JP3324112B2 - 壁面に収納できる折り畳み式座椅子 - Google Patents

壁面に収納できる折り畳み式座椅子

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JP3324112B2
JP3324112B2 JP33472497A JP33472497A JP3324112B2 JP 3324112 B2 JP3324112 B2 JP 3324112B2 JP 33472497 A JP33472497 A JP 33472497A JP 33472497 A JP33472497 A JP 33472497A JP 3324112 B2 JP3324112 B2 JP 3324112B2
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利之 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅内、特に玄関
で使用する座椅子に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】我が国の人口構成は、急速に高齢化が進
み、それに伴って、最近では、段差のないバリアフリー
住宅が開発されてきた。ところが、玄関においては、雨
水の侵入等の問題等があり、段差をなくすことが困難で
ある。そのため、高齢者にとっては、外出又は帰宅の際
に、玄関で靴を履き又は脱ぐことが煩わしく、苦痛を伴
う。
【0003】玄関に座椅子又は腰掛けを設けて、高齢者
が座って履き替えられようにしている例もある。玄関に
座椅子を設けるためには、玄関を十分に広くしておかな
ければならないが、我が国の住宅事情から鑑みて、上記
のように、十分なスペースを確保することが困難な場合
が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を以下に述べる折り畳み式の座椅子を玄関に設置するこ
とにより解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明を図面に基づいて
説明する。図1は、本発明による折り畳み式座椅子の斜
視説明図である。図3は、それを折り畳んで収納した状
態の外観説明図である。そして、図2及び図4は、断面
説明図である。但し、図2には、座板表面を被覆するマ
ット及び両開き扉の引き手金具を図示せず、図4では、
マットを図示していない。図中、Fは、壁面に設けられ
た開口部の内面の左右側面及び上面を被覆する枠材であ
る。開口部内面の下面は、床材Yを延長させてもよい
し、別の板材を敷設してもよい。開口部が玄関の土間に
設けられている場合は、床材Yは、タイル又はコンクリ
ートモルタルの場合が普通である。
【0006】開口部の奥面は外壁又は隣室の壁材等で封
鎖されているが、これら壁材の裏面が開口部から見えて
デザイン上見苦しければ、合板又は化粧板等の内装材で
被覆すればよい。
【0007】Dは扉で、左右2枚が手前に開く両開き構
造となっている。Aは本発明の座椅子の座板である。座
板Aは、蝶番Kにより棚板Eに取り付けられており、蝶
番Kを回転軸として前傾回転する。図1及び図2は、座
板Aを座椅子として使用できる状態であるが、図3及び
図4は、座板を壁内に収納した状態である。
【0008】図3又は図4の状態から、座板Aを座椅子
として使用するときは、まず2枚の両開き扉Dを手前側
に90度開き、その位置で固定する。次に座板Aを手前
側に90度前傾回転させ、その左右を扉Dの上側面に支
持させる。この座椅子を、図1又は図2の状態から折り
畳んで壁内に収納するときは、前記の手順を逆にすれば
よい。即ち、座板Aを上向きに90度回転させて閉じ
る。続いて、左右の扉Dを閉じる。扉Dは閉じた状態か
ら、最大90度まで開くよう最大開き角度90度の蝶番
を介して枠材Fに取り付けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、主として、運動能力、
注意力が通常の人よりも劣る高齢者又は身障者のための
ものであるから、実施にあたっては、以下に述べる点を
考慮することが望ましい。
【0010】第1に、安全面から、座板A、扉D、棚板
E、蝶番K等は十分に強度のあるものでなければならな
い。座板Aは、それを使用するとき、水平に固定される
必要があるから、蝶番Kは、スライド丁番が適してい
る。スライド丁番と併用して、左右の枠材Fと座板Aを
たすき金具で連結し、座板Aの回転を支援させてもよ
い。特にブレーキ付きたすき金具は、座板Aを緩やかに
前傾回転させることができるので、より安全でかつ取り
