JPH11142545A - 指針式電子時計 - Google Patents
指針式電子時計Info
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- JPH11142545A JPH11142545A JP30321097A JP30321097A JPH11142545A JP H11142545 A JPH11142545 A JP H11142545A JP 30321097 A JP30321097 A JP 30321097A JP 30321097 A JP30321097 A JP 30321097A JP H11142545 A JPH11142545 A JP H11142545A
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- wheel
- train
- power generation
- pointer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 時計内部に構成した機構部品の配置を改良し
て、潤滑油や摩耗粉などの飛散の影響を抑えることによ
り、小型・薄型化を図ることのできる指針式電子時計を
提供すること。 【解決手段】 自動巻きの指針式電子時計において、発
電用ロータ伝え車62の方から低回転トルクの二番車5
4に向かって飛散してくる潤滑油は日の裏車55で遮ら
れ、発電用ロータ伝え車62の方から低回転トルクの三
番車53および最も低回転トルクのモータ用ロータ42
に向かって飛散してくる潤滑油は、日の裏車55および
小鉄車79で遮られる。ここで、日の裏車55および小
鉄車79は高回転トルクの歯車なので、潤滑油が付着し
てもその回転に支障はない。
て、潤滑油や摩耗粉などの飛散の影響を抑えることによ
り、小型・薄型化を図ることのできる指針式電子時計を
提供すること。 【解決手段】 自動巻きの指針式電子時計において、発
電用ロータ伝え車62の方から低回転トルクの二番車5
4に向かって飛散してくる潤滑油は日の裏車55で遮ら
れ、発電用ロータ伝え車62の方から低回転トルクの三
番車53および最も低回転トルクのモータ用ロータ42
に向かって飛散してくる潤滑油は、日の裏車55および
小鉄車79で遮られる。ここで、日の裏車55および小
鉄車79は高回転トルクの歯車なので、潤滑油が付着し
てもその回転に支障はない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型発電機を備え
た指針式電子時計に関するものである。さらに詳しく
は、指針式電子時計を小型化および薄型化するための構
造技術に関するものである。
た指針式電子時計に関するものである。さらに詳しく
は、指針式電子時計を小型化および薄型化するための構
造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶振動子などを時間基準として用いた
指針式電子時計のうち、いわゆる自動巻きの小型発電機
を備えた指針式電子時計では、図14に示すように、小
型発電機20および二次電源30によって電源部10が
構成され、この電源部10を電源として、ステップモー
タ40を駆動するようになっている。ステップモータ4
0では、モータ用ロータ42に対して時計用輪列50が
接続しており、各番車に取り付けられている指針が駆動
される。一方、小型発電機20には、回転錘25から伝
達された回転駆動力によって回転する発電用ロータ21
と、発電用ロータ21を挟む発電用ステータ22と、発
電用ステータ22および発電用ロータ21と磁気回路を
構成する発電用コイル23とが構成され、発電用ロータ
21に対しては、回転錘25の回転動作を増速して伝達
する発電用輪列60が構成されている。回転錘25は、
受けた衝撃がムーブメントに直に加わることを防ぐため
にその薄肉部分251に溝状の開口259が形成されて
おり、衝撃を撓みで吸収する構造を有している。ここ
で、回転錘25は略半円形であることから、開口259
は回転錘固定用ねじ250の周りで概ね160°の角度
範囲内に形成されている。
指針式電子時計のうち、いわゆる自動巻きの小型発電機
を備えた指針式電子時計では、図14に示すように、小
型発電機20および二次電源30によって電源部10が
構成され、この電源部10を電源として、ステップモー
タ40を駆動するようになっている。ステップモータ4
0では、モータ用ロータ42に対して時計用輪列50が
接続しており、各番車に取り付けられている指針が駆動
される。一方、小型発電機20には、回転錘25から伝
達された回転駆動力によって回転する発電用ロータ21
と、発電用ロータ21を挟む発電用ステータ22と、発
電用ステータ22および発電用ロータ21と磁気回路を
構成する発電用コイル23とが構成され、発電用ロータ
21に対しては、回転錘25の回転動作を増速して伝達
する発電用輪列60が構成されている。回転錘25は、
受けた衝撃がムーブメントに直に加わることを防ぐため
にその薄肉部分251に溝状の開口259が形成されて
おり、衝撃を撓みで吸収する構造を有している。ここ
で、回転錘25は略半円形であることから、開口259
は回転錘固定用ねじ250の周りで概ね160°の角度
範囲内に形成されている。
【0003】回転錘25は、図15に示すように、ボー
ルベアリング90を介して、輪列受3Aとは別の回転錘
受300に支持されている。すなわち、回転錘受300
にはボールベアリング90の外輪93が圧入固定され、
内輪94に対しては回転錘25が回転錘固定用ねじ25
0によってねじ止めされている。時計用輪列50は輪列
受3Aと地板との間に支持され、発電用輪列60は回転
錘受300と地板2との間に支持されている。内輪94
の中心部分に形成されている貫通穴の内周面には雌ねじ
が形成されており、回転錘固定ねじ250が止められる
前の状態において、この貫通穴から潤滑油を時計用輪列
に供給することが可能である。
ルベアリング90を介して、輪列受3Aとは別の回転錘
受300に支持されている。すなわち、回転錘受300
にはボールベアリング90の外輪93が圧入固定され、
内輪94に対しては回転錘25が回転錘固定用ねじ25
0によってねじ止めされている。時計用輪列50は輪列
受3Aと地板との間に支持され、発電用輪列60は回転
錘受300と地板2との間に支持されている。内輪94
の中心部分に形成されている貫通穴の内周面には雌ねじ
が形成されており、回転錘固定ねじ250が止められる
前の状態において、この貫通穴から潤滑油を時計用輪列
に供給することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここに、指針式電子時
計では小型発電機を備えるタイプのものであってもさら
なる小型・薄型化に対する強い要求がある。しかしなが
ら、かかる要求は各部品を近接配置するだけでは実現で
きないという問題がある。すなわち、発電用輪列60と
時計用輪列50とが近づいた場合に、発電用輪列60は
高速回転しているため、その噛み合い部分などに潤滑油
を付してあるが、その遠心力によって潤滑油が飛んで、
指針が取り付けられている二番車54、モータ用ロータ
42、あるいはこのモータ用ロータ42に噛み合う三番
車53などといった低トルク回転の歯車(従来、潤滑油
を必要としない部分)に潤滑油が付着し、歯車とかなと
の噛み合い部分において潤滑油が回転負荷を増大させ
る。また、歯車と歯車との間、あるいは歯車と輪列受と
の狭い隙間に潤滑油が入り込むと、潤滑油を介して互い
に吸い付いてしまう。それ結果、これらの歯車の回転に
支障を来すという問題点がある。さらに、高速回転して
いる発電用輪列60の噛み合い部分などに注油せずに、
潤滑皮膜を形成した場合でも、長年のうちには発電用輪
列60の高速の噛み合いにより摩耗粉が発生し、それが
高速で飛ばされて前述の時計用輪列50の低トルク回転
の歯車に付着し、それが歯車の回転に支障をもたらすと
いう問題点もある。
計では小型発電機を備えるタイプのものであってもさら
なる小型・薄型化に対する強い要求がある。しかしなが
ら、かかる要求は各部品を近接配置するだけでは実現で
きないという問題がある。すなわち、発電用輪列60と
時計用輪列50とが近づいた場合に、発電用輪列60は
高速回転しているため、その噛み合い部分などに潤滑油
を付してあるが、その遠心力によって潤滑油が飛んで、
指針が取り付けられている二番車54、モータ用ロータ
42、あるいはこのモータ用ロータ42に噛み合う三番
車53などといった低トルク回転の歯車(従来、潤滑油
を必要としない部分)に潤滑油が付着し、歯車とかなと
の噛み合い部分において潤滑油が回転負荷を増大させ
る。また、歯車と歯車との間、あるいは歯車と輪列受と
の狭い隙間に潤滑油が入り込むと、潤滑油を介して互い
に吸い付いてしまう。それ結果、これらの歯車の回転に
支障を来すという問題点がある。さらに、高速回転して
いる発電用輪列60の噛み合い部分などに注油せずに、
潤滑皮膜を形成した場合でも、長年のうちには発電用輪
列60の高速の噛み合いにより摩耗粉が発生し、それが
高速で飛ばされて前述の時計用輪列50の低トルク回転
の歯車に付着し、それが歯車の回転に支障をもたらすと
いう問題点もある。
【0005】以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、時
計内部に構成した機構部品の配置を改良して、潤滑油や
摩耗粉などの飛散の影響を抑えることにより、小型・薄
型化を図ることのできる指針式電子時計を提供すること
にある。
計内部に構成した機構部品の配置を改良して、潤滑油や
摩耗粉などの飛散の影響を抑えることにより、小型・薄
型化を図ることのできる指針式電子時計を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、外力を発電用ロータに伝達する発電用
輪列を備えた小型発電機と、該小型発電機で発生した電
気エネルギーに基づいて駆動されるステップモータと、
該ステップモータから指針に回転駆動力を伝達する時計
用輪列と、該時計用輪列を地板との間に支持する輪列受
を有する指針式電子時計において、前記発電用輪列のう
ち高速回転する発電用高速回転歯車と、前記時計用輪列
のうち指針が取り付けられた指針車との間には、当該指
針車よりも回転トルクの高い高回転トルク歯車が配置さ
れていることを特徴とする。
め、本発明では、外力を発電用ロータに伝達する発電用
輪列を備えた小型発電機と、該小型発電機で発生した電
気エネルギーに基づいて駆動されるステップモータと、
該ステップモータから指針に回転駆動力を伝達する時計
用輪列と、該時計用輪列を地板との間に支持する輪列受
を有する指針式電子時計において、前記発電用輪列のう
ち高速回転する発電用高速回転歯車と、前記時計用輪列
のうち指針が取り付けられた指針車との間には、当該指
針車よりも回転トルクの高い高回転トルク歯車が配置さ
れていることを特徴とする。
【0007】本発明における発電用高速回転歯車とは、
発電用輪列のうち、前記発電用ロータあるいはこの発電
用ロータと噛み合う発電用ロータ伝え車のように高速回
転するが故に、それに付与しておいた潤滑油や摩耗粉な
どが遠心力によって周囲に飛散するおそれがある歯車の
ことをいう。従って、本発明では、たとえば、前記発電
用輪列のうち、前記発電用ロータ、および該発電用ロー
タと噛み合う発電用ロータ伝え車のうちの一方あるいは
双方の歯車と、前記時計用輪列のうち指針が取り付けら
れた指針車との間には、当該指針車よりも回転トルクの
高い高回転トルク歯車が配置されている。
発電用輪列のうち、前記発電用ロータあるいはこの発電
用ロータと噛み合う発電用ロータ伝え車のように高速回
転するが故に、それに付与しておいた潤滑油や摩耗粉な
どが遠心力によって周囲に飛散するおそれがある歯車の
ことをいう。従って、本発明では、たとえば、前記発電
用輪列のうち、前記発電用ロータ、および該発電用ロー
タと噛み合う発電用ロータ伝え車のうちの一方あるいは
双方の歯車と、前記時計用輪列のうち指針が取り付けら
れた指針車との間には、当該指針車よりも回転トルクの
高い高回転トルク歯車が配置されている。
【0008】本発明において、前記高回転トルク歯車と
は、たとえば、前記時計用歯車のうち時針が取り付けら
れた指針車と噛み合う中間車、あるいは竜頭を介して時
刻合わせをする際に巻真の回転を前記時計用輪列に伝達
する中間車である。
は、たとえば、前記時計用歯車のうち時針が取り付けら
れた指針車と噛み合う中間車、あるいは竜頭を介して時
刻合わせをする際に巻真の回転を前記時計用輪列に伝達
する中間車である。
【0009】本発明では、発電用ロータや発電用ロータ
伝え車などといった発電用高速回転歯車と、指針が取り
付けられた指針車との間には、高回転トルク歯車が配置
されているため、発電用ロータや発電用ロータ伝え車が
高速回転して遠心力によりそれから潤滑油が飛散して
も、低回転トルクの歯車である当該指針車に潤滑油が付
着し難く、潤滑油が起こす回転負荷の増大に起因する時
計の止まりや遅れを防止することができる。すなわち、
従来、潤滑油を必要としない低回転トルクの歯車に潤滑
油が付着すると、低回転トルクの歯車とかなとの噛み合
い部分において潤滑油が回転負荷を増大させるが、本発
明を適用すれば、このような回転負荷の増大が生じな
い。また、低回転トルクの歯車同士の間、あるいは低回
転トルクの歯車と輪列受との狭い隙間に潤滑油が入り込
むと、潤滑油を介して互いに吸いついて歯車の回転が妨
げられるが、このような問題点も本発明によれば解消で
きる。また、潤滑油が起こす回転負荷の増大は消費電流
の増大を発生させるが、本発明によれば、潤滑油が起こ
す回転負荷の増大がないので、この回転負荷の増大に起
因する消費電流の増大がなく、エネルギー収支面でも好
ましい。また、発電用ロータや発電用ロータ伝え車など
の発電用高速回転歯車の噛み合い面などに潤滑油を付け
ないで、たとえば表面に低摩擦皮膜を形成する場合があ
る。このような場合には、長期間の使用のうちに高速回
転により表面が磨耗して摩耗粉が発生、飛散することが
あるが、本発明によれば、発電用高速回転歯車から飛散
してきた摩耗粉が低回転トルクの歯車(時計用輪列)の
噛み合い面や軸受部に付着することがない。それ故、摩
耗粉に起因する回転負荷の増大がなく、時計の止まりや
遅れ、あるいは消費電流の増大が発生しない。このよう
に、本発明によれば、各歯車を近接配置しても、潤滑油
などの飛散の影響を抑えることができるので、指針式電
子時計の小型・薄型化を図ることができる。また、当該
指針への潤滑油などの付着を防ぐのは、時針が取り付け
られた指針車と噛み合う中間車、あるいは竜頭を介して
時刻合わせをする際に巻真の回転を伝達する中間車など
の高回転トルク歯車であり、新たに追加した部品ではな
い。従って、この点からも、指針式電子時計の小型・薄
型化に適している。しかも、このような高回転トルク歯
車であれば、潤滑油などに対する遮蔽物として用いたた
めに潤滑油などがたとえ付着したとしても、その回転が
妨げられることはない。
伝え車などといった発電用高速回転歯車と、指針が取り
付けられた指針車との間には、高回転トルク歯車が配置
されているため、発電用ロータや発電用ロータ伝え車が
高速回転して遠心力によりそれから潤滑油が飛散して
も、低回転トルクの歯車である当該指針車に潤滑油が付
着し難く、潤滑油が起こす回転負荷の増大に起因する時
計の止まりや遅れを防止することができる。すなわち、
従来、潤滑油を必要としない低回転トルクの歯車に潤滑
油が付着すると、低回転トルクの歯車とかなとの噛み合
い部分において潤滑油が回転負荷を増大させるが、本発
明を適用すれば、このような回転負荷の増大が生じな
い。また、低回転トルクの歯車同士の間、あるいは低回
転トルクの歯車と輪列受との狭い隙間に潤滑油が入り込
むと、潤滑油を介して互いに吸いついて歯車の回転が妨
げられるが、このような問題点も本発明によれば解消で
きる。また、潤滑油が起こす回転負荷の増大は消費電流
の増大を発生させるが、本発明によれば、潤滑油が起こ
す回転負荷の増大がないので、この回転負荷の増大に起
因する消費電流の増大がなく、エネルギー収支面でも好
ましい。また、発電用ロータや発電用ロータ伝え車など
の発電用高速回転歯車の噛み合い面などに潤滑油を付け
ないで、たとえば表面に低摩擦皮膜を形成する場合があ
る。このような場合には、長期間の使用のうちに高速回
転により表面が磨耗して摩耗粉が発生、飛散することが
あるが、本発明によれば、発電用高速回転歯車から飛散
してきた摩耗粉が低回転トルクの歯車(時計用輪列)の
噛み合い面や軸受部に付着することがない。それ故、摩
耗粉に起因する回転負荷の増大がなく、時計の止まりや
遅れ、あるいは消費電流の増大が発生しない。このよう
に、本発明によれば、各歯車を近接配置しても、潤滑油
などの飛散の影響を抑えることができるので、指針式電
子時計の小型・薄型化を図ることができる。また、当該
指針への潤滑油などの付着を防ぐのは、時針が取り付け
られた指針車と噛み合う中間車、あるいは竜頭を介して
時刻合わせをする際に巻真の回転を伝達する中間車など
