JP3380659B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP3380659B2
JP3380659B2 JP27057295A JP27057295A JP3380659B2 JP 3380659 B2 JP3380659 B2 JP 3380659B2 JP 27057295 A JP27057295 A JP 27057295A JP 27057295 A JP27057295 A JP 27057295A JP 3380659 B2 JP3380659 B2 JP 3380659B2
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fuel
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真嗣 小堀
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば小型の油圧
ショベル等のように小容量の燃料タンクを備えた建設機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】図10および図11に従来技術による建
設機械として小型の油圧ショベルを例に挙げて説明す
る。
【0003】図中、1は下部走行体、2は該下部走行体
1上に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、該上部
旋回体2は、旋回フレーム3と、該旋回フレーム3上に
設けられた運転席4と、該運転席4の後部に位置して旋
回フレーム3上に設けられ、油圧ポンプおよび原動機
(図示せず)等を収容した機械室5と、旋回フレーム3
の後端に設けられたカウンタウェイト(図示せず)とか
ら大略構成され、上部旋回体2の前部には土砂等の掘削
作業を行うための作業装置(図示せず)が設けられてい
る。
【0004】また、前記旋回フレーム3上には運転席4
の右側に位置して燃料タンク6が設けられ、該燃料タン
ク6は、図11に示す如く、機械室5内の原動機に供給
する燃料を貯えたタンク本体6Aと、該タンク本体6A
の給油口(図示せず)を施蓋するキャップ6Bとから大
略構成されている。また、燃料タンク6は、前記タンク
本体6Aが複数本のボルト7,7,…を介して旋回フレ
ーム3に一体的に固定され、これにより作業中の振動時
にも燃料を安定して供給できるようになっている。
【0005】そして、このように構成される油圧ショベ
ルでは、燃料タンク6から供給される燃料によって機械
室5内の原動機を駆動することにより、該原動機によっ
て油圧ポンプを駆動し、該油圧ポンプから吐出される圧
油を下部走行体1および作業装置等に給排することによ
り、これらを作動させ、車両を走行させたり、土砂等の
掘削作業を行ったりするようにしている。
【0006】また、燃料タンク6に燃料の補給を行う場
合には、油圧ショベルを給油所まで移動させ、キャップ
6Bを外してタンク本体6A内に給油を行うようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、燃料タンク6に燃料を
補給するときに、油圧ショベルを給油所まで移動しなく
てはならず、給油作業に時間を要してしまうという問題
がある。
【0008】また、工事期間中は油圧ショベルを現場に
駐機しておくことが多く、昨今では油圧ショベルの盗難
を防止するために、燃料タンク6内の燃料を抜き取りた
いというニーズがあるが、現状では燃料タンク6内から
燃料を抜き取ることは非常に困難である。
【0009】そこで、燃料タンク6自体を旋回フレーム
3から取外して可搬式とすることが考えられるが、該燃
料タンク6は複数本のボルト7によって固定されている
から着,脱に時間や労力を要する上に、燃料タンク6を
取外したときの燃料漏れに対する配慮がなされていない
という問題がある。
【0010】また、実開平5−72549号公報等に開
示されているように、燃料タンクをベルト等によって
着,脱可能に固定することにより、燃料タンクの着,脱
作業を容易にすることができる。しかし、この場合にも
燃料タンクを取外したときの燃料漏れに対する配慮がな
されていないという未解決の問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、燃料タンクを着,脱可能な可搬式とする
と共に、燃料タンクを取外したときの燃料漏れを確実に
