JP3271994B2 - 寸法測定方法 - Google Patents
寸法測定方法Info
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- JP3271994B2 JP3271994B2 JP08101291A JP8101291A JP3271994B2 JP 3271994 B2 JP3271994 B2 JP 3271994B2 JP 08101291 A JP08101291 A JP 08101291A JP 8101291 A JP8101291 A JP 8101291A JP 3271994 B2 JP3271994 B2 JP 3271994B2
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- Japan
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- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的に不透明なもの
の内部の構造寸法解析のための新規な寸法測定方法に関
するものである。
の内部の構造寸法解析のための新規な寸法測定方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、フロッピーディスクやハードデ
ィスク、ビデオテープ、オーディオテープ等に磁気記録
を行う磁気ヘッドの製造を考えた場合、不良品の検査は
顕微鏡下での目視に頼っているのが現状である。また、
磁気ヘッドの仕上がり寸法(例えばギャップの深さ)の
計測は、側方から光を当ててやはり顕微鏡下で観察する
等、間接的な方法に頼って計測を行っている。しかしな
がら、このような間接的な計測では、内部欠陥がわから
ないうえに誤差も大きく、正確な計測・評価が難しい。
そこで、チップの状態で内部構造を直接的に観察できる
装置の開発が必要とされている。
ィスク、ビデオテープ、オーディオテープ等に磁気記録
を行う磁気ヘッドの製造を考えた場合、不良品の検査は
顕微鏡下での目視に頼っているのが現状である。また、
磁気ヘッドの仕上がり寸法(例えばギャップの深さ)の
計測は、側方から光を当ててやはり顕微鏡下で観察する
等、間接的な方法に頼って計測を行っている。しかしな
がら、このような間接的な計測では、内部欠陥がわから
ないうえに誤差も大きく、正確な計測・評価が難しい。
そこで、チップの状態で内部構造を直接的に観察できる
装置の開発が必要とされている。
【0003】内部寸法を測定することができ、しかも十
分な精度を持った計測装置としては、超音波顕微鏡が知
られている。そして、この超音波顕微鏡における測定技
術としては、探傷用に用いられているような縦波の反射
波を利用するものと、試料上に励起される表面弾性波を
用いるものの二通りがある。前者は比較的厚いもの(ミ
リオーダー以上)に有効であり、後者は数μm以下とい
った極めて薄いものに有効である。
分な精度を持った計測装置としては、超音波顕微鏡が知
られている。そして、この超音波顕微鏡における測定技
術としては、探傷用に用いられているような縦波の反射
波を利用するものと、試料上に励起される表面弾性波を
用いるものの二通りがある。前者は比較的厚いもの(ミ
リオーダー以上)に有効であり、後者は数μm以下とい
った極めて薄いものに有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば上述
したような磁気ヘッドのギャップの深さ(いわゆるデプ
ス)は十数μm程度であり、前記いずれの測定技術を採
用しても超音波顕微鏡による測定には適さない。また、
上記超音波顕微鏡による測定では、測定の際に水(カプ
ラ)等を用いる必要があり、試料を汚損する虞れもあ
る。そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案さ
れたものであって、非破壊で十数μmから数百μm程度
のオーダーの内部寸法を測定することが可能な寸法測定
方法を提供することを目的とする。さらに本発明は、大
気中で測定が行え、水に浸漬するといった環境を必要と
しない寸法測定方法を提供することを目的とする。
したような磁気ヘッドのギャップの深さ(いわゆるデプ
ス)は十数μm程度であり、前記いずれの測定技術を採
用しても超音波顕微鏡による測定には適さない。また、
上記超音波顕微鏡による測定では、測定の際に水(カプ
ラ)等を用いる必要があり、試料を汚損する虞れもあ
