JP3365478B2 - 反射ボタン等の反射材を備えた小物及びその製造方法 - Google Patents
反射ボタン等の反射材を備えた小物及びその製造方法Info
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Description
反射させるようにした反射ボタン等の小物及びその製造
方法に関するものである。
事故の防止のために、靴や、鞄、洋服等の種々の所に、
反射材を付けることが奨励されている。その一つの試み
として、洋服のボタンに反射機能を持たせる試みがなさ
れており、より、反射効果の大きな反射ボタンの開発が
望まれている。特に、交通事故の防止の観点からは、ヘ
ッドライトの光が、反射ボタンによって反射され、自動
車の運転手の目に、強い光のまま、届くことが必要であ
る。他方、ボタンを始めとして、人が体や衣服に付けて
身を飾ったり、或いは、人が手で持って持ち歩くことが
できる各種の小物は、人の主要な装飾要素の一つであ
り、機能のみを優先させることは、小物の商品価値を消
滅させることにもなりかねない。
とオープンタイプとに大別される。このオープンタイプ
の典型例は、反射材表面に反射ビーズの上方に合成樹脂
フィルムがないもので、クローズドタイプに比して反射
性能が高いという利点があるものの、その表面に樹脂や
液体等が付着すると、反射性能が全く無くなってしまう
という欠点を有する。他方、クローズドタイプは、オー
プンタイプの逆で、反射ビーズの上方に合成樹脂フィル
ムが設けられたもので、オープンタイプに比して反射性
能が低いという欠点があるものの、その表面に樹脂や液
体等が付着しても反射性能が低下しないという利点を有
する。従って、従来の反射ボタン等の小物の構造では、
反射材にクローズトタイプのものが用いられていた。オ
ープンタイプのものを用いた場合には、その反射性を喪
失させないために、反射材をむき出しのまま用いる必要
があり、耐候性が悪く、雨水等に濡れた場合には、反射
しなくなってしまうという問題が生じるものであった。
さらに、ボタンの場合には、衣服と共に洗濯やクリーニ
ングを行うため、耐洗濯性の向上も必要となる。
は、反射効果、特に、自動車の運転手に対して強い光を
反射させることができ、さらには、ボタンの品位を保
ち、ボタンの持つ装飾機能を損なうことのない反射ボタ
ンを提供せんとするものである。本願発明の他の目的
は、オープンタイプ反射材等の反射性能の高さを維持し
つつ、表面を合成樹脂内に封じ込めることによって、水
等に濡れても反射性が喪失しない反射ボタン等の反射材
を備えた小物を提供するものである。また、本願発明
は、上記のような反射機能と装飾機能とを兼ね備えた反
射ボタン等の小物を製造することができる方法を提供せ
んとするものである。
は、ボタン、ベルトのバックル、ブローチ、ネクタイピ
ン、キーホルダー、ワッペン、バッヂ等の小物に反射材
装着部1が設けられ、この反射材装着部1が表面に開口
する開口凹部14を有し、この開口凹部14内に反射材
3が配位され、開口13から入射した光を反射材3によ
って反射させるようにした反射ボタン等の反射材を備え
た小物において、次の手段を備えたものを提供すること
によって、上記の課題を解決する。
射材を備えた小物においては、反射材3の反射面上に透
明板6が配位され、反射材3の中央と透明板6の中央と
に非接着部分5が設けられており、この非接着部分5と
外部とを遮断する遮断用の接着部分4が、透明板6の周
辺部の全周と、反射材3の周辺部若しくは開口凹部14
の内壁との間に設けられ、透明板6の上面若しくは下面
の周囲に、遮断用の接着部分4を隠す表示部72が設け
られ、この表示部(72)が金属を用いたものであることを
特徴とするものである。本願の第1の発明にあっては、
反射材3の反射面上に透明板6が配位されているため、
反射材3がむき出しにならず、反射材3を保護すると共
に、ボタン等のデザインとの調和を図ることができる。
特に、反射材3の中央と透明板6の中央とに非接着部分
5が設けられているため、非接着部分5においては、反
射材3の反射性能が大きく劣化することがない。しか
も、非接着部分5と外部とを遮断する遮断用の接着部分
4が、透明板6の周辺部の全周と、反射材3の周辺部若
しくは開口凹部14の内壁との間に設けられたものであ
