JP3250201B2 - 2サイクルエンジン用ピストンリング - Google Patents

2サイクルエンジン用ピストンリング

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JP3250201B2
JP3250201B2 JP22555594A JP22555594A JP3250201B2 JP 3250201 B2 JP3250201 B2 JP 3250201B2 JP 22555594 A JP22555594 A JP 22555594A JP 22555594 A JP22555594 A JP 22555594A JP 3250201 B2 JP3250201 B2 JP 3250201B2
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Japan
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ring
piston
piston ring
stopper pin
pin
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康志 五呂
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リング溝内に収納され
たピストンリングがピストンに対して回転しないように
ストッパーピンで止められている2サイクルエンジンの
ピストンリングの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンでは、通常、ピスト
ンの外周に形成された2本のリング溝にそれぞれコンプ
レッションリングであるピストンリングが嵌入されてい
て、それぞれのリングの合口(切れ目)の位置が常にオ
フセットされた状態にあり、かつ、それらがシリンダの
掃気孔や排気孔の部分に位置しないように、ピストンに
形成された圧入用の孔にストッパーピンを圧入して、こ
のストッパーピンによってピストンリングがピストンに
対して回転しないように止められている。
【0003】そのため、ピストンリングには、ピストン
に圧入されたストッパーピンに対して、図5〜図7に示
すように、ピン係合用の凹部5を合口3部分のリング内
周面2bに形成するか、あるいは、そのような構造では
合口部分でのリングの下面2cとリング溝の底壁10c
によるシール面が小さくなってガスの吹き抜けが起きる
ため、図8〜図10に示すように、リングの下面2cと
リング溝の底壁10cによるシール面が大きくなるよう
に、ピン係合用の凹部5を合口3部分のリング上面2a
に形成するということが従来から行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の2サイクルエンジン用ピストンリングにおい
て、ガスの吹き抜けを防ぐためにリングの下面とリング
溝の底壁によるシール面を大きくしたものでは、図9に
示すように、ストッパーピン4の近傍においてリング2
の内周面2bがリング溝10の奥壁に接近した構造とな
る。
【0005】そのため、ピストンの圧入孔にストッパー
ピン4を圧入したときに圧入孔の周辺のピストンの肉が
はみ出して盛り上がったような場合、当該盛り上がり部
分11によって、シリンダ内でのピストンの上下動や振
れに伴うピストンリング2のリング溝10内での動きが
妨げられることとなる。
【0006】そこで、図11に示すように、上面2aに
ピン係合用凹部5が形成されたピストンリング2に対し
て、ピン係合用凹部5のリング上面2a側の角部を傾斜
面9となるように削り落すことにより、図12に示すよ
うに、ピストンの盛り上がり部分11との干渉を避ける
ようにした構造が従来考えられている。
【0007】ところが、そのような傾斜面9を形成した
ものでは、ピストンリングの高さとリング溝の縦幅の関
係によっては、ピストンリングがピストンに対してその
円周方向に動いたときに、傾斜面9がストッパーピン4
の下面にはまり込んで、ピストンリングがストッパーピ
ンの下面とリング溝の底壁の間に詰まって動かなくなる
という虞がある。
【0008】本発明は、上記のような従来の2サイクル
エンジン用ピストンリングの持つ不都合を解消すること
を目的としており、より具体的には、合口部分でのガス
の吹き抜けを防ぐことができ、ストッパーピンの圧入に
よりはみ出したピストンの肉の盛り上がり部分によって
ピストンリングの溝内での動きが妨げられることなく、
ストッパーピンの下面でピストンリングが詰まって動か
