JP3321184B2 - ビデオフォトプリント装置 - Google Patents

ビデオフォトプリント装置

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JP3321184B2
JP3321184B2 JP12006091A JP12006091A JP3321184B2 JP 3321184 B2 JP3321184 B2 JP 3321184B2 JP 12006091 A JP12006091 A JP 12006091A JP 12006091 A JP12006091 A JP 12006091A JP 3321184 B2 JP3321184 B2 JP 3321184B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、背景部分を抽出して
この背景部分を所望の色に変換するビデオフォトプリン
ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ画像撮像装置によって取込まれた
顔写真画信号に基いてフルカラービデオプリンタによっ
てID用のフォトプリントをプリントアウトする装置、
例えば特開昭63−316275号公報に開示されてい
るビデオIDフォトシステム等が知られている。図5は
同公報に開示されているビデオIDフォトシステムの構
成説明図である。
【0003】同図において、被写体である人物51の顔
写真はカラーTVカメラ52によって撮像されて、R,
G,Bのビデオ画信号が得られる。この信号はA/D変
換回路53によってデジタル信号に変換され、フレーム
メモリー54に一旦収納される。55は画像処理回路
で、フルカラービデオプリンタに適用されている色材の
不正分光吸収要素によるプリント色のニゴリを除去する
為の演算を行うものである。56はシステム全体のコン
トローラーで、57はその操作の為のキーボードであ
る。58はフルカラービデオプリンタで、上記演算結果
に基づいてフルカラーの顔写真をプリントする構成にな
っている。
【0004】この様なビデオIDフォトプリント装置に
於ては、単に顔写真部分のみではなく、コントローラー
56部分で電気的に発生させたグラフィックス画像や、
フォントから編集した文字情報を1体的に合成編集して
プリントアウトできる事が好ましく、さらに重要なこと
は、撮像されたビデオ画像が安定して画質が良いことで
あり、また、安定した画質を得るための装置の準備や操
作が簡易であることも重要である。
【0005】ところでビデオ撮像装置として用いられる
カラーTVカメラ、スチオビデオカメラ等はビデオモニ
ターブラウン管で画像を見る事を前提にして作られてい
る。その様なビデオ画信号に基いてビデオプリンタでプ
リントを作成した場合には、通常、画質が不安定に変化
するので、望ましい画質のプリントを作成するには何回
かのテストプリントを行う必要があり、そのテストプリ
ントの都度カメラや照明の調整が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画質の不良が特に著し
く感知されるのは顔色と背景部分である。顔色は個々の
IDカード単位で不良が目立つのに対し、背景部分の不
揃いは複数のIDカードを目にした時に不揃いが目立
つ。また、背景部分については、適切な色彩と濃度を有
する時に顔部分をひき立て、IDカード全体の印象を良
くするが、逆の場合にはIDカードの画質、印象を劣化
させてしまう。
【0007】顔画像の撮像が専業者によって行われる場
合は、上記の様な調整を綿密に行って安定化させる事も
できるが、非日常的にカード作成の為に撮像を行う場合
には上記背景部分の画質を安定化させる事は不可能に近
かった。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、背景部分を自動的に好ましい色彩に
変換することにより、画質の優れたプリント画像を得る
ことができるビデオフォトプリント装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明のビデオフォトプリント装置は下
記のように構成されている。 (1)本発明のビデオフォトプリント装置は、背景を含
んだ被写体像を撮像するビデオ画像撮像部と、このビデ
オ画像撮像部で撮像された背景を含んだ被写体像の原画
画像データを加工処理するビデオ画像変換部と、上記加
工処理された画像データに基づいてフォトプリントする
ビデオプリンタ部と、を備えたビデオフォトプリント装
置において、前記ビデオ画像変換部は、前記原画画像デ
ータによる画像の主たる走査方向と交差する方向に延び
