JP3314318B2 - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JP3314318B2
JP3314318B2 JP08687994A JP8687994A JP3314318B2 JP 3314318 B2 JP3314318 B2 JP 3314318B2 JP 08687994 A JP08687994 A JP 08687994A JP 8687994 A JP8687994 A JP 8687994A JP 3314318 B2 JP3314318 B2 JP 3314318B2
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芳幸 岡田
伸一 河田
武 北條
貫志 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば航空機、船舶、
自動車等の角速度計として使用して好適な光ファイバジ
ャイロに関し、より詳細には、位相変調方式及びセロダ
イン方式の光ファイバジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバジャイロは角速度を計測する
装置として広く使用されており、小型で且つ高い信頼性
を有する長所がある。光ファイバジャイロは光のサグナ
ック効果(サニャック効果ともいう。)を利用して角速
度を計測する。干渉型の光ファイバジャイロでは、複数
回巻かれた光ファイバループよりなる1本の長い光路を
互いに反対方向に光を伝播させ、斯かる2つの伝播光の
干渉光に現れる位相差より角速度を求める。
【0003】図9を参照して従来の光ファイバジャイロ
装置の例を説明する。この光ファイバジャイロ装置は干
渉型の光ファイバジャイロのうち位相変調方式のもので
ある。
【0004】光ファイバジャイロ装置は、半導体レー
ザ、発光ダイオード等の発光器1と検出光を電流に変換
する受光器2と1本の光ファイバを複数回巻いて形成さ
れた光ファイバループ3と光集積回路4とを有する。光
集積回路4は光ファイバを伝播する光を合成し又は分岐
する第1及び第2のY分岐5、6と第2のY分岐6の分
岐枝に設けられた位相変調器8とを有する。
【0005】発光器1及び受光器2は第1のY分岐5の
各分岐枝に接続されており、光ファイバループ3の両端
は第2のY分岐6の各分岐枝に接続されている。発光器
1より出力された光は第1のY分岐5を経由し、第2の
Y分岐6によって2つの伝播光に分岐され、光ファイバ
ループ3を互いに反対方向に伝播する。即ち、一方は光
ファイバループ3を右周りに伝播し、他方は左周りに伝
播する。
【0006】光ファイバループ3を互いに反対方向に伝
播した光は第2のY分岐6によって合成され干渉光が生
成される。斯かる干渉光は第1のY分岐5の他方の分岐
枝を経由して受光器2によって検出される。
【0007】光ファイバループ3に外から角速度Ωが加
わると、サグナック効果によって、光ファイバループ3
内を互いに反対方向に伝播する光の間に位相差Δθが生
じる。斯かる位相差Δθは角速度Ωに比例し、次の式で
表される。
【0008】
【数1】Δθ=(2πDL/λc)Ω
【0009】ここに、Dは光ファイバループ3のループ
径、Lは光ファイバループ3の長さ、λは発光器1から
出力される光の波長、cは光速、Ωは光ファイバループ
3のループの中心軸線周りの角速度を表す。
【0010】位相変調方式によると、光ファイバループ
3を右周りに伝播する光と左周りに伝播する光は位相変
調器8によってそれぞれ位相変調される。それによっ
て、入力角速度Ωが小さいときでも正確な位相差Δθを
得ることができる。位相変調をしない方式では、受光器
2によって検出される干渉光の強さIは位相差Δθの余
弦値cosΔθを含み、入力角速度Ωが小さいと、正確
な位相差Δθを得られない欠点があった。
【0011】光ファイバループ3を右周りに伝播する光
C と左周りに伝播する光ECCは光ファイバループ3の
両端にて次のように表される。
【0012】
【数2】EC =E0 sin(ωt−Δθ/2+β0 ) ECC=E0 sin(ωt+Δθ/2+βT
【0013】ここに、E0 は振幅、ωは光の周波数に対
する角速度、tは時間、Δθ/2はサグナック効果によ
り生じた位相差、β0 及びβT は位相変調器8によって
生成された位相差である。右周りに伝播する光EC の位
相差β0 は光ファイバループ3を右周りに伝播してから
光ファイバループ3の出口にて位相変調された光の位相
差であり、左周りに伝播する光ECCの位相差βT は光フ
ァイバループ3の入口にて位相変調されてから光ファイ
バループ3を左周りに伝播した光の位相差である。
【0014】斯かる2つの伝播光EC 、ECCは第2のY
分岐6によって合成され、干渉光は第1のY分岐5の他
方の分岐枝を経由して受光器2によって検出される。受
光器2によって検出される干渉光の強さIは次の式によ
って表される。
【0015】
【数3】 I=2E0 2 〔1+cos(Δθ+βT −β0 )〕
【0016】位相変調は角速度ωm の基準周波数の正弦
波を使用して行われる。斯かる場合、位相差βT 及びβ
0 は次の式によって表される。
【0017】
【数4】βT =βsin(ωm t+ωm ・τ/2) β0 =βsin(ωm t−ωm ・τ/2)
【0018】ここに、βは定数、τは光が光ファイバル
ープ3を伝播するのに要する時間である。この式より位
相差βT 及びβ0 の差を求めると次のようになる。
【0019】
【数5】Δβ=βT −β0 =2βsin(ωm ・τ/
2)・cosωm
【0020】これを数3の式に代入すると次の式が得ら
れる。
【0021】
【数6】I=2E0 2〔1+cosΔθ・{J0 (x)+
2Σk=1 2k(x)cos2k・ωm t}−2sinΔ
θ・Σk=0 2k+1(x)sin(2k+1)ωm t〕
【0022】EO は光の強さに関係する定数、ωm は位
相変調器8によって付与された角周波数、xは位相変調
度、J0 、J1 、J2 、・・・はベッセル関数、tは時
間である。位相変調度xは位相変調器8に供給される電
圧信号の大きさによって変化する。
【0023】位相変調度xは次の式によって表される。
【0024】
【数7】x=2βsinωm τ/2
【0025】数6の式は次の数8の式のように表され
る。
【0026】
【数8】I=I0 −I1 sinωm t+I2 cos2ω
m t−I3 sin3ωm t+I4cos4ωm t+・・
【0027】但し、I0 、I1 、I2 、I3 、I4 は次
の数9の式によって表される。尚、I0 は直流成分、I
1 は1倍波成分、I2 は2倍波成分、I3 は3倍波成分
等と称される。
【0028】
【数9】I0 =2E0 2 {1+J0 (x)cosΔθ} I1 =4E0 2 1 (x)sinΔθ I2 =4E0 2 2 (x)cosΔθ I3 =4E0 2 3 (x)sinΔθ I4 =4E0 2 4 (x)cosΔθ
【0029】位相変調方式の光ファイバジャイロ装置で
は、受光器2が受光する干渉光の強さIは数8の式に示
されるように、cosΔθの項ばかりでなくsinΔθ
の項を含むから、入力角速度Ωが小さく位相差Δθの値
が小さいときには、sinΔθの項を取り出して位相差
Δθを求めれば正確な値が得られる。
【0030】再び図9を参照する。光ファイバジャイロ
装置は更に発光器1に駆動信号を供給する駆動器11と
電流電圧変換器9と同期検波部53と信号発生部55と
位相変調信号発生部57と角速度/角度演算部59と変
調度演算部61とを有する。尚、角速度/角度演算部5
9と変調度演算部61は信号処理装置(CPU)65に
よって構成されてよい。
【0031】駆動器11は直流電源DCを入力して発光