なくなるというようなことのない2サイクルエンジン用
ピストンリングを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、ピストンに圧入され
ているストッパーピンに対応して、リングの上面で両側
から合口に向かってピン係合凹部が形成されている2サ
イクルエンジン用ピストンリングにおいて、少なくとも
ストッパーピンに対応する位置で、ピン係合凹部のリン
グ内周面側の角部を削り落とすことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【作 用】上記のような構成によれば、ピストンリング
の上面にストッパーピンの係合凹部が形成されているた
め、リングの下面とリング溝の底壁によるシール面が小
さくなるようなことがなくて合口部分でのガスの吹き抜
けを防ぐことができる。
【0011】また、ストッパーピンの圧入によりストッ
パーピン圧入孔の周りにピストンの肉が盛り上がって突
出しても、その盛り上がり部分がリングの係合凹部の角
部に干渉することはないため、それによってピストンリ
ングのリング溝内での動きが妨げられることはない。
【0012】さらに、リング上面の角部に対しては、ス
トッパーピンの圧入による盛り上がり部分との干渉を避
けるための削り落とし(係合凹部のリング上面側の角部
に傾斜角度の小さい傾斜面を形成すること)が行われて
いないため、ストッパーピンの下面にピン係合用凹部の
傾斜面がはまり込んでピストンリングが詰まって動かな
くなるというようなことはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の2サイクルエンジン用ピスト
ンリングの実施例について図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明のピストンリングが適用さ
れている2サイクルエンジンのピストンを示すもので、
ピストン1には、その外周に形成されたリング状の溝内
に、シリンダー内の混合気,爆発ガス,排気ガスなどを
逃がさないためのコンプレッションリングとして、それ
ぞれピストンリング2,2が、リング自体の弾性によっ
てシリンダー壁面に密着する状態で、ピストンのリング
溝との間に径方向および上下方向で僅かな隙間を有する
ように嵌入されている。
【0015】ピストンリング2には、それぞれ一箇所に
合口(切れ目)3が設けられており、ピストンリング2
は合口3によりリング2自体の熱膨張を逃がすための僅
かな隙間を残してピストン1に装着されていて、上下の
各ピストンリング2,2のそれぞれの合口3,3は、ガ
スの流れを迂回させてガス漏れを減少させるために、互
いにオフセットされた状態とされ、かつ、それらの合口
3,3は、何れもシリンダーの掃気孔や排気孔を通らな
いように位置されている。
【0016】ピストン1には、ピストンに対するピスト
ンリング2の回転を止めるために、ストッパーピン4
が、ピストン1に形成された圧入用の孔に圧入されるこ
とによって、合口3に対応する位置でリング溝内にその
下部が突出するように挿着されており、ストッパーピン
4に対応して、ピストンリング2の上面には、合口3に
向かってその両側から下方に傾斜するピン係合用の凹部
5が形成されている。
【0017】図2および図3は、本発明のピストンリン
グ2の一実施例における合口3付近を示すもので、ピス
トンリング2の上面2aには、合口3に向かって下方に
傾斜する傾斜面6と、傾斜面6の下端に続く段部7がそ
の両側に形成されることによって、ストッパーピン4に
対してリングの円周方向で係合するピン係合用の凹部5
が形成されている。
【0018】ピストンリング2の内周面2bには、ピン
係合用凹部5および合口3に対応する部分で、リング2
の上面から下面に渡る切欠部8が設けられており、この
切欠部8によって、ピストンリング2の内周面2b側の
ピン係合用凹部5(すなわち傾斜面6と段部7)および
合口3の角部は削り落とされている。
【0019】なお、ピストンリング2の内周面2bに設
けられた切欠部8については、図2および図3に示した
実施例では、図4(A)に示すように、リング2の上面
から下面に渡って形成されており、このようなものでは
角部の削り落とし作業を簡単に行うことができるという
利点があるが、合口3の部分まで全て削り落とす必要は
なく、当該部分でピストンリング下面2cと溝10の底
壁10cによるシール面をできるだけ大きくして当該部
分でのガスの吹き抜けを効果的に防ぐためには、図4
(B)に示すように、少なくともストッパーピン4に対
