JP3368176B2 - 酸化亜鉛薄膜の製造方法、それを用いた光起電力素子及び半導体素子基板の製造方法 - Google Patents

酸化亜鉛薄膜の製造方法、それを用いた光起電力素子及び半導体素子基板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸化亜鉛薄膜の製造
方法、それを用いた半導体素子基板及び光起電力素子に
関わる。
【0002】特に、酸化亜鉛薄膜の製造において対向電
極の形状、及び亜鉛イオン補充方法に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、水素化非晶質シリコン、水素化非
晶質シリコンゲルマニウム、水素化非晶質シリコンカー
バイド、微結晶シリコンまたは多結晶シリコンなどから
なる光起電力素子は、長波長における収集効率を改善す
るために、裏面の反射層が利用されてきた。かかる反射
層は、半導体材料のバンド端に近くその吸収の小さくな
る波長、即ち800nmから1200nmで有効な反射
特性を示すのが望ましい。この条件を十分に満たすの
は、金・銀・銅・アルミといった金属である。
【0004】また、光閉じ込めとして知られる所定の波
長範囲で光学的に透明な凸凹層を設けることも行なわれ
ていて、一般的には前記金属層と半導体活性層の間に設
けて、反射光を有効に利用して短絡電流密度Jscを改
善することもある。
【0005】さらに、シャントパスによる特性低下を防
止するため、この金属層と半導体層の間に導電性を示す
透光性の材料による層、即ち透明導電性層を設けること
が行なわれている。
【0006】極めて一般的にはこれらの層は、真空蒸着
やスパッタといった方法にて堆積され、短絡電流密度J
scにて1mA/cm2以上の改善を示している。
【0007】その例として、「29p−MF−22 ス
テンレス基板上のa−SiGe太陽電池における光閉じ
込め効果」(1990年秋季)第51回応用物理学会学
術講演会講演予稿集p747、”P−IA−15a−S
iC/a−Si/a−SiGe Multi−Band
gap Stacked Solar CellsWi
th Bandgap Profiling”Sann
omiya etal,Technical Dige
st of the International P
VSEC−5,Kyoto,Japan,p381,1
990、などに、銀原子から構成される反射層について
反射率とテクスチャー構造について検討されている。こ
れらの例においては、反射層を基板温度を変えた、銀の
2層堆積とすることで有効な凸凹を形成し、これによっ
て酸化亜鉛層とのコンビネーションにて、光閉じ込め効
果による短絡電流の増大を達成したとしている。
【0008】従来酸化亜鉛の製造方法は、スパッタリン
グ法、イオンプレーティング法、CVD法などによって
形成されている。特に光起電力素子として有効な酸化亜
鉛層は、スパッタにて形成することもできる。特にマグ
ネトロンスパッタで望ましい結果を得やすい。ターゲッ
トには酸化亜鉛の燒結体を用いて、50ガウスから80
0ガウスの表面磁束密度をターゲット表面に生成し、電
圧を印加することで対向面に置かれた基板上に、六方晶
系多結晶からなる酸化亜鉛層を形成することができる。
スパッタガスはアルゴンもしくはそれに酸素を添加して
ものを用いることができ、スパッタ圧力は1Torr以
下である。
【0009】しかし、前記の方法で作成した酸化亜鉛薄
膜は波長600nm〜1000nmでの光閉じ込め効果
が不十分なものであり、ターゲット材料などの作成工賃
が高いことや、真空装置の償却費が大きかった。
【0010】また、別の方法としてスプレーパイロリシ
ス法、ゾル−ゲル法などの湿式法が知られているが、基
板を300℃〜800℃程度に加熱する必要があるため
使用できる基板が限定されていまうことは、これらの技
術を用いる光起電力素子のコストを極めて高いものとし
て、太陽電池を産業的に応用しようとする上で大きなバ
リアとなっている。
【0011】これらの対策の一つとして、最近、特開平
7−23775公報、Journal of Elec
trochemical Soc.Vol 143 N
o.3”Electrolyte Optimizat
ion for Cathodic Growth o
f Zinc Oxide Films”;Masan
obu Izaki,Takashi Omiに見られ
るように硝酸亜鉛水溶液中に対向電極を浸漬し、電流を
流すことによって透明な酸化亜鉛薄膜を電気化学的に析