器1に駆動電流を供給する。電流電圧変換器9は受光器
2より出力された電流信号を電圧信号に変換し、それを
同期検波部53に出力する。信号発生部55は角周波数
ωm の基準信号を発生する信号発生部と斯かる基準信号
を倍周して角周波数2ωm 、3ωm 、4ωm のパルス信
号を生成する倍周器とを有する。
【0032】同期検波部53は信号発生部55より供給
された角周波数ωm 、2ωm 、3ω m 、4ωm の信号と
電流電圧変換器9の電圧出力を入力する。先ず、数6の
式又は数8の式に示される光強度信号Iより直流成分I
O を除去する。次に、角周波数ωm 、2ωm 、3ωm
4ωm の信号によって光強度信号Iを同期検波し、1倍
波成分、2倍波成分、3倍波成分及び4倍波成分を得
る。これらは次の式によって表される。
【0033】
【数10】I1 =KJ1 (x)sinΔθ I2 =KJ2 (x)cosΔθ I3 =KJ3 (x)sinΔθ I4 =KJ4 (x)cosΔθ
【0034】Kは定数である。ここで変調度制御につい
て説明する。数10の式は同期検波部53の出力信号と
して得られる。従って、斯かる信号を使用して位相差Δ
θを求めるためには、これらの式よりK、J1 (x)、
2 (x)、J3 (x)、J 4 (x)を消去すればよ
い。従って、例えば、J1 (x)=J2 (x)又はJ3
(x)=J4 (x)であればよい。
【0035】図10にベッセル関数J0 (x)、J
1 (x)、J2 (x)、J3 (x)、J 4 (x)を示
す。J1 (x)=J2 (x)を満たす変調度xのうち最
大値を最適な変調度x0 とすると、x0 ≒2.63であ
る。
【0036】
【数11】x0 ≒2.63
【0037】従って、変調度x≒2.63となるように
位相変調器8によって位相変調すればよい。それによっ
て、数10の式のうちの2式を使用して位相差Δθが求
められる。
【0038】変調度制御は位相変調器8に引加する電圧
信号を変化させることによって変調度xを所望の値に変
化させるものである。変調度演算部61は所望の変調度
xを指示する変調度信号を生成して変調信号発生部57
に供給する。
【0039】しかしながら、変調度xを一定値に固定す
るのは一般に困難であり、変調度xは変動する。変調度
制御において、変調度xを一定値に維持するために様々
な改良がなされている。変調度制御の例として本願出願
人と同一の出願人によって出願された特願昭61−18
2352号に開示されたものがある。以下にこれを説明
する。
【0040】この例では変調度xを最適変調度x0
2.63に固定するために、同期検波部53の出力信号
比の偏差が使用され、それによって、位相変調器8に供
給される電圧が調節される。
【0041】同期検波部53からの出力信号I1
3 、I2 、I4 によって第1及び第2の比D
1 (x)、D2 (x)を求める。斯かる2つの比は数1
0の式より次のようになる。
【0042】
【数12】 D1 (x)=I1 /I3=2KJ1 (x)sinΔθ/
2KJ3 (x)sinΔθ=J1 (x)/J3 (x) D2 (x)=I2 /I4=2KJ2 (x)cosΔθ/
2KJ4 (x)cosΔθ=J2 (x)/J4 (x)
【0043】Δθ=2m×π/2付近ではsinΔθ≒
0だから、第1の比D1 (x)の値の信頼性が小さくな
り、 Δθ=(2m+1)×π/2付近ではcosΔθ
≒0だから、第2の比D2 (x)の値の信頼性が小さく
なる。従って、この例では、Δθ=2m×π/2付近で
は、即ち、Δθ=2m×π/2±π/4の範囲にあると
き、第2の比D2 (x)を使用し、Δθ=(2m+1)
×π/2付近では、即ち、Δθ=(2m+1)×π/2
±π/4の範囲にあるとき、第1の比D1 (x)を使用
する。
【0044】位相差ΔθがΔθ=2m×π/2±π/4
の範囲にあるか否か又はΔθ=(2m+1)×π/2±
π/4の範囲にあるか否かを判定するために使用する位
相差Δθは角速度/角度演算部59より出力される位相
差信号Δθを使用する。
【0045】数12の式の各式に最適変調度x0 =2.
63を代入して得られた比をそれぞれ第1の最適変調度
比D1 (x0 )、第2の最適変調度比D2 (x0 )と
し、斯かる最適変調度比に対する実際の変調度比D
1 (x)、D2 (x)の偏倚量をそれぞれΔD
1 (x)、ΔD2 (x)とする。
【0046】
【数13】ΔD1 (x)=D1 (x0 )−D1 (x) ΔD2 (x)=D2 (x0 )−D2 (x)
【0047】こうして、変調度演算部61は数13の式
によって表される変調度比の偏倚量ΔD1 (x)、ΔD
2 (x)を演算してそれを変調度xの補正値Δxとして
変調信号発生部57に供給する。変調信号発生部57
は、偏倚量ΔD1 (x)、ΔD 2 (x)に比例した分だ
け位相変調器8への駆動電圧を増減させる。変調度演算
部61の出力を変調度信号発生部57に供給することに
よって、閉ループが構成されている。偏倚量ΔD
1 (x)=0又はΔD2 (x)=0のとき、変調度xは
最適変調度に等しくなる、即ちx=x0 である。
【0048】角速度/角度演算部59は、同期検波部5
3より出力された1倍波信号及び2倍波信号N1A、N1B
を使用して次の式によって位相差Δθを演算する。
【0049】
【数14】Δθ=tan-1(N1A/N1B
【0050】こうして得られた位相差Δθを数1の式に
代入して角速度Ωが求められる。角速度/角度演算部5
9は、角速度Ωを積分して角度を演算する。
【0051】図11を参照して従来のセロダイン方式の
光ファイバジャイロを説明する。セロダイン方式の光フ
ァイバジャイロは位相変調方式の光ファイバジャイロを
改良したもので、位相変調方式の光ファイバジャイロよ
り広いダイナミックレンジを得ることができるように構
成されている。
【0052】セロダイン方式の光ファイバジャイロでは
位相変調器8に加えて更にセロダイン変調器8’が設け
られている。光ファイバループ3を右周りに伝播する光
Cと左周りに伝播する光ECCは位相変調器8による位
相変調に重畳して更にセロダイン変調される。光ファイ
バループ3を伝播した光は数2の式の代わりに次の数1
5の式によって表される。
【0053】
【数15】 EC =E0 sin(ωt−Δθ/2+β0 +α0 ) ECC=E0 sin(ωt+Δθ/2+βT +αT
【0054】α0 、αT は光ファイバループ3を右周り
に伝播する光と左周りに伝播する光において、セロダイ
ン変調器8’によって生成された位相差である。
【0055】図12に斯かるセロダイン変調によって生
成された位相差信号α0 、αT を示す。図12Aに示す
ように、位相差信号α0 、αT は振幅2π、周期TS
鋸波状波である。
【0056】斯かる2つの伝播光EC 、ECCは第2のY
分岐6によって合成され、干渉光が生成される。受光器
2によって検出される干渉光の強さIは次の式によって
表される。
【0057】
【数16】I=2E0 2 〔1+cos(Δθ+βT −β
0 +αT −α0 )〕=2E0 2 〔1+cos(Δθ+Δ
β+Δα)〕
【0058】ここにΔβは位相変調器8によって生成さ
れた位相差、Δαは位相変調器8’によって生成された
位相差である。Δαはセロダイン位相差と称される。
【0059】
【数17】Δβ=βT −β0 Δα=αT −α0
【0060】図12Bにセロダイン位相差Δαの波形を
示す。セロダイン位相差Δαは交互に値がαS とαS
2πに変化する矩形波である。αS は次の式によって表
される。
【0061】
【数18】αS =2πτ/TS
【0062】TS は位相差信号α0 の周期、τは光ファ
イバループ3を光が伝播するのに要する時間である。
【0063】数3の式と数16の式を比較すると明らか
なように、セロダイン方式では、干渉光の光の強さIは
