JP3343036B2 - プログラマブルコントローラのネットワークシステム - Google Patents

プログラマブルコントローラのネットワークシステム

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JP3343036B2 JP19450696A JP19450696A JP3343036B2 JP 3343036 B2 JP3343036 B2 JP 3343036B2 JP 19450696 A JP19450696 A JP 19450696A JP 19450696 A JP19450696 A JP 19450696A JP 3343036 B2 JP3343036 B2 JP 3343036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信機能を有するプ
ログラマブルコントローラ(以下PLCと云う)とリモ
ートモジュールとを伝送路によって通信可能に接続して
なるプログラマブルコントローラのネットワークシステ
ムに関し、特にネットワークのために必要な接続局数、
入・出力点数などのリンク情報をPLCに設定するプロ
グラマブルコントローラのネットワークシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】通信機能を有するPLCと他の通信装置
(リモートモジュール)とを伝送路を介して接続してな
るプログラマブルコントローラ用ネットワークシステム
におけるPLCの通信機能には、オン・オフ情報のみを
有する入・出力ユニット(以下リモートI/Oモジュー
ルと云う)との通信と、オン・オフ情報と処理データを
有するリモート端末ユニット(以下リモートターミナル
モジュールと云う)との通信の2つに分けられる。
【0003】一般に、前者(リモートI/Oモジュー
ル)は遠隔地にある入・出力ユニットといえども入・出
力の種類(入力ユニット、出力ユニット、入出力混在ユ
ニットを示す)および点数(16点,32点,64点ユ
ニットを示す)の種類などを判断することなく1局単位
で情報を固定して通信されるように構成されるので、P
LC側で、特にこれらのリンク情報を把握する必要はな
い。
【0004】後者(リモートターミナルモジュール)は
リモート局そのものが多種の情報(オン・オフ情報、処
理データ、メッセージデータを示す)を持ち、ネットワ
ークの効率化を考えた場合にマスタ局(PLC)にてリ
モート局の接続状態を確認する必要がある。
【0005】従って、リモートターミナルモジュールを
含むプログラマブルコントローラ用ネットワークシステ
ムでは、接続局数、入・出力点数などのリンク情報をP
LCに設定する必要がある。
【0006】従来、このリンク情報の設定方式として
は、第1に、マスタ局に設定スイッチを設ける、第2
に、マスタ局にデバイスメモリに専用の領域を設ける、
第3に、リンク情報の転送命令を新規に設け、ラダープ
ログラムによりリンク情報を設定する、第4に、専用パ
ラメータを設ける、などが採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
設定方式では、設定スイッチの設置のため、装置の大型
化や高価格化を免れ得ず、第2、第4の設定方式では、
特別のリンク領域を設けるため、メモリ容量の増大を免
れ得ず、また特別なリンク領域は未接続であっても接続
が可であれば予め設けられているため、不必要な処理時
間が加わることになる。従って未接続領域との交信など
により処理速度が低下する。
【0008】第3の設定方式は、特開昭61−1374
44号公報に示されているものであるが、この設定方式
では、ラダープログラムを実行する必要があるため、P
LC内蔵のラダープログラムのステップ容量の増大を免
れ得ず、また電源が投入された後もラダープログラムが
実行状態にならなければ、ネットワークが確立せず、各
通信装置とのデータ交信が行われないなどの問題点があ
る。
【0009】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、装置の大型化や高価格化、処理速
度の低下、ラダープログラムのステップ容量の増大を招
くことなくPLC側にリンク情報を設定し、また他リモ
ート局の復・退列を意識することなくネットワークが行
え、またPLCのマスタ局側よりもリモート局が遅れて
立ち上がった場合にも正常にネットワークを確立でき、
またネットワークの確立前にリモート局側の異常状態を
認識することができ、また局番号を重複して後からリモ
ート局を追加するような場合についてもネットワークの
正常動作を保証するプログラマブルコントローラのネッ
トワークシステムを得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるプログラマブルコントローラのネ
ットワークシステムは、通信機能を有するプログラマブ
ルコントローラとリモートモジュールとを一つの伝送路
