JP3339313B2 - 仕分け装置 - Google Patents

仕分け装置

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JP3339313B2
JP3339313B2 JP19014896A JP19014896A JP3339313B2 JP 3339313 B2 JP3339313 B2 JP 3339313B2 JP 19014896 A JP19014896 A JP 19014896A JP 19014896 A JP19014896 A JP 19014896A JP 3339313 B2 JP3339313 B2 JP 3339313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動経路を移動す
る搬送体に設けられたコンベヤを作動させて、荷を搬送
体から所定の仕分け位置へ払い出すことにより、荷を仕
分ける仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の仕分け装置としては例え
ば図17に示すものがある。すなわち、70は、複数の車輪
71を介してレール72に支持案内されて一定の移動経路73
を移動する複数の搬送体である。各搬送体70の上部に
は、荷74を支持しさらに搬送体70の移動方向Aの後方へ
払い出すベルトコンベヤ75が設けられている。また、各
搬送体70には、ベルトコンベヤ75を駆動させる電動機76
が設けられている。
【0003】これによると、荷74は、ベルトコンベヤ75
上に支持された状態で搬送体70により搬送される。そし
て、移動経路73上の所定の仕分け位置77において、ベル
トコンベヤ75が駆動し、荷74が搬送体70の移動方向Aの
後方へ払い出されて落下し所定の仕分け位置77へ仕分け
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、ベルトコンベヤ75を駆動させるための電
動機76を各搬送体70ごとに備える必要があるため、高価
になった。また、これら各電動機76に電力を供給するた
めに、レール72に給電レール78を設けたり、各搬送体70
に集電子79を設ける必要があるため、構造が複雑化し、
さらにコストがアップした。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、電動機を使用せずに搬送体のコンベヤを駆動させる
ことにより、給電レールや集電子などの給電装置を不要
にすることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、移動経
路を移動する搬送体に、荷を搬送体の移動方向の後方へ
払い出すコンベヤが設けられ、このコンベヤは、移動経
路方向で対向する一対の遊転ローラと、これら両遊転ロ
ーラ間に巻回されて荷を支持搬送する無端回動体とから
構成され、上記移動経路上に設定された仕分け位置に、
上記無端回動体の所定箇所に設けられた被係合体に係合
することによって走行中の搬送体に対し上記被係合体を
上記仕分け位置に保持する係合体が設けられ、上記被係
合体として複数の被係合突起が用いられ、上記係合体と
して、上記搬送体の移動方向で上記被係合突起に係合可
能な係合突起が用いられ、上記係合突起は被係合突起に
係合する係合位置と被係合突起から離脱する退避位置と
に移動し、搬送体に、係合突起と被係合突起との係合力
よりも弱い力で無端回動体の回動を規制するブレーキ装
置が設けられていることを特徴としたものである。
【0007】これによると、荷はコンベヤに載置されて
搬送体により移動経路上を搬送される。そして、荷が仕
分け位置に達した際、走行中の搬送体に対して、係合
退避位置から係合位置へ移動して被係合突起係合
上記被係合突起を仕分け位置に保持する。この状態で
搬送体がさらに走行するため、無端回動体が回動して両
遊転ローラが遊転し、荷がコンベヤの後方へ払い出さ
れ、これにより荷を仕分けることができる。その後、係
合突起が係合位置から退避位置へ移動して被係合突起か
ら離脱する。
【0008】このように、コンベヤの無端回動体の被係
突起を係合突起で仕分け位置に保持する構成としてい
るため、従来、各搬送体ごとに必要であったコンベヤを
駆動させるための電動機が不要になり、したがって、給