数6の式にてΔθの代わりにΔθ+Δαを代入して得ら
れる。従って、受光器2によって出力される電流信号の
直流成分、1倍波成分、2倍波成分、3倍波成分等は数
9の式に対応して次の式によって表される。
【0064】
【数19】I0 =2E0 2 {1+J0 (x)cos(Δ
θ+Δα)} I1 =4E0 2 1 (x)sin(Δθ+Δα) I2 =4E0 2 2 (x)cos(Δθ+Δα) I3 =4E0 2 3 (x)sin(Δθ+Δα) I4 =4E0 2 4 (x)cos(Δθ+Δα)
【0065】再び図11を参照する。光ファイバジャイ
ロは更に同期検波部53と信号発生部55と変調信号発
生部57とCPU65とセロダイン変調信号発生部67
とを有する。
【0066】同期検波部53は信号発生部55より出力
された角速度ωm の基準信号を入力して1倍波成分I1
を検波する。従って、同期検波部53よりセロダイン変
調信号発生部67に1倍波信号I1 が供給される。
【0067】セロダイン変調信号発生部67は、sin
(Δθ+Δα)=0となるように、即ち、Δα=−Δθ
となるようにセロダイン変調信号を生成する。Δα=α
S =2πτ/TS とすると、正負の符号を無視して、Δ
θ=2πτ/TS となる。これを数1の式に代入する
と、次の式が得られる。
【0068】
【数20】 Ω=λcτ/2LRTS =λcτfS /2LR
【0069】ここに、fS はセロダイン波の周波数fS
=1/TS である。
【0070】斯かるセロダイン変調信号はセロダイン位
相変調器8’及びCPU65に供給される。
【0071】図13にCPU65の構成を示す。CPU
65はセロダイン変調信号を入力して角速度及び角度を
演算する角速度/角度演算部59と変調度xを演算する
変調度演算部61と2π制御をするための2π制御部6
3とを有する。
【0072】角速度/角度演算部59はsin(Δθ+
Δα)=0となった時の図12Aに示すセロダイン波の
波の数を計数することによって周波数fS を求め、数2
0の式によって角速度Ωを求める。変調度演算部61は
上述の如き数12の式及び数13の式を演算して変調度
信号又は変調度補正信号を生成し、変調信号発生部57
に供給する。
【0073】2π制御部63はセロダイン方式の光ファ
イバジャイロにおいて、2π誤差を補正するために設け
られている。セロダイン波の振幅は図12Aに示す如き
2πであるが、実際には2πより僅かに偏倚する。2π
誤差はセロダイン波の振幅が2πより偏倚することによ
って生成される誤差である。尚、2π制御の詳細は例え
ば、本願出願人と同一の出願人によって出願された特願
平4−306975号を参照されたい。
【0074】2π制御部63によって生成された2π誤
差補正信号Δ2πはセロダイン変調信号発生部67に供
給される。セロダイン変調信号発生部67は、上述のよ
うにsin(Δθ+Δα)=0、即ち、Δα=−Δθと
なる条件にて生成したセロダイン変調信号を2π制御部
63より供給された2π誤差補正信号によって補正す
る。
【0075】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバジャ
イロ装置では、同期検波部53において、光の強さ信号
Iより2倍波成分I2 を除去するために、例えば2倍波
除去器を設けていた。そのために同期検波部53の構成
が複雑になる欠点があった。
【0076】従来の光ファイバジャイロ装置では、同期
検波部53において、光の強さ信号Iより4倍波成分I
4 を分離するために、基準信号の角周波数ωm の4倍の
角周波数4ωm の信号を使用して同期検波を行ってい
た。このような高周波を使用すると回路の雑音レベルが
大きくなり、正確な変調度制御を行うことが困難であっ
た。
【0077】従来の光ファイバジャイロ装置では、入力
角速度Ωの絶対値が小さい場合、同期検波部53による
同期検波は熱又は雑音又は暗電流によって、変調度制御
の精度が低下する欠点があった。
【0078】また、入力角速度Ωの絶対値が大きい場
合、増幅器の利得を小さくする必要があり、それによっ
て誤差が大きくなり、正確な角速度Ωを得ることができ
ない欠点があった。
【0079】本発明は斯かる点に鑑み、入力角速度Ωの
値が小さいときでも、正確に変調度制御を行うことがで
きる光ファイバジャイロを提供することを目的とする。
【0080】
【課題を解決するための手段】本発明光ファイバジャイ
ロは、光源である発光器1と、この発光器1からの光を
振幅変調する振幅変調手段と、光ファイバループ3と、
この光ファイバループ3内を互いに反対方向に伝播する
第1の伝播光及び第2の伝播光を位相変調する位相変調
器8と、この第1の伝播光及び第2の伝播光の干渉光を
検出する受光器2と、この光ファイバループ3がループ
の中心軸線周りに角速度Ωにて回転するとき、この第1
の伝播光及び第2の伝播光の間に発生するサグナック位
相差Δθを求めるための同期検波部53と、この同期検
波部53によって得られた出力よりこの角速度Ωを演算
するための角速度/角度演算部59とを有する光ファイ
バジャイロにおいて、この発光器1からの光の振幅変調
に使用する基準周波数fQは複数の基準周波数fQ1、f
Q2、fQ3等を含み、この複数の基準周波数の信号とこの
位相変調のための基準周波数fm の信号とによってこの
干渉光の強さIの信号に中間周波数mfQi−nf
m (m、n、iは正の整数)の信号を発生するようにな
し、この同期検波部53はこのmfQi−nfm の信号の
うち所望の周波数の信号のみを同期検波するようにした
ことを特徴とするものである。
【0081】
【0082】
【0083】本発明によると、上述光ファイバジャイロ
において、この発光器1からの光の振幅変調は周期T=
1/fQiの矩形波を使用してなされる。
【0084】本発明によると上述光ファイバジャイロに
おいて、この発光器1からの光の振幅変調は周期T=1
/fQiの正弦波を使用してなされる。
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】本発明によると、上述光ファイバジャイロ
において、この光ファイバループ3内を互いに反対方向
に伝播する第1の伝播光と第2の伝播光をそれぞれセロ
ダイン位相変調するセロダイン位相変調器8’を設け、
セロダイン方式によってこのサグナック位相差Δθを演
算し更にこの角速度Ωを演算するように構成されてい
る。
【0089】
【作用】本発明によると、発光器1からの光は基準周波
数fQ によって振幅変調されてから光ファイバループ3
に伝播される。この基準周波数fQ は複数の基準周波数
Q1、fQ2、fQ3等を含み、位相変調方式の光ファイバ
ジャイロでは、斯かる光は位相変調器8において基準周
波数fm によって位相変調される。従って、受光器2に
よって受光される干渉光は多数の中間周波数mfQi−n
m (但しi、m、nは正の整数。)を含む。こうし
て、スーパーヘテロダインと同様に、光の強さ信号Iよ
り所望の中間周波数成分を容易に分離することができ
る。それによって得られた所望の倍波成分I1 、I2
4 よりサグナック位相差Δθ、変調度補正値Δx等を
演算することができる。
【0090】本例によると、同期検波部53は、大きい
利得を有する第1の交流増幅器53−2Aによって増幅
された第1の1倍波成分信号N1Aと小さい利得を有する
第2の交流増幅器53−2Bによって増幅された第2の
1倍波成分信号N1Bと2倍波成分信号N2 とを出力す
る。
【0091】角速度/角度演算部59では、入力角速度
Ωの絶対値が小さいときには、第1の1倍波成分信号N
1Aと2倍波成分信号N2 とによって位相差Δθを演算
し、入力角速度Ωの絶対値が大きいときには、第2の1
倍波成分信号N1Bと2倍波成分信号N2 とによって位相