の高回転トルク歯車であり、新たに追加した部品ではな
い。従って、この点からも、指針式電子時計の小型・薄
型化に適している。しかも、このような高回転トルク歯
車であれば、潤滑油などに対する遮蔽物として用いたた
めに潤滑油などがたとえ付着したとしても、その回転が
妨げられることはない。
【0010】本発明においては、前記発電用高速回転歯
車からみて前記高回転トルク歯車の背後に前記ステップ
モータのモータ用ロータが配置されていることが好まし
い。また、前記発電用高速回転歯車からみて前記高回転
トルク歯車の背後には、前記ステップモータのモータ用
ロータに噛み合う前記時計用輪列の歯車が配置されてい
ることが好ましい。このようなモータ用ロータや歯車
も、低トルクで回転するため、発電用ロータ伝え車から
飛散してくる潤滑油などが付着するのを防止するのが望
ましい。さらに、前記発電用高速回転歯車からみて前記
高回転トルク歯車の背後には、前記時計用輪列のうち前
記ステップモータのモータ用ロータから最も回転速度の
速い指針が取り付けられた指針車までに至る全ての時計
用輪列が配置されていることが好ましい。
車からみて前記高回転トルク歯車の背後に前記ステップ
モータのモータ用ロータが配置されていることが好まし
い。また、前記発電用高速回転歯車からみて前記高回転
トルク歯車の背後には、前記ステップモータのモータ用
ロータに噛み合う前記時計用輪列の歯車が配置されてい
ることが好ましい。このようなモータ用ロータや歯車
も、低トルクで回転するため、発電用ロータ伝え車から
飛散してくる潤滑油などが付着するのを防止するのが望
ましい。さらに、前記発電用高速回転歯車からみて前記
高回転トルク歯車の背後には、前記時計用輪列のうち前
記ステップモータのモータ用ロータから最も回転速度の
速い指針が取り付けられた指針車までに至る全ての時計
用輪列が配置されていることが好ましい。
【0011】本発明において、前記発電用高速回転歯車
から前記モータ用ロータに至る領域には、前記発電用高
速回転歯車の方から前記モータ用ロータの方に向かって
前記時計用輪列が回転トルクの大きな歯車の順に配置さ
れていることが好ましい。このように構成して、低トル
クで回転する歯車ほど潤滑油などが付着しにくい配置と
することが望ましい。
から前記モータ用ロータに至る領域には、前記発電用高
速回転歯車の方から前記モータ用ロータの方に向かって
前記時計用輪列が回転トルクの大きな歯車の順に配置さ
れていることが好ましい。このように構成して、低トル
クで回転する歯車ほど潤滑油などが付着しにくい配置と
することが望ましい。
【0012】本発明において、前記小型発電機は、時計
の使用者の動きによって回転してその回転駆動力を前記
発電用輪列に伝達する回転錘を備え、前記輪列受は、当
該回転錘、前記発電用輪列、および前記時計用輪列のう
ち指針が取り付けられた指針車を除く歯車を前記地板と
の間に支持する第1の輪列受と、該第1の輪列受に対し
て前記地板側に積層固定され、前記指針が取り付けられ
た指針車を支持する第2の輪列受とを備えることが好ま
しい。この場合には、当該第2の輪列受を前記発電用ロ
ータと該発電用ロータに噛み合う発電用ロータ伝え車と
の噛み合い位置と同じ高さ位置に配置すれば、発電用輪
列の歯車の噛み合い部分に付与してあった潤滑油などが
飛散しても、第2の輪列受で遮られるので、潤滑油など
が指針車に付着することを防止することができる。すな
わち、第2の輪列受は第1の輪列受と地板との間に位置
するので、第1の輪列受と地板とによって支持されてい
る前記発電用ロータと前記発電用ロータ伝え車との噛み
合い位置と第2の輪列受との高さ位置を合わせることが
でき、このように構成すると、第2の輪列受も潤滑油な
どの飛散防止用に効率よく利用することができる。
の使用者の動きによって回転してその回転駆動力を前記
発電用輪列に伝達する回転錘を備え、前記輪列受は、当
該回転錘、前記発電用輪列、および前記時計用輪列のう
ち指針が取り付けられた指針車を除く歯車を前記地板と
の間に支持する第1の輪列受と、該第1の輪列受に対し
て前記地板側に積層固定され、前記指針が取り付けられ
た指針車を支持する第2の輪列受とを備えることが好ま
しい。この場合には、当該第2の輪列受を前記発電用ロ
ータと該発電用ロータに噛み合う発電用ロータ伝え車と
の噛み合い位置と同じ高さ位置に配置すれば、発電用輪
列の歯車の噛み合い部分に付与してあった潤滑油などが
飛散しても、第2の輪列受で遮られるので、潤滑油など
が指針車に付着することを防止することができる。すな
わち、第2の輪列受は第1の輪列受と地板との間に位置
するので、第1の輪列受と地板とによって支持されてい
る前記発電用ロータと前記発電用ロータ伝え車との噛み
合い位置と第2の輪列受との高さ位置を合わせることが
でき、このように構成すると、第2の輪列受も潤滑油な
どの飛散防止用に効率よく利用することができる。
【0013】本発明では、前記高回転トルク歯車の歯が
形成されている部分は、前記発電用ロータと該発電用ロ
ータと噛み合う前記発電用ロータ伝え車との噛み合い位
置と異なる高さ位置にあることが好ましい。このように
構成すると、発電用ロータ伝え車などから遠心力で潤滑
油などが飛散してきても、高回転トルク歯車の歯が形成
されている部分には潤滑油などが付着しない。それ故、
潤滑油などが他の歯車に回らないという利点がある。
形成されている部分は、前記発電用ロータと該発電用ロ
ータと噛み合う前記発電用ロータ伝え車との噛み合い位
置と異なる高さ位置にあることが好ましい。このように
構成すると、発電用ロータ伝え車などから遠心力で潤滑
油などが飛散してきても、高回転トルク歯車の歯が形成
されている部分には潤滑油などが付着しない。それ故、
潤滑油などが他の歯車に回らないという利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0015】(全体構成)図1(A)は、本例の指針式
電子時計の全体構成を示す概略構成図である。なお、本
例の指針式電子時計の基本的な構造は、従来の指針式電
子時計と同様である為、共通する機能を有する部分につ
いては、同じ符号を付して説明する。
電子時計の全体構成を示す概略構成図である。なお、本
例の指針式電子時計の基本的な構造は、従来の指針式電
子時計と同様である為、共通する機能を有する部分につ
いては、同じ符号を付して説明する。
【0016】図1(A)において、本例の指針式電子時
計1は、指針表示式のアナログ水晶腕時計であり、回路
基板31に実装した水晶振動子32から送出された信号
に基づいて、ステップモータ40が駆動されるようにな
っている。ステップモータ40は、2極に着磁された永
久磁石製のモータ用ロータ42と、このモータ用ロータ
42が配置される筒状のロータ配置穴430を有するモ
ータ用ステータ43と、コイル41を巻いた磁心44か
らなるコイルブロックとから構成されている。モータ用
ロータ42には、かな部を介して、三番車53、二番車
54、日の裏車55、筒車56からなる時計用輪列50
が接続されている。二番車54の軸端には分針69が固
定され、筒車56の円筒軸の先端には時針63が固定さ
れている。これらの二番車54および筒車56が指針車
である。
計1は、指針表示式のアナログ水晶腕時計であり、回路
基板31に実装した水晶振動子32から送出された信号
に基づいて、ステップモータ40が駆動されるようにな
っている。ステップモータ40は、2極に着磁された永
久磁石製のモータ用ロータ42と、このモータ用ロータ
42が配置される筒状のロータ配置穴430を有するモ
ータ用ステータ43と、コイル41を巻いた磁心44か
らなるコイルブロックとから構成されている。モータ用
ロータ42には、かな部を介して、三番車53、二番車
54、日の裏車55、筒車56からなる時計用輪列50
が接続されている。二番車54の軸端には分針69が固
定され、筒車56の円筒軸の先端には時針63が固定さ
れている。これらの二番車54および筒車56が指針車
である。
【0017】ステップモータ40を駆動するための電源
部10は、小型発電機20および二次電源30(キャパ
シタ)によって大略構成されている。小型発電機20
は、指針式電子時計1を嵌めた腕を動かしたときに発電
するように、腕の動きによって回転する片錘の回転錘2
5と、この回転錘25から運動エネルギーを受けて回転
する発電用ロータ21と、この発電用ロータ21を挟む
発電用ステータ22と、この発電用ステータ22および
発電用ロータ21と磁気回路を構成する発電用コイル2
3とから構成されている。
部10は、小型発電機20および二次電源30(キャパ
シタ)によって大略構成されている。小型発電機20
は、指針式電子時計1を嵌めた腕を動かしたときに発電
するように、腕の動きによって回転する片錘の回転錘2
5と、この回転錘25から運動エネルギーを受けて回転
する発電用ロータ21と、この発電用ロータ21を挟む
発電用ステータ22と、この発電用ステータ22および
発電用ロータ21と磁気回路を構成する発電用コイル2
3とから構成されている。
【0018】回転錘25と発電用ロータ21は、回転錘
25の回転動作を増速して伝達する発電用輪列60によ
って機構的に接続されており、この発電用輪列60は、
回転錘25と一体に形成された回転錘車61と、この歯
車とかみ合うかな部を備える発電用ロータ伝え車62と
から構成されている。発電用ロータ21は、磁極N、S
が形成された永久磁石であり、回転錘25の回転が伝達
されると、磁極N、Sが回転するので、発電用コイル2
3から誘導起電力を得ることができ、二次電源30を充
電することができる。この回転錘25は、時計の使用者
の動きによって回転する。使用者の動きとは、たとえば
腕時計の携帯者の腕の振りであったり、懐中時計の使用
者の歩行などによる振動である。また、特殊な例とし
て、クジラなどの動物に取り付けた場合には、その動物
の回遊や歩行運動による振動のことである。
25の回転動作を増速して伝達する発電用輪列60によ
って機構的に接続されており、この発電用輪列60は、
回転錘25と一体に形成された回転錘車61と、この歯
車とかみ合うかな部を備える発電用ロータ伝え車62と
から構成されている。発電用ロータ21は、磁極N、S
が形成された永久磁石であり、回転錘25の回転が伝達
されると、磁極N、Sが回転するので、発電用コイル2
3から誘導起電力を得ることができ、二次電源30を充
電することができる。この回転錘25は、時計の使用者
の動きによって回転する。使用者の動きとは、たとえば
腕時計の携帯者の腕の振りであったり、懐中時計の使用
者の歩行などによる振動である。また、特殊な例とし
て、クジラなどの動物に取り付けた場合には、その動物
の回遊や歩行運動による振動のことである。
【0019】回転錘25は、詳しくは後述するが、その
回転中心部分に回転錘固定用ねじ250が取り付けられ
ている。この回転錘25において、回転錘固定用ねじ2
50(回転中心部)の周辺部分は、薄板からなる回転錘
体251(肉薄部)で構成され、その外周部分に回転重
錘252(肉厚部)が連接されている。このような回転
重錘252の使用によって、時計体を薄型化しても、回
転錘25の重量のアンバランス量を高めてある。
回転中心部分に回転錘固定用ねじ250が取り付けられ
ている。この回転錘25において、回転錘固定用ねじ2
50(回転中心部)の周辺部分は、薄板からなる回転錘
体251(肉薄部)で構成され、その外周部分に回転重
錘252(肉厚部)が連接されている。このような回転
重錘252の使用によって、時計体を薄型化しても、回
転錘25の重量のアンバランス量を高めてある。
【0020】(回転錘の構造)回転錘25において、回
転錘体251は、回転重錘252に加わった衝撃がムー
ブメントに直に伝わってムーブメントが破損するのを防
ぐために衝撃緩和構造を有している。このような衝撃緩
和構造として、回転錘体251には回転錘固定用ねじ2
50の周りに溝状の開口259を形成し、回転錘体25
1を撓みやすくしてある。本形態では、回転錘25の略
半円形ではあるが、開口259を回転錘固定用ねじ25
0の周りに回り込むように形成することにより、開口2
59を180°以上の角度範囲にわたって形成してあ
る。これにより、時計の小型化にともない、回転錘25
が小型化されてもばね性を確保でき、回転錘体251の
機能は損なわれない。
転錘体251は、回転重錘252に加わった衝撃がムー
ブメントに直に伝わってムーブメントが破損するのを防
ぐために衝撃緩和構造を有している。このような衝撃緩
和構造として、回転錘体251には回転錘固定用ねじ2
50の周りに溝状の開口259を形成し、回転錘体25
1を撓みやすくしてある。本形態では、回転錘25の略
半円形ではあるが、開口259を回転錘固定用ねじ25
0の周りに回り込むように形成することにより、開口2
59を180°以上の角度範囲にわたって形成してあ
る。これにより、時計の小型化にともない、回転錘25
が小型化されてもばね性を確保でき、回転錘体251の
機能は損なわれない。
【0021】本形態において、図1(B)に示すよう
に、回転錘25は、内周側に位置する肉薄の回転錘体2
51と、この回転錘体251の外周側に対する重ね合わ
せ部分において回転錘体251の側から溶接された肉厚
の回転重錘252とから構成されているので、回転錘体
251と回転重錘252との溶接部分に相当する領域を
凹部253にしておけば、溶接作業の際に溶接指定位置
がわかりやすく、溶接作業が容易となる。また、溶接痕
は凹部253内に形成されるので、溶接痕は回転錘25
の表面から突出した状態にならない。
に、回転錘25は、内周側に位置する肉薄の回転錘体2
51と、この回転錘体251の外周側に対する重ね合わ
せ部分において回転錘体251の側から溶接された肉厚
の回転重錘252とから構成されているので、回転錘体
251と回転重錘252との溶接部分に相当する領域を
凹部253にしておけば、溶接作業の際に溶接指定位置
がわかりやすく、溶接作業が容易となる。また、溶接痕
は凹部253内に形成されるので、溶接痕は回転錘25
の表面から突出した状態にならない。
【0022】また、図1(C)に示すように、回転錘2
5において、内周側に位置する肉薄の回転錘体251
と、その外周側に位置する肉厚の回転重錘252との重
ね合わせ部分において、回転錘体251の側から溶接す
るのであれば、回転錘体251を回転重錘252に対し
て地板(図示せず。)の側で重ねておくことが好まし
い。このように構成すると、溶接痕は地板で覆われるの
で、回転錘25を外部から見える構造としたときも見栄
えがよい。
5において、内周側に位置する肉薄の回転錘体251
と、その外周側に位置する肉厚の回転重錘252との重
ね合わせ部分において、回転錘体251の側から溶接す
るのであれば、回転錘体251を回転重錘252に対し
て地板(図示せず。)の側で重ねておくことが好まし
い。このように構成すると、溶接痕は地板で覆われるの
で、回転錘25を外部から見える構造としたときも見栄
えがよい。
【0023】(回転錘および輪列の固定構造)発電機能
および運針機能を担う各部品の配置構造を説明する。
および運針機能を担う各部品の配置構造を説明する。
【0024】図2は、本形態の指針式電子時計において
各部品を支持する地板2、第1の輪列受3、および第2
の輪列受6のレイアウトを示す平面図であり、地板2、
第1の輪列受3、および第2の輪列受6の輪郭について
は太い実線、太い点線、および太い一点鎖線で示し、そ
の他の部品は細線で示してある。
各部品を支持する地板2、第1の輪列受3、および第2
の輪列受6のレイアウトを示す平面図であり、地板2、
第1の輪列受3、および第2の輪列受6の輪郭について
は太い実線、太い点線、および太い一点鎖線で示し、そ
の他の部品は細線で示してある。
【0025】図2において、地板2の中心部分が回転錘
25および各指針の回転中心となるべき部分である。地
板2は、裏面側に時計の文字板が配置されるようになっ
ており、図面には、地板2の各角度方向に、この方向に
対応する各時刻(3時、6時、9時、12時)を付して
ある。回転錘25の回転領域は、地板2の外周縁よりや
や内側に一点鎖線L1で示した領域である。この一点鎖
線L1の内側には、回転錘25に構成してある回転錘体
251(肉薄部)と回転重錘252(肉厚部)との境界
部分の回転位置を一点鎖線L2で表してある。
25および各指針の回転中心となるべき部分である。地
板2は、裏面側に時計の文字板が配置されるようになっ
ており、図面には、地板2の各角度方向に、この方向に
対応する各時刻(3時、6時、9時、12時)を付して
ある。回転錘25の回転領域は、地板2の外周縁よりや
や内側に一点鎖線L1で示した領域である。この一点鎖
線L1の内側には、回転錘25に構成してある回転錘体
251(肉薄部)と回転重錘252(肉厚部)との境界
部分の回転位置を一点鎖線L2で表してある。
【0026】(時計用輪列の配置)図3は、図2におい
て、日の裏車55、回転錘25の中心(回転錘固定用ね
じ)、二番車54、筒車56、三番車53、モータ用ロ
ータ42、止めねじ26を通る位置で切断したときの断
面図である。
て、日の裏車55、回転錘25の中心(回転錘固定用ね
