JP3356997B2 - 電動補助一輪運搬車 - Google Patents
電動補助一輪運搬車Info
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Description
タを備えた電動補助一輪運搬車に関する。
し式一輪運搬車は、小型で小回りが利くので、工事現場
や農地など種々の場所で使用されている。しかし、この
ような簡易な構成の一輪運搬車で、重量物を運搬したり
上り坂を登るには、操作する作業者の負担が大きい。作
業者の負担を軽くするためには、一輪運搬車を動力で自
力走行させることが考えられる。自力走行式運搬車とし
ては、例えば、実開平2−108679号公報「動力機
付一輪運搬車」がある。
1図によれば、内燃機関又はバッテリー式電気動力機1
(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同
じ。)で減速機2、動力伝達チェーン3を介して1つの
タイヤ8を駆動するというものである。内燃機関又はバ
ッテリー式電気動力機1、減速機2、タイヤ8は荷台7
の下のパイプフレーム6に取付けたものである。
車は自力走行式運搬車であるため、重量物を運搬したり
上り坂を登るときの労力軽減にはなる。その反面、手押
し式一輪運搬車のように機動性や使い勝手が良いとはい
えない。工事現場やビニールハウスでは、作業スペース
が狭い上に路面に凹凸があるため、一輪運搬車の走行速
度や走行方向を頻繁に調整する必要がある。このような
用途には、上記上記動力機付一輪運搬車は改良の余地が
ある。
ン駆動方式の動力伝達機構によって、内燃機関又はバッ
テリー式電気動力機1の出力をタイヤ8へ伝達するもの
であり、スプロケットの径に応じて荷台が高くなるの
で、積載物の積み降ろしが面倒であること、動力伝達
チェーン3の伸びを定期に調整するため、保守・点検作
業を要すること、作業中の泥跳ねなどの影響を受け易
いことの課題がある。
ヤ8を取外す場合に、動力伝達チェーン3を取外し、こ
の後にパイプフレーム6からタイヤ8を外すことにな
る。このため、タイヤ8の交換作業は面倒である。
負担を軽くできるとともに、狭い作業エリアであっても
手押し式一輪運搬車のような機動性や使い易さを発揮で
き、しかも、操縦性の良い一輪運搬車を提供すること、
(2)積載物の積み降ろし作業を容易にし、保守・点検
作業を簡単にし、車輪の交換作業を簡単にした一輪運搬
車を提供することにある。
に請求項1の発明は、車体フレームの車幅方向略中央に
1つの車輪を取付け、車体フレームにバッテリ、モータ
及びモータの出力を前記車輪へ伝達する動力伝達機構を
取付け、車体フレームから後方へ操作ハンドルを延長
し、車体フレームの上部に荷台を取付け、人手による操
作力に応じて前記モータで補助動力を発生し、この補助
動力で人力を補助するようにした電動補助一輪運搬車で
あって、動力伝達機構は、モータの近傍に配置した第1
減速機構と、車輪の近傍に配置した第2減速機構と、こ
れらの第1・第2減速機構を連結する伝動軸とからな
り、この伝動軸の一端を第1減速機構又は第2減速機構
に引抜き可能に差込んだことを特徴とする。
とにより、通常の猫車の感覚で電動補助一輪運搬車を前
進させることができ、取扱いが容易である。荷が重けれ
ば操作ハンドルを強く押すため、この押す力に応じて、
モータで大きな補助動力を発生し、作業者の負担を軽減
する。空荷又は荷が軽ければ、操作ハンドルに加える押
す力が小さいので、補助動力を発生させない。このよう
に、作業者は操作ハンドルを押すことで、電動補助一輪
運搬車を人力だけで走行させたり、補助動力を加えて走
行させたりすることができる。
フト駆動方式としたので、チェーン駆動方式やベルト駆
動方式と比べて、荷台の地上高さを下げることができ
る。荷台の地上高さが下がれば、積載物の積み降ろし作
業は容易である。しかも、チェーン駆動方式やベルト駆
動方式のような、伸び調整のための保守・点検作業は不
要である。
