JP3303348B2 - 樹脂フィルム製造装置の水膜形成装置 - Google Patents
樹脂フィルム製造装置の水膜形成装置Info
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Description
特に回転するドラム上にシート状の溶融樹脂を供給して
樹脂フィルムを製造する樹脂フィルム製造装置に用いら
れる水膜形成装置に関する。
法として、回転体(たとえばキャスティングドラム)表
面に水の薄膜を形成し、この水膜を介してキャスティン
グドラム表面に溶融樹脂を供給し樹脂フィルムを製造す
る方法が知られている。この種の製造方法を実施するた
めの装置は、一般に、キャスティングドラムと、キャス
ティングドラム表面に水膜を形成するための水膜形成部
と、水膜が形成されたキャスティングドラム上にシート
状の溶融樹脂を押し出すための樹脂供給部と、キャステ
ィングドラム表面の水膜を除去するための水膜除去部と
を備えている。
とドラム表面との間に水膜が介在することにより、樹脂
フィルムに随伴する空気が排除され、樹脂フィルム表面
に形成されやすい微小気泡の発生が大幅に抑えられる。
これにより結果的に生産速度を大幅に上げることが可能
である。
ム製造装置では、キャスティングドラムを冷却し、水膜
形成部から湿り空気を噴出させ、キャスティングドラム
表面に結露を生じさせて水膜を形成している。ところ
で、水膜形成部で湿り空気が冷却されてしまうと、ドラ
ム表面に到達するまでに結露が生じてしまい、ドラム表
面に良好に水膜を形成することができない。このため
に、従来は水膜形成部を二重構造とし、周囲にスチーム
を流通させて水膜形成部全体を加熱するようにしてい
る。
により装置全体が大形になり、しかも水膜形成部全体を
均一に加熱することは困難である。また、湿り空気は一
般に100℃以下に設定する必要があるが、湿り空気の
結露を防止するためのスチームは、減圧しない限り10
0℃以上であるため、湿り空気を適正温度にコントロー
ルするのが困難である。
ことができ、しかも湿り空気を適正温度に容易にコント
ロールできる樹脂フィルム製造装置の水膜形成装置を提
供することにある。
置は、回転するドラム上にシート状の溶融樹脂を供給し
て樹脂フィルムを製造する樹脂フィルム製造装置に用い
られ、ドラム表面に水膜を形成するための装置である。
そして、装置本体と、湿り空気噴出手段と、加熱手段を
と備えている。
置可能であり、ドラム表面側に開く室を有している。前
記湿り空気噴出手段は、装置本体の室に対して湿り空気
を噴出するための手段である。前記加熱手段は、装置本
体に埋設され、湿り空気噴出手段及び装置本体の室内の
湿り空気を加熱するための手段である。
装置では、装置本体がたとえばアルミ材等の鋳造物から
なり、この装置本体にシーズヒータ等の加熱手段が埋設
されている。このような構成では、たとえばアルミ鋳込
ヒータを利用することができ、簡単な構造で軽量化が図
れ、しかも二重構造に比較して剛性が高く、装置全体を
均一に加熱することができる。したがって、湿り空気が
水膜形成装置部分で結露することはなく、ドラム表面に
対して良好な水膜を形成することができる。また、加熱
手段としてスチームを用いてないので、湿り空気を容易
に適正温度にコントロールできる。
ム製造装置を示す。図において、樹脂フィルム製造装置
は、フィルム製造部1と、フィルム延伸部2と、巻き取
り部3とから主に構成されている。フィルム製造部1
は、キャスティングドラム4と、樹脂供給装置5と、チ
ャージ装置6と、水膜形成装置7と、3台の湿り空気発
生装置80(図では1台のみを表示している)と、フィ
ルム送り装置8とを有している。
な円柱状の部材であり、図示しない駆動装置により反時
計回りに回転し得る。また、キャスティングドラム4に
は、冷却水を循環して内周面を冷却するための冷水管が
内蔵されている(図示せず)。樹脂供給装置5は、キャ
スティングドラム4の上方に配置されかつキャスティン
グドラム4の軸線と平行に延びた口金(図示せず)を有
