JP3298546B2 - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JP3298546B2
JP3298546B2 JP08694599A JP8694599A JP3298546B2 JP 3298546 B2 JP3298546 B2 JP 3298546B2 JP 08694599 A JP08694599 A JP 08694599A JP 8694599 A JP8694599 A JP 8694599A JP 3298546 B2 JP3298546 B2 JP 3298546B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機を備えた電
子時計に関するものであり、さらに詳しくは、軸受け構
造の摩擦抵抗の低減化をもたらせ、それにより電子時計
を薄型化するための構造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶振動子などを時間基準として用いた
いわゆる電子時計では、図1に示すように、小型発電機
20および二次電源30によって電源部10が構成さ
れ、この電源部10を電源として、ステップモータ40
を駆動するようになっている。ステップモータ40のモ
ータ用ロータ42に対しては時計用輪列50が機構的に
接続しており、たとえば四番車52に取り付けられてい
る秒針161は1秒毎に6°ずつ間欠的に回転する。
【0003】一方、小型発電機20には、伝達された回
転駆動カによって回転する発電用ロータ21と、発電用
ロータ21を挟む発電用ステータ22と、発電用ステー
タ22および発電用ロータ21と磁気回路を構成する磁
心24に巻回された発電用コイル23とが構成成され、
発電用ロータ21には、回転鍾25の回転動作を増速し
て伝達する発電用輪列60が機構的に接続されている。
【0004】指針式電子時計に対しては、上記の小型発
電機を備えるタイプのものであっても薄型化に対する強
い要求がある。しかしながら、かかる要求に応えるに
は、小型発電機を構成する回転錘25なとといった各部
品を単に小型・薄型化するだけでは薄型化できない。た
とえば、回転錘25を薄型化すると、回転錘25の角度
方向における重さのアンバランスが小さくなって、回転
錘25の高速回転が得られにくくなる。また、回路部を
構成する回路基板31には必要な部品が実装されている
ことから、回路部をこれ以上、小型・薄型化することが
できない。それにもかかわらず、それを配置している空
間を狭めようとすると、回路部を構成する電子部品なと
が、発電用輪列60や時計用輪列50を構成する歯車な
どと干渉してしまう。
【0005】ここで、発電用ロータ21の回転中心軸や
発電用輪列60の回転中心軸については、穴石からなる
小型で簡単な構造の軸受けで支持することが多い。しか
しながら、穴石を用いた軸受け構造では、回転中心軸が
回転すると、そこに塗布した潤滑油が周囲に飛散しやす
い。飛散した潮滑油が時計用輪列50に付着すると、潤
滑油の粘性に起因して歯車の止まりや遅れなとめ運針異
常が発生する。このため、従来の指針式電子時計では、
部品同士を近接することができないので、その薄型化を
図ることができないという問題点がある。
【0006】また、図11に示すように、従来の指針式
時計では、発電用輪列などに用いられている歯車のう
ち、発電用ロータ伝え車62A(図1を参照。)のよう
に側圧を受けやすい歯車については、その回転中心軸6
20Aをボールベアリング28Aによって支持すること
がある。このボールベアリング28Aは、発電用ロータ
伝え車82Aの回転中心軸620Aの周りに配置された
複数のボール281Aと、これらのボール281Aを保
持するリング状の枠片282Aと、枠片282Aに隣接
する位置でボール281Aが脱落することを防止する受
け片283Aとから構成され、ボール281Aが回転中
心軸620Aに接することによって回転中心軸620A
の側方への傾きが規制されている。また、回転中心軸6
20Aには段差部626Aが形成され、この段差部62
6Aが受け片283Aに当接することにより、回転中心
軸620Aの軸線方向における位置が規定されている。
【0007】しかしながら、図11に示すような軸受け
構造では、回転中心軸620Aが回転したときに段差部
626Aと受け体283Aとの間における摩擦抵抗が大
きいという問題点がある。このような大きな摩擦抵抗が
あると、回転中心軸620Aを回転させるのに無駄な力
が必要であるとともに、段差部626Aまたは受け片2
83Aの磨耗が激しい。そこで、このような問題を解消
できる新たな軸受け構造が求められている。しかし、上
記の問題を解消できても大きなスペースを必要とする軸
受け構造は、指針式電子時計の薄型化を妨げるので、採
用することができない。
【0008】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
発電機内蔵型の電子時計において、時計内部に配置した
発電機周辺の回転軸の軸受構造を改良して、その摩擦抵
抗の低減化をもたらせ、電子時計の薄型化を図ることの
できる構成を提供することにある。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、外力を発電用ロータに増速伝達する発
電用輪列を具備した発電機を有する電子時計において、
前記発電用ロータと前記発電用輪列とにおける回転中心
軸の一端が地板に他端が受け体に支持されると共に、前
記発電用ロータの回転中心軸および前記発電用輪列の回
転中心軸のうち少なくとも1本の回転中心軸の軸端部
は、ボールベアリングのボールが前記回転中心軸の半径
方向から当接することにより前記回転中心軸の側方への
