JP3298083B2 - 浴槽用手摺り - Google Patents

浴槽用手摺り

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孝之 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者が浴槽への
出入り動作時に、姿勢を安定させるために使用するもの
で、高齢者にも安全で安心な浴槽用手摺りの形状に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽用手摺りは、図8に示す如
く、およそ断面の径が約28〜45ミリメートル程度
の、I型手摺り23であり、該I型手摺り23は縦方向
の高さは60センチメートル程度であった。また表面処
理はクロムメッキや抗菌ウレタン被覆されており、形状
は画一的でありデザイン性能の向上という点の配慮がな
されていなかった。また、従来のI型手摺り23は、壁
側から人体側に突出している部分の突出寸法が、壁面か
ら手摺りの芯まで約5センチメートルと小さかったので
ある。故に、浴槽1への出入りの際に、浴槽1の框の幅
が広い場合には、高齢者の手が届き難くなり、入浴動作
が困難であるという不具合があった。また、洗い場に化
粧カウンター5がある場合に、この化粧カウンター5の
前の椅子に座ろうとする場合や、座った状態から立ち上
がる場合に、この浴槽用手摺り23は遠い位置にあるの
で使用することができないという不具合があったのであ
る。入浴時の動作解析を行なうと、高齢者が入浴時に浴
槽用手摺りの補助が必要なのは、浴槽1への出入り用
と、洗い場で座ったり立ち上がる場合との2つの場合が
あり、現行の形状の浴槽用手摺りでは、二本の浴槽用手
摺りが必要となるという不具合があったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長寿社会の
進展に伴い、浴槽には従来に増して安全性が求められる
ようになった。特に入浴時には、裸の状態であり、湯水
や石鹸水により転倒しやすい状態である。本発明は、浴
槽への出入りや、洗い場で椅子へ座ったり、立ち上がっ
たりする場合に、両方とも使用が可能であり、手で握っ
ても、滑ることのないような浴槽用手摺りを提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。浴槽1への出入り位置の側方で、浴
槽1と化粧カウンター5の境界部分に、縦に配置する浴
槽用手摺りAにおいて、該浴槽用手摺りAを、上部を小
径に構成し、下部に至るに連れて徐々に大径となるよう
に、径を徐々に変え、かつ該浴槽用手摺りAを側面視
で、下部は壁面Bから遠い位置で、上部は壁面Bに近い
位置となる円弧状に構成し、該壁面Bの側に滑り止め凹
凸部2を設けたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の浴槽用手摺りAを配置した浴室の俯
瞰図、図2は本発明の浴槽用手摺りAの拡大俯瞰図、図
3は浴槽用手摺りAの円弧形状を示す側面図、図4は浴
槽1の側から見た浴槽用手摺りAの斜視図、図5は本発
明の浴槽用手摺りAを握って浴槽1に入ろうとしている
状態を示す図面、図6は浴槽用手摺りAの壁側に滑り止
め凹凸部2を設けた実施例を示す側面図、図7は図6の
浴槽用手摺りAの正面図、図8は従来の浴槽用手摺りを
握って浴槽1に入る状態を示す側面図である。
【0006】図1において、本発明の浴槽用手摺りAを
配置した浴室を説明する。実施例の浴室の浴槽1は楕円
型に構成されており、洗い場6の側が窓側に配置され、
化粧カウンター5の側が手前側に配置されるように、楕
円を斜めに配置している。これにより、高齢者が浴槽1
に入り易いように構成している。
【0007】そして、化粧カウンター5の部分には、シ
ャワー吐出口10と温水冷水混合吐出口11と、シャワ
ー吐出口10の為の調節握り12と、温水冷水混合吐出
口11の為の調節握り13が並べて配置されている。該
シャワー吐出口10は、収納位置が化粧カウンター5の
部分であり、シャワー吐出口10とパイプの部分を引き
出すことにより、上方まで伸びるように構成している。
【0008】該化粧カウンター5の壁面Bの側に、化粧
鏡7が配置されており、本発明の浴槽用手摺りAは、こ
の浴槽1と化粧カウンター5の境界部分に配置されてい
る。浴槽用手摺りAを、図2から図5に示す実施例につ
いて説明する。図2と図5に示す如く、本発明の浴槽用
手摺りAは、円弧状に構成されており、下部は壁面Bか
ら遠い位置で、人体に近い方向に位置している。
【0009】そして、上部は、壁面Bに近い位置で、人
体から遠くなる位置になるような円弧状としている。こ