扱いが容易になる。
【0011】また、棚板Eの裏面には補強材Uを設け、
全長に亙って棚板Eを補強するか、又はスパン中央部を
下から支持材で支えることが望ましい。
【0012】扉Dによる座板Aの支持構造は、座板Aが
横ずれして、扉Dの支持から外れないよう、扉Dの蝶番
は、最大でも90度までしか開かないものを用いること
が望ましい。扉Dの開き角度が、所定の角度、例えば3
0度を越えると、蝶番のスプリングにより一気に90度
まで開いて、その位置で固定されるスプリング付きの蝶
番を用いれば、取り扱いが容易になる。
【0013】座板Aには、図3,4のように、上部の隅
部につまみ引き手Qを取り付け、扉Dの上側面には、座
板Aのつまみ引き手Qが嵌合する穴Hを設け、その穴H
につまみ引き手Qを嵌合させて座板Aの横ずれを防いで
もよい。
【0014】図1及び図3では、扉D及び座板Aに、そ
れぞれ引き手金具P又はつまみ引き手Qを取り付けてい
るが、座板Aのつまみ引き手Qは、前述のように、引き
手本来の目的の外に、座板Aのが扉Dの支持から外れる
のを防止するためである。
【0015】従って、他の防止手段を採用すれば、つま
み引き手Qは必ずしも必要ない。後述するように、座板
Aを閉鎖状態で固定する手段としてオープンキャッチを
採用する場合、つまみ引き手Qを取り付けても、それ本
来の機能は発揮できない。
【0016】扉Dの引き手金具Pは、座板が収納されて
いるときに、扉Dの表側から座板Aの下部を覆うように
取り付けられている。引き手本来の目的とは別に、扉D
が開かなければ、座板Aを手前側に前傾回転できないよ
うにする目的がある。すなわち、使用方法を誤って、扉
Dを開かないで座板Aを座椅子として使用すると危険で
あるから、安全面を考慮して、扉Dの下部を覆うように
取り付けられているのである。従って、扉Dを開かなけ
れば、座板Aを手前側に前傾回転できないような他の機
構を採用すれば、引き手金具Pは、座板Aの下部を覆う
必要はないし、また、扉Dの開閉に後述のようにオープ
ンキャッチ等の他の手段を用いれば、引き手金具そのも
のも必要ない。
【0017】扉Dが閉じられている状態のキャッチ金具
は、オープンキャッチがよい。扉Dを軽く押すと開き、
閉じるときも扉Dを軽く押せば閉まり、身障者、高齢者
にとって、取り扱いが容易である。同様に、座板Aのキ
ャッチもオープンキャッチでよいが、キャッチが外れた
途端に、座板Aが自重で前側に倒れてくるので、身障者
や高齢者に取っては、危険な場合がある。従って、先に
述べたように、座板Aの回転は、蝶番Kとブレーキ付き
のたすき金具を併用することが望ましい。
【0018】扉Dを開くときに、扉Dが床面に直に接す
ると、床面を傷つけるから、扉Dの下部には、コロRを
取りつけ、扉Dが床面を傷付けるのを防止するととも
に、扉Dの開閉がスムーズに行えるようにするとよい。
【0019】なお、座板Aを座りやすくするために、通
常の座椅子の座面のように、内部にウレタンフォーム等
のクッション材を入れたマットで被覆することが望まし
い。この場合、座板の両サイド付近の座面には、扉Dの
引き手金具Pの高さよりもやや高めで、木材のように人
の体重をかけても凹まない材質のものを配することが望
ましい。このようにすれば、座面に座るときに、扉Dの
引き手金具Pが邪魔にならない。図1のように、座面を
厚くすると、棚板上部の空間を収納に利用できなくなる
が、もともとこの空間は、奥行が小さく、収納能力に乏
しい構造である。
【0020】本発明による座椅子は、壁面に収納できる
ように設置されるているから、棚板Eの奥行きは、ほぼ
壁厚みに等しく、通常の住宅の場合、およそ10cm程
度である。扉Dが壁内に収納されたときの状態を図に示
せば、図3のごとき外観であり、玄関に設置しても特に
違和感を感じさせない。また、この外観は、引き手金具
Pやつまみ引き手Qの形状等により、いろいろな外観を
呈する。
【0021】また、本発明の折り畳み式座椅子は、特に
玄関の上がり口に設置すると便利であるから、図5のよ
うに、玄関の土間と上がり口の床面に跨がせて用いられ
る場合が、最も多く用いられる形態であると考えられ
る。即ち、両開き扉Dの一方の扉の回転範囲が玄関床面
上であり、他の一方の扉の回転範囲が玄関土間上である
ため、両開き扉は、左右対称形になっていない点が図1
〜図4の形態と相違するだけで、座椅子の使用方法、収
納方法は、図1〜図4の場合と何ら変わるところはな
い。
【0022】
【発明の効果】本発明による座椅子は、使用しないとき
に、壁内に収納できるので、狭い玄関にも設置できる。
また、扉Dを回転させる蝶番の最大開き角度を90度と
