JP3312836B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents
非水電解質二次電池Info
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- JP3312836B2 JP3312836B2 JP30939195A JP30939195A JP3312836B2 JP 3312836 B2 JP3312836 B2 JP 3312836B2 JP 30939195 A JP30939195 A JP 30939195A JP 30939195 A JP30939195 A JP 30939195A JP 3312836 B2 JP3312836 B2 JP 3312836B2
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- Japan
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- electrolyte
- gel electrolyte
- battery
- ethylene oxide
- secondary battery
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質二次電
池、特に、その電解質と負極の界面特性の改良に関す
る。
池、特に、その電解質と負極の界面特性の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、プロピレンカーボネート,γ−ブ
チロラクトン,ジメトキシエタン,テトラヒドロフラ
ン,ジオキソラン等の有機溶媒に、LiClO4,Li
BF4,LiAsF6,LiPF6,LiCF3SO3等の
溶質を溶解した電解液と、リチウム等のアルカリ金属を
活物質とする負極を組み合わせた非水電解質電池は、高
エネルギー密度を有するため、電子時計,カメラをはじ
めとする小型電子機器に広く用いられるようになった。
チロラクトン,ジメトキシエタン,テトラヒドロフラ
ン,ジオキソラン等の有機溶媒に、LiClO4,Li
BF4,LiAsF6,LiPF6,LiCF3SO3等の
溶質を溶解した電解液と、リチウム等のアルカリ金属を
活物質とする負極を組み合わせた非水電解質電池は、高
エネルギー密度を有するため、電子時計,カメラをはじ
めとする小型電子機器に広く用いられるようになった。
【0003】この種の非水電解質電池を充電可能にする
ための課題のひとつは、充電過程において負極上に析出
する樹枝状,フィブリル状,針状の形態、いわゆるデン
ドライトを抑制することである。このデンドライトが著
しく成長すると、負極と正極の内部短絡により電池の寿
命が一瞬にして損なわれる危惧がある。また、以降の放
電過程で溶解を行っても、デンドライトの局部的溶解が
進行し、一部は電気的に極板より遊離するため、すべて
のデンドライトを溶かし出すことができなくなる。すな
わち、充電(析出)量に対する放電(溶解)量が小さく
なり、充放電効率の低下をもたらす。
ための課題のひとつは、充電過程において負極上に析出
する樹枝状,フィブリル状,針状の形態、いわゆるデン
ドライトを抑制することである。このデンドライトが著
しく成長すると、負極と正極の内部短絡により電池の寿
命が一瞬にして損なわれる危惧がある。また、以降の放
電過程で溶解を行っても、デンドライトの局部的溶解が
進行し、一部は電気的に極板より遊離するため、すべて
のデンドライトを溶かし出すことができなくなる。すな
わち、充電(析出)量に対する放電(溶解)量が小さく
なり、充放電効率の低下をもたらす。
【0004】このような、課題を解決する方法として、
電解液に代わりポリマー電解質を用いることによって、
デンドライトの抑制を行うことが提案された(Fast Ion
Transport in Solids, North-Holland, New York, 197
9, 131頁)。ここで、ポリマー電解質とは、酸素等の極
性原子を分子鎖に有する高分子、例えば、ポリエチレン
