JP3264018B2 - ポリ塩化ビニル系架橋発泡体 - Google Patents

ポリ塩化ビニル系架橋発泡体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車内装材、鞄等の素
材に好適な、真空成形・プレス成形等の二次成形に用い
られるポリ塩化ビニル系架橋発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニル系架橋発泡体を発泡層と
して、これに表面(装飾)層を積層した、2層シートが
自動車内装部品等のカバー材として広く用いられてい
る。このシートは柔軟な風合いとクッション性、意匠
性、耐久性に加え、経済的加工方法である、真空成形等
の加工法に好適であるとして高く評価されている。近
年、自動車の軽量化にともない自動車内装部品等につい
ても軽量化の要求が高まり、発泡層に使用されるポリ塩
化ビニル系架橋発泡体においても、より一層の高発泡化
が望まれるようになり、また、真空成形法よりも生産性
が高い(サイクルタイムが短い)熱プレス加工法が採用
されるようになったため、これに適合した加工性を有す
る発泡体が求められるようになった。
【0003】しかし、高発泡性でしかも熱プレス加工に
適合した、即ち発泡セルの強度が大きくかつ独立気泡率
の高い発泡体は従来得られていない。即ち、ポリ塩化ビ
ニル系架橋発泡体の高発泡化については、乳化重合法ま
たは微細懸濁重合法により得られる塩化ビニル共重合
体、可塑剤、化学発泡剤、ポリイソシアネート系架橋剤
を主成分とする発泡性塩化ビニル樹脂組成物及びその組
成物を20倍以上の高発泡体に成形する方法が、特公昭
52−16948号公報、特公昭53−5068号公
報、等に記載されている。ここで得られる発泡体は、架
橋率も独立気泡率も低いため、加工温度が190℃以上
になるような熱プレス加工等においては、加工時のセル
の圧潰・ヘタリ等が発生し、成形不良(シート破れ、し
わ等)となる例が多かった。
【0004】また、上記のような方法において、セル強
度向上を目的として、単純に可塑剤を削減したり、架橋
剤を増量したりすると、架橋反応が急速に起きるため、
所期の発泡倍率が得られないばかりでなく、発泡体の表
面平滑性が著しく悪化する、発泡セル構造が不均一にな
る、等の問題が生じる他、独立気泡率の低下により、加
工性が全く不十分なものしか得られなかった。また、熱
加工時等の保形性を改良し、成形不良を回避する目的で
改質剤を添加混合して架橋発泡シートを製造する方法が
特開平4−216833号公報に開示されている。この
方法によれば、成形加工時の不良を削減しつつ成形後の
形状保持性を改良できるが、実用可能な発泡倍率は10
倍前後までで、軽量化のためには、もう一歩の倍率向上
が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高発泡性でしかも熱プ
レス加工時においても成形不良を起こしにくい、ポリ塩
化ビニル系架橋発泡体の提供。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、架橋率98%以上のポリ塩化ビニル系架橋樹脂
と、該樹脂100重量部に対し20〜50重量部の可塑
剤及び0.2〜5重量部の安定剤から主として成り、独
立気泡率75%以上で見掛け密度が0.05〜0.08
g/cm3 であるポリ塩化ビニル系架橋発泡体に存する。
この発泡体は、分子内に水酸基を含有する塩化ビニル共
重合体(以下”水酸基含有PVC”と略記)を可塑剤、
ポリイソシアネート系架橋剤、化学発泡剤、及び安定剤
と混合し、シート状等の形状に賦形し、加熱する事によ
って製造することができる。加熱工程において、水酸基
含有PVCの水酸基とポリイソシアネートとの反応によ
り架橋が起こり、同時に化学発泡剤の分解により多孔化
が行われる。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