傾きが規正される側面部と、前記ボールが当接すること
により前記回転中心軸の軸線方向における位置が規定さ
れる段差部とを有していることを特徴とする。
【0019】本発明では、ボールベアリングのボール自
身によって回転中心軸の2方向における位置を規定する
ので、回転中心軸を2方向のいずれの方向からもころが
り軸受けとして支持できる。従って、回転時の摩擦抵抗
が小さい。しかも、このような軸受け構造を構成するに
あたってボールベアリングの構造を部分的に改良しただ
けなので、小型のままである。それ故、電子時計の薄型
化を図ることができる。
【0020】また、本発明は、前記ボールベアリング
は、前記発電用輪列のうち、外力を受けて回転する回転
錘車に対して機構的に接続された発電用ロータ伝え車を
支持していることが好ましい。このように構成すると、
側圧を受けて摩擦抵抗が最も大きくなりやすい発電用ロ
ータ伝え車において摩擦抵抗を低減することになるの
で、その効果が大きい。
【0021】更に本発明は、前記ボールベアリングは、
回転中心軸の周りに配置された複数のボールと、該ボー
ルを保持するリング状の枠体とから構成され、前記ボー
ルは、前記リング状の枠体の両端面のうち前記段差部が
形成されている側に位置する端面の内端縁と前記回転中
心軸隙間へと部分的にはみ出ていることにより前記段差
部に当接していることが好ましい。
【0022】また本発明は、前記ボールベアリングは、
前記回転中心軸の両方の軸端部を支持していることが好
ましい。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施例を説明する。
【0033】(全体構成)図1は、電子時計の全体構成
を示す概略構成図である。なお、本例の電子時計の基本
的な構造は、従来の電子時計と同様であるため、共通す
る機能を有する部分については、同じ符合を付して説明
する。
【0034】図1において、本例の指針式電子時計1
は、指針表示式のアナログ水晶腕時計であり、回路基板
31に実装した水晶振動子32から送出された信号に基
づいて、ステップモータ40が駆動されるようになって
いる。ステップモータ40は、2極に着磁された永久磁
石を備えるモータ用ロータ42と、このモ−タ用ロータ
42が配置される筒状のロータ配置穴430を有するモ
ータ用ステータ43と、コイル41を巻いた磁心44か
らなるコイルブロックとから構成されている。モ−タ用
口一夕42には、かな部を介して、五番車51、四番車
52、三番車53、二番車54、日の裏車55、筒車5
6からなる時計用輪列50が機構的に接続され、そのう
ち、四番車52の軸の先端には秒針161が固定されて
いる。二番車54の円筒軸の先端には、分針162が固
定されている。筒車56の円筒軸の先端には、時針16
3が固定されている。ここで、モ−タ用ロ−タ42から
四番車52までの減速比は、1/30に設定されてい
る。秒針161は、モ−タ用ロータ42が1秒おきに1
80°ずつ間欠的に回転することによって6°ずつ間欠
的に回転するように構成されている。
【0035】かかるステップモ−タ40を駆動するため
の電源部10は、小型発電機20および二次電源30
(キヤパシタ)によって大略構成されている。小型発電
機20は、指針式電子時計1を嵌めた腕を動かしたとき
に発電するように、腕の動きによって回転する片重りの
回転錘25と、この回転錘25から運動エネルギーを受
けて回転する発電用ロータ21と、発電用ロータ21を
挟む発電用ステータ22と、この発電用ステータ22お
よび発電用ロータ21と磁気回路を構成する磁心24に
巻回された発電用コイル23とから構成されている。回
転錘25と発電用口一夕21は、回転錘25の回転動作
を増速して伝達する発電用輪列60によって機構的に接
続されている。この発電用輪列60は、回転錘25と一
体に形成された回転錘車61と、この歯車と噛み合うか
な部を備える発電ロ−タ伝え車62とから構成されてい
る。発電用ロータ21は、磁極N、Sが形成された永久
磁石を備え、回転錘25の回転が伝達されると、磁極
N、Sが回転する。従って、発電用コイル23から誘導
起電カを得ることができるので、二次電源30を充電す
ることができる。
【0036】回転錘25は、詳しくは後述するが、その
固転中心部分に回転錘固定用ねじ250が取り付けられ
ている。ここで、回転錘25は、回転錘固定用ねじ25
0(回転中心部)の周辺部分が回転錘体としての肉薄部
251になっており、その外周部分は、回転錘体に連な
る回転重錘としての肉厚部252になっている。従っ
て、回転錘25を薄形化しても、回転錘25の角度方向
における重量のアンバランス量が大きい。
【0037】(輪列の平面配置構造)発電機能および運
針機能を担う各部品の配置構造を、図2および図3を参
照して説明する。図2は、本形態の指針式電子持計にお
ける小型発電機などの平面的な配定構造を示す説明図、
図3は、この指針式電子時計におけるステップモータ、
時計用輪列、および回路基板などの平面的な配置構造を
示す説明図である。
【0038】図2は、本例の指針式電子時計のうち、ベ
ースを横成する地板に主な部品を実装した状態を示す平
面図である。
【0039】図2において、地板200の中心部分が回
転錘25および各指針の回転中心となるべき部分であ
る。地板200は、裏面側に時計の文字盤が配置される
ようになっており、図面には、地板200の各角度方向
に、この方向に対応する各時刻を付してある。
【0040】図2において、回転錘25の回転領域は地
板200の外周縁よりやや内側に二点鎖線Llで示した
領域である。この二点鎖線Llの内側には、回転錘25
に構成してある肉薄部251の回転範囲と、肉厚部25
2の回転範囲とを仕切る二点鎖線L2が表されている.