オキシドとこの高分子に溶解し解離するアルカリ金属塩
との混合物を指し、また、この混合物中にはプロピレン
カーボネート等の溶媒(可塑剤)を含んでいてもよい
(この場合にはゲル電解質と呼ばれる)。溶媒を含まな
いポリマー電解質は、イオン伝導度が低く、今日の電子
機器に要求される特性を満たすことが困難であるので、
後者のゲル電解質が最も注目されている。
電解液に代わりポリマー電解質を用いることによって、
デンドライトの抑制を行うことが提案された(Fast Ion
Transport in Solids, North-Holland, New York, 197
9, 131頁)。ここで、ポリマー電解質とは、酸素等の極
性原子を分子鎖に有する高分子、例えば、ポリエチレン
オキシドとこの高分子に溶解し解離するアルカリ金属塩
との混合物を指し、また、この混合物中にはプロピレン
カーボネート等の溶媒(可塑剤)を含んでいてもよい
(この場合にはゲル電解質と呼ばれる)。溶媒を含まな
いポリマー電解質は、イオン伝導度が低く、今日の電子
機器に要求される特性を満たすことが困難であるので、
後者のゲル電解質が最も注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなゲル電解
質を非水電解質二次電池に用いた場合、充放電サイクル
にともなって電池の内部抵抗が徐々に上昇し、電解液を
用いた場合に比べてサイクル寿命が短くなるという課題
があった。これは以下の理由による。電池組み立て直後
や充放電サイクルの初期では、リチウム等のアルカリ金
属を活物質とする負極の表面は比較的平らであり、弾性
的なゲル電解質との密着性は良好であるため、負極とゲ
ル電解質の界面抵抗は小さい。しかし、充放電サイクル
が進行すると、負極の表面は局部的なデンドライトの成
長によって平らではなくなり、デンドライトの各成長点
を中心としてゲル電解質が持ち上げられ、負極とゲル電
解質が剥離するようになる。その結果、負極とゲル電解
質の界面抵抗は増大し、電池の充放電は困難になる。
質を非水電解質二次電池に用いた場合、充放電サイクル
にともなって電池の内部抵抗が徐々に上昇し、電解液を
用いた場合に比べてサイクル寿命が短くなるという課題
があった。これは以下の理由による。電池組み立て直後
や充放電サイクルの初期では、リチウム等のアルカリ金
属を活物質とする負極の表面は比較的平らであり、弾性
的なゲル電解質との密着性は良好であるため、負極とゲ
ル電解質の界面抵抗は小さい。しかし、充放電サイクル
が進行すると、負極の表面は局部的なデンドライトの成
長によって平らではなくなり、デンドライトの各成長点
を中心としてゲル電解質が持ち上げられ、負極とゲル電
解質が剥離するようになる。その結果、負極とゲル電解
質の界面抵抗は増大し、電池の充放電は困難になる。
【0006】本発明は、このような従来の欠点を除去す
るものであり、充放電サイクルを繰り返しても負極とゲ
ル電解質の界面抵抗は増加せず、負極上でのデンドライ
トの発生が抑制されるゲル電解質を得ることによって、
信頼性の大きい非水電解質二次電池を提供することを目
的とする。
るものであり、充放電サイクルを繰り返しても負極とゲ
ル電解質の界面抵抗は増加せず、負極上でのデンドライ
トの発生が抑制されるゲル電解質を得ることによって、
信頼性の大きい非水電解質二次電池を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、良好なゲル電
解質と負極の界面特性を得るために、以下の式(1)で
示されるエチレンオキシド付加・トリメチロールプロパ
ン・トリアクリレートと式(2)で示されるエチレンオ
キシド・プロピレンオキシド・ブロックポリエーテル・
ジアクリレートが重合した高分子マトリックスを含むゲ
ル電解質を用いる。また、式(1)で示されるエチレン
オキシド付加・トリメチロールプロパン・トリアクリレ
ートと式(3)で示されるポリカーボネート・ジアクリ
レートが重合した高分子マトリックスを含むゲル電解質
を用いる。
解質と負極の界面特性を得るために、以下の式(1)で