は、伝動軸と共に第1減速機構から引抜く、又は、
伝動軸から引抜くことができる。このため、第2減速機
構の引抜き作業だけで、第1減速機構から第2減速機構
を分離することができる。車輪を交換するには、車体フ
レームから第2減速機構を外した後に、この第2減速機
構から車輪を分離すればよい。
速機構に引抜き可能に差込み、他端を第2減速機構に差
込み、この第2減速機構に車輪用車軸の一端を伝動軸に
交差する位置に差込み、車輪用車軸の他端から取外し可
能に車輪を取付けたことを特徴とする。
動軸の一端を引抜いて、第2減速機構及び車輪と共に車
体フレームから取外し、その後に、第2減速機構に差込
んだ車輪用車軸から車輪を取外す。
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
斜視図である。電動補助一輪運搬車1は、車体フレーム
2に1つの(単一の)車輪3、2つのバッテリ4L,4
R、モータ5及びモータ5の出力を車輪3へ伝達する動
力伝達機構6を取付け、車体フレーム2から後方へ左右
の操作ハンドル7L,7Rを延長し、車体フレーム2の
上部に荷台8を取付け、人手による操作力に応じてモー
タ5で補助動力を発生し、この補助動力で人力を補助す
るようにした歩行型運搬車である。
レーム2から後上方へ延ばしたバーハンドルであり、こ
れらバーハンドルは端部にグリップ9L,9Rを取付け
たものである。右のグリップ9Rはスライド式グリップ
である。右の操作ハンドル7Rは、グリップ9Rの移動
量を検知する移動量検知部11を備える。なお、スライ
ド式グリップ9R及び移動量検知部11は左の操作ハン
ドル7Lに取付けてもよい。また、バッテリ4L,4R
は密封型バッテリである。図中、12はブレーキレバー
である。
側面図である。車体フレーム2には、荷台8の下方にお
いてハンガ21で制御部22を取付けたものである。制
御部22は、移動量検知部11の出力に応じてモータ5
を制御する電気制御部である。
1減速機構50と、第1減速機構50に連結した伝動軸
61と、伝動軸61に連結した第2減速機構80とから
なる、シャフト駆動方式の伝達機構であり、この伝達機
構は、モータ5の動力を車軸95を介して車輪3に伝達
するものである。第1減速機構50は、モータ5の回転
を減速するものであり、第2減速機構80は、第1減速
機構50の出力回転をさらに減速して、車軸95に伝達
するものである。第1減速機構50はモータ5の近傍に
配置し、第2減速機構80は車輪3の近傍に配置するこ
とになる。車軸95は車輪3を支える軸である。
ータ5及び動力伝達機構6は、パイプフレームからなる
車体フレーム2で囲んだ空間Sにある。そして、バッテ
リ4L,4Rの中心Cは車軸95の前方にあり、モータ
5は車軸95の後上方にある。また、動力伝達機構6
は、車軸95と同心に第2減速機構80があり、この第
2減速機構80から後上方へ伝動軸61が延び、伝動軸
61の延長上に第1減速機構50がある。
構を第1減速機構50と第2減速機構80とに分離した
(振り分けた)構成であり、分離した分だけ、第1減速
機構50の減速比は小さい。第1減速機構50は、減速
比が小さい分だけ小型で軽量になる。第2減速機構80
は車軸95と同心にあるので、車軸95を支点とした車
体(電動補助一輪運搬車1)の長手方向の重量バランス
に、影響を与えることはない。そして、第1減速機構5
0が軽量になった分だけ、操作ハンドル7L,7Rを持
上げる力は小さくてすみ、ハンドル操作力も小さくてす
む。持上げ力や操作力が小さいので、作業者の負担を軽
くでき、操舵感覚が良く旋回性も良くなる。この結果、
電動補助一輪運搬車1の操縦性は良くなる。
4Rの重心G1を前部に配置し、また、他方の重量物で
あるモータ5及び第1減速機構50からなる組立体の重
心G2を後部に配置した。そして、車軸95を支点とし
た車体(電動補助一輪運搬車1)の長手方向の重量バラ
ンスを、前と後とで概ね4:6の比率に設定した。とこ