本形態では、回転錘25の回転領域のうち、肉薄部25
1の回転領械と肉厚部252の回転領域とを跨がるよう
にして小型発電機20が配置されている。発電用口一夕
21のかな部210には、発電用ロータ伝え車62が噛
み合い、この発電用ロータ伝え車62のかな部620に
は、回転錘25に固定された回転錘車61が噛み合って
いる。ここで、回転錘車61は勿論のこと、発電用ロー
タ伝え車22および発電用口一夕21など、高さ寸法が
大きい発電用輪列60は、すべて、肉薄部251の回転
領域の内側に配置されている。
【0041】回転錘25および発電用輪列60はいずれ
も平板状の回転錘受け26に支持されており、この回転
錘受け26も全体が肉薄部251の回転領域の内側に配
置されている。また、回転錘受け26は、3本のねじ2
67、268、269によって地板200に固定され、
いずれのねじ止め部分も、肉薄部251の回転領域の内
側に位置している。
【0042】このように、肉薄部251の回転領域の内
側を有効に利用しているため、指針式電子時計1を薄型
化できる。しかも、回転錘25を外せば、そのまま回転
錘受け26を外すことができるなど、分解性もよい。
【0043】また、肉薄部251の回転領域には、図3
に示すように、五番車51、四番車52、三番車53、
二番車54、日の裏車55、筒車56などといった高さ
寸法が大きい時計用輪列50も配置されている。
【0044】従って、回転錘25の角度方向における重
量のアンバランス量を高めることを目的に、回転錘25
の外周部分に回転重錘としての肉厚部252を設けて
も、各輪列を配置するのに支障がない。しかも、回転錘
25のアンバランス量を高くした分だけ、薄肉部251
を拡張して他の部品の配置空間を広く確保することがで
きるので、指針式電子時計1の薄型化に有利である。
【0045】(回路基板の平面配置構造)その代わり
に、回転錘25の肉厚部252の回転領域には、比較的
薄い部材を配置してある。まず、駆動回路を構成するダ
イオ−ド33などが実装されているフレキシブル基板か
らなる回路基板31は、その厚さが比較的薄いので、回
転錘25の肉厚部252の回転領域内において、回転錘
25の肉厚部252と地板200との隙間を利用して配
置してある。
【0046】但し、図3および図4に示すように、水晶
振動子32、IC駆動用コンデンサ35は、それを配置
したときに比較的大きな収容寸法を必要とするので、回
路基板31に配線接続されているものの、回路基板31
の側方(回転錘25の肉厚部251の回転領域内)に配
置されている。
【0047】これに対して、ダイオ−ド33などといっ
た面実装タイプの部品は、回路基板31に実装され、か
つ、この回路基板31は、ダイオ−ド33などが地板2
00の方に向くように配置されている。そこで、ダイオ
−ド33などは、地板200に形成されている貫通穴2
06内に配置されている。ここで、地板200の貫通穴
206の内周面には絶縁材料から構成された回路受け座
311が取り付けられており、この回路受け座311の
貫通穴205(回路部配置穴)内にダイオード33なと
が位置している。
【0048】このように、ベース2を構成する地板20
0および回路受け座311のうち、回路受け座311の
貫通穴205内にダイオード33なとを配置してあるた
め、隙間寸法の小さい肉厚部252の回転領域内に対し
て、駆動回路を構成する回路基板31上の電子部品の過
半数を配置することができる。しかも、これらの電子部
品は、地板200の貫通穴206の内周面に構成された
絶縁性の回路受け座311で囲まれているので、短絡な
どの不具合が発生しない。
【0049】(時刻合わせ用の切換部材の配置構造)図
5は、本例の指針式電子時計における時刻合わせ用の機
構部分の平面的な配置関係を示す説明図である。
【0050】図5に示すように、指針式電子時計1で
は、竜頭7(外部操作部材)などを外部から操作するこ
とによって秒針などを合わせるための機構も構成されて
いる。この機構では、まず、竜頭7に連結されている軸
部にはおしどり71が係合しており、このおしどり71
の位置はかんぬき押さえ76によって規制されている。
かんぬき72は、竜頭7の軸部に連結されているつづみ
車73の溝と係合している。このため、竜頭7を一段階
引き出すと、おしどり71は、矢印Aの方向に回転す
る。ここで、おしどり71に形成されているダボには、
規正レバー74のカム溝が係合しているため、竜頭7を
引き出すと、規正レバー74は、矢印Bの方向に回転し
て、五番車51に係合し、秒針161の動きを止める。
この状態で、竜頭7を廻したときに小鉄車79を介して
日の裏車55などを回転させることが可能になる。この
機構の採用により、秒針161を停止したままで時刻合
わせが可能であるため、秒時刻も合わせることができ
る。
【0051】さらに、おしどり71には、カム機構を介
してリセットレバー75も接続しており、竜頭7を一段
階引き出すと、リセットレバー75は、矢印Cの方向に
