JP3329131B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JP3329131B2 JP3329131B2 JP08016895A JP8016895A JP3329131B2 JP 3329131 B2 JP3329131 B2 JP 3329131B2 JP 08016895 A JP08016895 A JP 08016895A JP 8016895 A JP8016895 A JP 8016895A JP 3329131 B2 JP3329131 B2 JP 3329131B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過負荷が作用したとき
にコンプレッサを自動的に停止させる機能を備えた車両
用空調装置に関する。
にコンプレッサを自動的に停止させる機能を備えた車両
用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、コンプレッサの吐
出圧が所定の限界値を超えるとコンプレッサの作動を停
止させてコンプレッサを保護するものがある。このよう
な装置では、コンプレッサの回転数やエンジンの水温
(冷却水の温度)に拘わりなく吐出圧の限界値が一定に
保持されていた。また、特開昭62−64615号公報
には、コンプレッサの吐出温度(吐出ガスの温度)およ
び回転数の検出結果に基づいてコンプレッサの作動およ
び作動停止を切換制御する装置が開示されている。この
公報記載の装置では、コンプレッサの能力を無駄なく活
用すべくコンプレッサの吐出温度が低下するほど最高許
容回転数が高くなるようコンプレッサの作動禁止領域を
設定している。
出圧が所定の限界値を超えるとコンプレッサの作動を停
止させてコンプレッサを保護するものがある。このよう
な装置では、コンプレッサの回転数やエンジンの水温
(冷却水の温度)に拘わりなく吐出圧の限界値が一定に
保持されていた。また、特開昭62−64615号公報
には、コンプレッサの吐出温度(吐出ガスの温度)およ
び回転数の検出結果に基づいてコンプレッサの作動およ
び作動停止を切換制御する装置が開示されている。この
公報記載の装置では、コンプレッサの能力を無駄なく活
用すべくコンプレッサの吐出温度が低下するほど最高許
容回転数が高くなるようコンプレッサの作動禁止領域を
設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンプレッサの負荷は
その回転数および吐出圧が高いほど増加する。従って、
吐出圧が一定の限界値を超えたときにコンプレッサを停
止させる装置では、コンプレッサの回転数が高い状態を
基準として吐出圧の限界値を設定せざるを得ない。この
ため、回転数が低下するとコンプレッサの負荷には余裕
があるにも拘らずコンプレッサが停止することになり、
コンプレッサの能力を十分に活用できない。そこで、上
記公報に記載の装置のようにコンプレッサの負荷に関す
る物理量に応じて作動領域を可変しているものの例か
ら、回転数が低下するほど吐出圧の許容値を高く設定し
てコンプレッサの作動領域を拡大することも考えられる
が、コンプレッサの作動領域をむやみに拡大するとエン
ジン水温が異常に上昇するおそれがある。
その回転数および吐出圧が高いほど増加する。従って、
吐出圧が一定の限界値を超えたときにコンプレッサを停
止させる装置では、コンプレッサの回転数が高い状態を
基準として吐出圧の限界値を設定せざるを得ない。この
ため、回転数が低下するとコンプレッサの負荷には余裕
があるにも拘らずコンプレッサが停止することになり、
コンプレッサの能力を十分に活用できない。そこで、上
記公報に記載の装置のようにコンプレッサの負荷に関す
る物理量に応じて作動領域を可変しているものの例か
ら、回転数が低下するほど吐出圧の許容値を高く設定し
てコンプレッサの作動領域を拡大することも考えられる
が、コンプレッサの作動領域をむやみに拡大するとエン
ジン水温が異常に上昇するおそれがある。
【0004】本発明の目的は、コンプレッサの能力を活