電レールや集電子といった給電装置も不要となり、コス
トの低減および構造の簡素化が図れる。
【0009】また、ブレーキ装置が無端回動体の回動を
規制しているため、コンベヤに載置された荷が搬送体の
移動により移動経路上を搬送されている際、上記無端回
動体が不用意に回動することはない。
【0010】そして、上記のように、仕分け位置におい
て、係合突起が被係合突起に係合して上記被係合突起を
仕分け位置に保持した際、上記ブレーキ装置は係合突起
と被係合突起との係合力よりも弱い力で無端回動体の回
動を規制しているため、無端回動体はブレーキ装置のブ
レーキ力に打ち勝って確実に回動し、荷がコンベヤの後
方へ払い出される。
【0011】さらに、請求項2記載の発明は、ブレーキ
装置として、コンベヤの遊転ローラに所定値以上のトル
クが発生した際、遊転ローラの固定を解除するトルクリ
ミッタが用いられたことを特徴としたものである。
【0012】これによると、トルクリミッタが遊転ロー
ラを固定しているため、無端回動体の回動が規制され、
したがって、コンベヤに載置された荷が搬送体の移動に
より移動経路上を搬送されている際、上記無端回動体が
不用意に回動することはない。
【0013】そして、仕分け位置において、係合突起が
被係合突起に係合して上記被係合突起を仕分け位置に保
持した際、コンベヤの遊転ローラには所定値以上のトル
クが発生するため、トルクリミッタが遊転ローラの固定
を解除し、これにより、遊転ローラが遊転可能となって
無端回動体が回動し、荷がコンベヤの後方へ払い出され
る。
【0014】さらに、請求項3記載の発明は、移動経路
は、上下で対向する直線経路部と、これら両直線経路部
の端部間に連続する円弧状経路部とから構成され、仕分
け位置を移動経路の直線経路部上に設定したことを特徴
としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の第1の形態
を図1〜図7に基づいて説明する。図5に示すように、
1は縦回りの移動経路2を移動する複数の搬送体であ
る。上記移動経路2は上下で対向する直線経路部2a,
2bと、これら両直線経路部2a,2bの端部間に形成
される円弧状経路部2c,2dとから構成されている。
【0016】図3,図4に示すように、上記各搬送体1
は、上記移動経路2に沿って走行する複数の走行体3に
所定間隔をあけて連結されている。上記各走行体3は複
数の車輪4を介して内外一対の走行レール5,6に支持
案内されており、隣接する走行体3は連結ピン7により
互いに回動自在に連結され、これら複数の走行体3のう
ちの一箇所が連結されずに離間している。上記両走行レ
ール5,6は支持フレーム8により、床9上に支持され
ている。
【0017】上記各走行体3はリニアモータ方式により
駆動されている。すなわち、各走行体3の側面にはリニ
アモータの2次導体を形成する金属板11が設けられ、各
走行体3は、金属板11が両走行レール5,6間の側方に
配置されたリニアモータ12(ステータ)により推力を得
ることによって押されて走行する。
【0018】上記各搬送体1は各走行体3の一側方から
走行体3同士の連結部に連結されている。また、各搬送
体1の一側部には、移動経路2に沿って設けられた支持
レール13内に嵌入されて支持レール13内を転動する支持
ローラ14が設けられている。
【0019】上記各搬送体1の上部には、荷15を搬送体
1の移動方向Aの後方へ払い出すベルトコンベヤ16が設
けられている。図1,図2に示すように、このベルトコ
ンベヤ16は、移動経路2の方向で対向する前後一対の遊
転ローラ17a,17bと、これら両遊転ローラ17a,17b
間に巻回されて荷15を支持搬送するベルト18(無端回動
体の一例)と、上記両遊転ローラ17a,17bの両端部に
一体的に設けられた回転軸19を軸受け20を介して遊転自
在に支持する左右一対のコンベヤフレーム21とから構成
されている。上記ベルト18の裏面の一側部には、ベルト
18の蛇行を防止する突部22が全周にわたり形成され、こ
の突部22は上記両遊転ローラ17a,17bに全周にわたり
形成された溝23に係合している。
【0020】また、上記ベルト18の表面の他側部には、
多数の被係合突起26(被係合体の一例)がベルト18の全
周にわたり所定間隔おきに設けられている。また、上記