ろで、電動補助一輪運搬車1は、作業者が左右の操作ハ
ンドル7L,7Rを持上げ、車体を前後バランスさせて
走行させるものである。車軸95を支点とした車体長手
方向の重量が完全にバランスしていると、操作ハンドル
7L,7Rを持上げる力は、小さくてよい。しかし、電
動補助一輪運搬車1を停止させるときに、操作ハンドル
7L,7Rには、持上げ方向の回転モーメントが作用す
る。操作する作業者にとっては、持上げ方向の回転モー
メントを自重で少し打ち消す程度に、車体長手方向の重
量がバランスしている方が、操縦し易い。これが、車体
後部を若干重く設定した理由である。
長手方向の重量バランスを、最適な状態に設定すること
ができる。最適な重量バランスであれば、作業者が操作
ハンドル7L,7Rを持上げる力は小さくてすみ、ハン
ドル操作力も小さくてすむ。持上げ力や操作力が小さい
ので、操舵感覚が良く旋回性も良くなる。この結果、電
動補助一輪運搬車1の操縦性は良くなる。
としたので、上記従来のチェーン駆動方式やベルト駆動
方式と異なり、チェーン・ベルトの伸び調整作業は不要
である。しかも、カバーが不要であり、外観性が良く、
泥など作業環境の影響を受けにくい。
一輪運搬車は土砂、農作物、建材など種々の積載物の積
み降ろし作業が容易であるために、荷台8の地上高さ
が、ある程度低い方がよい。また、手押し式一輪運搬車
の操縦性を高めるためには、積載物を積載した状態での
重心は低い方がよい。重心を下げるためには、荷台8の
地上高さは低い方がよい。上記従来のチェーン駆動方式
やベルト駆動方式では、スプロケットやプーリの径に応
じて荷台の地上高さが上がってしまう。これに対し、動
力伝達機構6をシャフト駆動方式としたので、荷台8の
地上高さを、一般的な手押し式一輪運搬車の荷台の高さ
程度まで、下げることができる。荷台8の地上高さは、
約400mmである。
平面図であり、車輪3を車体フレーム2の車幅方向略中
央に配置し、2つのバッテリ4L,4Rを車体フレーム
2の左右に配置し、モータ5、第1減速機構50、伝動
軸61及び第2減速機構80を車幅方向中央から右寄り
に配置したことを示す。なお、車体フレーム2は、後部
の取付板23にキースイッチ24及びバッテリ残量表示
計25を取付けたものである。荷台8は、車体フレーム
2の上面全体を覆い、左右の荷台用柵27L,27Rと
共に車体フレーム2の前後にボルト止めした鋼板製の台
である。
である。車体フレーム2は、車体長手方向(前後方向)
に延びる左右一対のサイドメンバ31L,31R及びこ
れらを連結する3つのクロスメンバ32A,32B,3
2Cからなる、平面視略方形のパイプフレーム(パイプ
製枠フレーム)である。詳しくは、左のサイドメンバ3
1Lは、車体長手方向に延びる1本の上部水平メンバ3
3と、上部水平メンバ33の下部に接合した下部メンバ
34とからなる。上部水平メンバ33は、後端から後上
方へ延長した部分を、操作ハンドル7Lとしたものであ
る。右のサイドメンバ31Rも、左のサイドメンバ31
Lと同様の構造である。
2A,32B,32Cは、左右の上部水平メンバ33,
33における前端間、中央間、後部間を互いに接合する
角パイプである。
字状メンバである。詳しくは、このコ字状メンバは側面
視で、前端の前部垂直部34aと、この前部垂直部34
aの下端部から後方へ水平に延びた水平部34bと、こ
の水平部34bの後端部から下方へ略V字状に曲った脚
部34cと、この脚部34cの後上部から上方へ延びた
後部起立部34dとからなる一体成形品である。
と、(1)前部垂直部34aの上端は、上部水平メンバ
33よりも若干中央寄りの位置で、前部クロスメンバ3
2Aに接合し、(2)水平部34bは、上部水平メンバ
33に沿って延び、(3)V字状の脚部34cは、車幅
方向外側に広がり、(4)後部起立部34dの上端は、
上部水平メンバ33の後部に接合した構成である。
1参照)を自立させるスタンドの役割を果たす。なお、
脚部34cのV字形状には、U字状、レ字状、上開放コ