用しつつエンジン水温の上昇を適度に制限できる車両用
空調装置を提供することにある。
用しつつエンジン水温の上昇を適度に制限できる車両用
空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1およ
び図3に対応付けて説明すると、請求項1の発明は、コ
ンプレッサ1の負荷に関連した第1の物理量Nおよび第
2の物理量Pdを検出する第1の検出手段11,12
と、エンジン冷却水の温度Twに関連した情報を検出す
る第2の検出手段13と、コンプレッサ1の作動および
作動停止を切換可能な作動切換手段1aと、コンプレッ
サ1が所定の作動禁止領域で駆動されないように第1の
検出手段11,12の検出結果に基づいて作動切換手段
1aを制御するコンプレッサ保護手段10と、上記作動
禁止領域の設定として、第2の検出手段13にて検出さ
れた温度Twが所定の設定変更値T1以下のときには第
1の物理量Nに応じて第2の物理量Pdの許容値が変化
する第1の設定を選択し、上記温度Twが設定変更値T
1を超えるときには第1の設定よりもコンプレッサ1の
負荷が低くなる側へ作動禁止領域を拡大した第2の設定
を選択する作動禁止領域選択手段10とを具備した車両
用空調装置により、上述した目的を達成する。請求項2
の発明は請求項1の車両用空調装置に適用され、第2の
検出手段13にて検出された温度Twが設定変更値T1
よりも高温側に設定された限界値T2を超えるとき、コ
ンプレッサ保護手段10による制御状態に拘わりなくコ
ンプレッサ1が停止するよう作動切換手段1aを制御す
る強制停止手段10を設けた。請求項3の発明は請求項
1の車両用空調装置に適用され、第1の検出手段11,
12が、第1の物理量および第2の物理量としてコンプ
レッサの回転数Nおよび吐出圧Pdを検出する。
び図3に対応付けて説明すると、請求項1の発明は、コ
ンプレッサ1の負荷に関連した第1の物理量Nおよび第
2の物理量Pdを検出する第1の検出手段11,12
と、エンジン冷却水の温度Twに関連した情報を検出す
る第2の検出手段13と、コンプレッサ1の作動および
作動停止を切換可能な作動切換手段1aと、コンプレッ
サ1が所定の作動禁止領域で駆動されないように第1の
検出手段11,12の検出結果に基づいて作動切換手段
1aを制御するコンプレッサ保護手段10と、上記作動
禁止領域の設定として、第2の検出手段13にて検出さ
れた温度Twが所定の設定変更値T1以下のときには第
1の物理量Nに応じて第2の物理量Pdの許容値が変化
する第1の設定を選択し、上記温度Twが設定変更値T
1を超えるときには第1の設定よりもコンプレッサ1の
負荷が低くなる側へ作動禁止領域を拡大した第2の設定
を選択する作動禁止領域選択手段10とを具備した車両
用空調装置により、上述した目的を達成する。請求項2
の発明は請求項1の車両用空調装置に適用され、第2の
検出手段13にて検出された温度Twが設定変更値T1
よりも高温側に設定された限界値T2を超えるとき、コ
ンプレッサ保護手段10による制御状態に拘わりなくコ
ンプレッサ1が停止するよう作動切換手段1aを制御す
る強制停止手段10を設けた。請求項3の発明は請求項
1の車両用空調装置に適用され、第1の検出手段11,
12が、第1の物理量および第2の物理量としてコンプ
レッサの回転数Nおよび吐出圧Pdを検出する。
【0006】
【作用】請求項1の発明では、エンジン冷却水の温度T
wが設定変更値T1以下のときはコンプレッサ1の作動
禁止領域として第1の設定が選択される。第1の設定で
は、第1の物理量Nに応じて第2の物理量Pdの許容値
が変化するので、コンプレッサ1に過負荷が生じない範
囲で作動領域を拡大(作動禁止領域を縮小)してコンプ
レッサ1の不必要な停止を抑えられる。エンジン冷却水
の温度Twが設定変更値T1を超えると第2の設定が選
択され、コンプレッサ1の負荷が低くなる側へ作動禁止
領域が拡大して水温の過度の上昇が抑えられる。請求項
2の発明では、温度Twが限界値T2を超えるとコンプ
レッサ1が必ず停止する。請求項3の発明では、コンプ
レッサ1の回転数Nと吐出圧Pdとに基づいてコンプレ