回転する。この回転方向の側には、回路基板31から張
り出す接点部315が位置しているため、竜頭7を一段
階引き出す動作に連動して、スイッチが作動した状態と
なる。この状態では、回路基板31に構成されている駆
動回路(図示せず。)からステップモータ40への駆動
信号の出力が停止されるので、モータ用ロータ42の回
転も停止する。
【0052】ここで、図6からわかるように、リセット
レバー75および規正レバー74は、薄い板状のものか
ら構成されているが、規制レバ−74は、五番車51に
対して直接作用するため、地板200の中央部分に配置
する必要がある。従って、規正レバー74は、回転錘2
5の肉薄部251の回転領域内(回転錘25の肉薄部2
51の回転位置と地板200との間)に配置されてい
る。
【0053】これに対して、リセットレバー75は、薄
い金属板から構成され、かつ、回路基板31の一部との
接触が可能な位置にあればよいことから、回転錘25の
肉厚部252の回転領域内(回転錘25の肉厚部252
の回転位置と地板200との間)に配置されている。
【0054】リセットレバー75も金属板から構成され
て回路部の一部を構成している。また、リセットレバー
75は、図4を参照して説明した回路基板31上のダイ
オード33のように地板200近くに配置されている。
そこで、本形態では、リセットレバー75は、地板20
0の貫通穴208内に配置されている絶縁材料からなる
回路受け座311の凹部207(回路部配置穴)内に位
置している。
【0055】このように、本形態では、ベース2を構成
する地板200および回路受け座311のうち、回路受
け座311の凹部207からなる回路部配置穴内にリセ
ットレバー75を配置してあるので、隙間寸法の小さい
肉厚部252の回転領域内にリセットレバー75を配置
することができる。しかも、リセットレバー75は絶縁
性の回路受け座311で囲まれているので、短絡なとの
不具合が発生しない。
【0056】また、おしどり71およびかんぬき72な
どといった切換用の部材も、回転錘25の肉厚部252
の回転領域内(回転錘25の内厚部252の回転位置と
地板200との間)において、かんぬき押さえ76によ
って押しつけ固定されている。
【0057】このようにして、本例の指針式電子時計1
では、回転錘25の肉薄部251の回転領域内だけでな
く、回転錘25の肉厚部252と地板200との狭い隙
間をも十分に活用することによって薄型化を図ってあ
る。
【0058】なお、図7(a)からわかるように、回路
基板31は、それに形成されている穴310に回路受け
座311の突起312が嵌まった状態で位置決めされ、
かつ、回路押さえ板310によって押しつけ固定された
状態にある。また、図7(b)からわかるように、回路
基板31の端部では、その接点315となるべき部分が
側方に張り出した状態にあり、竜頭7の引き出し操作に
よって、リセットレバー75の先端部で折り曲げられた
接点部分755が基準位置(竜頭7を押し込んだ状態/
0段目)から側方に移動すること(竜頭7を1段引き出
す動作)によって、回路基板31の側の接点315とリ
セットレバー75の接点部分755とが接触する。逆
に、竜頭7を引き出した状態から竜頭7を押し込むと、
接点715と接点部分755とが離れるので、再び、駆
動回路から駆動信号がステップモータ40の出力され
る。従って、モータ用ロータ42は、再び回転し始め
る。また、竜頭7を押し込むと、規正レバー74が五番
車51から離れるので、秒針161は、回転を再開す
る。
【0059】(輪列およびその軸受け部分の構造) 図8は、本例の指針式電子時計に構成された時計用輪列
付近の縦断面、図9()は、この指針式電子時計に構
成された発電用輪列付近の縦断面、図9()は、発電
用ロータの回転中心軸を支持する受け部分の拡大図、
図10は、この指針式電子時計に構成された小型発電機
付近の縦断面である。
【0060】図8に示すように、回転錘25は、回転錘
受け26に固定されているボールベアリング27に回転
錘固定用ねじ250によって固定きれた状態にある。ボ
ールベアリング27と地板200との間には輪列受け8
0が配置されている。この輪列受け80に形成されてい
る穴801、802に対しては、三番車53および五番
車51の回転中心軸530、510の一方の軸端部が穴
石531、511を介して支持されている。また、地板
200に形成されている穴201、202に対しては、
三番車53および五番車51の回転中心軸530、51
0の他方の軸端部が穴石532、512を介して支持さ
れている。
【0061】三番車53および五番車51の穴石53
2、512に対しては、それに被さる位置まで筒車56
の外周部分が延びている。この筒車56は、両端面のう
ち、時針が位置する側の端面の内周部分561が削ら
れ、かつ、その反対側の端面の外周部分562が削られ
た形状を有している。従って、筒車56と穴石532、
512との間には、潤滑油を保持するための隙間Glが
