂取付枠となる。尚6bは凹所6の底部を形成していた
樹脂部である。このようにしてボックス螺子挿通用取付
孔3が穿設され完成したスイッチ用樹脂取付枠にはボッ
クス螺子挿通用取付孔3にかかるウェルドが発生してい
ないため、施工の際のボックス螺子の締め付け時のトル
クがある程度大きくても枠辺2に割れは発生しない。
ころで上述の構成でも、ゲートGの位置から離れている
枠辺2の位置ではウェルドXが発生し、その位置がボッ
クス螺子挿通用取付孔3の形成位置となる恐れもある。
また枠体1の成形時にボックス螺子挿通用取付孔を形成
する方が工数が少なくなる。これらの点に対応した実施
例を以下に説明する。
【0014】(実施例) 本実施例は、図8に示すゲート位置Gの位置から離れて
いる枠辺2のボックス螺子挿通用取付孔3にかかるウェ
ルドの発生を防止するために、図5に示すようにウエル
ド発生位置を調整する凹部7をゲート位置Gの近傍の枠
辺2に設けたものである。
【0015】つまり取付枠を成形する場合には、成形時
にゲートから金型内に注入された樹脂は流れる方向に障
害物、つまり凹部形成のための金型突出部が金型内に存
在しない場合、樹脂の流れが早くウェルド位置の調整が
できず、ボックス螺子挿通用取付孔3の形成位置付近に
ウェルドが発生する恐れがある。これに対して本実施例
では、ボックス螺子挿通用取付孔3の形成位置と、ゲー
ト位置Gとの間で且つゲート位置Gに近傍する位置に成
形時に凹部7を形成することで、ゲートより金型部内に
注入される樹脂の流れ速度は、凹部7を形成するために
金型部内に突出させた突出部が障害となって遅くなり且
つ分流するため、合流時に発生するウェルドXの発生す
る位置をこの凹部7近傍に意図的に持ってくることがで
き、その結果ボックス螺子挿通用取付孔3の位置から応
力集中の小さい箇所に移すことができるのである。凹部
7の形成位置は実際の成形時のウェルド発生状態に応じ
て設定される。
【0016】而して本実施例では、図5に示すようにウ
ェルドXはボックス螺子挿通用取付孔3にかからない状
態で発生することになる。従って、ボックス螺子挿通用
取付孔3にかかるウェルドが発生していないため、施工
の際のボックス螺子の締め付け時のトルクがある程度大
きくても枠辺2に割れは発生しない。
【0017】(実施例上述のようにボックス螺子挿通用取付孔3を成形後に形
成する場合にもゲート位置G から離れている枠辺2では
ウェルドXが発生する恐れがあるため、このウェルドX
の発生位置をボックス螺子挿通用取付孔の穿設予定位置
3aにかからないようにしたものが本実施例であり、実
施例1と同様な方法によってウエルド発生位置を調整す
る凹部7をボックス螺子挿通用取付孔3の穿設予定位置
とゲート位置Gとの間で且つゲート位置Gの近傍の枠辺
2に設ける。図6はボックス螺子挿通用取付孔3を穿設
する前の樹脂成形直後の本実施例の枠体1を示してお
り、本実施例では凹部7による位置調整によって、凹部
7近傍に意図的にウェルドを発生させることで、ボック
ス螺子挿通用取付孔の穿設予定位置3aでのウェルドの
発生を無くす。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記ボックス
螺子挿通用取付孔の形成位置と樹脂成形時のゲート位置
との間の位置で且つゲート位置に近傍する位置の枠辺に
成形により形成されるウェルド位置調整用凹部を設けて
あるから、ゲートから金型に注入される樹脂の流れ速度
をウェルド位置調整用凹部を形作る金型部で遅くして、
ウェルドの発生位置をこの金型部近傍位置とすることが
でき、そのため応力集中箇所であるボックス螺子挿通用
取付孔の形成位置にウェルドが発生するのを無くすこと
ができる。
【0019】
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェルド発生を考慮した絶縁取付枠の一例の斜
視図である。
【図2】同上の一部破断した斜視図である。
【図3】同上の一部省略した拡大説明図である。
【図4】同上の加工説明図である。
【図5】本発明の実施例の斜視図である。
【図6】本発明の実施例の斜視図である。
【図7】従来例のウェルド発生の一例を示す斜視図であ
る。
【図8】従来例のウェルド発生の他の例を示す斜視図で
ある。
【図9】従来例のウェルド発生の更に他の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 枠辺 ボックス螺子挿通用取付孔 4 窓孔 5 係止孔 ウェルド位置調整用凹部 G ゲート位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−111023(JP,A) 特開 平5−104582(JP,A) 特開 平3−245710(JP,A) 特開 平4−357679(JP,A) 実開 平2−94475(JP,U) 実開 昭62−187472(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高剛性の成形樹脂材料で成形され、中央に
    スイッチ器具嵌め込み用窓孔を設け、両端の枠辺の中央
    にスイッチボックスに取付けるためのボックス螺子挿通
    用取付孔を設け絶縁取付枠において、上記ボックス螺
    子挿通用取付孔の形成位置と樹脂成形時のゲート位置と
    の間の位置で且つゲート位置に近傍する位置の枠辺に成
    形により形成されるウェルド位置調整用凹部を設けてい
    ることを特徴とする絶縁取付枠
JP23607193A 1993-09-22 1993-09-22 絶縁取付枠 Expired - Fee Related JP3249657B2 (ja)

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