しているので、座板Aが扉Dの支持材から外れる危険性
がなく、安全である。
【0023】また、請求項2の発明は、座板Aの前傾回
転がブレーキ付きのたすき金具によって支援されるの
で、座板Aが緩やかに前傾し、安全面に優れる。請求項
3の発明は、扉Dの蝶番が、所定の角度以上に開くと、
一気に90度まで開くスプリング付き蝶番なので、扉D
を所定の位置例えば30度まで開くと、直ちに90度開
いた状態になり、その位置で固定されるから、蝶番の開
き角度を調整しなくてもよく、高齢者、身障者にとっ
て、扱いが容易である。請求項5の発明は、座板Aを扉
Dに確実に固定し、座板Aが扉Dの支持から外れないよ
うにした発明である。請求項6の発明は、座板Aを支持
する扉Dを開かなければ、座板Aを座椅子として使用で
きないよう、安全面で配慮したものである。請求項7の
発明は、高齢者や身障者が靴を履きかえる際に最も便利
な位置に本発明を適用したものでありる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の座椅子の斜視説明図である。
【図2】 本発明の座椅子の使用状態における断面説明
図である。
【図3】 本発明の座椅子を壁内に収容した状態の外観
説明図である。
【図4】 本発明の座椅子を壁内に収容した状態の断面
説明図である。
【図5】 本発明の座椅子を壁内に収容した状態の外観
説明図である。
【符号の説明】
A 座板 D 扉 E 棚板 F 枠材 H つまみ引き手が嵌合する穴 K スライド丁番 P 引き手金具 Q つまみ引き手 R コロ U 補強材 Y 床材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/00 - 9/00 A47G 23/00 A47B 61/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面内に収納できる折り畳み式座椅子で
    あって、 1.壁面に設けられた開口部内面の上面及び左右側面が
    枠材(F)で被覆され、 2.該開口部内部には棚板(E)が設けられ、 3.棚板(E)には、蝶番(K)を軸に前傾回転し、棚
    板(E)上部の開口部を封鎖する座板(A)が取り付け
    られ、 4.左右の枠材(F)には、棚板(E)の下部の開口部
    を封鎖する一対の両開きの扉(D)が最大開き角度が9
    0度である蝶番を介して取り付けられていることを特徴
    とする折り畳み式座椅子。
  2. 【請求項2】 壁面内に収容できる折り畳み式座椅子で
    あって、 1.壁面に設けられた開口部の内面の上面及び左右側面
    が枠材(F)で被覆され、 2.該開口部内部には棚板(E)が設けられ、 3.棚板(E)には、蝶番(K)を軸に前傾回転し、棚
    板(E)の上部の開口部を封鎖する座板(A)が取り付
    けられ、さらに、上記座板(A)は、左右の枠材(F)
    に取り付けられたブレーキ付きたすき金具により回転が
    支援され、 4.左右の枠材(F)には、棚板(E)の下部の開口部
    を封鎖する一対の両開きの扉(D)が最大開き角度が9
    0度である蝶番を介して取り付けられていることを特徴
    とする折り畳み式座椅子。
  3. 【請求項3】 最大開き角度が90度である蝶番が、所
    定の角度以上に開くと、一気に90度まで開くスプリン
    グ付き蝶番であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の折り畳み式座椅子。
  4. 【請求項4】 両開き扉(D)の下部にコロ(R)が取
    り付けられていることを特徴とする請求項1,2,3に
    記載の折り畳み式座椅子。
  5. 【請求項5】 座板(A)の上隅部につまみ引き手
    (Q)が取り付けられ、つまみ引き手(Q)が嵌合する
    穴(H)が両開き扉(D)の上側面に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜4に記載の折り畳み式座椅
    子。
  6. 【請求項6】 両開き扉(D)の上部に、座板(A)の
    下部を覆う引き手金具(P)が取り付けられていること
    を特徴とする請求項1〜5に記載の折り畳み式座椅子。
  7. 【請求項7】 両開き扉(D)の一方の扉の回転範囲が
    玄関床上であり、他の一方の扉の回転範囲が玄関土間上
    であることを特徴とする請求項1〜6に記載の折り畳み
    式座椅子。
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