によって通信可能に接続したプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムにおいて、前記リモートモジ
ュールは、イニシャルサイクルにおける前記プログラマ
ブルコントローラからのテストフレームに対する応答フ
レームに自局の局番号と入・出力の種別および点数を含
むリンク情報をセットして、前記プログラマブルコント
ローラへ送信する手段と、前記プログラマブルコントロ
ーラは、前記リモートモジュールから応答フレームを受
信すると該リモートモジュールについてのリンク情報を
自動設定すると共に、前記リンク情報内の局番号と入・
出力点数を用いて、つぎにテストフレームを送信すべき
リモート局と受信バッファアドレスを割り出し、この割
り出されたリモート局に対してテストフレームを送信す
る手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムでは、リモートモジュールに
よって、イニシャルサイクルにおけるプログラマブルコ
ントローラからのテストフレームに対する応答フレーム
に自局の局番号と入・出力の種別および点数を含むリン
ク情報がセットされ、この応答フレームがプログラマブ
ルコントローラへ送信される。また、プログラマブルコ
ントローラによって、リモートモジュールから応答フレ
ームが受信されると該リモートモジュールについてのリ
ンク情報が自動設定されると共に、リンク情報内の局番
号と入・出力点数を用いて、つぎにテストフレームを送
信すべきリモート局と受信バッファアドレスが割り出さ
れ、この割り出されたリモート局に対してテストフレー
ムが送信される。
【0012】つぎの発明によるプログラマブルコントロ
ーラのネットワークシステムは、前記リモートモジュー
ルの1局あたりの占有点数を固定とし、前記リモートモ
ジュールは、自局番号によってリフレッシュフレームか
ら自局領域を認識する手段をさらに備えることを特徴と
する。
【0013】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムでは、リモートモジュール
1局あたりの占有点数が固定とされ、リモートモジュー
ルによって、自局番号を用いてリフレッシュフレームか
ら自局領域が認識される。
【0014】つぎの発明によるプログラマブルコントロ
ーラのネットワークシステムは、前記プログラマブルコ
ントローラは、テストフレーム発行時に立ち上がりに遅
れたリモートモジュールを予約局扱いとして復列局情報
リストを作成する手段と、所定周期で前記復列局情報リ
ストに格納される予約局扱いのリモートモジュールに対
してテストフレームを送信する手段とをさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0015】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムでは、プログラマブルコント
ローラによって、テストフレーム発行時に立ち上がりに
遅れたリモートモジュールを予約局扱いとして復列局情
報リストが作成され、また、所定周期で復列局情報リス
トに格納される予約局扱いのリモートモジュールに対し
てテストフレームが送信される。これにより、プログラ
マブルコントローラと予約局扱いのリモートモジュール
との間でネットワークの確立が試みられる。
【0016】つぎの発明によるプログラマブルコントロ
ーラのネットワークシステムは、前記プログラマブルコ
ントローラは、最終局番号を跨いで設定されているリモ
ートモジュールをテストフレーム発行段階において認識
し、これをネットワークから解列する手段をさらに備え
ることを特徴とする。
【0017】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムでは、プログラマブルコント
ローラによって、最終局番号を跨いで設定されているリ
モートモジュールがテストフレーム発行段階において認
識され、このリモートモジュールがネットワークから解
列される。
【0018】つぎの発明によるプログラマブルコントロ
ーラのネットワークシステムは、前記プログラマブルコ
ントローラは、遅れて立ち上がるリモートモジュールに
対してテストフレームによるインターロックを行う手段
をさらに備えることを特徴とする。
【0019】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムでは、プログラマブルコント
ローラによって、遅れて立ち上がるリモートモジュール
に対してテストフレームによるインターロックが行われ
る。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明に係るプログラマブルコントローラのネットワークシ
ステムの実施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1はこの実施の形態におけるプログラマ
ブルコントローラのネットワークシステムのシステム構
成例を示している。このネットワークシステムは、シー
ケンスプログラムを実行するためのシーケンス演算モジ