ッサ1の作動および作動停止が切換制御される。
wが設定変更値T1以下のときはコンプレッサ1の作動
禁止領域として第1の設定が選択される。第1の設定で
は、第1の物理量Nに応じて第2の物理量Pdの許容値
が変化するので、コンプレッサ1に過負荷が生じない範
囲で作動領域を拡大(作動禁止領域を縮小)してコンプ
レッサ1の不必要な停止を抑えられる。エンジン冷却水
の温度Twが設定変更値T1を超えると第2の設定が選
択され、コンプレッサ1の負荷が低くなる側へ作動禁止
領域が拡大して水温の過度の上昇が抑えられる。請求項
2の発明では、温度Twが限界値T2を超えるとコンプ
レッサ1が必ず停止する。請求項3の発明では、コンプ
レッサ1の回転数Nと吐出圧Pdとに基づいてコンプレ
ッサ1の作動および作動停止が切換制御される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図3を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例の空調装置の概略構成を示し、
1はエンジンEに駆動されるコンプレッサである。周知
のように、コンプレッサ1にて圧縮された冷媒はコンデ
ンサ2、リキッドタンク3および不図示の膨張弁を介し
てエバポレータ4に導かれ、空調ダクト5に取込まれた
空気との間で熱交換されてコンプレッサ1に戻される。
エンジンEからコンプレッサ1に至る動力伝達経路には
電磁クラッチ1aが介装されている。電磁クラッチ1a
が励磁されるとエンジンEにてコンプレッサ1が駆動さ
れ、電磁クラッチ1aが消磁されるとコンプレッサ1が
停止する。
明する。図1は本実施例の空調装置の概略構成を示し、
1はエンジンEに駆動されるコンプレッサである。周知
のように、コンプレッサ1にて圧縮された冷媒はコンデ
ンサ2、リキッドタンク3および不図示の膨張弁を介し
てエバポレータ4に導かれ、空調ダクト5に取込まれた
空気との間で熱交換されてコンプレッサ1に戻される。
エンジンEからコンプレッサ1に至る動力伝達経路には
電磁クラッチ1aが介装されている。電磁クラッチ1a
が励磁されるとエンジンEにてコンプレッサ1が駆動さ
れ、電磁クラッチ1aが消磁されるとコンプレッサ1が
停止する。
【0009】10はマイクロコンピュータおよびその動
作に必要なメモリ等の各種周辺部品を備えたコントロー
ラである。コントローラ10は、車両の不図示の空調パ
ネルからの指令や各種のセンサが検出した情報に基づい
て空調装置全体の動作を制御する。例えば、空調パネル
のエアコンスイッチやファンスイッチからの入力信号、
あるいは各種センサの検出信号に基づいて冷房開始と判
断したとき、それに応じて電磁クラッチ1aを励磁す
る。そして、コンプレッサ1が作動すると、コントロー
ラ10は、コンプレッサ1の回転数Nを検出する回転数
センサ11、コンプレッサ1の吐出圧(コンプレッサ1
から吐出される冷媒の圧力)Pdを検出する吐出圧セン
サ12、およびエンジン水温(エンジンEの冷却水の温
度)Twを検出する水温センサ13の出力信号に基づい
て、図2に示す電磁クラッチ1aのオン・オフの切換処
理を実行する。
作に必要なメモリ等の各種周辺部品を備えたコントロー
ラである。コントローラ10は、車両の不図示の空調パ
ネルからの指令や各種のセンサが検出した情報に基づい
て空調装置全体の動作を制御する。例えば、空調パネル
のエアコンスイッチやファンスイッチからの入力信号、
あるいは各種センサの検出信号に基づいて冷房開始と判
断したとき、それに応じて電磁クラッチ1aを励磁す
る。そして、コンプレッサ1が作動すると、コントロー
ラ10は、コンプレッサ1の回転数Nを検出する回転数
センサ11、コンプレッサ1の吐出圧(コンプレッサ1
から吐出される冷媒の圧力)Pdを検出する吐出圧セン
サ12、およびエンジン水温(エンジンEの冷却水の温
度)Twを検出する水温センサ13の出力信号に基づい
て、図2に示す電磁クラッチ1aのオン・オフの切換処
理を実行する。
【0010】図2の処理では、まずステップS1にて水
温センサ13からエンジン水温Twを読み込み、続くス