るため、外部からの水や洗剤やクリーニングの溶剤等
が、非接着部分5に侵入することなく、その反射材3の
反射性能が維持され得る。
射ボタン等の反射材を備えた小物において、透明板6の
上面若しくは下面には、文字や記号、図形等の表示部7
1が施されたことを特徴とするものを提供する。本願の
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る反射ボタン等
の反射材を備えた小物において、表示部71、72が金
箔であることを特徴とするものを提供する。
3の発明に係る反射ボタン等の反射材を備えた小物にお
いて、透明板6上に透明の合成樹脂が流され固化される
ことによって、透明の合成樹脂8と開口凹部14の壁面
とが密着固定され、上記の開口凹部14の開口13が密
閉されたものであることを特徴とするものを提供する。
このように、透明板6上に透明の流動性を有する合成樹
脂が付与され固化されることによって、透明の合成樹脂
8と開口凹部14の壁面とが密着性が図られ、内部の反
射材3の保護がより確実になると共に、ボタン等の小物
の品位もさらに向上するものである。この流動性を備え
た透明の合成樹脂の付与によって、その樹脂が、非接着
部分5に侵入するおそれが生ずるが、非接着部分5と外
部とを遮断する遮断用の接着部分4が、透明板6の周辺
部の全周と、反射材3の周辺部若しくは開口凹部14の
内壁との間に設けられたものであるため、樹脂の侵入が
防止され、反射性能を低下を招くことを防止し得るもの
である。さらに、この第4の発明にあっては、上記の第
1又は第2の発明に係る反射ボタン等の反射材を備えた
小物において、反射材3が、反射材3の表面に樹脂が付
着すると反射性能が半減以下となる反射材3であること
を特徴とする。オープンタイプ等の反射材3の表面に樹
脂が付着すると反射性能が半減以下となる反射材3は、
反射性能が高い反面、樹脂や水の付着によって、反射性
能が大きく低下したり、無くなってしまうことがある
が、この反射材を第1又は第2の発明に適用することに
よって、高い反射性能を持つオープンタイプ等の反射材
を、その反射性能の低下や消失のおそれをなく、装着し
た小物を提供することができるものである。
ルトのバックル、ブローチ、ネクタイピン、キーホルダ
ー等の小物の反射材装着部1が設けられ、この反射材装
着部1が表面に開口する開口凹部14を有し、この開口
凹部14内に反射材3が配位され、開口13から入射し
た光を反射材3によって反射させるようにした反射ボタ
ン等の反射材を備えた小物を製造する方法において、反
射材3の反射面上に透明板6を配位し、この反射材3の
周辺と透明板6の周辺との全周を接着剤や粘着テープ等
の接着手段にて接合することにより、遮断用の接着部分
4を設けると共に、反射材3の中央と透明板6の中央と
に非接着部分5を設け、且つ、透明板(6) の上面若しく
は下面の周囲に金属を用いた表示部(72)を設けることに
より遮断用の接着部分(4) を隠し、この非接着部分5を
残して接合した反射材3及び透明板6を、透明板6を上
にして上記の開口凹部14内に配位し、透明板6の上か
ら透明の合成樹脂8を流して固化させることによって、
開口13を密閉することを特徴とする反射ボタン等の反
射材を備えた小物の製造方法を提供する。この発明にあ
っては、開口凹部14内に配位する前に、反射材3の周
辺と透明板6の周辺との全周を接着剤や粘着テープ等の
接着手段にて接合するものであるため、確実な遮断性を
必要とする遮断用の接着部分4の接着作業を、オープン
スペース上で行うことができ、能率良く、正確に接着作
業をなすことがでる。しかも、必要に応じて、接着不良
の有無を検査して合格したもののみを、開口凹部14内
に配位することができる。従って、透明の合成樹脂8の
流し込み際して懸念される非接着部分5への樹脂の侵入
が、確実に防止でき、しかも能率的な生産が可能な反射
ボタン等の反射材を備えた小物の製造方法を提供し得た
ものである。
トのバックル、ブローチ、ネクタイピン、キーホルダー
等の身体若しくは衣服に取り付けて身を飾ったり、或い
は、人が手で持って持ち歩くことができる各種の物品を
意味するものである。
施の形態を説明する。図1は、本願発明の一つの実施の
形態に係る反射ボタンの斜視図であり、図2は同縦断面
に沿う構造説明図である。尚、図では、各構成部材の存
