JP3338894B2 - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタンを押すこと
によってカードを離脱させるイジェクト機構を有するカ
ード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−214074号公報に記載
されたボタン押込操作式のカード用コネクタ(以下「従
来の第1のカード用コネクタ」という。)においては、
カードをコネクタから離脱させるイジェクト機構を作動
させるハート型カムは、コネクタのフレームと一体に構
成されている。このハート型カムによるイジェクト動作
では、カードがコネクタに嵌合していてもしていなくて
も、イジェクト機構はボタンの押し込みによって動作す
ることができる。
【0003】特開平11−219756号公報に記載さ
れたボタン押込操作式のカード用コネクタ(以下「従来
の第2のカード用コネクタ」という。)においても、カ
ードをコネクタから離脱させるイジェクト機構を作動さ
せるハート型カムは、コネクタのフレームと一体に構成
されている。このハート型カムによるイジェクト動作で
は、カードがコネクタに嵌合していなければ、ボタンを
押し込むことができない。しかし、このコネクタは、構
造が複雑である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1のカード用
コネクタでは、カードがコネクタに未嵌合状態であって
も、ボタンを押し込むと、イジェクト機構は動作するの
で、誤動作を防止することができない。
【0005】従来の第2のカード用コネクタでは、カー
ドがコネクタに未嵌合であれば、ボタンを押し込むこと
ができないが、構造が複雑である。
【0006】そこで、本発明は、従来の両カード用コネ
クタの欠点を改良し、カードがコネクタに未嵌合の状態
では、ボタンを操作することができないようにして誤動
作を防止することができ、しかも、構造が簡素なカード
用コネクタを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
【0008】1.カード用コネクタは、複数のコンタク
トが保持された基部と、カードを嵌合離脱の際に案内す
るフレーム部と、前記カードを離脱させるイジェクト機
構とを有し、前記イジェクト機構は、前記カードの先端
部と当接するレバーと、前記レバーを操作するイジェク
トバーと、前記イジェクトバーを操作するボタンと、前
記ボタンを前記カードの排出方向へ付勢するスプリング
と、前記ボタンに回転可能に支持され、かつ、カムフォ
ロワーを有する連結棒とから構成され、前記フレーム部
に形成されたカム溝と、前記イジェクトバーに形成され
たカム溝とが、前記カードの嵌合の際に結合することに
よってハート型カム溝を形成し、前記カードの離脱の際
に前記ボタンを押し込むことによって、前記カムフォロ
ワーが前記ハート型カム溝に沿って移動するとともに前
記連結棒を介して前記イジェクトバーが移動され、前記
カードを離脱させ、前記ハート型カム溝が形成されなく
なるカード用コネクタ。
【0009】2.前記フレーム部、前記イジェクトバ
ー、前記ボタン、前記スプリング及び前記連結棒を覆う
断面コ字状のカバーが前記フレーム部に固定される前記
1記載のカード用コネクタ。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態例のカード
用コネクタについて図1〜図11を参照して説明する。
【0011】カード用コネクタ1は、図5の分解斜視図
に示されるように、PCカード等のカード(図示せず)
と嵌合するための複数のピンコンタクト10と、各ピン
コンタクト10を整列固定し、かつ、カードが嵌合され
るインシュレータ20と、嵌合状態にあるカードを排出
するためのイジェクト機構30とから構成される。
【0012】イジェクト機構30は、レバー40と、イ
ジェクトバー50と、ボタン60と、コイルスプリング
70と、連結棒80と、カバー90とから構成される。
【0013】各ピンコンタクト10は、導電性の金属か
ら製作され、カードと接触するための接点部11と、イ
ンシュレータ20の基部21への圧入部12と、半田付
部13とからクランク状に構成される。
【0014】インシュレータ20は、樹脂で基部21と
一対のフレーム部22とから略コ字型に一体成形され、
各ピンコンタクト10が圧入される複数の圧入穴21A
と、カードを各ピンコンタクト10まで案内するために
一対のフレーム部22に設けられた左右両側のガイド2
2Aと、レバー40を回転可能に支持するために基部2
1に設けられた支持軸23と、イジェクトバー50をス
ライド可能に支持するために一方のフレーム部22の側