テップS2で水温Twが限界値T2よりも高温か否か判
断する。限界値T2よりも水温Twが高温のときはステ
ップS9へジャンプし、そうでなければステップS3へ
進む。ステップS3では水温Twが設定変更値T1より
も高温か否か判断する。なお、設定変更値T1は限界値
T2よりも低温である。水温Twが設定変更値T1以下
のときはステップS4に進み、コンプレッサ1の作動禁
止領域の設定として第1の設定を選択する。一方、水温
Twが設定変更値T1を超えるときはステップS5に進
み、コンプレッサ1の作動禁止領域の設定として第2の
設定を選択する。
温センサ13からエンジン水温Twを読み込み、続くス
テップS2で水温Twが限界値T2よりも高温か否か判
断する。限界値T2よりも水温Twが高温のときはステ
ップS9へジャンプし、そうでなければステップS3へ
進む。ステップS3では水温Twが設定変更値T1より
も高温か否か判断する。なお、設定変更値T1は限界値
T2よりも低温である。水温Twが設定変更値T1以下
のときはステップS4に進み、コンプレッサ1の作動禁
止領域の設定として第1の設定を選択する。一方、水温
Twが設定変更値T1を超えるときはステップS5に進
み、コンプレッサ1の作動禁止領域の設定として第2の
設定を選択する。
【0011】ここで、第1の設定および第2の設定の詳
細を図3(a)に示す。図中の実線および破線は、それ
ぞれ第1の設定および第2の設定におけるコンプレッサ
回転数Nと吐出圧Pdの許容値との関係を示し、実線よ
りも吐出圧Pdおよび回転数Nの双方が低い領域(実線
と縦軸および横軸で囲まれた領域)が第1の設定におけ
る作動領域、それ以外の領域が第1の設定における作動
禁止領域である。同様に、破線よりも吐出圧Pdおよび
回転数Nの双方が低い領域(破線と縦軸および横軸で囲
まれた領域)が第2の設定における作動領域、それ以外
の領域が第2の設定における作動禁止領域である。第1
の設定ではコンプレッサ回転数Nがその限界回転数Nli
mから低下するほど吐出圧Pdの許容値が上昇する。第
2の設定では、吐出圧Pdの許容値が第1の設定におけ
るコンプレッサ限界回転数Nlimに対応した一定値に保
持される。従って、第2の設定では、第1の設定におけ
る作動禁止領域が図中のハッチング部分だけコンプレッ
サ1の負荷が低くなる側へ拡大されたことになる。な
お、第1の設定および第2の設定のいずれの場合でも、
コンプレッサ回転数Nが限界回転数Nlimを超える範囲
は全面的に作動禁止領域となる。
細を図3(a)に示す。図中の実線および破線は、それ
ぞれ第1の設定および第2の設定におけるコンプレッサ
回転数Nと吐出圧Pdの許容値との関係を示し、実線よ
りも吐出圧Pdおよび回転数Nの双方が低い領域(実線
と縦軸および横軸で囲まれた領域)が第1の設定におけ
る作動領域、それ以外の領域が第1の設定における作動
禁止領域である。同様に、破線よりも吐出圧Pdおよび
回転数Nの双方が低い領域(破線と縦軸および横軸で囲
まれた領域)が第2の設定における作動領域、それ以外
の領域が第2の設定における作動禁止領域である。第1
の設定ではコンプレッサ回転数Nがその限界回転数Nli
mから低下するほど吐出圧Pdの許容値が上昇する。第
2の設定では、吐出圧Pdの許容値が第1の設定におけ
るコンプレッサ限界回転数Nlimに対応した一定値に保
持される。従って、第2の設定では、第1の設定におけ
る作動禁止領域が図中のハッチング部分だけコンプレッ
サ1の負荷が低くなる側へ拡大されたことになる。な
お、第1の設定および第2の設定のいずれの場合でも、
コンプレッサ回転数Nが限界回転数Nlimを超える範囲
は全面的に作動禁止領域となる。
【0012】再び図2に戻って説明する。ステップS4
またはステップS5で作動禁止領域を設定した後はステ
ップS6で回転数センサ11からコンプレッサ1の回転
数Nを、吐出圧センサ12から吐出圧Pdをそれぞれ読
み込み、続くステップS7でコンプレッサ1が作動禁止
領域で駆動されていないか否かを回転数Nおよび吐出圧
Pdの検出値と、作動禁止領域の設定状態とに基づいて
判断する。この判断を行うには、例えば回転数Nおよび