じ)、二番車54、筒車56、三番車53、モータ用ロ
ータ42、止めねじ26を通る位置で切断したときの断
面図である。
【0027】図2および図3に示すように、回転錘25
の内周側に相当する領域(肉薄部251の回転領域)に
は、図1を参照して説明した三番車53、二番車54、
日の裏車55、筒車56などといった高さ寸法が大きい
時計用輪列50が配置されている。これらの時計用輪列
50のうち、三番車53、日の裏車55、およびモータ
用ロータ42は、地板2と、この地板2に対向配置され
た平板状の第1の輪列受3との間で穴石Sなどからなる
ほぞ枠を介して支持されている。この第1の輪列受3
は、全体が回転錘25の肉薄部251の回転領域の内
側、すなわち一点鎖線L2の内側に配置されている。
の内周側に相当する領域(肉薄部251の回転領域)に
は、図1を参照して説明した三番車53、二番車54、
日の裏車55、筒車56などといった高さ寸法が大きい
時計用輪列50が配置されている。これらの時計用輪列
50のうち、三番車53、日の裏車55、およびモータ
用ロータ42は、地板2と、この地板2に対向配置され
た平板状の第1の輪列受3との間で穴石Sなどからなる
ほぞ枠を介して支持されている。この第1の輪列受3
は、全体が回転錘25の肉薄部251の回転領域の内
側、すなわち一点鎖線L2の内側に配置されている。
【0028】ここで、時計用輪列50とその周辺の配置
について詳しく説明する。ムーブメントの平面方向にお
いて、その中心部には分針69が支持された二番車54
が配置されている。厚さ方向において、二番車54の歯
車部分から回転錘25の方向には、二番車54のかな
部、三番車53、第2の輪列受6に支持された二番車5
4の上ほぞ軸受け部、第1の輪列受3に固定されたベア
リング軸97、ボールベアリング90、回転錘固定用ね
じ250がこの順に配置され、この部分でムーブメント
の厚さが決まっている。
について詳しく説明する。ムーブメントの平面方向にお
いて、その中心部には分針69が支持された二番車54
が配置されている。厚さ方向において、二番車54の歯
車部分から回転錘25の方向には、二番車54のかな
部、三番車53、第2の輪列受6に支持された二番車5
4の上ほぞ軸受け部、第1の輪列受3に固定されたベア
リング軸97、ボールベアリング90、回転錘固定用ね
じ250がこの順に配置され、この部分でムーブメント
の厚さが決まっている。
【0029】三番車53、日の裏車55、モータ用ロー
タ42は、第1の輪列受3と地板2との間で支持されて
おり、第2の輪列受6と地板2との間で支持されている
部品と比較して、第2の輪列受6の板厚分、上ほぞ(第
1の輪列受3の側のほぞ)と下ほぞ(地板2の側のほ
ぞ)との距離を長くできる。従って、三番車53、日の
裏車55、モータ用ロータ42については、上下の軸受
部が平面位置が多少ずれてもこれらの輪列の傾きを小さ
くできる。それ故、三番車53、日の裏車55、モータ
用ロータ42では、上ほぞまたは下ほぞでの軋みや歯車
の噛み合い部分での過負荷を抑えることができるので、
伝達効率の低下を防止できる。
タ42は、第1の輪列受3と地板2との間で支持されて
おり、第2の輪列受6と地板2との間で支持されている
部品と比較して、第2の輪列受6の板厚分、上ほぞ(第
1の輪列受3の側のほぞ)と下ほぞ(地板2の側のほ
ぞ)との距離を長くできる。従って、三番車53、日の
裏車55、モータ用ロータ42については、上下の軸受
部が平面位置が多少ずれてもこれらの輪列の傾きを小さ
くできる。それ故、三番車53、日の裏車55、モータ
用ロータ42では、上ほぞまたは下ほぞでの軋みや歯車
の噛み合い部分での過負荷を抑えることができるので、
伝達効率の低下を防止できる。
【0030】また、三番車53、日の裏車55、モータ
用ロータ42において、第2の輪列受6と同じ高さ位置
にある部分では、第2の輪列受6の板厚分、上ほぞ部と
かな部あるいは歯車部分とをつなぐ胴付け部(あがき決
め部)を長くすることができる。通常、ほぞの軸受部に
は潤滑油を付けるが、胴付け部が短くて上ほぞ部とかな
部あるいは歯車部分との距離が短いと、表面張力により
盛り上がった潤滑油がかな部または歯車部分に付着しや
すくなり、軸受け部での保油性が低下する。しかるに本
形態では、第2の輪列受6を配置することにより胴付け
部を長くし、上ほぞ部とかな部あるいは歯車部分とを遠
ざけてあるので、軸受け部での保油性を向上させること
ができる。
用ロータ42において、第2の輪列受6と同じ高さ位置
にある部分では、第2の輪列受6の板厚分、上ほぞ部と
かな部あるいは歯車部分とをつなぐ胴付け部(あがき決
め部)を長くすることができる。通常、ほぞの軸受部に
は潤滑油を付けるが、胴付け部が短くて上ほぞ部とかな
部あるいは歯車部分との距離が短いと、表面張力により
盛り上がった潤滑油がかな部または歯車部分に付着しや
すくなり、軸受け部での保油性が低下する。しかるに本
形態では、第2の輪列受6を配置することにより胴付け
部を長くし、上ほぞ部とかな部あるいは歯車部分とを遠
ざけてあるので、軸受け部での保油性を向上させること
ができる。
【0031】また、第2の輪列受6で上ほぞが支持され
る二番車54は、第1の輪列受で上ほぞが支持される時
計用輪列50に比較して厚み方向において低い位置に配
置されるが、地板2の側において断面逆L字形状の中心
パイプで下ほぞを案内するため、上ほぞと下ほぞの距離
を実質的に十分長く確保した構造になっている。それ
故、二番車54についても傾きを小さくでき、機能上支
障のない構造になっている。
る二番車54は、第1の輪列受で上ほぞが支持される時
計用輪列50に比較して厚み方向において低い位置に配
置されるが、地板2の側において断面逆L字形状の中心
パイプで下ほぞを案内するため、上ほぞと下ほぞの距離
を実質的に十分長く確保した構造になっている。それ
故、二番車54についても傾きを小さくでき、機能上支
障のない構造になっている。
【0032】ここで、第1の輪列受3は3本の止めねじ
17、18、26によって、後述する第2の輪列受とと
もに地板2に固定され、いずれのねじ止め部分も肉薄部
251の回転領域の内側に位置している。このようなね
じを用いた固定は、長期間の使用や繰り返し脱着したと
きの信頼性に優れ、かつ、構造が簡単なことからコスト
的にも安価にすることが可能である。また、図2からわ
かるように、3本の止めねじ17、18、26によるね
じ止め箇所で平面的に囲まれた領域内に、時計用輪列5
0を構成する各歯車(三番車53、二番車54、日の裏
車55、筒車56)が位置している。また、第1の輪列
受3は発電用輪列60と時計用輪列50の全てに重なる
範囲に配置されているが、第2の輪列受6は、前記の3
本の止めねじ17、18、26のうち、止めねじ17、
18によって第1の輪列受3とともに地板2に固定さ
れ、発電用輪列60の発電用ロータ21および発電用ロ
ータ伝え車62と重ならず、時計用輪列50と概略重な
るように配置されている。このような止めねじ17、1
8、26によるねじ止め箇所で囲まれた領域は、第1の
輪列受3が時計用輪列50の側に変形しようとしたとき
でも、第2の輪列受6によって補強されているため、大
きな強度を有するので、第1の輪列受3は確実に各歯車
(三番車53、二番車54、日の裏車55、筒車56)
を支持することができる。しかも、第1の輪列受3を地
板2に固定する止めねじ17、18、26は、回転錘2
5を第1の輪列受3に取り付ける回転錘固定ねじ250
を取り囲むように複数個配置され、かつ、第1の輪列受
3を地板2に固定する止めねじ17、18、26の全て
が回転錘固定ねじ250から回転錘25の外径寸法の1
/2に相当する半径距離内に配置されている。このた
め、回転錘25により外力が第1の輪列受3に働いて
も、この輪列受を固定する止めねじの部分が中心付近で
支えるので、第1の輪列受3が撓みにくくなり、輪列の
支持が確実に行え、輪列も破壊しない。また、回転錘2
5の固定部分が安定するため、回転錘25の傾きを抑え
ることもできる。
17、18、26によって、後述する第2の輪列受とと
もに地板2に固定され、いずれのねじ止め部分も肉薄部
251の回転領域の内側に位置している。このようなね
じを用いた固定は、長期間の使用や繰り返し脱着したと
きの信頼性に優れ、かつ、構造が簡単なことからコスト
的にも安価にすることが可能である。また、図2からわ
かるように、3本の止めねじ17、18、26によるね
じ止め箇所で平面的に囲まれた領域内に、時計用輪列5
0を構成する各歯車(三番車53、二番車54、日の裏
車55、筒車56)が位置している。また、第1の輪列
受3は発電用輪列60と時計用輪列50の全てに重なる
範囲に配置されているが、第2の輪列受6は、前記の3
本の止めねじ17、18、26のうち、止めねじ17、
18によって第1の輪列受3とともに地板2に固定さ
れ、発電用輪列60の発電用ロータ21および発電用ロ
ータ伝え車62と重ならず、時計用輪列50と概略重な
るように配置されている。このような止めねじ17、1
8、26によるねじ止め箇所で囲まれた領域は、第1の
輪列受3が時計用輪列50の側に変形しようとしたとき
でも、第2の輪列受6によって補強されているため、大
きな強度を有するので、第1の輪列受3は確実に各歯車
(三番車53、二番車54、日の裏車55、筒車56)
を支持することができる。しかも、第1の輪列受3を地
板2に固定する止めねじ17、18、26は、回転錘2
5を第1の輪列受3に取り付ける回転錘固定ねじ250
を取り囲むように複数個配置され、かつ、第1の輪列受
3を地板2に固定する止めねじ17、18、26の全て
が回転錘固定ねじ250から回転錘25の外径寸法の1
/2に相当する半径距離内に配置されている。このた
め、回転錘25により外力が第1の輪列受3に働いて
も、この輪列受を固定する止めねじの部分が中心付近で
支えるので、第1の輪列受3が撓みにくくなり、輪列の
支持が確実に行え、輪列も破壊しない。また、回転錘2
5の固定部分が安定するため、回転錘25の傾きを抑え
ることもできる。
【0033】(発電用輪列の配置)図4(A)は、図2
において、発電用コイル23、発電用ロータ21、発電
用ロータ伝え車62、日の裏車55、回転錘25の中心
(回転錘固定用ねじ)、二番車54、筒車56を通る位
置で切断したときの断面図である。
において、発電用コイル23、発電用ロータ21、発電
用ロータ伝え車62、日の裏車55、回転錘25の中心
(回転錘固定用ねじ)、二番車54、筒車56を通る位
置で切断したときの断面図である。
【0034】図2および図4(A)に示すように、回転
錘25の回転領域の内、回転錘体251(肉薄部)の回
転領域から回転重錘252(肉厚部)の回転領域にかか
る領域に小型発電機20が構成されている。図4(A)
からわかるように、小型発電機20において、発電用ロ
ータ21のかな部210には発電用ロータ伝え車62が
噛み合い、この発電用ロータ伝え車62のかな部620
には、回転錘25と一緒に回転する回転錘車61が噛み
合っている。ここで、回転錘車61はもちろんのこと、
発電用ロータ伝え車62も高さ寸法が大きいので、回転
錘体251(肉薄部)の回転領域内に配置されている。
錘25の回転領域の内、回転錘体251(肉薄部)の回
転領域から回転重錘252(肉厚部)の回転領域にかか
る領域に小型発電機20が構成されている。図4(A)
からわかるように、小型発電機20において、発電用ロ
ータ21のかな部210には発電用ロータ伝え車62が
噛み合い、この発電用ロータ伝え車62のかな部620
には、回転錘25と一緒に回転する回転錘車61が噛み
合っている。ここで、回転錘車61はもちろんのこと、
発電用ロータ伝え車62も高さ寸法が大きいので、回転
錘体251(肉薄部)の回転領域内に配置されている。
【0035】(回転錘の衝撃受け構造)回転錘25にお
いて、回転錘体251には衝撃緩和機能が付与されるた
め、回転錘25の外周部分は上下動しながら回転するこ
とになる。かかる上下動を受けるための構造として、本
形態では、中枠5(固定枠)を利用する。すなわち、地
板2上に構成されたムーブメントは、その外周側で中枠
5を挟む裏蓋68と時計ケースの胴78との間に収納さ
れる。この状態で、中枠5は回転錘25の外周部分に重
なる位置まで届いている。本形態では、中枠5の内周寄
りの部分501のうち、回転錘25に対峙する側の端面
には、回転錘25に向けて突出するだぼ502が形成さ
れている。このだぼ502をだぼ周辺の部品よりも厚み
方向で回転錘25に近い高さ位置に設定することで、回
転錘25が上下動しながら回転したときには、回転錘2
5は中枠5のだぼ502に最初に当たり、その姿勢が正
されることから、だぼ周辺の部品が回転錘25の接触に
より破壊することを防止できる。また、中枠5にだぼ5
02を等角度間隔で複数形成することにより、回転錘2
5が上下動しながら回転したときには、回転錘25は中
枠5のだぼ50の幾つかに交互に当たり、その姿勢を正
されることから、ムーブメント全体が回転錘25の接触
により破損することを防止することが可能となる。
いて、回転錘体251には衝撃緩和機能が付与されるた
め、回転錘25の外周部分は上下動しながら回転するこ
とになる。かかる上下動を受けるための構造として、本
形態では、中枠5(固定枠)を利用する。すなわち、地
板2上に構成されたムーブメントは、その外周側で中枠
5を挟む裏蓋68と時計ケースの胴78との間に収納さ
れる。この状態で、中枠5は回転錘25の外周部分に重
なる位置まで届いている。本形態では、中枠5の内周寄
りの部分501のうち、回転錘25に対峙する側の端面
には、回転錘25に向けて突出するだぼ502が形成さ
れている。このだぼ502をだぼ周辺の部品よりも厚み
方向で回転錘25に近い高さ位置に設定することで、回
転錘25が上下動しながら回転したときには、回転錘2
5は中枠5のだぼ502に最初に当たり、その姿勢が正
されることから、だぼ周辺の部品が回転錘25の接触に
より破壊することを防止できる。また、中枠5にだぼ5
02を等角度間隔で複数形成することにより、回転錘2
5が上下動しながら回転したときには、回転錘25は中
枠5のだぼ50の幾つかに交互に当たり、その姿勢を正
されることから、ムーブメント全体が回転錘25の接触
により破損することを防止することが可能となる。
【0036】(番車などへの潤滑油飛散防止構造)図2
および図4において、発電用輪列60のうち、発電用ロ
ータ21は、手振りのような激しい動きによって回転錘
25が回転したときには約10万rpmと高速回転する
発電用高速回転歯車であり、発電用ロータ伝え車62
は、手振りのような激しい動きによって回転錘25が回
転したときには約1万rpmと高速回転する発電用高速
回転歯車であり、これらの歯車が高速回転したときには
それらに付与しておいた潤滑油が周囲に飛散しやすい。
および図4において、発電用輪列60のうち、発電用ロ
ータ21は、手振りのような激しい動きによって回転錘
25が回転したときには約10万rpmと高速回転する
発電用高速回転歯車であり、発電用ロータ伝え車62
は、手振りのような激しい動きによって回転錘25が回
転したときには約1万rpmと高速回転する発電用高速
回転歯車であり、これらの歯車が高速回転したときには
それらに付与しておいた潤滑油が周囲に飛散しやすい。
【0037】そこで、本形態では、発電用ロータ伝え車
62および発電用ロータ21が配置されている領域と、
分針69が固定された二番車54とは限られた領域内で
できるだけ離間するように配置されている。このため、
発電用ロータ伝え車62および発電用ロータ21が高速
回転した際に潤滑油が飛散しても、潤滑油は二番車54
に届きにくい。しかも、発電用ロータ伝え車62および
発電用ロータ21が配置されている領域と、二番車54
との間には日の裏車55が配置されている。このため、
発電用ロータ伝え車62および発電用ロータ21から潤
滑油が飛散しても、この潤滑油は日の裏車55で遮ら
れ、二番車54に届くことはない。ここで、日の裏車5
5は、分針69が取り付けられている二番車54と噛み
合ってその回転駆動力を時針が取り付けられている筒車
56に伝達する高回転トルク歯車(中間車)である。従
って、日の裏車55に潤滑油が付着しても、日の裏車5
5の回転には支障はない。
62および発電用ロータ21が配置されている領域と、
分針69が固定された二番車54とは限られた領域内で
できるだけ離間するように配置されている。このため、
発電用ロータ伝え車62および発電用ロータ21が高速
回転した際に潤滑油が飛散しても、潤滑油は二番車54
に届きにくい。しかも、発電用ロータ伝え車62および
発電用ロータ21が配置されている領域と、二番車54
との間には日の裏車55が配置されている。このため、
発電用ロータ伝え車62および発電用ロータ21から潤
滑油が飛散しても、この潤滑油は日の裏車55で遮ら
れ、二番車54に届くことはない。ここで、日の裏車5
5は、分針69が取り付けられている二番車54と噛み
合ってその回転駆動力を時針が取り付けられている筒車
56に伝達する高回転トルク歯車(中間車)である。従
って、日の裏車55に潤滑油が付着しても、日の裏車5
5の回転には支障はない。
