JP3255065U - 容器蓋 - Google Patents

容器蓋

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JP3255065U
JP3255065U JP2026000122U JP2026000122U JP3255065U JP 3255065 U JP3255065 U JP 3255065U JP 2026000122 U JP2026000122 U JP 2026000122U JP 2026000122 U JP2026000122 U JP 2026000122U JP 3255065 U JP3255065 U JP 3255065U
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幸雄 真柴
務 荒木
銘華 上田
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ダイシン化工株式会社
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Abstract

【課題】二軸延伸ポリスチレン等の割れが発生しやすい材質を用いた場合であっても、容器蓋に作用する外力が特定箇所に集中することなく分散され、これにより割れの発生を抑制し得る容器蓋を提供する。
【解決手段】容器蓋Lは、容器本体の上面開口を覆う合成樹脂製シートからなる容器蓋であって、平面部分を有する天板部1と、前記天板部1の周縁から下方に延出した側壁部2a~2dとを有し、前記側壁部2a~2dは、周方向に所定間隔で、前記側壁部2a~2dの下端から上方に向かって上端に至らない高さの、外方に突出した台形状の第1突出部21a~21fを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、容器本体の上面開口を覆う容器蓋に関するものである。
包装用容器の蓋には、容器内に収容される食品等を視認できること、軽量であること、成形しやすいこと、強度、非割れ性などの特定が要求される。また必要により耐熱性も要求される。
容器蓋の厚みを過度に厚くすることなく必要な強度を確保し、優れた視認性を有する容器蓋として、例えば、特許文献1では、多角形状である平面状の天面部と、該天面部の周縁部から下方へ垂下する垂下面部と、下側且つ外側に向けて傾斜して延びる傾斜側面部と、該傾斜側面部から外側に延設されたフランジ部とを備え、垂下面部の下端部と傾斜側面部の上端部は、水平方向に延びる水平面部を介して接続されており、該水平面部の幅は、一対の長辺において両角部から辺中央部にかけて次第に狭くなっているものが提案されている。
また、変形により外観を損なうことがなく、天板部での荷重に対する十分な強度を有する蓋体として、例えば、特許文献2では平面部分を有する天板部と、当該天板部に連接される側壁部と、当該側壁部に連接されるフランジ部とを備えた、平面視にて多角形形状である包装用容器の蓋体であって、前記天板部の多角形の隅部に、隅部を形成する各辺に沿うようにズレ防止用突起が設けられ、前記天板部における平面部分と前記ズレ防止用突起との境界に、前記ズレ防止用突起の突出方向とは反対方向へ凹む境界凹部が設けられているものが提案されている。
特開2019-18869号公報 特開2013-67400号公報
二軸延伸ポリスチレン(OPS:Biaxially Oriented Polystyrene)は、透明性、剛性、寸法安定性、耐熱性を有し、成形しやすいことから、容器蓋の材料として広く使用されている。OPSは、未延伸ポリスチレンよりも大幅に割れにくいものの、依然として割れやすさ(脆性)に課題がある。特に薄肉部・角部・低温環境などで割れが発生しやすいといわれている。
そこで、本考案の目的は、OPS等の割れが発生しやすい材質を用いる場合であっても、容器蓋に作用する外力が特定箇所に集中することなく分散され、これにより割れの発生を抑制し得る容器蓋を提供することにある。
前記目的を達成する本考案の一実施形態に係る容器蓋は、容器本体の上面開口を覆う合成樹脂製シートからなる容器蓋であって、平面部分を有する天板部と、前記天板部の周縁から下方に延出した側壁部と、前記側壁部の下端から外方に水平に延出した第1水平部とを有し、前記側壁部は、周方向に所定間隔で、前記側壁部の下端から上方に向かって上端に至らない高さの、外方に突出した四角形状または半円状の複数の第1突出部を有することを特徴とする。