る。そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案さ
れたものであって、非破壊で十数μmから数百μm程度
のオーダーの内部寸法を測定することが可能な寸法測定
方法を提供することを目的とする。さらに本発明は、大
気中で測定が行え、水に浸漬するといった環境を必要と
しない寸法測定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の目
的を達成せんものと鋭意検討を重ね、光音響効果に着目
して本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
被測定物の不可視の端面近傍において、光音響効果によ
って発せられる光音響信号を測定し、前記被測定物の不
可視の端面深さの寸法を非破壊的に求めることを特徴と
するものである。
的を達成せんものと鋭意検討を重ね、光音響効果に着目
して本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
被測定物の不可視の端面近傍において、光音響効果によ
って発せられる光音響信号を測定し、前記被測定物の不
可視の端面深さの寸法を非破壊的に求めることを特徴と
するものである。
【0006】上記光音響効果による音響信号は、種々の
装置によって測定することができるが、以下に本発明に
適用可能な光音響装置を列挙する。 1.光音響セル中に設置した試料に顕微鏡の対物レンズ
のような微小光学系を介して周期的に変調した連続発振
レーザー・ビームを集光し、照射した光の吸収によって
発生する熱波及び熱弾性波をマイクロフォンや圧電素子
等のセンサーで検出し、信号をA/D変換器で直接取り
込むか、あるいはロックイン・アンプで同期検波した後
でGP/IB等のデータ・バスやA/D変換器で信号処
理装置に取り込むことを特徴とする光音響装置。
装置によって測定することができるが、以下に本発明に
適用可能な光音響装置を列挙する。 1.光音響セル中に設置した試料に顕微鏡の対物レンズ
のような微小光学系を介して周期的に変調した連続発振
レーザー・ビームを集光し、照射した光の吸収によって
発生する熱波及び熱弾性波をマイクロフォンや圧電素子
等のセンサーで検出し、信号をA/D変換器で直接取り
込むか、あるいはロックイン・アンプで同期検波した後
でGP/IB等のデータ・バスやA/D変換器で信号処
理装置に取り込むことを特徴とする光音響装置。
【0007】2.上記1の装置のレーザー光の変調をラ
ンダムな時系列での変調に置き換え、相関器等により発
生した光音響信号とランダムな励起光パルス系列との時
間的な相関を取ることによって試料表面下の内部構造に
関する情報を得ることを特徴とする光音響装置。
ンダムな時系列での変調に置き換え、相関器等により発
生した光音響信号とランダムな励起光パルス系列との時
間的な相関を取ることによって試料表面下の内部構造に
関する情報を得ることを特徴とする光音響装置。
【0008】3.上記1及び2の装置のレーザー及び変
調器の代わりにパルス・レーザーを用いるとともに、セ
ンサーに高速応答性の圧電素子、あるいは表面変位計を
用い、検出した光音響信号にフーリエ変換等の手法を組
み合わせることによって試料表面下の内部構造に関する
情報を得ることを特徴とする光音響装置。
調器の代わりにパルス・レーザーを用いるとともに、セ
ンサーに高速応答性の圧電素子、あるいは表面変位計を
用い、検出した光音響信号にフーリエ変換等の手法を組
み合わせることによって試料表面下の内部構造に関する
情報を得ることを特徴とする光音響装置。
【0009】4.上記1の装置において、試料から発生
する光音響信号の振幅画像をもとに情報を処理する方式
に基づく光音響装置。
する光音響信号の振幅画像をもとに情報を処理する方式
に基づく光音響装置。
【0010】5.上記1の装置において、試料から発生
する光音響信号の位相画像をもとに情報を処理する方式
に基づく光音響装置。
する光音響信号の位相画像をもとに情報を処理する方式
に基づく光音響装置。
【0011】6.上記1の装置において、試料にレーザ
ー光を照射した位置を(x,y)とし光音響信号の振幅
画像をA(x,y)、位相画像をφ(x,y)とする
時、式 H(x,y)=A(x,y)・〔1+cos(φ(x,
y))〕 または H(x,y)=A(x,y)2 ・〔1+cos(φ
(x,y))〕 によって定義される「ホログラム」によって情報を処理
する方式に基づく光音響装置。
ー光を照射した位置を(x,y)とし光音響信号の振幅