【0038】また、図2からわかるように、日の裏車5
5の側方位置には小鉄車79も配置され、発電用ロータ
伝え車62からみて小鉄車79および日の裏車55の背
後にモータ用ロータ42が配置されている。このため、
発電用ロータ伝え車62および発電用ロータ21から潤
滑油が飛散しても、この潤滑油は小鉄車79および日の
裏車55で遮られ、モータ用ロータ42に届くことはな
い。ここで、小鉄車79は、竜頭7を介して時刻合わせ
をする際に巻真70の回転を時計用輪列50(日の裏車
55)に伝達する高回転トルク歯車(中間車)である
(図10および図13(B)参照。)。従って、小鉄車
79に潤滑油が付着してもその回転には支障はない。
5の側方位置には小鉄車79も配置され、発電用ロータ
伝え車62からみて小鉄車79および日の裏車55の背
後にモータ用ロータ42が配置されている。このため、
発電用ロータ伝え車62および発電用ロータ21から潤
滑油が飛散しても、この潤滑油は小鉄車79および日の
裏車55で遮られ、モータ用ロータ42に届くことはな
い。ここで、小鉄車79は、竜頭7を介して時刻合わせ
をする際に巻真70の回転を時計用輪列50(日の裏車
55)に伝達する高回転トルク歯車(中間車)である
(図10および図13(B)参照。)。従って、小鉄車
79に潤滑油が付着してもその回転には支障はない。
【0039】また、図2、図3および図4に示すよう
に、モータ用ロータ42に噛み合う三番車53は、発電
用ロータ伝え車62からみて日の裏車55および二番車
54の背後に配置されている。その結果、時計用輪列5
0のうちモータ用ロータ42から最も回転速度の速い指
針(二針の時計では分針)が取り付けられた二番車54
までに至る全ての時計用輪列が発電用ロータ伝え車62
からみて日の裏車55(高回転トルク歯車)の背後に配
置されていることになる。従って、発電用ロータ伝え車
62から三番車53に向かって飛散してくる潤滑油は日
の裏車55および二番車54によって遮られる。また、
日の裏車55と二番車54の配置によって、三番車53
を発電用ロータ伝え車62からより離すことができるの
で、発電用ロータ伝え車62から飛散した潤滑油は三番
車53により届きにくくなる。それ故、三番車53も低
回転トルクで駆動されるが、潤滑油が付着しないので、
発電用ロータ伝え車62から飛散してくる潤滑油の影響
を受けることなく常にスムーズに回転する。
に、モータ用ロータ42に噛み合う三番車53は、発電
用ロータ伝え車62からみて日の裏車55および二番車
54の背後に配置されている。その結果、時計用輪列5
0のうちモータ用ロータ42から最も回転速度の速い指
針(二針の時計では分針)が取り付けられた二番車54
までに至る全ての時計用輪列が発電用ロータ伝え車62
からみて日の裏車55(高回転トルク歯車)の背後に配
置されていることになる。従って、発電用ロータ伝え車
62から三番車53に向かって飛散してくる潤滑油は日
の裏車55および二番車54によって遮られる。また、
日の裏車55と二番車54の配置によって、三番車53
を発電用ロータ伝え車62からより離すことができるの
で、発電用ロータ伝え車62から飛散した潤滑油は三番
車53により届きにくくなる。それ故、三番車53も低
回転トルクで駆動されるが、潤滑油が付着しないので、
発電用ロータ伝え車62から飛散してくる潤滑油の影響
を受けることなく常にスムーズに回転する。
【0040】さらに、図4に示すように、高回転トルク
の日の裏車55の歯が形成されている部分(日の裏車5
5と二番車54との噛み合い部分/日の裏車55と小鉄
車79との噛み合い部分:図13(B)参照。)は発電
用ロータ伝え車62と発電用ロータ21との噛み合い部
分と異なる高さ位置にある。従って、発電用ロータ伝え
車62や発電用ロータ21から飛散してきた潤滑油が日
の裏車55や小鉄車79に付着しても、潤滑油は日の裏
車55や小鉄車79の回転軸に付着するだけで、その歯
には潤滑油が付着しない。それ故、潤滑油は低回転トル
クの歯車の噛み合い部分などといった不必要な部分に回
ることがない。また、厚み方向で発電用ロータ伝え車6
2の歯車を日の裏車55の歯車よりも第1の輪列受3の
側に配置し、日の裏車55と発電用ロータ伝え車62と
を平面方向で部分的に重ねることにより、ムーブメント
の小型化が可能となる。
の日の裏車55の歯が形成されている部分(日の裏車5
5と二番車54との噛み合い部分/日の裏車55と小鉄
車79との噛み合い部分:図13(B)参照。)は発電
用ロータ伝え車62と発電用ロータ21との噛み合い部
分と異なる高さ位置にある。従って、発電用ロータ伝え
車62や発電用ロータ21から飛散してきた潤滑油が日
の裏車55や小鉄車79に付着しても、潤滑油は日の裏
車55や小鉄車79の回転軸に付着するだけで、その歯
には潤滑油が付着しない。それ故、潤滑油は低回転トル
クの歯車の噛み合い部分などといった不必要な部分に回
ることがない。また、厚み方向で発電用ロータ伝え車6
2の歯車を日の裏車55の歯車よりも第1の輪列受3の
側に配置し、日の裏車55と発電用ロータ伝え車62と
を平面方向で部分的に重ねることにより、ムーブメント
の小型化が可能となる。
【0041】なお、発電用ロータ伝え車62および発電
用ロータ21からみて小鉄車79の背後に二番車54を
配置してもよい。このように構成すると、発電用ロータ
伝え車62から二番車54に向かって飛散してくる潤滑
油を小鉄車79、あるいは小鉄車79および日の裏車5
5の双方で遮ることができる。
用ロータ21からみて小鉄車79の背後に二番車54を
配置してもよい。このように構成すると、発電用ロータ
伝え車62から二番車54に向かって飛散してくる潤滑
油を小鉄車79、あるいは小鉄車79および日の裏車5
5の双方で遮ることができる。
【0042】このように、本形態では、全体としては各
歯車を近接配置しても、潤滑油の飛散の影響を抑えるこ
とができるので、指針式電子時計1の小型・薄型化を図
ることができる。すなわち、発電用ロータ21や発電用
ロータ伝え車62が高速回転したときの遠心力によりそ
れから潤滑油が飛散しても、低回転トルクの歯車の噛み
合い部分などに潤滑油が付着し難く、潤滑油が起こす回
転負荷(粘性負荷)の増大を防止できる。また、低回転
トルクの歯車同士の間、あるいは低回転トルクの歯車と
輪列受(第1の輪列受3や第2の輪列受6)との狭い隙
間に潤滑油が入り込むと、潤滑油を介して互いに吸いつ
いてしまうが、本形態では、このような部分にも潤滑油
が付着しない。従って、時計に用いたモータ用ロータ4
2は微小トルクで回転するように構成されているが、そ
れでも、潤滑油が起こす回転負荷の増大がないので、モ
ータ用ロータ42が停止することによる時計の停止や遅
れが発生しない。また、潤滑油が起こす回転負荷の増大
がないので、消費電流の増大がなく、エネルギー収支面
でも好ましい。
歯車を近接配置しても、潤滑油の飛散の影響を抑えるこ
とができるので、指針式電子時計1の小型・薄型化を図
ることができる。すなわち、発電用ロータ21や発電用
ロータ伝え車62が高速回転したときの遠心力によりそ
れから潤滑油が飛散しても、低回転トルクの歯車の噛み
合い部分などに潤滑油が付着し難く、潤滑油が起こす回
転負荷(粘性負荷)の増大を防止できる。また、低回転
トルクの歯車同士の間、あるいは低回転トルクの歯車と
輪列受(第1の輪列受3や第2の輪列受6)との狭い隙
間に潤滑油が入り込むと、潤滑油を介して互いに吸いつ
いてしまうが、本形態では、このような部分にも潤滑油
が付着しない。従って、時計に用いたモータ用ロータ4
2は微小トルクで回転するように構成されているが、そ
れでも、潤滑油が起こす回転負荷の増大がないので、モ
ータ用ロータ42が停止することによる時計の停止や遅
れが発生しない。また、潤滑油が起こす回転負荷の増大
がないので、消費電流の増大がなく、エネルギー収支面
でも好ましい。
【0043】また、二番車54への潤滑油の付着を防ぐ
のは、時針63が取り付けられた筒車56と噛み合う日
の裏車55(中間車/高回転トルク歯車)や竜頭7を介
して時刻合わせをする際に巻真70の回転を時計用輪列
50に伝達する小鉄車79(中間車/高回転トルク歯
車)であり、新たに追加した部品ではない。従って、こ
の点からも、指針式電子時計1の小型・薄型化に適して
いる。しかも、このような高回転トルク歯車であれば、
潤滑油に対する遮蔽物として用いたために潤滑油がたと
え付着したとしても、その回転が妨げられることはな
い。
のは、時針63が取り付けられた筒車56と噛み合う日
の裏車55(中間車/高回転トルク歯車)や竜頭7を介
して時刻合わせをする際に巻真70の回転を時計用輪列
50に伝達する小鉄車79(中間車/高回転トルク歯
車)であり、新たに追加した部品ではない。従って、こ
の点からも、指針式電子時計1の小型・薄型化に適して
いる。しかも、このような高回転トルク歯車であれば、
潤滑油に対する遮蔽物として用いたために潤滑油がたと
え付着したとしても、その回転が妨げられることはな
い。
【0044】また、発電用ロータ伝え車62に近い位置
には、日の裏車55や小鉄車79のように回転トルクの
高い輪列を配置するとともに、そこから遠い領域に向か
って二番車54、三番車53、モータ用ロータ42をこ
の順に配置してもよい。すなわち、発電用ロータ伝え車
62からモータ用ロータ42に至る領域において、発電
用ロータ伝え車62の方からモータ用ロータ42の方に
向かって時計用輪列50を回転トルクの大きな歯車の順
に配置すると、低トルクで回転するために潤滑油の付着
がその回転に支障が及びやすい歯車ほど潤滑油が付着し
にくい配置にすることができる。従って、低回転トルク
の歯車の噛み合い部、低回転トルクの歯車同士の隙間、
あるいは低回転トルクの歯車と輪列受との隙間に潤滑油
が入り込むことによる回転負荷の増大を防止でき、時計
の止まりや遅れを防止できる。
には、日の裏車55や小鉄車79のように回転トルクの
高い輪列を配置するとともに、そこから遠い領域に向か
って二番車54、三番車53、モータ用ロータ42をこ
の順に配置してもよい。すなわち、発電用ロータ伝え車
62からモータ用ロータ42に至る領域において、発電
用ロータ伝え車62の方からモータ用ロータ42の方に
向かって時計用輪列50を回転トルクの大きな歯車の順
に配置すると、低トルクで回転するために潤滑油の付着
がその回転に支障が及びやすい歯車ほど潤滑油が付着し
にくい配置にすることができる。従って、低回転トルク
の歯車の噛み合い部、低回転トルクの歯車同士の隙間、
あるいは低回転トルクの歯車と輪列受との隙間に潤滑油
が入り込むことによる回転負荷の増大を防止でき、時計
の止まりや遅れを防止できる。
【0045】さらに、本形態では、図4からわかるよう
に、発電用ロータ伝え車62と発電用ロータ21との噛
み合い部分と同じ高さ位置に、詳しくは後述する第2の
輪列受6が配置されているので、発電用ロータ伝え車6
2および発電用ロータ21から潤滑油が飛散しても、こ
の潤滑油は第2の輪列受6でも遮られ、二番車54、三
番車53およびモータ用ロータ42に届くことはない。
このように構成するにあたって、第2の輪列受6は、第
1の輪列受3と地板2との間において、指針が取り付け
られた番車だけを地板2との間で支持する一方、第1の
輪列受3と地板2との間には発電用ロータ21や発電ロ
ータ用伝え車62が支持されている。従って、第2の輪
列受6の高さ位置を発電用ロータ21と発電ロータ用伝
え車62との噛み合い位置に容易に合わせることがで
き、第2の輪列受6も潤滑油の飛散防止用に効率よく利
用することができる。従って、本形態では、ムーブメン
トを小型・薄型化したために全体としては近接している
ものの、各歯車や第2の輪列受6を適正位置に配置した
ので、二番車54、三番車53およびモータ用ロータ4
2などの低回転トルクの歯車も、発電ロータ用伝え車6
2から飛散してくる潤滑油の影響を受けることなく常に
スムーズに回転する。それ故、指針式電子時計1の小型
・薄型化を図ることができる。
に、発電用ロータ伝え車62と発電用ロータ21との噛
み合い部分と同じ高さ位置に、詳しくは後述する第2の
輪列受6が配置されているので、発電用ロータ伝え車6
2および発電用ロータ21から潤滑油が飛散しても、こ
の潤滑油は第2の輪列受6でも遮られ、二番車54、三
番車53およびモータ用ロータ42に届くことはない。
このように構成するにあたって、第2の輪列受6は、第
1の輪列受3と地板2との間において、指針が取り付け
られた番車だけを地板2との間で支持する一方、第1の
輪列受3と地板2との間には発電用ロータ21や発電ロ
ータ用伝え車62が支持されている。従って、第2の輪
列受6の高さ位置を発電用ロータ21と発電ロータ用伝
え車62との噛み合い位置に容易に合わせることがで
き、第2の輪列受6も潤滑油の飛散防止用に効率よく利
用することができる。従って、本形態では、ムーブメン
トを小型・薄型化したために全体としては近接している
ものの、各歯車や第2の輪列受6を適正位置に配置した
ので、二番車54、三番車53およびモータ用ロータ4
2などの低回転トルクの歯車も、発電ロータ用伝え車6
2から飛散してくる潤滑油の影響を受けることなく常に
スムーズに回転する。それ故、指針式電子時計1の小型
・薄型化を図ることができる。
【0046】(穴石の割れ防止構造)発電用ロータ21
の回転中心軸211に対する軸受け部分を図4(B)に
拡大して示すように、発電用ロータ21の回転中心軸2
11に嵌められた穴石214は、キャップ215および
スリーブ266(キャップ)を介して地板2の穴267
に保持されている。この状態で、スリーブ266とキャ
ップ215との圧接部分の厚さ方向における中心位置C
1と、キャップ215と穴石214との圧接部分の厚さ
方向における中心位置C2とはずれている。また、これ
らの中心位置C1、C2は、いずれもスリーブ266と
地板2との圧接部分の厚さ方向における中心位置C3と
もずれている。このため、地板2にスリーブ266およ
びキャップ215を介して穴石214を保持させたとき
に、地板2からスリーブ266に加わる力、およびスリ
ーブ266からキャップ215に加わる力が穴石214
の側面の一部分に集中することはない。それ故、穴石2
14の割れを防止することができる。また、スリーブ2
66とキャップ215の圧接部分と、スリーブ266と
地板2との圧接部分とは、厚さ方向において重ならない
位置に配置することが好ましい。
の回転中心軸211に対する軸受け部分を図4(B)に
拡大して示すように、発電用ロータ21の回転中心軸2
11に嵌められた穴石214は、キャップ215および
スリーブ266(キャップ)を介して地板2の穴267
に保持されている。この状態で、スリーブ266とキャ
ップ215との圧接部分の厚さ方向における中心位置C
1と、キャップ215と穴石214との圧接部分の厚さ
方向における中心位置C2とはずれている。また、これ
らの中心位置C1、C2は、いずれもスリーブ266と
地板2との圧接部分の厚さ方向における中心位置C3と
もずれている。このため、地板2にスリーブ266およ
びキャップ215を介して穴石214を保持させたとき
に、地板2からスリーブ266に加わる力、およびスリ
ーブ266からキャップ215に加わる力が穴石214
の側面の一部分に集中することはない。それ故、穴石2
14の割れを防止することができる。また、スリーブ2
66とキャップ215の圧接部分と、スリーブ266と
地板2との圧接部分とは、厚さ方向において重ならない
位置に配置することが好ましい。
【0047】なお、図4(A)において、発電用ロータ
21に対する他方側の軸受け部分において、発電用ロー
タ21の回転中心軸211に嵌められた穴石212は、
キャップ213を介して第1の輪列受3の穴268に保
持されている。この軸受け部分でも、キャップ213と
穴石212との圧接部分の厚さ方向における中心位置
は、キャップ213と第1の輪列受3との圧接部分の厚
さ方向における中心位置とずれているため、第1の輪列
受3からキャップ213に加わる力が穴石212の側面
の一部分に集中することはない。
21に対する他方側の軸受け部分において、発電用ロー
タ21の回転中心軸211に嵌められた穴石212は、
キャップ213を介して第1の輪列受3の穴268に保
持されている。この軸受け部分でも、キャップ213と
穴石212との圧接部分の厚さ方向における中心位置
は、キャップ213と第1の輪列受3との圧接部分の厚
さ方向における中心位置とずれているため、第1の輪列
受3からキャップ213に加わる力が穴石212の側面
の一部分に集中することはない。
【0048】(発電用輪列および回転錘の支持構造)図
5は、図2において、止めねじ26、ステップモータ4
0のコイル41、止めねじ29を通る部分の断面図であ
る。図6は、図2において、止めねじ18、回転錘25
の中心(回転錘固定用ねじ)を通る部分の断面図であ
る。図7は、図2において、止めねじ17、日の裏車5
5を通る部分の断面図である。
5は、図2において、止めねじ26、ステップモータ4
0のコイル41、止めねじ29を通る部分の断面図であ
る。図6は、図2において、止めねじ18、回転錘25
の中心(回転錘固定用ねじ)を通る部分の断面図であ
