JP3336246B2 - 射出成形同時絵付装置及び方法 - Google Patents

射出成形同時絵付装置及び方法

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JP3336246B2 JP03859298A JP3859298A JP3336246B2 JP 3336246 B2 JP3336246 B2 JP 3336246B2 JP 03859298 A JP03859298 A JP 03859298A JP 3859298 A JP3859298 A JP 3859298A JP 3336246 B2 JP3336246 B2 JP 3336246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形と同時に
型内で絵付シートを射出樹脂成形物の表面に一体的に接
着して図柄や文字等が施された成形品を得るようにした
射出成形同時絵付装置及び方法に係り、特に、絵付シー
トの延伸(予備成形)を効果的に行うべくその前に前記
絵付シートを加熱軟化させるために使用される熱盤を改
善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形と同時に射出樹脂成形体の表面
に絵付シートを一体的に接着する射出成形同時絵付方法
としては、従来より幾つもの態様が提案されているが、
それらの大半は、次の(a)〜(i)の工程の全部又は
幾つかを記述順に又はその順番を入れ換えて、順次、又
は複数の工程を同時に重複してもしくは並列的に行うよ
うにされている(特公昭50−19132号、実公平3
−56344号、特公平7−41637号公報等を参
照)。
【0003】(a)絵付シートを射出成形に用いられる
雌型のパーティング面上に供給するシート供給工程。 (b)絵付シートを雌型のパーティング面に固定保持す
るクランプ工程。 (c)絵付シートを熱盤等により加熱軟化させる加熱軟
化工程。 (d)絵付シートを真空吸引及び/又は圧空供給等によ
り雌型のキャビティに沿わせるように延伸させる延伸工
程(予備成形工程)。 (e)雌型と雄型の一方(通常は雌型)を他方(通常は
雄型)側へ移動させて型締めを行う型締め工程。
【0004】(f)雌型と雄型との間に形成されるキャ
ビティ内に雄型側から流動状態の樹脂(熔融樹脂等)を
注入充填して固化せしめて射出成形を行う射出成形工
程。 (g)雌型と雄型とを離間させる型開き工程。 (h)絵付シートのうちの射出樹脂成形体に接着付随さ
せるべき部分を他の部分(余剰部分)から切り離すシー
トトリミング工程。 (i)絵付シートが接着積層された積層品を雄雌両成形
型から取り出す取出工程。
【0005】なお、複数の工程を同時に重複して行うと
は、複数の工程が一工程に含まれることをいい、例え
ば、前記(e)の型締め工程において絵付シートを雌型
と雄型との間に挟んで固定保持するようになせば、該型
締め工程と同時に重複して前記(b)のクランプ工程が
行われたことになり、また、前記(f)の射出成形工程
において絵付シートを射出された熔融樹脂の熱と圧力に
より延伸させるようになせば、該射出成形工程と同時に
重複して前記(d)の延伸工程が行われたことになる場
合をいう。
【0006】また、絵付シートとしては、製品種別に応
じて貼合わせ積層シート(ラミネートシート)と転写シ
ートのいずれかが用いられ、ラミネートシートである場
合には、射出成形によりそのままで絵付けが行われたこ
とになり、射出樹脂成形体の表面にシート全層が接着一
体化して化粧層となる。それに対し、絵付シートが転写
シートである場合には、射出樹脂成形体の表面に一体化
した絵付シートのうちの支持体シートを剥離し、装飾層
等の転写層のみを射出樹脂成形体側に残留させて化粧層
となすことにより絵付けが完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した如
くの射出成形同時絵付を行う射出成形同時絵付装置にお
いては、得るべき積層品(製品)の形状如何によって、
前記パーティング面が全体的に凸状又は凹状に湾曲した
ものを用いざるを得ない場合がある。すなわち、例え
ば、曲率の大きな(深絞り形状等の)製品を得る場合、
平面のパーティング面に固定保持されている絵付シート
を、深絞り形状のキャビティに沿わせるように延伸させ
ると、絵付シートの延伸時の変位量及び歪量が大とな
り、絵付シートにしわ、歪、破れ等を生じやすくなり、
それを回避すべく、熱や圧力等の成形条件を緩和する
と、しわ、歪、破れ等は生じない代わりに、絵付シート
をキャビティに沿わせて完全に密着させることが難しい
という問題が生じるので、かかる問題を解消すべく、例
えば、特開平9−39025号公報等にも所載のよう
に、雌型のパーティング面を、得るべき製品形状に対応
させて、全体的に凸状又は凹状の湾曲面として、前記曲
率の大きな(深絞り形状等の)製品を得る場合でも、キ
ャビティをさほど深く(パーティング面からの深さ)し
なくても済むようになすことが考えられている〔後述す
る本発明実施形態を示す図2参照。図において、符号1
2が雌型、符号14が凸状に湾曲したパーティング面を
示している。〕。
【0008】しかしながら、上記のように雌型のパーテ
ィング面を全体的に凸状又は凹状の湾曲面とした場合、
前記(c)の加熱軟化工程を行うための熱盤の形状等が
問題となる。すなわち、従来、前記熱盤としては、赤外
線輻射により加熱するものが一般的であり、通常、(1)
平板型のもの(例えば、特公昭63−6339号、特開
平5−301250号公報等参照)、(2) 得るべき成形
品の形状に対応した形状の曲面及び多面体型のもの(本
願の出願人による特開平7−227827号公報参
照)、(3) 可撓性シート型の(可撓性面発熱体を用い
た)もの(本願の出願人による特開平8−39602号
公報参照)が提案されている。しかしながら、従来の前
記(1) の平板型の熱盤、前記(2) の曲面及び多面体型の
熱盤、及び前記(3) の可撓性シート型の熱盤において
は、それぞれ次のような問題があった。
【0009】すなわち、前記(1) の平板型のものでは、
雌型のパーティング面が例えば側面視概略「く」字状と
なる凸状の湾曲面である場合には、当該平板型熱盤の加
熱面と前記凸状の湾曲面に保持固定されていいる絵付シ
ートの各部分との離隔距離が大きくばらつき、離隔距離
の分布レンジが大となる。つまり、熱盤が平板型である
ので、絵付シートのうち、前記凸状の湾曲面の頂部付近
は熱盤の加熱面に近接するが、前記凸状の湾曲面の底部
(裾野側)は熱盤の加熱面から相当離れてしまう。言い
換えれば、絵付シートと熱盤の加熱面との最大離隔距離
と最小離隔距離との差が極めて大きくなり、その差が大
きくなると絵付シートの加熱温度分布が不均一(分布レ
ンジが大)となり、絵付シートの各部における延伸量が
ばらついて、絵柄模様の歪みや絵柄模様と成形体との位
置ずれ等が生じ、甚だしい場合は、絵付シートにシワや
破れが生じることもある。
【0010】それに対し、前記(2) の曲面及び多面体型
のものでは、絵付シートと熱盤の加熱面との最大離隔距
離と最小離隔距離との差を小さくできるので、絵付シー
トの加熱温度分布を前記平板型のものに比して均一にで
きるという利点が得られるが、熱盤(加熱面)を三次
元形状(立体形状)に製作加工しなければならないので
製作コストが高くつくとともに、前記平板型のものに
比して重量も大幅に増加し、そのため、熱盤を保持して
待機位置とシート加熱位置との間を移動させるための流
体圧シリンダ等の駆動手段として大型・大容量のものを
使用しなければならなくなって設置スペースや設備コス
トの面で不利となり、また、その外形(加熱面)は、
得るべき成形品の形状(雌型キャビティの形状)に対応
させる必要があるが、外形を変化させることは不可能で
あるので、得るべき成形品の寸法形状に対する対応範囲
が狭く(基本的には一種類の成形品だけにしか対応しな
い)、成形品の寸法形状が変わる度に新たにそれに対応
したものを作り直さなければならず、イニシャルコスト
が高くなるといった問題がある。
【0011】また、前記(3) の可撓性シート型のもので
は、前記ないしの問題はある程度は解消し得るが、
可撓性シート型の熱盤を保持案内して待機位置とシート
加熱位置(立体型クランパー内)との間を移動させる駆
動手段が複雑で大規模なものとなり、設備コストが嵩む
とともに、可撓性面発熱体を用いた熱盤を1ショット毎
に繰り返し変形させることを要するので、前記面発熱体
が疲労により破断する等の故障を生じ易く、また、前記
可撓性面発熱体の撓曲限界を越えた凹凸段差や曲率を持
つ成形品には適正に対応させることができないといった
問題がある。
【0012】本発明は、上述した如くの問題を解消する
ためになされたもので、その目的とするところは、雌型
のパーティング面が凸状の湾曲面である場合にも、絵付
シートの加熱軟化工程において、従来の平板型の熱盤に
比して絵付シートの加熱温度分布を可及的に均一化で
き、また、従来の曲面及び多面体型の熱盤に比して簡素
化、軽量化、及び低コスト化を図れるとともに、得るべ
き成形品の寸法形状に対する対応範囲を拡大でき、さら
に、従来の可撓性シート型の熱盤に比して故障を生じ難
くできるとともに、比較的小型で簡単な構成の駆動手段
により待機位置とシート加熱位置との間を移動させるこ
とができる、改善された熱盤を備えた射出成形同時絵付
装置及びそれを用いた射出成形同時絵付方法を提供する
ことある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る射出成形同時絵付装置は、基本的に
は、雌型のパーティング面が凸状の湾曲面とされ、側面
視概略「く」字状で内側が加熱面となった加熱部を持つ
熱盤を備えていることを特徴としており、より好ましい
態様では、前記熱盤が、第1の板状加熱部と第2の板状
加熱部とがそれらの加熱面を内側にして相互に所定の開
き角度をもってV字状に結合されてなる。
【0014】本発明に係る熱盤は、伝導熱を用いる接触
加熱方式、あるいは輻射熱や誘電加熱を用いる非接触加
熱方式のいずれを採用してもよいが、最も効果を発揮す
るのは、赤外線輻射等よる非接触加熱方式で加熱する場
合である(後述)。また、本発明の熱盤は、従来の平板
型の2個の熱盤をV字状に結合すること(後述の実施形
態を示す図1において符号70(71、72)で示され
ている熱盤)、あるいは、従来の可撓性シート型の熱盤
をV字状に折り曲げて適宜の保持手段で保持すること、
等により比較的安価に製作できる。
【0015】しかし、その加熱面は必ずしも平坦面でな
くてもよく、得るべき成形品の外表面形状(=絵付シー
トの被加熱面形状)に対応させて加熱面を曲面にするこ
ともできる。このようすると、成形品の外表面形状(雌
型パーティング面形状、絵付シートの被加熱面形状、及
びクランプ手段(のシート押圧部)が概ね近似したもの
となる)が特定のものに対しては、絵付シートと熱盤の
加熱面との最大離隔距離と最小離隔距離との差を小さく
できるので、絵付シートの加熱温度分布を前記加熱面が
平坦面のV字形熱盤に比して均一(分布レンジを小)に
できるという効果が得られるが、他の形状のものに対し
ては逆効果となり、熱盤の汎用性が低下する。
【0016】本発明の好ましい態様では、前記熱盤とし
て、前記第1の板状加熱部と第2の板状加熱部との開き
角度を可変としたものが用いられる。前記熱盤のより好
ましい具体例としては、前記第1の板状加熱部及び第2
の板状加熱部の一端側をヒンジ部材で連結し、かつ、そ
れらの他端側を前記ヒンジ部材を支点として相互に逆方
向に相対回転させる開き角度調節機構を配備したものが
挙げられる。前記開き角度調節機構としては、後述する
実施形態に例として挙げられている流体圧(エアー等)
シリンダを用いたもの(図14)の他、ねじ送り式のも
のや揺動レバー駆動式等、手動式あるいは自動式の種々
の形態を採用できる。
【0017】さらに、本発明装置の好ましい態様では、
相互に対向配置されて一方が他方側へ移動せしめられる
ようにされた雌型及び雄型と、前記雌型のパーティング
面に対して直交する方向に移動可能とされ、前記絵付シ
ートを前記雌型のパーティング面上に押圧固定するクラ
ンプ手段と、前記熱盤を絵付シート加熱時には前記雌型
のキャビティ上に移動させるとともに、シート加熱完了
後は前記雌型のキャビティ上から外部の待機位置に移動
させる駆動手段と、前記雌型のキャビティ内に前記雄型
側から流動状態の樹脂を注入充填する樹脂射出手段と、
を備え、前記熱盤は、前記雌型のキャビティ上に移動せ
しめられた後、その開き角度を前記雌型のパーティング
面に沿うように自動調節せしめられる。前記熱盤の駆動
手段としては、流体圧シリンダ等からなる移送機構、モ
ータ等からなる回動機構、案内レール等からなる案内機
構等を備えたものが挙げられる。
【0018】また、本発明に係る射出成形同時絵付方法
は、前記した如くの熱盤を用いたもので、絵付シートを
前記雌型のパーティング面上に供給するシート供給工程
と、前記絵付シートを前記雌型のパーティング面上に前
記立体型クランプ手段で押圧固定するクランプ工程と、
前記熱盤を前記立体型クランパーにより押圧固定されて
いる前記絵付シートに接近させてその絵付シートを前記
熱盤により加熱軟化させる加熱軟化工程と、前記絵付シ
ートを前記雌型のキャビティ面に沿わせるように延伸さ
せる延伸工程と、前記雌型と雄型の一方を他方側へ移動
させて型締めを行い両金型間にキャビティを形成せしめ
る型締め工程と、前記キャビティ内に流動状態の樹脂を
注入充填して固化せしめる射出成形工程と、前記雌型と
雄型とを離間させる型開き工程と、絵付シートが接着さ
れた射出成形品を前記雌型から取り出す取出工程と、を
含み、前記各工程を記述順に又はその順番を入れ換え
て、順次、又は複数の工程を同時に重複してもしくは並
列的に行うようにされる。
【0019】上述の如くの構成とされた本発明に係る射
出成形同時絵付装置及び方法の好ましい態様では、図1
6(B)に概略図示されているように、絵付シートSを
雌型12のパーティング面14(外周側パーティング面
14a)上に供給した後、前記絵付シートSをクランプ
手段(ここでは図示省略)で押圧固定し、その後、前記
V字状の熱盤70(板状加熱部71、72)を前記絵付
シートSに接近させてその絵付シートSを前記熱盤30
により加熱軟化させるようにされる。
【0020】ここで、熱盤として、前記 図16(B)
に示される本発明に係る、平坦な平面加熱面71a、7
2aを有する第1の板状加熱部71及び第2の板状加熱
部72を持つV字状の熱盤70を用いた場合と、図16
(A)に示される如くの、平坦な平面加熱面171aを
有する従来の平板型の熱盤171を用いた場合と、図1
6(C)に示される如くの、雌型パーティング面14
(外周側パーティング面14a)に沿うような湾曲加熱
面271aを有する曲面型の熱盤270を用いた場合と
を、同一の雌型12及びクランプ手段等を用いた同一条
件下で比較してその作用効果を説明する。
【0021】各熱盤171,70,271の加熱面17
1a、71a及び72a、271aと絵付シートSとの
最大離隔距離ΔXmax ,ΔYmax ,ΔZmax 、及び最小
離隔距離ΔXmin ,ΔYmin ,ΔZmin は、次式: ΔXmax −ΔXmin >ΔYmax −ΔYmin >ΔZmax −
ΔZmin ≒0 という関係を満たす。
【0022】すなわち、図16(B)の本発明の熱盤7
0と図16(A)の従来の平板型の熱盤171とを比較
すると、本発明の熱盤70は、その加熱面71a及び7
2aと絵付シートSとの最大離隔距離ΔYmax と最小離
隔距離ΔYmin との差Δyが、前記平板型の熱盤171
におけるそれらの差(ΔXmax −ΔXmi=Δx)より小
さくなり、よって、絵付シートSの加熱温度分布を前記
平板型の熱盤171に比して均一(分布レンジを小)に
できる。
【0023】それに対し、本発明の熱盤70と図16
(C)の従来の曲面型の熱盤271とを比較すると、本
発明の熱盤70は、その加熱面71a及び72aと絵付
シートSとの最大離隔距離ΔYmax と最小離隔距離ΔY
min との差Δyが、前記曲面型の熱盤271におけるそ
れらの差(ΔZmax −ΔZmin =Δz≒0)より大きく
なり、そのため、絵付シートSの加熱温度分布は前記曲
面型の熱盤271に比して不均一(分布レンジが大)と
なる。
【0024】ただし、熱盤を絵付シートSに接触させな
い非接触加熱方式(ΔXmin >0,ΔYmin >0,ΔZ
min >0)により絵付シートSを加熱する場合には、本
発明の熱盤70と従来の曲面型の熱盤271との差は僅
かとなる。その理由は、輻射される赤外線の強度(絵付
シートSの被加熱面における照度)は、熱盤70の加熱
面71a及び72aと絵付シートSと離隔距離ΔYの2
乗に反比例するからである。図18を参照すればよくわ
かるように、離隔距離ΔYの2乗分の1の値の、離隔距
離ΔYの増減に伴う変化量、つまり、1/(ΔYmin )
2 と1/(ΔYmax )2 との差は、離隔距離ΔYが大き
くなるに従って減少してゆく。
【0025】そのため、最大離隔距離ΔYmax が最小離
隔距離ΔYmin より大きく、かつ、それらが0より大で
ある程、1/(ΔYmin )2 と1/(ΔYmax )2 との
差が小さくなり、離隔距離ΔYの分布レンジの影響は受
け難くなってくる。故に、本発明のV字状の熱盤70
は、絵付シートSにおける加熱温度分布の均一化という
観点から見れば、従来の平板型の熱盤171よりは格段
に優れ、また、非接触加熱方式により絵付シートSを加
熱する場合は、絵付シートSの被加熱面形状(凸状の湾
曲面)と熱盤70の加熱面71a及び72aの形状とが
完全に一致していなくても、意外なことに、前記曲面型
の熱盤271と殆ど同等の効果が得られる。
【0026】上記に加え、本発明の射出成形同時絵付装
置及び方法に用いられる熱盤は、従来の曲面及び多面体
型の熱盤に比して簡素化、軽量化、及び低コスト化を図
れるとともに、第1の板状加熱部と第2の板状加熱部と
の開き角度を可変とすることで、得るべき成形品の寸法
形状に対する対応範囲を拡大できてイニシャルコストを
低減でき、さらに、頻繁に折り曲げることを要さないの
で、従来の可撓性シート型の熱盤に比して疲労破断等の
故障を生じ難くできるとともに、比較的小型で簡単な構
成の駆動手段により待機位置とシート加熱位置との間を
移動させることができるといった効果も得られる。
【0027】本発明において、雄雌両成形型は、鉄等の
金属あるいはセラミックス等で作製され、それらに必要
に応じて、真空吸引や圧空供給用に小孔(真空吸引孔
等)を設ける。また、雌型を複数の分割部分の集合体で
構成(いわゆる入れ子構造に)し、隣合う分割部分間に
スリット状の隙間を形成してこの隙間を真空吸引孔とし
て用いて真空吸引を行うようにしてもよい。前記雄型に
は、流動状態の樹脂を射出するためのランナーと所要本
のゲートを設ける。ゲートの本数、位置、形状等は、得
るべき製品の形状等を勘案して自由に設定することがで
きる。
【0028】また、絵付シートを凸状に湾曲した雌型パ
ーティング面に固定保持すべく、雌型パーティング面に
対応した押圧面形状を有するクランプ手段を付設する。
クランプ手段としては、枠状の押さえ板等を用いること
ができ、その駆動は、型締め動作等の成形用駆動力を用
いたり、エジェクターピン駆動機構の動力を利用したり
することができる他、別途に流体圧アクチュエーター等
の駆動手段を設けることによりなされる。また、本発明
装置のシート搬送部材に設けられる把持手段の開閉(シ
ートの解放、把持)も、前記クランプ手段のシート固定
保持動作を利用でき、さらに、前記クランプ手段とは別
に、把持手段の開閉駆動をエジェクターピン駆動機構の
動力を利用したり、別途に流体圧アクチュエーター等の
駆動手段を設けることによりなされる。
【0029】絵付シートは、基材シートとその上に積層
された装飾層からなり、基材シートを成形品と密着一体
化させたまま最終製品として使用する貼り合わせ積層シ
ート(ラミネートシート)、あるいは一旦絵付シートと
成形品とを一体化させた後、装飾層(転写層)のみを成
形品側に残して基材シート(支持体シート)を剥離する
転写シートのいずれも使用することができる。
【0030】前記貼合わせ積層シートの場合、基材シー
トとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリス
チレン、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。基材
シートの厚さは、通常20〜500μm程度である。装
飾層としては、印刷絵柄、着色又は透明塗装、金属薄
膜、あるいは、硬質塗膜、防曇塗料、導電性層等の機能
性層等を用いることができる。
【0031】前記転写シートの場合は、一旦剥離性の支
持体シート上に形成した絵柄層等よりなる転写層を、別
の被転写体に転移させるためのもので、支持体シート上
には必要に応じて離型層を設けても良く、転写層として
は、剥離層、装飾層、接着剤層、等からなり、装飾層以
外の層は必要に応じて選択する。装飾層としては、絵柄
層、金属薄膜層(部分又は全面)あるいは硬質塗膜、防
曇塗膜、導電性層等の機能性層から選ばれる。支持体シ
ートは、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
樹脂、ポリ塩化ビニル等、可撓性を有する熱可塑性樹脂
フィルムあるいはそれらの積層体が好ましい。
【0032】射出成形用の樹脂としては、ABS(アク
リロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂を加熱熔融して液状な
いし流動状態となったもの、あるいは、二液硬化型、触
媒硬化型の樹脂、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂等の未硬化液等の射出成形同時絵付用として従来よ
り知られている材料を使用でき、製品の要求物性やコス
ト等に応じて選定される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る射出
成形同時絵付装置の一実施形態を示す全体構成図、図2
は雌型周辺部を示す斜視図、図3は雌型周辺部を示す平
面図、図4は図1のA矢視部分の概略拡大図である。
【0034】本実施形態の射出成形同時絵付装置10
は、図1、図2に加えて、型締め状態を示す図12、図
13を参照すればよくわかるように、雌型12と雄型2
5とを備え、雌型12は、その底部が可動盤(プラテ
ン)11に固定されていて、流体圧シリンダのラム9等
により水平方向、言い換えれば、雄型25に対して接近
−離隔する方向(Y方向)に進退動するようされてい
る。
【0035】なお、本実施形態では、上記のように雌型
12が可動型とされていて水平方向に移動するようにさ
れているが、これに限定される訳ではなく、例えば、雄
型、雌型を上下に対向配置してそれらの一方を鉛直方向
に移動させる等の形態を採用することもできる。
【0036】前記雌型12は、ここでは複数の分割型か
らなる入れ子構造のものが採用されており、この雌型1
2には、得るべき積層品に対応した比較的浅い側面視概
略「く」字状のキャビティ13が形成されるとともに、
このキャビティ13の外周側にパーティング面14が形
成されている。このパーティング面14は、図2、図3
に加えて図10、図11を参照すればよくわかるよう
に、外周側パーティング面14aとこれから段下げされ
た内周側パーティング面14bとからなる段付きパーテ
ィング面となっており、前記外周側パーティング面14
a及び内周側パーティング面14bのいずれも雄型25
側(Y方向)に張り出した概略凸状(山状)の湾曲面と
なっている。
【0037】そして、このパーティング面14(内周側
パーティング面14b)におけるキャビティ13の周り
に、該キャビティ13を囲むように絵付シートSを真空
吸引するための環状の連続した断面矩形のシート固定用
吸引溝16が形成されるとともに、このシート固定用吸
引溝16に所定本の真空吸引孔17が所定のピッチで開
口せしめられている(図3参照)。
【0038】また、前記雌型12における分割型間に
は、真空吸引孔として働くスリット状の隙間15が形成
されている。このスリット状の隙間15は、前記キャビ
ティ13の隅角部を形成する角丸(アール)部分とそれ
に続く平面部分との境目部分に開口せしめられており、
前記真空吸引孔17に接続されている。なお、スリット
状の隙間15を前記境目部分に開口させているのは、前
記境目部分が、真空吸引孔として用いられる前記隙間1
5が存在することによって積層品Pに残される線条の痕
跡が最も目立たない箇所であるとの理由による。
【0039】前記シート固定用吸引溝16に開口せしめ
られた真空吸引孔17と前記スリット状の隙間15と
は、前記雌型12内部に穿設された真空吸引通路18及
び導管19を介して外部の真空ポンプに接続されてお
り、本実施形態では、前記真空吸引孔17、前記シート
固定用吸引溝16、前記スリット状の隙間15、前記真
空吸引通路18、前記導管19、及び外部の真空ポンプ
等で真空吸引手段が構成されている。
【0040】さらに、前記雌型12の外周側パーティン
グ面14aの内周部分には、Oリング22が装着された
環状の装着溝23が設けられている。前記Oリング22
は、後述する概略「く」字状に湾曲した枠状のクランパ
ー20が、間に絵付シートSを挟んで雌型12の外周側
パーティング面14aに押し付けられた際、前記キャビ
ティ12と外部とを気密的に遮断する役目を果たす。
【0041】一方、前記雄型25は、射出成形機32
(図1)のノズルが装着される固定盤31に固定されて
おり、この雄型25には、前記得るべき積層品形状に対
応したコア部33及び側面視「く」字状に凹むパーティ
ング面34が設けられるとともに、その内部には、前記
キャビティ13内に熔融樹脂P(図13)を注入充填す
るための二股形状のランナー27及びそれに連なる2本
ゲート28が設けられている。
【0042】また、前記雌型12には、絵付シートSを
雌型12の外周側パーティング面14aに押圧固定する
ための、該パーティング面14aと相似する、正面視が
矩形枠状で側面視が概略「く」字状のクランパー20が
付設されている。このクランパー20は、雌型12の四
隅近くに設けられた貫通穴に摺動自在に嵌挿された4本
の連結ロッド24によって図示していない駆動機構によ
り雌型12のパーティング面14に対して垂直方向に進
退動できるようになっている。なお、前記雄型25に
は、図12に示される如くの型締め状態において前記ク
ランパー20が絵付シートSに対する押圧固定状態を解
除する離間動作を行い得る深さを持った切欠凹部29が
穿設されている。
【0043】なお、本実施形態の射出成形同時絵付装置
10により得るべき積層品は、平面視では矩形状で、断
面が概略「く」字状のパネルであり、また、前記絵付シ
ートSとして、ここでは、アクリル樹脂製の基材シート
(厚みは125μm)と、その上にグラビア印刷法によ
り積層された装飾層(アクリル樹脂と塩化ビニル酢酸ビ
ニル共重合体の1:1重量比混合物)と、接着剤層(塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体系)とからなり、基材シー
トを射出樹脂成形体Paと密着一体化させたまま最終製
品として使用する貼り合わせ積層シート(ラミネートシ
ート)を用いている。前記装飾層(絵柄層)は、柄版を
3色組み合わせた木目模様となっており、また、前記接
着剤層は、スクリーン線数40線/cmのグラビアベタ
印刷版(版深60μm)を2度用いて(グラビア印刷2
色刷りして)形成した厚みが2μmの層である。
【0044】上記した雌型12及び雄型25等に加え、
本実施形態の射出成形同時絵付装置10においては、前
記雌型12のパーティング面14上に絵付シートSを供
給するシート供給装置5を備えている。このシート供給
装置5は、側面視(図1)で雌型12の左側に設置され
た支持架構1上にレール3を介して図1の左右方向(Y
方向)に沿って進退動可能に配置された基体フレーム6
を備えており、この基体フレーム6は、連結部材7で前
記した可動盤11に連結固定されている。また、図2に
示される如くに、雌型12の下方に配置されている、当
該シート供給装置5の一部を構成する後述の左右一対の
スプロケットホイール42、42、43、43を支持す
る一対の連結プレート8、8も前記雌型12に連結され
ている。したがって、当該シート供給装置5は、前記雌
型12と一体的に雄型25に対して接近−離隔する方向
(Y方向)に進退動する。
【0045】前記基体フレーム6上には、ロール状に巻
き取られた長尺帯状の絵付シートSが装填された巻き出
し機RSが備えられ、その巻き出し機RS及び複数個の
案内ローラ48、48、…を介して後述する如くにして
送り出された絵付シートSの1ショット分を、雌型12
のパーティング面14上に供給すべく、該基体フレーム
6の右側端部(雌型12側)付近と左側端部付近とに左
右一対のスプロケットホイール41、41、44、4
4、45、45が配設されている(図4も参照)。前記
右側端部に位置するスプロケットホイール41、41
は、ステッピングギアードモーター52により回転駆動
せしめられるようになっており、左右のスプロケットホ
イール41、44、45(左列)及び41、44、45
(右列)と前記した雌型12下方の左右のスプロケット
ホイール42、43(左列)及び42、43(右列)に
は、それぞれシート搬送部材としての同一寸法形状の無
端環状チェーン50、50が、1本ずつ、全体でL形と
なるように掛け回されている。
【0046】ここで、各無端環状チェーン50、50に
は、図6、図7に示される如くに、例えば2ピッチ毎に
支持部材61が設けられるとともに、この支持部材61
の下部と中間部とに大径ローラ62と小径ローラ63と
が取り付けられ、かつ、所定ピッチ(例えば5ピッチ)
毎に、その支持部材61の上部に、1ショット分の絵付
シートSの幅方向両端部を把持するためのシート把持用
チャック60が設けられている。このシート把持用チャ
ック60は、1ショット分の長さの絵付シートSを把持
できるように、無端環状チェーン50、50の特定範囲
にだけ所要個数設けられており、前記シート供給装置5
は、前記無端環状チェーン50、50のうちの前記シー
ト把持用チャック60が設けられている部分(1ショッ
ト分の絵付シートSを把持する部分)を、雌型12上の
前記基体フレーム6内に位置する待機位置と雌型パーテ
ィング面14上に位置する供給位置との間を往復運動さ
せるようになっている。
【0047】より詳細には、前記待機位置にて、巻出機
RSからの絵付シートSは、図4に示される如くに、前
記基体フレーム6に備えられたシート保持機構55か
ら、一対のレール59、59上を摺動するシート引き出
し機構57によりY方向に1ショット分だけ引き出さ
れ、この引き出された1ショット分の絵付シートSがシ
ートカッター56により巻出機RS側から切り離される
が、このとき、1ショット分の絵付シートSの幅方向両
端部を、前記無端環状チェーン50、50に設けられた
左右の所要個数のシート把持用チャック60、60、…
により把持し、この把持されている絵付シートSを、概
略凸状に湾曲した雌型パーティング面14の真上の供給
位置まで搬送し、搬送後は、後述するように、絵付シー
トSがクランパー20により雌型パーティング面14に
固定保持された後は、前記シート把持用チャック60、
60、…部分を前記待機位置に戻すようにされている。
【0048】このようなシート供給態様をとるため、雌
型12には、図2、図3、図5等を参照すればよくわか
るように、そのパーティング面14側に、前記左右の無
端環状チェーン50、大径ローラ62、小径ローラ6
3、及びシート把持用チャック60、60、…を通過案
内するための、外周側パーティング面14aに沿うよう
に湾曲しながら上下方向(Z方向)に伸びる左右一対の
供給側案内溝36、36が設けられ、また、その底部側
に、前記左右の無端環状チェーン50、大径ローラ62
を通す上下方向(Z方向)に伸びる直線状の左右一対の
底面側案内溝38、38が設けられている。
【0049】ここで、前記供給側案内溝36は、前記無
端環状チェーン50及びシート把持用チャック60、6
0、…をシート搬送方向に直交する2方向に対して位置
規制を行い得る断面形状とされており、図7、図8に示
される如くに、溝幅方向に突出する中間壁36Aを有
し、この中間壁36Aより上側が、前記シート把持用チ
ャック60の下部(固定受片部65)が位置せしめられ
る、前記パーティング面14に開口する開口溝36aと
なっており、前記中間壁36Aを挟むように前記無端環
状チェーン50、50に設けられた大径ローラ62、小
径ローラ63が挿入案内されるとともに、前記中間壁3
6Aと底壁部とには前記大径ローラ62が遊嵌される位
置規制凹部36d、36cが設けられている。この位置
規制凹部36d、36cや前記中間壁36Aが存在する
ことにより、前記無端環状チェーン50、50やシート
把持用チャック60、60、…は、シート搬送方向、つ
まり、凸状に湾曲したパーティング面14に沿う方向に
直交する2方向(図7において上下方向及び左右方向)
に対してその位置が規制される。
【0050】前記シート把持用チャック60は、前記支
持部材61の上部に横方向に突設されて絵付シートSの
裏面側(下側)を受ける固定受片部65と、前記パーテ
ィング面14より上側に位置するように支持板64に揺
動自在に軸支された可動押え片部66とからなるシート
把持部を備え、前記可動押え片部66は、圧縮コイルバ
ネ67により常時前記固定受片部65との間で絵付シー
トSを挟圧保持する方向に付勢されている。したがっ
て、前記シート把持用チャック60、60、…に把持さ
れた絵付シートSは前記雌型12の凸状に湾曲したパー
ティング面14に実質的に沿うように移動せしめられる
ことになる。なお、前記可動押え片部66と固定受片部
65とによる絵付シートSの把持をより強固及び確実に
するため、適宜に、それらの対接挟持部(絵付シートS
を挟んでいる一端部)に凹歯、凸歯を形成して噛合させ
るようにしたり、それらに微小エンボス凹凸を刻設する
等の対策を施してもよい。
【0051】また、前記可動押え片部66の無端環状チ
ェーン50側には、前記クランパー20が絵付シートS
を雌型パーティング面14に押圧固定する際に、それに
設けられた干渉回避用の凹部21に押圧されるローラ6
8が設けられており、このローラ68が前記クランパー
20の凹部21に押圧されることにより、前記可動押え
片部66が前記圧縮コイルバネ67の付勢力に抗して前
記固定受片部65から離れ、前記シート把持用チャック
60が絵付シートSの把持状態を解除するようになって
いる(図8参照)。
【0052】一方、前記無端環状チェーン50、50に
所要のテンションを付与すべく、本実施形態において
は、図1に示される如くに、雌型12の下方に、前記無
端環状チェーン50、50に圧接する一対のテンション
付与用のスプロケットホイール46が設けられている。
このテンション付与用のスプロケットホイール46の前
記無端環状チェーン50に対する位置(図1のY方向)
を調節することにより、前記無端環状チェーン50のテ
ンションが調整され、雌型12の供給側案内溝36に対
する無端環状チェーン50及びシート把持用チャック6
0の位置が一義的に定められる。なお、雌型12の上方
(上流側)にも同様にテンション付与用のスプロケット
ホイール47(仮想線で示す)を配設してもよい。
【0053】そして、上記構成に加え、本実施形態の射
出成形同時絵付装置10においては、雌型12のパーテ
ィング面14が概略凸状の湾曲面となっている関係上、
前記クランパー20により前記パーティング面14上に
押圧固定された絵付シートSを加熱軟化させるための熱
盤が従来の平板状構成のものでは適正に行えないので、
熱盤70は、図14及び図15に示される如くの構成と
なっている。
【0054】すなわち、本実施形態の熱盤70は、雌型
12のパーティング面14上へ接近離隔させるべく、水
平方向(X方向)に沿って進退させる駆動手段としての
例えば流体圧シリンダのピストンロッド86先端に固定
された矩形薄箱状の保持ケース75と、この保持ケース
75の左右方向(X方向)端部76中央付近に突設され
たブラケット78に設けられたヒンジ部材79を介して
開閉可能に連結された第1の板状加熱部71及び第2の
板状加熱部72とを備えている。前記第1の板状加熱部
71及び第2の板状加熱部72は、それぞれその側端面
中央部付近にリンク部材73、74の一端部が回動自在
に連結され、前記リンク部材73、74の他端部は前記
保持ケース75に内蔵固定された、ピストンロッドを2
本持ち、両端からそのピストンロッド80a、80bが
突出しているエアーシリンダ80の前記ピストンロッド
80a、80bの両先端部にそれぞれ連結部材81、8
2を介して回動自在に連結されている。前記リンク部材
73、74と前記ピストンロッド80aの両先端部とを
連結する連結部材81、82は、前記保持ケース75の
側面壁に形成された、上下方向(Z方向)に伸びる長穴
77、77に摺動自在に緩挿されている。
【0055】ここでは、前記エアーシリンダ80のピス
トンロッド80a、80bは、コイルバネ等の付勢手段
により常時突出伸長方向に付勢されており、前記熱盤7
0が雌型12外方(X方向)の待機位置にあるとき(図
9参照)には、前記ピストンロッド80a、80bが最
も突出伸長せしめられた状態とされ、このときには、前
記第1の板状加熱部71及び第2の板状加熱部72は、
図14において仮想線で示される如くに、1枚の平板状
の熱盤のように、180度開いた状態とされる。それに
対し、前記熱盤70が前記雌型12の概略凸状の湾曲面
とされたパーティング面14に固定保持されている絵付
シートS上の加熱位置に前進せしめられたときには、前
記ピストンロッド80a、80bが最も引き込まれた状
態とされ、このときには、前記第1の板状加熱部71及
び第2の板状加熱部72は、それらの自由端側を前記ヒ
ンジ部材79を支点として相互に逆方向に相対回転せし
められ、図14及び図15に示される如くに、前記絵付
シートSに沿うように、その開き角度が側面視概略
「く」字状に調節される。
【0056】このように熱盤70の第1の板状加熱部7
1、第2の板状加熱部72が絵付シートSに沿うよう
に、その開き角度が側面視概略「く」字状に調節される
ことにより、従来の平板型の熱盤に比して、その加熱面
71a及び72aと絵付シートS(の外周部)との離隔
距離が大幅に狭められる(図14においてLaからLb
となる)。
【0057】上述の如くの構成とされた本実施形態の射
出成形同時装置10においては、絵付シートSは、ロー
ル状に巻き取られた長尺帯状の連続シートとされ、雌型
12の左斜め上(シート搬送方向上流側)にて、巻出機
RSから1ショット分が巻き出されて、一対の無端環状
チェーン50、50に設けられている、シート搬送方向
に沿って一定間隔で配置された所要個数のシート把持用
チャック60、60、…によりその1ショット分の幅方
向両端部が把持されるとともに、その1ショット分がシ
ートカッター56により巻出機RS側から切り離され
る。
【0058】ここでは、前記一対の無端環状チェーン5
0、50はそれぞれ無端環状体とされていて、案内駆動
手段を構成する左右のスプロケットホイール41〜45
間に掛け回されるとともに、その一部が常時雌型12に
設けられた供給側案内溝36及び底部側案内溝38を通
るように配置されており、かつ、該無端環状チェーン5
0、50に設けられているシート把持用チャック60、
60、…部分は雌型外の待機位置に置かれている(図
1、図2参照)。
【0059】したがって、前記シート把持用チャック6
0、60、…により絵付シートSの幅方向両端部が把持
されている状態で、前記ステッピングギアードモーター
52が一方向(正転方向)に所定回転数だけ回転せしめ
られると、前記左右のスプロケットホイール41〜45
が一方向(図1で右回り)に回転せしめられ、それに伴
い前記無端環状チェーン50、50が回転移動して、前
記シート把持用チャック60、60、…のシート把持部
(固定受片部65、可動押え片部66)は、前記雌型1
2のパーティング面14(14a)に沿うように設けら
れた供給側案内溝36内に大径ローラ62と小径ローラ
63が挿入されるのに付随連動してパーティング面14
上に移動し、図9及び図10に示される如くに、無端環
状チェーン50、50のシート把持用チャック60、6
0、…部分により把持されている絵付シート(1ショッ
ト分)Sが雌型12の凸状に湾曲したパーティング面1
4の真上にそれに沿うように搬送されて位置決めされる
(シート把持用チャック60、60、…部分が待機位置
から供給位置に移動)。
【0060】続いて、絵付シートSは、クランパー20
により前記雌型12の外周側パーティング面14a上に
固定保持され、かつ、このクランパー20より絵付シー
トSが雌型12のパーティング面14a上に固定保持さ
れるとき、該クランパー20のシート固定保持動作を利
用して、前記シート把持用チャック60、60、…が前
記絵付シートSの把持状態を解除する解除動作を行わせ
る。つまり、図7及び図8を参照すればよくわかるよう
に、シート把持用チャック60、60、…の可動押え片
部66に設けられたローラ68が前記クランパー20の
凹部21に押圧されて、前記可動押え片部66が前記圧
縮コイルバネ67の付勢力に抗して前記固定受片部65
から離れ、前記シート把持用チャック60が絵付シート
Sの把持状態を解除する。
【0061】さらに、前記シート把持用チャック60、
60、…に前記解除動作を行わせた後、前記クランパー
20によって絵付シートSが前記パーティング面14a
上に固定保持されている状態で、前記ステッピングギア
ードモーター52が逆転せしめられ、前記左右のスプロ
ケットホイール41〜45が前記シート供給時とは逆方
向に回転せしめられ、それに伴い前記無端環状チェーン
50、50が反対方向に回転移動して、前記シート把持
用チャック60、60、…のシート把持部(固定受片部
65、可動押え片部66)は、大径ローラ62と小径ロ
ーラ63部分が前記雌型12のパーティング面14(1
4a)に沿うように設けられた供給側案内溝36から雌
型12の上流側に引き出されるのに付随連動して元の待
機位置に戻され、次ショット分の絵付シートSを供給す
るための準備(シートの引き出し、把持等)が行われ
る。
【0062】次に、前記シート把持用チャック60、6
0、…から解放された絵付シートSは、その外周部がク
ランパー20により雌型12のパーティング面14aに
固定保持された状態で、図11に示される如くに、前記
したように熱盤70が待機位置から絵付シートSの真上
の加熱位置へと前進せしめられて、その第1の板状加熱
部71及び第2の板状加熱部72の開き角度が、凸状に
湾曲したパーティング面14aに沿うような断面「く」
字状に調節され、この熱盤70の加熱面71a、72a
により、絵付シートSが加熱軟化せしめられ(加熱軟化
工程)、続いて、絵付シートSは、図11に示される如
くに、前記真空吸引孔17やスリット状の隙間15を通
じた真空吸引により雌型12の内周側パーティング面1
4b及びキャビティ13に沿うように延伸せしめられて
それらに密着せしめられる(延伸工程)。
【0063】その後は、従来と同様に、雌型12を雄型
25側へ移動させて型締めを行う型締め工程(図12参
照)行われるが、このときは、前記シート供給装置5全
体が雌型12と一体的に雄型25側へ移動する。続い
て、雌型12と雄型25との間に形成されるキャビティ
13内に雄型25のランナー27及びゲート28、28
を介して流動状態の樹脂(熔融樹脂等)を注入充填して
固化せしめる射出成形を行う射出成形工程(図13参
照)、雌型12と雄型25とを離間させる型開き工程、
絵付シートSのうちの射出樹脂成形体に接着付随させる
べき部分を他の部分(余剰部分)から切り離すシートト
リミング工程、絵付シートSが接着積層された積層品を
雄雌両成形型から取り出す取出工程、をへて、絵付シー
トが射出樹脂成形体に積層された積層品(製品)が得ら
れる。
【0064】かかる本実施形態の射出成形同時絵付装置
10においては、絵付シートSを無端環状の無端環状チ
ェーン50、50に所要個数のシート把持用チャック6
0、60、…を設けたシート供給装置5によって搬送供
給するようにされているので、従来の、シート搬送部材
の先端側がフリーとなっていて、該シート搬送部材を単
にシート供給時には巻き出し、シート供給後は巻き戻す
ようにしたシート供給手段を用いる場合に比して、シー
ト搬送部材(無端環状チェーン50、50)に適宜のテ
ンションを付与することが可能となり、そのため、無端
環状チェーン50、50及びそれに設けられたシート把
持用チャック60、60、…の、雌型12に設けられた
供給側案内溝36、36に対する位置が一義的に定ま
る。これにより、無端環状チェーン50、50及びシー
ト把持用チャック60、60、…を雌型12の案内溝3
6、36に出し入れする際に、無端環状チェーン50、
50やシート把持用チャック60、60、…が雌型12
の案内溝36、36周縁部に衝突したり引っ掛かったり
することが効果的に回避され、その出し入れ動作が安定
し、シート供給が円滑に行われる。
【0065】また、雌型(可動型)12は、型締め、型
開き等のため、雄型(固定型)12に対して接近離隔す
る方向に移動可能とされているが、シート供給装置5
を、前記雌型12と一体的に移動し得るようにしている
ことで、雌型12の初期位置(型開き位置)がずれて
も、前記無端環状チェーン50、50及びそれに設けら
れたシート把持用チャック60、60、…が雌型12の
案内溝36、36に適正に出入りし、シート供給をより
安定かつ円滑に行える。
【0066】したがって、本実施形態の射出成形同時絵
付装置10によれば、絵付シートSの供給をより安定的
かつ効率良く行うこことができるとともに、特に、雌型
12のパーティング面14が全体的に凸状等の湾曲面と
なっている場合でも、絵付シートSを円滑かつ迅速に供
給することができる。
【0067】しかも、得るべき製品が曲率の大きな(深
絞り形状等の)ものであっても、雌型のキャビティをパ
ーティング面からさほど深くしなくても済むので、絵付
シートにしわ、歪、破れ等を生じ難くできるとともに、
熱や圧力等の成形条件を緩和することなく、絵付シート
をキャビティに沿わせて密着させることが可能となり、
良質の製品を確実に得ることができる。
【0068】上記に加え、本実施形態の射出成形同時絵
付装置10に備えられる熱盤70は、前記したように、
第1の板状加熱部71、第2の板状加熱部72が絵付シ
ートSに沿うように、その開き角度が側面視概略「く」
字状に調節されることにより、従来の平板型の熱盤に比
して、その加熱面71a及び72aと絵付シートS(の
外周部)との離隔距離が大幅に狭められ(図14におい
てLaからLbとなる)。
【0069】ここで、図16を用いて前述したように、
本実施形態の熱盤70と図16(A)の従来の平板型の
熱盤171とを比較すると、本発明の熱盤70は、その
加熱面71a、72aと絵付シートSとの最大離隔距離
ΔYmax と最小離隔距離ΔYmin との差Δyが、前記平
板型の熱盤171におけるそれらの差(ΔXmax −ΔX
mi=Δx)より小さくなるので、絵付シートSの加熱温
度分布を前記平板型の熱盤171に比して均一(分布レ
ンジを小)にできる。
【0070】つまり、熱盤が平板型である場合は、絵付
シートのうち、凸状の湾曲面を形成している絵付シート
Sの頂部付近は熱盤の加熱面に近接するが、前記凸状の
湾曲面の底部(裾野側)は熱盤の加熱面から相当離れて
しまうが、本実施形態の熱盤70では、絵付シートSと
第1の板状加熱部71、第2の板状加熱部72の加熱面
71a、72aとの最大離隔距離と最小離隔距離との差
が極めて小さくなり、絵付シートSの各部における延伸
量がばらつかず、絵柄模様の歪みや絵柄模様と成形体と
の位置ずれ等が生じにくくなる。
【0071】また、図16及び図18を用いて前述した
ように、絵付シートSにおける照度は、熱盤70の加熱
面71a、72aと絵付シートSと離隔距離ΔYの2乗
に反比例し、離隔距離ΔYの2乗分の1の値の、離隔距
離ΔYの増減に伴う変化量、つまり、1/(ΔYmin )
2 と1/(ΔYmax )2 との差は、離隔距離ΔYが大き
くなるに従って減少してゆくので、最大離隔距離ΔYma
x と最小離隔距離ΔYmin とが0より大である程、1/
(ΔYmin )2 と1/(ΔYmax )2 との差が小さくな
り、離隔距離ΔYの分布レンジの影響は受け難くなって
くる。
【0072】そのため、本実施形態のV字状の熱盤70
は、絵付シートSにおける加熱温度分布の均一化という
観点から見れば、非接触加熱方式により絵付シートSを
加熱する場合は、絵付シートSの形状と熱盤70の加熱
面71a、72aの形状とが完全に一致していなくて
も、前記曲面型の熱盤271と殆ど損色がない。
【0073】上記に加え、本実施形態の射出成形同時絵
付装置10に用いられる熱盤70は、従来の曲面及び多
面体型の熱盤271に比して簡素であるので、軽量化及
び低コスト化を図れ、また、頻繁に折り曲げることを要
さないので、従来の可撓性シート型の熱盤に比して疲労
破断等の故障を生じ難くできるとともに、比較的小型で
簡単な構成の駆動手段により待機位置とシート加熱位置
との間を移動させることができるといった効果も得られ
る。
【0074】なお、図17に示される熱盤270のよう
に、絵付シート供給側端部にシートカッター100を設
けるとともに、雌型12の対応する位置に前記シートカ
ッター100が入り込む逃げ溝89を設け、かつ、熱盤
進退用の前記流体圧シリンダ85のピストンロッド86
先端にエアーシリンダ87を介して当該熱盤270を取
り付け、前記エアーシリンダ87のピストンロッド88
を突出させることにより、前記熱盤270を雌型12側
のシート加熱位置に移動させるようになし、もって、絵
付シートS(この場合は、連続した帯状の長尺シート)
を、前記シートカッター100により、加熱されている
次ショット部分と絵付シートSの供給側上流部との間で
切断するようにしてもよい。
【0075】この場合、シートカッター100により絵
付シートを切断するタイミングは、絵付シートSがクラ
ンパー20により雌型12のパーティング面14aに押
圧固定された以降で加熱が完了までの間であれば、熱盤
270がシート加熱位置停止せしめられる直前でも、そ
れと同時でも、直後でも、いずれでもよい。絵付シート
を上記のようにして切断することによって、絵付シート
に加わる熱応力や変形歪等の悪影響がその絵付シートの
上流側部分(次ショット分以降)に遡及するのが防止さ
れる。なお、シートカッター100としては、刃物や加
熱線条等を使用できる。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る射出成形同時絵付装置及び方法に用いられる熱
盤は、雌型のパーティング面が概略凸状の湾曲面であっ
ても、従来の平板型の熱盤に比して絵付シートの加熱温
度分布を可及的に均一化でき、また、従来の曲面及び多
面体型の熱盤に比して簡素化、軽量化、及び低コスト化
を図れるとともに、開き角度を可変にすることで、得る
べき成形品の寸法形状に対する対応範囲を拡大でき、さ
らに、従来の可撓性シート型の熱盤に比して故障を生じ
難くできるとともに、比較的小型で簡単な構成の駆動手
段により待機位置とシート加熱位置との間を移動させる
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形同時絵付装置の一実施形
態を示す全体構成図。
【図2】図1に示される雌型周辺部を示す斜視図
【図3】図1に示される装置の雌型周辺部の正面図。
【図4】図1のA矢視拡大図。
【図5】図1に示される雌型の水平断面図。
【図6】図1に示される装置に使用されている無端環状
チェーン及びシート把持用チャックを示す部分拡大側面
図。
【図7】図1に示される装置に使用されている無端環状
チェーン及びシート把持用チャックと雌型に設けられた
案内溝の説明に供される部分拡大断面図。
【図8】図1に示される装置に使用されている無端環状
チェーン及びシート把持用チャックの動作説明に供され
る部分拡大断面図。
【図9】図1に示される装置のシート供給工程の説明に
供される雌型周辺の斜視図。
【図10】図1に示される装置のシート供給工程の説明
に供される図。
【図11】図1に示される装置の延伸工程、加熱軟化工
程の説明に供される図。
【図12】図1に示される装置の型締め工程の説明に供
される図。
【図13】図1に示される装置の射出成形工程の説明に
供される図。
【図14】図1に示される装置に使用されている熱盤の
説明に供される図。
【図15】図1に示される装置使用されている熱盤の説
明に供される斜視図。
【図16】本発明に係る射出成形同時絵付装置に用いら
れる熱盤の作用効果を従来の熱盤と比較して説明するた
めに使用される図であり、(A)は従来の平板型の熱盤
を用いたもの、(B)は本発明のV字型の熱盤を用いた
もの、(C)は従来の曲面型の熱盤を用いたものを示
す。
【図17】本発明の射出成形同時絵付装置に用いられる
熱盤にシートカッターを設けた例を示す図。
【図18】本発明の射出成形同時絵付装置に用いられる
熱盤の作用効果の説明に供されるグラフ。
【符号の説明】
S 絵付シート 5 シート供給装置 10 射出成形同時絵付装置 12 雌型 13 キャビティ 14 パーティング面 15 スリット状の隙間 17 真空吸引孔 20 クランパー 25 雄型 36 供給側案内溝 41〜45 スプロケットホイール 46 テンション付与用スプロケットホイール 50 無端環状チェーン 60 シート把持用チャック 65 固定受片部 66 可動押え片部 70 熱盤 71 第1の板状加熱部 72 第2の板状加熱部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型のパーティング面が概略凸状の湾曲
    面とされた射出成形同時絵付装置において、第1の板状
    加熱部と第2の板状加熱部とがそれらの加熱面を内側に
    して相互に所定の開き角度をもってV字状に結合されて
    なる熱盤を備えていることを特徴とする射出成形同時絵
    付装置。
  2. 【請求項2】 前記熱盤の第1の板状加熱部と第2の板
    状加熱部との開き角度が可変とされていることを特徴と
    する請求項1に記載の射出成形同時絵付装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の板状加熱部及び第2の板状加
    熱部の一端側がヒンジ部材で連結され、かつ、それらの
    他端側を前記ヒンジ部材を支点として相互に逆方向に相
    対回転させる開き角度調節機構が配備されてなる熱盤を
    備えた請求項2に記載の射出成形同時絵付装置。
  4. 【請求項4】 相互に対向配置されて一方が他方側へ移
    動せしめられるようにされた雌型及び雄型と、前記雌型
    のパーティング面に対して直交する方向に移動可能とさ
    れ、前記絵付シートを前記雌型のパーティング面上に押
    圧固定するクランプ手段と、前記熱盤を絵付シート加熱
    時には前記雌型のキャビティ上に移動させるとともに、
    シート加熱完了後は前記雌型のキャビティ上から外部の
    待機位置に移動させる駆動手段と、前記雌型のキャビテ
    ィ内に前記雄型側から流動状態の樹脂を注入充填する樹
    脂射出手段と、を備え、 前記熱盤は、前記雌型のキャビティ上に移動せしめられ
    た後、その開き角度を前記雌型のパーティング面に沿う
    ように自動調節せしめられることを特徴とする請求項2
    又は3に記載の射出成形同時絵付装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の射出成形同時絵付装置
    を用いた射出成形同時絵付方法であって、 絵付シートを前記雌型のパーティング面上に供給するシ
    ート供給工程と、前記絵付シートを前記雌型のパーティ
    ング面上に前記クランプ手段で押圧固定するクランプ工
    程と、前記熱盤を前記クランパーにより押圧固定されて
    いる前記絵付シートに接近させてその絵付シートを前記
    熱盤により加熱軟化させる加熱軟化工程と、前記絵付シ
    ートを前記雌型のキャビティ面に沿わせるように延伸さ
    せる延伸工程と、前記雌型と雄型の一方を他方側へ移動
    させて型締めを行い両金型間にキャビティを形成せしめ
    る型締め工程と、前記キャビティ内に流動状態の樹脂を
    注入充填して固化せしめる射出成形工程と、前記雌型と
    雄型とを離間させる型開き工程と、絵付シートが接着さ
    れた射出成形品を前記雌型から取り出す取出工程と、を
    含み、前記各工程を記述順に又はその順番を入れ換え
    て、順次、又は複数の工程を同時に重複してもしくは並
    列的に行うようにされた射出成形同時絵付方法。
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