ュール(CPUモジュール)100と、シーケンス演
算、通信処理以外を実行する他モジュール101と、各
リモート局と通信するための実行モジュールである通信
モジュール(マスタ局)102と、入・出力を制御する
入・出力モジュール103と、アナログ変換データなど
入出力以外を制御するリモートターミナルモジュール1
04、114と、リミットスイッチなどよりの入力信号
の入力を制御するリモート入力モジュール105、11
5と、ランプなどに対しての出力信号の出力を制御する
リモート出力モジュール106、116とを有し、シー
ケンス演算モジュール100と他モジュール101と通
信モジュール102と入・出力モジュール103とはバ
ス接続され、通信モジュール102と各リモートモジュ
ール104〜116とが一つの伝送路120によって双
方向に通信可能に接続されている。
【0024】このネットワークシステムでは、通信モジ
ュール102によるマスタ局と、これに接続されている
各リモートモジュール(リモート局)104〜116と
の間に、電源投入時に交信するイニシャル・サイクル
と、イニシャル・サイクルにて作成されたポーリング情
報を基に交信するリフレッシュ・サイクルと、異常発生
局情報をもとに或る定期間隔毎に交信する復列・サイク
ルの3種類の交信サイクルにより、データ交信が行われ
る。
【0025】イニシャル・サイクルは図2(a)に示さ
れている交信手順をもって、リフレッシュ・サイクルは
図2(b)に示されている交信手順をもって、復列・サ
イクルは図2(c)に示されている交信手順をもって、
各々行われる。
【0026】なお、図2(a)に示されているイニシャ
ル・サイクルにおいて、(1)(2)〜(n)はマスタ
局からリモート局に送信されるマスタ局テストポーリン
グデータであり、(1)はリモート局1号機に対する伝
文、(2)はリモート局2号機に対する伝文、(n)は
リモート局n号機に対する伝文である。また(10)
(11)〜(1n)はリモート局からマスタ局に送信さ
れるリモート局折り返しデータであり、(10)はリモ
ート局1号機からの伝文、(11)はリモート局2号機
からの伝文、(1n)はリモート局n号機からの伝文で
ある。
【0027】また、図2(b)に示されているリフレッ
シュ・サイクルにおいて、(20)はマスタ局から各リ
モート局へグローバル送信されるマスタ局ポーリング&
リフレッシュデータであり、(21)〜(2n)はマス
タ局からリモート局に送信されるポーリングデータであ
り、(21)はリモート局2号機に対する伝文、(2
n)はリモート局n号機に対する伝文である。また(3
0)(31)〜(3n)はリモート局からマスタ局に送
信されるリモート局応答データであり、(30)はリモ
ート局1号機からの伝文、(31)はリモート局2号機
からの伝文、(3n)はリモート局n号機からの伝文で
ある。
【0028】また、図2(c)に示されている復列・サ
イクルにおいて、(40)はマスタ局からリモート局m
号機に送信されるマスタ局テストポーリングデータ(伝
文)であり、(50)はリモート局m号機からマスタ局
に送信されるリモート局折り返しデータ(伝文)であ
る。
【0029】図3(a)〜(f)はこのネットワークシ
ステムで使用される伝送フレームを示している。図3
(a)は基本フレームを示している。基本フレームは、
伝文の開始と終了を示すフラグパターンFの間に伝文を
有し、伝文は、アドレス情報A1,A2と、ステータス
情報ST1,ST2と、入力あるいは出力データ&メッ
セージデータDATAと、誤り制御情報CRCとを含ん
でいる。
【0030】図3(b)はデータ交信を行う時のマスタ
局から各リモート局へのグローバルなリフレッシュデー
タと第1局目に対するポーリングデータの伝送フレーム
であり、DATA部に全局分の出力データと親局メッセ
ージデータとがセットされる。
【0031】図3(c)はポーリングデータの伝送フレ
ームを示している。
【0032】図3(d)はポーリングに対するリモート
局応答データの伝送フレームであり、DATA部に自局
の入力データと子局メッセージデータとがセットされ
る。
【0033】図3(e)はマスタ局テストポーリングデ
ータの伝送フレームであり、DATA部にテストデータ
がセットされる。
【0034】図3(f)はマスタ局テストポーリングに
対するリモート局テスト折り返しデータの伝送フレーム
(テストフレーム)であり、DATA部に局情報(自局
情報)と折り返しテストデータとがセットされる。局情
報は、図4に示されているように、各リモート局モジュ
ール毎の局番号と入出力点数とを含むリンク情報であ
る。
【0035】つぎに、図5〜図10に示されているフロ
ーチャートと、図11〜図13に示されている状態シー
ケンス図を参照して、この発明に係るプログラマブルコ
ントローラのネットワークシステムにおける各交信サイ
クル動作について説明する。
【0036】[イニシャル・サイクル]図5はイニシャ
ル・サイクルにおけるマスタ局(通信モジュール10
2)の送信動作フローを示している。この送信動作フロ