る。図7は、図2において、止めねじ17、日の裏車5
5を通る部分の断面図である。
【0049】従来であれば、時計用輪列50および発電
用輪列60を別体の輪列受と回転錘受とによりそれぞれ
別々に支持していたが、本形態では、時計用輪列50の
モータ用ロータ42、三番車53および日の裏車55を
支持している第1の輪列受3に対して、発電用輪列60
の発電用ロータ21、および発電用ロータ伝え車62も
支持されている。後述するように、回転錘25も、発電
用輪列60と同様、第1の輪列受3に支持されている。
従って、本形態では、第1の輪列受3を地板2に支持さ
せればよいので、図2に示すように、3本の止めねじ1
7、18、26による3箇所のねじ止めで済む。
用輪列60を別体の輪列受と回転錘受とによりそれぞれ
別々に支持していたが、本形態では、時計用輪列50の
モータ用ロータ42、三番車53および日の裏車55を
支持している第1の輪列受3に対して、発電用輪列60
の発電用ロータ21、および発電用ロータ伝え車62も
支持されている。後述するように、回転錘25も、発電
用輪列60と同様、第1の輪列受3に支持されている。
従って、本形態では、第1の輪列受3を地板2に支持さ
せればよいので、図2に示すように、3本の止めねじ1
7、18、26による3箇所のねじ止めで済む。
【0050】これらの3本の止めねじ17、18、26
による3箇所のねじ止め部分は、図5、図6、図7に示
すように表され、いずれの部分でも、地板2に打たれた
金属筒状のねじ座170、180、260と、金属ピン
状の止めねじ17、18、26によるねじ止め構造であ
る。
による3箇所のねじ止め部分は、図5、図6、図7に示
すように表され、いずれの部分でも、地板2に打たれた
金属筒状のねじ座170、180、260と、金属ピン
状の止めねじ17、18、26によるねじ止め構造であ
る。
【0051】それ故、従来であれば、第1の輪列受3の
他に回転錘受をもねじ止め固定する必要があったため、
計6箇所ものねじ止め領域を確保する必要があったの
を、本形態ではねじ止め箇所を3箇所にまで減らすこと
ができるので、ねじ止め部分が占有した面積を狭めるこ
とができ、各部品を効率よく配置できる。また、従来で
あれば、時計用輪列50および発電用輪列60をそれぞ
れ搭載した輪列受と回転錘受とを重ねた際の厚さ方向の
ばらつきを考慮して、回転錘と輪列受との間などには十
分な隙間を確保しなければならない等の制約が生じる
が、本形態では、このような制約がない。それ故、指針
式電子時計1を薄型化できる。
他に回転錘受をもねじ止め固定する必要があったため、
計6箇所ものねじ止め領域を確保する必要があったの
を、本形態ではねじ止め箇所を3箇所にまで減らすこと
ができるので、ねじ止め部分が占有した面積を狭めるこ
とができ、各部品を効率よく配置できる。また、従来で
あれば、時計用輪列50および発電用輪列60をそれぞ
れ搭載した輪列受と回転錘受とを重ねた際の厚さ方向の
ばらつきを考慮して、回転錘と輪列受との間などには十
分な隙間を確保しなければならない等の制約が生じる
が、本形態では、このような制約がない。それ故、指針
式電子時計1を薄型化できる。
【0052】なお、図5において、止めねじ29による
ねじ止め部分は、地板2、モータ用ステータ43、磁心
44、コイルリード基板409、回路基板31、回路押
さえ板316の固定を行なっている。
ねじ止め部分は、地板2、モータ用ステータ43、磁心
44、コイルリード基板409、回路基板31、回路押
さえ板316の固定を行なっている。
【0053】(回転錘の支持構造)図3からわかるよう
に、回転錘25はボールベアリング90を介して第1の
輪列受3に搭載されている。ボールベアリング90は、
ベアリングボール91を内周側で支持する内側部材9
2、およびこの内側部材92との間で複数のベアリング
ボール91を挟持する外輪93(外側部材)とを備えて
いる。内側部材92は、筒状部分から鍔部分が外周側に
張り出す断面L字形状の内輪94と、この内輪94に圧
入されて内輪94とともにボール軌道面を構成するボー
ル押さえ輪95と、ベアリングボール91の位置を規定
するリテーナ96とによって構成されている。
に、回転錘25はボールベアリング90を介して第1の
輪列受3に搭載されている。ボールベアリング90は、
ベアリングボール91を内周側で支持する内側部材9
2、およびこの内側部材92との間で複数のベアリング
ボール91を挟持する外輪93(外側部材)とを備えて
いる。内側部材92は、筒状部分から鍔部分が外周側に
張り出す断面L字形状の内輪94と、この内輪94に圧
入されて内輪94とともにボール軌道面を構成するボー
ル押さえ輪95と、ベアリングボール91の位置を規定
するリテーナ96とによって構成されている。
【0054】以下に説明するように、内輪94は第1の
輪列受け3の側のベアリング軸97(案内軸)を介して
第1の輪列受3に固定されている。まず、第1の輪列受
3には段付きの受け穴301が形成され、そこに、ベア
リング軸97は、軸部979が突き出るように装着され
ている。ベアリング軸97の基部では、受け穴301よ
りも大きめの鍔部971が軸部979の基端側から張り
出しており、この鍔部971が受け穴301の段差に引
っ掛かっている状態にある。この状態のベアリング軸9
7の軸部に対して内輪94が嵌められ、かつ、ベアリン
グ軸97の先端面に形成されている雌ねじに対しては回
転錘固定用ねじ250が止められている。この回転錘固
定用ねじ250が止められている穴はベアリング軸97
の先端面で開口する盲穴970である。この状態におい
て、回転錘固定用ねじ250は、ベアリング軸97を引
き上げながら頭部が内輪94およびボール押さえ輪95
を第1の輪列受3に向けて押し付けるので、内輪94お
よびボール押さえ輪95は、回転錘固定用ねじ250に
よって第1の輪列受3に対して締め付け固定される。そ
の結果、ボールベアリング90は、内輪94の中心穴と
ベアリング軸82とにより平面方向で位置決めされ、回
転錘固定用ねじ250による締め付けによって高さ位置
が規定される。
輪列受け3の側のベアリング軸97(案内軸)を介して
第1の輪列受3に固定されている。まず、第1の輪列受
3には段付きの受け穴301が形成され、そこに、ベア
リング軸97は、軸部979が突き出るように装着され
ている。ベアリング軸97の基部では、受け穴301よ
りも大きめの鍔部971が軸部979の基端側から張り
出しており、この鍔部971が受け穴301の段差に引
っ掛かっている状態にある。この状態のベアリング軸9
7の軸部に対して内輪94が嵌められ、かつ、ベアリン
グ軸97の先端面に形成されている雌ねじに対しては回
転錘固定用ねじ250が止められている。この回転錘固
定用ねじ250が止められている穴はベアリング軸97
の先端面で開口する盲穴970である。この状態におい
て、回転錘固定用ねじ250は、ベアリング軸97を引
き上げながら頭部が内輪94およびボール押さえ輪95
を第1の輪列受3に向けて押し付けるので、内輪94お
よびボール押さえ輪95は、回転錘固定用ねじ250に
よって第1の輪列受3に対して締め付け固定される。そ
の結果、ボールベアリング90は、内輪94の中心穴と
ベアリング軸82とにより平面方向で位置決めされ、回
転錘固定用ねじ250による締め付けによって高さ位置
が規定される。
【0055】このような構造によれば、ボールベアリン
グを板材に対して圧入より固定した構造と違って、ボー
ルベアリングや輪列部分に付与していた潤滑油がボール
ベアリングと板材の圧入部に流れ込んでボールベアリン
グが抜けてしまうという問題が発生しない。また、本形
態のように、ボールベアリング90を回転錘固定用ねじ
250によって第1の輪列受3に対して締め付け固定す
る構成によれば、たとえ、ねじ締め時に押されてベアリ
ング軸97が押し下げられても、その後のねじ締めによ
りベアリング軸97が引き上げられる結果、ボールベア
リング90は所定の位置に確実に固定されることにな
る。
グを板材に対して圧入より固定した構造と違って、ボー
ルベアリングや輪列部分に付与していた潤滑油がボール
ベアリングと板材の圧入部に流れ込んでボールベアリン
グが抜けてしまうという問題が発生しない。また、本形
態のように、ボールベアリング90を回転錘固定用ねじ
250によって第1の輪列受3に対して締め付け固定す
る構成によれば、たとえ、ねじ締め時に押されてベアリ
ング軸97が押し下げられても、その後のねじ締めによ
りベアリング軸97が引き上げられる結果、ボールベア
リング90は所定の位置に確実に固定されることにな
る。
【0056】さらに、回転錘固定用ねじ250が止めら
れている穴はベアリング軸97(第1の輪列受3の側)
の先端面で開口する盲穴970であり、貫通穴ではな
い。従って、貫通穴に回転錘固定用ねじ250を止める
構成と違って、ムーブメント内の番車に向けて切り粉や
摩耗粉が飛んで時計用輪列50の負荷が増大するという
おそれがない。
れている穴はベアリング軸97(第1の輪列受3の側)
の先端面で開口する盲穴970であり、貫通穴ではな
い。従って、貫通穴に回転錘固定用ねじ250を止める
構成と違って、ムーブメント内の番車に向けて切り粉や
摩耗粉が飛んで時計用輪列50の負荷が増大するという
おそれがない。
【0057】(ボールベアリングの固定構造)本形態で
は、ボールベアリング90の構成部品のうち、回転錘固
定用ねじ250が止められた内側部材92が、固定側部
材である第1の輪列受3の側に固定され、外輪93に回
転錘25が固定されている。このため、回転錘固定用ね
じ250の取り付け部分はあくまで固定され、回転運動
をすることがないので、長期間の携帯や強い衝撃、また
は軽衝撃の繰り返しなどを受けても、回転錘固定用ねじ
250は緩むことがない。それ故、回転錘固定用ねじ2
50の緩みに起因するボールベアリング90の破損等と
いった問題が発生しない。
は、ボールベアリング90の構成部品のうち、回転錘固
定用ねじ250が止められた内側部材92が、固定側部
材である第1の輪列受3の側に固定され、外輪93に回
転錘25が固定されている。このため、回転錘固定用ね
じ250の取り付け部分はあくまで固定され、回転運動
をすることがないので、長期間の携帯や強い衝撃、また
は軽衝撃の繰り返しなどを受けても、回転錘固定用ねじ
250は緩むことがない。それ故、回転錘固定用ねじ2
50の緩みに起因するボールベアリング90の破損等と
いった問題が発生しない。
【0058】しかも、回転錘固定用ねじ250が回転し
ないのであれば、回転錘固定用ねじ250が裏蓋68
(図4(A)参照)に接触しても回転錘25の回転運動
には影響しないため、回転錘固定用ねじ250に裏蓋6
8を近接配置できるので、その分、指針式電子時計1を
薄型化できる。
ないのであれば、回転錘固定用ねじ250が裏蓋68
(図4(A)参照)に接触しても回転錘25の回転運動
には影響しないため、回転錘固定用ねじ250に裏蓋6
8を近接配置できるので、その分、指針式電子時計1を
薄型化できる。
【0059】また、従来のように、回転可能な内輪94
などに対して回転錘25をねじ止め固定する構造では、
ねじ締めの際に内輪94が空回りしてねじ締めが容易で
なく、かつ、ねじ締め中に回転錘25が傾いたまま回転
すると、周囲に擦り傷や削り屑が付いてしまう。しかる
に本形態では、あくまでベアリング軸97に対してねじ
止めする構造なので、回転錘固定用ねじ250のねじ締
め作業を簡単に行える。また、本形態によれば、ねじ締
め作業中に回転錘25が傾いたまま回転することがない
ので、周囲に擦り傷や削り粉が付くこともない。
などに対して回転錘25をねじ止め固定する構造では、
ねじ締めの際に内輪94が空回りしてねじ締めが容易で
なく、かつ、ねじ締め中に回転錘25が傾いたまま回転
すると、周囲に擦り傷や削り屑が付いてしまう。しかる
に本形態では、あくまでベアリング軸97に対してねじ
止めする構造なので、回転錘固定用ねじ250のねじ締
め作業を簡単に行える。また、本形態によれば、ねじ締
め作業中に回転錘25が傾いたまま回転することがない
ので、周囲に擦り傷や削り粉が付くこともない。
【0060】(ボールベアリングの傾き防止構造)この
ように、ベアリング軸97を用いてボールベアリング9
0を取り付けるにあたっては、ボールベアリング軸97
を第1の輪列受3に一体で形成することは実際には不可
能なため、本形態のように、板材から加工した第1の輪
列受3に穴を空け、この穴に棒材から加工したベアリン
グ軸97を固定せざるを得ない。しかし、単なる圧入固
定ではベアリング軸97が必ず傾いてしまう。このよう
な傾きがあるベアリング軸97に対してボールベアリン
グ90を組み込むと、回転錘25の外径寸法とベアリン
グ軸97の外径寸法との間のレバー比によって回転錘2
5に非常に大きな傾きが発生してしまう。このような傾
きを許容するには、回転錘25の上下に十分な隙間を確
保せざるを得ず、薄型・小型化の妨げになる。また、ベ
アリング軸97の鍔部971の外径寸法を大きくしてそ
の傾きを防止しようにも、鍔部971の外径寸法をこれ
以上拡張するのは小型のムーブメントでは不可能であ
る。さらに、回転錘25のアンバランス量を限られたス
ペースで確保するのに回転錘25の外周寸法を大きくす
ると、回転錘25の外径寸法とベアリング軸の外径寸法
との間のレバー比は大きくなってしまい、回転錘25は
傾きやすくなる。
ように、ベアリング軸97を用いてボールベアリング9
0を取り付けるにあたっては、ボールベアリング軸97
を第1の輪列受3に一体で形成することは実際には不可
能なため、本形態のように、板材から加工した第1の輪
列受3に穴を空け、この穴に棒材から加工したベアリン
グ軸97を固定せざるを得ない。しかし、単なる圧入固
定ではベアリング軸97が必ず傾いてしまう。このよう
な傾きがあるベアリング軸97に対してボールベアリン
グ90を組み込むと、回転錘25の外径寸法とベアリン
グ軸97の外径寸法との間のレバー比によって回転錘2
5に非常に大きな傾きが発生してしまう。このような傾
きを許容するには、回転錘25の上下に十分な隙間を確
保せざるを得ず、薄型・小型化の妨げになる。また、ベ
アリング軸97の鍔部971の外径寸法を大きくしてそ
の傾きを防止しようにも、鍔部971の外径寸法をこれ
以上拡張するのは小型のムーブメントでは不可能であ
る。さらに、回転錘25のアンバランス量を限られたス
ペースで確保するのに回転錘25の外周寸法を大きくす
ると、回転錘25の外径寸法とベアリング軸の外径寸法
との間のレバー比は大きくなってしまい、回転錘25は
傾きやすくなる。
【0061】そこで、本形態では、まず、第一に、内輪
94は、中央穴(貫通穴)の内周側に内径の小さな嵌合
部941と、内径の大きな逃げ部942とを備えてい
る。嵌合部941は、ベアリング軸97の外径寸法に近
似した小径部であり、逃げ部942は、嵌合部941の
内径(ベアリング軸97の外径)より若干大きく、部品
のばらつきがあってもベアリング軸97に干渉すること
のない内径寸法を有する。従って、内輪94とベアリン
グ軸97との係合代は嵌合部941の長さ寸法Aで規定
され、この長さ寸法Aについて、本形態では、必要最小
限にまで短くしてある。このように、内輪94とベアリ
ング軸97との係合代を短く設定しておくと、ベアリン
グ軸97に多少の傾きがあってもボールベアリング90
を正しい姿勢で取り付けることができるので、回転錘2
5が傾くのを防止できる。本形態において、長さ寸法A
は約0.05mmから約0.5mmまでの範囲に設定さ
れている。この寸法範囲よりも短い場合には、ボールベ
アリング90の組み込み性や取り外し性が向上する一
方、強い衝撃が加わったときなどに内輪94がベアリン
グ軸97に食い込んで平面位置がずれたり、ベアリング
軸97に内輪94が食い込んだときに応力集中が大きく
なりボールベアリング軸97の破損等の問題が発生す
る。また、長さ寸法Aが0.5mmより長いときには、
回転錘25の傾きがベアリング軸97の傾きによって大
きな値に決まってしまう。さらに、長さ寸法Aが長すぎ
ると、ボールベアリング90を組み込む際や取り外す際
に部品同士の食いつきが発生し、部品が動かなくなるこ
とがある。従って、長さ寸法Aについては、部品のばら
つきなどを考慮して約0.1mmから約0.3mmまで
の範囲に設定しておく方がさらに好ましいといえる。
94は、中央穴(貫通穴)の内周側に内径の小さな嵌合
部941と、内径の大きな逃げ部942とを備えてい
る。嵌合部941は、ベアリング軸97の外径寸法に近
似した小径部であり、逃げ部942は、嵌合部941の
内径(ベアリング軸97の外径)より若干大きく、部品
のばらつきがあってもベアリング軸97に干渉すること
のない内径寸法を有する。従って、内輪94とベアリン
グ軸97との係合代は嵌合部941の長さ寸法Aで規定
され、この長さ寸法Aについて、本形態では、必要最小
限にまで短くしてある。このように、内輪94とベアリ
ング軸97との係合代を短く設定しておくと、ベアリン
グ軸97に多少の傾きがあってもボールベアリング90
を正しい姿勢で取り付けることができるので、回転錘2
5が傾くのを防止できる。本形態において、長さ寸法A