在を明らかにするために、各構成部材間の大きさ(厚
み)の比率は、実際のものと異なる比率で描かれてい
る。但し、本願発明の要旨は、各部材の大きさの比率に
あるのではなく、その比率は適宜変更して実施し得るも
のである。
ボタン本体1に反射部材を設けたものであり、ボタン本
体1の底部11の下面にはボタン付け用の足12が設け
られている。ボタン本体1は、背の低い有底筒状をなし
ている。言い換えれば、このボタン本体1は、ボタン付
け用の足12以外の全体が、反射材装着部を構成するも
ので、その上面が開口した開口部13となっており、こ
の開口部13と同じ横断面形状で開口凹部14が形成さ
れているものである。
1の底部11の上面側)には、粘着剤2によって、反射
材3が固定されている。この粘着剤2は、反射材3の裏
面側に全体に付与されているが、一部分でもよく、或い
は、全く設けなくとも、後述の合成樹脂層によってボタ
ン本体1から取れてしまうことはない。
平面形状を有するシート形状をなしている。この反射材
3は、オープンタイプ、クローズドタイプ、カプセルレ
ンズタイプ等々、その種類は問わないが、オープンタイ
プのもの等、反射材の表面に合成樹脂フィルムが配位さ
れておらず、反射材表面に樹脂が付着すると反射性能が
半減以下となる反射材の方が、本願発明の利点を充分に
生かしたものとなる。図2は、典型的なオープンタイプ
の反射材3を示したもので、基板31上に反射用のビー
ズ32がむき出しの状態で配位されている。
着剤層の両面粘着テープ4が粘着され、この両面粘着テ
ープ4上面側に、塩化ビニルやアクリル等の合成樹脂の
透明板6が粘着されている。この実施の形態では、両面
粘着テープ4を遮断用の接着部分4を構成する接着手段
として用いたが、他の接着剤を用いることもできる。遮
断用の接着手段としての両面粘着テープ4は、反射材3
の表面側の周囲の全周に渡って配位されているため、リ
ング形状をなしているが、中央についても、その一部で
あれば接着させてもよい。但し、中央部分については、
接着させることによって、反射材3の反射機能が損なわ
れるため、反射面を残して、一部についてのみ施す必要
がある。即ち、中央部分について重要な事は、反射材3
と両面粘着テープ4との間に接着手段が介在しない非接
着部分5を形成することにある。さらに、遮断用の接着
部分4に関しては、反射材3と透明板6とを直接接着す
るものでなくとも、反射材3と透明板6との間に、ワッ
シャ等のスペーサを介在させ、スペーサの一方の面と反
射材3と接着し、また、スペーサの他方の面と透明板6
と接着するようにする等して、間接的に、反射材3と透
明板6との全周を接着するものであってもよい。
てもよく、後述の合成樹脂の流しこみによって、反射材
3上に合成樹脂が流れ込むことを防止できるものであれ
ば足りる。従って、「板」の概念は、その厚みによって
規定されるものではなく、シートやフィルムと呼ばれる
ような薄いものであっても、反射材3上への合成樹脂の
付着を防止できる強度があれば、本願の透明板6に該当
するものである。この透明板6の上面若しくは下面に
は、印刷や塗布や配置等によって、学校の記章等の文字
や記号、図形等の表示部71を施すことができる。ま
た、その周囲に、表示部72として輪郭を同様の方法で
施したため、上記の周囲に設けられた遮断用の接着部分
4を隠すことができる。これらの表示部71,72が設
けられた部分については、反射機能がなくなるため、非
接着部分5上の少なくとも一部分には、表示部72が設
けられていない部分を設ける必要がある。この表示部7
2の材質は、金属を用いることができ、特に、所謂箔押
しと呼ばれる技によって、表示部71,72の金箔を配
位することが望ましい。
脂等の流動性を有する透明合成樹脂8が流しこまれる。
この透明の合成樹脂は、図では、ボタン本体1の外周の
上端と略同一のレベルまで流しこまれているが、上端よ
りも低くてもよく、或いは、表面張力等によって盛り上
がった状態とすることもできる。エポキシ樹脂に代え
て、UV樹脂を用いることもできるが、エポキシ樹脂は
固化に時間がかかる反面、固化中に、内部の空気が適当
に抜ける点で有利である。この透明合成樹脂8が固化す
ることによって、開口13が密閉されるものである。即
ち、図の例では、透明合成樹脂8が、開口凹部14の内
周壁と透明板6とに密着固定することによって、開口1