字状、半円弧状を包含する。
の関連は、次の通りである。 (1)左右の水平部34b,34bの各前端部に且つ上
面に、バッテリホルダ41L,41Rを載置して固定し
た。 (2)バッテリホルダ41L,41Rの後部とオーバー
ラップした位置で、左右の水平部34b,34bの下面
に、車軸用ブラケット42L,42Rを固定した。 (3)車軸用ブラケット42L,42Rとオーバーラッ
プした位置で、左右の水平部34b,34bに、連結部
材43L,43Rで上部水平メンバ33,33を連結し
た。 (4)左右の水平部34b,34bの各後端部に且つ上
面に、第1減速機構用ブラケット44L,44Rを固定
した。 (5)左右の水平部34b,34bの後端部間を、板状
の下部クロスメンバ45で接合した。
テリの取付け構造は、車体フレーム2のバッテリホルダ
41L,41Rに、左右のバッテリ4L,4Rを載せ、
これらバッテリ4L,4Rの上部コーナを、当て金46
とフックボルト47,47とで車体フレーム2に固定し
た構成である。
であり、図2の矢視線5の方向から見た動力伝達機構6
の断面構造を示す。動力伝達機構6の第1減速機構50
は、モータ5の出力軸5aに連結する第1小ギヤ51
と、第1小ギヤ51と噛み合う第1大ギヤ52と、第1
大ギヤ52に一方向クラッチ(ワンウエイクラッチ)5
3を介して連結する中間軸54と、中間軸54に連結す
る第2小ギヤ55と、第2小ギヤ55と噛み合う第2大
ギヤ56と、第2大ギヤ56を回転自在に支持する軸受
57と、これらのギヤ51,52,55,56、中間軸
54、軸受57等を収納する第1ハウジング58並びに
リッド59とからなる、2段減速機構である。
ば、第1ハウジング58にモータ5を取付け、モータ5
の出力軸5aと同心位置に第2大ギヤ56を配置し、さ
らに、平歯車からなる各ギヤ51,52,55,56の
組合せにて、モータ5の回転を減速するものである。
95へのみ動力伝達可能とするクラッチである。具体的
には、第1大ギヤ52から中間軸54への動力伝達は可
能であり、中間軸54から第1大ギヤ52への動力伝達
は不能である。一方向クラッチ53を、ギヤが比較的高
速回転する第1減速機構50に設けたので、伝達トルク
が小さくてすみ、一方向クラッチ53の小型化、低コス
ト化を図ることができる。中間軸54は、第1大ギヤ5
2並びに第2小ギヤ55を支持する軸である。第1ハウ
ジング58は、上記図4に示す第1減速機構用ブラケッ
ト44L,44Rにボルト止めするための、ボルト孔6
2を開けたものである。
4の回転を制動するブレーキ機構70を外側部に備え
る。ブレーキ機構70は、リッド59にボルトB1で取
付けたブレーキカバー71と、中間軸54の一端に取付
けたブレーキドラム77との組合せによるが、その詳細
構造については、図6で説明する。図中、63〜66は
軸受、B2は第1小ギヤ止めボルト、B3はリッド止め
ボルトである。
連結する小ベベルギヤ81と、車軸95に連結する大ベ
ベルギヤ82と、伝動軸61の他端を支持する軸受83
と、車軸95の一端を支持する軸受84と、これらの小
・大ベベルギヤ81,82及び軸受83,84を収納す
る第2ハウジング85とからなる、ギヤの1段減速機構
である。第2ハウジング85は、2つのハウジング部8
5a,85bを箱状に組合せた構成である。
の連結関係を説明すると、伝動軸61は一端61aを、
第1減速機構50の出力側に引抜き可能に差込み、他端
61bを、第2減速機構80の入力側に差込んだもので
ある。具体的には、伝動軸61の一端61aは、第1減
速機構50の出力側としての第2大ギヤ56に、スプラ
イン嵌合したものであり、伝動軸61の他端61bは、
第2減速機構80の入力側としての小ベベルギヤ81
に、スプライン嵌合したものである。そして、伝動軸6
1の他端61bは、止め輪67や軸の段差によって、第
2減速機構80に軸方向移動不能に取付けた構成であ
る。
車軸95は一端95aを、第2減速機構80に伝動軸6