移動経路2の上位の直線経路部2a上に設定された複数
の仕分け位置28には、上記搬送体1の移動方向Aで被係
合突起26に係脱可能な係合突起29(係合体)が設けられ
ている。これら係合突起29は、エアシリンダ30などで昇
降される昇降ブロック31に、移動経路2の方向において
前後3個設けられている。上記昇降ブロック31は、係合
突起29が被係合突起26に係合する係合位置イと、係合突
起29が被係合突起26から離脱する退避位置ロとの間を昇
降する。
【0021】また、図2に示すように、一側方のコンベ
ヤフレーム21の外側面には、上記係合突起29と被係合突
起26との係合力よりも弱い力で、移動経路2の方向にお
ける前位の遊転ローラ17aの回転軸19の回転を規制する
ブレーキ用トルクリミッタ32(ブレーキ装置の一例)が
設けられている。上記ブレーキ用トルクリミッタ32は、
移動経路2の方向における前位の遊転ローラ17aに所定
値以上のトルクが発生した際、この遊転ローラ17aの回
転軸19の固定を解除する。尚、上記所定値のトルクと
は、係合突起29と被係合突起26とが係合した際に遊転ロ
ーラ17aに発生するトルク以下に設定されている。
【0022】上記ベルト18の表面には、荷15の落下防止
および荷15を押し出すための複数の突部33が幅方向にわ
たり形成されている。また、図3,図4に示すように、
上記支持フレーム8に設けられたテーブル34には、各搬
送体1から払い出されて落下した荷15を受け取る複数の
受け箱35が配置されている。
【0023】以下、上記構成における作用を説明する。
連結された複数の走行体3は、リニアモータ12により、
車輪4を介して走行レール5,6に支持案内されて走行
し、これにより、各搬送体1が移動経路2上を移動し、
ベルトコンベヤ16に載置された荷15は搬送体1の移動に
より移動経路2上を搬送される。
【0024】この際、図2に示すように、ブレーキ用ト
ルクリミッタ32が前位の遊転ローラ17aの回転軸19の回
転を規制しているため、ベルトコンベヤ16のベルト18が
固定され、不用意に回動することはない。また、図1に
示すように、荷15は移動経路2における前後一対の突部
33間に位置してベルトコンベヤ16上に載置されているた
め、荷15がベルトコンベヤ16の前後へ脱落することを防
止し得る。
【0025】そして、荷15が目的とする仕分け位置28に
到達した際、図6に示すように、エアシリンダ30が作動
して、昇降ブロック31が係合位置イまで下降し、係合突
起29が上方から被係合突起26に係合し、この状態で搬送
体1がさらに移動する。この搬送体1の移動とともに、
ベルト18が矢印Bの方向へ回動して両遊転ローラ17a,
17bも回転するため、図7に示すように荷15はベルトコ
ンベヤ16の後方へ払い出されて落下し、図3に示すよう
に所定の受け箱35内に受け止められて仕分けられる。
【0026】尚、この際、係合突起29が被係合突起26に
係合することにより、前位の遊転ローラ17aには所定値
以上のトルクが発生するため、上記ブレーキ用トルクリ
ミッタ32が前位の遊転ローラ17aの回転軸19の固定を解
除するため、前位の遊転ローラ17aは遊転可能な状態と
なり、したがって図6に示すように、ベルト18が矢印B
の方向へ回動可能となる。
【0027】ベルト18の回動とともにベルト18の表面が
荷15に対してスリップしても、突部33が荷15をベルトコ
ンベヤ16の後方へ強制的に押し出すため、荷15は確実に
払い出される。
【0028】上記のように、従来、各搬送体1ごとに必
要であったベルトコンベヤ16を駆動させるための電動機
が不要になるため、給電レールや集電子といった給電装
置も不要となり、コストの低減および構造の簡素化が図
れる。
【0029】そして、図7に示すように、荷15がベルト
コンベヤ16の後方へ払い出されるとともに、エアシリン
ダ30が逆作動して、昇降ブロック31が退避位置ロまで上
昇し、係合突起29が被係合突起26から脱抜されて上方へ
退避する。そして、図3に示すように、空になった搬送
体1が移動経路2の上位の直線経路部2aから一方の円
弧状経路部2dを経て下位の直線経路部2bへ移動す
る。
【0030】以下、本発明の実施の第2の形態を図8〜
図13に基づいて説明する。図10に示すように、移動経路