3が密閉され、内部の非接着部分5及び反射材3とが保
護されるものである。この流し込みから固化するまで
に、透明合成樹脂8が、開口凹部14の内周壁と透明板
6との隙間から、内部の非接着部分5から反射材3表面
へと流れ込んでしまい、不良品の発生のおそれがある
が、前述のように、粘着テープや接着剤等の遮断用の接
着部分4を全周に渡って形成しておくことによって、透
明合成樹脂8の侵入を防止し得るものである。
明しておくと、まず、図3に示すように、反射材3と、
透明板6とを、リング状の両面粘着テープ4によって、
接着する。或いは、接着剤を用いて、反射材3と、透明
板6とを、接着する。この両面粘着テープ4の接着手段
は、上記のように、透明板6と反射剤3とをその周囲の
全周に渡って接着しておくことによって、透明合成樹脂
8の侵入を防止し得る。また、その周囲の遮断用の接着
部分4の接着に加えて、中央部分の一部にも、接着を施
してもよい。表示部71,72は、反射材3と透明板6
とを接着する前に、予め、透明板6に付与しておけば能
率的であるが、接着後に行ってもよい。そして、これ
を、ボタン本体1の開口凹部13の底部に、配置する。
その際、反射材3の裏面に、粘着材2が予め止め付与さ
れているものを用いると、位置決めが確実となる。この
状態から、透明合成樹脂8を流し込んで固化させること
により、反射ボタンが完成するものである。
明合成樹脂8、透明板6及び非接着部分5を通して、底
部の反射材3が見えると共に、その中間に透明合成樹脂
8を通して表示部71,72が浮き上がって見えるもの
であり、デザイン上においても、高級感と斬新さを感じ
させることができる。特に、遮断用の接着部分4の厚み
を大きくすることによって、非接着部分5においては、
透明板6と反射材3との間に充分な空間が形成されるよ
うにしておくことによって、立体感が強調できるように
なる。但し、非接着部分5において、透明板6と反射材
3との間に大きな空間が形成されないようにして実施す
ることも可能である。即ち、反射材3の表面に、樹脂を
流した場合や、接着剤や粘着剤を付与した場合には、反
射材3が樹脂等によって隙間なく覆われてしまうため、
反射機能が失われてしまうが、反射材3の上に透明板6
を単に載置してその周囲を接着した場合には、一見、空
間が存在しないように見えても、微小な凹凸等によっ
て、極めて微小であるにしても空間が存在する。特に、
オープンタイプの反射材3の場合には、図4に示すよう
に、反射材3の反射ビーズ32の上端と透明板6とが点
で接触しているに過ぎず、大部分は接触しておらず空間
33が形成されるため、実質的に、その反射機能が失わ
れることがない。反射材3は、表面が灰色のみならず、
青色、赤色等、種々のものがあり、表示部71,72と
の色彩の組合せによって、豊富なデザインを提供し得る
ものである。透明合成樹脂8、透明板6は、完全な無色
透明とする必要となく、半透明等、若干の着色が施され
ていても、透光性を有するものであってもよいため、こ
の点によって、デザインをさらに豊富なものとできる。
6及び非接着部分5から反射材3に達した光が、反射材
3にて再帰反射し、非接着部分5から透明板6及び透明
合成樹脂8を経て、外部に反射する。その際、非接着部
分5が形成されているため、オープンタイプの反射材3
等の、表面が合成樹脂フィルムによって保護されておら
ず、比較的高輝度の反射が可能である反面、表面に樹脂
等が密着することによって、反射性が損なわれるもので
あっても、その再帰反射性能が損なわれずに発揮され、
強い光を反射させることができるものである。
更して実施し得るものであり、例えば、図5(A)に示
すように、開口凹部14の内径を、底部から開口13の
上端に向かうに従って、徐々に小さくしておくこともで
きる。また、図5(B)に示すよにうに、透明合成樹脂
8を開口凹部14開口13から少し下まで流しこみ、開
口凹部の周壁の上端には、逆U字状のキャップ91を被
せて固定するようにしてもよい。このキャップ91は、
透明合成樹脂8の流し込みの前に行えばよいが、図5
(C)に示すよにうに、透明合成樹脂8を開口凹部に流
し込む前に、開口凹部の周壁の上端には、逆U字状のキ
ャップ91を被せて固定し、キャップ91を含めて透明
合成樹脂8を固化するようにしてもよい。さらに、図6
(A)に示すように、開口凹部の内周面に、突条92を