る上記画像の両端線分に沿って、隣接する画素を順次比
較し、色差値が所定値を越えたか否かを判断することに
より、前記線分上における背景部分の終端を検出する終
端検出手段と、 この終端検出手段で検出された前記背景
部分の終端に至るまで、当該背景部分について、前記走
査方向と交差する方向に走査ラインを変更しながら、当
該走査ラインに沿って一端から他端へ他端から一端へ交
互に走査を行なう走査手段とを備え、 前記走査手段は、
前記走査ライン上において走査方向に隣り合う注目画素
と隣接画素との色差値を求め、この色差値が所定値以下
のときには、前記注目画素を指定された背景画像データ
に変換した後に、前記隣接画素を新たな注目画素として
設定し、当該新たな注目画素に対する上記背景画像デー
タへの変換を前記走査方向に順次行なうと共に、前記色
差値が所定値を越えるときには、前記注目画素を指定さ
れた背景画像データに変換した後に、当該ライン上での
注目画素に対する背景画像データへの変換を中止し、当
該ラインの次のラインにおいて注目画素に対する背景画
像データへの変換を順次行なう手段、を含んで構成され
ていることを特徴としている。 (2)本発明のビデオフォトプリント装置は、前記
(1)に記載のビデオフォトプリント装置であって、前
記色差値の所定値は、RGB信号の各色毎のレベル差の
合計であることを特徴としている。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の一実施
例を説明する。 (第1実施例)
【0014】図1は、第1の実施例の構成を示すブロッ
ク構成図である。同図において、1は被写体である人
物。2は人物の背後にある背景部。3は例えば、人物の
上半身を撮影するためのカラーTVカメラ。4はカラー
TVカメラ3の出力である撮影時の画像の各色アナログ
信号R,G,Bディジタル信号に変換するAD変換器。
5はその信号のデータをフレーム画として一時記録する
ためのフレームメモリ。6はフレームメモリ5からのデ
ィジタル信号をアナログのビデオ信号に変換するDA変
換器。7はIDカード用プリントを出力するフルカラー
プリンタ。8はフレームメモリ5に記録されている画像
をモニタするための第1モニタTV。9はシステム全体
を制御するコントローラである。
【0015】10は制御状態および画像処理時に一時的
に画像をモニタするための第2モニタTV。11は操作
者がシステムを動作指示するためと数値入力に用いるキ
ーボード。12は操作者の動作指示および画像部分を間
接的に選択または指示するために用いるマウスコントロ
ーラ。13はコントローラ9の制御により各種画像処理
演算を行う演算部。14は演算時、一時的にデータを記
憶するメモリ。および画像データや制御プログラムの記
憶に用いるためのフロッピーディスクやハードディス
ク、光磁気ディスク等の外部に接続される補助メモリ1
5とで基本システムを構成し、さらに、次の各要素が加
えられて装置が構成されている。
【0016】撮影した画像の中から背景部分の情報を抽
出するために、背景部分の位置を操作者がマニュアルで
指定することができる座標指定操作部16。その座標に
ある画像の色データを検出する背景色検出部17。背景
色検出部17で検出した各色データr0 ,g0 ,b0 を
記憶する背景色メモリ18を備えている。
【0017】19はフレームメモリ5に記憶されている
背景を含んだ人物の画像データから背景色データと同一
の色データ条件に合った画像領域部を分離して出力する
背景領域分離部。20は背景領域分離部19で画像分離
して残った画像データをフレームメモリ5から取り出す
非背景領域分離部。21はその画像データを記憶する非
背景領域画像メモリ。22は予め用意しておいた背景用
に指定された色データを記憶している背景指定色メモ
リ。23は背景領域分離部19から出力された背景領域
部の色データを22において予め指定してある色データ
に変換する背景色変換部。24は色変換した背景画像と
人物の非背景画像を合成して、再びフレームメモリ5に
記録させるように出力する画像合成部とで構成されてお
り、以上の各部はコントローラ9に信号バスを介して接
続されて制御される構成になっている。このように構成
された実施例の動作を次に説明する。
【0018】先ず、カラーTVカメラ3によって人物1
の顔を含めた上半身のフォト画像を撮影する。その時、
人物を見易くするためにモノトーンの背景部2により撮
影する。このとき、カラーTVカメラ3は前もってホワ
イトバランス調整や、レンズの絞り調整、ピント調整を
とっておく。
【0019】カラーTVカメラ3で撮像したアナログビ
デオ信号R,G,BをAD変換器4にてディジタル信号