示されるエチレンオキシド付加・トリメチロールプロパ
ン・トリアクリレートと式(2)で示されるエチレンオ
キシド・プロピレンオキシド・ブロックポリエーテル・
ジアクリレートが重合した高分子マトリックスを含むゲ
ル電解質を用いる。また、式(1)で示されるエチレン
オキシド付加・トリメチロールプロパン・トリアクリレ
ートと式(3)で示されるポリカーボネート・ジアクリ
レートが重合した高分子マトリックスを含むゲル電解質
を用いる。
【0008】
【化3】
【0009】(上記の式中、m、n、lは1以上の整数
である。また、Rは(CH2)sまたは[(CH2)kO
(CH2)k]tで、s、k、tはそれぞれ1以上の整数
である。)
である。また、Rは(CH2)sまたは[(CH2)kO
(CH2)k]tで、s、k、tはそれぞれ1以上の整数
である。)
【0010】デンドライト成長による負極表面にける不
均一的な隆起を抑制するためには、ゲル電解質の弾性ま
たは硬さを向上させる必要がある。そのためには、ゲル
電解質中のポリマー鎖の分子運動を抑制することによ
り、ポリマー骨格の剛直性を増加させればよい。一般
に、ポリマー骨格の分子運動、特に、内部回転運動を抑
制するためには、ポリマー鎖に体積の大きい置換基を導
入すればよい。しかし、極端に大きい置換基をポリマー
鎖に導入すると、アルカリ金属イオンを溶解した有機電
解液とは相分離するので適切ではない。
均一的な隆起を抑制するためには、ゲル電解質の弾性ま
たは硬さを向上させる必要がある。そのためには、ゲル
電解質中のポリマー鎖の分子運動を抑制することによ
り、ポリマー骨格の剛直性を増加させればよい。一般
に、ポリマー骨格の分子運動、特に、内部回転運動を抑
制するためには、ポリマー鎖に体積の大きい置換基を導
入すればよい。しかし、極端に大きい置換基をポリマー
鎖に導入すると、アルカリ金属イオンを溶解した有機電
解液とは相分離するので適切ではない。
【0011】プロピレンオキシドは、エチレンオキシド
にメチル基を導入したもので、これをポリマー鎖の一部
として重合すると、エチレンオキシド単独のポリマーに
比較して骨格の剛直性を高めることができる。また、プ
ロピレンオキシド中の酸素原子の存在により、アルカリ
金属イオンを溶解した有機電解液との相溶性も保つこと
ができる。すなわち、ゲル電解質を調製することが可能
である。また、ポリカーボネートも有機電解液との相溶
性が良好であり、その分子鎖の剛直性により、ポリマー
骨格ひいてはゲル電解質の弾性を向上させることができ
る。さらに、ポリカーボネートのポリマー鎖への導入に
より、ゲル電解質のアルカリ金属を活物質とする負極へ
の粘着性を高めることができ、一層良好な電解質と電極
の界面特性が得られる。
にメチル基を導入したもので、これをポリマー鎖の一部
として重合すると、エチレンオキシド単独のポリマーに
比較して骨格の剛直性を高めることができる。また、プ
ロピレンオキシド中の酸素原子の存在により、アルカリ
金属イオンを溶解した有機電解液との相溶性も保つこと
ができる。すなわち、ゲル電解質を調製することが可能
である。また、ポリカーボネートも有機電解液との相溶
性が良好であり、その分子鎖の剛直性により、ポリマー
骨格ひいてはゲル電解質の弾性を向上させることができ
る。さらに、ポリカーボネートのポリマー鎖への導入に
より、ゲル電解質のアルカリ金属を活物質とする負極へ
の粘着性を高めることができ、一層良好な電解質と電極
の界面特性が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。なお、実施例はすべてアルゴンガス雰囲気下で
行った。また、アルカリ金属としてリチウムを用いた
が、リチウムと他のアルカリ金属やアルカリ金属との合
金を使用しても同様な結果が得られる。 [実施例1]ゲル電解質材料は以下のようにして調製し
た。以下の式(4)で示されるエチレンオキシド付加・
トリメチロールプロパン・トリアクリレートと式(5)
で示されるエチレンオキシド・プロピレンオキシド・ブ
ロックポリエーテル・ジアクリレートをモル比で1/1