出した報告がある。この方法によれば高価な真空装置、
高価なターゲットが不要であるため、酸化亜鉛の製造コ
ストを飛躍的に削減することができる。また大面積基板
上にも堆積することができるため、太陽電池のような大
面積光起電力素子には有望である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記電解によ
って形成された酸化亜鉛薄膜は安価に形成することがで
きるが、以下の問題点を有している。
【0013】(1)特に、電流密度を上昇させたり、溶
液の濃度を上げた場合に、堆積上にミクロンオーダーを
越えるような針状や球状や樹脂状などの形状をした異常
成長が生成しやすく、この酸化亜鉛薄膜を光起電力素子
の一部として用いた場合には、これらの異常成長が光起
電力素子のシャントパスを誘発する原因となると考えら
れる。
【0014】(2)酸化亜鉛結晶粒の大きさにばらつき
が生じやすく、大面積化したときの均一性に問題があっ
た。
【0015】(3)基体上への密着性が抵抗加熱や電子
ビームによる真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レーティング法、CVD法などによって形成されたもの
に対して劣っていた。
【0016】(4)平滑な膜厚を持った薄膜しか形成さ
れず、光閉じ込め効果のある凹凸形状を備えた堆積膜に
ついては特に触れられていなかった。
【0017】本発明は、電析による酸化亜鉛薄膜の形成
を安定化し、かつ基板密着性に優れた形成方法を提供す
るものである。特に、光起電力素子の光閉じ込め層に適
用するのに好適な酸化亜鉛薄膜とするものである。
【0018】具体的には導電性基体上に酸化亜鉛薄膜
を、歩留りよく、長時間、メンテナンスが容易な装置の
開発を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
問題点を克服し、且つ、安価安定的な光起電力素子を作
製できるよう鋭意検討した結果、以下のような知見を得
た。
【0020】(1)少なくとも硝酸イオン、亜鉛イオ
ン、及び炭水化物を含有してなる水溶液に浸漬された導
電性基体と、該溶液中に浸漬されたメッシュ状又は棒状
の対向電極との間に通電することにより、酸化亜鉛薄膜
を前記導電性基体上に形成することを特徴とする酸化亜
鉛薄膜の製造方法である。
【0021】この製造方法により酸化亜鉛薄膜の量産が
可能なものとなり、低コスト化を達成できる。また、対
向電極をメッシュ状又は棒状の電極にすることにより、
水溶液の撹拌を容易に行うことができ、成膜面付近の水
溶液を常に活性化状態に保つことができ膜質、歩留りが
大きく改善される。更に、対向電極が棒状の場合には、
量産において対向電極の交換等のメンテナンスが容易に
なり、電極の形状が単純になるため材料コストを低減で
きるものである。
【0022】(2)対向電極が亜鉛であることを特徴と
する上記酸化亜鉛薄膜の製造方法である。対向電極を亜
鉛とすることにより、水溶液中の亜鉛イオンの濃度、p
Hなどの組成条件が一定に保たれる。その結果、電解液
の組成を一定に保つために、亜鉛イオンなどを別途供給
するなどの作業をすることなしに長期にわたってほぼ同
一条件での薄膜形成が可能になり、均一性に優れた酸化
亜鉛薄膜の形成が可能になる。
【0023】(3)水溶液中に亜鉛含有物質を浸漬させ
ることを特徴とする上記酸化亜鉛薄膜の製造方法であ
る。該水溶液中に浸漬させる亜鉛塊等の亜鉛含有物質か
ら発生する亜鉛イオンの量が、酸化亜鉛の成膜に必要な
亜鉛イオンに対し同等もしくはそれ以上にすることによ
り、外部からの亜鉛イオン補充なしに長時間の成膜が可
能となる。また、亜鉛を成分とする物体の形状に深く影
響しないので亜鉛の低コスト化が達成できる。
【0024】(4)酸化亜鉛薄膜堆積中の水溶液をpH
3からpH7の範囲で制御することを特徴とする上記酸
化亜鉛薄膜の製造方法である。pHを3〜7に保つこと
により異常成長が少なく均一性に優れた酸化亜鉛薄膜を
長時間堆積する事ができる。
【0025】(5)水溶液を一定の温度に保ち、水溶液
を循環させ、亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物の濃度
を一定に保つような亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物
の補充することを特徴とする上記酸化亜鉛薄膜の製造方
法である。水溶液を一定の温度に保ち、循環させること
により、硝酸亜鉛水溶液の温度が酸化亜鉛の結晶の粒