に変換し、フレームメモリ5に順次記録する。次にフレ
ームメモリ5に記録されているディジタルデータをビデ
オ信号にして出力できるように同期をとりながら順次D
A変換器6に読出し、DA変換器6にてアナログのRG
B信号に変換する。その信号を第1モニタTV8に入力
すると人物の上半身画像がモニタできる。このTV画像
を見ながら、顔画像が適切に撮れるように照明やカメラ
の調整を行う。
【0020】IDカードに用いる顔画像を記録するに
は、前述したように、撮影中の画像データをフレームメ
モリ5に取り込む。そこでフレームメモリ5上に記録し
ている顔画像を静止(フリーズ)させるため、操作者
は、キーボード11を操作してコントローラ9から静止
用のコントロール信号をフレームメモリ5に出力する。
コントローラ9はこの操作を受けてフリーズできるよう
にフレームメモリの順次書き込みデータアドレスカウン
タを停止させて書き込みを不能にする。しかし、このと
き読み出しアドレス側はそのまま動作を続行すれば、フ
リーズ操作有無にかかわらずフレームメモリ5に記録さ
れている画像データがDA変換され、第1モニタTV8
にてカメラ画像の動画、または静止画を見ることができ
る。
【0021】人物の顔の静止画像を記録保存するには、
フレームメモリ5に記録されている画像データを補助メ
モリ15に転送し記録する。その動作は、先ずフレーム
メモリ5上のRGB各色画像データのビクセル単位デー
タをコントローラ9により読み取り、データバスを経由
し、補助メモリ15へ順次転送する。
【0022】補助メモリ15では、このデータを記録媒
体に順次記録する。ここでは後で読み出し易くしておく
ため、操作者はキーボード11からファイル名データ、
画像情報データなどを入力して、例えば、アスキーコー
ドに変換したこれらデータをコントローラ9を介して補
助メモリ15に記録しておく。
【0023】記録保存された顔画像データを読み出すと
きは、読み出したい画像のファイル名をキーボード11
から操作者がキー入力すれば、そのファイル名データに
てコントローラ9は補助メモリ15から所望の画像デー
タを探し、読み出す。読み出したデータはデータバスを
通しフレームメモリ5へ各色各ビクセル毎に順次書き込
まれて一枚の画像として、撮像の場合と同様のプロセス
にて出力され、フルカラービデオプリンタ7でプリント
したり、第1モニタTV8のCRTにて画像として見る
ことができる。
【0024】IDカードのプリントの画像データは、顔
画像の他に文字、CG画像などのデータが必要である。
文字データ等はキーボード11から氏名、IDナンバー
などを操作者がキー入力することでデータ入力し、必要
に応じ、ベクトルフォント作成処理などを演算部13で
行う。その文字データも補助メモリ15に記録し、顔画
像と関連できるようにファイル形式にして保存される。
またグラフィックイメージなどCG画像は前もって専用
機器などで作成した画像データを補助メモリ15に記録
して用意するか、カラーTVカメラ3を用いてグラフィ
ックイメージを撮るなどして顔画像データと同様に取り
込み記録する。またシステム内でCG作成プログラムを
動かしフレームメモリ5上にCG画像を作成し、その
後、補助メモリ15に記録保存することもできる。
【0025】このようにして用意した各画像をフレーム
メモリ5上で合成編集し、1画面にした合成画像データ
をIDカード用画像とする。その画像データはDA変換
器6にてビデオ信号に変換され、フルカラービデオプリ
ンタ7に入力される。さらにコントローラ9の指示信号
にてプリントが開始されるとIDカード用画像がプリン
トされる。次に背景を予め指定した色に変換するための
システム内で行なわれる基本動作の説明を行なう。
【0026】カラーTVカメラ3で撮影された人物1と
背景部2の画像の内、背景部分の画像の色を変換するに
は、フレームメモリ5に記録されている背景部分画像だ
けを抽出して、この部分の色データを変換することで行
う。この実施例では、この変換を背景色を予め指定した
色に変換する背景色変換方法にて変換し、フルカラービ
デオプリンタ7や第1モニタTV8にて出力するものを
説明する。この変換処理時のフレームメモリ5の画像は
撮影時の静止(フリーズ)画像、あるいは撮像後記録保
存した補助メモリ15に記録されている画像を読出した
画像とする。
【0027】画像の背景部分を抽出するためには、画像
中の背景部分の色データを読み込み、そのデータと同一
または同様の近い色の画素部分を背景部2と認識させて
分離する方法で行う。そのためにまず、背景部2の色デ
ータを読み込む必要がある。それを行うため座標指定操
作部16によって取り出したい背景部分のフレームメモ