5の割合で混合した。このアクリレート混合液とLiC
lO4の1Mプロピレンカーボネート溶液を重量比で3
/7の割合で混合した。これに、硬化開始剤として、チ
バガイギー社製イルガキュアー651を100ppm添
加して、ゲル電解質用調製液を得た。
明する。なお、実施例はすべてアルゴンガス雰囲気下で
行った。また、アルカリ金属としてリチウムを用いた
が、リチウムと他のアルカリ金属やアルカリ金属との合
金を使用しても同様な結果が得られる。 [実施例1]ゲル電解質材料は以下のようにして調製し
た。以下の式(4)で示されるエチレンオキシド付加・
トリメチロールプロパン・トリアクリレートと式(5)
で示されるエチレンオキシド・プロピレンオキシド・ブ
ロックポリエーテル・ジアクリレートをモル比で1/1
5の割合で混合した。このアクリレート混合液とLiC
lO4の1Mプロピレンカーボネート溶液を重量比で3
/7の割合で混合した。これに、硬化開始剤として、チ
バガイギー社製イルガキュアー651を100ppm添
加して、ゲル電解質用調製液を得た。
【0013】
【化4】
【0014】この調製液をリチウムシート上にキャスト
し、43mW/cm2 の紫外線を2分間照射することに
よって、リチウムシートとゲル電解質の一体化物を作製
した。また、この時のゲル電解質膜の厚みは、100μ
mであり、弾性率は6×105 dyne/cm2であっ
た。
し、43mW/cm2 の紫外線を2分間照射することに
よって、リチウムシートとゲル電解質の一体化物を作製
した。また、この時のゲル電解質膜の厚みは、100μ
mであり、弾性率は6×105 dyne/cm2であっ
た。
【0015】次に、リチウムシートとゲル電解質の一体
化物を用いて、図1に示すような偏平型電池を構成し
た。正極1は、LiMn2O4 粉末,カーボンブラッ
ク,および四弗化エチレン樹脂粉末の混合物を、チタン
のエキスパンドメタルからなる集電体2をスポット溶接
した正極缶3に加圧成型したものである。この正極に、
上記のゲル電解質用調製液を真空含浸させた後、43m
W/cm2 の紫外線を2分間照射することによって、正
極1の表面を硬化させた。負極は、ゲル電解質4を一体
化したリチウムシート5を円盤状に打ち抜き、ニッケル
のエキスパンドメタル6をスポット溶接した封口板7に
圧着して構成した。そして、上記の正極缶3と封口板7
とをガスケット8を介して組み合わせ偏平型電池を構成
した。
化物を用いて、図1に示すような偏平型電池を構成し
た。正極1は、LiMn2O4 粉末,カーボンブラッ
ク,および四弗化エチレン樹脂粉末の混合物を、チタン
のエキスパンドメタルからなる集電体2をスポット溶接
した正極缶3に加圧成型したものである。この正極に、
上記のゲル電解質用調製液を真空含浸させた後、43m
W/cm2 の紫外線を2分間照射することによって、正
極1の表面を硬化させた。負極は、ゲル電解質4を一体
化したリチウムシート5を円盤状に打ち抜き、ニッケル
のエキスパンドメタル6をスポット溶接した封口板7に
圧着して構成した。そして、上記の正極缶3と封口板7
とをガスケット8を介して組み合わせ偏平型電池を構成
した。
【0016】[比較例1]ゲル電解質調製液の材料とし
て、エチレンオキシド・プロピレンオキシド・ブロック
ポリエーテル・ジアクリレートの代わりに以下の式
(6)で示されるエチレンオキシド・ポリエーテル・ジ
アクリレートを用いたほかは、実施例1と同様にして偏
平型電池を構成した。なお、この比較例でのゲル電解質
の弾性率は5×104 dyne/cm2であった。
て、エチレンオキシド・プロピレンオキシド・ブロック
ポリエーテル・ジアクリレートの代わりに以下の式
(6)で示されるエチレンオキシド・ポリエーテル・ジ
アクリレートを用いたほかは、実施例1と同様にして偏
平型電池を構成した。なお、この比較例でのゲル電解質
の弾性率は5×104 dyne/cm2であった。
【0017】
【化5】
【0018】上記のようにして組み立てた実施例1およ
び比較例1の電池を、25℃において、1mA/cm2
の電流密度,放電下限電圧2.0V,充電上限電圧3.