画像をA(x,y)、位相画像をφ(x,y)とする
時、式 H(x,y)=A(x,y)・〔1+cos(φ(x,
y))〕 または H(x,y)=A(x,y)2 ・〔1+cos(φ
(x,y))〕 によって定義される「ホログラム」によって情報を処理
する方式に基づく光音響装置。
【0012】7.上記1乃至6の各装置において、レー
ザー・ビームの位置を試料に対してシステム的に制御し
て走査することによって上記機能を持たせることを特徴
とする光音響装置。
ザー・ビームの位置を試料に対してシステム的に制御し
て走査することによって上記機能を持たせることを特徴
とする光音響装置。
【0013】8.上記1乃至6の各装置において、試料
をバルス・ステージ等の機械的な方法で制御・走査する
ことによって、精度良く上記機能を持たせることを特徴
とする光音響装置。
をバルス・ステージ等の機械的な方法で制御・走査する
ことによって、精度良く上記機能を持たせることを特徴
とする光音響装置。
【0014】9.上記1乃至8の各装置において、試料
に走査するレーザーの波長変化を利用して、試料の光学
的な性質と熱的・音響的な性質との分離を図ることによ
って、試料に関してより多くの情報を得ることを特徴と
する光音響装置。
に走査するレーザーの波長変化を利用して、試料の光学
的な性質と熱的・音響的な性質との分離を図ることによ
って、試料に関してより多くの情報を得ることを特徴と
する光音響装置。
【0015】10.上記1乃至9の各装置において、光
または電気的な差分法を利用して雑音の低減を図るよう
にしたことを特徴とする光音響装置。
または電気的な差分法を利用して雑音の低減を図るよう
にしたことを特徴とする光音響装置。
【0016】
【作用】光音響効果は、図1に示すように、物質(被測
定物1)の変調光吸収による熱の発生で、物質自体やそ
の表面に接する気体が交流的な温度変化を示し、膨張,
収縮を繰り返すことによって音響信号が発生する現象で
ある。例えばマイク2等を介して得られる音響信号は、
光照射領域1a内の吸光的性質や、下記の式1で決定さ
れる熱拡散長領域1b内の熱的性質の情報を含んでい
る。
定物1)の変調光吸収による熱の発生で、物質自体やそ
の表面に接する気体が交流的な温度変化を示し、膨張,
収縮を繰り返すことによって音響信号が発生する現象で
ある。例えばマイク2等を介して得られる音響信号は、
光照射領域1a内の吸光的性質や、下記の式1で決定さ
れる熱拡散長領域1b内の熱的性質の情報を含んでい
る。
【式1】 したがって、光音響測定は、光学的には観察不可能な不
透明物質の内部の欠陥検出法として利用されている。
透明物質の内部の欠陥検出法として利用されている。
【0017】これに対して、本発明は、被測定物の不可
視の端面近傍におけるエッジ効果を利用してこの端面の
寸法を定量的に求めるものである。すなわち、被測定物
のエッジ付近で光音響測定を行うと、「エッジ効果」と
称される現象が観察される。例えば、内部からエッジに
向かうほど光音響信号の振幅強度が指数関数的に増大す
る現象である。ここで、熱拡散長程度の厚さの被測定物
におけるエッジ効果に着目すると、この被測定物の端面
の寸法に比例して光音響信号が変化する。したがって、
光音響信号を測定することで、被測定物の不可視の端面
深さの寸法が求められる。
視の端面近傍におけるエッジ効果を利用してこの端面の
寸法を定量的に求めるものである。すなわち、被測定物
のエッジ付近で光音響測定を行うと、「エッジ効果」と
称される現象が観察される。例えば、内部からエッジに
向かうほど光音響信号の振幅強度が指数関数的に増大す
る現象である。ここで、熱拡散長程度の厚さの被測定物
におけるエッジ効果に着目すると、この被測定物の端面
の寸法に比例して光音響信号が変化する。したがって、
光音響信号を測定することで、被測定物の不可視の端面
深さの寸法が求められる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、一例として位相測定に関する実験結果を基に詳細
に説明する。先ず、本実施例で使用した光音響装置は、
図2に示すように、光学系、走査系、試料収納部及び信
号処理系より構成されるものである。前記光学系は、光
源としてのArガスレーザ装置3、変調器としてのライ
トチョッパー4、集光用の平凸レンズ5及び光学顕微鏡
6よりなるものである。ここでは、平凸レンズ5は走査
される光線が平行になるように、後述のミラーから焦点
距離だけ離れた位置に取付けられている。また、光学顕