2の上位の直線経路部2aに平行にガイドレール40が敷
設されている。また、図8,図9に示すように、ベルト
コンベヤ16には、ベルト18のテンションを一定に保持す
るテンションローラ41が設けられている。さらに、上記
ベルト18の表面の他側部には、上記ガイドレール40に接
触して転動可能な3個の被係合ローラ42a,42b,42c
(被係合体の一例)がそれぞれ取付ブラケット43を介し
て設けられている。これら被係合ローラ42a,42b,42
cはそれぞれ、ベルト18を3等分した箇所に取付けら
れ、常に、ベルトコンベヤ16の荷載置側Sの両端部に、
前後一対の被係合ローラ42a,42bが位置し、上記荷載
置側Sとは反対側の前後中間部に残りの1個の被係合ロ
ーラ42cが位置するように設定されている。
【0031】ここで、両遊転ローラ17a,17bの回転軸
心からガイドレール40までの距離L1が両遊転ローラ17
a,17bの回転軸心から被係合ローラ42a,42b,42c
の先端までの距離L2よりも短く形成されている。(言
い換えれば、荷載置側Sのベルト18とガイドレール40と
の間隔がベルト18から被係合ローラ42a,42b,42cの
先端までの距離よりも短く形成されている。)また、前
位の遊転ローラ17aの回転軸心とガイドレール40に接触
可能な前位の被係合ローラ42aの回転軸心とを結んだ半
径方向の軸44が前位の遊転ローラ17aの回転軸心からガ
イドレール40に直交する軸45に対して前方へ傾いてい
る。同様に、後位の遊転ローラ17bの回転軸心とガイド
レール40に接触可能な後位の被係合ローラ42bの回転軸
心とを結んだ半径方向の軸46が後位の遊転ローラ17bの
回転軸心からガイドレール40に直交する軸47に対して後
方へ傾いている。
【0032】上記ガイドレール40の所定箇所には切欠部
48が形成され、これら各切欠部48には、上記前位の被係
合ローラ42aに係脱可能な係合片49(係合体の一例)が
設けられている。各係合片49は、上記前位の被係合ロー
ラ42aに係合する係合位置イ(図8参照)と、前位の被
係合ローラ42aから離脱してガイドレール40の一部を形
成する退避位置ロ(図13参照)との間を回転して切り替
えられる構成となっている。また、上記各係合片49の回
転はモータ(図示せず)やシリンダ(図示せず)で行わ
れる。
【0033】図8,図9に示すように、上記ベルト18の
表面には、荷15の落下防止および荷15を押し出すための
前後一対の突部50a,50bが3組形成されている。この
うち、常に1組の突部50a,50bがベルトコンベヤ16の
荷載置側Sに位置し、残りの2組の突部50a,50bがベ
ルトコンベヤ16の荷載置側Sとは反対側に位置するよう
に設定されている。
【0034】以下、上記構成における作用を説明する。
図10,図11に示すように、連結された複数の走行体3
は、リニアモータ12により、車輪4を介して走行レール
5,6に支持案内されて走行し、これにより、各搬送体
1が移動経路2上を移動し、ベルトコンベヤ16に載置さ
れた荷15は搬送体1の移動により移動経路2上を搬送さ
れる。
【0035】この際、図8の実線で示すように、ベルト
コンベヤ16のベルト18が回動しようとしても、上記L1
<L2という寸法関係により、前後一対の被係合ローラ
42a,42bのいずれかがガイドレール40に接触して転動
するため、上記ベルト18の回動が規制され、ベルト18が
不用意に回動することはない。また、荷15は前後一対の
突部50a,50b間に位置してベルトコンベヤ16上に載置
されているため、荷15がベルトコンベヤ16の前後へ脱落
することを防止し得る。
【0036】そして、荷15が目的とする仕分け位置28に
到達した際、図8に示すように、係合片49が退避位置ロ
から回転して係合位置イに切り替わり、この係合片49が
前位の被係合ローラ42aに係合し、この状態で搬送体1
がさらに移動する。この搬送体1の移動とともに、図12
に示すように、前方へ傾斜していた前位の取付ブラケッ
ト43が起き上がって、前位の被係合ローラ42aがガイド
レール40の切欠部48内に挿入されてこの位置に保持され
るため、上記搬送体1の移動とともに、ベルト18が矢印
Bの方向へ回動して両遊転ローラ17a,17bも回転する
ため、図13に示すように荷15はベルトコンベヤ16の後方