防止できるようにした建設機械を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上術した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、作業装置を有する本体部
と、該本体部に搭載され少なくとも前記作業装置を駆動
する原動機とからなる建設機械において、前記原動機に
燃料を供給するため、前記本体部に着,脱可能に取付け
られる可搬式の燃料タンクと、該燃料タンクを前記本体
部に取付けたときにのみ、該燃料タンク内の燃料を前記
原動機に供給するのを許可する供給許可手段とから構成
したことにある。
【0013】このような構成としたことにより、燃料タ
ンクを本体部に取付けた場合には、供給許可手段によっ
て燃料タンク内の燃料を原動機に供給でき、燃料タンク
を本体部から取外した場合には、供給許可手段によって
燃料タンクからの燃料の漏れを防止できる。
【0014】請求項2の発明は、前記燃料タンクは、工
具を用いることなく前記本体部に対して上方から着,脱
可能に取付ける構成としたことにより、燃料タンクを
上,下方向に移動させるだけで、本体部に対して容易に
着,脱できる。
【0015】請求項3の発明は、前記供給許可手段は、
前記本体部に設けられた弁開手段と、前記燃料タンクに
設けられ、該燃料タンクを本体部に取付けたときにの
み、該弁開手段によって開弁される常閉の弁手段とから
構成したことにある。
【0016】このような構成としたことにより、燃料タ
ンクを本体部に取付けた場合には、供給許可手段の弁手
段が弁開手段によって開弁されるから、燃料タンク内の
燃料を原動機に供給でき、燃料タンクを本体部から取外
した場合には、弁手段が閉弁するから燃料タンクからの
燃料の漏れを防止できる。
【0017】請求項4の発明は、前記燃料タンクには、
タンク本体に給油口が設けられると共に、該給油口に
着,脱可能に取付けられたキャップを有し、該キャップ
には前記供給許可手段を構成する弁手段を設けたことに
ある。
【0018】このような構成としたことにより、給油口
からキャップを取外すことによって該給油口からタンク
本体内に燃料を給油でき、給油口にキャップを取付ける
ことにより、キャップに設けられた弁手段によって燃料
の漏れを防止できる。
【0019】請求項5の発明は、前記本体部には、前記
燃料タンクを固定的に収納する収納手段を備えたことに
より、燃料タンクを本体部に取付けるときに、該燃料タ
ンクを収納手段内に固定的に収納でき、振動による影響
を受けることなく原動機に燃料を供給できる。
【0020】請求項6の発明は、前記収納手段は、前記
燃料タンクを収納するケースと蓋体とからなり、前記燃
料タンクには、該蓋体によって施蓋したときに開弁する
空気抜き弁を設けたことにある。
【0021】このような構成としたことにより、収納手
段のケース内に燃料タンクを収納し、この状態で蓋体を
施蓋したときにのみ、空気抜き弁を開放させて燃料タン
ク内に空気を供給し、該燃料タンク内の燃料を円滑に供
給でき、蓋体が開いている状態では燃料の供給を絶つこ
とができる。
【0022】請求項7の発明は、前記供給許可手段は、
前記本体部側に設けられた突起と、前記燃料タンク側に
設けられた常閉のチェック弁とから構成され、前記燃料
タンクを本体部に装着したときに、前記突起によって前
記チェック弁を押動して開弁させる構成としたことにあ
る。
【0023】このような構成としたことにより、燃料タ
ンクを本体部に取付けた場合には、本体部側の突起が燃
料タンク側のチェック弁を押動して開弁させるから、燃
料タンク内の燃料を原動機に供給でき、燃料タンクを本
体部から取外した場合には、チェック弁を押動開弁して
いた突起を該チェック弁から離間させてチェック弁を閉
弁させるから燃料タンクからの燃料の漏れを防止でき
る。
【0024】請求項8の発明は、前記供給許可手段は、
前記本体部側に設けられた第1の常閉のチェック弁と、
前記燃料タンク側に設けられた第2の常閉のチェック弁
と、該第1のチェック弁と第2のチェック弁のいずれか
一方のチェック弁に設けられた突起部とから構成され、
前記燃料タンクを前記本体部に装着したとき、前記突起
部が他方のチェック弁を押動開弁すると共に一方のチェ
ック弁を開弁する構成としたことにある。
【0025】このような構成としたことにより、燃料タ
ンクを本体部に取付けた場合には、突起部によって本体
部側に設けられた第1のチェック弁と燃料タンク側に設
けられた第2のチェック弁を押動して開弁するから、燃