リ5上のアドレスを指定する。そのアドレスを設定する
ことでフレームメモリ5にある背景部分のR,G,Bデ
ータr0,g0,b0を読み出す。この操作は操作者が
指定する背景部の抽出部分を第1または第2モニタTV
8,10の画面にカーソル等の指示マークを表示させ、
その表示とフレームメモリ5のアドレスを関連させて行
うもので、そのカーソル移動には座標指定操作部16を
用いる。また、マウスコントローラ12によっても同様
にカーソル移動させることが可能である。
【0028】操作者はカーソルを抽出したい背景部分に
持って行き、抽出点と判断すれば、座標指定操作部16
またはマウスコントローラ12のボタンを押すことで背
景色検出部17にてフレームメモリ5上のそのアドレス
でのR,G,Bデータが読み出され、そのデータr0 ,
g0 ,b0 が背景色メモリ18に記録される。次にこの
データを基にして同一の色または近い色データの部分を
フレームメモリ5から選択検出し、その部分の画像を背
景領域分離部19により分離し、背景色変換部23に出
力する。そこでこの画像部分の色データを背景指定色メ
モリ22に予め用意した指定色データに順次変換し、画
像合成部24に出力する。
【0029】一方背景画像分離において残された画像デ
ータをフレームメモリ5から非背景領域分離部20によ
り取り出し、非背景領域画像メモリ21に記憶し、画像
合成部24に出力して背景色変換部23からの背景画像
部分と合成する。その画像データはコントローラ9から
の制御信号により再び、フレームメモリ5に書き込まれ
る。
【0030】以上の動作で、人物等の非背景部分の画像
を変化させないで背景部分だけの色を予め指定した色に
変換できる。これを人物撮影の度に行うか、フルカラー
ビデオプリンタ7でプリントする度に行う。ただし、撮
影条件が同一で行われたり、画像中の背景色が撮影人物
を変えても変化しない場合には、背景色メモリ18に記
録するまでの動作を一度だけ行ない、背景領域分離以降
の動作だけを撮影の度やプリント毎に行うようにするこ
ともできる。次に別の背景領域分離方法を説明する。
【0031】ID用画像として人物画をひき立たせるた
め背景はなるべくモノトーン色の単純な壁を用いること
が多い。撮影された画像図は、図2(a) に示すのような
場合が一般的である。Aは背景部分でBは人物部分であ
る。
【0032】この画像では背景領域はAであり非背景領
域はBである。その分離方法は何種類かある。第1の方
法としては、Aの部分のカラーr,g,b値とBの部分
のカラーに明らかな違いがあることから、カラー値の差
によって領域を二つに分離する方法。第2の方法として
は、画像中の走査方向での画素濃度変化の違いからAの
部分とBの部分の違いを認識して判断分離する方法。例
えば図2(b) に示すように、走査線Cの画像濃度の差分
(微分)をとると変動部の人物部つまりB部と非変動部
の背景部分、つまりA部の判別がつき分離される。第3
の方法として、画像中、A部とB部の境界は、照明での
人物の表面からの反射光の特性にて必ず暗部の画像とな
る。白い衣服でもAとBの境界部では、人物の丸みにて
反射光が弱く黒い境界線を生じる。この黒い境界線を例
えば、図2(c) に示すように画面左上より下方にたどり
(D)、下辺を右方向に進み (E)、人物の境界線をたどっ
て(F) 下辺に達すると更に右方向に進み (G)、右の下方
より上へ進み (H)、右上端から左へたどる (I)のような
一巡するループによっててA,B部を分離する方法など
がある。
【0033】この実施例では、第1の方法を用いてい
る。一般の画像では背景部2にモノトーンの壁を用いて
も図2(a) 図のA部では画素単位で色の変動量Δr,Δ
g,Δbを生じる。例えば、A部のカラーはr0 ±Δ
r,g0 ±Δg,b0 ±Δbの値をとる。しかしななが
らB部のカラーfB (r,g,b)はA部のカラーとは
大きく異なるのが通常である。
【0034】この色特性を利用して、A部のカラーfA
(r0 ±Δr,g0 ±Δg,b0 ±Δb)とB部の各部
のカラーfB (r,g,b)とを比較判別して、背景部
を含む人物画像からカラーfA の領域を背景部として分
離するものである。 (第2実施例)第2実施例のブロック構成図を図3に示
す。
【0035】この実施例の構成は、第1実施例において
説明したマニュアルの座標指定操作部16の機能を、予
め定めた座標を記憶している固定座標指定部25の機能
に置き換えたものである。
【0036】この実施例の基本的な考え方は、第1実施
例で背景部分の情報を抽出するために背景部位置を操作
者がマニュアルで指定していたところを、背景部分が撮
像されるであろう予め定めた背景部座標位置を指定し