径、配勾を大きく左右する湿式作成による酸化亜鉛にお
いて、常に同様の酸化亜鉛薄膜を作成することができ、
また温度変化させることにより様々な粒径、配勾をもつ
酸化亜鉛薄膜を作成することができる。さらに亜鉛イオ
ン、硝酸イオン、炭水化物の濃度を一定に保つことによ
り、長時間の成膜でも均一で、結晶の粒径、配勾の酸化
亜鉛薄膜を作成できる。
【0026】(6)上記製造方法により作成した酸化亜
鉛層は電気化学的な方法で形成されているため、製造コ
ストはスパッタリング法に比較して100分の1程度に
することができる。また裏面反射層に高い反射率を有す
る金属元素を用いるため、波長600nm〜1000n
mの光において反射率が優れている。従って本発明の光
起電力素子は品質が高く、電力コストが安いものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】酸化亜鉛薄膜の形成方法 図2に本発明の酸化亜鉛薄膜の形成装置の一例を示す。
201は耐腐食容器であり、硝酸イオンと亜鉛イオン及
び炭水化物を含んでなる電解析出溶液202が保持され
る。所望の酸化亜鉛薄膜を得るためには、硝酸イオン、
亜鉛イオンの濃度はそれぞれ0.002mol/lから
2.0mol/lの範囲にあることが望ましく、より望
ましくは0.05mol/lから1.0mol/lの範
囲にあることが望ましく、最適には0.025mol/
lから0.3mol/lの範囲にあることが望ましい。
【0028】硝酸イオン、亜鉛イオンの供給源として
は、特に限定するものではなく、両方のイオンの供給源
である硝酸亜鉛でもよいし、硝酸イオンの供給源である
硝酸アンモニウムなどの水溶性の硝酸塩と、亜鉛イオン
の供給源である硫酸亜鉛などの亜鉛塩の混合物であって
もよい。
【0029】また炭水化物の種類は特に制限されるもの
ではないが、グルーコース(ブトウ糖)、フルクトース
(果糖)などの単糖類、アルトース(麦芽糖)、サッカ
ロース(ショ糖)などの二糖類、デキストリン、デンプ
ンなどの多糖類などや、これらを混合したものを用いる
ことができる。
【0030】水溶液中の炭水化物の量は、異常成長がな
く、均一性及び密着性に優れた酸化亜鉛薄膜を得るため
には、0.001g/lから300g/lの範囲にある
ことが望ましく、より望ましくは0.01g/lから2
00g/lの範囲にあることが望ましい。
【0031】203は導電性の基体であって、陰極とさ
れている。204はメッシュ状又は棒状の対向電極であ
り、陽極とされる。対向電極204としては液相堆積さ
れる金属である亜鉛のほか、白金、炭素などを用いるこ
とができるが、亜鉛を用いるのが望ましい。ここで、メ
ッシュ状とは、開口率50%以上の開口を有する形状を
指し、例えばパンチングメタル、エキスパンドメタル等
を用いることができる。また、棒状とは、円柱状、角柱
状で側面積が底面積の90倍以上がより望ましい。
【0032】陰極である基体203と陽極である対向電
極204は、負荷抵抗205を経て電源206に接続さ
れており、ほぼ一定の電流を流すようにされている。所
望の酸化亜鉛薄膜を得るためには、電流密度が0.1m
A/cm2〜100mA/cm2の範囲にあることが望ま
しく、より望ましくは1mA/cm2〜30mA/cm2
の範囲にあることが望ましく、最適には2mA/cm2
〜15mA/cm2の範囲にあることが望ましい。
【0033】これらの形成条件は裏面反射層の種類、断
面形状、結晶状態によって異なるので一義的に決定する
ことはできないが、一般的には硝酸亜鉛濃度が濃いほど
酸化亜鉛の結晶粒は大きく、表面に凹凸ができやすい。
また形成温度が低いほど、酸化亜鉛の結晶粒は大きいよ
うである。さらに電流密度が大きいほど表面の凹凸は減
少していくようである。しかし、電流密度と形成速度は
ほぼ比例するので酸化亜鉛からなる透明導電層のコスト
を削減するためには電流密度を上げた状態で表面の凹凸
を形成することが好ましい。
【0034】また、溶液を撹拌して層形成ムラを減ら
し、層形成速度を上げて効率化を図るために、溶液循環
ポンプ209を用いている。小規模な装置にあっては、
このような溶液循環系の代わりに、磁気撹拌子を用いる
ことができる。
【0035】また、ヒーター207と熱電対(不図示)
を用いて、温度をモニターしながら水溶液の温度制御を
行う。所望の酸化亜鉛薄膜を得るためには水溶液の液温
が50℃以上であることが望ましく、より望ましくは5
0℃以上90℃以下である。
【0036】酸化亜鉛薄膜を作成する前に基体203を
加熱させるために温湯槽に基体を浸漬しておいてもよ