料タンク内の燃料を原動機に供給でき、燃料タンクを本
体部から取外した場合には、第1のチェック弁と第2の
チェック弁を押動開弁させていた突起部を該各チェック
弁から離間させて各チェック弁を閉弁させるから、第2
のチェック弁によって燃料タンクからの燃料の漏れを防
止できる上に、第1のチェック弁によって原動機への燃
料流路内に異物等が侵入するのを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0027】まず、図1ないし図4は本発明の第1の実
施例で、11は下部走行体、12は該下部走行体11上
に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、該上部旋回
体12は、骨組構造をなす旋回フレーム13と、該旋回
フレーム13上に設けられた運転席14と、該運転席1
4の後部に位置して旋回フレーム13上に設けられた機
械室15と、旋回フレーム13の後端に設けられたカウ
ンタウェイト16とから大略構成され、前記機械室15
内には、原動機17や該原動機17によって駆動される
油圧ポンプ(図示せず)等が収容されている。
【0028】18は上部旋回体12の前部に俯仰動可能
に設けられた作業装置としてのフロントで、該フロント
18は、先端側に設けられたバケット等の作業具(図示
せず)によって土砂の掘削作業等を行うものである。ま
た、19は下部走行体11の前部に設けられた作業装置
としての排土板を示し、該排土板19は必要に応じて設
けられる。
【0029】21は運転席14の左側に位置して旋回フ
レーム13に設けられた燃料タンク装置を示し、該燃料
タンク装置21は、後述するタンク収納ケース22、燃
料受26、弁開突起27、燃料タンク31、キャップ3
2、チェック弁33から大略構成されている。
【0030】22は旋回フレーム13の底板上に設けら
れた収納手段としてのタンク収納ケースを示し、該タン
ク収納ケース22は、図2に示す如く、底板上に固着さ
れた断面コ字状の台座23と、該台座23上に固着さ
れ、底面24Aおよび4枚の側面24B,24B,…か
ら上方に向けて開口する箱形状に形成されたケース本体
24と、該ケース本体24の側面24B上端部に蝶番2
5Aを介して開,閉可能に取付けられた蓋体25とから
構成されている。そして、タンク収納ケース22には、
そのケース本体24内に上方から燃料タンク31を着,
脱するようになっており、該タンク収納ケース22は、
ケース本体24内に収納された燃料タンク31を蓋体2
5を閉じることにより、上側から押圧して当該タンク収
納ケース22内に固定するようになっている。
【0031】26はケース本体24の底面24A中央に
設けられた燃料受で、該燃料受26は有底円筒状に形成
され、その底面26Aには中央から上向きに伸長し、チ
ェック弁33と共に供給許可手段を構成する弁開手段を
なす弁開突起27が設けられ、周面26Bには下端側に
位置して燃料を原動機17に向けて供給するための燃料
配管28が接続され、上側に位置して燃料タンク31内
に外気を取入れるための空気導入管29が接続されてい
る(図4参照)。また、燃料受26の開口側には、ケー
ス本体24内に燃料タンク31を収納したときに、該燃
料タンク31との間で当該燃料受26を密閉する0リン
グ30が設けられている。
【0032】31はタンク収納ケース22内に収納され
る燃料タンクを示し、該燃料タンク31はケース本体2
4の内部形状に応じた直方体状の密閉容器として形成さ
れ、これによりタンク収納ケース22内に固定的に収納
されている。また、燃料タンク31の上面には把手31
Aが設けられており、これによって燃料タンク31は該
把手31Aを持って移動することができる可搬式タンク
となっている。さらに、燃料タンク31の底面には給油
口31Bが設けられ、該給油口31Bの先端側外周は、
図3に示すように後述するキャップ32が螺着されるね
じ部31Cとなっている。
【0033】32は燃料タンク31の給油口31Bに
着,脱可能に取付けられるキャップを示し、該キャップ
32は、円板部32Aと、該円板部32Aの周縁から軸
方向に延設された筒部32Bとから有蓋筒状に形成さ
れ、該円板部32Aの中央には燃料タンク31内の燃料
が流通する燃料流出穴32Cが穿設され、前記筒部32
Bの内周側には前記給油口31Bのねじ部31Cに螺着
するねじ部32Dが形成されている。
【0034】33はキャップ32内に設けられ、弁開突
起27と共に供給許可手段を構成する弁手段としてのチ