差Δθを演算する。
【0092】角速度/角度演算部59では、入力角速度
Ωの絶対値が小さいときに、第1の1倍波成分信号N1A
と第2の1倍波成分信号N1Bの偏差であるバイアス補正
値ΔN1BD を演算する。斯かるバイアス補正値ΔN1BD
によって、第2の1倍波成分信号N1Bのバイアス補正を
行う。
【0093】
【0094】
【実施例】先ず本発明による光ファイバジャイロの概念
を説明する。本発明は発光器1からの光を振幅変調する
ように構成されている。本例では、光の振幅Eが周期T
Qの矩形波となるように、変調される。
【0095】図1Aは振幅変調された光の振幅Eの波形
を示す。光の振幅Eは周期TQ 、その値が交互にE
0 (1+ΔB)とE0 (1−ΔB)に変化する矩形波で
ある。従って、図1Bに示すように、f(ωQ )を周期
Q 、交互に0と1に変化する矩形波の関数とすれば、
光の振幅E(t)は次の数21の式によって表される。
【0096】
【数21】 E(t)=E0 (1−ΔB)+2E0 ΔB・f(ωQ ) =E0 〔(1−ΔB)+2ΔB・f(ωQ )〕
【0097】この式より光の振幅E(t)の二乗を求め
ると次のようになる。
【0098】
【数22】 E(t)2 =E0 2〔(1−ΔB)+2ΔB・f
(ωQ )〕2=E0 2〔(1−ΔB)2 +4ΔB・f(ω
Q )〕
【0099】尚、f(ωQ 2 =f(ωQ )である。上
述の従来の技術の説明にて導いた式のE0 の代わりに数
21の式のE(t)を代入し、E0 2の代わりに数22の
式のE(t)2 を代入することによって、同様の式が得
られる。例えば、数2の式のE0 の代わりに数21の式
のE(t)の右辺を代入することによって数2の式と同
様な光ファイバループ3を右周りに伝播する光Eと左周
りに伝播する光Eが得られ、数3の式及び数6の式のE
0 2の代わりに数22の式のE(t)2 の右辺を代入する
ことによって数3の式及び数6の式と同様な干渉光の強
さIが得られる。
【0100】また数8の式と同様に次の数23の式が得
られる。
【0101】
【数23】I=I0 −I1 sinωm t+I2 cos2
ωm t−I3 sin3ωm t+I4cos4ωm t+・
・・
【0102】但し、I0 、I1 、I2 、I3 、I4 は数
9の式のE0 2の代わりに数22の式のE(t)2 の右辺
を代入することによって得られる。
【0103】
【数24】I0 =2E0 2〔(1−ΔB)2 +4ΔB・f
(ωQ )〕{1+J0 (x)cosΔθ} I1 =4E0 2〔(1−ΔB)2 +4ΔB・f(ωQ )〕
1 (x)sinΔθ I2 =4E0 2〔(1−ΔB)2 +4ΔB・f(ωQ )〕
2 (x)cosΔθ I3 =4E0 2〔(1−ΔB)2 +4ΔB・f(ωQ )〕
3 (x)sinΔθ I4 =4E0 2〔(1−ΔB)2 +4ΔB・f(ωQ )〕
4 (x)cosΔθ
【0104】f(ωQ )は図1Bに示すように交互に1
と0を繰り返す周期関数だから、フーリエ展開をすると
次の式によって表される。
【0105】
【数25】f(ωQ )=(1/2)+(2/π)sin
ωQ t+(2/3π)sin3ω Q t+・・・・・・
【0106】これを数24の式に代入して、それによっ
て得られたI1 、I2 、I3 、I4等を数23の式に代
入し、基本成分sinωQ tを含む項のみを取り出して
それぞれ、L1 、L2 、L3 、L4 と置くと次のように
なる。
【0107】
【数26】L1 =−(32/π)E0 2ΔB・J1 (x)
・sinΔθ・sinωQ t・sinωm t L2 =(32/π)E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔθ
・sinωQ t・cos2ωm t L3 =−(32/π)E0 2ΔB・J3 (x)・sinΔ
θ・sinωQ t・sin3ωm t L4 =(32/π)E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔθ
・sinωQ t・cos4ωm
【0108】ここで三角関数の公式を使用して次のよう
に変形する。
【0109】
【数27】2・sinωQ t・sinωm t=cos
(ωQ −ωm )t−cos(ωQ +ωm )t 2・sinωQ t・cos2ωm t=sin(ωQ −2
ωm )t+sin(ω Q +2ωm )t 2・sinωQ t・sin3ωm t=cos(ωQ −3
ωm )t−cos(ω Q +3ωm )t 2・sinωQ t・cos4ωm t=sin(ωQ −4
ωm )t+sin(ω Q +4ωm )t
【0110】この式を数26の式に代入して、それぞれ
cos(ωQ −ωm )t、sin(ωQ −2ωm )t、
cos(ωQ −3ωm )t、sin(ωQ −4ωm )t
を含む項を取り出して、M1 、M2 、M3 、M4 と置く
と次のようになる。
【0111】
【数28】 M1 =−(16/π)E0 2ΔB・J1 (x)・sinΔθ・cos(ωQ −ωm )t M2 =(16/π)E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔθ・sin(ωQ −2ωm )t M3 =−(16/π)E0 2ΔB・J3 (x)・sinΔθ・cos(ωQ −3ωm )t M4 =(16/π)E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔθ・sin(ωQ −4ωm )t
【0112】こうして、本例によると、光の振幅Eを図
1Aの波形になるように変調することによって、数23
の式によって表される干渉光の強さIは数28の式のM
1 、M2 、M3 、M4 を含むこととなる。
【0113】角速度ωQ 、ωm は周波数を使用して次の
ように表すことができる。
【0114】
【数29】ωQ =2πfQ ωm =2πfm
【0115】fQ は振幅変調に使用する図1Bのf(ω
Q )の周波数、fm は位相変調器8による位相変調に使
用する周波数である。数28の式を周波数fQ 、fm
よって表すと次のようになる。
【0116】
【数30】M1 =−(16/π)E0 2ΔB・J1 (x)
・sinΔθ・cos2π(fQ −fm )t M2 =(16/π)E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔθ
・sin2π(fQ −2fm )t M3 =−(16/π)E0 2ΔB・J3 (x)・sinΔ
θ・cos2π(fQ −3fm )t M4 =(16/π)E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔθ
・sin2π(fQ −4fm )t
【0117】こうして、本例によれば、数30の式に示
される如き、中間周波数(fQ −f m )、(fQ −2f
m )、(fQ −3fm )、(fQ −4fm )が得られ
る。従って、スーパーヘテロダインと同様に、斯かる中
間周波数成分を検波することによってその振幅が得られ
る。各中間周波数成分の振幅をN1 、N2 、N3 、N4
とおくと、次の式によって表される。
【0118】
【数31】N1 =−(16/π)E0 2ΔB・J1 (x)
・sinΔθ N2 =(16/π)E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔθ N3 =−(16/π)E0 2ΔB・J3 (x)・sinΔ
θ N4 =(16/π)E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔθ
【0119】次に数31の式よりサグナック位相差Δθ
を求める。例えば第1の振幅N1 と第2の振幅N2 の比