面に設けられたスライド支持部24と、一方のフレーム
部22の側面に設けられた突出部25と、突出部25に
設けられ、コイルスプリング70を保持するコイルスプ
リング装着軸27とを有する。突出部25の側面には、
カム溝26が形成され、一方のフレーム部22の上下両
面には、カバー90を固定するためのカバー固定部28
がそれぞれ設けられる。
【0015】レバー40には、中央部に穴41、一端部
にカードを排出するための押出部42、他端部にイジェ
クトバー50に押されるための突当部43がそれぞれ設
けられ、穴41をインシュレータ20の基部21の支持
軸23にはめ込むことによって、レバー40は、インシ
ュレータ20に回転可能に支持される。
【0016】イジェクトバー50には、先端面にレバー
40の突当部43が挿入されるレバー溝51、後端付近
の上半部に突出部25にはまるための凹部52、後端部
に凹部52に隣接するストッパ54、後端部にボタン6
0の押込力を伝達する伝達部55がそれぞれ設けられ、
イジェクトバー50の裏面に設けられた溝(図示せず)
が一方のフレーム部22のスライド支持部24にはまる
ことによって、イジェクトバー50は、一方のフレーム
部22の側面にスライド可能に支持される。更に、凹部
52の表面及び側面には、カム溝53が形成されてい
る。イジェクトバー50がスライドするとき、凹部52
は一方のフレーム部22の突出部25にはまっており、
ストッパ54が突出部25に突き当たることによって、
イジェクトバー50はストロークを規制される。
【0017】ボタン60は、イジェクト機構30の操作
部の役割を果し、側面には軸穴61が設けられている。
【0018】コイルスプリング70の前半部は、突出部
25のコイルスプリング装着軸27に固定され、後半部
は、ボタン60に設けられた穴(図示せず)に挿入され
ている。したがって、ボタン60には、カードの排出方
向へ荷重が作用する。
【0019】連結棒80には、一端側に軸81、他端側
にカムフォロワー82、中間部付近に切込83がそれぞ
れ設けられている。軸81は、ボタン60の軸穴61に
挿入され、カムフォロワー82は、カム溝26又はカム
溝53に挿入される。
【0020】カバー90は、金属板をプレス加工して断
面コ字状に製作され、一方のフレーム部22、イジェク
トバー50、ボタン60、コイルスプリング70及び連
結棒80を覆う。カバー90の幅広の上下両面91に
は、一対の爪92がそれぞれ切り起しによって形成さ
れ、各一対の爪92が一方のフレーム部22の各カバー
固定部28に形成された一対の溝28Aに係合すること
によって、カバー90は一方のフレーム部22に固定さ
れる。また、カバー90の側面には、押圧部93が切り
起しによって形成され、押圧部93は連結棒80のカム
フォロワー82を常にカム溝26又はカム溝53内に押
し付けている。
【0021】本カード用コネクタ1にカード(図示せ
ず)を嵌合すると、カードの先端部がレバー40の押出
部42を押すため、レバー40は支持軸23を中心とし
て時計方向へ回転し、イジェクトバー50はカードの挿
入方向とは反対の方向へ移動する。イジェクトバー50
の移動後の状態が図1に示され、このとき、ボタン60
とカバー90との間にはlの間隔が存在する。
【0022】図1の状態において、ボタン60を押し込
むと、ボタン60とカバー90とは密着し、図2の状態
に至る。
【0023】ボタン60を押す力をゆるめると、ボタン
60は突出し、図3の状態に至る。このとき、ボタン6
0とカバー90との間隔はlとなる(詳細について
は後述する。)。
【0024】図3の状態において、突出したボタン60
を再度押し込むと、ボタン60とともにイジェクトバー
50が押し込まれるため、レバー40は支持軸43を中
心として反時計方向に回転し、押出部42はカードをコ
ネクタから排出させる。
【0025】上述したように、このコネクタ1における
ボタン60の位置は、通常はボタン60とカバー90と
の間隔lを有する初期位置にあるが、カードをコネ
クタに嵌合するときにボタン60を押し込むと、前記間
隔lが零となり、ボタン60を押す力をゆるめる
と、ボタン60が突出し、間隔lとなる。この突出
したボタン60を再度押し込むと、カードはコネクタ1
から排出される。
【0026】以上の動作について図9〜図11を参照し
て説明する。
【0027】インシュレータ20の一方のフレーム部2
2とイジェクトバー50には、それぞれカム溝26,5
3が形成されている。
【0028】カム溝26は、垂直面に対して傾斜した溝
部26a、垂直面に対して傾斜し、かつ、溝部26aに
直交する斜面26b、溝部26aの上部に形成された段
差26c、段差26cの上部に形成された溝部26d、