ェック弁を示し、該チェック弁33は、基端側が円板部
32Aに固着され、先端側が燃料タンク31の給油口3
1B内に望むように伸長した有蓋筒状の弁ケース34
と、該弁ケース34内を軸方向に移動可能に設けられ、
キャップ32の燃料流出穴32Cを開,閉弁する弁体3
5と、該弁体35を閉弁方向に付勢するように該弁体3
5と前記弁ケース34との間に設けられた弁ばね36と
から構成され、前記弁ケース34には、該弁ケース34
内と燃料タンク31内とを連通する連通孔34A,34
Aが径方向に穿設されている。
【0035】そして、チェック弁33は、燃料タンク3
1が上方に移動されてタンク収納ケース22から取外さ
れた状態では、図3に示すように弁ばね36によって弁
体35をキャップ32の燃料流出穴32Cに押付けて閉
弁させることにより、燃料タンク31からの燃料の漏れ
を防止する。一方、燃料タンク31をタンク収納ケース
22内に上方から収納したときには、図4に示すように
燃料受26に設けられた弁開突起27によって弁体35
が押動されて開弁するから、燃料流通穴32Cを介して
燃料タンク31内の燃料が燃料受26側に流通するのを
許すようになっている。
【0036】本実施例による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、その基本的な作動については従来
技術によるものと格別差異はない。
【0037】そこで、燃料タンク装置21への燃料の補
給手順について説明する。
【0038】まず、燃料タンク装置21に燃料を補給す
る場合には、タンク収納ケース22の蓋体25を開き、
ケース本体24内に収納されている燃料タンク31を把
手31Aを介して上方に引き抜くように取り出す。この
ときには、図3に示すように弁開突起27によって開弁
状態にあったチェック弁33が、弁開突起27の離間と
同時に閉弁して燃料タンク31内に残った燃料の漏れを
防止する。
【0039】次に、把手31Aを持った状態で燃料タン
ク31を給油所まで持ち運び、給油所で給油口31Bが
上向きになるように該燃料タンク31を反転してキャッ
プ32を取外し、この状態で給油口31Bから燃料タン
ク31内に燃料を給油する。そして、給油後にはキャッ
プ32を給油口31Bに取付け、燃料タンク31を再度
反転し把手31Aを持って油圧ショベルまで持ち運ぶ。
このときには、チェック弁33が引き続き閉弁状態であ
るから、燃料タンク31からの燃料が漏れることはな
い。
【0040】次に、燃料タンク31を油圧ショベルまで
運んだら、該燃料タンク31をタンク収納ケース22の
ケース本体24内に上方から取付け、蓋体25を閉じる
ことによりタンク収納ケース22内に燃料タンク31を
固定的に収納する。そして、燃料タンク31をケース本
体24内に収納した時点で、図4に示す如く、チェック
弁33が弁開突起27によって開弁されるから、燃料タ
ンク31内の燃料をキャップ32の燃料流出穴32Cか
ら燃料受26内に流出させ、燃料配管28を介して原動
機17に供給できる。
【0041】また、この燃料供給時には、燃料タンク3
1内の燃料の減少に伴って空気導入管29を介して該燃
料タンク31内に外気を導入することにより、燃料タン
ク31内が負圧になるのを防止し、円滑な燃料供給を可
能としている。
【0042】かくして、本実施例によれば、燃料タンク
31をタンク収納ケース22内に上方から取付けること
により、該タンク収納ケース22内に燃料タンク31を
固定的に収納でき、燃料の補給時には燃料タンク31を
上方に引き抜くように取出すことにより、該燃料タンク
31を給油所まで持ち運んで給油することができるか
ら、燃料補給の度に油圧ショベルを給油所まで移動させ
たり、タンクローリ車等の特別な給油車両を用意するこ
となく、燃料タンク31に燃料を容易かつ短時間で補給
することができ、燃料補給時の作業性を大幅に向上する
ことができる。
【0043】しかも、燃料タンク31にはチェック弁3
3を設けているから、燃料タンク31をタンク収納ケー
ス22内に収納した状態では該チェック弁33を開弁さ
せて原動機17側に燃料を供給でき、タンク収納ケース
22から燃料タンク31を取り出したときには、該チェ
ック弁33を閉弁させて該燃料タンク31からの燃料漏
れを防止でき、燃料タンク31運搬時の燃料漏れを確実
に防止することができる。
【0044】また、燃料タンク31を着,脱可能とする
ことにより、燃料が充填された容器から燃料タンク31
内に燃料を給油する場合でも、無理な給油姿勢で給油す
ることなく、燃料タンク31を給油作業のし易い場所に