している。この口金からは、キャスティングドラム4上
に一定の厚みのシート状の溶融樹脂5aが供給され得
る。
左側において、キャスティングドラム4の外周面から若
干離れて配置されている。静電気印加装置6は、キャス
ティングドラム4の軸線と平行に延びる静電気印加ワイ
ヤ6aを有している。この静電気印加ワイヤ6aには、
図示しない電圧印加装置が接続されており、高電圧が印
加され得る。
側に配置されており、退避装置9によりキャスティング
ドラム4に対して接離可能となっている。ここで、図2
から図8を参照して、水膜形成装置7及び退避装置9の
詳細を説明する。水膜形成装置7は、水膜形成部19
と、水膜形成部19のフィルム送り装置8側に設けられ
た水膜除去部20とを一体に備えたユニット状に構成さ
れている(図2)。水膜形成部19は、図3に示すよう
に、主湿り空気吹出し装置21と、1対の副湿り空気吹
出し装置22,22とから構成されている。主湿り空気
吹出し装置21は、キャスティングドラム4の軸線と平
行に配置されており、長さが樹脂供給装置5よりも長く
設定されている(図4)。主湿り空気吹出し装置21
は、断面コ字状に形成されており、内部にシーズヒータ
23が鋳込まれたアルミ材からなる本体24を有してい
る。この本体24は、キャスティングドラム4と対向す
る室25を有しており、室25はキャスティングドラム
4の軸線に沿って延びている。なお、室25のキャステ
ィングドラム4の軸線方向と直交する方向の幅Dは、2
0〜300mm、さらに50〜100mmが好ましい。
本実施例では、直径1mのキャスティングドラム4に対
して幅Dは75mmに設定されている。
噴出するためのパイプ26が配置されている。このパイ
プ26は、下側半分が室25内に突出しており、そこに
は湿り空気を噴出するための小孔26aが所定のピッチ
の千鳥状に設けられている。さらに、パイプ26の一端
には、湿り空気発生装置80からのフレキシブルチュー
ブ(図示せず)が連結されている。また、室25の開口
部分には、ステンレス製の金網部材29が配置されてい
る。この金網部材は、線径が0.12mmでありかつ網
目が80メッシュであり、開口率が39.3%に設定さ
れている。なお、金網部材29は、網目が30メッシュ
以上であり、開口率が30〜50%が好ましい。また、
金網部材29は、樹脂製のメッシュ部材等によっても構
成し得る。
には、アルミ材からなる縁部材28が取り付けられてい
る。この縁部材28は、キャスティングドラム4の軸線
と平行に延びており、キャスティングドラム4側端面が
キャスティングドラム4の表面形状に対応して傾斜して
いる。また、本体24の上部及び両側部には、ガラス繊
維等の断熱材27が配置されている。
り空気吹出し装置21の樹脂供給装置5側部において、
主湿り空気吹出し装置21の両端部に配置されている
(図4参照)。各副湿り空気吹出し装置22の構成は、
図3に示すように主湿り空気吹出し装置21とほぼ同様
であり、室30を有する本体31と、本体31の上部及
び主湿り空気吹出し装置21と逆側の側部に設けられた
断熱材32と、本体31のキャスティングドラム4側に
設けられた縁部材33と、室30の開口部分に設けられ
たステンレス製の金網34と、湿り空気発生装置80か
らのフレキシブルチューブ(図示せず)が連結された湿
り空気噴出用のパイプ35とを有している。また、本体
31にはシーズヒータ36が埋設されている。
織布ロール37と、不織布ロール37を回転自在に支持
する軸受け部38と、不織布ロール37をキャスティン
グドラム4表面に押しつけるためのエアシリンダ39と
を有している。不織布ロール37は、キャスティングド
ラム4の軸線と平行に延びている(図4参照)。また、
不織布ロール37は、図示しないカバーによりその上方
が覆われており、また真空ポンプ67a(図1)から延
びるフレキシブルチューブに連結されている。
は、図6に示すように、それぞれ受け台41が固定され
ている。受け台41のキャスティングドラム4側部に
は、フランジ部42が設けられている。また、水膜形成