ーでは、まず通信モジュール102は図3(e)に示さ
れる伝送フレームフォーマットのマスタ局テストポーリ
ングデータフレームを送信するため、アドレス情報とし
てA1とA2を局番号1に設定し(ステップS20
0)、このフレームにテストデータを付加して局番号1
であるリモートターミナルモジュール104に対して送
信する(ステップS201)。
【0037】リモートターミナルモジュール104は、
マスタ局テストポーリングデータフレームのテストデー
タを受信する際に受信したA1を自局番号と照合し、一
致した場合にはテストデータを折り返しテストバッファ
に格納し、CRCチェック後、応答フレームである図3
(f)に示される伝送フレームフォーマットのリモート
局テスト折り返しデータフレームに自局情報と折り返し
テストバッファに格納されているデータを折り返しデー
タとして付加し、このフレームを送信する。
【0038】なお、受信したA1と自局番号との照合に
おいて、局番が一致しない場合には、その受信フレーム
を全てを放棄する。
【0039】マスタ局側は、図6に示されている受信割
り込み処理にて、受信状態を判別し(ステップS30
0)、応答フレームであるリモート局テスト折り返しデ
ータフレーム(図3(f))が返送されてきた場合には
(ステップS302)、マスタ局テストポーリングデー
タフレーム送信時のA2と受信したA1を照合してポー
リング情報テーブルのポインタPのリモート局番号にA
2を、受信バッファアドレスに先頭アドレスを各々格納
し、ポーリング有効とするためにモード‘1’とし(ス
テップS303)、ポーリング情報テーブルのポインタ
Pを次に進める(ステップS304)。
【0040】そして、リモート局情報の占有点数とデー
タサイズより次の局の局番号(局番号に占有局数を加
算)と、受信バッファアドレス(受信バッファアドレス
にデータサイズを加算)を導き出し(ステップS30
5)、次局のリモート局に対してマスタ局テストポーリ
ングデータフレームを送信する(ステップS301)。
【0041】マスタ局テストポーリングデータフレーム
送信時のA2と受信したA1が一致しない場合あるいは
応答フレームであるリモート局テスト折り返しデータフ
レームが返送されずに応答監視タイムアップの場合に
は、予約局扱いとして復列局情報リストにリモート局番
号を追加する(ステップS306)。そしてこの場合も
先回送信した局番号を1つ進め(ステップS307)、
次局のリモート局に対してマスタ局テストポーリングデ
ータフレームを送信する(ステップS301)。
【0042】図2(a)、図11に示されているよう
に、以上の処理を局番号が最大局数、例えば64になる
まで繰り返し行い(ステップS308)、最終局ポイン
タを登録して(ステップS309)、図14に示される
ようなポーリング情報テーブルと、復列局が羅列された
復列局情報リスト(図示省略)を作成する。
【0043】これにより、即ちイニシャル・サイクルに
よって、マスタ局は、ネットワークシステムに接続され
ている通信装置(子局)の数、各通信装置の入・出力の
種別および点数を含むリンク情報を把握できるようにな
る。
【0044】[リフレッシュ・サイクル]図7はリフレ
ッシュ・サイクルにおけるマスタ局(通信モジュール1
02)の送信動作フローを示している。この送信動作フ
ローでは、まず通信モジュール102は最終局番号に1
局あたりの占有点数を乗算した分だけのリフレッシュデ
ータ(全局分の出力データと親局メッセージデータから
構成される)を作成し(ステップS400)、イニシャ
ル・サイクルにより作成された図14に示されているポ
ーリング情報テーブルのポインタPのリモート局番号を
基に第1局目に対して局番号をA1に格納して(ステッ
プS402)、図3(b)に示されている伝送フレーム
フォーマットのマスタ局ポーリング&リフレッシュデー
タフレームを用いてリモートターミナル・モジュール1
04に対して送信する(ステップS403)。
【0045】但し、ポーリングモードにより無効指定と
なっている場合には(ステップS401)、最終局ポイ
ンタまで次ポインタP+1を算出し、有効指定を探す
(ステップS404,S405)。
【0046】リモートターミナル・モジュール104
は、マスタ局ポーリング&リフレッシュデータフレーム
のリフレッシュデータを受信する際に受信したA1を自
局番号と照合し、一致した場合には、リフレッシュデー
タから自局番号に1局あたりの占有点数を乗算した分だ
けのアドレスから自局占有点数分のリフレッシュデータ
を受信バッファに格納する。これは、1局あたりの占有
点数が固定であることにより、自局番号より自局領域が
認識できることを意味しており、図1に示されているシ
ステム構成においては、局番号m+1のリモートターミ
ナル・モジュールはリフレッシュデータのRm+1の2
局分のデータを自局分と認識する。
【0047】リモートターミナル・モジュール104
は、CRCチェック後、受信データとしてデータを取り
込み、応答フレームである図3(d)に示されている伝