移動して容易に給油することができる。
【0045】また、燃料タンク31を着,脱することが
できるから、作業終了後に油圧ショベルを駐機する場合
には、燃料タンク31を油圧ショベルから取外して保管
しておくことにより、該油圧ショベルを走行不能とする
ことができ、盗難を未然に防ぐことができる。
【0046】さらに、燃料タンク31をケース本体24
の内部形状に応じた直方体状の密閉容器として形成し、
燃料タンク31を上,下方向に移動させることによって
ケース本体24に対して着,脱するようにしているか
ら、該燃料タンク31をタンク収納ケース22内に固定
的に収納することができ、作業中の振動時にも燃料を安
定して供給することができる上に、工具等を用いること
なく容易に燃料タンクを着,脱することができる。
【0047】次に、図5および図6は本発明の第2の実
施例で、本実施例の特徴は、空気導入管の先端に蓋体の
開,閉に応じて開,閉する空気抜き弁を設けたことにあ
る。なお、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成
要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0048】図中、41は本実施例による燃料タンク装
置、42は該燃料タンク装置41のタンク収納ケース、
43は該タンク収納ケース42をケース本体24等と共
に構ている。
【0049】46はケース本体24の上端部に設けられ
た空気抜き弁を示し、該空気抜き弁46は、図6に示す
如く、ケース本体24の側面24Bに固着され、空気導
入管45の他端が接続されると共に弁開突起44に対応
する位置に通気穴47Aが穿設された弁ケース47と、
該弁ケース47内に設けられ、前記通気穴47Aを開,
閉する弁体48と、前記弁ケース47内に位置して該弁
体48を閉弁方向に付勢する弁ばね49とから構成され
ている。
【0050】そして、空気抜き弁46は、蓋体43を開
いて弁開突起44を離間させた状態では、弁ばね49に
付勢される弁体48によって弁ケース47の通気穴47
Aを閉塞し、蓋体43を閉じた状態では、弁開突起44
によって弁体48が押動させることにより、通気穴47
Aを開放して空気導入管45側に空気が流通するのを許
すようになている。
【0051】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができるものの、特に、本実施例では、ケ
ース本体24内に燃料タンク31を取付けただけで蓋体
43が開いている状態では、空気抜き弁46を閉弁させ
ることにより、燃料タンク31内への空気の供給を絶
ち、該燃料タンク31内を負圧にして原動機17への燃
料の供給を停止することができる。そして、蓋体43を
閉じることにより弁開突起44によって空気抜き弁46
を開弁させたときにのみ、燃料タンク31内に空気を供
給して燃料を原動機17側に供給させることができるか
ら、蓋体43を開けたままで作業が行われるのを確実に
防止でき、安全性を向上することができる。
【0052】次に、図7ないし図9は本発明の第3の実
施例で、本実施例の特徴は、タンク収容ケースと燃料タ
ンクのそれぞれにチェック弁を設けたことにある。な
お、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0053】図中、51は本実施例による燃料タンク装
置、52はケース本体24の底面24A中央に設けられ
た燃料受をそれぞれ示し、該燃料受52は、図8に示す
如く、底面52Aと周面52Bとから有底筒状に形成さ
れ、該周面52Bには燃料配管28が接続されている。
また、燃料受52は後述する第1のチェック弁53の一
部を構成している。
【0054】53は燃料受52に設けられた第1のチェ
ック弁を示し、該第1のチェック弁53は、燃料受52
の上端側を閉塞するように該燃料受52に固着され、中
央に開口54Aが形成された山形状の弁体収容筒54
と、該弁体収容筒54内に摺動可能に挿嵌された有蓋筒
状の弁体55と、該弁体55を上方に向けて付勢する弁
ばね56と、前記弁体収容筒54の径方向に穿設された
燃料通路57,57と、該各燃料通路57に連通可能な
ように前記弁体55の径方向に穿設された燃料通路5
8,58とから大略構成されている。また、前記弁体5
5の中央には軸方向上側に伸長し、弁体収容筒54の開
口54A内に達する突起当接部55Aが一体的に設けら
れている。さらに、前記弁体収容筒54の外周側には、