のように、円弧状に構成することにより、浴槽用手摺り
Aを握った場合において、転倒しかかった時に、最も把
握した部分に力が入り易くなるのである。
【0010】該浴槽用手摺りAは上部を上部支持杆3で
壁面Bと固定し、下部支持杆4は、化粧カウンター5の
部分に固定している。そして、該浴槽用手摺りAの径
は、下端が最も大径で、上端に行く程徐々に細くなるよ
うな異径構造としている。このように、徐々に下方に行
くに従って大径とすることにより、入浴者が握った場合
に、力の入り易い形状とすることが出来たのである。
【0011】次に図6と図7に示す実施例においては、
更に浴槽用手摺りAの壁面Bの側の面に、滑り止め凹凸
部2を構成した実施例が開示されている。該滑り止め凹
凸部2は壁面Bの側にのみ構成しているが、浴槽用手摺
りAの全周を滑り止め凹凸部2としても良いことは勿論
である。しかし、人間工学的に手の平で、浴槽用手摺り
Aを握る場合に、指先の部分が接触する壁面Bの側の面
に滑り止め凹凸部2が設けられており、手前側の手の平
が当たる部分は凹凸が無くて、平面的に構成している方
が、力が入り易いのである。
【0012】本発明の浴槽用手摺りAは、下部の大径部
分の径が略40ミリメートル程度で、上部の小径の部分
が略25ミリメートル程度であれば良い。しかし、この
数字に限定されるものではないことは勿論である。図6
と図7に示す実施例においては、化粧カウンター5が直
線的に構成されているので、浴槽用手摺りAの円弧形状
も軽い円弧形状となっている。しかし、浴槽1に入る場
合と、化粧カウンター5の前に座ったり、立ったりする
場合の両用に使用できるように、浴槽1と化粧カウンタ
ー5の境界部分に配置されている点では同じである。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。第1に、浴槽への出入り
位置の側方に縦に配置する浴槽用手摺りにおいて、該浴
槽用手摺りAを、上部を小径に構成し、下部に至るに連
れて徐々に大径となるように、径を徐々に変えたので、
入浴者がこの浴槽用手摺りAを握った状態で滑った場合
に、握った位置が低い側に滑りが発生するが、下方へ行
くに連れて大径となっているので、より把持力が強力に
なり、それ以上の完全な転倒を回避することが出来るの
である。
【0014】第2に、浴槽用手摺りAの人体とは逆の側
に、滑り止め凹凸部2を設けたので、把持した手の指の
部分に滑り止め凹凸部2が配置されるので、転倒を開始
した場合にも、この滑り止め凹凸部2に指先が強固に引
っ掛かることにより、それ以上の転倒を回避することが
出来るのである。また、通常の場合でも、指先の部分が
滑り止め凹凸部2に引っ掛かるので、安心して浴槽用手
摺りAに寄り掛かることが出来るのである。
【0015】第3に、浴槽用手摺りAを側面視で、下端
が人体に近く、上端が壁側に近づく方向に円弧状に構成
したので、把持した状態で、手前側に膨出しているの
で、安心感があり、また滑った場合にも、手先が手前に
移動することとなるので、滑って把持部分が外れること
が少なくなり、安心して、浴槽用手摺りAに寄り掛かる
ことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽用手摺りAを配置した浴室の俯瞰
図。
【図2】本発明の浴槽用手摺りAの拡大俯瞰図。
【図3】浴槽用手摺りAの円弧形状を示す側面図。
【図4】浴槽1の側から見た浴槽用手摺りAの斜視図。
【図5】本発明の浴槽用手摺りAを握って浴槽1に入ろ
うとしている状態を示す図面。
【図6】浴槽用手摺りAの壁側に滑り止め凹凸部2を設
けた実施例を示す側面図。
【図7】図6の浴槽用手摺りAの正面図。
【図8】従来の浴槽用手摺りを握って浴槽1に入る状態
を示す側面図。
【符号の説明】
A 浴槽用手摺り B 壁面 C 天窓 1 浴槽 2 滑り止め凹凸部 3 上部支持杆 4 下部支持杆 5 化粧カウンター 6 洗い場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽1への出入り位置の側方で、浴槽1
    と化粧カウンター5の境界部分に、縦に配置する浴槽用
    手摺りAにおいて、該浴槽用手摺りAを、上部を小径に
    構成し、下部に至るに連れて徐々に大径となるように、
    径を徐々に変え、かつ該浴槽用手摺りAを側面視で、下
    部は壁面Bから遠い位置で、上部は壁面Bに近い位置と
    なる円弧状に構成し、該壁面Bの側に滑り止め凹凸部2
    を設けたことを特徴とする浴槽用手摺り。
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