5Vの条件で充放電サイクルを繰り返し、各サイクルの
充電後における内部抵抗を求めた。図2は、各サイクル
での内部抵抗をプロットしたものである。これより、実
施例1の電池は、比較例1に比べて、充放電サイクルに
よる内部抵抗の増加が著しく改善されていることがわか
る。これは、本発明に用いたゲル電解質の弾性率が高い
ために、負極と電解質界面の密着性が良好になり、結果
として、デンドライトの発生が抑制されるとともに、界
面抵抗の増加が抑制されたためである。比較例1の電池
のゲル電解質は、その弾性率が低いので、充放電サイク
ルによるデンドライトの発生によってゲル電解質とリチ
ウム負極が剥離し、電池内の抵抗が増加する。
び比較例1の電池を、25℃において、1mA/cm2
の電流密度,放電下限電圧2.0V,充電上限電圧3.
5Vの条件で充放電サイクルを繰り返し、各サイクルの
充電後における内部抵抗を求めた。図2は、各サイクル
での内部抵抗をプロットしたものである。これより、実
施例1の電池は、比較例1に比べて、充放電サイクルに
よる内部抵抗の増加が著しく改善されていることがわか
る。これは、本発明に用いたゲル電解質の弾性率が高い
ために、負極と電解質界面の密着性が良好になり、結果
として、デンドライトの発生が抑制されるとともに、界
面抵抗の増加が抑制されたためである。比較例1の電池
のゲル電解質は、その弾性率が低いので、充放電サイク
ルによるデンドライトの発生によってゲル電解質とリチ
ウム負極が剥離し、電池内の抵抗が増加する。
【0019】[実施例2]ゲル電解質調製液の材料とし
て、式(2)中のユニット数nを種々変えることによ
り、表1に示されるエチレンオキシド・プロピレンオキ
シド・ブロックポリエーテル・ジアクリレートを検討し
た。その他は、実施例1と同様にして偏平型電池を構成
した。以上のように構成した電池を25℃において、1
mA/cm2の電流密度,放電下限電圧2.0V,充電
上限電圧3.5Vの条件で充放電サイクルを繰り返し、
各サイクル数での放電容量を求めた。サイクル寿命は、
放電容量が1サイクル目の半分になったところとした。
表1に、各アクリレート化合物に対するサイクル寿命を
まとめた。また、比較例1の電池のサイクル寿命も併せ
て記載した。表1より、nが増加するにしたがいサイク
ル寿命は伸びるが、極端に長い領域では、逆にサイクル
寿命が低下し始める。これは、分子鎖が長くなると末端
重合基相互が出会う確率が減少し、ゲル電解質として硬
化しなくなるためである。当然、この領域ではゲル電解
質としての弾性率は減少する。
て、式(2)中のユニット数nを種々変えることによ
り、表1に示されるエチレンオキシド・プロピレンオキ
シド・ブロックポリエーテル・ジアクリレートを検討し
た。その他は、実施例1と同様にして偏平型電池を構成
した。以上のように構成した電池を25℃において、1
mA/cm2の電流密度,放電下限電圧2.0V,充電
上限電圧3.5Vの条件で充放電サイクルを繰り返し、
各サイクル数での放電容量を求めた。サイクル寿命は、
放電容量が1サイクル目の半分になったところとした。
表1に、各アクリレート化合物に対するサイクル寿命を
まとめた。また、比較例1の電池のサイクル寿命も併せ
て記載した。表1より、nが増加するにしたがいサイク
ル寿命は伸びるが、極端に長い領域では、逆にサイクル
寿命が低下し始める。これは、分子鎖が長くなると末端
重合基相互が出会う確率が減少し、ゲル電解質として硬
化しなくなるためである。当然、この領域ではゲル電解
質としての弾性率は減少する。
【0020】
【表1】
【0021】[実施例3]ゲル電解質調製液の材料とし
て、ポリカーボネート・ジアクリレートを用い、式
(3)中のRとユニット数lを種々変えることにより、
表2に示されるアクリレート化合物を検討した。その他
は、実施例1と同様にして偏平型電池を構成した。以上
のように構成した電池を25℃において、1mA/cm
2の電流密度,放電下限電圧2.0V,充電上限電圧
3.5Vの条件で充放電サイクルを繰り返し、各サイク
ル数での放電容量を求めた。サイクル寿命は、放電容量
が1サイクル目の半分になったところとした。表2に、
各アクリレート化合物に対するサイクル寿命をまとめ
た。また、比較例1の電池のサイクル寿命も併せて記載
した。表2より、実施例2と同様に、lが極端に大きい
領域ではサイクル寿命は低下の傾向を示すが、適切なl
を選択すると、サイクル寿命が著しく増加することがわ
かる。
て、ポリカーボネート・ジアクリレートを用い、式
(3)中のRとユニット数lを種々変えることにより、
表2に示されるアクリレート化合物を検討した。その他
は、実施例1と同様にして偏平型電池を構成した。以上
のように構成した電池を25℃において、1mA/cm
2の電流密度,放電下限電圧2.0V,充電上限電圧
3.5Vの条件で充放電サイクルを繰り返し、各サイク
ル数での放電容量を求めた。サイクル寿命は、放電容量