設けてもよく、図6(B)に示すように、突起93を設
けてもよい。これらは、何れも、長期に渡って使用され
ても、透明合成樹脂8が外れないようにしたものであ
る。同様の目的で、少なくとも開口凹部14の内周面
に、ホーニングやブラスト加工によって、微小の凹凸を
形成し、透明合成樹脂8の外れを防止するようにしても
よい。
で、この図の例では、透明板6の周辺部を反射材3に接
着せず、開口凹部14の内壁面に接着することによっ
て、遮断用の接着部分4を形成したものである。開口凹
部14の内壁面形状は、透明板6の周辺部の全周に対し
て接着され、外部との遮断が図られるものであれば、自
由に設計することができるが、この実施の形態では、接
着面積を充分に確保するために、開口凹部14の底部の
周縁部分に段部10aを設け、この段部10aの上面と
透明板6の周辺部の全周の下面とを接着することによっ
て、遮断用の接着部分4としたものである。反射材3
は、段部10aの内側の底面10bに接着等によって固
定されている。そして、反射材3と透明板6とは接着し
ておらず、反射材の中央を含む全体が、透明板との非接
着部分5となる。尚、段部10aと透明板6との接着に
加えて、反射材3の周辺部と透明板6の周辺とにも接着
を施しておいてもよい。透明合成樹脂8は、先の各実施
の形態と同様に流し込まれるものであり、その外れ防止
のために、前記のように、図5、図6の各図の構造や、
ホーニングやブラスト加工を併用してもよい。
で、この図の例では、透明板6の厚みを、先の各実施の
形態に比して大きくしたものである。即ち、透明板6と
して、開口凹部14の深さと略同じ程度の板厚を持つア
クリル板や塩化ビニル板を採用し、その外周面と開口凹
部14の内周壁面とを接着して遮断用接着部分4とした
ものである。この場合には、透明合成樹脂の流し込みは
不要となるが、透明板6と開口凹部14の上端等に、透
明合成樹脂を流し込んだり、塗布したりする等して、付
与しおいてもよい。
は、平板状のものを採用したが、透明板6の外周部分に
立ち上がった壁面を有する皿状のもの等に変更して実施
することもできる。また、透明合成樹脂8は、開口凹部
14内に直接流し込んだが、透明板6の外周部分の立ち
上げた壁面の高さを開口凹部14と同じ程度のものにし
て、予め、この透明板6内に透明合成樹脂8を流し込ん
で固化させることもでき、この透明板6と開口凹部14
内壁面とを接着してもよい。但し、この場合には、透明
合成樹脂8と開口凹部14の壁面との密着が図られない
ため、透明合成樹脂8の流し込みによる密封性の向上の
点については、先の各実施形態に比して劣るものとな
る。さらに、上記の各実施の形態ではボタンを例示した
が、ベルトのバックル、ブローチ、ネクタイピン、キー
ホルダー、ワッペン、バッヂ等の各種小物に変更して実
施し得る。その場合、ボタンの例では、ボタン全体を反
射材装着部としたが、必ずしもその全体を反射材装着部
とする必要はなく、小物の一部を反射材装着部とすれば
足りる。そして、反射材装着部は、例えば金属製の有底
筒状体として、小物と別体に形成し、これを接着剤やロ
ウ付け等によって小物に固定するようにしてもよい。ま
た、ワッペン等の場合では、全体の模様に応じて、1つ
のワッペンに複数の反射材装着部を設けてもよい。
実施例を比較例と共に、説明する。実施例1は、前述の
第1の実施の形態において、反射材3として、ユニチカ
スパークライト株式会社のMRタイプを用いたもので、
その直径を19mmとしたものである。透明合成樹脂8の
厚みは0.8mmで、その表面はフラットとした。実施例
2は、前述の第1の実施の形態において、反射材3とし
て、ユニチカスパークライト株式会社のMRタイプを用
いたもので、その直径を19mmとした点は、先の実施例
1と同じであるが、図5(B)や(C)のように、透明
合成樹脂8の中央を盛り上げたものである点が、実施例
1と相違する。この盛り上げによって、透明合成樹脂8
の最大厚みは1.3mmとなっている。何れの実施例にお
いても、透明板3には0.1mm厚のアクリルフィルムを
用いた。尚、透明板3の外周に沿って、1mm幅の表示部
72を輪郭として設けたので、有効反射面は、直径17
mmの円となる。透明合成樹脂8にはエポキシ樹脂を用い
た。
ユニチカスパークライト株式会社のクローズトタイプの
反射材である#700タイプを用い、透明板6を用いず