発泡体は架橋率98%以上のポリ塩化ビニル系架橋樹脂
と、この樹脂100重量部に対し20〜50重量部の可
塑剤、及び0.2〜5重量部の安定剤とから主に成って
いる。本発明でいう”架橋率”とは、発泡体中のポリ塩
化ビニル系架橋樹脂の架橋部分(テトラヒドロフランに
溶解しない部分)の量の、原料中に含まれる架橋可能な
成分量(水酸基含有PVC量とポリイソシアネート系架
橋剤量との和)に対する重量百分率のことである。
【0008】また、”主として成る”とは、発泡体中の
ポリ塩化ビニル系架橋樹脂と可塑剤との合計量の発泡体
中に占める割合が70重量%以上、好ましくは80重量
%以上の範囲にあるという事である。本発明の発泡体中
には、ポリ塩化ビニル系組成物に通常使用される添加
剤、即ち、炭酸カルシウム等の充填剤、チタン白(酸化
チタン)その他の顔料・着色剤、難燃剤等を含有するこ
とができる。発泡体中のこれらの添加剤の含有量は30
重量%以下、好ましくは20重量%以下とするのが良
い。
【0009】ポリ塩化ビニル系架橋樹脂は、水酸基含有
PVCとポリイソシアネート系架橋剤との反応によって
得る事ができる。水酸基含有PVCは、塩化ビニル単量
体と、これと共重合可能な、分子内に水酸基を含有する
コモノマーとを共重合させて得られる。水酸基含有PV
Cとしては、殊に乳化重合法または微細懸濁重合法によ
って得られる、分子内に水酸基を含有する共重合体(以
下”水酸基含有ペーストPVC”と略記)が好ましい。
これはこのペーストPVCが微細粒子から構成されてい
て、発泡体を製造するための他の成分の均一分散性が良
くなるため、架橋率が高く、かつセル構造が良好な発泡
体を得ることができる事によると考えられる。
【0010】ここで用いる分子内に水酸基を含有するコ
モノマーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、4(または3)−ヒドロキシブチル(メタ)アクリ
レート、エチル−2−ヒドロキシエチルマレエート、ヒ
ドロキシブチルビニルエーテル等が挙げられ、その1種
または2種以上の混合物が用いられる。
【0011】水酸基含有PVC中のコモノマー含有量は
0.5〜10重量%とするのが良い。0.5重量%未満
では架橋可能な反応点が少な過ぎて、架橋率が高くなり
にくく、逆に10重量%を越えると架橋反応が急速すぎ
て、その制御が困難となる。この水酸基含有PVCの平
均重合度は700〜2000の範囲内のものが加工性・
発泡性の点で好適であり、また、かさ密度は可塑剤投入
時の流動性確保のため0.3〜0.7(g/cm3)の範囲
とするのがよい。
【0012】本発明の発泡体に使用する可塑剤として
は、塩化ビニル重合体用に通常用いられる可塑剤、例え
ばジn−オクチルフタレート、ジ2−エチルヘキシルフ
タレート、ジイソノニルフタレート、ジイソデシルフタ
レート、ブチルベンジルフタレート、イソノニルベンジ
ルフタレート等のフタル酸ジエステル類、トリ2−エチ
ルヘキシルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテ
ートその他のトリメリット酸トリエステル類、ジ2−エ
チルヘキシルアジペート等の脂肪酸ジエステル類、また
はフタル酸、アジピン酸等とジオール類とを重縮合させ
て得られるポリエステル可塑剤類の1種もしくは2種以
上の混合物が使用できる。
【0013】可塑剤の使用量は、水酸基含有PVC10
0重量部に対して、20〜50重量部、好ましくは30
〜45重量部とする。20重量部未満では押出等の賦形
時に流動性が著しく悪化し、内部発熱のためこの段階で
架橋・発泡が起こってしまい、その後の成形に悪影響を
及ぼす。他方、可塑剤量が50重量部を超えると、架橋
・発泡後の発泡体の架橋率や独立気泡率が低下して、目
的とする熱プレス加工性の良好な発泡体は得られない。
【0014】ポリイソシアネート系架橋剤とは、例えば
ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート等の各種ジイソシアネート単量体、