は約0.05mmから約0.5mmまでの範囲に設定さ
れている。この寸法範囲よりも短い場合には、ボールベ
アリング90の組み込み性や取り外し性が向上する一
方、強い衝撃が加わったときなどに内輪94がベアリン
グ軸97に食い込んで平面位置がずれたり、ベアリング
軸97に内輪94が食い込んだときに応力集中が大きく
なりボールベアリング軸97の破損等の問題が発生す
る。また、長さ寸法Aが0.5mmより長いときには、
回転錘25の傾きがベアリング軸97の傾きによって大
きな値に決まってしまう。さらに、長さ寸法Aが長すぎ
ると、ボールベアリング90を組み込む際や取り外す際
に部品同士の食いつきが発生し、部品が動かなくなるこ
とがある。従って、長さ寸法Aについては、部品のばら
つきなどを考慮して約0.1mmから約0.3mmまで
の範囲に設定しておく方がさらに好ましいといえる。
【0062】また、内輪94において中央穴に逃げ部9
42を形成しておくと、内輪94の筒状部分にボール押
え輪95を圧入した際に、この部分の内径が小さくなる
ように変形する傾向があったとしても、この部分はもと
もと逃げ部942として大きな内径に形成してあったの
で、ベアリング軸97の嵌合に支障がなく、かつ、嵌合
部941によってベアリング軸97との係合代を所定寸
法に規定できる。
42を形成しておくと、内輪94の筒状部分にボール押
え輪95を圧入した際に、この部分の内径が小さくなる
ように変形する傾向があったとしても、この部分はもと
もと逃げ部942として大きな内径に形成してあったの
で、ベアリング軸97の嵌合に支障がなく、かつ、嵌合
部941によってベアリング軸97との係合代を所定寸
法に規定できる。
【0063】さらに本形態では、回転錘25の傾きを少
なくし、指針式電子時計の小スペース化を図るために次
のような構造も採用してある。
なくし、指針式電子時計の小スペース化を図るために次
のような構造も採用してある。
【0064】本形態では、第1の輪列受3に対して時計
用輪列50が構成されている側とは反対側に、ボールベ
アリング90のボール押え輪95が重なっている。本形
態では、回転錘25の傾きを極力抑えることを目的に、
ボール押え輪95が第1の輪列受3に接する面の外径寸
法Bを極力、大きくしてある。但し、第1の輪列受3に
は各種部品を配置するため、ボール押え輪95の外径寸
法を拡張するのにも制限がある。そこで、本形態では、
回転錘25の外径寸法に対するレバー比という観点から
ボール押え輪95の外径寸法を検討し、ボール押え輪9
5が第1の輪列受3に接する面の外径寸法Bを回転錘2
5の外径寸法の約1/10倍から約1/3倍までの範囲
に設定してある。このような外径寸法の比を1/3倍よ
り大きく設定にすると、ボールベアリング90の外径寸
法が大きくなりすぎて、回転錘25のアンバランス量が
非常に小さくなる。その結果、小型発電機20の発電性
能が著しく低下し、指針式電子時計1の性能を満足でき
なくなる。これに対して、前記の外径寸法の比を1/1
0倍より小さく設定すると、回転錘25の傾きを効果的
に抑えることができなくなる。従って、ボール押え輪9
5が第1の輪列受3に接する面の外径寸法Bについて
は、回転錘25の外径寸法の1/6倍から1/3倍まで
の範囲に設定することが好ましい。このように設定する
と、回転錘25の傾きを小さくできるので、ムーブメン
トの薄型化に一層有利である。
用輪列50が構成されている側とは反対側に、ボールベ
アリング90のボール押え輪95が重なっている。本形
態では、回転錘25の傾きを極力抑えることを目的に、
ボール押え輪95が第1の輪列受3に接する面の外径寸
法Bを極力、大きくしてある。但し、第1の輪列受3に
は各種部品を配置するため、ボール押え輪95の外径寸
法を拡張するのにも制限がある。そこで、本形態では、
回転錘25の外径寸法に対するレバー比という観点から
ボール押え輪95の外径寸法を検討し、ボール押え輪9
5が第1の輪列受3に接する面の外径寸法Bを回転錘2
5の外径寸法の約1/10倍から約1/3倍までの範囲
に設定してある。このような外径寸法の比を1/3倍よ
り大きく設定にすると、ボールベアリング90の外径寸
法が大きくなりすぎて、回転錘25のアンバランス量が
非常に小さくなる。その結果、小型発電機20の発電性
能が著しく低下し、指針式電子時計1の性能を満足でき
なくなる。これに対して、前記の外径寸法の比を1/1
0倍より小さく設定すると、回転錘25の傾きを効果的
に抑えることができなくなる。従って、ボール押え輪9
5が第1の輪列受3に接する面の外径寸法Bについて
は、回転錘25の外径寸法の1/6倍から1/3倍まで
の範囲に設定することが好ましい。このように設定する
と、回転錘25の傾きを小さくできるので、ムーブメン
トの薄型化に一層有利である。
【0065】(回転錘一体構造)本形態では、腕の動き
により回転する回転錘25と、この動きを効率よく発電
機に取り込むためのボールベアリング90と、回転錘2
5の回転を増速して小型発電機20に伝える回転錘車6
1がすべて一体になっている。すなわち、発電用輪列6
0のうち、回転錘25の回転が最初に伝達される回転錘
車61も、ボールベアリング90の外輪93に固定され
ている。ここで、ボールベアリング90の外輪93に
は、地板2の側の端面から反対側の端面に向かって、回
転錘車61が装着された小径部931、この小径部93
1に連接する位置で小径部931よりもかなり大きな外
径寸法を備える大径部932、およびこの大径部932
に連接する位置でこの大径部932よりも小さくて小径
部931よりも大きな外径寸法を備える中径部933が
この順に形成され、中径部933には回転錘25が装着
されている。この中径部933において、回転錘25
は、中径部933の端縁側に形成された加締め部分93
4と大径部分932とに挟まれてそこに固定された状態
にある。
により回転する回転錘25と、この動きを効率よく発電
機に取り込むためのボールベアリング90と、回転錘2
5の回転を増速して小型発電機20に伝える回転錘車6
1がすべて一体になっている。すなわち、発電用輪列6
0のうち、回転錘25の回転が最初に伝達される回転錘
車61も、ボールベアリング90の外輪93に固定され
ている。ここで、ボールベアリング90の外輪93に
は、地板2の側の端面から反対側の端面に向かって、回
転錘車61が装着された小径部931、この小径部93
1に連接する位置で小径部931よりもかなり大きな外
径寸法を備える大径部932、およびこの大径部932
に連接する位置でこの大径部932よりも小さくて小径
部931よりも大きな外径寸法を備える中径部933が
この順に形成され、中径部933には回転錘25が装着
されている。この中径部933において、回転錘25
は、中径部933の端縁側に形成された加締め部分93
4と大径部分932とに挟まれてそこに固定された状態
にある。
【0066】外輪93に対して回転錘25を加締め固定
せずに、外輪93に対する回転錘25の圧入固定だけで
は、強い衝撃、あるいは軽い衝撃でも衝撃が繰り返し加
わったときには回転錘25が抜けるおそれ、または固定
トルク不足による空転のおそれがあるが、本形態のよう
な加締め固定構造では、このような回転錘25の脱落や
空転が発生しない。
せずに、外輪93に対する回転錘25の圧入固定だけで
は、強い衝撃、あるいは軽い衝撃でも衝撃が繰り返し加
わったときには回転錘25が抜けるおそれ、または固定
トルク不足による空転のおそれがあるが、本形態のよう
な加締め固定構造では、このような回転錘25の脱落や
空転が発生しない。
【0067】また、本形態のように、外輪93に対して
小径部931、大径部932、および中径部933を形
成しておき、この中径部933には回転錘25を加締め
固定する構造では、この中径部933に対する加締め加
工時にその真下部分、すなわち、大径部932の裏側で
バックアップすることができるので、外輪93の変形を
抑えることができる。
小径部931、大径部932、および中径部933を形
成しておき、この中径部933には回転錘25を加締め
固定する構造では、この中径部933に対する加締め加
工時にその真下部分、すなわち、大径部932の裏側で
バックアップすることができるので、外輪93の変形を
抑えることができる。
【0068】さらに、回転錘25および回転錘車61を
ボールベアリング90上に一体に構成しておくと、ムー
ブメントの製造工程において次のような利点がある。ま
ず、部品の製造段階において、ボールベアリング90、
回転錘25、および回転錘車61が時計としての使用時
に非常に近い形態の回転錘アセンブリとして一旦、組み
立てられるので、最終的に時計に搭載された状態での品
質を管理できる。また、ボールベアリング90、回転錘
25、および回転錘車61を回転錘アセンブリとして組
み立てておけるので、ムーブメントの組み立て段階で扱
う部品点数が少なくて済む。従って、作業工数の削減や
不良品の削減が可能である。
ボールベアリング90上に一体に構成しておくと、ムー
ブメントの製造工程において次のような利点がある。ま
ず、部品の製造段階において、ボールベアリング90、
回転錘25、および回転錘車61が時計としての使用時
に非常に近い形態の回転錘アセンブリとして一旦、組み
立てられるので、最終的に時計に搭載された状態での品
質を管理できる。また、ボールベアリング90、回転錘
25、および回転錘車61を回転錘アセンブリとして組
み立てておけるので、ムーブメントの組み立て段階で扱
う部品点数が少なくて済む。従って、作業工数の削減や
不良品の削減が可能である。
【0069】(回転錘車の構造)図8は、本形態の指針
式電子時計に用いた回転錘車61の平面図である。
式電子時計に用いた回転錘車61の平面図である。
【0070】図8において、本形態の指針式電子時計1
に用いた回転錘車61は、過負荷がかかったときにはボ
ールベリング90の周りでスリップするように、ボール
ベリング90の外輪93を通す穴610には外輪93の
外周面に当たる2つの縁部611、612が形成されて
いるとともに、穴610から溝状に延びてその周りで弧
を描く開口613とが形成されている。従って、穴61
0と開口613と間に残る部分614はばね性を示すの
で、縁部611の方はボールベリング90の外輪93の
外周面に弾性をもって接することになる。このため、回
転錘車61は、過負荷がかかったときにはスリップする
ので、回転錘車61自身、その他の発電用輪列60を過
負荷に起因する損傷から守ることができる。
に用いた回転錘車61は、過負荷がかかったときにはボ
ールベリング90の周りでスリップするように、ボール
ベリング90の外輪93を通す穴610には外輪93の
外周面に当たる2つの縁部611、612が形成されて
いるとともに、穴610から溝状に延びてその周りで弧
を描く開口613とが形成されている。従って、穴61
0と開口613と間に残る部分614はばね性を示すの
で、縁部611の方はボールベリング90の外輪93の
外周面に弾性をもって接することになる。このため、回
転錘車61は、過負荷がかかったときにはスリップする
ので、回転錘車61自身、その他の発電用輪列60を過
負荷に起因する損傷から守ることができる。
【0071】(発電用ロータの磁石固定構造)図4
(A)において、発電用ロータ21では、かな部210
に対して磁石案内座217を介して焼結磁石218が取
り付けられている。従来、焼結磁石の二面を覆う構造の
磁石案内座に焼結磁石を固定する方法としては接着剤を
用いることが多い。しかし、接着剤での固定は、特に時
計のような精密部品の場合には接着剤の量が微量である
ため、その管理が非常に困難であり、作業に熟練を必要
としていた。また、別の固定方法として、磁石案内座と
焼結磁石との間に締め代をもたせて磁石案内座に焼結磁
石を打ち込む方法があるが、この方法では、焼結磁石の
打ち込み時に磁石案内座に突き当たる衝撃によって焼結
磁石に割れが発生しやすかった。しかるに本形態では、
図4(A)に示すように、磁石案内座217と焼結磁石
218との間に締め代をもたせて磁石案内座217に焼
結磁石218を打ち込むにあたって、厚み方向で磁石案
内座217と焼結磁石218との間に隙間を確保する構
造を採用しているので、焼結磁石218の割れを防止す
ることができる。また、接着剤での固定と違って、流動
物を介さないため、焼結磁石218の厚さ方向における
位置ばらつきを抑えることができる。
(A)において、発電用ロータ21では、かな部210
に対して磁石案内座217を介して焼結磁石218が取
り付けられている。従来、焼結磁石の二面を覆う構造の
磁石案内座に焼結磁石を固定する方法としては接着剤を
用いることが多い。しかし、接着剤での固定は、特に時
計のような精密部品の場合には接着剤の量が微量である
ため、その管理が非常に困難であり、作業に熟練を必要
としていた。また、別の固定方法として、磁石案内座と
焼結磁石との間に締め代をもたせて磁石案内座に焼結磁
石を打ち込む方法があるが、この方法では、焼結磁石の
打ち込み時に磁石案内座に突き当たる衝撃によって焼結
磁石に割れが発生しやすかった。しかるに本形態では、
図4(A)に示すように、磁石案内座217と焼結磁石
218との間に締め代をもたせて磁石案内座217に焼
結磁石218を打ち込むにあたって、厚み方向で磁石案
内座217と焼結磁石218との間に隙間を確保する構
造を採用しているので、焼結磁石218の割れを防止す
ることができる。また、接着剤での固定と違って、流動
物を介さないため、焼結磁石218の厚さ方向における
位置ばらつきを抑えることができる。
【0072】また、締め代をもたせて打ち込む方法で
は、衝撃により焼結磁石218に位置ずれや抜けが発生
するおそれがあるが、磁石案内座217の突き当て面の
外周側に凹形状の溝を形成しておくことによって、磁石
案内座217の締め代部が弾性的になるので、焼結磁石
218を固定する力を高いレベルで安定化することがで
き、前記の位置ずれや抜けの発生を防止することができ
る。
は、衝撃により焼結磁石218に位置ずれや抜けが発生
するおそれがあるが、磁石案内座217の突き当て面の
外周側に凹形状の溝を形成しておくことによって、磁石
案内座217の締め代部が弾性的になるので、焼結磁石
218を固定する力を高いレベルで安定化することがで
き、前記の位置ずれや抜けの発生を防止することができ
る。
【0073】さらに、より確実な方法としては、磁石案
内座217の締め代部の内径を焼結磁石218の打ち込
み側(下端開口側)で小径とし、突き当て部(上底側)
にいくほど大径となるテーパ形状を利用する方法があ
る。この構造によれば、衝撃が加わったときに焼結磁石
218がずれるとしても突き当て部側にずれるだけなの
で、焼結磁石218の抜けを防止できる。また、磁石案
内座217の磁石打ち込み側で内径方向に突き出た突起
を設けることによっても、焼結磁石218の抜け防止構
造とすることができる。
内座217の締め代部の内径を焼結磁石218の打ち込
み側(下端開口側)で小径とし、突き当て部(上底側)
にいくほど大径となるテーパ形状を利用する方法があ
る。この構造によれば、衝撃が加わったときに焼結磁石
218がずれるとしても突き当て部側にずれるだけなの
で、焼結磁石218の抜けを防止できる。また、磁石案
内座217の磁石打ち込み側で内径方向に突き出た突起
を設けることによっても、焼結磁石218の抜け防止構
造とすることができる。
【0074】(二番車の支持構造)図3において、回転
錘25も第1の輪列受3に支持された構成を採用し、か
つ、二番車54についても仮に第1の輪列受3に支持さ
れた構成とすると、二番車54の上側のほぞ部分への注
油作業や注油具合の管理を行なうことが困難になる。注
油が必要な部分は、通常、ムーブメントを組み立てた状
態で外から確認できるようになっているが、回転錘25
が第1の輪列受3に支持された構成を採用した場合に
は、回転錘25によって二番車54の上側のほぞ部分が
隠れてしまう。かといって、注油が必要な部分を覗ける
ように、回転錘固定用ねじ250をベアリング軸97に
止めるための雌ねじ部分を貫通穴にすると、この部分か
ら二番車54に向けて切り粉や摩耗粉が飛んで時計用輪
列50の負荷が増大するおそれがある。
錘25も第1の輪列受3に支持された構成を採用し、か
つ、二番車54についても仮に第1の輪列受3に支持さ
れた構成とすると、二番車54の上側のほぞ部分への注
油作業や注油具合の管理を行なうことが困難になる。注
油が必要な部分は、通常、ムーブメントを組み立てた状
態で外から確認できるようになっているが、回転錘25
が第1の輪列受3に支持された構成を採用した場合に
は、回転錘25によって二番車54の上側のほぞ部分が
隠れてしまう。かといって、注油が必要な部分を覗ける
ように、回転錘固定用ねじ250をベアリング軸97に
止めるための雌ねじ部分を貫通穴にすると、この部分か
ら二番車54に向けて切り粉や摩耗粉が飛んで時計用輪
列50の負荷が増大するおそれがある。
【0075】そこで、本形態では、二番車54について
は、第1の輪列受3に対して地板2の側(回転錘25が
支持されている側とは反対側)に積層固定された第2の
輪列受6に支持された構成を採用している。このように