へ払い出されて落下し、図10,図11に示すように、所定
の受け箱35内に受け止められて仕分けられる。
【0037】この際、ベルト18の回動とともにベルト18
の表面が荷15に対してスリップしても、荷載置側Sの前
位の突部50aが荷15をベルトコンベヤ16の後方へ強制的
に押し出すため、荷15は確実に払い出される。
【0038】上記のように、従来、各搬送体1ごとに必
要であったベルトコンベヤ16を駆動させるための電動機
が不要になるため、給電レールや集電子といった給電装
置も不要となり、コストの低減および構造の簡素化が図
れる。
【0039】そして、荷15がベルトコンベヤ16の後方へ
払い出された後、図13に示すように、前位の被係合ロー
ラ42aがベルトコンベヤ16の後端部まで達した際、係合
片49は、係合位置イから回転して退避位置ロに切り替わ
って上記被係合ローラ42aから離脱するとともに、ガイ
ドレール40の一部を形成する。これにより、図10に示す
ように、空になった搬送体1が移動経路2の上位の直線
経路部2aから一方の円弧状経路部2dを経て下位の直
線経路部2bへ移動する。
【0040】尚、図13に示すように、ベルト18の回動に
より、前位の被係合ローラ42aがベルトコンベヤ16の後
端部まで達した際、後位の被係合ローラ42bがベルトコ
ンベヤ16の後端部から荷載置側Sとは反対側の前後中間
部まで移動し、残りの被係合ローラ42cがベルトコンベ
ヤ16の荷載置側Sとは反対側の前後中間部からベルトコ
ンベヤ16の前端部まで移動するため、常に、ベルトコン
ベヤ16の前後両端部と荷載置側Sとは反対側の前後中間
部とにそれぞれ被係合ローラ42a,42b,42cが待機す
ることになる。
【0041】また、このような実施の第2の形態では、
第1の形態のようなブレーキ用トルクリミッタ32(図2
参照)などのブレーキ装置を不要にし得る。以下、本発
明の実施の第3の形態を図14〜図16に基づいて説明す
る。
【0042】上記ガイドレール40の所定箇所には、搬送
体1の移動方向Aにおける後位の被係合ローラ42bに係
脱自在な係合片60(係合体の一例)と、前位の被係合ロ
ーラ42aが嵌脱自在な係合凹部61(係合体の一例)とが
設けられている。上記係合片60は、後位の被係合ローラ
42bに係合する係合位置イと、後位の被係合ローラ42b
から離脱してガイドレール40の一部を形成する退避位置
ロとの間を回動して切り替えられる構成となっている。
また、上記係合片60の回動はモータ(図示せず)やシリ
ンダ(図示せず)で行われる。
【0043】また、上記係合凹部61は、ガイドレール40
の一部を形成する移動片62の移動により形成される。す
なわち、移動片62がガイドレール40の一部を形成する位
置ハから上方へ退避することにより係合凹部61が形成さ
れ、移動片62がガイドレール40の一部を形成する位置ハ
へ復帰することにより係合凹部61が移動片62で塞がれ
る。尚、上記移動片62の移動はシリンダ(図示せず)で
行われ、上記係合片60の回動と移動片62の移動とが連動
して行われる。
【0044】以下、上記構成における作用を説明する。
ベルトコンベヤ16に載置された荷15は搬送体1の移動に
より移動経路2上を搬送され、この際、図14に示すよう
に、ベルトコンベヤ16のベルト18が回動しようとして
も、上記L1<L2という寸法関係により、前後一対の
被係合ローラ42a,42bのいずれかがガイドレール40に
接触して転動するため、上記ベルト18の回動が規制さ
れ、ベルト18が不用意に回動することはない。また、荷
15は前後一対の突部50a,50b間に位置してベルトコン
ベヤ16上に載置されているため、荷15がベルトコンベヤ
16の前後へ脱落することを防止し得る。
【0045】そして、荷15が目的とする仕分け位置28に
到達し、前位の被係合ローラ42aが係合片60の下方を通
過した際、図4に示すように、係合片60が退避位置ロか
ら回転して係合位置イに切り替わるとともに、移動片62
がガイドレール40の一部を形成する位置ハから上方へ退
避して係合凹部61が形成される。
【0046】これにより、先ず、図14の仮想線Pに示す
ように、上記係合片60が後位の被係合ローラ42bに係合
し、この状態で搬送体1がさらに移動することによっ
て、仮想線Qに示すように、後位の被係合ローラ42bが