微鏡6の対物レンズには、光音響セルと当接しないよう
に超長作動距離用のものを使用した。なお、Arガスレ
ーザ装置3及びライトチョッパー4の代わりに、変調し
たレーザを用いることも可能である。
いて、一例として位相測定に関する実験結果を基に詳細
に説明する。先ず、本実施例で使用した光音響装置は、
図2に示すように、光学系、走査系、試料収納部及び信
号処理系より構成されるものである。前記光学系は、光
源としてのArガスレーザ装置3、変調器としてのライ
トチョッパー4、集光用の平凸レンズ5及び光学顕微鏡
6よりなるものである。ここでは、平凸レンズ5は走査
される光線が平行になるように、後述のミラーから焦点
距離だけ離れた位置に取付けられている。また、光学顕
微鏡6の対物レンズには、光音響セルと当接しないよう
に超長作動距離用のものを使用した。なお、Arガスレ
ーザ装置3及びライトチョッパー4の代わりに、変調し
たレーザを用いることも可能である。
【0019】また、走査系としては、2枚のミラー7,
8と、これらミラー7,8をコントロールするためのス
キャナコントロールドライバ9、及び制御用のパーソナ
ルコンピュータ10(D/A変換ボード11を含む)が
設けられている。一方、試料12の収納には、マイクロ
ホン法による測定のため、密閉セル13が使用されてお
り、このセル13内には前記試料12を収納するための
空間の他、マイクロホン14とプリアンプ15を収納す
る空間が設けられている。
8と、これらミラー7,8をコントロールするためのス
キャナコントロールドライバ9、及び制御用のパーソナ
ルコンピュータ10(D/A変換ボード11を含む)が
設けられている。一方、試料12の収納には、マイクロ
ホン法による測定のため、密閉セル13が使用されてお
り、このセル13内には前記試料12を収納するための
空間の他、マイクロホン14とプリアンプ15を収納す
る空間が設けられている。
【0020】信号処理系は、検出器としてのマイクロホ
ン14、信号増幅のためのプリアンプ15及びロックイ
ンアンプ16があり、前記ロックインアンプ16からの
出力がA/D変換器17を介して前記パーソナルコンピ
ュータ10に直接取り込まれる。なお、ここでは検出器
としてマイクロホン14を用いたが、圧電素子等のセン
サーで検出することも考えられる。また、ロックインア
ンプ16からの出力は、A/D変換器17を介して直接
取り込むようにしているが、GP−IBバスを経由する
等、様々なバリエーションが考えられる。
ン14、信号増幅のためのプリアンプ15及びロックイ
ンアンプ16があり、前記ロックインアンプ16からの
出力がA/D変換器17を介して前記パーソナルコンピ
ュータ10に直接取り込まれる。なお、ここでは検出器
としてマイクロホン14を用いたが、圧電素子等のセン
サーで検出することも考えられる。また、ロックインア
ンプ16からの出力は、A/D変換器17を介して直接
取り込むようにしているが、GP−IBバスを経由する
等、様々なバリエーションが考えられる。
【0021】上述の構成の光音響装置では、電気的なノ
イズと振動的なノイズの発生が予想される。前者は、外
部からマイクロホン14とアンプ15の間のコードにピ
ックアップされるもの、マイクロホン14やプリアンプ
15の素子が発生源になっているものなどである。そこ
で、マイクロホン14とプリアンプ15の電源には電池
を使用し、また密閉セル13を外部と接地することで外
部からの影響をなるべく受けないようにした。また、後
者は、床を伝わってくる様々な振動をマイクロホン14
が拾うことによるものと考えられる。そこで、装置全体
を防振台の上に載せ、外部からの振動を極力除去するよ
うにした。
イズと振動的なノイズの発生が予想される。前者は、外
部からマイクロホン14とアンプ15の間のコードにピ
ックアップされるもの、マイクロホン14やプリアンプ
15の素子が発生源になっているものなどである。そこ
で、マイクロホン14とプリアンプ15の電源には電池
を使用し、また密閉セル13を外部と接地することで外
部からの影響をなるべく受けないようにした。また、後
者は、床を伝わってくる様々な振動をマイクロホン14
が拾うことによるものと考えられる。そこで、装置全体
を防振台の上に載せ、外部からの振動を極力除去するよ
うにした。
【0022】一方、上述の光音響装置におけるソフトウ
ェアは、図3に示すように、走査系を制御する部分18
と、測定データを処理して画像表示する部分19とから
構成されている。走査系を処理するパラメータには、走