吐出圧Pdの現在値を示す点を図3(a)の線図上にプ
ロットし、その点が作動禁止領域にあるか否かを識別す
る。図3(a)の線図に従って回転数Nの現在値に対応
する吐出圧Pdの許容値を求め、吐出圧Pdの現在値が
許容値以内か否かを識別してもよい。ステップS7でコ
ンプレッサ1が作動禁止領域で駆動されていないと判断
したときはステップS8でコンプレッサ1を作動状態、
すなわち電磁クラッチ1aを励磁状態とする。コンプレ
ッサ1が作動禁止領域で駆動されていると判断したとき
はステップS9で電磁クラッチ1aを消磁してコンプレ
ッサ1の作動を停止させる。ステップS8,ステップS
9の処理後はステップS1へ戻る。
またはステップS5で作動禁止領域を設定した後はステ
ップS6で回転数センサ11からコンプレッサ1の回転
数Nを、吐出圧センサ12から吐出圧Pdをそれぞれ読
み込み、続くステップS7でコンプレッサ1が作動禁止
領域で駆動されていないか否かを回転数Nおよび吐出圧
Pdの検出値と、作動禁止領域の設定状態とに基づいて
判断する。この判断を行うには、例えば回転数Nおよび
吐出圧Pdの現在値を示す点を図3(a)の線図上にプ
ロットし、その点が作動禁止領域にあるか否かを識別す
る。図3(a)の線図に従って回転数Nの現在値に対応
する吐出圧Pdの許容値を求め、吐出圧Pdの現在値が
許容値以内か否かを識別してもよい。ステップS7でコ
ンプレッサ1が作動禁止領域で駆動されていないと判断
したときはステップS8でコンプレッサ1を作動状態、
すなわち電磁クラッチ1aを励磁状態とする。コンプレ
ッサ1が作動禁止領域で駆動されていると判断したとき
はステップS9で電磁クラッチ1aを消磁してコンプレ
ッサ1の作動を停止させる。ステップS8,ステップS
9の処理後はステップS1へ戻る。
【0013】以上の処理によれば、図3(b)に示した
ように水温Twが設定変更値T1以下(Tw≦T1)の
領域では作動禁止領域として第1の設定が選択される。
この第1の設定では、コンプレッサ1の回転数Nが低下
するほど吐出圧Pdの許容値が上昇するためコンプレッ
サ1の能力が無駄なく活用される。一方、水温Twが設
定変更値T1を超えて限界値T2以下(T1≦Tw<T
2)の領域では第2の設定が選択されてコンプレッサ1
の作動禁止領域が拡大するので、コンプレッサ1の停止
頻度が増加してエンジンEの負担が軽減され、水温Tw
の上昇が抑制される。水温Twが限界値T2を超えると
コンプレッサ1がその負荷に拘わりなく強制的に停止す
るため、水温Twの異常上昇が防がれる。
ように水温Twが設定変更値T1以下(Tw≦T1)の
領域では作動禁止領域として第1の設定が選択される。
この第1の設定では、コンプレッサ1の回転数Nが低下
するほど吐出圧Pdの許容値が上昇するためコンプレッ
サ1の能力が無駄なく活用される。一方、水温Twが設
定変更値T1を超えて限界値T2以下(T1≦Tw<T
2)の領域では第2の設定が選択されてコンプレッサ1
の作動禁止領域が拡大するので、コンプレッサ1の停止
頻度が増加してエンジンEの負担が軽減され、水温Tw
の上昇が抑制される。水温Twが限界値T2を超えると
コンプレッサ1がその負荷に拘わりなく強制的に停止す
るため、水温Twの異常上昇が防がれる。
【0014】本実施例では、回転数センサ11および吐
出圧センサ12が第1の検出手段を、水温センサ13が
第2の検出手段を、電磁クラッチ1aが作動切換手段
を、回転数センサ11が回転数検出手段を、吐出圧セン
サ12が吐出圧検出手段を、水温センサ13が水温検出
手段をそれぞれ構成する。また、コントローラ10がコ
ンプレッサ保護手段、作動禁止領域設定手段、強制停止
手段および制御手段をそれぞれ構成するが、より詳しく
は、ステップS7,S8およびS9の処理がコンプレッ
サ保護手段に、ステップS3,S4およびS5の処理が
作動禁止領域設定手段に、ステップS2およびS9の処
理が強制停止手段にそれぞれ相当する。
出圧センサ12が第1の検出手段を、水温センサ13が
第2の検出手段を、電磁クラッチ1aが作動切換手段
を、回転数センサ11が回転数検出手段を、吐出圧セン