い。温湯槽には、ヒーターと熱電対を用いて温度調整さ
れたお湯が入っており、基体103を加熱できるように
なっている。
【0037】図3に本発明の酸化亜鉛薄膜の形成装置の
他の例を示す。水溶液302中に亜鉛含有物質として亜
鉛塊312を浸漬させている以外は、図2に示す装置と
実質的に同一である。但し、亜鉛塊312が浸漬されて
いるため、対向電極304を亜鉛電極とする必要はな
く、例えば、亜鉛、ステンレス、SUS、白金等の導電
性電極を広く選択することが出来る。
【0038】亜鉛含有物質としては特に限定されない
が、例えば亜鉛塊、ZnO、ZnSO4、Zn(CH3
OO)2等が挙げられる。また亜鉛含有物質を浸漬させ
る量は特に限定されない。
【0039】連続形成装置 図4の装置は、棒状亜鉛電極を用いて可とう性(柔軟
性)を有する長尺シート状の導電性基体403の表面上
に酸化亜鉛層を水溶液中から連続的に形成することので
きる装置である。
【0040】導電性基体403の裏面には、酸化亜鉛薄
膜の堆積を防ぐための絶縁テープ(不図示)が貼ってあ
る。410は導電性基体403をロール状に巻き付けた
送り出しローラー、411は該導電性基体を巻き取る巻
き取りローラーで、導電性基体は多くの搬送ロールを介
して巻き取りローラー411に巻き取られていく。各ロ
ールの直径は基板の塑性変性を防止するために導電性基
体の材質に応じて決定する必要がある。
【0041】401は、酸化亜鉛層を形成する耐腐食容
器で、ゴミを除去するフィルターを内蔵する循環ポンプ
409が接続され、耐腐食容器内部には棒状亜鉛陽極4
04、ヒーター407があり、外部には定電流電源40
6が接続されている。循環ポンプ409は溶液濃度を監
視し、随時溶液を追加するシステムを持っている。
【0042】この装置によれば酸化亜鉛薄膜の形成を低
コストに行うことができる。
【0043】導電性基体 本発明で用いられる基体は、磁性あるいは非磁性の各種
金属の支持体を母体としたものである。なかでもステン
レススチール板、鋼板、銅板、真鍮板、アルミニウム板
などは、価格が比較的安くて好適である。
【0044】これらの金属板は、一定の形状に切断して
も良いし、板厚によっては長尺のシート状の形状で用い
ても良い。この場合にはコイル状に巻くことができるの
で、連続生産に適合性が良く、保管や輸送も容易にな
る。また、用途によってはシリコンなどの液晶基板、ガ
ラス、セラミックス又は樹脂などの基材に半導性薄膜
(金属膜)を形成したものを用いることもできる。支持
体の表面に研磨しても良いが、例えばブライトアニール
処理されたステンレス板のように仕上がりの良い場合に
はそのまま用いても良い。
【0045】光起電力素子への応用 本発明の方法で形成された酸化亜鉛薄膜を適用した光起
電力素子の断面模式図を図1に示す。図中101−1は
支持体、101−2は金属層、101−3は透明導電
層、102は本発明の方法で形成された酸化亜鉛層、1
03は半導体層、104は透明電極、105が集電電極
である。上記の支持体101−1、金属層101−2、
透明導電膜層101−3が本発明でいう導電性基体10
1を形成している。
【0046】酸化亜鉛層102は、粒径及び結晶軸の配
向性の異なる複数の層を積層したものでもよい。
【0047】太陽光は、光起電力素子の104側から入
射される。500nmより短い短波長の光は、次の半導
体層103でほとんど吸収されてしまう。一方、バンド
吸収端より長い波長である700nm程度より波長の長
い光は、その一部が半導体層103を透過して、透過層
である酸化亜鉛層102を通り抜け、金属層101−2
あるいは支持体101−1で反射され、再び透過層であ
る酸化亜鉛層102を通り抜け、半導体層103にその
一部もしくは多くが吸収される。
【0048】このとき、支持体101−1及び/又は金
属層101−2及び/又は透明層である酸化亜鉛薄層1
02及び/又は半導体層103に凹凸が形成されている
光の光路を曲げるに足るものであると、光路が傾くこと
によって半導体層103を透過する光路長が伸び、吸収
が大きくなることが期待される。この光路長の伸びるこ
とによる吸収の増大は、光に対して殆ど透明な層では殆
ど問題にならないほど小さいが、ある程度吸収の存在す
る領域、即ち光の波長が物質の吸収端近傍の波長である
と、指数関数的になる。透明層である酸化亜鉛層102
は可視光から近赤外光に対して透明であるから、600
nmから1200nmの光は半導体層103において吸
収されることになる。
【0049】金属層101−2は必須のものではない
が、ステンレススチールや鋼板のようにそのままでは反