の絶対値を求める。
【0120】
【数32】 N1 /N2 =〔J1 (x)/J2 (x)〕・tanΔθ
【0121】J1 (x)/J2 (x)を消去するため
に、比N1 /N2 に既知のJ2 (x)/J1 (x)を掛
け算する。又は、従来例にて示したようにJ1 (x)=
2 (x)となるように、変調度x=2.63としても
よい。こうして、得られたtanΔθの値より、サグナ
ック位相差Δθが求められる。
【0122】以上の説明では、数25の式の基本成分s
inωQ tに着目して、中間周波数成分を得た。しかし
ながら、数25の式は3倍波成分sin3ωQ t等も含
む。従って、数25の式を数24の式に代入して、それ
によって得られたI1 、I2、I3 、I4 等を数23の
式に代入すると、3倍波成分sin3ωQ tを含む項も
得られる。3倍波成分sin3ωQ tを含む項のみを取
り出してそれぞれ、S 1 、S2 、S3 、S4 と置くと次
のようになる。
【0123】
【数33】S1 =−(32/3π)E0 2ΔB・J
1 (x)・sinΔθ・sin3ωQ t・sinωm t S2 =(32/3π)E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔ
θ・sin3ωQ t・cos2ωm t S3 =−(32/3π)E0 2ΔB・J3 (x)・sin
Δθ・sin3ωQ t・sin3ωm t S4 =(32/3π)E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔ
θ・sin3ωQ t・cos4ωm
【0124】上述の計算と同様な計算によって中間周波
数(3fQ −fm )、(3fQ −2fm )、(3fQ
3fm )、(3fQ −4fm )成分が得られる。また数
25の式の他の項を考慮すれば、更に多数の中間周波数
成分が得られることは明らかである。
【0125】以上の例では、光の振幅変調に図1Aに示
すように矩形波を使用した。しかしながら、矩形波の代
わりに正弦波を使用することもできる。斯かる場合、光
の振幅E(t)及びその二乗は、例えば、数21の式及
び数22の式の代わりに次の式によって表される。
【0126】
【数34】E(t)=E0 (1+ΔB・sinωQ t) E(t)2 =E0 2(1+2ΔB・sinωQ t+ΔB2
sin2 ωQ t)
【0127】数24の式と同様に、直流成分I0 、1倍
波成分I1 、2倍波成分I2 、3倍波成分I3 、4倍波
成分I4 等は次のように表される。
【0128】
【数35】I0 =2E0 2〔1+2ΔB・sinωQ t+
ΔB2 sin2 ωQ t〕{1+J0(x)cosΔθ} I1 =4E0 2〔1+2ΔB・sinωQ t+ΔB2 si
2 ωQ t〕J1 (x)sinΔθ I2 =4E0 2〔1+2ΔB・sinωQ t+ΔB2 si
2 ωQ t〕J2 (x)cosΔθ I3 =4E0 2〔1+2ΔB・sinωQ t+ΔB2 si
2 ωQ t〕J3 (x)sinΔθ I4 =4E0 2〔1+2ΔB・sinωQ t+ΔB2 si
2 ωQ t〕J4 (x)cosΔθ
【0129】こうして得られたI0 、I1 、I2
3 、I4 等を数23の式に代入して、基本成分sin
ωQ tを含む項のみを取り出してそれぞれ、L1
2 、L3 、L4 と置くと次のようになる。
【0130】
【数36】L1 =−8E0 2ΔBJ1 (x)・sinΔθ
・sinωQ t・sinωm t L2 =8E0 2ΔBJ2 (x)・cosΔθ・sinωQ
t・cos2ωm t L3 =−8E0 2ΔBJ3 (x)・sinΔθ・sinω
Q t・sin3ωm t L4 =8E0 2ΔBJ4 (x)・cosΔθ・sinωQ
t・cos4ωm
【0131】ここで三角関数の公式を使用した数27の
式をこの数36の式に代入して、それぞれcos(ωQ
−ωm )t、sin(ωQ −2ωm )t、cos(ωQ
−3ωm )t、sin(ωQ −4ωm )tを含む項を取
り出して、M1 、M2 、M3、M4 と置くと次のように
なる。
【0132】
【数37】 M1 =−4E0 2ΔB・J1 (x)・sinΔθ・cos(ωQ −ωm )t M2 =4E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔθ・sin(ωQ −2ωm )t M3 =−4E0 2ΔB・J3 (x)・sinΔθ・cos(ωQ −3ωm )t M4 =4E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔθ・sin(ωQ −4ωm )t
【0133】以下同様に、中間周波数(fQ −fm )、
(fQ −2fm )、(fQ −3fm)、(fQ −4
m )成分が得られる。斯かる中間周波数成分を検波す
ることによってその振幅が得られる。各中間周波数成分
の振幅をN1 、N2 、N3 、N4とおくと、次の式によ
って表される。
【0134】
【数38】 N1 =−4E0 2ΔB・J1 (x)・sinΔθ N2 =4E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔθ N3 =−4E0 2ΔB・J3 (x)・sinΔθ N4 =4E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔθ
【0135】これらの式の例えば第1の振幅N1 と第2
の振幅N2 の比の絶対値を演算することによって、サグ
ナック位相差Δθが求められる。
【0136】尚、数35の式にて、sin2 ωQ t=
(1/2)(1−cos2ωQ t)を代入すると、co
s2ωQ tを含む項が得られる。斯かる項をR1
2 、R3、R4 とおくと、次の式によって表される。
【0137】
【数39】R1 =2E0 2ΔB・J1 (x)・sinΔθ
・cos2ωQ t・sinωm t R2 =−2E0 2ΔB・J2 (x)・cosΔθ・cos
2ωQ t・cos2ωmt R3 =2E0 2ΔB・J3 (x)・sinΔθ・cos2
ωQ t・sin3ωm t R4 =−2E0 2ΔB・J4 (x)・cosΔθ・cos
2ωQ t・cos4ωm
【0138】ここで三角関数の公式を使用して次のよう
に変形する。
【0139】
【数40】2・cos2ωQ t・sinωm t=sin
(2ωQ +ωm )t−sin(2ωQ −ωm )t 2・cos2ωQ t・cos2ωm t=cos(2ωQ
−2ωm )t+cos(2ωQ +2ωm )t 2・cos2ωQ t・sin3ωm t=sin(2ωQ
+3ωm )t−sin(2ωQ −3ωm )t 2・cos2ωQ t・cos4ωm t=cos(2ωQ
−4ωm )t+cos(2ωQ +4ωm )t
【0140】従って、中間周波数(2fQ −fm )、
(2fQ −2fm )、(2fQ −3f m )、(2fQ
4fm )等の成分が得られる。
【0141】以上の例では、数34の式によって示され
る如き単一の正弦波を使用した。しかしながら、単一の
正弦波の代わりに2〜3種の正弦波を加算したものを使
用することもできる。斯かる場合、光の振幅E(t)例
えば、数21の式及び数34の式の代わりに次の式によ
って表される。
【0142】
【数41】E(t)=E0 (1+ΔB1 ・sinωQ1
+ΔB2 ・sinωQ2t+ΔB3 ・sinωQ3t)
【0143】以下、同様な計算によって、中間周波数
(fQ1−fm )、(fQ2−2fm )、(fQ3−4fm
等の成分が得られる。
【0144】こうして本例によれば、多数の中間周波数
mfQ −nfm (但し、m、nは正の整数。)が得られ
る。更に、振幅変調に使用する基準周波数fQ として複