前記構成の容器蓋において、前記第1突出部の外方への突出量が1mm以下であるのが好ましい。
また前記構成の容器蓋において、前記側壁部に対して垂直方向から見た前記第1突出部の形状が台形状であるのが好ましい。
また前記構成の容器蓋において、前記天板部が、上方に積み重ねられた前記容器本体の底板位置を規制する、上方に突出する第2突出部を有する構成としてもよい。
また前記構成の容器蓋において、平面視において、前記天板部が四角形で、前記側壁部が4つの角部の各々に内方に突出する半円錘状の第1凹部を有する構成とするのが好ましい。
また前記構成の容器蓋において、前記側壁部の下端から外方に水平に延出した第1水平部と、前記第1水平部の外周縁から下方に延出したスカート部をさらに有し、前記スカート部が、上端から所定長さ下方位置に、内方に突出する複数の第2凹部を、周方向に所定間隔で有し、前記容器本体の上面開口を覆う際、前記容器本体の上面開口の外周縁に形成されたフランジ部が、前記第2凹部と前記第1水平部との間に嵌め入れられる構成としてもよい。
また前記構成の容器蓋において、前記合成樹脂製シートが、ポリスチレン樹脂を原料とするシートであるのが好ましい。
本考案に係る容器蓋によれば、OPS等の割れやすい材質を用いた場合であっても、容器蓋に加えられた外力が特定箇所に集中することなく分散され、割れの発生を抑制し得る。また、材質の選択自由度が向上し、軽量化やコスト低減を図りつつ、十分な耐久性を有する容器蓋を提供できる。
本考案に係る容器蓋の一実施形態を示す平面図である。 図1の容器蓋の右側面図である。 図1の容器蓋の後側面図である。 容器蓋が容器本体に装着された状態の部分拡大断面図である。
以下、本考案の実施形態について説明するが、本考案は以下の実施形態に限定されるものではない。本明細書中、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。以下で例示する材料は、特に断らない限り、一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
図1は、本考案に係る容器蓋の一実施形態を示す平面図であり、図2は図1の容器蓋の右側面図、図3は、図1の容器蓋の後側面図である。これらの図に示す容器蓋Lは合成樹脂製シートからなり、平面視において、前後方向に長い長方形状で4つの角部が丸められた平面状の天板部1と、天板部1の周縁から下方に向かってわずかに外方に向かう傾斜を有する側壁部2a,2b,2c,2d(以下、「側壁部2」と総称することがある。)と、側壁部2の下端から外方に水平に延出した第1水平部3と、第1水平部3の外周縁から略垂直下方に延出したスカート部4と、スカート部4の下端から外方に水平に僅かに延出した第2水平部5とを有する。
(天板部1)
天板部1は、対向する長辺に沿って形成された突条の第2突出部11a,11cと、対向する短辺に沿って形成された突条の第2突出部11b,11dとを有する。これらの第2突出部11a~11dは、上方に積み重ねられた容器本体B(図4に図示)の底板位置を規制する役割を果たす。すなわち、これらの第2突出部11a~11dで囲まれた領域は、容器本体B(図4に図示)の底板部の形状よりも僅かに大きくなるよう設定されている。
第2突出部11a~11dの延在方向に垂直な断面形状は、上側角部が丸め処理された長方形状である。第2突出部11a~11dの高さは、上方に積み重ねられた容器本体Bの底板位置を規制可能である限りにおいて限定はないが、通常、1mm~5mmの範囲であるのが好ましい。なお、本実施形態では第2突出部11a~11dは連続した突条であるが、これに限定されるものではなく、不連続の突条であってもよいし、半球状などであってもよい。
(側壁部2)
側壁部2は、左右方向に対向する長側壁部2a,2cと、前後方向に対向する短側壁部2b,2dとを有する。図2に示すように、長側壁部2a(2c)の各々は、前後方向に所定長さ隔てて2つの第1突出部21a,21b(21d,21e)を有する。図3に示すように、短側壁部2b,2dの各々は、左右方向中央に第1突出部21c(21f)を有する。第1突出部21a~21fは、容器蓋Lに上下方向に力が加わった場合、外力を分散させて容器蓋Lの特定箇所に力が集中することを抑え、容器蓋Lの割れの発生を抑制する働きを奏する。