応する位置まで切欠部8を形成すれば良い。
【0020】さらに、ピストンリング2自体について
は、図示したような形状のものに限らず、図4(C)に
示すように、リング溝10の天壁10aを傾斜させると
共にピストンリング2の上面2aを傾斜させたキースト
ンタイプのコンプレッションリングについても同様に適
用されることはいうまでもない。
【0021】上記のように切欠部8を設けることにより
ピストンリング2の内周面2b側のピン係合用凹部5の
角部を削り落とした上記のような各実施例のものでは、
ストッパーピン4との係合凹部5がピストンリング2の
上面2aに形成されているため、図5〜図7に示すよう
な従来例と比べて、合口3の近傍ではピストンリング2
の下面2cとリング溝10の底壁10cによるシール面
が小さくなるというようなことがなく、合口3の近傍で
のガスの吹き抜けを防ぐことができる。
【0022】また、ストッパーピンをピストンに圧入す
ると、特にリング溝の上方隅部のストッパーピン圧入孔
の周りに、ピストンの肉が盛り上がった状態に突出する
ということが起きるが、図8〜図10に示すような従来
例では、そのようなストッパーピン4の圧入による肉の
盛り上がり部分11が形成されると、シリンダ内でのピ
ストンの動きに対応してピストンリング2がリング溝1
0内で動こうとするときに、当該部分11がピストンリ
ング2の角部に当たってピストンリング2の動きを妨げ
ることとなる。
【0023】これに対して、本実施例では、図3に示す
ように、ストッパーピン4の周りに盛り上がり部分11
が形成されても、当該部分11に干渉するピストンリン
グ2の角部が削り落とされているため、ピストンリング
2のリング溝10内での動きが当該部分11によって妨
げられるようなことはない。
【0024】さらに、本実施例では、図11に示すよう
な従来の改良例のように、ストッパーピン4周りの盛り
上がり部分11による干渉を避けるために、傾斜面9の
ような傾斜角度の小さな傾斜面がリング2の上面に形成
されないため、ストッパーピン4の下面にピン係合用凹
部5の傾斜面がはまり込むことによりピストンリング2
が詰まって動かなくなるというようなことはない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したような本発明の2サイクル
エンジン用ピストンリングによれば、合口部分でのガス
の吹き抜けを防ぐことができ、ストッパーピンの圧入に
よりはみ出したピストンの肉の盛り上がり部分によって
ピストンリングのリング溝内での動きが妨げられること
なく、ストッパーピンの下面でピストンリングが詰まっ
て動かなくなるというようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2サイクルエンジン用ピストンリング
の一実施例が適用されているピストンを示す正面図。
【図2】本発明の一実施例を示す要部の斜視図。
【図3】図2に示した実施例の要部の上面図。
【図4】(A)図2に示した実施例の図3A−A線に沿
った断面図,(B)他の実施例における図(A)に相当
する断面図,および,(C)タイプの異なるピストンリ
ングによる他の実施例における図(A)に相当する断面
図。
【図5】2サイクルエンジン用ピストンリングの従来例
を示す要部の斜視図。
【図6】図5に示した従来例の要部の上面図。
【図7】図6のB−B線に沿った断面図。
【図8】2サイクルエンジン用ピストンリングの他の従
来例を示す要部の斜視図。
【図9】図8に示した従来例の要部の上面図。
【図10】図9のC−C線に沿った断面図。
【図11】2サイクルエンジン用ピストンリングの従来
の改良例を示す要部の斜視図。
【図12】図11に示した改良例の要部の正面図。
【符号の説明】
1 ピストン 2 ピストンリング 3 合口 4 ストッパーピン 5 ピン係合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 9/00 F02F 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンに圧入されているストッパーピ
    ンに対応して、リングの上面で両側から合口に向かって
    ピン係合凹部が形成されているピストンリングにおい
    て、少なくともストッパーピンに対応する位置で、ピン
    係合凹部のリング内周面側の角部が削り落とされている
    ことを特徴とする2サイクルエンジン用ピストンリン
    グ。
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