サ12が吐出圧検出手段を、水温センサ13が水温検出
手段をそれぞれ構成する。また、コントローラ10がコ
ンプレッサ保護手段、作動禁止領域設定手段、強制停止
手段および制御手段をそれぞれ構成するが、より詳しく
は、ステップS7,S8およびS9の処理がコンプレッ
サ保護手段に、ステップS3,S4およびS5の処理が
作動禁止領域設定手段に、ステップS2およびS9の処
理が強制停止手段にそれぞれ相当する。
【0015】なお、実施例では第1の物理量としてコン
プレッサ回転数Nを、第2の物理量として吐出圧Pdを
それぞれ検出したが、コンプレッサの負荷に関連した物
理量であれば回転数や吐出圧以外でもよい。コンプレッ
サの回転数とエンジン回転数との比が一定であればエン
ジン回転数を検出してもよい。第2の設定では吐出圧P
dの許容値を一定としたが、第1の設定よりもコンプレ
ッサの作動禁止領域が低負荷側へ拡大する限り、コンプ
レッサ回転数Nに応じて吐出圧Pdの許容値を変化させ
てもよい。
プレッサ回転数Nを、第2の物理量として吐出圧Pdを
それぞれ検出したが、コンプレッサの負荷に関連した物
理量であれば回転数や吐出圧以外でもよい。コンプレッ
サの回転数とエンジン回転数との比が一定であればエン
ジン回転数を検出してもよい。第2の設定では吐出圧P
dの許容値を一定としたが、第1の設定よりもコンプレ
ッサの作動禁止領域が低負荷側へ拡大する限り、コンプ
レッサ回転数Nに応じて吐出圧Pdの許容値を変化させ
てもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明では、エンジン冷却水の温度が設定変更値以下のとき
はコンプレッサに過負荷が作用しない範囲で作動領域を
拡大し、設定変更値を超えるときはコンプレッサの負荷
が低くなる側へ作動禁止領域を拡大(作動領域を縮小)
して冷却水温の上昇を抑えることができるので、コンプ
レッサの能力を無駄なく活用しつつエンジン冷却水の温
度を適正に維持できる。特に、請求項2の発明ではエン
ジン冷却水の水温が限界値を超えるとコンプレッサが必
ず停止するので安全性が高まるとともに、限界値に至る
前段階として設定変更値が設けられ、これを超えると作
動禁止領域が第2の設定に切換わるため、エンジン冷却
水の温度が限界値を超える頻度が第2の設定を設けない
場合よりも低くなる。請求項3の発明では、エンジン冷
却水の温度を考慮しつつ、コンプレッサの回転数および
吐出圧に応じてコンプレッサの作動および作動停止を切
換制御できる。
明では、エンジン冷却水の温度が設定変更値以下のとき
はコンプレッサに過負荷が作用しない範囲で作動領域を
拡大し、設定変更値を超えるときはコンプレッサの負荷
が低くなる側へ作動禁止領域を拡大(作動領域を縮小)
して冷却水温の上昇を抑えることができるので、コンプ
レッサの能力を無駄なく活用しつつエンジン冷却水の温
度を適正に維持できる。特に、請求項2の発明ではエン
ジン冷却水の水温が限界値を超えるとコンプレッサが必
ず停止するので安全性が高まるとともに、限界値に至る
前段階として設定変更値が設けられ、これを超えると作
動禁止領域が第2の設定に切換わるため、エンジン冷却
水の温度が限界値を超える頻度が第2の設定を設けない
場合よりも低くなる。請求項3の発明では、エンジン冷
却水の温度を考慮しつつ、コンプレッサの回転数および
吐出圧に応じてコンプレッサの作動および作動停止を切
換制御できる。
【図1】本発明の実施例の空調装置の概略を示す図。
【図2】図1のコントローラにて実行されるコンプレッ
サの作動および作動停止処理を示すフローチャート。
サの作動および作動停止処理を示すフローチャート。
【図3】実施例におけるコンプレッサの作動禁止領域の
設定を示す図で、(a)は作動禁止領域をコンプレッサ
の回転数および吐出圧との関連で示し、(b)は作動禁
止領域とエンジン冷却水の温度との関係を示す。
設定を示す図で、(a)は作動禁止領域をコンプレッサ
の回転数および吐出圧との関連で示し、(b)は作動禁
止領域とエンジン冷却水の温度との関係を示す。