1に交差する位置に差込み、他端95bを、軸受部90
で支持するものである。具体的には、第2減速機構80
は伝動軸61から伝達された補助動力を、小・大ベベル
ギヤ81,82によって方向転換して、車軸95に伝達
するものであり、このため、車軸95は伝動軸61に交
差するように配置した。車軸95の一端95aは、平座
金B4及び止めボルトB5によって、軸受84から抜け
止めされた構成であり、車軸95の他端95bは、平座
金B6及び止めボルトB7によって、軸受部90の軸受
91から抜け止めされた構成である。
車輪3を取付けたものである。具体的には、車輪3のハ
ブ3aを車軸95に嵌合し、双方をピン96で結合した
構成であり、車輪3と車軸95は一体的に回転可能であ
る。なお、軸受84を保持する軸受ホルダ86は、第2
ハウジング85の側壁から右方へ突出した構成である。
図中、87は軸受ホルダ、88はシールホルダ、89は
オイルシール、B8はシールホルダ取付ボルトである。
視図である。ブレーキ機構70は拡径式ドラムブレーキ
であり、ブレーキカバー71と、ブレーキカバー71に
ブッシュ72を介して取付けるブレーキパッド付きブレ
ーキシュー73,73と、ブレーキシュー73,73を
拡径するカム74と、カム74を回転するカムレバー7
5と、カムレバー75を引くブレーキケーブル76と、
前記ブレーキシュー73,73を囲うブレーキドラム7
7と、ブレーキシュー73,73を縮径する引張りばね
78,78とからなる。ブレーキケーブル76は、図1
のブレーキレバー12に接続したものである。
取付け、その他のブレーキカバー71やブレーキシュー
73,73などをリッド59に取付けることにより、静
止側のブレーキシュー73,73で、回転側のブレーキ
ドラム77を制動し、電動補助一輪運搬車1を止めるこ
とができる。また、ブレーキ機構70を、ギヤが比較的
高速回転する第1減速機構50に取付けたので、制動力
が小さくてすみ、ブレーキ機構70の小型化、低コスト
化を図ることができる。
車輪の分解斜視図である。なお、理解を容易にするため
に、この図では左右の車軸用ブラケット42L,42R
の配置間隔を広げて示した。この図は、右の車軸用ブラ
ケット42Rに第2減速機構80を取付け、左の車軸用
ブラケット42Lに軸受部90を取付けることを示す。
は、4本のボルト・ナットB9…(…は複数を示す。以
下同じ。)で組立たものであるが、そのうちの2本を利
用して右の車軸用ブラケット42Rの内面に、第2減速
機構80を取付けたものである。第2ハウジング85の
側壁から軸受ホルダ86が突出したので、右の車軸用ブ
ラケット42Rは、軸受ホルダ86が突き抜け可能な切
欠き部42aを形成したものである。この切欠き部42
aは、軸受ホルダ86を伝動軸61と共に前下方へ引抜
き可能な切欠きである。
91を収納するハウジングであり、このハウジングは3
本のボルト・ナットB10…で左の車軸用ブラケット4
2Lの内面に取付けるものである。
を、図5に基づき説明する。モータ5は、図2の制御部
22の制御信号に基づいて、所定の補助動力を出力す
る。出力軸5aからの補助動力は、第1小ギヤ51→第
1大ギヤ52→一方向クラッチ53→中間軸54→第2
小ギヤ55→第2大ギヤ56→伝動軸61→小ベベルギ
ヤ81→大ベベルギヤ82→車軸95の経路で車輪3に
伝わり、車輪3を駆動する。
3の取外し手順を図8〜図10に基づき説明する。図8
(a),(b)は本発明に係る第2減速機構、車軸、車
輪の取外し説明図(その1)である。図9(a),
(b)は本発明に係る第2減速機構、車軸、車輪の取外
し説明図(その2)である。図10は本発明に係る第2
減速機構、車軸、車輪の取外し説明図(その3)であ
り、第2減速機構回りの概略平面構造を示す。なお、図
8及び図9において、それぞれ(a)は第2減速機構回
りの概略平面構造を示し、(b)は第2減速機構回りの
概略側面構造を示す。
金B6及び止めボルトB7を外して、軸受部90から車
軸95を引抜き可能な状態にする(矢印)。次に、ボ