数の周波数fQ1、fQ2、fQ3、等を使用すれば、更に多
数の中間周波数mfQi−nf m (但し、i、m、nは正
の整数。)が得られる。
【0145】従って、スーパーヘテロダインと同様に、
所望の周波数成分を容易に他の周波数成分と分離して取
り出すことができる。
【0146】次に図2を参照して、本発明による光ファ
イバジャイロの例を説明する。本例の光ファイバジャイ
ロは位相変調方式である。光ファイバジャイロは発光器
1と受光器2と光ファイバループ3と光集積回路4と電
流電圧変換器9と発光器駆動器11とを有する。光集積
回路4は2つのY分岐5、6と位相変調器8とを有す
る。
【0147】発光器1は発光器駆動器11から出力され
た駆動信号を入力して光を出力する。斯かる光は光集積
回路4の第1のY分岐5を経由し、第2のY分岐6によ
って分岐され、光ファイバループ3を互いに反対方向に
伝播する。光ファイバループ3を時計方向に伝播した光
は光ファイバループ3の出口で位相変調され、光ファイ
バループ3を反時計方向に伝播した光は光ファイバルー
プ3の入口で位相変調される。
【0148】光ファイバループ3を互いに反対方向に伝
播した2つの光は第2のY分岐6によって合成され、干
渉光は受光器2によって受光される。受光器2からの電
流信号は電流電圧変換器9によって電圧信号に変換され
る。電流電圧変換器9より出力された電圧信号即ち光の
強さを示す信号は数23の式によって表される。
【0149】本例による光ファイバジャイロは、更に、
同期検波部53と信号発生部55と変調信号発生部57
と角速度/角度演算部59と変調度演算部61とを有す
る。尚、角速度/角度演算部59と変調度演算部61は
CPU65によって構成してよい。
【0150】信号発生部55は位相変調器8によって位
相変調するための基準周波数fm の信号と発光器駆動器
11によって光源の光を振幅変調するための周波数fQ
の信号と中間周波数mfQ −nfm (但し、m、nは正
の整数。)の信号を発生する。同期検波部53は、電流
電圧変換器9より出力された電圧信号Iを同期検波して
数31の式によって表される変調信号N1 (=N1A、N
1B)、N2 、N4 を出力する。
【0151】角速度/角度演算部59は同期検波部53
より供給された変調信号N1 (=N 1A、N1B)、N2
りサグナック位相差Δθを演算し、更に角速度Ωを演算
してジャイロ出力として出力する。変調度演算部61は
同期検波部53より供給された変調信号N2 、N4 より
変調度xの補正値Δxを演算しそれを変調信号発生部5
7に供給する。
【0152】変調信号発生部57は信号発生部55から
供給された基準周波数fm の信号を使用して位相変調器
8に供給する駆動電圧を発生する。変調信号発生部57
は変調度演算部61より供給された変調度xの補正値Δ
xによって位相変調器8に供給する駆動電圧を補正す
る。
【0153】図3に同期検波部53の構成例を示す。同
期検波部53は数23の式によって表される光の強さI
信号のうち、例えば、中間周波数(fQ −fm )、(f
Q −2fm )、(fQ −4fm )成分を復調する。中間
周波数(fQ −fm )、(f Q −2fm )の成分はサニ
ャック位相差Δθを求めるために使用し、(fQ
m )、(fQ −4fm )の成分は変調度xの補正値Δ
xを演算するために使用する。
【0154】例えば、位相変調器8による位相変調に使
用される基準周波数fm を625kHzとする。従っ
て、2fm =1250kHz、4fm =2500kH
z、となる。また、それに対応して振幅変調に使用され
る周波数fQ を、fQ =623kHz、1050kH
z、2480kHz、とする。このとき、次のような中
間周波数が得られる。
【0155】
【数42】 fQ −fm =623kHz−625kHz=−2kHz fQ −2fm =1050kHz−1250kHz=−2
00kHz fQ −4fm =2480kHz−2500kHz=−2
0kHz
【0156】同期検波部53はフィルタ53−1A、5
3−1B、53−1C、53−1Dと交流増幅器53−
2A、53−2B、53−2C、53−2Dと復調器5
3−3A、53−3B、53−3C、53−3Dとを有
する。フィルタ53−1A、53−1B、53−1C、
53−1Dは例えばバンドパスフィルタであってよい。
【0157】フィルタ53−1A、53−1B、53−
1C、53−1Dは電流電圧変換器9より供給された光
の強さI信号を入力して不要な直流成分I0 及び高調波
成分を除去し、数24の式によって表される1倍波成分
1 、2倍波成分I2 、4倍波成分I4 を取り出す。第
1及び第2のフィルタ53−1A、53−1Bは、1倍
波成分I1 を取り出し、第3のフィルタ53−1Cは2
倍波成分I2 を取り出し、第4のフィルタ53−1Dは
4倍波成分I4 を取り出す。
【0158】第1及び第2のフィルタ53−1A、53
−1Bによって出力された1倍波成分I1 はそれぞれ、
第1及び第2の増幅器53−2A、53−2Bによって
増幅される。第1の増幅器53−2Aは比較的大きい交
流ゲインを有し、第2の増幅器53−2Bは比較的小さ
い交流ゲインを有する。こうして、比較的大きい交流ゲ
インによって増幅された第1の1倍波成分I1Aと比較的
小さい交流ゲインによって増幅された第2の1倍波成分
1Bとが得られる。斯かる2つの1倍波成分I 1A、I1B
を求めた理由は後に説明する。
【0159】復調器53−3A、53−3B、53−3
C、53−3Dは信号発生部55より供給された周波数
2kHz、200kHz、20kHzの信号を入力して
中間周波数2kHz、200kHz、20kHzの成分
を復調し、数31の式によって表される振幅N1A
1B、N2 、N4 を出力する。
【0160】第1及び第2の復調器53−3A、53−
3Bは第1及び第2の増幅器53−2A、53−2Bの
出力信号I1A、I1Bより周波数2kHzの中間周波数成
分を復調し、振幅信号N1A、N1Bを出力する。第3の復
調器53−3Cは第3の増幅器53−2Cの出力信号I
2 より周波数200kHzの中間周波数成分を復調し、
振幅信号N2 を出力し、第4の復調器53−3Dは第4
の増幅器53−2Dの出力信号I4 より周波数20kH
zの中間周波数成分を復調し、振幅信号N4 を出力す
る。
【0161】こうして得られた変調信号N1A、N1B、N
2 、N4 のうち、信号N1A、N1B、N2 は角速度/角度
演算部59に供給されてサグナック位相差Δθが演算さ
れ、信号N2 、N4 は変調度演算部61に供給されて変
調度xの補正値Δxが演算される。
【0162】図4を参照して本例による角速度/角度演
算部59の構成及び動作を説明する。本例の角速度/角
度演算部59は同期検波部31より供給された2つの1
倍波成分信号N1A、N1Bと1つの2倍波成分信号N2
り位相差Δθ信号を演算する。
【0163】本例の角速度/角度演算部59は2つの1
倍波成分信号N1A、N1Bをそれぞれディジタル信号に変
換する第1及び第2の量子化回路、例えば、AD変換器
59−1、59−2と2倍波成分信号N2 をディジタル
信号に変換する第3の量子化回路、例えば、AD変換器
59−3と2つの入力信号の一方を選択的に出力する信
号切替え演算器59−4と斯かる信号切替え演算器59
−4の出力信号と第3の量子化回路59−3の出力信号
とを入力して位相差Δθ信号を演算するTAN -1演算器
59−6とを有する。角速度/角度演算部59は更にバ
イアス補正をするためのバイアス補正器59−7と加算
器59−5とを有する。
【0164】従って、第1及び第2のAD変換器59−
1、59−2より1倍波成分信号N 1A、N1Bのディジタ
ル値N1AD 、N1BD が出力され、第3のAD変換器59
−3より2倍波成分信号N2 のディジタル値N2Dが出力