射性が低い基板や、ガラス、セラミックス又は樹脂のよ
うにそのままでは導電性の低い材料からなる支持体で
は、その上に銀や銅あるいは金あるいはアルミニウムの
ような反射率の高い金属層101−2をスパッタや蒸着
で設ける。また、金属層101−2にアルミニウムを用
いた場合には、上記の水溶液にアルミニウムが溶解する
のを防ぐため、金属層101−2上に極薄の透明導電膜
層101−3を用いることがある。該透明導電層は、例
えばZnOをスパッタ法により形成する。
【0050】(半導体層)半導体層の材料としては、p
n接合、pin接合、ショットキー接合、ヘテロ接合な
どが挙げられ、半導体材料としては、水素化非晶質シリ
コン、水素化非晶質シリコンゲルマニウム、水素化非晶
質シリコンカーバイト、微結晶シリコン又は多結晶等が
利用できる。
【0051】特に、長尺基板上に連続的に形成するのに
好適なのはアモルファスあるいは微結晶のSi、C、G
e又はこれらの合金である。同時に、水素及び/又はハ
ロゲン原子が含有される。その好ましい含有量は0.1
乃至40原子%である。さらに、酸素、窒素などを含有
してもよい。これらの不純物濃度は5×1019cm-3
下が望ましい。さらにp型半導体とするにはIII属元
素、n型半導体とするにはV属元素を含有する。
【0052】スタックセルの場合、光入射側に近いpi
n接合のi型半導体層はバンドギャップが広く、遠いp
in接合なるにしたがいバンドギャップが狭くなるのが
好ましい。また、i層の内部ではその膜厚の中央よりも
p層寄りにバンドギャップの極小値があるのが望まし
い。
【0053】光入射側のドープ層は光吸収の少ない結晶
性の半導体か、又はバンドギャップの広い半導体が適し
ている。
【0054】上述の半導体層を形成するには、マイクロ
波(MW)プラズマCVD法又は高周波(RF)プラズ
マCVD法が適している。
【0055】本発明の光起電力装置に好適なIV族及び
IV族合金系非晶質半導体層の堆積に適した原料ガス
は、SiH4、SI26等のシリコン原子を含有したガ
ス化し得る化合物、GeH4等のゲルマニウム原子を含
有したガス化し得る化合物を主とする。
【0056】さらに、炭素、窒素、酸素等を含有したガ
ス化し得る化合物を併用してもよい。
【0057】p型層とするためのドーパントガスとして
はB26、BF3等が用いられる。
【0058】n型層とするためのドーパントガスとして
はPH3、PF3等が用いられる。
【0059】(透明電極)透明電極104はその膜厚を
適当に設定する事により反射防止膜の役割をかねること
が出来る。
【0060】透明電極104はITO、ZnO、InO
3等の材料を、蒸着、CVD、スプレー、スピンオン、
浸漬などの方法を用いて形成される。これらの化合物に
導電率を変化させる物質を含有してもよい。
【0061】(集電電極)集電電極105は集電効率を
向上させるために設けられる。その形成方法として、マ
スクを用いてスッパッタによって集電パターンの金属を
形成する方法や、集電性ペーストあるいは半田ペースト
を印刷する方法、金属線を導電性ペーストで固着する方
法などがある。
【0062】なお、必要に応じて光起電力素子の両面に
保護層を形成する事がある。同時に鋼板等の補強材を併
用してもよい。
【0063】
【実施例】以下に光起電力素子として太陽電池を例に挙
げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0064】(実施例1)図2の装置を用いて酸化亜鉛
薄膜を作製した。
【0065】負側の導電性基体203としては、5cm
角、厚さ0.12mmのステンレス430BAに、アル
ミニウムを100nmスパッタし、さらにZnOを10
0nmスパッタしたものを用い裏面をテープで覆い、対
向電極204として棒状(1cm2×5cm)、メッシ
ュ(5cm角)の4−Nの亜鉛を用いた。
【0066】耐腐食容器201はサッカロース20g/
lを添加した0.05mol/lの硝酸亜鉛水溶液で満
たされ、ごみを除去するフィルターを内蔵した溶液循環
ポンプ209により、水溶液202を撹拌、循環させつ
つ、耐腐食容器内部のヒーター207により水溶液温度
を85℃一定にした。印加電流は1.0mA/cm
2(0.1A/dm2)とし30分成膜を行った。
【0067】(比較例1)対向電極204として平板Z
n電極(5cm角)を使用した以外は実施例1と同様に
して酸化亜鉛薄膜を作製した。
【0068】得られた電析膜について光学特性から堆積
速度を調べたところ、実施例1は比較例1に比べ、0.