構成すると、地板2に時計用輪列50や発電用輪列60
を組み込んだ後に、第2の輪列受6を組み込み、しかる
後に二番車54の上側のほぞ部分541に注油すること
ができる。従って、ベアリング軸97の雌ねじ部分を貫
通穴にしなくて済むので、二番車54などの時計用輪列
50に切り粉などの影響が及ぶことがない。また、本形
態では、二番車54については高さ寸法を第2の輪列受
6の板厚に相当する寸法だけ短くし、第2の輪列受6を
追加してもムーブメントの全体厚みが増大しないように
してある。
は、第1の輪列受3に対して地板2の側(回転錘25が
支持されている側とは反対側)に積層固定された第2の
輪列受6に支持された構成を採用している。このように
構成すると、地板2に時計用輪列50や発電用輪列60
を組み込んだ後に、第2の輪列受6を組み込み、しかる
後に二番車54の上側のほぞ部分541に注油すること
ができる。従って、ベアリング軸97の雌ねじ部分を貫
通穴にしなくて済むので、二番車54などの時計用輪列
50に切り粉などの影響が及ぶことがない。また、本形
態では、二番車54については高さ寸法を第2の輪列受
6の板厚に相当する寸法だけ短くし、第2の輪列受6を
追加してもムーブメントの全体厚みが増大しないように
してある。
【0076】また、輪列受として、第1の輪列受3と、
この第1の輪列受3に積層固定された第2の輪列受6と
を用い、かつ、第1の輪列受3に対して第2の輪列受6
とは反対側で回転錘25を支持する構造なので、第1の
輪列受3を第2の輪列受6で有効に補強できる。それ
故、従来使用していた回転錘受を省略して、回転錘25
を第1の輪列受3で支持する構成であっても、輪列受の
強度に問題はない。従って、回転錘受を省略してねじ止
め箇所を減らすことにより、ねじ止め部分が占める面積
を縮小することが可能となる。それ故、本形態では、ね
じ止め部分が占める面積を縮小した分、各部品を効率よ
く配置できるので、指針式電子時計1の小型、薄型化を
図ることができる。
この第1の輪列受3に積層固定された第2の輪列受6と
を用い、かつ、第1の輪列受3に対して第2の輪列受6
とは反対側で回転錘25を支持する構造なので、第1の
輪列受3を第2の輪列受6で有効に補強できる。それ
故、従来使用していた回転錘受を省略して、回転錘25
を第1の輪列受3で支持する構成であっても、輪列受の
強度に問題はない。従って、回転錘受を省略してねじ止
め箇所を減らすことにより、ねじ止め部分が占める面積
を縮小することが可能となる。それ故、本形態では、ね
じ止め部分が占める面積を縮小した分、各部品を効率よ
く配置できるので、指針式電子時計1の小型、薄型化を
図ることができる。
【0077】本形態において、二番車54を受けるほぞ
枠545とベアリング軸97の下端面977(基端側の
端面)との間には、部品ばらつきにより二番車54が軋
まないように隙間が確保されている。これに対して、ほ
ぞ枠545の周囲では、ある程度距離を隔てた位置で第
2の輪列受6と第1の輪列受3とが当接している。従っ
て、指針の押し込み時にほぞ枠545に強い力が加わっ
た場合には、第2の輪列受6が撓み、ほぞ枠545がベ
アリング軸97の下端面977に当接する。このため、
ほぞ枠545が第2の輪列受6から外れるような位置ず
れを起こすことがない。
枠545とベアリング軸97の下端面977(基端側の
端面)との間には、部品ばらつきにより二番車54が軋
まないように隙間が確保されている。これに対して、ほ
ぞ枠545の周囲では、ある程度距離を隔てた位置で第
2の輪列受6と第1の輪列受3とが当接している。従っ
て、指針の押し込み時にほぞ枠545に強い力が加わっ
た場合には、第2の輪列受6が撓み、ほぞ枠545がベ
アリング軸97の下端面977に当接する。このため、
ほぞ枠545が第2の輪列受6から外れるような位置ず
れを起こすことがない。
【0078】また、本形態では、ベアリング軸97の軸
部979の中心軸線と第2の輪列受6の側においてほぞ
枠545を保持する軸穴609の中心位置とが一致して
いる。従って、ベアリング軸97の下端面977にほぞ
枠545の逃げ部分を凹部として形成するといっても、
この逃げ部分は鍔部971からずれた部分に形成すれば
よい。従って、ベアリング軸97の基端側で第1の輪列
受3と引っ掛かる部分を薄く構成できる。
部979の中心軸線と第2の輪列受6の側においてほぞ
枠545を保持する軸穴609の中心位置とが一致して
いる。従って、ベアリング軸97の下端面977にほぞ
枠545の逃げ部分を凹部として形成するといっても、
この逃げ部分は鍔部971からずれた部分に形成すれば
よい。従って、ベアリング軸97の基端側で第1の輪列
受3と引っ掛かる部分を薄く構成できる。
【0079】(第2の輪列受6の細部)また、第2の輪
列受6は第1の輪列受3に対して広い領域にわたって積
層されているが、モータ用ロータ42、日の裏車55の
支持位置に相当する部分には、ムーブメントの組立て時
に倒れようとする三番車53やモータ用ロータ42を側
縁で支えることのできる穴601や切り欠き604が確
保されている。また、穴601や切り欠き604のう
ち、歯車との間隔が狭い穴601の側縁部分では、第2
の輪列受6の開口縁が斜めに削られているので、第2の
輪列受6を組み込む際には、モータ用ロータ42が傾い
ても、この斜面によりモータ用ロータ42の傾きが矯正
されながら組み込まれるため、組み込み性がよい。
列受6は第1の輪列受3に対して広い領域にわたって積
層されているが、モータ用ロータ42、日の裏車55の
支持位置に相当する部分には、ムーブメントの組立て時
に倒れようとする三番車53やモータ用ロータ42を側
縁で支えることのできる穴601や切り欠き604が確
保されている。また、穴601や切り欠き604のう
ち、歯車との間隔が狭い穴601の側縁部分では、第2
の輪列受6の開口縁が斜めに削られているので、第2の
輪列受6を組み込む際には、モータ用ロータ42が傾い
ても、この斜面によりモータ用ロータ42の傾きが矯正
されながら組み込まれるため、組み込み性がよい。
【0080】また、日の裏車55の支持位置に相当する
部分に形成された切り欠き603の側縁は、日の裏車5
5の軸部に接近するように突出している結果、そのまま
では、軸端に嵌められた穴石555との間に極めて狭い
隙間を形成してしまい、そこに潤滑油を吸い込んでしま
う。そこで、本形態では、切り欠き604の側縁部分に
は段差部分603を形成することによって、穴石555
との間を十分広くし、そこに潤滑油が吸い込まれるのを
防止している。
部分に形成された切り欠き603の側縁は、日の裏車5
5の軸部に接近するように突出している結果、そのまま
では、軸端に嵌められた穴石555との間に極めて狭い
隙間を形成してしまい、そこに潤滑油を吸い込んでしま
う。そこで、本形態では、切り欠き604の側縁部分に
は段差部分603を形成することによって、穴石555
との間を十分広くし、そこに潤滑油が吸い込まれるのを
防止している。
【0081】なお、本形態では、秒針の無いタイプの時
計を例に説明したが、秒針を有するタイプの時計であれ
ば、図9に示すように、秒針64を取り付けた四番車5
2の上ほぞ525を第2の輪列受6で支持することにな
る。
計を例に説明したが、秒針を有するタイプの時計であれ
ば、図9に示すように、秒針64を取り付けた四番車5
2の上ほぞ525を第2の輪列受6で支持することにな
る。
【0082】(時刻合わせ用の切換部材の配置構造)図
10は、本形態の指針式電子時計における時刻合わせ用
の機構部品の平面的な配置関係を示す説明図であり、こ
の図には時刻合わせ用の機構部品については太い線で示
し、その他の部品は細線で示してある。図11は、規正
レバーの先端部の構成を示す断面図である。図12は、
リセットレバーの先端部の構成を示す断面図である。図
13(A)、(B)はそれぞれ、巻真およびそれを支持
する小鉄車座の断面図である。
10は、本形態の指針式電子時計における時刻合わせ用
の機構部品の平面的な配置関係を示す説明図であり、こ
の図には時刻合わせ用の機構部品については太い線で示
し、その他の部品は細線で示してある。図11は、規正
レバーの先端部の構成を示す断面図である。図12は、
リセットレバーの先端部の構成を示す断面図である。図
13(A)、(B)はそれぞれ、巻真およびそれを支持
する小鉄車座の断面図である。
【0083】図10において、指針式電子時計1では、
竜頭7などを操作することによって指針を合わせるため
の機構も構成されている。この機構の基本的な構成は、
従来からある機構と同様であるため、その詳細な説明を
省略するが、竜頭7に連結されている巻真70には、お
しどり71が係合している。かんぬき72は、巻真70
に連結されているつづみ車73の溝と係合している。こ
のため、竜頭7を一段階引き出すと、おしどり71は、
矢印Sの方向に回転する。ここで、おしどり71に形成
されているだぼ78には、規正レバー74のカム溝が係
合しているため、竜頭7を引き出すと、規正レバー74
は、矢印Tの方向に回転して、図11に示すように、規
正レバー74の先端部で起立している係止部741は、
三番車53に係合し、指針の動きを止める。また、この
状態で、竜頭7を廻したときに小鉄車79を介して日の
裏車55などを回転させることが可能になる(図10お
よび図13(B)参照。)。
竜頭7などを操作することによって指針を合わせるため
の機構も構成されている。この機構の基本的な構成は、
従来からある機構と同様であるため、その詳細な説明を
省略するが、竜頭7に連結されている巻真70には、お
しどり71が係合している。かんぬき72は、巻真70
に連結されているつづみ車73の溝と係合している。こ
のため、竜頭7を一段階引き出すと、おしどり71は、
矢印Sの方向に回転する。ここで、おしどり71に形成
されているだぼ78には、規正レバー74のカム溝が係
合しているため、竜頭7を引き出すと、規正レバー74
は、矢印Tの方向に回転して、図11に示すように、規
正レバー74の先端部で起立している係止部741は、
三番車53に係合し、指針の動きを止める。また、この
状態で、竜頭7を廻したときに小鉄車79を介して日の
裏車55などを回転させることが可能になる(図10お
よび図13(B)参照。)。
【0084】さらに、おしどり71には、図12に示す
リセットレバー75も機構的に接続しており、竜頭7を
一段階引き出すと、リセットレバー75は地板2に沿っ
て回転する。この回転方向の側には、回路基板31から
斜め下方に張り出す接点部315が位置しているため、
竜頭7を一段階引き出す動作に連動して、リセットレバ
ー75の先端部でZ字状に折り曲げられた接点部分75
5が接点部315に接触してスイッチが作動した状態と
なる。この状態では、回路基板31に構成されている駆
動回路(図示せず。)からステップモータ40への駆動
信号の出力が停止されるので、モータ用ロータ42の回
転も停止する。ここで、接点部315は回路基板31か
ら斜め下方に張り出しているので、狭い空間内に構成し
たスイッチ機構でありながら接点同士の接触が確実であ
る。
リセットレバー75も機構的に接続しており、竜頭7を
一段階引き出すと、リセットレバー75は地板2に沿っ
て回転する。この回転方向の側には、回路基板31から
斜め下方に張り出す接点部315が位置しているため、
竜頭7を一段階引き出す動作に連動して、リセットレバ
ー75の先端部でZ字状に折り曲げられた接点部分75
5が接点部315に接触してスイッチが作動した状態と
なる。この状態では、回路基板31に構成されている駆
動回路(図示せず。)からステップモータ40への駆動
信号の出力が停止されるので、モータ用ロータ42の回
転も停止する。ここで、接点部315は回路基板31か
ら斜め下方に張り出しているので、狭い空間内に構成し
たスイッチ機構でありながら接点同士の接触が確実であ
る。
【0085】なお、回路基板31は、それに形成されて
いる穴310に小鉄車座311の突起312が嵌まった
状態で位置決めされ、かつ、回路押さえ板316によっ
て押しつけ固定された状態にある。従って、竜頭7を引
き出した状態から竜頭7を押し込むと、接点315と接
点部分755とが離れるので、再び、駆動回路から駆動
信号がステップモータ40から出力される。それ故、モ
ータ用ロータ42は、再び回転し始める。また、竜頭7
を押し込むと、規正レバー74が三番車53から離れる
ので、指針は回転を再開する。
いる穴310に小鉄車座311の突起312が嵌まった
状態で位置決めされ、かつ、回路押さえ板316によっ
て押しつけ固定された状態にある。従って、竜頭7を引
き出した状態から竜頭7を押し込むと、接点315と接
点部分755とが離れるので、再び、駆動回路から駆動
信号がステップモータ40から出力される。それ故、モ
ータ用ロータ42は、再び回転し始める。また、竜頭7
を押し込むと、規正レバー74が三番車53から離れる
ので、指針は回転を再開する。
【0086】ここで、リセットレバー75は、薄い板状
のものから構成されており、回転錘25の回転重錘25
2の回転領域内(回転錘25の肉厚部の回転領域と地板
2との間)に配置されている。このような場合には、断
面方向におけるスペースが狭いため、本形態では、リセ
ットレバー75が水平に配置されている一方、回路基板
31が斜めに配置されているので、このスイッチ機構の
薄型化に大きな効果がある。また、かんぬき72などと
いった切換用の部材も、回転錘25の回転重錘252の
回転領域内に配置されている。
のものから構成されており、回転錘25の回転重錘25
2の回転領域内(回転錘25の肉厚部の回転領域と地板
2との間)に配置されている。このような場合には、断
面方向におけるスペースが狭いため、本形態では、リセ
ットレバー75が水平に配置されている一方、回路基板
31が斜めに配置されているので、このスイッチ機構の
薄型化に大きな効果がある。また、かんぬき72などと
いった切換用の部材も、回転錘25の回転重錘252の
回転領域内に配置されている。
【0087】本形態において、図13(A)、(B)に
示すように、巻真70は、合成樹脂製の小鉄車座311
の内部を通るように配置され、支持されている。この小
鉄車座311には、図13(A)に示すように、発電用
ステータ22およびその磁心221の下層側に潜り込む
ように突き出た張出部分319が構成されている。この
ため、発電用ステータ22およびその磁心221がねじ
止めされる際には、小鉄車座311も発電用ステータ2
2および磁心221によって押さえ込まれることにな
る。それ故、組み立て性がよいとともに、小鉄車座31
1の浮き上がりがない。
示すように、巻真70は、合成樹脂製の小鉄車座311
の内部を通るように配置され、支持されている。この小
鉄車座311には、図13(A)に示すように、発電用
ステータ22およびその磁心221の下層側に潜り込む
ように突き出た張出部分319が構成されている。この
ため、発電用ステータ22およびその磁心221がねじ
止めされる際には、小鉄車座311も発電用ステータ2
2および磁心221によって押さえ込まれることにな
る。それ故、組み立て性がよいとともに、小鉄車座31
1の浮き上がりがない。
【0088】(その他の実施の形態)なお、上記形態で
は、発電用輪列60は、発電用ロータ21に回転駆動力
を伝達する伝え車として1つの発電用ロータ伝え車62
を有するものであったが、発電用輪列60が2つ以上の
伝え車を有するタイプのものに本発明を適用してもよ
い。
は、発電用輪列60は、発電用ロータ21に回転駆動力
を伝達する伝え車として1つの発電用ロータ伝え車62
を有するものであったが、発電用輪列60が2つ以上の
伝え車を有するタイプのものに本発明を適用してもよ
い。
【0089】また、上記形態において、小型発電機20
は、時計の使用者の動きによって回転してその回転駆動
力を発電用輪列60に伝達する回転錘25を備えるタイ
プのものであったが、小型発電機20としては、竜頭7
の回転を発電用輪列を介して発電用ロータ21に伝達す
ることによって発電用ロータ21を高速回転させるタイ
プのもの、あるいはゼンマイを巻き上げ、ゼンマイを解
放したときのゼンマイの復帰力を発電用輪列を介して発
電用ロータ21に伝達することによって発電用ロータ2
1を高速回転させるタイプのものについて本発明を適用
してもよい。
は、時計の使用者の動きによって回転してその回転駆動
力を発電用輪列60に伝達する回転錘25を備えるタイ
プのものであったが、小型発電機20としては、竜頭7
の回転を発電用輪列を介して発電用ロータ21に伝達す
ることによって発電用ロータ21を高速回転させるタイ
プのもの、あるいはゼンマイを巻き上げ、ゼンマイを解
放したときのゼンマイの復帰力を発電用輪列を介して発
電用ロータ21に伝達することによって発電用ロータ2
1を高速回転させるタイプのものについて本発明を適用
してもよい。
【0090】また、図9に示すように、秒針64を取り
付けた四番車52を有する三針タイプの時計であれば、
この四番車52を発電用ロータ伝え車62や発電用ロー
タ21から離れた位置に配置し、かつ、四番車52と発
電用ロータ伝え車62や発電用ロータ21との間に日の