第1突出部21a~21fは、側壁部2に対して垂直方向から見た形状が台形状である。第1突出部21a~21fの下辺は側壁部2の下端に一致し、第1突出部21a~21fの上辺は側壁部2の上端に至らない。第1突出部21a~21fの上下方向高さは、外力を分散する作用を奏する限りにおいて限定はないが、通常、側壁部2の上下方向高さの50%~90%の範囲であるのが好ましい。第1突出部21a~21fの外方への突出量についても、外力を分散する作用を奏する限りにおいて限定はないが、容器蓋Lの外観などを考慮すると、1mm以下の範囲であるのが好ましい。第1突出部21a~21fの形成個数および形成位置については特に限定はなく、天板部1の平面形状や材質等を考慮し適宜決定すればよい。
側壁部2は、4つの角部の各々に、内方に突出する半円錘状の第1凹部22a,22b,22c,22dを有する。第1凹部22a~22dは、前後方向および左右方向に力が加わった際の容器蓋Lの変形を抑制する働きを奏する。第1凹部22a~22dの形状は、半円錘状に限定されるものではなく、半円柱状などであっても構わない。天板部1が多角形状である場合、第1凹部は角部の各々に設けるのが好ましい。第1凹部22a~22dの内方への最大突出量は、容器蓋Lの変形を抑制する限りにおいて限定はないが、通常、1mm~5mmの範囲であるのが好ましい。
側壁部2は、周方向に所定間隔で外方に突出する8つのスタック突出部23a~23hを有する。スタック突出部23a~23hは、容器蓋Lが上下方向に積み重ねられたときに、容器蓋同士が嵌合しないようにする働きを奏する。このため、容器蓋Lは、スタック突出部23a~23hの形成位置や形成個数が異なる複数種類が準備されるのが好ましい。
スタック突出部23a~23hの外方への突出量は、第1突出部21a~21fの外方への突出量よりも長く設定されるのが好ましく、通常、1mm超5mm以下の範囲が好ましい。またスタック突出部23a~23hの上下方向高さは、第1突出部21a~21fの上下方向高さよりも低く設定されるのが好ましい。
(第1水平部3およびスカート部4)
第1水平部3は、側壁部2の下端から外方に水平に延出する。スカート部4は、第1水平部3の外周縁から下方に延出する。スカート部4は、上端から所定長さ下方位置に、内方に突出する四角錐形状の複数の第2凹部41を有する。図4に示すように、第1水平部3およびスカート部4は、主として、容器蓋Lが容器本体Bに取り付けられる際、容器本体Bのフランジ部8を着脱可能に固定する働きを奏する。
図4に示すように、第1水平部3の外方への延出長さは、容器本体Bの筒状のフランジ部8の外方への延出長さと略同一の長さを有する。スカート部4の上下方向長さは、容器本体Bのフランジ部8の上下方向厚みよりも長く、第1水平部3から第2凹部41までの上下方向長さは、フランジ部8の上下方向厚みよりも同一か僅かに長い。第2凹部41の内方への突出量は、フランジ部8の外方への延出長さよりも短く、通常、3mm以下であるのが好ましい。
容器蓋Lが容器本体Bに装着される場合、容器蓋Lに対して容器本体Bの上面開口7に向かう方向に外力が加えられる。そして、容器本体Bの上面開口7の外周縁に形成された円筒状のフランジ部8が、容器蓋Lの第2凹部41の下部に接触して、スカート部4が外方に押し広げられるように弾性変形する。その後、フランジ部8が第2凹部41を越えると、スカート部4は弾性によって元の状態に戻り、フランジ部8は第2凹部41と第1水平部3との間に嵌まり込み、容器蓋Lは容器本体Bに安定的に固定される(図4を参照)。
容器本体Bから容器蓋Lが取り外される場合は、上記の操作と逆に、容器蓋Lに対して容器本体Bの上面開口7から離間する方向に外力が加えられる。そして、容器本体Bのフランジ部8が、容器蓋Lの第2凹部41の上部に接触して、スカート部4が外方に押し広げられるように弾性変形する。その後、フランジ部8が第2凹部41を越えて容器蓋Lから外れ、スカート部4は弾性によって元の状態に戻る。
(第2水平部5)