98倍(棒状電極使用)、0.99倍(メッシュ電極使
用)とほぼ同等の膜厚を得ることができた。
【0069】また、異常成長の数を測定したところ0.
60倍(棒状電極使用)、0.58倍(メッシュ電極使
用)と比較例1に比べ大きく改善がみられた。
【0070】さらに直接反射率、乱反射率においても比
較例1に比べ1.10倍(棒状電極使用)、1.08倍
(メッシュ電極使用)と改善された。
【0071】(実施例2)図3の装置を用いて酸化亜鉛
薄膜を作製した。
【0072】負側の導電性基体303としては、厚さ
0.12mmのステンレス430BAに、銀を200n
mスパッタし、裏面をテープで覆い、対向電極として棒
状(1cm2×5cm)、メッシュ(5cm角)のステ
ンレス430を使用した。
【0073】耐腐食容器301はサッカロース20g/
lを添加した0.05mol/lの硝酸亜鉛水溶液で満
たされ、該水溶液中に亜鉛塊312を浸漬させ、ごみを
除去するフィルターを内蔵した溶液循環ポンプ309に
より、該水溶液を撹拌、循環させつつ、耐腐食容器内部
のヒーター307により水溶液温度を85℃一定に保
ち、電流1.0mA/cm2(0.1A/dm2)で10
分成膜を行った。
【0074】得られた電析膜について光学特性から堆積
速度を調べたところ、実施例2は比較例1に比べ、0.
99倍(棒状電極使用)、1.00倍(メッシュ電極使
用)とほぼ同等の膜厚を得ることができた。
【0075】また、異常成長の数を測定したところ0.
65倍(棒状電極使用)、0.62倍(メッシュ電極使
用)と比較例1に比べ大きく改善がみられた。
【0076】(実施例3)図4の装置を用いて酸化亜鉛
薄膜を作製した。
【0077】導電性基体403としては、SUS430
BA0.15mmTを支持体としてあらかじめ銀を10
0nmスパッタリング装置で作成した長さ300mのS
US長尺基板を用い、対向電極としての棒状亜鉛陽極4
04には棒状亜鉛基板4−Nを使用した。
【0078】耐食容器中の硝酸亜鉛水溶液は循環装置4
09で常時循環させた。水溶液は、デキストリン0.1
g/lを添加した65℃、0.08mol/lの硝酸亜
鉛の水溶液とし、電流は、1.5mA/cm2とし、硝
酸を定期的に添加し、水溶液のpHを5.5に制御し
た。
【0079】(比較例3)対向電極として、棒状亜鉛陽
極404にかえて5−Nの亜鉛板を用いた以外は実施例
3と同様に電析を行った。
【0080】得られた電析膜について幅方向、長尺方向
の反射率、異常成長の数、膜厚の測定をそれぞれ行なっ
た。表1に実施例3の成膜開始後5m地点を1とした場
合の評価を示す。
【0081】反射率、異常成長数共に成膜距離が増える
につれ差が顕著に現れ、実施例3がいずれにおいても優
れた特性を示し、均一な膜厚の分布を示した。
【0082】
【表1】
【0083】(実施例4)図5の装置を用いて酸化亜鉛
薄膜を作製した。
【0084】導電性基体503としては、SUS430
BA0.15mmTを支持体としてあらかじめ銀を15
0nmスパッタリング装置で作成した長さ300mのS
US長尺基板を用い、対向電極としてのメッシュ陽極5
04にはメッシュ亜鉛基板5−Nを使用した。
【0085】耐食容器中の硝酸亜鉛水溶液は循環装置5
09で常時循環させた。水溶液は、デキストリン0.1
g/lを添加した75℃、0.1mol/lの硝酸亜鉛
の水溶液とし、電流は、1.2mA/cm2とし、硝酸
を定期的に添加し、水溶液のpHを5.5に制御した。
【0086】得られた電析膜について幅方向、長尺方向
の反射率、異常成長の数、膜厚の測定をそれぞれ行なっ
た。表2に実施例4の成膜開始後10m地点を1とした
場合の評価を示す。
【0087】反射率、異常成長数共に成膜距離が増える
につれ差が顕著に現れ、実施例4がいずれにおいても優
れた特性を示し、均一な膜厚の分布を示した。
【0088】
【表2】
【0089】(実施例5−a)図6の装置を用いて酸化
亜鉛薄膜を作製した。
【0090】導電性基体603としては、厚さ0.18
mmの長尺基板に、あらかじめ銀を100nmスパッタ
したものを用い、対向電極としてのメッシュ陽極604
にはメッシュのステンレス430を使用した。
【0091】耐食容器中の硝酸亜鉛水溶液は循環装置6
09で常時循環させた。水溶液は、デキストリン0.1
g/lを添加した65℃、0.08mol/lの硝酸亜
鉛の水溶液とし、同水溶液中に5−Nの亜鉛塊612を
浸漬させた。電流は、2.0mA/cm2とし、硝酸を
定期的に添加し、水溶液のpHを5.5に制御した。
【0092】得られた電析膜について幅方向、長尺方向
の反射率、乱反射率、異常成長の数の測定をそれぞれ行
なった。以下に実施例3の成膜開始後5m地点を1とし
100mの評価を行った。結果を表3に示す。
【0093】(実施例5−b)対向電極としてのメッシ
ュ陽極604にかえてSUS430を基体とする棒状電
極を使用した以外は実施例5−aと同様に成膜を行っ
た。結果を表3に示す。
【0094】
【表3】
【0095】反射率、異常成長数共に実施例3、実施例
4同等の優れた特性を示した。
【0096】(実施例6)図2の装置を用いて酸化亜鉛
薄膜を作製した。
【0097】負側の導電性基体203としては、厚さ
0.12mmのステンレス430BAに、銀を200n
mスパッタしたものを用い裏面をテープで覆い、対向電