送フレームフォーマットのリモート局応答フレームにリ
フレッシュ送信データ(入力データと子局メッセージデ
ータ)を付加して送信する。
【0048】受信したA1と自局番号との照合におい
て、局番号が一致しない場合にはリフレッシュデータか
ら自局番号に1局あたりの占有点数を乗算した分だけの
アドレスから自局占有点数分のリフレッシュデータを受
信バッファに格納しCRCチェック後、伝送フレームフ
ォーマットのマスタ局ポーリングデータフレーム受信待
ちとなる。
【0049】マスタ局側は、図6、図8に示されている
受信割り込み処理にて、受信状態を判別し(ステップS
300,S500)、応答フレームであるリモート局応
答フレーム(図3(d))が返送されてきた場合には
(ステップS501)、マスタ局リフレッシュ&ポーリ
ングデータフレーム送信時のA2と受信したA1を照合
してポーリング情報テーブルより受信バッファアドレス
(ポインタPが指定する受信バッファアドレス)を導き
出し、入力データと子局メッセージデータを受信バッフ
ァに格納する(ステップS502)。
【0050】これに対し、マスタ局リフレッシュ&ポー
リングデータフレーム送信時のA2と受信したA1とが
一致しない場合、あるいは応答フレームであるリモート
局応答フレームが返送されずに応答監視タイムアップの
場合には(ステップS501)は、復列局情報リストに
A2であるリモート局番号を追加する(ステップS50
7)。
【0051】次に、第2局目以降に対しては図14に示
されるポーリング情報テーブルのポインタPを進めてポ
ーリングモードの有効指定されている局を算出し(ステ
ップS503,S504,S508)、ポインタPの局
番号をA1に格納して(ステップS505)、図2
(c)に示される伝送フレームフォーマットのポーリン
グデータフレームを対応する子局、例えばリモート入力
モジュール105に対して送信する(ステップS50
6)。
【0052】ポーリング情報テーブルで示されるリモー
ト局番号(ポインタP)が最終局番号と等しい場合には
(ステップS508)、ポインタPを戻す(ステップS
509)。
【0053】リモートターミナルモジュール105など
の子局は受信したA1を自局番号と照合し、一致した場
合には、CRCチェック後にマスタ局リフレッシュ&ポ
ーリングデータフレーム受信時に受信バッファに格納し
た受信データをデータとして取り込み、応答フレームで
あるリモート局応答フレーム(図3(d))に送信デー
タを付加してこれをマスタ局へ送信する。
【0054】そして、ポーリング情報に設定されている
局数分を全て消化した後は、復列要求の有無を判別した
のち(ステップS510)、図2(b)、図12に示さ
れているように、再び第1局目に対してマスタ局ポーリ
ング&リフレッシュデータフレームを送信し(ステップ
S511,S512,S513)、以降はこれを繰り返
し実行する。
【0055】[復列・サイクル]図9は復列・サイクル
のための定期割り込み処理ルーチンを、図13は復列・
サイクルにおける状態シーケンスを示している。ある一
定のサイクルで実行する処理において、イニシャル・サ
イクルおよびリフレッシュ・サイクルにて作成された復
列局情報リストの状況確認を行い(ステップS60
0)、リストに復列局がチェインされている場合は、復
列情報リストの先頭から復列局情報をリストアウトし
(ステップS601)、復列要求フラグを‘1’にして
リモート局番号を登録する(ステップS602)。
【0056】そして、受信割り込み処理(図8、図10
参照)にて復列要求を受けて(ステップS510)、マ
スタ局リフレッシュ&ポーリングデータフレームの合間
にて復列局番号の子局へ図3(e)に示されているマス
タ局テストポーリングデータフレームを送信する(ステ
ップS711,S712)。
【0057】図10に示されているように、応答がある
リモート局に対しては(ステップS701)、最終ポイ
ンタが示すポーリング情報テーブルの受信バッファアド
レスにデータサイズを加算し(ステップS702,S7
03)、最終ポインタを1つ進めたポーリング情報テー
ブルのリモート局番号にマスタ局テストポーリングデー
タフレーム送信時のA2を、受信バッファアドレスに格
納アドレスを各々格納し、ポーリング有効とするためモ
ード‘1’とし(ステップS704)、次のサイクルに
備え、最終ポインタを更新する(ステップS705)。
【0058】この後に、ポインタPを戻し(ステップS
706)、再び第1局目に対してマスタ局ポーリング&
リフレッシュデータフレームを送信する(ステップS5
11,S512,S513)。
【0059】リモートターミナルモジュール105など
の子局は受信したA1を自局番号と照合し、一致した場
合には、CRCチェック後にマスタ局リフレッシュ&ポ
ーリングデータフレーム受信時に受信バッファに格納し
た受信データをデータとして取り込み、応答フレームで
あるリモート局応答フレーム(図3(d))に送信デー
タを付加してこれをマスタ局へ送信する。
【0060】なお、応答がないリモート局は再び復列局