される。尚、ディジタル信号であることを示すために添
字Dを付す。
【0165】ここで、信号切替え演算器59−4の機能
について説明する。2つの1倍波成分信号N1AD 、N
1BD の精度を考慮すると、一般に、交流ゲインが大きい
第1の交流増幅器の出力信号である第1の1倍波成分信
号N1AD は精度が高く、交流ゲインが小さい第2の交流
増幅器の出力信号である第2の1倍波成分信号N1BD
精度が低く、より大きな誤差を含む。
【0166】入力角速度Ω(位相差Δθ)が小さいとき
は、より精度が高い第1の1倍波成分信号N1AD を使用
することができる。しかしながら、入力角速度Ω(位相
差Δθ)が大きくなると、第1の交流増幅器は飽和する
から、より精度が低い第2の1倍波成分信号N1BD を使
用しなければならない。
【0167】信号切替え演算器59−4は、入力角速度
Ω(位相差Δθ)が所定の値より小さいときには、交流
ゲインが大きい第1の交流増幅器によって得られた第1
の1倍波成分信号N1AD をTAN-1演算器59−6に供
給し、入力角速度Ω(位相差Δθ)が所定の値より大き
いか又は等しいときには、交流ゲインが小さい第2の交
流増幅器によって得られた第2の1倍波成分信号N1BD
をTAN-1演算器59−6に供給する。
【0168】TAN-1演算器59−6は第1又は第2の
1倍波成分信号N1AD 又はN1BD と2倍波成分信号N2D
より位相差Δθを演算する。位相差Δθは、数32の式
によって求められる。但し、本例では、数32の式の1
倍波成分信号N1 はディジタル値N1AD 又はN1BD を使
用し、2倍波成分信号N2 はディジタル値N2Dを使用す
る。従って、数32の式よりJ1 (x)/J2 (x)を
消去することによってtanΔθが求められる。
【0169】J1 (x)/J2 (x)を消去するため
に、数32の式の右辺に既知の比J2(x)/J
1 (x)を掛け算してもよく、又は、従来例にて示した
ようにJ1 (x)=J2 (x)となるように、変調度x
=2.63としてもよい。こうして、得られたtanΔ
θの値より、サグナック位相差Δθが求められる。
【0170】従って、TAN-1演算器59−6は次の式
によって位相差Δθを演算する。
【0171】
【数43】Δθ=Tan-1(N1AD /N2D) 又は、 Δθ=Tan-1(N1BD /N2D
【0172】次に、角速度/角度演算部59のバイアス
補正機能について説明する。上述のように、第2の1倍
波成分信号N1BD は、第1の1倍波成分信号N1AD と比
較して、精度が低く、より大きな誤差を含む。角速度/
角度演算部59の信号切替え演算器59−4は第2の1
倍波成分信号N1BD のバイアス誤差を補正するためのバ
イアス補正値ΔN1BD を演算する。斯かるバイアス補正
値ΔN1BD は次の式によって表される。
【0173】
【数44】ΔN1BD =N1AD −N1BD
【0174】上述のように、入力角速度Ω(位相差Δ
θ)が大きいと、第1の交流増幅器31−3は飽和し
て、第1の1倍波成分信号N1Aは得られない。従って、
数44の式によってバイアス補正値ΔN1BD が演算され
るのは、第1の1倍波成分信号N 1AD と第2の1倍波成
分信号N1BD の両者が得られる場合、即ち、入力角速度
Ω(位相差Δθ)が比較的小さいときである。
【0175】入力角速度Ω(位相差Δθ)が比較的小さ
いとき、即ち、第1の1倍波成分信号N1AD と第2の1
倍波成分信号N1BD の両者が得られる場合には、より精
度が高い第1の1倍波成分信号N1AD を使用して位相差
Δが演算されるから、バイアス補正をする必要がない。
バイアス補正をする必要があるのは、より精度が低い第
2の1倍波成分信号N1BD を使用して位相差Δを演算す
る場合、即ち、入力角速度Ω(位相差Δθ)が比較的大
きいときである。
【0176】従って、信号切替え演算器59−4によっ
て演算されたバイアス補正値ΔN1Bはバイアス補正器5
9−7に供給されて一時的に保持される。信号切替え演
算器59−4の出力が、第1の1倍波成分信号N1AD
ら第2の1倍波成分信号N1B D に切替えられたとき、バ
イアス補正値ΔN1BD は加算器59−5に供給される。
それによって第2の量子化回路59−3より出力された
第2の1倍波成分信号N1BD は補正される。
【0177】
【数45】N1BDS=N1BD −ΔN1BD
【0178】バイアス補正値ΔN1BD は、第2の量子化
回路59−3より出力された第2の1倍波成分信号N
1BD に含まれるバイアス誤差を表しているから、数45
の式によって得られた補正後の第2の1倍波成分信号N
1BDSはバイアス誤差を含まない正確な値となる。
【0179】次に図5を参照して変調度演算部61の構
成と機能を説明する。本例の変調度演算部61は同期検
波部53からの出力信号より数12の式及び数13の式
を演算するように構成されている。ここでは、変調度演
算部61は数12の式の第2式によってD2 (x)を演
算し、数13の式の第2式によってΔD2 (x)を演算
する場合について説明する。
【0180】変調度演算部61は除算器61−1と加算
器61−2と積分器61−3とを有してよい。除算器6
1−1は同期検波部53より供給された2倍波成分信号
2と4倍波成分信号N4 とを入力して数12の式の除
算をして、比D2 (x)を演算する。
【0181】加算器61−2は除算器61−1より供給
された比D2 (x)と例えば手動で設定された最適変調
度比D2 (x0 )より数13の式の演算を行い、変調度
比の偏倚量ΔD2 (x)を出力する。積分器61−3は
斯かる偏倚量ΔD2 (x)を入力して変調度補正値Δx
を出力する。積分器61−3は斯かる偏倚量ΔD
2 (x)が零となるように積分動作によって変調度補正
値Δxを求める。この変調度補正値Δxは変調信号発生
部57に供給される。
【0182】尚、変調度演算部61によって数12の式
の第2式及び数13の式の第2式を演算する場合につい
て説明したが、変調度演算部61によって数12の式の
第1式及び数13の式の第1式も演算することができる
ように構成してもよい。
【0183】次に図6を参照して変調信号発生部57の
構成と機能を説明する。変調信号発生部57は例えば精
密直流電源の如き基準電圧発生器57−1と加算器57
−2と変調器57−3と波形整形器57−4とを有す
る。加算器57−2は基準電圧発生器57−1より出力
された変調度信号xと変調度演算部61より供給された
変調度補正値Δxとを加算して、補正された変調度信号
x’=x−Δxを生成する。
【0184】変調器57−3は補正された変調度信号
x’を信号発生部55より供給された角周波数fm の信
号によって交流変調する。波形整形器57−4は変調器
57−5より供給された矩形波の交流信号を波形整形し
て正弦波信号に変換し、それを位相変調器8に供給す
る。
【0185】次に図7を参照して本例の信号発生部55
の構成と機能を説明する。信号発生部55は高速のクロ
ック発生器55−1と2つの分周器55−2A、55−
2Bと3つのディジタルミキサ55−3A、55−3
B、55−3Cを有する。ディジタルミキサは例えばフ
リップフロップ等のディジタルICであってよい。
【0186】第1の分周器55−2Aによって周波数f
m 、2fm 、4fm の信号が生成され、第2の分周器5
5−2Bによって周波数fQ の信号が生成される。これ
らの信号は3つのディジタルミキサ55−3A、55−
3B、55−3Cに供給され、第1のディジタルミキサ
55−3Aより中間周波数fm −fQ の信号が生成さ
れ、第2のディジタルミキサ55−3Bより中間周波数
m −2fQ の信号が生成され、第3のディジタルミキ
サ55−3Cより中間周波数fm −4fQ の信号が生成
される。