上記係合片60の下方を通過する際に下方へ押し下げられ
るため、ベルト18がB方向へわずかに回動し、その結
果、前方へ傾斜していた前位の取付ブラケット43が起き
上がって、前位の被係合ローラ42aが係合凹部61内に嵌
入されてこの位置に保持される。したがって、図15に示
すように、上記搬送体1の移動とともに、ベルト18が矢
印Bの方向へ回動して両遊転ローラ17a,17bも回転す
るため、図16に示すように荷15はベルトコンベヤ16の後
方へ払い出されて落下し、所定の受け箱35内に受け止め
られて仕分けられる。
【0047】この際、ベルト18の回動とともにベルト18
の表面が荷15に対してスリップしても、荷載置側Sの前
位の突部50aが荷15をベルトコンベヤ16の後方へ強制的
に押し出すため、荷15は確実に払い出される。
【0048】上記のように、従来、各搬送体1ごとに必
要であったベルトコンベヤ16を駆動させるための電動機
が不要になるため、給電レールや集電子といった給電装
置も不要となり、コストの低減および構造の簡素化が図
れる。
【0049】そして、荷15がベルトコンベヤ16の後方へ
払い出された後、図16に示すように、係合片60は係合位
置イから回転して退避位置ロに切り替わってガイドレー
ル40の一部を形成し、さらに前位の被係合ローラ42aが
ベルトコンベヤ16の後端部まで達した際、移動片62がガ
イドレール40の一部を形成する位置ハに復帰することに
より、係合凹部61が移動片62で塞がれる。これにより、
空になった搬送体1が移動経路2の上位の直線経路部2
aから一方の円弧状経路部2dを経て下位の直線経路部
2bへ移動する。
【0050】尚、図16に示すように、ベルト18の回動に
より、前位の被係合ローラ42aがベルトコンベヤ16の後
端部まで達した際、後位の被係合ローラ42bがベルトコ
ンベヤ16の後端部から荷載置側Sとは反対側の前後中間
部まで移動し、残りの被係合ローラ42cがベルトコンベ
ヤ16の荷載置側Sとは反対側の前後中間部からベルトコ
ンベヤ16の前端部まで移動するため、常に、ベルトコン
ベヤ16の前後両端部と荷載置側Sとは反対側の前後中間
部とにそれぞれ被係合ローラ42a,42b,42cが待機す
ることになる。
【0051】また、このような実施の第3の形態では、
第1の形態のようなブレーキ用トルクリミッタ32(図2
参照)などのブレーキ装置を不要にし得る。上記実施の
第2および第3の形態において、ベルト18に3個の被係
合ローラ42a,42b,42cを設けているが、4個以上設
けたものでもよい。
【0052】また、上記実施の各形態では、図5に示す
ように、移動経路2は、上下で対向する直線経路部2
a,2bと、これら両直線経路部2a,2bの端部間に
形成される円弧状経路部2c,2dとから縦回り状に構
成されているが、左右で対向する直線経路部と、これら
両直線経路部の端部間に形成される円弧状経路部とから
水平回り状に構成されたものであってもよい。
【0053】また、上記実施の各形態では、図3,図10
に示すように、移動経路2の下位の直線経路部2bでは
ベルトコンベヤ16の上下が逆転するが、移動経路2の全
経路部2a〜2dにおいてベルトコンベヤ16が常に荷載
置面を上側にした水平姿勢に維持されるように構成して
もよい。この場合には、移動経路2の全経路部2a〜2
dにおいてベルトコンベヤ16上に荷15を載置して搬送す
ることが可能となるため、下位の直線経路部2bにおい
ても上位の直線経路部2aと同様にして荷15を仕分ける
ことが可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、コンベヤの無端回動体の被係
突起を係合突起で仕分け位置に保持する構成としてい
るため、従来、各搬送体ごとに必要であったコンベヤを
駆動させるための電動機が不要になり、したがって、給
電レールや集電子といった給電装置も不要となり、コス
トの低減および構造の簡素化が図れる。
【0055】また、ブレーキ装置が無端回動体の回動を
規制しているため、コンベヤに載置された荷が搬送体の
移動により移動経路上を搬送されている際、上記無端回
動体が不用意に回動することはない。
【0056】そして、仕分け位置において、係合突起が
被係合突起に係合して上記被係合突起を仕分け位置に保