情報リストにチェインされる(ステップS710)。
【0061】また、電源の立ち上がり順序を考慮して、
ポーリング情報テーブルは64局分全て確保する。但
し、送信効率を考慮して、送信データ長は、局が存在す
る最後局番号とする。
【0062】また、リモート局のイニシャル動作とし
て、PLCのマスタ局からのマスタ局テストポーリング
データの無限待ち状態となり、リモート局テスト折り返
しデータを送信し、次に受信されるマスタ局ポーリング
&リフレッシュデータまたはポーリングデータの検出後
に外部との入・出力処理を行い、マスタ局状態を監視す
るためのタイマを起動させる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明によるプログラマブルコントローラのネットワークシ
ステムによれば、マスタ局側のPLCにおけるリンク情
報の設定が各リモート局(リモートモジュール)にテス
トフレームを送信するイニシャルサイクルをもってリン
ク情報が自動設定されるから、リンク情報設定用のツー
ルまたはラダープログラムの負荷が軽減できる効果が得
られる。リモート局側の接続状況がネットワーク確立前
にわかるため、効率のよいネットワークが確立できる効
果も得られる。さらに、リモートモジュールからの応答
フレーム内の局番号と入・出力点数により次のアクセス
局と受信バッファが割り出されるから、効率のよいネッ
トワークが確立できる効果が得られる。
【0064】つぎの発明によるプログラマブルコントロ
ーラのネットワークシステムによれば、自局番号により
リフレッシュフレームから自局領域を認識するので、他
リモート局の復・退列を意識することなくネットワーク
が構築でき、効率のよいネットワークが確立できる効果
が得られる。
【0065】また、この場合のマスタ局は、常にマスタ
局ポーリング&リフレッシュあるいはポーリングデータ
を送信しており、そのマスタ局ポーリング&リフレッシ
ュあるいはポーリングデータに監視タイマを設け、受信
にてプリセットを実施し、マスタ局の異常監視を行う。
【0066】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムによれば、最終局番号を跨い
で設定されているリモートモジュールはテストフレーム
発行段階でネットワークから解列されるから、ネットワ
ークの確立前にリモート局側の異常状態を認識でき、リ
モート局側の接続状況がネットワーク確立前にわかり、
効率の良いネットワークが確立できる効果が得られる。
【0067】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムによれば、遅れて立ち上がる
局に対してはテストフレームによってインターロックが
行われるから、テストフレーム受信前にリフレッシュフ
レームを受信してもそのリフレッシュデータを破棄する
ことにより、既に存在する局番号に重なって遅れて追加
されるような場合に、そのリモート局は動作せず現状の
状態を維持して正常にネットワークが動作でき、また局
番号を重複して後からリモート局の追加をするような場
合についても、追加されるリモート局のイニシャル動作
としてテストフレーム待ち状態であるため、正常に動作
する効果が得られる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】 プログラマブルコントローラのネットワーク
システムのシステム構成例を示すブロック線図である。
【図2】 (a)はこの発明によるプログラマブルコン
トローラのネットワークシステムにおけるイニシャル・
サイクルの交信手順、(b)はこの発明によるプログラ
マブルコントローラのネットワークシステムにおけるリ
フレッシュ・サイクルの交信手順、(c)はこの発明に
よるプログラマブルコントローラのネットワークシステ
ムにおける復列・サイクルの交信手順を各々示すタイミ
ングチャートである。
【図3】 (a)〜(f)はこの発明によるプログラマ
ブルコントローラのネットワークシステムで使用される
各種伝送フレームフォーマットを示す説明図である。
【図4】 局情報の内容を示す説明図である。
【図5】 イニシャル・サイクルにおけるマスタ局の送
信動作を示すフローチャートである。
【図6】 マスタ局における受信割り込みルーチンのイ
ニシャル・サイクル対応部分を示すフローチャートであ
る。
【図7】 リフレッシュ・サイクルにおけるマスタ局の
送信動作を示すフローチャートである。
【図8】 マスタ局における受信割り込みルーチンのリ
フレッシュ・サイクル対応部分を示すフローチャートで
ある。
【図9】 復列・サイクルの定期割り込みルーチンを示
すフローチャートである。
【図10】 マスタ局における受信割り込みルーチンの
復列・サイクル対応部分を示すフローチャートである。
【図11】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムにおけるイニシャル・サイク
ルの状態シーケンス図である。