ルト・ナットB10…を外して、左の車軸用ブラケット
42Lから軸受部90を分離する(矢印)。次に、図
8(b)に示す上側2本のボルト・ナットB9…を外し
て、右の車軸用ブラケット42Rから第2減速機構80
を分離する(矢印)。
1減速機構50から伝動軸61の一端61aを引抜く
(矢印)。このときに、第2減速機構80、車軸95
及び車輪3も同時に外れる。なお、切欠き部42aの切
欠き方向が伝動軸61の引抜き方向と同一であり、第2
減速機構80の軸受ホルダ86は、右の車軸用ブラケッ
ト42Rから簡単に外れる。
軸95を引抜く(矢印)。次に、ピン96から割ピン
97を抜いた後に、ハブ3a及び車軸95からピン96
を引抜く(矢印)。最後に、車軸95からハブ3aを
引抜くことで、車輪3を取外す(矢印)。なお、伝動
軸61、第2減速機構80、車軸95、車輪3の取付け
手順は、上記取外し手順と逆である。
補助一輪運搬車の作用図である。軽量物を積んだ電動補
助一輪運搬車1を平地で走行させる場合には、グリップ
9Rを握って押す力Fは小さい。このため、グリップ9
Rの移動量が小さいので、移動量検知部11の出力も小
さい。従って、制御部22は、モータ5へ制御信号を発
しない。この結果、電動補助一輪運搬車1を人力だけで
走行させることができる。なお、第1減速機構50に一
方向クラッチ53(図5参照)を内蔵したので、車輪3
の回転力はモータ5に伝達されない。
一輪運搬車1を走行させたり、上り坂で電動補助一輪運
搬車1を走行させる場合には、グリップ9L,9Rを握
って押す力Fは大きい。操作する作業者(操作者)Mの
押す力Fが所定以上になると、(b)のグリップ9Rは
押す力Fに対応した移動量になるので、このときの移動
量検知部11の出力に基づいて、制御部22は、モータ
5へ制御信号を発する。移動量検知部11は押す力Fに
応じて出力が変化し、制御部22は対応する補助動力を
出力するようにモータ5を制御する。このため、補助動
力で人力を補助するので、労力は軽減する。
Rを握って押すことで、電動補助一輪運搬車1を人力だ
けで走行させたり、補助動力を受けて走行させたりする
ことができる。すなわち、電動補助一輪運搬車1を
(1)人力だけで走行させる場合と、(2)補助動力を
受けて走行させる場合の、どちらの場合であっても、作
業者Mはグリップ9L,9Rを握って押すという、単一
の操作を継続するだけでよい。グリップ9L,9Rの押
し操作だけで補助動力を調整することができるので、補
助動力を調整するための特別の操作は不要である。この
ため、操作感覚(操作フィーリング)が良好になり、操
作性が高まるとともに、操作上の負担も軽い。
で、運搬中に左右のグリップ9L,9Rから両手を離す
ことができない。このような電動補助一輪運搬車1を手
押し走行中に、補助動力を受けたい状況のときであって
も、作業者Mは特別の操作をする必要がなく、従来の手
押し式一輪運搬車(通称「猫車」)と同様の手押し作業
を続行するだけでよい。このため、運搬作業は極めて容
易である。
リップ9L,9R)を持上げながら押すことにより、通
常の猫車の感覚で電動補助一輪運搬車1を前進させるこ
とができ、取扱いが容易である。荷が重ければ操作ハン
ドル7L,7Rを強く押すため、この押す力に応じて、
モータ5で大きな補助動力を発生し、作業者Mの負担を
軽減する。空荷又は荷が軽ければ、操作ハンドル7L,
7Rに加える押す力が小さいので、補助動力を発生させ
ない。
従来の手押し式一輪運搬車と同様に小回りが利き、狭い
作業エリアであっても機動性が良く、使いやすい。しか
も、重量物を運搬したり上り坂を登るときであっても、
作業者Mの負担は小さい。さらには、作業者Mの操作上
の負担は軽い。
12に基づき説明する。図12は本発明に係る電動補助
一輪運搬車の平面図(変形例)であり、第2減速機構8
0と同方向へ、車輪3をオフセットさせたことを示す。
具体的には、第2減速機構80は、車体フレーム2の車