これらジイソシアネート単量体とポリオール類との反応
により得られる末端にイソシアネート基を有するウレタ
ンプレポリマー及びアダクト体、ジイソシアネート単量
体を重合して得られるイソシアヌレート環を含むポリイ
ソシアネート重合体をいう。
【0015】上述のウレタンプレポリマー及びアダクト
体を構成する、即ちジイソシアネート単量体と反応する
ポリオール類としては、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロ
パン等の多官能アルコールが挙げられる。またイソシア
ヌレート環を含むポリイソシアネート重合体は、上述の
ジイソシアネート単量体を、フタル酸エステルその他の
可塑剤中等で、3級アミン、アルコラート等の触媒を使
用し、重合させて調製される。
【0016】本発明の目的には、イソシアネート基をア
ルコール類またはフェノール類等で保護したブロック化
ポリイソシアネート系架橋剤を用いるのが好適である。
非ブロック体を使用すると発泡が起こるよりも架橋反応
が速く進行し、発泡体の表面平滑性が悪化し、或いは、
所期の発泡倍率が得られず、独立気泡率も不十分となる
事が多い。ブロック化ポリイソシアネートを製造するた
めのブロック剤としては、例えばヘキシルフェノール、
ノニルフェノール、メチルエチルケトキシム、ε−カプ
ロラクタム等が挙げられる。
【0017】ブロック化ポリイソシアネート系架橋剤と
しては、解離温度が120〜160℃の範囲にあるもの
が好ましく、その一例としてはヘキサメチレンジイソシ
アネートまたはイソホロンジイソシアネートとトリメチ
ロールプロパンとのプレポリマー(モル比3/1)を、
ノニルフェノールを用いてブロック化したものが適して
いる。解離温度が120℃未満のブロック化ポリイソシ
アネート系架橋剤を使用した場合、非ブロック体ほどで
はないものの、発泡表面平滑性・発泡倍率・独立気泡率
のいずれも悪化傾向となる。また、解離温度が160℃
を越えるようなブロック化ポリイソシアネート系架橋剤
を用いると、発泡より架橋が遅れ、十分な架橋率が達成
されず、発泡体の物性が不十分となりやすい。
【0018】架橋剤の使用量は目標とする架橋率見合い
であり、本発明の架橋率達成のためには水酸基含有PV
C100重量部に対して3〜10重量部、好ましくは3
〜6重量部を用いるのがよい。架橋剤量が3重量部未満
では架橋速度が遅く、また架橋率も不十分となる。また
架橋剤量が10重量部を越えても添加量に見合った架橋
率の増加はなく、発泡体の熱安定性が低下する傾向とな
る。
【0019】本発明の発泡体の架橋率は98%以上であ
る必要がある。架橋率が98%未満では発泡体のセル膜
の強度(セルの膜厚・硬さとこれを構成する塩化ビニル
重合体の重合度に比例すると考えられる)が不足し、成
形時のセル潰れとこれに起因する成形不良が発生しやす
くなる。この発泡体の独立気泡率は75%以上が必要で
ある。独立気泡率は発泡体の気泡部分の全体積中の独立
気泡(発泡体の外部との連通孔を持たない気泡)の体積
の比率であり、例えば空気比較式比重計等の機器を用い
て測定可能である。独立気泡率が75%未満では発泡体
の”腰”が弱くなり、特に熱プレス加工の場合、加熱・
加圧時に圧縮されたセル膜の上下が相互に接し、圧力解
放後にも発泡体が潰れたまま回復しなくなってしまう。
【0020】独立気泡率は高いほど好ましいが、見掛け
密度が0.05〜0.08g/cm3となるまで(発泡倍
率として約15〜25倍に相当)発泡を行わせると、セ
ル膜が薄いため開孔部(連通孔)が生成しやすくなるた
めか、得られる独立気泡率は一般には最大90%程度ま
でである。この発泡体の見掛け密度は0.05〜0.0
8(g/cm3)である。見掛け密度が0.08g/cm3
越えるような場合は軽量化という本発明の目的の一つが
十分には達成されない。また、0.05g/cm3 未満と
なるまで発泡をおこなわせると、セル膜が薄くなり過ぎ
て独立気泡率が低下し、また熱プレス加工時のセル潰れ