装置7からは、退避装置9に向けて1対のブラケット4
3,43が平行に突出している。各ブラケット43に
は、ピン孔43aが設けられている。
置60とから主に構成されている(図1参照。なお、ド
ッキング装置は図示省略)。図2及び図6を参照して、
移動部9aの詳細を説明する。移動部9aは、移動ブロ
ック44と、この移動ブロック44の上部に固定された
移動フレーム45とを有している。移動ブロック44
は、水膜形成装置7から突出する1対のブラケット4
3,43間に配置されている。そして、移動ブロック4
4の両端部から突出する1対のピン54,54が対応す
るブラケット43のピン孔43a,43aに嵌入してお
り、これにより移動ブロック44は水膜形成装置7を支
持している。なお、ピン54,54は移動ブロック44
内に設けられた図示しないシリンダにより移動ブロック
44から出入可能に構成されている。
動用コロ46が回転自在に設けられている。そして、こ
の移動用コロ46は、図2に示すように、支持枠47に
より支持された水平方向のガイドレール48上に配置さ
れている。また、支持枠47には、移動用エアシリンダ
49が固定されており、そのロッド先端49aには、移
動フレーム45が支持されている。移動部9aでは、移
動用エアシリンダ49によって移動フレーム45がガイ
ドレール48に沿って往復移動し得る。
ラム4の両端に配置されており、キャスティングドラム
を回転可能に支持するための固定フレーム(図示せず)
に取り付けられている。ドッキング装置60は、図7に
示すように、当接部63と、当接部63を昇降させるた
めのエアシリンダ62とから主に構成されている。当接
部63は、水膜形成装置7のフランジ部42が当接し得
る形状に形成されている。
ンク70が回動自在に装着されている。各保持用リンク
70の先端には、クランプ用ローラ71が回転自在に装
着されており、また他端には保持用のエアシリンダ72
が連結されている。このようなドッキング装置60によ
り、水膜形成装置7は図1の一点鎖線で示す退避位置
と、キャスティングドラム4に近接する水膜形成位置と
を取り得るようになっている。ここで、昇降用エアシリ
ンダ62のシリンダストロークは、退避位置に水膜形成
装置7が移動させられたときには各湿り空気吹出し装置
21,22の下端がキャスティングドラム4の表面から
50mm以上となるように設定されており、また水膜形
成位置に移動したときには図3に示す縁部材28,33
の先端とキャスティングドラム4表面との隙間Eが1〜
5mm、好ましくは1〜3mmとなるように設定されて
いる。隙間Eが5mmを超える場合は、キャスティング
ドラム4への水膜形成動作(後述)において、ドラム4
の随伴気流により湿り空気がキャスティングドラム4に
到達するのを阻害され、良好な水膜形成動作が行えな
い。なお、退避位置は、キャスティングドラム4表面か
ら100mmが望ましい。また水膜形成位置は、2mm
に設定するのが均一な水膜を形成する上で望ましい。ま
た、エアシリンダ62のエアの流量は、水膜形成装置7
を退避位置と水膜形成位置との間で移動させる速度が
0.1m/s以上に設定できるよう調整されている。こ
の移動速度は、0.2m/sが好ましい。
うに、密閉容器81を有している。密閉容器81内に
は、密閉容器81内に水を供給するための水供給管82
の一端が配置されている。水供給管82は、昇温タンク
83と電磁弁84とを有している。昇温タンク83は、
内部の水を温めるためのヒータ85を有している。ま
た、昇温タンク83には、図示しない温度センサが取り
付けられている。
が配置されている。エア供給管86は、コントロールバ
ルブ87を有しており、コンプレッサ等の圧縮空気供給
装置(図示せず)から圧力が一定の圧縮空気が供給され
得る。このエア供給管86は、密閉容器81内におい
て、圧縮空気を噴出するための多数の小孔を有している
(図示ぜす)。この小孔は、直径が5mm以下(好まし
くは3mm以下)に設定されている。さらに、密閉容器
81は、水を温めるためのヒータ88と、水温を測定す