溝部26dの底面となる斜面26e、垂直面に対して傾
斜し、かつ、溝部26dと連続する溝部26g、垂直面
に対して傾斜し、かつ、溝部26gに直交する斜面26
f、及び、溝部26gの先端部26hを有する。溝部2
6gは、図10,11における下方に行く程、浅く形成
されている。
【0029】カム溝53は、凸部53a、凸部53aを
収容するように形成された溝部53b、溝部53bの終
端部53c、溝部53bからこれに直交する方向に形成
されたテーパー溝部53d、及び、垂直面に対して傾斜
し、かつ、テーパー溝部53dに直交する斜面53eを
有する。テーパー溝部53dは、図10,11における
右方に行く程、浅く形成されている。
【0030】カム溝26とカム溝53とは、カードがコ
ネクタ1に嵌合した際、すなわち、図9(a)〜(e)
と図10の状態では、循環状のハート型カム溝を形成
し、カードがコネクタ1から離脱した際、すなわち、図
9(f)〜(g)と図11の状態では、ハート型カム溝
を形成しない。
【0031】図1のカードがコネクタ1に嵌合し、か
つ、ボタン60の初期状態におけるイジェクト機構30
の内部構造は、図9(a)に示される。このとき、連結
棒80のカムフォロワー82は、カム溝26の溝部26
aに挿入されている。
【0032】ボタン60には、コイルスプリング70に
よる荷重が作用し、この荷重により、カムフォロワー8
2は溝部26aの図9(a)における下側に押し付けら
れるため、ボタン60は初期位置に固定される。
【0033】図2のカードがコネクタ1に嵌合し、か
つ、ボタン60が押し込まれた状態では、ボタン60と
ともに連結棒80も押し込まれるため、カムフォロワー
82はカム溝26の斜面26bに沿って右上方向へ移動
し、内部構造は図9(b)の状態に至る。この移動によ
って、カムフォロワー82は、段差26c上に到達する
ため、逆方向へ移動することが阻止される。
【0034】ボタン60を押す力をゆるめると、コイル
スプリング70の力によって、カムフォロワー82は、
溝部26d内を左方向へ移動し、斜面26eを乗り越え
て図9(c)の状態に至った後、斜面26fに沿って溝
部26gに乗り上げながら左下方向へ移動し、更に、先
端部26hを通過した後、溝部53bに至る。このと
き、図3に示されるカードがコネクタ1に嵌合し、か
つ、ボタン60が突出した状態となり、先端部26hは
溝部53bよりも高く(図10において手前側に)位置
するので、カムフォロワー82は逆方向へ移動すること
が阻止される。内部構造を図9(d)に示す。
【0035】突出したボタン60を押し込むと、カムフ
ォロワー82は終端部53cに至り、このとき、図9
(e)に示した状態となり、イジェクトバー50の伝達
部55と連結棒80の切込83とが、かみ合う。
【0036】図9(e)の状態においてボタン60を押
し込むと、伝達部55と切込83とのかみ合いによっ
て、ボタン60とともにイジェクトバー50も押し込ま
れる。この結果、レバー40が反時計方向へ回転し、カ
ードはコネクタ1から排出される。このとき、カムフォ
ロワー82は、終端部53cに挿入されている。この状
態を図9(f)に示す。
【0037】カードの排出時にボタン60を押す力をゆ
るめると、コイルスプリング70の力によって、カムフ
ォロワー82は溝部53bに沿って戻り、凸部53aに
突き当たった初期位置で停止する。この状態を図9
(g)に示す。
【0038】図9(g)の状態においてボタン60を押
し込んでも、カムフォロワー82は溝部53bに沿って
移動するのみであり、ボタン60の突出動作は行われな
い。すなわち、カードが未嵌合のときは、ボタン60は
突出しない。
【0039】この後、カードをコネクタ1に嵌合する
と、レバー40が支持軸23を中心として時計方向へ回
転するから、イジェクトバー50はカードの挿入方向と
反対方向へ移動する。このとき、カムフォロワー82は
テーパー溝部53dに乗り上げた後、更に、斜面53e
に沿って移動した後、カム溝26側の溝部26aに落ち
込み、図9(a)に示した状態に戻る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればボタンの位置を規制するカム部分をインシュレ
ータのフレーム部とイジェクトバーとにまたがって形成
したことによって、カードがコネクタに未嵌合の状態で
は、ボタンを操作することができないので、誤動作を防
止することができる。また、簡素な構造のカード用コネ
クタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタの
斜視図であり、カード(図示せず、以下同様)がコネク
タに嵌合し、かつ、ボタンの初期の状態を示す。