て、この位置の背景部の情報を自動的に抽出できるよう
にしている。例として図4(a) に示すような画像中、そ
の固定座標位置を人物Bから少々離れた背景部分Aの×
印の辺りとする。このように設定すれば撮影時に人物の
顔部に背景検出点×が位置されないで背景部分の情報を
抽出することができる。また、背景検出点×印部が撮影
中画像内のどこに位置するかを操作者が第1モニタTV
8でモニタできるように表示させる必要がある。そのた
め、コントローラ9にてフレームメモリ5上のその座標
に対するアドレス部に×印を小さくかつ例えば白色また
は黒色として出力されるよう、そのデータをビデオ信号
の垂直同期に合わせてフレームメモリ5に書き込み、モ
ニタ時に第1モニタTV8に表示させる。
【0037】この場合、フレームメモリ5の画像をフリ
ーズしたときは×印が書き込まれないようにコントロー
ルする。つまり、フリーズ前は×印が表示されるように
フレームメモリに書き込み、フレーズ時は、×印のデー
タがフレームメモリ5に書き込まないようにする。
【0038】固定座標指定以後の実施例装置の動作は、
第1実施例に示す方法と同様に行なわれ、背景部分の情
報は自動的に読み取られ、背景領域を分離し、背景指定
色メモリ22で指定した変換色に自動的に変換処理さ
れ、非背景部画像と合成してフレームメモリ5に転送さ
れた後、フルカラービデオプリンタ7に出力してID用
画像がプリントされる。この実施例の動作は、固定座標
指定部25を設けることで背景部分の画像情報が自動的
に得られるので、処理を高速にすることができる。 (第3実施例)この実施例は、第1実施例で説明したマ
ニュアルの座標指定操作部16の機能を自動化したもの
である。
【0039】第1実施例の説明で述べたように図2(a)
上の一走査線C上の画像濃度の変動を調べると図2(b)
のようになり、変動の少ない背景部の範囲を知ることが
できる。したがって背景部分の範囲(図2(a) の走査線
C上にはそのような範囲が2つあるがそのどちらでも良
いから一方)の中点を求め、この点における背景部分の
色を抽出するものである。以下の操作は第1実施例と同
様に行なう。 (第4実施例)
【0040】この実施例は、背景部分を指定するための
特定の座標情報を用いずに背景色変換をする別の実施例
であり、背景部分が連続していることに基づいて、背景
部分が連続している限りその部分の色変換を行うもので
ある。
【0041】この実施例による背景色変換処理の動作を
図4(b) で説明する。同図において点A及び点Dは明ら
かに背景部分に属する。線分AB及び線分DC上の画素
は全てが背景部分に属する場合と一部分が人物部分に属
する場合とがある。そのためまず、線分AB及び線分D
C上の画素を走査し、点A及び点Dからどこまでが背景
部分に属するかを調べる。まず、背景の連続性を判定す
るための色差値xを予め定めておく。この値xは例え
ば、RGB信号の各色毎のレベル差の合計などで良く、
2画素の色の差がこの程度ならば画像が連続していると
みなせるという値に設定して置く方法がある。
【0042】隣り合う2画素の色差値を求め、この色差
値がxと等しいかxより小さい場合はまだ背景部分が続
いているとみなし、xより大くなった場合は背景部分の
端であると判断する。この判断で求めた背景部分の終わ
りとなる画素をそれぞれ点E、点Fとする。
【0043】同様な連続性の判定手段によって、点Aか
ら点E、及び点Dから点Fに至る線分上にある全ての画
素について、次のような走査を行なう。この走査におい
て、注目画素は順次移動し、各横ライン毎に走査して行
く。走査はまずAE上から右に向かって行い、それが終
了したらDF上の点から左に向かって行う。このような
走査の途中でその都度次の判断処理を行う。
【0044】(イ)注目画素の色とその隣りの画素の色
とを比較する。隣とは、線分AE上の画素から走査を開
始したときは右隣、線分DF上の画素から走査を開始し
たときは左隣をさす。 (ロ)比較の結果、色の差がxより大きい場合は注目画
素の色を予め指定した背景色で置き換えた後、このライ
ンについての色変換の操作を終わりにする。一方、色の
差が予め指定した程度より小さいか等しい場合は、つぎ
の(ハ)の操作を行う。 (ハ)注目画素の色を指定した背景色で置き換え、その
後、隣の画素について(イ)からの操作を繰り返す。 以上の操作によって、背景部分の画素の色は上から下
に、さらに左右から中央に向かって背景部が続く限り予
め指定した背景色に置きかえられていく。なお、この発
明は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更