るための温度センサ89と、液面を検知するための液面
センサ90とを内部に有している。液面センサ90は、
密閉容器81の底面から300mm以上の高さに配置さ
れている。液面センサ90の高さの上限は、特に限定さ
れるものではないが、通常は、他の装置との関係で制限
される、密閉容器81の高さにより規制される。
91が取り付けられている。湿り空気供給管91は、供
給管本体92と、保温用のヒータ93とから主に構成さ
れている。供給管本体92は、一端が密閉容器81の上
端に取り付けられており、密閉容器81内に開口してい
る。供給管本体92は、密閉容器81から上方に延びて
おり、途中で登り勾配となるように屈曲されている。そ
して、その他端は、湿り空気吹出し装置に湿り空気を供
給するためのフレキシブルチューブの他端に連結されて
いる。ヒータ93は、供給管本体92の外周部を覆うよ
うに配置されており、図示しない温度センサによりコン
トロールされ得る。
10と、1組のガイドロール11,12とから主に構成
されている。サクションロール10は、キャスティング
ドラム4の近傍に配置されており、キャスティングドラ
ム4の軸線と平行に延びている。また、サクションロー
ル10は、図示しない駆動装置により時計回りに回転さ
れ得る。このサクションロール10は、ロール表面に多
数の吸引孔を有しており、真空ポンプ13に連結されて
いる。1組のガイドロール11,12は、サクションロ
ール10の下流側に配置されており、サクションロール
10と平行に配置されている。
下流側に配置されており、縦軸延伸部14と、横軸延伸
部15とをこの順に有している。縦軸延伸部14は、平
行に配置された多数のロール群から構成されており、フ
ィルム製造部1からの樹脂フィルムFに搬送方向の張力
を加えて樹脂フィルムFを縦軸方向に延伸し得る。横軸
延伸部15は、樹脂フィルムFの両側縁を把持して幅方
向の延伸処理を行い得る。
している。巻き取りロール16とフィルム延伸部2との
間には、フィルム延伸部2からの樹脂フィルムFを巻き
取りロール16へ案内するための1対のガイドロール1
7,18が配置されている。次に、前記樹脂フィルム製
造装置による2軸延伸樹脂フィルムの製造方法について
説明する。
ラム4に冷却水を供給し、ドラムの表面温度を例えば2
5℃に設定する。そして、図示しない駆動装置により、
キャスティングドラム4を反時計回りに回転させる。回
転するキャスティングドラム4上には、樹脂供給装置5
の口金からシート状の溶融樹脂5aを押し出す。口金か
らの溶融樹脂5aは、キャスティングドラム4の表面に
接触すると冷却されて固化し、樹脂フィルムFとなる。
この樹脂フィルムFは、静電気印加装置6によりキャス
ティングドラム4表面に密着する。ここでは、静電気印
加ワイヤ6aに高電圧を印加すると静電気印加装置6近
傍の空気がイオン化されるので、キャスティングドラム
4表面が帯電し、樹脂フィルムFが密着する。
ィルムFは、キャスティングドラム4の回転にしたがっ
て移動し、キャスティングドラム4から離れてフィルム
送り装置8へ搬送される。フィルム送り装置8におい
て、キャスティングドラム4からの樹脂フィルムFは、
サクションロール10の表面に密着し、サクションロー
ル10の駆動によりガイドロール11へ送り出される。
そして、樹脂フィルムFは、ガイドロール11,12に
より案内されてフィルム延伸部2へ搬送される。ここ
で、樹脂フィルムFは、縦軸延伸部14及び横軸延伸部
15においてそれぞれ縦軸方向及び横軸方向に延伸され
て2軸延伸樹脂フィルムになる。この2軸延伸樹脂フィ
ルムは、巻き取り部3へ搬送され、ガイドロール17,
18により案内されて巻き取りロール16に巻き取られ
る。
の先端が縦軸延伸部14を通過すると、キャスティング
ドラム4の表面に水膜を形成し始める。次に、この水膜
の形成動作について説明する。まず、退避装置9の移動
用エアシリンダ49を作動して、移動ブロック44を図
1に実線で示す位置から一点鎖線で示す位置に移動させ
る。この位置では、移動ブロック44により支持された