確保されている。
【0062】地板200に対しては、時計の文字板3が
積層されているが、この文字板3には穴301が形成さ
れているので、各輪列の回転中心軸を突出させることが
可能である。
【0063】文字板3は、筒車56の両端面のうち、時
針が位置する側の端面に沿うように配置されている。但
し、筒車56は、時針が位置する側の端面の内周部分5
61が削られているので、そこには文字板3との間に皿
ばね303を配置することができる。従って、筒車56
に装着した1枚の皿ばね303を筒車56と文字板3と
の間に配置しておけば、この部分では筒車56と文字板
3とを隙間G2に相当する分だけ離すことができる。こ
のため、文字板3に穴301を穿ったときに、筒車56
の歯車部分に向けてバリ(返り部分)が発生した場合で
も、バリによって筒車56の回転が妨げられることがな
い。しかも、筒車56の内周部分561と皿ばね303
とによって隙間G2が確実に確保されるので、筒車56
と文字板3との隙間を必要最小限の寸法にすることがで
きる。それ故、指針式電子時計1を薄型化できる。
【0064】(発電用口一夕伝え車のあがき決め構造)
図9(A)に示すように、地板200の中心からずれた
位置には、発電用輪列60を構成する歯車のうち、回転
錘車61に噛み合うかな部621を備える発電用ロータ
伝え車62が回転錘受け26と地板200との間に支持
されている。この発電用ロータ伝え車62は、回転中心
軸620の一方の軸端部がボールベアリング28によっ
て支持され、このボールベアリング28は、回転錘受け
26に形成されている穴263に保持されている。
【0065】ボールベアリング28は、回転中心紬62
0の周りで並ぶ複数のボール281と、これらのボール
281を収容するリング状の枠体280とから構成され
ている。この枠体280は、ボール281を2方向から
保持するリング状の枠片282と、この枠片282に隣
接してボール281の脱落を防止するための受け片28
3とから構成されている。一方、発電用ロータ伝え車6
2の回転中心軸620には、受け片283と対峙する部
分に段差部626が形成されている。ここで、ボール2
81は、受け片283の内周端縁(枠体280の両端面
のうち、段差部626が位置する側の端面の内周端縁)
と回転中心軸620との隙間から部分的にみ出ている
ことにより段差部626に当接している。
【0066】このように構成した軸受け構造では、回転
中心軸620の側面部にボール281が当接しているた
め、回転中心軸620の左右方向の振れは完全に防止さ
れている。また、回転中心軸620は、上下方向にがた
を有しているが、矢印Dの方向に一定以上ずれようとし
ても、段差部626にボール281が当接するため、上
下方向のうちの矢印Dの方向への振れも完全に決められ
ている。このため、回転錘25の動きに連動して発電用
ロータ伝え車62が回転したとき、段差部626とボー
ル281は、すべり摩擦でなく、ころがり摩擦となるの
で、より小さな輪列負荷損失に抑えることができる。そ
れ故、本例の指針式電子時計1では、発電用ロータ伝え
車62のあがきを簡単な構造で決めることができ、指針
式電子時計1を薄型化できる。しかも、輪列のうちで最
も側圧を受けやすい発電用ロータ伝え車62において軸
受け部分の摩擦が小さいので、発電効率が向上する。
【0067】なお、発電用ロータ伝え車62は、回転中
心軸620の他方の端部に穴石622が嵌められ、この
穴石622は、地板200に形成されている穴204に
保持されているため、地板200に向かう方向のあがき
は、この部分によって決められている。
【0068】(潤滑油の飛散防止構造)また、発電用ロ
ー夕伝え車62の歯車623の側方には、輪列受け80
の端部に形成された璧部分804が位置している。すな
わち、本例では、時計用輪列50と発電用輪列60との
間には、輪列受け80の一部によって潤滑油飛散防止用
の壁が構成されている。従って、発電用ロータ伝え車6
2が高速で回転しても、その回転中心軸620や歯車6
23に塗ってある潤滑油が三番車53などに飛散しな
い。従って、油の粘性に起因する三番車53などの止ま
りや遅れなどの運針異常が発生しにくく、この運針異常
を補償するための電カ消費を抑えることもできる。しか
も、従来からある輪列受け80の一部を利用して、潤滑
油の飛散を防止しているので、指針式電子時計1を薄型
化できる。また、潤滑油が周囲に飛び散らないので、各
部品間の隙間を狭めることができる。従って、その分だ
け、部品の配置空間を確保できるので、指針式電子時計
1を薄型化できる。
【0069】発電用ロータ伝え車62の側方では、発電
用ロータ伝え車62の歯車623に噛み合うかな部21
0を備える発電用ロータ21が回転錘受け26と地板2
00との間に支持されている。
【0070】ここで、発電用ロータ21の回転中心軸2
11は、一方の軸端部に穴石212が嵌められている。
この穴石212は、リング状のキャップ213に嵌めれ