しない範囲で変形して実施できる。上記各実施例ではI
Dカード用のものを説明したが、使用目的は特に限定さ
れない。また、上記実施例では画像データはフルカラー
のもので説明したがモノカラーの画像でも実施できる。
【0045】
【発明の効果】本発明においては、フォトプリントする
際、走査手段による走査に伴って、背景部分の画素の色
が、例えば画面の上から下へ、更に左右からそれぞれ反
対側に向って、背景部分が続く限り予め指定された背景
色に置き換えられていく。このため本発明によれば、座
標情報を用いないにも拘らず、背景部分が自動的に好ま
しい濃度および色彩に変換され、優れた画質のプリント
画像を得ることができ、撮影時において背景部の照明や
色彩を微妙に調整する必要がない上、背景部分の色及び
位置を指定するための処理や操作を省くことができ、非
常に使い勝手がよく、例えばIDカード用のフォトプリ
ント等を作成する上で極めて有用なビデオフォトプリン
ト装置を提供できる。」
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のブロック構成図。
【図2】同図(a)(b)(c) はそれぞれ画像から背景部分を
抽出する方法の説明図。
【図3】第2実施例のブロック構成図。
【図4】図(a)(b)は、それぞれ第2実施例および第4実
施例における背景部分抽出方法を説明する説明図。
【図5】従来のビデオフォトシステムのブロック構成
図。
【符号の説明】
1……人物 2……背景部 3
……カラーTVカメラ 4……A/D変換器 5……フレームメモリ 6
……D/A変換器 7……フルカラービデオプリンタ 8
……第1モニタTV 9……コントローラ 10…第2モニタTV 1
1…キーボード 12…マウスコントローラ13…演算部 1
4…メモリ 15…補助メモリ 16…座標指定操作部 1
7…背景色検出部 18…背景色メモリ 19…背景領域分離部 2
0…非背景領域分離部 21…非背景領域画像メモリ 2
2…背景指定色メモリ 23…背景色変換部 24…画像合成部 2
5…固定座標指定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海老原 利行 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−142473(JP,A) 特開 昭62−11392(JP,A) 特開 昭58−196790(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背景を含んだ被写体像を撮像するビデオ画
    像撮像部と、このビデオ画像撮像部で撮像された背景を
    含んだ被写体像の原画画像データを加工処理するビデオ
    画像変換部と、上記加工処理された画像データに基づい
    てフォトプリントするビデオプリンタ部と、を備えたビ
    デオフォトプリント装置において、 前記ビデオ画像変換部は、 前記原画画像データによる画像の主たる走査方向と交差
    する方向に延びる上記画像の両端線分に沿って、隣接す
    る画素を順次比較し、色差値が所定値を越えたか否かを
    判断することにより、前記線分上における背景部分の終
    端を検出する終端検出手段と、 この終端検出手段で検出された 前記背景部分の終端に至
    るまで、当該背景部分について、前記走査方向と交差す
    る方向に走査ラインを変更しながら、当該走査ラインに
    沿って一端から他端へ他端から一端へ交互に走査を行な
    う走査手段とを備え、 前記走査手段は、 前記走査ライン上において走査方向に
    隣り合う注目画素と隣接画素との色差値を求め、 この色差値が所定値以下のときには、前記注目画素を指
    定された背景画像データに変換した後に、前記隣接画素
    を新たな注目画素として設定し、当該新たな注目画素に
    対する上記背景画像データへの変換を前記走査方向に順
    次行なうと共に、 前記色差値が所定値を越えるときには、前記注目画素を
    指定された背景画像データに変換した後に、当該ライン
    上での注目画素に対する背景画像データへの変換を中止
    し、当該ラインの次のラインにおいて注目画素に対する
    背景画像データへの変換を順次行なう手段、 を含んで構成されていることを特徴とするビデオフォト
    プリント装置。
  2. 【請求項2】前記色差値の所定値は、RGB信号の各色
    毎のレベル差の合計であることを特徴とする請求項1に
    記載のビデオフォトプリント装置。
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