持した際、上記ブレーキ装置は係合突起と被係合突起と
の係合力よりも弱い力で無端回動体の回動を規制してい
るため、無端回動体はブレーキ装置のブレーキ力に打ち
勝って確実に回動し、荷がコンベヤの後方へ払い出され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態における仕分け装置
のコンベヤと係合突起との側面図である。
【図2】同コンベヤと係合突起との正面図である。
【図3】同仕分け装置の一部分の拡大側面図である。
【図4】図3におけるX−X矢視図である。
【図5】同仕分け装置全体の概略側面図である。
【図6】同コンベヤの駆動方法を説明するための、コン
ベヤと係合突起との側面図である。
【図7】同コンベヤの駆動方法を説明するための、コン
ベヤと係合突起との側面図である。
【図8】本発明の実施の第2の形態における仕分け装置
のコンベヤと係合片との側面図である。
【図9】同コンベヤの正面図である。
【図10】同仕分け装置の一部分の拡大側面図である。
【図11】図10におけるX−X矢視図である。
【図12】同コンベヤの駆動方法を説明するための、コ
ンベヤと係合片との側面図である。
【図13】同コンベヤの駆動方法を説明するための、コ
ンベヤと係合片との側面図である。
【図14】本発明の実施の第3の形態における仕分け装
置のコンベヤと係合片と係合凹部との側面図である。
【図15】同コンベヤの駆動方法を説明するための、コ
ンベヤと係合片と係合凹部との側面図である。
【図16】同コンベヤの駆動方法を説明するための、コ
ンベヤと係合片と係合凹部との側面図である。
【図17】従来の仕分け装置のコンベヤの駆動方法を説
明するための側面図である。
【符号の説明】
1 搬送体 2 移動経路 2a,2b 直線経路部 2c,2d 円弧状経路部 15 荷 16 ベルトコンベヤ 17a,17b 遊転ローラ 18 ベルト(無端回動体) 26 被係合突起(被係合体) 28 仕分け位置 29 係合突起(係合体) 42a,42b,42c 被係合ローラ(被係合体) 49 係合片(係合体) 60 係合片(係合体) 61 係合凹部(係合体) A 移動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/46 B65G 47/52 101 B65G 17/18 B65G 17/48 B65G 47/64 - 47/72

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動経路を移動する搬送体に、荷を搬送
    体の移動方向の後方へ払い出すコンベヤが設けられ、こ
    のコンベヤは、移動経路方向で対向する一対の遊転ロー
    ラと、これら両遊転ローラ間に巻回されて荷を支持搬送
    する無端回動体とから構成され、上記移動経路上に設定
    された仕分け位置に、上記無端回動体の所定箇所に設け
    られた被係合体に係合することによって走行中の搬送体
    に対し上記被係合体を上記仕分け位置に保持する係合体
    が設けられ、上記被係合体として複数の被係合突起が用
    いられ、上記係合体として、上記搬送体の移動方向で上
    記被係合突起に係合可能な係合突起が用いられ、上記係
    合突起は被係合突起に係合する係合位置と被係合突起か
    ら離脱する退避位置とに移動し、搬送体に、係合突起と
    被係合突起との係合力よりも弱い力で無端回動体の回動
    を規制するブレーキ装置が設けられていることを特徴と
    する仕分け装置。
  2. 【請求項2】 ブレーキ装置として、コンベヤの遊転ロ
    ーラに所定値以上のトルクが発生した際、遊転ローラの
    固定を解除するトルクリミッタが用いられたことを特徴
    とする請求項1記載の仕分け装置。
  3. 【請求項3】 移動経路は、上下で対向する直線経路部
    と、これら両直線経路部の端部間に連続する円弧状経路
    部とから構成され、仕分け位置を移動経路の直線経路部
    上に設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2の
    いずれかに記載の仕分け装置。
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