幅中心Aから右へオフセットした位置にある。このた
め、電動補助一輪運搬車1の左右の重量バランスが偏り
がちである。しかし、オフセット寸法Xだけ車輪3の輪
幅中心Bも同方向にオフセットした。車輪3を第2減速
機構80と同方向にオフセットしたので、電動補助一輪
運搬車1は左右の重量バランスが偏らず、直進走行性が
高まる。
2減速機構50,80の各ギヤは、平歯車やベベルギヤ
に限定するものではない。そして、第2減速機構80に
おいて、伝動軸61と車軸95とを交差させるために、
入力側に対して出力側を方向転換する機構として、小・
大ベベルギヤ81,82の組合せ構成としたが、この構
成に限定するものではなく、例えば、ウォームギヤ機構
であってもよい。また、一方向クラッチ53やブレーキ
機構70は、第1減速機構50に設けた構成であればよ
く、取付け位置は任意である。さらに、伝動軸61はそ
の一端を、第1減速機構50又は第2減速機構80に引
抜き可能に差込んだ構成であればよい。
する。請求項1の発明は、(1)人手による操作力に応
じてモータで補助動力を発生し、この補助動力で人力を
補助するようにしたので、操作ハンドルを持上げながら
押すことにより、通常の猫車の感覚で電動補助一輪運搬
車を前進させることができ、取扱いが容易である。ま
た、人手による操作力に応じてモータで補助動力を発生
し、この補助動力で人力を補助するようにしたので、作
業者の負担を軽くできるとともに、狭い作業エリアであ
っても手押し式一輪運搬車のような機動性や使い易さを
発揮できる一輪運搬車となる。
を、第1・第2減速機構とこれら第1・第2減速機構間
を連結する伝動軸とからなるシャフト駆動方式にしたの
で、チェーン駆動方式やベルト駆動方式と比べて、荷台
の地上高さを下げることができる。このため、積載物を
積載した状態での重心が下がるので、操縦性は高まる。
しかも、積載物の積み降ろし作業が容易である。さらに
は、チェーン駆動方式やベルト駆動方式のような、伸び
調整のための保守・点検作業は不要であり、カバーも不
要であって、また、作業や走行に伴う泥跳ねなどの影響
を受けにくい。
2減速機構に引抜き可能に差込んだので、車輪の近傍に
配置した第2減速機構を、伝動軸と共に第1減速機構
から引抜く、又は、伝動軸から引抜くことができる。
このように、車体フレームからモータ及び第1減速機構
を取外す必要がなく、しかも、第2減速機構の引抜き作
業だけで、第1減速機構から第2減速機構を簡単に分離
することができる。従って、車輪と車輪の近傍に配置し
た第2減速機構とを車体フレームから簡単に取外すこと
ができるので、車輪の交換は簡単である。
速機構に引抜き可能に差込み、他端を第2減速機構に差
込み、この第2減速機構に車輪用車軸の一端を伝動軸に
交差する位置に差込み、車輪用車軸の他端から取外し可
能に車輪を取付けたので、車輪を交換するときには、第
1減速機構から伝動軸の一端を引抜いて、第2減速機構
及び車輪と共に車体フレームから取外し、その後に、第
2減速機構に差込んだ車輪用車軸から車輪を取外すこと
ができる。このように、第1減速機構から伝動軸の一端
を引抜くだけで、第1減速機構から第2減速機構を簡単
に分離することができ、また、車体フレームから第2減
速機構を取外した状態で、車輪用車軸から車輪を取外す
ので、車輪を簡単に取外すことができる。
斜視図
し説明図(その1)
し説明図(その2)
外し説明図(その3)
(変形例)
輪、3a…ハブ、4L,4R…バッテリ、5…モータ、
6…動力伝達機構、7L,7R…操作ハンドル、8…荷
台、42L,42R…左右の車軸用ブラケット、42a
…切欠き部、50…第1減速機構、53…一方向クラッ
チ、61…伝動軸、61a…一端、61b…他端、70
…ブレーキ機構、80…第2減速機構、90…軸受部、
95…車輪用車軸、95a…一端、95b…他端、96
…ピン、M…作業者(操作者)。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体フレームの車幅方向略中央に1つの