【図2】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタの
斜視図であり、カードがコネクタに嵌合し、かつ、ボタ
ンが押し込まれた状態を示す。
【図3】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタの
斜視図であり、カードがコネクタに嵌合し、かつ、ボタ
ンが突出した状態を示す。
【図4】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタの
斜視図であり、カードがコネクタから排出され、かつ、
ボタンの初期の状態を示す。
【図5】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタの
分解斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタの
斜視図であり、組立の途中で、かつ、カードがコネクタ
に嵌合した状態を示す。
【図7】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタの
斜視図であり、組立の途中で、かつ、カードがコネクタ
から排出された状態を示す。
【図8】図1のカバーを外した状態の斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタに
おけるカム部分の動作順序(a)〜(g)を示す側面図
である。
【図10】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタ
におけるカム部分の斜視図であり、カードがコネクタに
嵌合した状態を示す。
【図11】本発明の一実施の形態例のカード用コネクタ
におけるカム部分の斜視図であり、カードがコネクタか
ら排出された状態を示す。
【符号の説明】
1 カード用コネクタ 10 ピンコンタクト 11 接点部 12 圧入部 13 半田付部 20 インシュレータ 21 基部 21A 圧入穴 22 フレーム部 22A ガイド 23 支持軸 24 スライド支持部 25 突出部 26 カム溝 26a 溝部 26b 斜面 26c 段差 26d 溝部 26e 斜面 26f 斜面 26g 溝部 26h 先端部 27 コイルスプリング装着軸 28 カバー固定部 28A 溝 30 イジェクト機構 40 レバー 41 穴 42 押出部 43 突当部 50 イジェクトバー 51 レバー溝 52 凹部 53 カム溝 53a 凸部 53b 溝面 53c 終端部 53d テーパー溝部 53e 斜面 54 ストッパ 55 伝達部 60 ボタン 61 軸穴 70 コイルスプリング 80 連結棒 81 軸 82 カムフォロワー 83 切込 90 カバー 91 上面,下面 92 爪 93 押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/633 H01R 13/629 H01R 23/02 H01R 23/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード用コネクタは、複数のコンタクト
    が保持された基部と、カードを嵌合離脱の際に案内する
    フレーム部と、前記カードを離脱させるイジェクト機構
    とを有し、 前記イジェクト機構は、前記カードの先端部と当接する
    レバーと、前記レバーを操作するイジェクトバーと、前
    記イジェクトバーを操作するボタンと、前記ボタンを前
    記カードの排出方向へ付勢するスプリングと、前記ボタ
    ンに回転可能に支持され、かつ、カムフォロワーを有す
    る連結棒とから構成され、 前記フレーム部に形成されたカム溝と、前記イジェクト
    バーに形成されたカム溝とが、前記カードの嵌合の際に
    結合することによってハート型カム溝を形成し、前記カ
    ードの離脱の際に前記ボタンを押し込むことによって、
    前記カムフォロワーが前記ハート型カム溝に沿って移動
    するとともに前記連結棒を介して前記イジェクトバーが
    移動され、前記カードを離脱させ、前記ハート型カム溝
    が形成されなくなることを特徴とするカード用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記フレーム部、前記イジェクトバー、
    前記ボタン、前記スプリング及び前記連結棒を覆う断面
    コ字状のカバーが前記フレーム部に固定されることを特
    徴とする請求項1記載のカード用コネクタ。
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