た状態で、回転錘受け26に形成されている穴266に
保持されている。また、発電用ロータ21の回転中心軸
211は、他方の軸端部にも穴石214が嵌められてい
る。この穴石214は、リング状のキャップ215に嵌
めれた状態で、地板200に形成されている穴205に
保持されている。
【0071】本例では、穴石212、214およびキャ
ップ213、215を用いた各軸受け部分の構造は同一
であるので、図9(B)を参照して、穴石214および
キャップ215を用いた軸受け部分の方を中心に説明す
る。
【0072】この軸受け部分において、キャップ215
は、穴石214の側面部を覆うとともに、穴石214の
発電用ロータ21に対峙する側の端面216を外周側か
ら部分的に覆った状態にある。このため、穴石214の
端面216の内側部分では、キャップ215の内周面と
回転中心軸211の外周側面との間に潤滑油を保持する
ための環状溝G3が構成されている。この環状溝G3
は、たとえば約40μmから約100μmの開口幅を有
している。しかも、この環状溝G3の深さは、キャップ
215の肉厚に概ね相当し、比較的深い。従って、発電
用ロータ21が高速で回転したとしても、潤滑油は環状
溝G3から流れ出ないので、周囲に飛び散らない。それ
故、各部品の間隔を狭めることができるので、指針式電
子時計1の薄型化を図ることができる。
【0073】また、各輪列のうち、最も高速で回転する
発電用ロータ21の軸受け部分から潤滑油が最も飛散し
やすい傾向にあるが、本例では、この発電用ロータ21
の回転中心軸211に上記の軸受け構造を採用したの
で、潤滑油の飛散を効果的に防止できる。
【0074】ここで、キャップ215と穴石214とは
別体の部品で構成され、穴石214はキャップ215の
内側に装着された状態にある。従って、本例では、穴石
214とキャップ215との間に潤滑油が滲み込んで拡
散しないように、穴石214をキャップ215に装着し
た状態で処理液に浸潰し、それらの表面に潤滑油拡散防
止用の表面処理を施す。すなわち、フッ素系コーティン
グ剤をフッ素系溶剤に溶解して処理液を調整し、それに
穴石214をキャップ215に装着した状態で浸潰した
後、乾燥処理を行って溶剤を除去する。その結果、穴石
214やキャップ215の表面にはフッ素系コーティン
グ剤の薄い層が形成される。このような表面処理を行っ
ておくと、フッ素系コーティング剤の薄い層が潤滑油を
はじくので、穴石214とキャップ215との間に潤滑
油が滲み込んで拡散していくことがない。
【0075】このような表面処理を効果的に行うことを
目的に、本例では、キャップ215と穴石214の端面
216との間に所定寸法の隙間222を積極的に確保し
てある。従って、キャップ215と穴石214との間に
処理液が十分に入り込むので、キャップ215および穴
石214の表面全体に潤滑油拡散防止用の表面処理を確
実に行うことができる。それ故、潤滑油保持用の環状溝
G3に保持された潤滑油は、キャップ215と穴石21
4との間を通って拡散しないゥ。このような隙間222
を確保するにあたって、本例では、キャップ215の方
には、穴石214をキャップ215の内部に装着すると
きに度決めを行うための突起219を形成してある。そ
れ故、穴石214をキャップ215の内側に装着するだ
けで、突起219の高さに相当する寸法の隙間222を
確実に確保できる。なお、隙間222の間隔は、表面処
理によって約1μmのコーティング層が形成されること
や加工精度を考慮すると、たとえば約10μmである。
【0076】本例では、回転中心軸211は、その外周
側面のうち穴石212、214に支持されている部分付
近に、潤滑油保持用の環状溝G3を構成している部分に
向かって軸径が拡大していく円錐面状の部分217を備
えている。このため、潤滑油がたとえ飛散して回転中心
軸211に付着しても、それが円錐面状の部分217に
付着したのであれば、そこに付着している潤滑油は、回
転中心抽211が回転したときにその遠心力を受けて大
径部分の方(潤滑油保持用の環状溝G3の方)に移動し
てくる。その結果、潤滑油は、潤滑油保持用の環状溝G
3内に戻るだけで周囲に飛散することがない。
【0077】また、回転中心軸211の外周側面には、
穴石212、214のそれそれに対峙するように張り出
した段部218(あがき防止用の段部)が形成されてい
る。このため、回転中心軸211が軸線方向にずれたと
きには、段部218が穴石212、214の内端面に当
接して、それ以上のずれを防止する。ここで、回転中心
軸211の外周側面における段部218の形成位置、お
よび環状溝G3の深さ寸法(環状溝G3を構成する部分
のキャップ215の厚さ寸法)は、回転中心軸211が
軸線方向のいずれの方向にずれても、段部218が潤滑
油保持用の環状溝G3内に位置するように設定されてい
る。このため、環状溝G3内から潤滑油が飛散しようと
しても、潤滑油は回転中心軸211の段部218で遮ら