水膜形成装置7の各湿り空気吹出し装置21,22の縁
部材28,33の先端は、キャスティングドラム4の表
面から100mm程度離れている。
端に配置されたドッキング装置60,60の昇降用のエ
アシリンダ62を作動して、そのロッドを突出させる
と、ドッキング装置60の当接部63が水膜形成装置7
方向に移動して水膜形成装置7の受け台41のフランジ
部42に当接する。ここで、ドッキング装置60の保持
用のエアシリンダ72が作動し、そのロッドが突出す
る。これにより、当接部63両端の保持用リンク70,
70がそれぞれ回動し、その先端のクランプ用ローラ7
1部分で水膜形成装置7のフランジ部42を当接部63
に圧接し、両者を強固に連結する。
形成装置7とのドッキング動作が完了すると、次に主湿
り空気吹出し装置21及び副湿り空気吹出し装置22,
22に対応する湿り空気発生装置80から湿り空気を供
給し始める。ここでは、まず湿り空気発生装置80によ
る湿り空気の供給動作について説明する。湿り空気発生
装置80の水供給管82では、まず昇温タンク83内に
水が蓄えられる。昇温タンク83内に蓄えられた水は、
ヒータ85により加熱される。こうして加熱された昇温
タンク83内の水は、電磁弁84を開けると水供給管8
2を通って密閉容器81内に連続的に供給される。これ
により、密閉容器81内では、液面センサ90の高さま
で水供給管82からの水が貯留される。密閉容器81内
の水面が液面センサ90の高さに到達すると、液面セン
サ90からの信号にしたがって電磁弁84が閉鎖し、密
閉容器81内への水の供給が停止される。なお、密閉容
器81内に供給する水は、通常の飲料水でも良いが、イ
オン交換水が好ましい。これは、飲料水に含まれるカル
シウム分等によりエア供給管86の小孔(図示せず)が
目詰まりを起こしやすいためである。
からの水は、81〜90℃の範囲の一定温度になるよう
ヒータ88により加熱する。ここでは、ヒータ88は、
温度センサ89からの信号にしたがって作動し、密閉容
器内の水温を一定に維持する。密閉容器81内の温水が
一定温度に設定されると、次にエア供給管86内に図示
しない圧縮空気供給装置から圧力が一定の圧縮空気を供
給し始める。なお、圧縮空気の供給量は、ゲージ圧が1
〜5kgf/cm2 の範囲で7〜30l/分に設定する
のが好ましい。この圧縮空気は、コントロールバルブ8
7を開けると図示しない小孔から温水中に噴出する。噴
出した空気は、温水中を上昇して吸湿し、湿り空気とな
って密閉容器81の上部に蓄えられる。ここでは、上述
のようにエア供給管86の小孔の孔径が上述の範囲に設
定されているため、エア供給管86からの空気は細かな
泡状となって温水中を上昇する。また、温水の水深が上
述の範囲に設定されているため、温水中での空気の滞留
時間が充分確保される。さらに、温水中の空気は、水温
が上述の温度範囲に設定されているため、効率よく吸湿
する。このため、エア供給管86からの空気は、飽和状
態の安定した湿り空気となって密閉容器81の上部に蓄
えられる。
は、湿り空気供給管91を通って対応する湿り空気吹出
し装置に供給される。ここでは、湿り空気が供給管本体
92内を上昇し、フレキシブルチューブを経由して湿り
空気吹出し装置に供給される。供給管本体92内の湿り
空気は、ヒータ93により保温される。このため、湿り
空気は、供給管本体92内で凝縮するのが防止される。
また、仮に供給管本体92内で凝縮しても、供給管本体
92が登り勾配であるため、凝縮した水は密閉容器81
内に戻る。これらの結果、水膜形成装置7には、水分量
が一定の湿り空気が安定に供給できる。
下すると、液面センサ90が作動して電磁弁84が開
き、水供給管82から水が補給される。ここで補給する
水は、密閉容器81内に貯溜されている温水の温度まで
昇温タンク83において予め加熱しておく。こうする
と、新たな温水が密閉容器81内に供給されても、密閉
容器81内の温水の温度は変化しにくい。この結果、湿
り空気発生装置80では、湿度の一定した湿り空気を安
定に供給し続けることができる。