【0187】一般に、本例の信号発生部55は上述の振
幅変調にて説明した多数の中間周波数mfQ −nfm
得るように構成することもできる。例えば、第1の分周
器55−2Aによって周波数nfm (n=1、2、4、
・・)の信号を生成し、第2の分周器55−2Bによっ
て周波数mfQ (m=1、2、4、・・)の信号fQ
生成し、n×m個のディジタルミキサによって中間周波
数mfQ −nfm を生成してよい。
【0188】更に、数41の式によって表される振幅変
調の場合では、多数の中間周波数mfQi−nfm (iは
正の整数。)が必要となる。斯かる場合には、周波数f
Qi(iは正の整数。)の信号を生成する分周器を用意す
ればよい。
【0189】再び、図1を参照してフィルタ71の機能
を説明する。信号発生器55より出力される信号は矩形
波であってよい。本発明による光の振幅変調は上述のよ
うに矩形波によってディジタル的になされてよく、又は
正弦波によってアナログ的になされてよい。光の振幅変
調を正弦波によって行う場合には、信号発生器55より
出力された基準周波数fQ の信号はフィルタ71によっ
て正弦波に波形整形される。こうして、フィルタ71を
経由した基準周波数fQ の信号は発光器駆動器11に供
給される。
【0190】次に図8を参照して本発明による光ファイ
バジャイロの第2の例を説明する。本例の光ファイバジ
ャイロはセロダイン方式である。本例のセロダイン方式
の光ファイバジャイロを図11に示した従来の光ファイ
バジャイロと比較すると、本例のセロダイン方式の光フ
ァイバジャイロでは発光器1からの光が振幅変調される
ように構成されている点が異なる。光の振幅変調は図1
及び図2を参照して説明したものと同様であってよい。
【0191】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0192】
【発明の効果】本発明によると、スーパーヘテロダイン
と同様に、光源の光を振幅変調することによって、干渉
光の強さIの信号に多数の中間周波数成分を生成し、そ
れによって所望の変調成分を容易に取り出すことができ
るから、簡単な構成で正確な角速度を検出することがで
きる利点がある。
【0193】本発明によると、スーパーヘテロダインと
同様に、光源の光を振幅変調することによって、干渉光
の強さIの信号に多数の中間周波数成分を生成し、それ
によって所望の変調成分を容易に取り出すことができる
から、従来のように2倍波成分除去器を設ける必要がな
い利点がある。
【0194】本発明によると、スーパーヘテロダインと
同様に、光源の光を振幅変調することによって、干渉光
の強さIの信号に多数の中間周波数成分を生成し、それ
によって所望の変調成分を容易に取り出すことができる
から、位相変調方式及びセロダイン方式の両者の光ファ
イバに適用して正確な角速度を検出することができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバジャイロにおいて、光の振
幅変調に使用する矩形波の例を示す波形図である。
【図2】本発明による光ファイバジャイロ(位相変調方
式)の例を示す図である。
【図3】本発明による同期検波部の構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明による角速度/角度演算部の構成例を示
す図である。
【図5】本発明による変調度演算部の構成例を示す図で
ある。
【図6】本発明による変調信号発生部の構成例を示す図
である。
【図7】本発明による信号発生部の構成例を示す図であ
る。
【図8】本発明による光ファイバジャイロ(セロダイン
方式)の例を示す図である。
【図9】従来の光ファイバジャイロ(位相変調方式)の
例を示す構成図である。
【図10】ベッセル関数のグラフを示す図である。
【図11】従来の光ファイバジャイロ(セロダイン方
式)の例を示す図である。
【図12】従来のセロダイン方式の位相変調を説明する
説明図である。
【図13】従来の光ファイバジャイロ(セロダイン方
式)のCPUの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 発光器 2 受光器 3 光ファイバループ 4 光集積回路 5、6 Y分岐 8、8’ 位相変調器 9 電流−電圧変換器 11 発光器駆動器 53 同期検波部 55 信号発生部 57 変調信号発生部 59 角速度/角度演算部 61 変調度演算部 63 2π制御部 65 CPU 67 セロダイン変調信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 貫志 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株 式会社トキメック内 (56)参考文献 特開 平3−118415(JP,A) 特開 平5−18763(JP,A) 特開 平9−94464(JP,A) 特開 昭60−60513(JP,A) 特開 平7−294264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/64 - 19/72

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源である発光器と、該発光器からの光
    を振幅変調する振幅変調手段と、光ファイバループと、
    該光ファイバループ内を互いに反対方向に伝播する第1
    の伝播光及び第2の伝播光を位相変調する位相変調器
    と、前記第1の伝播光及び第2の伝播光の干渉光を検出
    する受光器と、前記光ファイバループがループの中心軸
    線周りに角速度Ωにて回転するとき、前記第1の伝播光
    及び第2の伝播光の間に発生するサグナック位相差Δθ
    を求めるための同期検波部と、該同期検波部によって得
    られた出力より前記角速度Ωを演算するための角速度/
    角度演算部とを有する光ファイバジャイロにおいて、 前記発光器からの光の振幅変調に使用する基準周波数f
    Q は複数の基準周波数fQ1、fQ2、fQ3等を含み、該複
    数の基準周波数の信号と前記位相変調のための基準周波
    数fm の信号とによって前記干渉光の強さIの信号に中
    間周波数mfQi−nfm (m、n、iは正の整数)の信
    号を発生するようになし、前記同期検波部は前記mfQi
    −nfm の信号のうち所望の周波数の信号のみを同期検
    波するようにしたことを特徴とする光ファイバジャイ
    ロ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバジャイロにお
    いて、 前記発光器からの光の振幅変調は、周期T=1/fQi
    矩形波を使用してなされることを特徴とする光ファイバ
    ジャイロ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ファイバジャイロにお
    いて、 前記発光器からの光の振幅変調は、周期T=1/fQi
    正弦波を使用してなされることを特徴とする光ファイバ
    ジャイロ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の光ファイバジ
    ャイロにおいて、 前記光ファイバループ内を互いに反対方向に伝播する第
    1の伝播光及び第2の伝播光をそれぞれセロダイン位相
    変調するセロダイン位相変調器を設け、セロダイン方式
    によって前記サグナック位相差Δθを演算し、更に前記
    角速度Ωを演算するように構成したことを特徴とする光
    ファイバジャイロ。
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