極204としては、棒状(1cm2×5cm)の5−N
の亜鉛を用いた。
【0098】水溶液は、デキストリン0.1g/lを添
加した65℃、0.05mol/lの硝酸亜鉛の水溶液
とし、電流は2.0mA/cm2(0.2A/dm2)と
し、硝酸を定期的に添加し、水溶液のpHを5.5に制
御した。
【0099】15分間隔でサンプルを作成し、合計1時
間電解析出を行なった。
【0100】(実施例7)水溶液のpH制御をしない以
外は実施例6と同様に電解析出を行なった。15分間隔
でサンプルを作成し、合計1時間電解析出を行なった。
【0101】各サンプルの膜厚測定と、SEMを使用し
ての異常成長の度合いについて考察した。表4に実施例
6の成膜開始後15分を1とした場合の評価を示す。
【0102】pH制御を行なった実施例6は時間経過で
の膜厚、異常成長の分布は見られないが、pH制御を行
なわなかった実施例7は時間経過とともに膜厚が徐々に
減少し、更に異常成長の数は増加する傾向を示した。
【0103】
【表4】
【0104】(実施例8)実施例4で作成した酸化亜鉛
薄膜上にp−i−n接合を3つ有する図1の太陽電池を
作製した。
【0105】具体的には、支持体/金属層Ag/酸化亜
鉛層/第1のドープ層n型a−Si:H:P/第1のi
層a−SiGe:H/第2のドープ層p型μc−Si:
H:B/第3のドープ層n型a−Si:H:P/第2の
i層a−SiGe:H/第4のドープ層p型μc−S
i:H:B/第5のドープ層n型a−Si:H:P/第
1のi層a−Si:H/第6のドープ層p型μc−S
i:H:B/透明電極層ITO/集電電極Cuワイヤー
/Ag/Cの材料で構成された太陽電池を作製した。
尚、金属層は通常の真空蒸着法で作製した。
【0106】(比較例6)通常のスパッタリング法を用
いて酸化亜鉛層を形成し、図1の断面形状を有する太陽
電池を作製した。酸化亜鉛層の形成方法と断面形状が異
なる以外は実施例8と同様な太陽電池を作製した。
【0107】まず、実施例8の太陽電池と比較例6の太
陽電池の初期特性(光導電特性、短絡電流)を測定し
た。ソーラーシュミレーター(AM1.5・100mW
/cm2・表面温度25℃)を用いて光電変換効率、短
絡光電流を測定したところ、本発明の酸化亜鉛薄膜製造
装置により作成した酸化亜鉛薄膜上の光起電力素子がそ
れぞれ1.13倍、1.15倍優れていた。
【0108】その後、加速試験としてHH試験(高温高
湿試験)を行なった。2つの太陽電池を環境試験箱に投
入し温度90℃、湿度80%の状態で200時間放置
し、次に環境試験箱を温度25℃、湿度50%に設定し
て1時間放置した後に太陽電池を取りだした。同様に光
起電力素子の光電変換効率、短絡電流を測定したとこ
ろ、実施例8のほうが比較例6のものよりもそれぞれ、
1.04倍、1.05倍優れていた。
【0109】次に光照射試験を行なった。上記のシュミ
レーター(AM1.5・100mW/cm2・表面温度
50℃)に1000時間暴露させところ、ともに試験後
の外観不良は見いだされなかった。光電変換効率、短絡
光電流を測定したところ、光電変換効率の試験前後での
低下に差が見られた。試験前後における光電変換効率の
比(試験後/試験前)は実施例8では0.80、比較例
6では平均して0.83であった。
【0110】以上のように本発明の製造方法により作成
した酸化亜鉛薄膜上の光起電力素子が優れていることが
分った。
【0111】
【発明の効果】本発明の酸化亜鉛薄膜製造方法は基板上
への酸化亜鉛薄膜作製を可能とするものであり、この方
法により作成した酸化亜鉛薄膜はスパッタリングにより
作成した酸化亜鉛薄膜に比べ透過率、耐久性を向上でき
るものである。
【0112】さらに平行平板の亜鉛対向電極を使用した
ものと比較し、材料コストの低減、メンテナンスの容易
さ等に優れ、太陽電池作製のコストを大きく低減するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸化亜鉛薄膜を光起電力素子に応用し
た例を示す図である。
【図2】本発明の酸化亜鉛薄膜の形成装置の一例を示す
図である。
【図3】本発明の酸化亜鉛薄膜の形成装置の他の例を示
す図である。
【図4】本発明の連続形成装置の一例を示す図である。
【図5】本発明の連続形成装置の他の例を示す図であ
る。
【図6】本発明の連続形成装置の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 導電性基体 101−1 支持体 101−2 金属層 101−3 透明導電層 102 酸化亜鉛層 103 半導体層 104 透明電極層 105 集電電極 201、301、401、501、601 耐腐食容器 202、302、402、502、602 水溶液 203、303、403、503、603 導電性基体 204、304 対向電極 404 棒状亜鉛陽極 504、604 メッシュ陽極 205、305 負荷抵抗 206、306、406、506、606 電源 207、307、407、507、607 ヒーター 208、308、408、508、608 ヒーター用
電源 209、309、409、509、609 循環ポンプ 410、510、610 送り出しローラー 411、511、611 巻き取りローラー 312、612 亜鉛塊