が起きやすくなり、成形不良が発生しやすくなる。
【0021】化学発泡剤としては、アゾジカルボンアミ
ド等のアゾ化合物、4,4’−オキシビスベンゼンスル
ホニルヒドラジド等のヒドラジド系化合物、その他の公
知の化学発泡剤を挙げることができる。また本発明の目
的である見掛け密度の低い発泡体を得るためには、用い
る発泡剤の発生ガス量にもよるが、通常水酸基含有PV
C100重量部あたり、10〜20重量部の化学発泡剤
を使用する。
【0022】上述の原材料から、本発明の架橋発泡体を
製造する方法について説明する。攪拌・混合(ブレン
ド)は、通常ポリ塩化ビニルの加工に用いられる混練
機、例えば擂潰機、リボンブレンダー、スーパーミキサ
ー等を適宜使用する事ができる。賦形は最終製品の形状
に応じた成形機を用いて実施するが、自動車内装材に用
いる場合はシート状に成形できる、押出機、カレンダー
等によるのが好適である。例えば押出機によるシート化
の場合は、ダイ温度は110〜120℃に設定するのが
好ましく、低すぎるとシートが脆くなり、逆に高すぎる
と、この段階で、制御不能な架橋・発泡が起こってしま
い、良好な発泡体が得られなくなる。
【0023】加熱による架橋・発泡は、高温・短時間で
行なうのが好ましく、例えば220〜230℃で1〜3
分間程度が好適である。この条件が低温・短時間側へ振
れた場合は、発泡倍率・架橋率が不足し、逆に高温・長
時間側では独立気泡率の低下、製品の着色等が発生しや
すくなる。以下に実施例を用いて本発明を説明するが、
本発明の内容はその要旨を越えない限り、実施例により
限定されるものではない。
【0024】
【実施例】下記の配合・手順にて発泡体を作成し、その
発泡体について後述の方法で評価を実施した。なお、説
明中の部は、全て純分ベースの重量部である。 <配合>
【0025】
【表1】 水酸基含有ペーストPVC 100部 (三菱化成ビニル(株)製 ビニカ(登録商標)ペーストP100) 可塑剤(ジイソデシルフタレート) 所定量* 化学発泡剤(アゾジカルボンアミド) 12 安定剤(Ba−Zn系液状安定剤) 3 架橋剤* 所定量* ステアリン酸 0.5 *:表−1に記載
【0026】<発泡体の作成> (1)ブレンド 120℃(一定)に昇温した定速攪拌のスーパーミキサ
ー内にまず粉体成分(水酸基含有ペーストPVC、化学
発泡剤、ステアリン酸)を投入する。予め混合・均一化
してある液状成分(可塑剤、安定剤、ポリイソシアネー
ト系架橋剤)を攪拌しながらこれに徐々に添加し、均一
に混合して、粉体状の発泡性組成物を作成した。
【0027】(2)賦形 ダイ温度120℃(一定)、60メッシュのスクリーン
をセットした二軸押出機を用い、上で作成した発泡性組
成物を供給し、未発泡のゲル化シート(0.7mm厚)を
作成した。 (3)発泡 得られたゲル化シートを220〜230℃の熱風オーブ
ン中で90〜120秒加熱し、三次元発泡を行なった。
加熱時間は発泡倍率が20倍前後になるよう、配合に応
じて調節した。
【0028】<評価方法> (1)見掛け密度 ゲル化シート、発泡体とも一定の大きさ(面積)に打ち
抜いた試料片(必要であれば複数片準備する)の重量と
厚さを測定し、面積と厚さの積で求められる体積で重量
を除して算出する。 (2)発泡倍率 得られた発泡体の見掛け密度と、ゲル化シートの密度と
の比をとって、発泡倍率とした。
【0029】(3)架橋率 発泡体を秤量後テトラヒドロフラン(THF)に浸漬・
攪拌し(朝晩THFを取り替える。計3昼夜間)、未架
橋部分(可塑剤等を含む)をTHF可溶分として除去
し、不溶部を真空乾燥しその重量(Wcとする)を求め
る。このWcと、初期の重量と配合処方(但し化学発泡
剤は分解・ガス化するとして算入しない)から計算され
る架橋性成分(水酸基含有PVC+架橋剤)含有量(W
oとする)との百分比(Wc/Wo×100)として算
出する。
【0030】(4)独立気泡率 発泡体のサンプルの体積を予め測定しておき(例えば