れるので、潤滑油の飛散をより確実に防止できる。たと
えば、本例では、環状溝G3の深さ寸法を約100μm
以上に設定してある。但し、環状溝G3の深さ寸法は、
小さいほど指針式電子時計の薄型化に有利であるため、
潤滑油の飛散を防止できる範囲内で最も小さな値になる
ように設定される。
【0078】さらに、穴石212、214の外端面の側
には潤滑油注入用の凹部220が構成されている。従っ
て、凹部220に湘滑油を注入しておくと、潤滑油は穴
石212、214の穴内に滲み込んで潤滑油保持用の環
状溝G3に溜まる。ここで、凹部220の外径寸法D
は、潤滑油保持用の現状溝G3の外径寸法d以上であ
り、凹部220の内容積は環状溝G3の内容積より大き
い。それ故、環状溝G3と潤滑油注入用の凹部220と
が保持する潤滑油の量のバランスをとることができる。
【0079】(発電用ステータと磁心との接続構造)図
10に示すように、発電用ロータ21は、発電用ステー
タ22に挟まれた状態にある。発電用ステータ22は、
小型発電機20の磁心24に接続されているが、この磁
心24は、地板200上に位置する下層側磁心241
と、この磁心に積層された上層側磁心242とから構成
されている。これらの磁心のうち、下層側磁心241と
ステータ22とが、磁心接続用ねじ246およびねじ座
247によって接続されている。
【0080】この接続部分において、下層側磁心241
は、上層側磁心242の端部よりも発電用ステータ22
に向けて水平に延設されている。この延接部分240に
対しては、その上に被さるように、発電用ステータ22
の端部が連結用端部220として曲げ加工されている。
しかも、連結用端部220のうち、磁心接続用ねじ24
6のねじ止め位置は、肉薄部分221となるように加工
されている。このため、磁心24と発電用ステータ22
との接続部分の厚さ寸法は、下層側磁心241の厚さ
と、発電用ステータ22の連結用端部220の肉薄部分
221の厚さとの和であるため、その値が小さい。
【0081】このように、発電用ステータ22と磁心2
4との接続部分における断面構造は、地板200、磁心
24、および発電用ステータ24がこの順序で積層され
た状態にあり、発電用ステータ22の連結用端部220
(連結部分)の上面222および下面223が発電用ロ
ータ211周辺に位置する発電用ステ−タ22の上面2
24と下面225との間に位置する構造になっている。
また、連結用端部220の上面222は、発電用ロータ
21の磁石上面よりも下側に位置する構造になってい
る。それ故、本例の指針式電子時計1では、その薄型化
を図ることができる。
【0082】しかも、発電用ステータ22では、肉薄部
分221とされているのは磁心24との接続部分だけで
あり、その他の部分は、肉厚部分のままである。このた
め、接続部分の周辺部で下層側磁心241の延設部分2
40と発電用ステータ22の肉厚部分とが接触可能とな
る。これは、小型発電機20の磁気回路中を通る磁束
が、この部分で許容磁束量が小さくなり、漏れないよう
にするためである。また、かかる接続部分の薄型化を自
的に地板200を部分的に薄くする必要がないので、地
板200の強度を高い状態ままに維持できる。
【0083】(別の実施例)なお、本例では、歯車の回
転中心軸に対するボールベアリングに係る発明につい
て、発電用輪列60の発電用ロータ伝え車620に対す
る軸受け構造を例に説明したが、この軸受け構造は、歯
車その他の回転中心軸に適用してもよい。また、回転中
心軸620の一方側の軸端部のみに本例の軸受け構造を
適用したが、回転中心軸620の両軸端部に対して、本
例の軸受け構造を適用してもよい。
【0084】また、回転中心軸の軸受け部分において、
穴石214とキャップ215とがそれぞれ別体のもの
用いた例を説明したが、穴石214およびキャップ21
5が一つの部品において穴石部およびキャップ部として
構成されていてもよい。また、穴石214およびキャッ
プ215は、穴石部およびキャップ部としてベース2と
一体に構成されていてもよい。このように部品の一体化
を図ると、指針式電子時計の生産コストを低減すること
ができる。
【0085】(産業上の利用可能性) 以上説明したように、本発明では、ボールベアリングの
ボールと、回転中心軸の軸端部に形成した側面部と段差
部とによって、回転中心軸の2方向における位置が規定
されるので、回転中心軸を2方向のいずれの方向からも
ころがり軸受けとして支持できる。従って、回転時の摩
擦抵抗が小さい。しかも、このような軸受け構造は、ボ
ールベアリングの構造を部分的に改良しただけなので小
型のままである。それ故、薄型タイプの電子時計を提供
できる。
【0086】
【0087】
【図面の簡単な説明】
【図1】 指針式電子時計の全体構成を示す概略構成図
である。
【図2】 本発明の実施例に係る指針式電子時計におけ
る小型発電機などの平面的な配置構造を示す説明図であ
る。
【図3】 本発明の実施例に係る指針式電子時計におけ