査幅と走査速度があり、各々いくつかの値を選択するこ
とができるようになっている。そして、設定したパラメ
ータは、測定時にデータベース20に蓄えられる。X−
Yミラー制御処理ステップ21において処理されたスキ
ャナ制御信号は、パーソナルコンピュータ10からD/
A変換ボード11を介してスキャナコントロールドライ
バ9に送られるようになっており、X軸走査用22とY
軸走査用3に2チャンネルの信号を使用している。
ェアは、図3に示すように、走査系を制御する部分18
と、測定データを処理して画像表示する部分19とから
構成されている。走査系を処理するパラメータには、走
査幅と走査速度があり、各々いくつかの値を選択するこ
とができるようになっている。そして、設定したパラメ
ータは、測定時にデータベース20に蓄えられる。X−
Yミラー制御処理ステップ21において処理されたスキ
ャナ制御信号は、パーソナルコンピュータ10からD/
A変換ボード11を介してスキャナコントロールドライ
バ9に送られるようになっており、X軸走査用22とY
軸走査用3に2チャンネルの信号を使用している。
【0023】マイクロホン14より発せられる電気信号
は、プリアンプ15,ロックインアンプ16を通ってA
/D変換器17へと送られ、パーソナルコンピュータ1
0に入力される。測定時に取り込まれた入力データは、
2次元画像としてディスプレイに擬似カラー表示するよ
うに処理され、データ入力ステップ24、データ画像化
ステップ25及びデータ出力ステップ26を介して、逐
次データベース20へと転送される。
は、プリアンプ15,ロックインアンプ16を通ってA
/D変換器17へと送られ、パーソナルコンピュータ1
0に入力される。測定時に取り込まれた入力データは、
2次元画像としてディスプレイに擬似カラー表示するよ
うに処理され、データ入力ステップ24、データ画像化
ステップ25及びデータ出力ステップ26を介して、逐
次データベース20へと転送される。
【0024】以上が本実施例で使用した光音響装置のハ
ードウェア及びソフトウェアの構成であるが、この光音
響装置を使用して図4に示す試料12について実際に測
定を行った。以下、その測定結果について詳述する。測
定した試料は、図4に示す通り、テーパー部12aを有
するフェライトである。前記試料12を密閉セル13内
に収納し、中を密閉状態とするためにボルト締めを行っ
た後、光学顕微鏡6のステージに載せ、通常の顕微鏡6
の光学像にて光学的焦点近傍位置にセットした。次い
で、Arガスレーザ3を発振させて適当なパワーで試料
12の表面を照射し、再度レーザで焦点を合わせた。
ードウェア及びソフトウェアの構成であるが、この光音
響装置を使用して図4に示す試料12について実際に測
定を行った。以下、その測定結果について詳述する。測
定した試料は、図4に示す通り、テーパー部12aを有
するフェライトである。前記試料12を密閉セル13内
に収納し、中を密閉状態とするためにボルト締めを行っ
た後、光学顕微鏡6のステージに載せ、通常の顕微鏡6
の光学像にて光学的焦点近傍位置にセットした。次い
で、Arガスレーザ3を発振させて適当なパワーで試料
12の表面を照射し、再度レーザで焦点を合わせた。
【0025】そして、試料12のテーパー部分(図中矢
印Aで示す。)の光音響測定を行った。その結果、図5
に示すように、試料12の端面12bのエッジ効果によ
る位相の変化が観察された。すなわち、図5に示すよう
に、端面12bに近づくにつれて位相の値が徐々に小さ
くなり、端面12b近傍で極小値を示した後に、端面1
2bにおいて急激に上昇してエッジが観測される。
印Aで示す。)の光音響測定を行った。その結果、図5
に示すように、試料12の端面12bのエッジ効果によ
る位相の変化が観察された。すなわち、図5に示すよう
に、端面12bに近づくにつれて位相の値が徐々に小さ
くなり、端面12b近傍で極小値を示した後に、端面1
2bにおいて急激に上昇してエッジが観測される。
【0026】そこで、端面12bの寸法の異なる試料に
ついて同様の測定を繰り返したところ、位相変化におけ
る最大値と最小値の差(変化量B)と、端面12bの寸
法(デプス)とは、図6に示すように比例関係にあるこ
とが判明した。なお、図6には、周波数400Hz、6
00Hz、800Hzとした場合の変化量Bとデプスの
関係をそれぞれ表示してある。したがって、前記変化量
Bを求めることによって、前記相関関係に基づいて端面
12bの寸法を求めることができ、例えば磁気ヘッドの
デプス測定等に応用できることがわかった。