主湿り空気吹出し装置21及び副湿り空気吹出し装置2
2,22のパイプ26,35内に供給され、それぞれの
室25,30内に排出される。ここでは、各湿り空気吹
出し装置21,22の本体24,31をシーズヒータ2
3,36により予め加熱しておく。こうすると、湿り空
気はパイプ26,35内で結露してしまうことなく室2
5,30内に排出される。パイプ26,35から排出さ
れた湿り空気は、室25,30の出口部分に金網部材2
9,34が配置されているため、室25,30内に均一
に拡散され得る。なお、水膜形成装置7は、上述のよう
にキャスティングドラム4表面から充分に離れているの
で、各湿り空気吹出し装置21,22からの湿り空気は
キャスティングドラム4表面に到達しにくい。このた
め、キャスティングドラム4表面では、湿り空気吹出し
装置21,22から漏れる湿り空気による結露は起こり
にくい。
り空気吹出し装置22,22の室25,30内に湿り空
気が充分拡散した時点で、水膜形成装置7を図1に一点
鎖線で示す位置から実線で示す位置に移動させる。ここ
では、移動ブロック44において、ピン動作用のシリン
ダ(図示せず)によりピン54を移動ブロック44内に
移動させてブラケット43のピン孔43aから抜き出
す。これにより、移動ブロック44による水膜形成装置
7の支持が解除される。次に、各ドッキング装置60の
昇降用エアシリンダ62を作動してそのロッドを後退さ
せると、水膜形成装置7が移動ブロック44から離れて
移動し、キャスティングドラム4表面に近接した水膜形
成位置に移動する。このとき、昇降用のエアシリンダ6
2のエア供給量は、水膜形成装置7の移動速度が0.2
m/sになるように設定されているので、各湿り空気吹
出し装置21,22が急速にキャスティングドラム4表
面に近づく。この水膜形成位置では、各湿り空気吹出し
装置21,22の縁部材28,33の下端とキャスティ
ングドラム4表面との隙間E(図3)は2mmとなって
いる。
2の室25,30からステンレス製の金網29,34を
通してキャスティングドラム4上に供給された湿り空気
は、キャスティングドラム4に触れて冷却され、結露し
て水膜を形成する。このとき、各湿り空気吹出し装置2
1,22の下端とキャスティングドラム4表面との隙間
は2mm程度に設定されているので、キャスティングド
ラム4表面に均一な水膜が形成されることとなる。さら
に、各湿り空気吹出し装置21,22をキャスティング
ドラム4表面に接近させる際に、エアシリンダ62が各
湿り空気吹出し装置21,22を0.2m/sの移動速
度で高速に接近させるので、水膜が形成されていない部
分と形成された部分との境界を明確にすることができ、
水膜の厚みむらを抑えることができる。
的に水膜が形成されるが、主湿り空気吹出し装置21の
室25の開口部の幅は、軸方向にフィルム長さ以上で、
しかもそれと交差する方向に75mmに設定されている
ので、回転するキャスティングドラム4に対しても湿り
空気が充分な時間接触し、より均一な水膜を形成するこ
とができる。また、主湿り空気吹出し装置21により形
成された水膜の両端部には、副湿り空気吹出し装置22
による水膜が重ねて形成される。このため、キャスティ
ングドラム4上の水膜は、両端部の乾燥が抑制されるの
で、中央部と両端部の厚みが均一になる。
水膜は、口金からの溶融樹脂5aに随伴してキャスティ
ングドラム4との接触部に流れ込む空気を排除する。こ
の結果、樹脂フィルムFとキャスティングドラム4との
密着性がさらに向上するので、キャスティングドラム4
では樹脂フィルムFがさらに高速生産できる。樹脂フィ
ルムFが剥離された後のキャスティングドラム4では、
キャスティングドラム4と樹脂フィルムFとの間に配置
されていた水膜が水滴となって残留する。この水滴は、
キャスティングドラム4の回転にしたがって水膜形成装
置7に移動し、水膜形成装置7内の不織布ロール37に
より除去される。ここで、不織布ロール37は、エアシ
リンダ39によりキャスティングドラム4表面に押しつ
けられて回転し、キャスティングドラム4表面の水膜を