裏車55などの高回転トルクの歯車を配置して、発電用
ロータ伝え車62や発電用ロータ21から飛散してくる
潤滑油が四番車52に付着するのを防止すればよい。こ
の場合にも、時計用輪列50のうちモータ用ロータ42
から最も回転速度の速い秒針64が取り付けられた四番
車52までに至る全ての時計用輪列が発電用ロータ伝え
車62からみて日の裏車55や小鉄車79などの高回転
トルク歯車の背後に配置されていることが好ましい。
付けた四番車52を有する三針タイプの時計であれば、
この四番車52を発電用ロータ伝え車62や発電用ロー
タ21から離れた位置に配置し、かつ、四番車52と発
電用ロータ伝え車62や発電用ロータ21との間に日の
裏車55などの高回転トルクの歯車を配置して、発電用
ロータ伝え車62や発電用ロータ21から飛散してくる
潤滑油が四番車52に付着するのを防止すればよい。こ
の場合にも、時計用輪列50のうちモータ用ロータ42
から最も回転速度の速い秒針64が取り付けられた四番
車52までに至る全ての時計用輪列が発電用ロータ伝え
車62からみて日の裏車55や小鉄車79などの高回転
トルク歯車の背後に配置されていることが好ましい。
【0091】さらに、上記形態では、発電用ロータ伝え
車62や発電用ロータ21から潤滑油が飛散したときの
例で説明したが、発電用ロータ伝え車62や発電用ロー
タ21などの発電用高速回転歯車の噛み合い面などに潤
滑油を付けないで、たとえば表面に低摩擦皮膜を形成す
る場合がある。このような場合には、長期間の使用のう
ちに高速回転により表面が磨耗して摩耗粉が発生、飛散
することがあるが、本発明によれば、発電用ロータ伝え
車62や発電用ロータ21などから飛散してきた摩耗粉
が低回転トルクの歯車(時計用輪列50)の噛み合い面
や軸受部に付着することがない。それ故、摩耗粉に起因
する回転負荷の増大がなく、時計の止まりや遅れ、ある
いは消費電流の増大が発生しない。
車62や発電用ロータ21から潤滑油が飛散したときの
例で説明したが、発電用ロータ伝え車62や発電用ロー
タ21などの発電用高速回転歯車の噛み合い面などに潤
滑油を付けないで、たとえば表面に低摩擦皮膜を形成す
る場合がある。このような場合には、長期間の使用のう
ちに高速回転により表面が磨耗して摩耗粉が発生、飛散
することがあるが、本発明によれば、発電用ロータ伝え
車62や発電用ロータ21などから飛散してきた摩耗粉
が低回転トルクの歯車(時計用輪列50)の噛み合い面
や軸受部に付着することがない。それ故、摩耗粉に起因
する回転負荷の増大がなく、時計の止まりや遅れ、ある
いは消費電流の増大が発生しない。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る指針
式電子時計では、発電用ロータや発電用ロータ伝え車な
どといった発電用高速回転歯車と、指針が取り付けられ
た番車との間には、高回転トルク歯車が配置されている
ため、発電用高速回転歯車が高速回転してそれから潤滑
油や摩耗粉などが飛散しても、低回転トルクの歯車であ
る当該番車に潤滑油などが付着することがない。従っ
て、潤滑油が起こす回転負荷の増大に起因する時計の止
まりや遅れを防止することができる。また、潤滑油が起
こす回転負荷の増大がないので、この回転負荷の増大に
起因する消費電流の増大がなく、エネルギー収支面でも
好ましい。それ故、各歯車を近接配置しても、潤滑油の
飛散の影響を抑えることができるので、指針式電子時計
の小型・薄型化を図ることができる。また、当該番車へ
の潤滑油の付着を防ぐのは高回転トルクの歯車であり、
新たに追加した部品ではない。従って、この点からも、
指針式電子時計の小型・薄型化に適している。しかも、
このような高回転トルク歯車であれば、潤滑油に対する
遮蔽物として用いたために潤滑油がたとえ付着したとし
ても、その回転が妨げられることはない。
式電子時計では、発電用ロータや発電用ロータ伝え車な
どといった発電用高速回転歯車と、指針が取り付けられ
た番車との間には、高回転トルク歯車が配置されている
ため、発電用高速回転歯車が高速回転してそれから潤滑
油や摩耗粉などが飛散しても、低回転トルクの歯車であ
る当該番車に潤滑油などが付着することがない。従っ
て、潤滑油が起こす回転負荷の増大に起因する時計の止
まりや遅れを防止することができる。また、潤滑油が起
こす回転負荷の増大がないので、この回転負荷の増大に
起因する消費電流の増大がなく、エネルギー収支面でも
好ましい。それ故、各歯車を近接配置しても、潤滑油の
飛散の影響を抑えることができるので、指針式電子時計
の小型・薄型化を図ることができる。また、当該番車へ
の潤滑油の付着を防ぐのは高回転トルクの歯車であり、
新たに追加した部品ではない。従って、この点からも、
指針式電子時計の小型・薄型化に適している。しかも、
このような高回転トルク歯車であれば、潤滑油に対する
遮蔽物として用いたために潤滑油がたとえ付着したとし
ても、その回転が妨げられることはない。
【図1】(A)は、本発明を適用した指針式電子時計の
全体構成を示す概略構成図、(B)、(C)はそれぞれ
回転錘の構造を示す説明図である。
全体構成を示す概略構成図、(B)、(C)はそれぞれ
回転錘の構造を示す説明図である。
【図2】本発明を適用した指針式電子時計において各部
品を支持する地板、第1の輪列受、および第2の輪列受
のレイアウトを示す平面図である。
品を支持する地板、第1の輪列受、および第2の輪列受
のレイアウトを示す平面図である。
【図3】本発明を適用した指針式電子時計において、日
の裏車、回転錘の中心(回転錘固定用ねじ)、二番車、
筒車、三番車、モータ用ロータ、止めねじを通る位置で
切断したときの断面図である。
の裏車、回転錘の中心(回転錘固定用ねじ)、二番車、
筒車、三番車、モータ用ロータ、止めねじを通る位置で
切断したときの断面図である。
【図4】(A)は、本発明を適用した指針式電子時計に
おいて、発電用コイル、発電用ロータ、発電用ロータ伝
え車、日の裏車、回転錘の中心(回転錘固定用ねじ)、
二番車、筒車を通る位置で切断したときの断面図、
(B)は、発電用ロータの軸受け部分の拡大断面図であ
る。
おいて、発電用コイル、発電用ロータ、発電用ロータ伝
え車、日の裏車、回転錘の中心(回転錘固定用ねじ)、
二番車、筒車を通る位置で切断したときの断面図、
(B)は、発電用ロータの軸受け部分の拡大断面図であ
る。
【図5】本発明を適用した指針式電子時計において、止
めねじ、ステップモータのコイル、別の止めねじを通る
部分の断面図である。
めねじ、ステップモータのコイル、別の止めねじを通る
部分の断面図である。
【図6】本発明を適用した指針式電子時計において、止
めねじ、回転錘の中心(回転錘固定用ねじ)を通る部分
の断面図である。
めねじ、回転錘の中心(回転錘固定用ねじ)を通る部分
の断面図である。
【図7】本発明を適用した指針式電子時計において、止
めねじ、日の裏車を通る部分の断面図である。
めねじ、日の裏車を通る部分の断面図である。
【図8】本発明を適用した指針式電子時計に用いた回転
錘車の平面図である。
錘車の平面図である。
【図9】本発明を適用した指針式電子時計において、秒
針を取り付けた四番車を有する場合の構成例を示す断面
図である。
針を取り付けた四番車を有する場合の構成例を示す断面
図である。
【図10】本発明を適用した指針式電子時計における時
刻合わせ用の機構部分の平面的な配置関係を示す説明図
である。
刻合わせ用の機構部分の平面的な配置関係を示す説明図
である。
【図11】本発明を適用した指針式電子時計における規
正レバーの先端部の構成を示す断面図である。
正レバーの先端部の構成を示す断面図である。
【図12】本発明を適用した指針式電子時計におけるリ
セットレバーの先端部の構成を示す断面図である。
セットレバーの先端部の構成を示す断面図である。
【図13】(A)、(B)はいずれも、本発明を適用し
た指針式電子時計における巻真およびそれを支持する小
鉄車座の断面図である。
た指針式電子時計における巻真およびそれを支持する小
鉄車座の断面図である。
【図14】従来の指針式電子時計の全体構成を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図15】従来の指針式電子時計における回転錘の支持
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
1 指針式電子時計 2 地板 3 第1の輪列受 5 中枠 6 第2の輪列受 7 竜頭 10 電源部 17、18、26 止めねじ 20 小型発電機 21 発電用ロータ(発電用高速回転歯車) 22 発電用ステータ 23 発電用コイル 25 回転錘 30 二次電源(キャパシタ) 31 回路基板(回路部) 32 水晶振動子 40 ステップモータ 41 コイル 42 モータ用ロータ 43 モータ用ステータ 44 磁心 52 四番車 53 三番車 54 二番車 55 日の裏車 56 筒車 50 時計用輪列 60 発電用輪列 61 回転錘車 62 発電用ロータ伝え車(発電用高速回転歯車) 63 時針 64 秒針 68 裏蓋 69 分針 70 巻真 71 おしどり 72 かんぬき 73 つづみ車 74 規正レバー 75 リセットレバー 78 時計ケースの胴 79 小鉄車 90 ボールベアリング 91 ベアリングボール 92 内側部材 93 外輪(外側部材) 94 内輪 95 ボール押さえ輪 96 リテーナ 97 ベアリング軸(案内軸) 170、180、260 金属筒状のねじ座 211 発電用ロータの回転中心軸 212、214、218、555、S 穴石 213、215 キャップ 267 スリーブ 250 回転錘固定用ねじ 251 薄板からなる回転錘体(肉薄部) 252 回転重錘(肉厚部) 253 溶接用の凹部 311 小鉄車座 315 回路基板の接点部 502 中枠のだぼ 601 倒れ防止の穴 603 切り欠きの段差部分 604 倒れ防止の切り欠き 611、612 回転錘車の縁部 613 回転錘車の開口 614 回転錘車のばね性を示す部分 755 リセットレバーの接点部分 931 外輪の小径部 932 外輪の大径部 933 外輪の中径部 934 加締め部分 941 内輪の嵌合部 942 内輪の逃げ部 970 盲穴 G 潤滑油を保持する隙間 C1 スリーブとキャップとの圧接部分の厚さ方向にお
ける中心位置 C2 キャップと穴石との圧接部分の厚さ方向における
中心位置 C3 スリーブと地板との圧接部分の厚さ方向における
中心位置
ける中心位置 C2 キャップと穴石との圧接部分の厚さ方向における
中心位置 C3 スリーブと地板との圧接部分の厚さ方向における
中心位置
Claims (10)
- 【請求項1】 外力を発電用ロータに伝達する発電用輪
列を備えた小型発電機と、該小型発電機で発生した電気
エネルギーに基づいて駆動されるステップモータと、該
ステップモータから指針に回転駆動力を伝達する時計用
輪列と、該時計用輪列を地板との間に支持する輪列受を
有する指針式電子時計において、 前記発電用輪列のうち高速回転する発電用高速回転歯車
と、前記時計用輪列のうち指針が取り付けられた指針車
との間には、当該指針車よりも回転トルクの高い高回転
トルク歯車が配置されていることを特徴とする指針式電
子時計。 - 【請求項2】 請求項1において、前記発電用高速回転
歯車は、前記発電用ロータ、および該発電用ロータと噛
み合う発電用ロータ伝え車のうちの少なくとも一方の歯
車であることを特徴とする指針式電子時計。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記発電用
高速回転歯車からみて前記高回転トルク歯車の背後に
は、前記ステップモータのモータ用ロータが配置されて
いることを特徴とする指針式電子時計。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記発電用高速回転歯車からみて前記高回転トルク歯車
の背後には、前記ステップモータのモータ用ロータと噛
み合う前記時計用輪列の歯車が配置されていることを特
徴とする指針式電子時計。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記発電用高速回転歯車からみて前記高回転トルク歯車
の背後には、前記時計用輪列のうち前記ステップモータ
のモータ用ロータから最も回転速度の速い指針が取り付
けられた指針車までに至る全ての時計用輪列が配置され
ていることを特徴とする指針式電子時計。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
前記発電用高速回転歯車からみて前記ステップモータの
モータ用ロータに至る領域には、当該発電用高速回転歯
車の方から前記モータ用ロータの方に向かって前記時計
用輪列が回転トルクの大きな歯車の順に配置されている
ことを特徴とする指針式電子時計。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
前記高回転トルク歯車は、前記時計用輪列のうち時針が
取り付けられた指針車と噛み合う中間車であることを特
徴とする指針式電子時計。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
前記高回転トルク歯車は、竜頭を介して時刻合わせをす
る際に巻真の回転を前記時計用輪列に伝達する中間車で
あることを特徴とする指針式電子時計。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
前記小型発電機は、時計の使用者の動きによって回転し
てその回転駆動力を前記発電用輪列に伝達する回転錘を
備え、 前記輪列受は、当該回転錘、前記発電用輪列、および前
記時計用輪列のうち指針が取り付けられた指針車を除く
歯車を前記地板との間に支持する第1の輪列受と、該第
1の輪列受に対して前記地板側に積層固定され、前記指
針が取り付けられた指針車を支持する第2の輪列受とを
備え、 当該第2の輪列受は、前記発電用ロータと当該発電用ロ
ータと噛み合う発電用ロータ伝え車との噛み合い位置と
同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする指針式
電子時計。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
て、前記高回転トルク歯車の歯が形成されている部分
は、前記発電用ロータと当該発電用ロータと噛み合う発
電用ロータ伝え車との噛み合い位置と異なる高さ位置に
あることを特徴とする指針式電子時計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30321097A JPH11142545A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 指針式電子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30321097A JPH11142545A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 指針式電子時計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11142545A true JPH11142545A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17918212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30321097A Pending JPH11142545A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 指針式電子時計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11142545A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009036655A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 冗長系回転角度検出器 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30321097A patent/JPH11142545A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009036655A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 冗長系回転角度検出器 |
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|---|---|---|---|
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Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |