JP3338211B2 - ワーク位置決め方法およびその装置 - Google Patents

ワーク位置決め方法およびその装置

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JP3338211B2 JP28680494A JP28680494A JP3338211B2 JP 3338211 B2 JP3338211 B2 JP 3338211B2 JP 28680494 A JP28680494 A JP 28680494A JP 28680494 A JP28680494 A JP 28680494A JP 3338211 B2 JP3338211 B2 JP 3338211B2
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工装置、組立装置な
どにて使用されるワーク位置決め方法およびその装置に
関し、特に二つのワークテーブル間にワーク搬入用グリ
ッパが通過する溝状通路が存在するワークテーブル装置
におけるワーク位置決め方法およびその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】二つのワークテーブル間、例えばスラッ
トテーブルと固定配置のフロントワークテーブルとの間
にワーク搬入用グリッパが通過する溝状通路がX軸方向
に存在し、スラットテーブルに前記溝状通路に対して直
交するY軸方向に移動可能に突出ピンなどによるワーク
位置決め部材が設けられ、フロントワークテーブルの側
よりワークを前記ワーク位置決め部材に押し当てること
によってワークの位置決め(原点設定)を行うワーク位
置決め方法および装置が知られており、これはパネルベ
ンタにおける被加工物の位置決めなどに使用されてい
る。
【0003】このワーク位置決め装置においては、セン
タリングテーブル(ローディングテーブル)上に配置さ
れたワークのY軸方向の中央部をワーク搬入用グリッパ
によって把持し、ワーク搬入用グリッパを溝状通路内を
X軸方向へ駆動してワークをスラットテーブルとフロン
トワークテーブル上に搬入し、引き寄せパッドによって
そのワークを吸着し、引き寄せパッドの水平移動によっ
てワークを前記ワーク位置決め部材に押し当てることが
行われる。
【0004】この場合、ワーク位置決め部材のY軸方向
の位置は、溝状通路の幅方向中心線を基準位置とし、引
き寄せパッドによるワークのY軸方向の水平移動量(引
き寄せ量)にワークのワーク位置決め部材に対する突き
当て部のY軸方向寸法の1/2に相当する長さを加えた
量だけ、基準位置よりY軸方向に変位した位置に設定さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにワーク位
置決め部材のY軸方向位置が設定されると、ワーク位置
決め部材はワークの位置決め部材に対する突き当て部の
Y軸方向寸法が小さいほど溝状通路に接近することにな
るが、これには機械構造上、制限がある。
【0006】このため、ワークの位置決め部材に対する
突き当て部のY軸方向寸法が小さいと、ワークのY軸方
向の一方の側縁側がスラットテーブル上に載置されて
も、Y軸方向の他方の側縁側が溝状通路を横切って他方
のフロントワークテーブルに届かず、ワークがスラット
テーブルのみにより支持される片持ち状態になることが
ある。この場合、ワークがスラットテーブルによるY軸
方向の保持長さに比してワークがスラットテーブルより
に溝状通路にはみ出したY軸方向長さが長いと、スラッ
トテーブルによるワークの保持状態が不安定になり、ワ
ークが溝状通路にに垂れ下がり、また溝状通路にはみ出
したY軸方向長さが長すぎると、ワークが溝状通路内に
落下する虞れがある。
【0007】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、ワークの位置決め部材に対する突き
当て部のY軸方向寸法が小さい場合も、ワークをワーク
テーブル上に安定保持した状態にて位置決めが行われる
ようにし、ワークの溝状通路内への落下を未然に回避す
るワーク位置決め方法およびその装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、本発明に
よれば、二つのワークテーブル間にワーク搬入用グリッ
パが通過する溝状通路がX軸方向に存在し、位置決めさ
れたワークをクランプして前記二つのワークテーブルの
X軸方向の中央部をY軸方向に移動自在のマニピュレー
タを備えたワーク位置決め装置の一方のワークテーブル
に前記溝状通路に対して直交するY軸方向に移動可能に
ワーク位置決め部材が設けられ、他方のワークテーブル
の側よりワークを前記ワーク位置決め部材に押し当てる
ことによってワークの位置決めを行うワーク位置決め方
法において、前記一方のワークテーブルによるワークの
Y軸方向の保持長さとワークのY軸方向寸法との比較に
より前記一方のワークテーブルによるワークの保持状態
の安定度を判定し、安定度が予め設定された設定値以下
である場合には、前記ワーク位置決め部材を前記溝状通
路より遠ざかる方向へ移動させ、前記ワーク位置決め部
材によるワークの位置決め位置を変更し、ワークを前記
ワーク位置決め部材に押し当てて位置決めを行う際に前
記一方のワークテーブルによるワークのY軸方向の保持
長さを長くすることを特徴とするワーク位置決め方法に
よって達成される。
【0009】このワーク位置決め方法においては、安定
度が予め設定された設定値以下である場合には、ワーク
全体が前記一方のワークテーブルより保持される位置に
前記ワーク位置決め部材のY軸方向の位置を設定してよ
い。
【0010】またこのワーク位置決め方法においては、
前記一方のワークテーブルによるワークのY軸方向の保
持長さは前記ワーク位置決め部材のY軸方向の配置位置
とワーク形状より算出してよい。
【0011】上述の目的を達成するために、本発明によ
るワークの位置決め装置は、二つのワークテーブル間に
ワーク搬入用グリッパが通過する溝状通路がX軸方向に
存在し、位置決めされたワークをクランプして前記二つ
のワークテーブルのX軸方向の中央部をY軸方向に移動
自在のマニピュレータを備えたワーク位置決め装置の
方のワークテーブルに前記溝状通路に対して直交するY
軸方向に移動可能にワーク位置決め部材が設けられ、他
方のワークテーブルの側よりワークを前記ワーク位置決
め部材に押し当てることによってワークの位置決めを行
うワーク位置決め装置において、前記一方のワークテー
ブルによるワークのY軸方向の保持長さとワークのY軸
方向寸法との比較により前記一方のワークテーブルによ
るワークの保持状態の安定度を判定する保持安定度判定
手段と、前記保持安定度判定手段により判定された安定
度が予め設定された設定値以下である場合には、前記ワ
ーク位置決め部材の配置位置を前記溝状通路より遠ざか
った位置に変更する配置位置変更制御手段とを有してい
ることを特徴としている。
【0012】
【作用】上述の如き構成によれば、一方のワークテーブ
ルによるワークのY軸方向の保持長さとワークのY軸方
向寸法とを比較することによってその一方のワークテー
ブルによるワークの保持状態の安定度が判定され、安定
度が予め設定された設定値以下である場合には、ワーク
位置決め部材を他方のワークテーブルより遠ざかる方向
へ移動させ、ワーク位置決め部材によるワークの位置決
め位置を変更することが行われる。
【0013】これによりワークを前記ワーク位置決め部
材に押し当てて位置決めを行う際に一方のワークテーブ
ルによるワークのY軸方向の保持長さが長くなり、例え
ばワーク全体が一方のワークテーブルより保持されるよ
うになり、ワークがワークテーブル上に安定状態にて保
持された状態にて位置決めが行われるようになる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0015】図1〜図3は本発明によるワーク位置決め
装置をパネルベンダに適用した一実施例を示している。
これらの図において、符号1はパネルベンダ本体を示し
ており、パネルベンダ本体1はX軸方向に延在する折曲
加工線Lbに沿って折曲加工を行う。
【0016】パネルベンダ本体1の前方にはワーク搬出
用ベルトコンベア3、5が折曲加工線Lbに平行に、換
言すればX軸方向に一列に配置されている。ワーク搬出
用ベルトコンベア3、5は、各々上下可能に設けられ、
折曲加工時にはワークパスライン下に降下し、ワーク搬
出動作時にのみ上昇してワークをワークパスライン上に
持ち上げ、ワーク搬出用ベルトコンベア5の図1にて右
方に配置されたアンローディングテーブル7へ加工済み
のワークをX軸方向に延在するワーク搬出基準ラインL
oに沿って搬出する。
【0017】ワーク搬出用ベルトコンベア3、5の前方
にはワーク原点設定用(ワーク位置決め用)のスラット
テーブル9、11が配置されている。
【0018】スラットテーブル9、11は左右対称に互
いに同一構造であり、その詳細が図4、図5に示されて
いる。スラットテーブル9、11は各々X軸方向に移動
可能にピン支持用LMガイド13を支持している。ピン
支持用LMガイド13は、Y軸方向に延在し、位置決め
部材である左右のワーク原点設定ピン15を、Y軸方向
に移動可能に、かつ流体圧シリンダ装置17によりワー
クパスライン上に突出する動作位置とワークパスライン
下に退避する退避位置との間に上下移動可能に支持して
いる。
【0019】左右のワーク原点設定ピン15は各々、ス
ラットテーブル9、11がX軸サーボモータ19によっ
て個別にX軸方向に駆動され、また図示されていないY
軸サーボモータによってピン支持用LMガイド13に案
内されてY軸方向に駆動されることにより、各々任意の
X,Y座標位置に位置する。
【0020】スラットテーブル9、11の前方には左右
のフロントワークテーブル21、23が配置されてい
る。
【0021】スラットテーブル9、11とフロントワー
クテーブル21、23との間には、その全体をX軸方向
に横切って溝状通路25が設けられている。溝状通路2
5にはLMガイド(図示省略)に案内されてX軸方向に
線形移動可能なワーク搬入キャレッジ27が設けられて
いる。ワーク搬入キャレッジ27にはX軸方向の突当て
位置決め部を有するワークグリッパ29が流体圧シリン
ダ装置(図示省略)によりワークパスライン上に突出す
る動作位置とワークパスライン下に退避する退避位置と
の間に上下移動可能に設けられている。
【0022】ワークグリッパ29は、スラットテーブル
9およびフロントワークテーブル21の図1にて左側に
配置されたセンタテーブル31上のワークの先端縁を把
持し、図示されていない駆動手段によるワーク搬入キャ
レッジ27の図1にて右方への移動によりセンタテーブ
ル31よりワークをスラットテーブル9、11およびフ
ロントワークテーブル21、23上へX軸方向に延在す
るワーク搬入基準ラインLiに沿って搬入する。
【0023】この場合、センタテーブル31には、ワー
クのY軸方向の中央部が溝状通路25の幅方向中心線が
なすワーク搬入基準ラインLiに合致すべく、ワークが
Y軸方向に位置決め配置されることにより、ワークグリ
ッパ29は先端縁のY軸方向の中央部を把持することに
なる。またこのワーク搬入基準ラインLiのY軸方向位
置がワーク原点設定ピン15のY軸方向の基準位置(原
点位置)になる。
【0024】フロントワークテーブル21、23の各々
上方にはアッパアーム33、35が水平に延在してお
り、アッパアーム33、35の先端には互いに同一構造
の引き寄せ装置37が取り付けられている。
【0025】引き寄せ装置37は図6に示されているよ
うに、リニアブッシュ39によってアッパアーム33あ
るいは35より上下方向に移動可能に支持された垂直バ
ー41と、垂直バー41を上下方向に駆動する流体圧シ
リンダ装置43と、垂直バー41の下端に水平方向に取
り付けられた引き寄せ用流体圧シリンダ装置45と、引
き寄せ用流体圧シリンダ装置45のピスントロッド47
にブラケット49によって取り付けられた吸着パッド
(引き寄せパッド)51とを有し、吸着パッド51がテ
ーブル上のワークを選択的に吸着する。
【0026】フロントワークテーブル21と23との間
にはC形のマニピュレータ53が設けられている。マニ
ピュレータ53は、図1より明らかなように、ワークテ
ーブルのX軸方向の中央部を、すなわち左右のフロント
ワークテーブル21と23との間隙およびスラットテー
ブル9と11との間隙をY軸方向、即ちパネルベンダ1
に対して前後進する方向に図示されていない駆動手段に
よって移動可能であり、固定側の下部クランプアーム5
5と、枢軸57により回動可能に可動側の上部クランプ
アーム59と、トグルリンク61と、クランプ駆動装置
63とを有している。
【0027】下部クランプアーム55と上部クランプア
ーム59の先端部には図示されていない駆動手段によっ
て垂直軸線周りに回転駆動されるワーク把持部を兼ねた
ターンテーブル65、67が互いに同心に設けられてい
る。
【0028】上述の構成よりなるワークハンドリング装
置においては、先ず、動作位置に位置しているワークグ
リッパ29によりセンタテーブル31上のワークを把持
し、ワーク搬入キャレッジ27を図1で見て左方より右
方へワーク搬入基準ラインLi上を移動させ、ワークを
スラットテーブル9、11およびフロントワークテーブ
ル21、23上に搬入する。
【0029】このワーク搬入が完了すれば、ワークグリ
ッパ29によるワークの把持を解放し、ワークグリッパ
29を退避位置に降下させてセンタテーブル31側のホ
ームポジョンに戻す。
【0030】次にワークの大きさに応じて左右のワーク
原点設定ピン15を各々X軸方向、Y軸方向へ移動させ
てこれを所定のワーク原点設定位置に位置させ、そして
動作位置に上昇させる。この状態にて流体圧シリンダ装
置43によって吸着パッド51を降下させ、吸着パッド
51によってスラットテーブル9、11およびフロント
ワークテーブル21、23上のワークを吸着する。そし
て引き寄せ用流体圧シリンダ装置45によって吸着パッ
ド51を所定方向へ水平移動させ、ワークをワーク原点
設定ピン15に突き当てる。これによりワークの原点設
定(位置決め)が行われる。
【0031】原点設定が完了すれば、クランプ駆動装置
63によりトグルリンク61を駆動して上部クランプア
ーム59を降下方向に回動させ、ターンテーブル65、
67によりワークを上下より挟むようにしてクランプす
る。
【0032】このクランプが完了すれば、ワーク原点設
定ピン15を退避位置に降下させる。
【0033】この後に、ワークの折曲げ辺がパネルベン
ダ本体1の側に向くようにターンテーブル65、67に
よってワークを水平回転させ、マニピュレータ53全体
をY軸方向に前進移動させることによりワークの折曲げ
辺をパネルベンダ本体1の折曲加工線Lb上に位置さ
せ、パネルベンダ本体1によって折曲加工を行う。
【0034】一枚のワークの加工が完了すれば、上部ク
ランプアーム59を上昇方向に回動させてターンテーブ
ル65、67によるワーククランプを解放し、ワーク搬
出用ベルトコンベア3、5を上昇移動させ、加工済みの
ワークを、ワーク搬出用ベルトコンベア25によって図
1で見て右方へワーク搬出基準ラインLoに沿って移動
させ、アンローディングテーブル7上へ搬出する。
【0035】図7は本発明によるワーク位置決め方法の
実施に使用されるパネルベンダの制御系を示している。
【0036】コンピュータ101はディスプレイ103
による画面表示のもとにキーボード105より各種パラ
メータ、製品加工プログラムなどを入力し、これらを記
憶装置107に格納する。
【0037】コンピュータ101は、動作シーケンス・
位置決めデータ生成部109と、ワークの保持安定度判
定部111と、ワーク原点設定ピン15の配置位置変更
制御部113とを有している。
【0038】動作シーケンス・位置決めデータ生成部1
11は、底寸法、フランジ高さなどの素材の各部寸法、
曲げ形状などより生成されて記憶装置107に格納され
ている製品加工プログラムより動作シーケンスとマニピ
ュレータ制御用のワーク位置決めデータおよびワーク原
点設定ピン15の位置決めデータを生成し、これらデー
タをNC装置115へ出力する。
【0039】動作シーケンス・位置決めデータ生成部1
11によるワーク原点設定ピン15のY方向の位置決め
は、図8に示されているように、溝状通路25の幅方向
中心線(ワーク搬入基準ラインLi)のY軸方向位置を
基準位置とし、引き寄せパッド51によるワークWのY
軸方向の水平移動量(引き寄せ量)PにワークWのワー
ク原点設定ピン15に対する突き当て部のY軸方向寸法
RYの1/2に相当する長さを加えた量、即ちP+(R
Y/2)だけ、基準位置よりY軸方向に変位した位置に
設定される。なお、Y軸方向寸法RYはワークWのY軸
方向の展開長GYよりY軸方向の切欠寸法NYの2倍の
寸法を差し引くことにより得られる。
【0040】なお、図8において、実線は突当て後のワ
ークを、仮想線は突当て前のワークを、また符号Cwは
突当て後のワワークの底辺中心を、符号Cw' は突当て
前ワークの底辺中心を各々示している。
【0041】保持安定度判定部111は、スラットテー
ブル9、11によるワークWのY軸方向の保持長さとワ
ークWのY軸方向寸法とを比較し、スラットテーブル
9、11によるワークWの保持状態の安定度を判定す
る。
【0042】この保持安定度判定は、スラットテーブル
9、11によるワークのY軸方向の保持長さをH、ワー
クWのY軸方向の展開長をGY、パラメータ設定される
要求ワーク保持率をkとすると、下式が成立するか否か
より行われればよい。 H>GY・k 即ち、H>GY・kが成立する場合にはワークWの保持
状態の安定度が設定値以上であると判定し、H>GY・
kが成立しない場合、即ちH≦GY・kである場合には
ワークWの保持状態の安定度が設定値以下であると判定
する。
【0043】ワークWのY軸方向の保持長さHは下式に
より算出される。 H=Py−A+NY ただし、Pyはワーク原点設定ピン15のY軸座標値、
Aは溝状通路25の幅寸法の1/2の寸法である。
【0044】配置位置変更制御部113は、保持安定度
判定部111により判定された安定度が設定値以下であ
る場合、即ちH≦GY・kである場合には、ワーク原点
設定ピン15のY軸方向の配置位置を溝上通路25より
遠ざかった位置に変更する。
【0045】この場合のワーク原点設定ピン15のY軸
方向の配置位置は、図9に示されているように、上述の
基準位置よりY軸方向に、A+P+GY−NYだけ変位
した位置に設定される。
【0046】NC装置115はコンピュータ101より
の各種指令を解釈し、パネルベント本体1および上述の
ワークハンドリング装置の機械制御部117へ駆動信号
を出力する。
【0047】図10はワーク原点設定ピン15の配置位
置決定処理フローを示している。
【0048】ワーク原点設定ピン15の配置位置決定に
際しては、まずワークWのY軸方向の展開長GY、Y軸
方向の切欠寸法NYなどを入力し(ステップ10)、ワ
ークWのワーク原点設定ピン15に対する突き当て部の
Y軸方向寸法RY=GY−2NYを算出し、下式に従っ
てワーク原点設定ピン15のY軸方向位置、即ちY軸座
標値Pyを算出する(ステップ20)。 Py=P+(RY/2) これによりワークWのワーク原点設定ピン15に対する
突き当て部のY軸方向寸法RYが小さくなるほど、ワー
ク原点設定ピン15のY軸座標値Pyは0、即ち溝状通
路25の幅方向中央位置に接近する。Y軸座標値Pyが
基準位置側のストロークエンド値以下になると、Y軸座
標値Pyは下限値として、そのストロークエンド値に設
定される。この場合のワーク原点設定ピン15の配置位
置が図11に示されている。
【0049】この場合には、図11に示されているよう
に、ワークWのY軸方向寸法RYの如何によっては、吸
着パッド51がワークWをワーク原点設定ピン15に突
き当てるまでの間、ワークWがスラットテーブル9、1
1だけによって保持される状態になることがある。
【0050】次にH=Py−A+NYなる演算を行い
(ステップ30)、ワークのY軸方向の保持長さHを算
出し、H>GY・kによりワークWの保持状態の安定度
を判定する(ステップ40)。
【0051】H>GY・kが成立する場合にはワークW
の保持状態の安定度が設定値以上であると判定し(ステ
ップ40肯定)、Py=P+(RY/2)をもってワー
ク原点設定ピン15の配置位置を決定する(ステップ5
0)。この場合のワーク原点設定ピン15の配置位置の
一例が図8に示されている。
【0052】これに対しH>GY・kが成立しない場
合、即ちH≦GY・kである場合にはワークWの保持状
態の安定度が設定値以下であると判定し(ステップ40
否定)、Py=A+P+GY−NYなる配置位置変更演
算を行い(ステップ60)、Py=A+P+GY−NY
をもってワーク原点設定ピン15の配置位置を決定する
(ステップ70)。
【0053】このように、H>GY・kが成立しない場
合、図9に例示されているように、Py=A+P+GY
−NYをもってワーク原点設定ピン15の配置位置が決
定されることにより、Y軸方向寸法RYが小さいワーク
Wであっても、ワークWの全体がスラットテーブル9、
11より保持され、溝状通路25内に落ち込むことが
ない。すなわち、前記マニピュレータ53がワークWを
クランプするとき、ワークWは溝状通路25内に落ち込
むことなくスラットテーブル9,11により保持されて
いる。
【0054】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるワーク位置決め方法および装置によれば、一方の
ワークテーブルによるワークのY軸方向の保持長さとワ
ークのY軸方向寸法とを比較することによってその一方
のワークテーブルによるワークの保持状態の安定度が判
定され、安定度が予め設定された設定値以下である場合
には、ワーク位置決め部材を他方のワークテーブルより
遠ざかる方向へ移動させ、ワーク位置決め部材によるワ
ークの位置決め位置を変更することが行われ、ワークを
ワーク位置決め部材に押し当てて位置決めを行う際に一
方のワークテーブルによるワークのY軸方向の保持長さ
が長くなるから、ワークの全体が一方のワークテーブル
より保持されるようになり、ワークの位置決め部材に対
する突き当て部のY軸方向寸法が小さい場合もワークが
ワークテーブル上に安定状態にて保持された状態にて位
置決めが行われるようになり、この際にワークが溝状通
路内へ落下することが未然に回避される。すなわちマニ
ピュレータによってワークをクランプするとき、ワーク
はワークテーブル上に安定状態にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワーク位置決め装置をパネルベン
ダに適用した一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明によるワーク位置決め装置をパネルベン
ダに適用した一実施例を示す正面図である。
【図3】本発明によるワーク位置決め装置をパネルベン
ダに適用した一実施例を示す側面図である。
【図4】スラットテーブルの平面図である。
【図5】スラットテーブルの側面図である。
【図6】引き寄せ装置の側面図である。
【図7】本発明によるワーク位置決め装置を有するパネ
ルベンダの制御系の一実施例を示すブロック線図であ
る。
【図8】定常状態による位置決め状態を示す平面図であ
る。
【図9】原点設定ピンの配置位置が変更された状態での
位置決め状態を示す平面図である。
【図10】原点設定ピンの配置位置決定処理フローを示
すフローチャートである。
【図11】原点設定ピンが基準位置側のストロークエン
ド位置に位置している状態での位置決め状態を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 パネルベンダ本体 3、5 ワーク搬出用ベルトコンベア 7 アンローディングテーブル 9、11 スラットテーブル 15 ワーク原点設定ピン 21、23 フロントワークテーブル 25 溝状通路 27 ワーク搬入キャレッジ 29 ワークグリッパ 31 センタテーブル 37 引き寄せ装置 51 吸着パッド 53 マニピュレータ 55 下部クランプアーム 59 上部クランプアーム 65、67 ターンテーブル 101 コンピュータ 107 記憶装置 109 動作シーケンス・位置決めデータ生成部 111 保持安定度判定部 113 配置位置変更制御部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのワークテーブル間にワーク搬入用
    グリッパ(29)が通過する溝状通路(25)がX軸方
    向に存在し、位置決めされたワーク(W)をクランプし
    て前記二つのワークテーブルのX軸方向の中央部をY軸
    方向に移動自在のマニピュレータ(53)を備えたワー
    ク位置決め装置の一方のワークテーブル(9,11)
    前記溝状通路(25)に対して直交するY軸方向に移動
    可能にワーク位置決め部材(15)が設けられ、他方の
    ワークテーブル(21,23)の側よりワーク(W)
    前記ワーク位置決め部材(15)に押し当てることによ
    ってワーク(W)の位置決めを行うワーク位置決め方法
    において、 前記一方のワークテーブル(9,11)によるワーク
    (W)のY軸方向の保持長さとワーク(W)のY軸方向
    寸法との比較により前記一方のワークテーブル(9,1
    1)によるワークの保持状態の安定度を判定し、安定度
    が予め設定された設定値以下である場合には、前記ワー
    ク位置決め部材(15)を前記溝状通路(25)より遠
    ざかる方向へ移動させ、前記ワーク位置決め部材(1
    5)によるワーク(W)の位置決め位置を変更し、ワー
    (W)を前記ワーク位置決め部材(15)に押し当て
    て位置決めを行う際に前記一方のワークテーブル(9,
    11)によるワーク(W)のY軸方向の保持長さを長く
    することを特徴とするワーク位置決め方法。
  2. 【請求項2】 安定度が予め設定された設定値以下であ
    る場合には、ワーク全体が前記一方のワークテーブルよ
    り保持される位置に前記ワーク位置決め部材のY軸方向
    の位置を設定することを特徴とする請求項1記載のワー
    ク位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記一方のワークテーブルによるワーク
    のY軸方向の保持長さは前記ワーク位置決め部材のY軸
    方向の配置位置とワーク形状より算出することを特徴と
    する請求項1または2記載のワーク位置決め方法。
  4. 【請求項4】 二つのワークテーブル間にワーク搬入用
    グリッパ(29)が通過する溝状通路(25)がX軸方
    向に存在し、位置決めされたワーク(W)をクランプし
    て前記二つのワークテーブルのX軸方向の中央部をY軸
    方向に移動自在のマニピュレータ(53)を備えたワー
    ク位置決め装置の一方のワークテーブル(9,11)
    前記溝状通路(25)に対して直交するY軸方向に移動
    可能にワーク位置決め部材(15)が設けられ、他方の
    ワークテーブル(21,23)の側よりワーク(W)
    前記ワーク位置決め部材(15)に押し当てることによ
    ってワーク(W)の位置決めを行うワーク位置決め装置
    において、 前記一方のワークテーブル(9,11)によるワーク
    (W)のY軸方向の保持長さとワーク(W)のY軸方向
    寸法との比較により前記一方のワークテーブル(9,1
    1)によるワーク(W)の保持状態の安定度を判定する
    保持安定度判定手段と、 前記保持安定度判定手段により判定された安定度が予め
    設定された設定値以下である場合には、前記ワーク位置
    決め部材の配置位置を前記溝状通路より遠ざかった位置
    に変更する配置位置変更制御手段と、 を有していることを特徴とするワーク位置決め装置。
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