るステップモータ、時計用輪列、および回路基板などの
平面的な配置構造を示す説明図である。
【図4】 本発明の実施例に係る指針式電子時計におけ
る回路基板と回転錘との配置関係を示す縦断面図であ
る。
【図5】 本発明の実施例に係る指針式電子時計におけ
る時刻合わせ用の機構部分の平面的な配置関係を示す説
明図である。
【図6】 本発明の実施例に係る指針式電子時計におけ
る時刻合わせ用の機構部分の配置関係を示す縦断面図で
ある。
【図7】 (a)は、本発明の実施例に係る指針式電子
時計における時刻合わせ用の機構部分を半径方向に切断
したときの縦断面、(b)は、この部分の側面断面図で
ある。
【図8】 本発明の実施例に係る指針式電子時計に構成
された時計用輪列付近の縦断面図である。
【図9】 (a)は、本発明の実施例に係る指針式電子
時計に構成された発電用輪列付近の縦断面、(b)は、
発電用ロータの回転中心軸を支持する軸受け部分の拡大
図である。
【図10】 本発明の実施例に係る指針式電子時計に構
成された小型発電機付近の縦断面図である。
【図11】 従来の軸受け構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・指針式電子時計 2・・・べース 20・・・小型発電機 21・・・発電用ロータ 22・・・発電用ステータ 23・・・発電用コイル 24・・・磁心 25・・・回転錘 26・・・回転錘受け 27、28・・・ボールベアリング 30・・・二次電源 31・・・回路基板 40・・・ステップモータ 41・・・モータ用のコイル 42・・・モータ用ロータ 43・・・モータ用ステータ 50・・・時計用輪列 56・・・筒車 60・・・発電用輪列 62・・・発電ロータ伝え車 74・・・規正レバー 75・・・リセットレバー 80・・・輪列受け 200・・・地板 205・・・回路受け座の貫通穴(回路部配置穴) 207・・・回路受け座の凹部(回路部配置穴) 211・・・発電用ロータの回転中心軸 212、214・・・穴石 213、215・・・キャップ 211・・・回転中心軸 217・・・円錐面状の部分 218・・・あがき防止用の段部 219・・・度決め用の突起 222・・・穴石の端面とキャップとの隙間 251・・・回転錘の肉薄部 252・・・回転錘の肉厚部 303・・・皿ばね 280・・・枠体 281・・・ボール 282・・・枠片 283・・・受け片 311・・・回路受け座 620・・・発電ロータ伝え車の回転中心軸 G1・・・潤滑油を保持するための隙間 G2・・・筒車と文字板との隙間 G3・・・潤滑油を保持するための環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 31/00 G04C 10/00 G04C 3/00 G04C 3/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力を発電用ロータに増速伝達する発電
    用輪列を具備した発電機を有する電子時計において、 前記発電用ロータと前記発電用輪列とにおける回転中心
    軸の一端が地板に他端が受け体に支持されると共に、 前記発電用ロータの回転中心軸および前記発電用輪列の
    回転中心軸のうち少なくとも1本の回転中心軸の軸端部
    は、 ボールベアリングのボールが前記回転中心軸の半径方向
    から当接することにより前記回転中心軸の側方への傾き
    が規正される側面部と、 前記ボールが当接することにより前記回転中心軸の軸線
    方向における位置が規定される段差部とを有しているこ
    とを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子時計において、前記
    ボールベアリングは、前記発電用輪列のうち、外力を受
    けて回転する回転錘車に対して機構的に接続された発電
    用ロータ伝え車を支持していることを特徴とする電子時
    計。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電子時計
    において、前記ボールベアリングは、回転中心軸の周り
    に配置された複数のボールと、該ボールを保持するリン
    グ状の枠体とから構成され、 前記ボールは、前記リング状の枠体の両端面のうち前記
    段差部が形成されている側に位置する端面の内端縁と前
    記回転中心軸隙間へと部分的にはみ出ていることにより
    前記段差部に当接していることを特徴とする電子時計。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載のいずれかに
    記載の電子時計において、前記ボールベアリングは、前
    記回転中心軸の両方の軸端部を支持していることを特徴
    とする電子時計。
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