に、反射材3の上に、エポキシ樹脂の透明合成樹脂8を
直接流したものである。比較例1は、透明合成樹脂8の
表面をフラットとし、比較例2は、透明合成樹脂8の中
央を盛り上げたものである。各数値等の条件は、実施例
1,2と同様であるが、透明板3を用いない関係上、表
示部72もなく、有効反射面は、直径19mmの円とな
る。
測定した結果を、表1に示す。この測定は、観測角αと
入射角βの条件を変更して行ったもので、観測角αは、
図9に示すように、自動車のヘッドライトa1と運転手
の顔a2上下位置の相違によって生まれるもので、1
2′の観測角αは、反射ボタン1を付けた歩行者と、乗
用車との距離が15m離れている時に、生ずる角度であ
る。また、20′の観測角αは、反射ボタン1を付けた
歩行者と、ライトバンとの距離が15m離れている時
に、生ずる角度である。入射角βは、歩行者等が斜めに
なっていたり、ボタン本体1が斜めになっていたりし
て、入射した光に対して、反射板が角度を持っている場
合を想定したもので、5°、30°、40°の3種類の
条件を設定した。尚、図9では、観測角α及び入射角β
の角度の関係を示すに止まり、図示したものは上記の数
値とは合致していない。各条件での測定結果を表1に示
したが、その測定は、JISZ9117に準拠したもの
であり、同基準によると、道路標識の場合、反射材が白
で、観測角12′、入射角5°の条件で、70cd/l
x/m2 であれば1級と認められているものである。
例においては、比較例に比して、極めて優秀な反射性能
が確認されたものであり、特に交通安全に非常に有利な
反射ボタンを提供することができたものである。
例に挙げたが、ボタンの他、ベルトのバックル、ブロー
チ、ネクタイピン、キーホルダー等の種々の小物におい
ても、反射部分を設けて実施することができるものであ
る。その際、本体は、金属や合成樹脂や木材等によって
実施し得るものてある。
や耐候性や耐溶剤性等を向上させ、反射効果、特に、自
動車の運転手に対する反射性能を長期間維持することが
でき、さらには、ボタン等の小物の品位を保ち、その装
飾機能を損なうことのない反射ボタン等の小物を提供す
ることができたものである。
溶剤性、さらに、ボタン等の小物の品位を、より一層向
上させることができた反射ボタン等の小物を提供するこ
とができたものである。
プ反射材等の反射性能の高さを維持しつつ、表面を合成
樹脂内に封じ込めることによって、水等に濡れても反射
性が喪失しない反射ボタン等の反射材を備えた小物を提
供することができたものである。
示す反射ボタン等の小物を、確実に発揮することができ
ると共に、能率的な生産を実現し得る製造方法を提供す
ることができたものである。
の斜視図である。
る。
ある。
に係る反射ボタンの断面図である。
反射ボタンの断面図である。
図である。
図である。
は同要部拡大図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ボタン、ベルトのバックル、ブローチ、
ネクタイピン、キーホルダー、ワッペン、バッヂ等の小
物に反射材装着部(1) が設けられ、この反射材装着部
(1) が表面に開口する開口凹部(14)を有し、この開口凹
部(14)内に反射材(3) が配位され、開口(13)から入射し
た光を反射材(3) によって反射させるようにした反射ボ
タン等の反射材を備えた小物において、 反射材(3) の反射面上に透明板(6) が配位され、反射材
(3) の中央と透明板(6) の中央とに非接着部分(5) が設
けられ、この非接着部分(5) と外部とを遮断する遮断用
の接着部分(4) が、透明板(6) の周辺部の全周と、反射
材(3) の周辺部若しくは開口凹部(14)の内壁との間に設
けられ、透明板(6) の上面若しくは下面の周囲に、遮断用の接着
部分(4) を隠す表示部(72)が設けられ、この表示部(72)
が金属を用いたものである ことを特徴とする反射ボタン
等の反射材を備えた小物。 - 【請求項2】 透明板(6) の上面若しくは下面には、文
字や記号、図形等の表示部(71)が施されたことを特徴と
する請求項1記載の反射ボタン等の反射材を備えた小
物。 - 【請求項3】 表示部(71)(72)が金箔であることを特徴
とする請求項1又は2記載の反射ボタン等の反射材を備
えた小物。 - 【請求項4】 透明板(6) 上に透明の流動性を有する合