が1サイクル目の半分になったところとした。表2に、
各アクリレート化合物に対するサイクル寿命をまとめ
た。また、比較例1の電池のサイクル寿命も併せて記載
した。表2より、実施例2と同様に、lが極端に大きい
領域ではサイクル寿命は低下の傾向を示すが、適切なl
を選択すると、サイクル寿命が著しく増加することがわ
かる。
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、負極とゲ
ル電解質との良好な界面特性が得られ、充放電サイクル
寿命が長く、信頼性の高い非水電解質二次電池が得られ
る。
ル電解質との良好な界面特性が得られ、充放電サイクル
寿命が長く、信頼性の高い非水電解質二次電池が得られ
る。
【図1】本発明の実施例で用いた偏平型電池の縦断面図
である。
である。
【図2】本発明の実施例および比較例の電池の各サイク
ルでの内部抵抗をプロットした図である。
ルでの内部抵抗をプロットした図である。
1 正極 2 正極集電体 3 正極缶 4 ゲル電解質 5 リチウムシート 6 負極集電体 7 封口板 8 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/40
Claims (2)
- 【請求項1】 正極、アルカリイオン伝導性の電解質、
およびアルカリ金属を活物質とする負極を具備し、前記
電解質が、以下の式(1)で示されるエチレンオキシド
付加・トリメチロールプロパン・トリアクリレートと式
(2)で示されるエチレンオキシド・プロピレンオキシ
ド・ブロックポリエーテル・ジアクリレートが重合した
高分子マトリックスを含むゲル電解質であることを特徴
とする非水電解質二次電池。 【化1】 (式中m、nは1以上の整数である。) - 【請求項2】 正極、アルカリイオン伝導性の電解質、
およびアルカリ金属を活物質とする負極を具備し、前記
電解質が、以下の式(1)で示されるエチレンオキシド
付加・トリメチロールプロパン・トリアクリレートと式
(3)で示されるポリカーボネート・ジアクリレートが
重合した高分子マトリックスを含むゲル電解質であるこ
とを特徴とする非水電解質二次電池。 【化2】 (式中m、nは1以上の整数である。また、Rは(CH
2)sまたは[(CH2)kO(CH2)k]tで、s、k、
tはそれぞれ1以上の整数である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30939195A JP3312836B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 非水電解質二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30939195A JP3312836B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 非水電解質二次電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09147912A JPH09147912A (ja) | 1997-06-06 |
| JP3312836B2 true JP3312836B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=17992453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30939195A Expired - Fee Related JP3312836B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 非水電解質二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3312836B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434550B1 (ko) * | 1997-07-31 | 2004-09-18 | 삼성전자주식회사 | 콤포지트전극용조성물 |
| US6190805B1 (en) | 1997-09-10 | 2001-02-20 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Polymerizable compound, solid polymer electrolyte using the same and use thereof |
| KR100434556B1 (ko) * | 1997-10-31 | 2004-09-18 | 삼성전자주식회사 | 고분자고체전해질용조성물및이를이용한고분자고체전해질의제조방법 |
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