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも硝酸イオン、亜鉛イオン、及
    び炭水化物を含有してなる水溶液に浸漬された導電性基
    体と、該溶液中に浸漬されたメッシュ状又は棒状の対向
    電極との間に通電することにより、酸化亜鉛薄膜を前記
    導電性基体上に形成することを特徴とする酸化亜鉛薄膜
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 対向電極が亜鉛であることを特徴とする
    請求項1に記載の酸化亜鉛薄膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 水溶液中に亜鉛含有物質を浸漬させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の酸化亜鉛薄膜の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 酸化亜鉛薄膜堆積中の水溶液をPH3か
    らPH7で制御することを特徴とする請求項1〜3に記
    載の酸化亜鉛薄膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 水溶液を一定の温度に保ち、水溶液を循
    環させ、亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物の濃度を一
    定に保つような亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物の補
    充することを特徴とする請求項1〜4に記載の酸化亜鉛
    薄膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも硝酸イオン、亜鉛イオン、及
    び炭水化物を含有してなる水溶液に浸漬された導電性基
    体と、該溶液中に浸漬されたメッシュ状又は棒状の対向
    電極との間に通電することにより、酸化亜鉛薄膜を前記
    導電性基体上に形成する工程と、半導体層を形成する工
    程を含むことを特徴とする光起電力素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 対向電極が亜鉛であることを特徴とする
    請求項6に記載の光起電力素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 水溶液中に亜鉛含有物質を浸漬させるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の光起電力素子の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 酸化亜鉛薄膜堆積中の水溶液をPH3か
    らPH7で制御することを特徴とする請求項6〜8に記
    載の光起電力素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 水溶液を一定の温度に保ち、水溶液を
    循環させ、亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物の濃度を
    一定に保つような亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物の
    補充することを特徴とする請求項6〜9に記載の光起電
    力素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも硝酸イオン、亜鉛イオン、
    及び炭水化物を含有してなる水溶液に浸漬された導電性
    基体と、該溶液中に浸漬されたメッシュ状又は棒状の対
    向電極との間に通電することにより、酸化亜鉛薄膜を前
    記導電性基体上に形成することを特徴とする半導体素子
    基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 対向電極が亜鉛であることを特徴とす
    る請求項11に記載の半導体素子基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 水溶液中に亜鉛含有物質を浸漬させる
    ことを特徴とする請求項11に記載の半導体素子基板の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 酸化亜鉛薄膜堆積中の水溶液をPH3
    からPH7で制御することを特徴とする請求項11〜1
    3に記載の半導体素子基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 水溶液を一定の温度に保ち、水溶液を
    循環させ、亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物の濃度を
    一定に保つような亜鉛イオン、硝酸イオン、炭水化物の
    補充することを特徴とする請求項11〜14に記載の半
    導体素子基板の製造方法。
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