成樹脂が付与され固化されることによって、透明の合成
樹脂(8) と開口凹部(14)の壁面とが密着固定され、上記
の開口凹部(14)の開口(13)が密閉されたものであり、 上記の反射材(3) が、反射材(3) の表面に樹脂が付着す
ると反射性能が半減以下となる反射材(3) であることを
特徴とする請求項1又は2又は3記載の反射ボタン等の
反射材を備えた小物 。 - 【請求項5】 ボタン、ベルトのバックル、ブローチ、
ネクタイピン、キーホルダー等の小物の反射材装着部
(1) が設けられ、この反射材装着部(1) が表面に開口す
る開口凹部(14)を有し、この開口凹部(14)内に反射材
(3) が配位され、開口(13)から入射した光を反射材(3)
によって反射させるようにした反射ボタン等の反射材を
備えた小物を製造する方法において、 反射材(3) の反射面上に透明板(6) を配位し、この反射
材(3) の周辺と透明板(6) の周辺との全周を接着剤や粘
着テープ等の接着手段にて接合することにより、遮断用
の接着部分(4) を設けると共に、反射材(3) の中央と透
明板(6) の中央とに非接着部分(5) を設け、且つ、透明
板(6) の上面若しくは下面の周囲に金属を用いた表示部
(72)を設けることにより遮断用の接着部分(4) を隠し、 この非接着部分(5) を残して接合した反射材(3) 及び透
明板(6) を、透明板(6) を上にして上記の開口凹部(14)
内に配位し、透明板(6) の上から透明の合成樹脂(8) を
流して固化させることによって、開口(13)を密閉するこ
とを特徴とする反射ボタン等の反射材を備えた小物の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16946997A JP3365478B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 反射ボタン等の反射材を備えた小物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16946997A JP3365478B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 反射ボタン等の反射材を備えた小物及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11205A JPH11205A (ja) | 1999-01-06 |
| JP3365478B2 true JP3365478B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=15887144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16946997A Expired - Lifetime JP3365478B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 反射ボタン等の反射材を備えた小物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3365478B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104783412A (zh) * | 2015-04-30 | 2015-07-22 | 深圳市联星服装辅料有限公司 | 具有反光七彩效果的树脂纽扣和制作方法 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP16946997A patent/JP3365478B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104783412A (zh) * | 2015-04-30 | 2015-07-22 | 深圳市联星服装辅料有限公司 | 具有反光七彩效果的树脂纽扣和制作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11205A (ja) | 1999-01-06 |
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