車輪を取付け、車体フレームにバッテリ、モータ及びモ
ータの出力を前記車輪へ伝達する動力伝達機構を取付
け、車体フレームから後方へ操作ハンドルを延長し、車
体フレームの上部に荷台を取付け、人手による操作力に
応じて前記モータで補助動力を発生し、この補助動力で
人力を補助するようにした電動補助一輪運搬車であっ
て、前記動力伝達機構は、モータの近傍に配置した第1
減速機構と、車輪の近傍に配置した第2減速機構と、こ
れらの第1・第2減速機構を連結する伝動軸とからな
り、この伝動軸の一端を第1減速機構又は第2減速機構
に引抜き可能に差込んだことを特徴とする電動補助一輪
運搬車。 - 【請求項2】 前記伝動軸の一端を前記第1減速機構に
引抜き可能に差込み、他端を前記第2減速機構に差込
み、この第2減速機構に車輪用車軸の一端を前記伝動軸
に交差する位置に差込み、車輪用車軸の他端から取外し
可能に前記車輪を取付けたことを特徴とする請求項1記
載の電動補助一輪運搬車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24885598A JP3356997B2 (ja) | 1997-12-08 | 1998-09-02 | 電動補助一輪運搬車 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9337334A JPH11171019A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 電動補助一輪運搬車の車体フレームと車軸の取付構造 |
| JP24885598A JP3356997B2 (ja) | 1997-12-08 | 1998-09-02 | 電動補助一輪運搬車 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9337334A Division JPH11171019A (ja) | 1997-10-27 | 1997-12-08 | 電動補助一輪運搬車の車体フレームと車軸の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11171020A JPH11171020A (ja) | 1999-06-29 |
| JP3356997B2 true JP3356997B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=26538976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24885598A Expired - Lifetime JP3356997B2 (ja) | 1997-12-08 | 1998-09-02 | 電動補助一輪運搬車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3356997B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3100568U (ja) | 2003-09-19 | 2004-05-20 | 高田 功一 | 排煙フード |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP24885598A patent/JP3356997B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3100568U (ja) | 2003-09-19 | 2004-05-20 | 高田 功一 | 排煙フード |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11171020A (ja) | 1999-06-29 |
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