(1)で述べた方法を用いて)、次にその発泡体につい
てベックマン社製の空気比較式比重計(930型)を用
いて独立気泡部分の体積を測定する。それぞれの測定値
からセル膜相当部分の体積を差し引いた後、両者を比較
することにより算出した。
【0031】(5)耐熱プレス性 発泡体厚み(約2mm)に対し0.25mmの厚さの枠を用
い(圧縮率約88%)、発泡体を190℃に予熱したプ
レス板に挟んで50kg/cm2 ・G(5.0MPa)の圧
力で10秒間加熱・加圧した後、取り出す。プレス前後
の試料について厚さを測定し、厚さの残率(元の発泡体
厚さに対するプレス後の厚さの比率(%))で表した。
熱プレス加工が可能なためには、耐熱プレス性は80%
以上が望ましい。
【0032】(6)高温引張物性 JIS1号ダンベルで打ち抜いた試料片を、140℃、
引張速度500mm/分にてテストし、伸び率(破断時の
長さと、初期の長さの百分比)、50%モジュラスを測
定した。熱プレス加工時の変形により破れ等が起きない
ためには、伸び率100%以上が望ましい。
【0033】<評価結果>表−1に示す通り、本発明の
発泡体(実施例1〜3)は耐熱プレス性が85%以上
で、高温物性(伸び率)110〜180%以上と、熱プ
レス加工が可能である。架橋率・独立気泡率が本発明の
範囲外にある発泡体(比較例1、2)では、耐熱プレス
性、高温物性とも不十分である。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明の架橋発泡体
を用いる事により、(1)強靱(熱プレス後の厚み残率
が85%以上)かつ高温物性が良好であるため生産性の
高い熱プレス加工法が適用でき、かつ(2)軽量(発泡
倍率約20倍=見掛け密度約0.06g/cm3)であるの
で、例えば自動車の軽量化に有用である、という効果が
得られる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−123163(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 9/06 C08L 27/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋率98%以上のポリ塩化ビニル系架
    橋樹脂と、該樹脂100重量部に対し20〜50重量部
    の可塑剤及び0.2〜5重量部の安定剤から主として成
    り、独立気泡率75%以上で見掛け密度が0.05〜
    0.08g/cm 3 であるポリ塩化ビニル系架橋発泡体。
  2. 【請求項2】 ポリ塩化ビニル系架橋樹脂が分子内に水
    酸基を含有する塩化ビニル共重合体と、ポリイソシアネ
    ート系架橋剤との反応によって得られたものである請求
    項1記載の発泡体。
  3. 【請求項3】 ポリ塩化ビニル系架橋樹脂が、乳化重合
    法または微細懸濁重合法により得られる分子内に水酸基
    を含有する塩化ビニル共重合体(以下”水酸基含有ペー
    ストPVC”と略記)とブロック化ポリイソシアネート
    系架橋剤との反応によって得られたものである請求項1
    記載の発泡体。
  4. 【請求項4】 水酸基含有ペーストPVC100重量
    部、可塑剤20〜50重量部、化学発泡剤10〜20重
    量部、ブロック化ポリイソシアネート系架橋剤3〜10
    重量部、及び安定剤0.2〜5重量部を主成分として含
    有する発泡性組成物を賦形後加熱する事を特徴とする請
    求項1記載の発泡体の製造方法。
  5. 【請求項5】 ブロック化ポリイソシアネート系架橋剤
    としてブロック解離温度が120〜160℃の範囲にあ
    るものを使用する請求項4記載の発泡体の製造方法。
  6. 【請求項6】 賦形をカレンダー法または押出成形法で
    行なう請求項4記載の発泡体の製造方法。
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