吸水する。不織布ロール37に吸水された水分は、真空
ポンプ67aにより吸引されて除去される。
キャスティングドラム4表面には、湿り空気吹出し装置
21,22により再び水膜が形成される。このとき、上
述のように不織布ロール37によって水膜が除去されて
いるので、厚みむらの少ない均一な水膜が形成できる。
このため、フィルム製造部1では、樹脂フィルムFとキ
ャスティングドラム4との密着性が良好に維持できるの
で、樹脂フィルムFの剥離むらによるフィルム切れが起
こりにくく、樹脂フィルムFが高速に連続生産できる。
手段の装置本体に加熱手段を埋設しているので、従来の
二重構造のものに比較して小型に構成でき、しかも湿り
空気を均一に加熱することができる。また、湿り空気を
容易に適正温度にコントロールできる。
造装置の概略正面図。
面図。
ラム部分の平面概略図。
視部分図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】回転するドラム上にシート状の溶融樹脂を
供給して樹脂フィルムを製造する樹脂フィルム製造装置
における、前記ドラム表面に水膜を形成するための水膜
形成装置であって、 前記ドラム表面に近接して配置可能であり、前記ドラム
表面側に開く室を有する装置本体と、 前記装置本体の室に対して湿り空気を噴出するための湿
り空気噴出手段と、 前記装置本体に埋設され、前記湿り空気噴出手段及び装
置本体の室内の湿り空気を加熱するための加熱手段と、 を備えた樹脂フィルム製造装置の水膜形成装置。 - 【請求項2】 前記装置本体がアルミ材等の鋳造物からな
る、請求項1に記載の樹脂フィルム製造装置の水膜形成
装置。 - 【請求項3】 前記加熱手段がシーズヒータである、請求
項1または2に記載の樹脂フィルム製造装置の水膜形成
装置。 - 【請求項4】 前記装置本体と前記加熱手段とがアルミ鋳
込ヒータを構成する、請求項3に記載の樹脂フィルム製
造装置の水膜形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22827492A JP3303348B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 樹脂フィルム製造装置の水膜形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22827492A JP3303348B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 樹脂フィルム製造装置の水膜形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0671727A JPH0671727A (ja) | 1994-03-15 |
| JP3303348B2 true JP3303348B2 (ja) | 2002-07-22 |
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ID=16873914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22827492A Expired - Fee Related JP3303348B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 樹脂フィルム製造装置の水膜形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3303348B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP22827492A patent/JP3303348B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0671727A (ja) | 1994-03-15 |
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