【図12】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムにおけるリフレッシュ・サイ
クルの状態シーケンス図である。
【図13】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムにおける復列・サイクルの状
態シーケンス図である。
【図14】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラのネットワークシステムで使用されるポーリング情報
テーブルの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
100 シーケンス演算モジュール,101 他モジュ
ール,102 通信モジュール,103 入・出力モジ
ュール, 104,114 リモートターミナルモジュ
ール,105,115 リモート入力モジュール,10
6,116 リモート出力モジュール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−190408(JP,A) 特開 昭63−124644(JP,A) 特開 平4−127632(JP,A) 特開 昭57−57057(JP,A) 特開 平7−283816(JP,A) 特開 平2−27839(JP,A) 特開 平9−319145(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 2/28 H04L 12/40 - 12/46 G06F 13/00 351 - 357 H04Q 9/00 - 9/16 H03J 9/00 - 9/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を有するプログラマブルコント
    ローラとリモートモジュールとを一つの伝送路によって
    通信可能に接続したプログラマブルコントローラのネッ
    トワークシステムにおいて、前記リモートモジュールは、イニシャルサイクルにおけ
    る前記プログラマブルコントローラからのテストフレー
    ムに対する応答フレームに自局の局番号と入・出力の種
    別および点数を含むリンク情報をセットして、前記プロ
    グラマブルコントローラへ送信する手段と、 前記プログラマブルコントローラは、前記リモートモジ
    ュールから応答フレームを受信すると該リモートモジュ
    ールについてのリンク情報を自動設定すると共に、前記
    リンク情報内の局番号と入・出力点数を用いて、つぎに
    テストフレームを送信すべきリモート局と受信バッファ
    アドレスを割り出し、この割り出されたリモート局に対
    してテストフレームを送信する手段と、 を備え ることを特徴とするプログラマブルコントローラ
    のネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記リモートモジュールの1局あたりの
    占有点数を固定とし、前記リモートモジュールは、自局
    番号によってリフレッシュフレームから自局領域を認識
    する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記
    載のプログラマブルコントローラのネットワークシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記プログラマブルコントローラは、 テストフレーム発行時に立ち上がりに遅れたリモートモ
    ジュールを予約局扱いとして復列局情報リストを作成す
    る手段と、 所定周期で前記復列局情報リストに格納される予約局扱
    いのリモートモジュールに対してテストフレームを送信
    する手段と、 をさらに備え、予約局扱いのリモートモジュールとの間
    でネットワークの確立を試み ることを特徴とする請求項
    または2に記載のプログラマブルコントローラのネッ
    トワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記プログラマブルコントローラは、最
    終局番号を跨いで設定されているリモートモジュールを
    テストフレーム発行段階において認識し、こ れをネット
    ワークから解列する手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のプログラマブルコントローラのネッ
    トワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記プログラマブルコントローラは、遅
    れて立ち上がるリモートモジュールに対してテストフレ
    ームによるインターロックを行う手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項に記載のプログラマブルコント
    ローラのネットワークシステム。
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