ついて同様の測定を繰り返したところ、位相変化におけ
る最大値と最小値の差(変化量B)と、端面12bの寸
法(デプス)とは、図6に示すように比例関係にあるこ
とが判明した。なお、図6には、周波数400Hz、6
00Hz、800Hzとした場合の変化量Bとデプスの
関係をそれぞれ表示してある。したがって、前記変化量
Bを求めることによって、前記相関関係に基づいて端面
12bの寸法を求めることができ、例えば磁気ヘッドの
デプス測定等に応用できることがわかった。
【0027】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明においては、光音響効果を利用して被測定物の不可視
の端面の寸法を求めるようにしており、非破壊で十数μ
mから数百μm程度のオーダーの内部寸法を正確に測定
することが可能である。また、本発明においては、大気
中で測定を行うことができ、水に浸漬することによる汚
染の問題等を回避することができる。したがって、例え
ば磁気ヘッドの磁気回路を構成する部品の内部寸法を定
量的に測定することができ、さらに内部の品質を非破壊
的に評価・検査することも可能であるので、その産業上
の有用性は大きい。
明においては、光音響効果を利用して被測定物の不可視
の端面の寸法を求めるようにしており、非破壊で十数μ
mから数百μm程度のオーダーの内部寸法を正確に測定
することが可能である。また、本発明においては、大気
中で測定を行うことができ、水に浸漬することによる汚
染の問題等を回避することができる。したがって、例え
ば磁気ヘッドの磁気回路を構成する部品の内部寸法を定
量的に測定することができ、さらに内部の品質を非破壊
的に評価・検査することも可能であるので、その産業上
の有用性は大きい。
【図1】光音響効果の原理を説明する模式図である。
【図2】実施例で用いた光音響装置のハードウェアの構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図3】実施例で用いた光音響装置のソフトウェアの構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図4】実際に測定した試料の形状を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図5】エッジ効果による位相の変化を示す特性図であ
る。
る。
【図6】位相の変化量と端面の寸法(デプス)の相関関
係を示す特性図である。
係を示す特性図である。
フロントページの続き (72)発明者 星宮 務 宮城県多賀城市中央1丁目13−1 東北 学院大学内 (56)参考文献 特開 昭61−256213(JP,A) 特開 昭61−90073(JP,A) 特開 昭57−153209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 17/00 - 17/08 G01B 11/00 - 11/30 102
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定物の不可視の端面近傍において、
光音響効果によって発せられる光音響信号を測定し、 前記被測定物の不可視の端面深さの寸法を非破壊的に求
めることを特徴とする寸法測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08101291A JP3271994B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 寸法測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08101291A JP3271994B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 寸法測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06185987A JPH06185987A (ja) | 1994-07-08 |
| JP3271994B2 true JP3271994B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=13734592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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