第2水平部5は、スカート部4の下端から外方に水平に僅かに延出している。第2水平部5は、スカート部4の強度を向上させる役割などを果たす。第2水平部5は、使用者の指が触れやすい部分であり、第2水平部5の周端で指切りが生じないようにローレット加工が施されているのが好ましい。
(製造方法)
本発明に係る容器蓋Lは、合成樹脂製シートを真空成形あるいは真空圧空成形することによって一体に成形される。合成樹脂製シートの材料としては、ポリスチレンやポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレンなどが使用できる。また、これらの樹脂を伸延させたものもや、発泡剤を加えたものも使用できる。容器本体B内の内容物を外殻視認可能とする観点からは透明性を有するものが好ましく、さらには、剛性、寸法安定性、耐熱性、成形性を有しているのが尚好ましい。これらの性質を有するOPS(二軸延伸ポリスチレン)が、合成樹脂製シートの材料としてより好ましい。合成樹脂製シートの厚みは、容器蓋Lの形状や大きさ、合成樹脂製シートの材質などから適宜決定すればよいが、通常、0.2mm~0.8mmの範囲が好ましい。
(その他の変形例)
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれら実施形態に限定されることはない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。本考案は上述した説明によって限定されることはなく、添付の実用新案登録請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述の実施形態では、天板部1は長方形であったが、三角形や五角形などの多角形や円形であってもよい。また、側壁部2に形成される第1突出部の形状は、台形状に限定されるものではなく、三角形や五角形などの多角形や半円形などであってもよい。
また、前記実施形態の容器蓋Lは、容器本体Bに対して外嵌合のものであったが、内嵌合のものであっても構わない。そしてまた、容器本体Bのフランジ部8は筒状のものの外、平板状のものであっても構わない。
本考案に係る容器蓋によれば、OPS等の割れやすい材質を用いた場合であっても、容器蓋に加えられた外力が特定箇所に集中することなく分散され、割れの発生を抑制し得る。
1 天板部
2,2a,2b,2c,2d 側壁部
3 第1水平部
4 スカート部
5 第2水平部
7 上面開口
8 フランジ部
L 容器蓋
B 容器本体
11a~11d 第2突出部
21a~21f 第1突出部
22a~22d 第1凹部
41 第2凹部

Claims (7)

  1. 容器本体の上面開口を覆う合成樹脂製シートからなる容器蓋であって、
    平面部分を有する天板部と、前記天板部の周縁から下方に延出した側壁部とを有し、
    前記側壁部は、周方向に所定間隔で、前記側壁部の下端から上方に向かって上端に至らない高さの、外方に突出した四角形状または半円状の複数の第1突出部を有することを特徴とする容器蓋。
  2. 前記第1突出部の外方への突出量が1mm以下である請求項1記載の容器蓋。
  3. 前記側壁部に対して垂直方向から見た前記第1突出部の形状が台形状である請求項1記載の容器蓋。
  4. 前記天板部が、上方に積み重ねられた前記容器本体の底板位置を規制する、上方に突出する第2突出部を有する請求項1記載の容器蓋。
  5. 平面視において、前記天板部が四角形で、前記側壁部が4つの角部の各々に内方に突出する半円錘状の第1凹部を有する請求項1記載の容器蓋。
  6. 前記側壁部の下端から外方に水平に延出した第1水平部と
    前記第1水平部の外周縁から下方に延出したスカート部をさらに有し、
    前記スカート部が、上端から所定長さ下方位置に、内方に突出する複数の第2凹部を、周方向に所定間隔で有し、
    前記容器本体の上面開口を覆う際、前記容器本体の上面開口の外周縁に形成されたフランジ部が、前記第2凹部と前記第1水平部との間に嵌め入れられる請求項1記載の容器蓋。
  7. 前記合成樹脂製シートが、ポリスチレン樹脂を原料とするシートである請求項1記載の容器蓋。
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