1 コンプレッサ 1a 電磁クラッチ 10 コントローラ 11 回転数センサ 12 吐出圧センサ 13 水温センサ E エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−30546(JP,A) 特開 昭63−97889(JP,A) 特開 昭59−227521(JP,A) 特開 昭62−64615(JP,A) 特開 昭64−1616(JP,A) 実開 平4−9318(JP,U) 実公 昭48−35863(JP,Y1) 実公 昭50−21248(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 623 B60H 1/32 624 B60H 1/32 625 B60H 1/00 B60H 1/00 101 B60H 1/32 102
Claims (3)
- 【請求項1】 コンプレッサの負荷に関連した第1の物
理量および第2の物理量を検出する第1の検出手段と、 エンジン冷却水の温度に関連した情報を検出する第2の
検出手段と、 前記コンプレッサの作動および作動停止を切換可能な作
動切換手段と、 前記コンプレッサが所定の作動禁止領域で駆動されない
ように、前記第1の検出手段の検出結果に基づいて前記
作動切換手段を制御するコンプレッサ保護手段と、 前記作動禁止領域の設定として、前記第2の検出手段に
て検出された温度が所定の設定変更値以下のときには前
記第1の物理量に応じて前記第2の物理量の許容値が変
化する第1の設定を選択し、前記温度が前記設定変更値
を超えるときには前記第1の設定よりも前記コンプレッ
サの負荷が低くなる側へ前記作動禁止領域を拡大した第
2の設定を選択する作動禁止領域選択手段と、 を具備したことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記第2の検出手段にて検出された前記
温度が前記設定変更値よりも高温側に設定された限界値
を超えるとき、前記コンプレッサ保護手段による制御状
態に拘わりなく前記コンプレッサが停止するよう前記作
動切換手段を制御する強制停止手段を設けたことを特徴
とする請求項1記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記第1の検出手段が、前記第1の物理
量および前記第2の物理量として前記コンプレッサの回
転数および吐出圧を検出することを特徴とする請求項1
記載の車両用空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08016895A JP3329131B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08016895A JP3329131B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 車両用空調装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08276729A JPH08276729A (ja) | 1996-10-22 |
| JP3329131B2 true JP3329131B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=13710804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08016895A Expired - Fee Related JP3329131B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3329131B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP08016895A patent/JP3329131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08276729A (ja) | 1996-10-22 |
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