燃料通路57を軸方向から挟むように後述する山形状凹
部63との間をシールする2本のOリング59,59が
設けられている。
【0055】そして、第1のチェック弁53は、常時は
図8に示すように弁ばね56の付勢力によって弁体55
を上方に位置させることにより、各燃料通路57,58
を離間させて燃料受52内を外部に対して遮断し、図9
に示すように後述する弁開突起69によって突起当接部
55Aを介して弁体55が下方に押動されたときに各燃
料通路57,58を連通させて燃料の流通を許すように
なっている。
【0056】60はタンク収納ケース22内に収納され
る可搬式の燃料タンクを示し、該燃料タンク60はケー
ス本体24の内部形状に応じた直方体状の密閉容器とし
て形成され、これによりタンク収納ケース22内に固定
的に収納されている。また、燃料タンク60の上面には
把手60Aと給油口60Bが設けられ、該給油口60B
には空気導入孔(図示せず)を有するキャップ61が取
付けられている。
【0057】62は燃料タンク60内に設けられた第2
のチェック弁を示し、該第2のチェック弁62は、燃料
タンク60の底面を内方に向けて山形状に凹設した山形
状凹部63と、該山形状凹部63を跨ぐように設けられ
た断面コ字状のばね押え64と、前記山形状凹部63の
外周を覆うように山形状に形成された弁体65と、該弁
体65と前記ばね押え64の間に設けられ、該弁体65
を山形状凹部63に押付けるように付勢する弁ばね66
と、前記山形状凹部63の径方向に穿設された燃料通路
67,67と、該各燃料通路67に連通可能なように前
記弁体65の径方向に穿設された燃料通路68,68と
から大略構成されている。また、前記山形状凹部63の
中央には弁開突起69の先端が挿通される挿通穴63A
が穿設されている。
【0058】そして、第2のチェック弁62は、常時は
図8に示すように弁ばね66の付勢力によって弁体65
を山形状凹部63に押付けることにより、各燃料通路6
7,68を離間させて燃料タンク60内から燃料が漏れ
るのを防止し、図9に示すように弁開突起69を第1の
チェック弁53に設けられた弁体55の突起当接部55
Aに当接させることによって弁体65が上方に所定寸法
移動したときには各燃料通路67,68を連通させて燃
料の流通を許すようになっている。
【0059】69は基端側が第2のチェック弁62の弁
体65中央に固着され、先端側が山形状凹部63の挿通
穴63Aを介して下方に突出した弁開突起を示し、該弁
開突起69は、その先端が第1のチェック弁53に設け
られた弁体55の突起当接部55Aに当接することによ
り、第1のチェック弁53と第2のチェック弁62の両
者を同時に開弁させるものである。
【0060】かくして、第1のチェック弁53、第2の
チェック弁62および弁開突起69によって供給許可手
段を構成している。
【0061】次に、弁開突起69による第1のチェック
弁53および第2のチェック弁62の開,閉弁動作につ
いて説明する。
【0062】まず、燃料タンク60をケース本体24か
ら上方に引き抜いて取外した状態では、図8に示す如
く、弁開突起69の先端が第1のチェック弁53に設け
られた弁体55の突起当接部55Aから離間するから、
該第1のチェック弁53は弁ばね56の付勢力によって
弁体55を押動し、各燃料通路57,58を離間させ燃
料受52内に塵埃等の異物が侵入するのを防止する。ま
た、第2のチェック弁62も、弁体65が弁ばね66に
押動されて各燃料通路67,68が離間し、燃料タンク
60内の燃料の漏れを防止するようになっている。
【0063】一方、燃料タンク60をケース本体24内
に上方から取付けた状態では、図9に示す如く、弁開突
起69が第1のチェック弁53に設けられた弁体55を
突起当接部55Aを介して押圧する。これにより、該弁
体55が下方に移動されて各燃料通路57,58が連通
し、また、これと同時に第2のチェック弁62の弁体6
5が上方に移動されて各燃料通路67,68が連通す
る。この結果、燃料タンク60内の燃料は、各燃料通路
68,67,57,58を通って燃料受52内に流入
し、該燃料受52から燃料配管28を介して原動機17
に供給される。
【0064】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得ることが
できるが、特に、本実施例では、燃料受52側にも第1
のチェック弁53を設けるようにしているから、燃料タ
ンク60を取外しているときに、該第1のチェック弁5
3を閉弁させることにより燃料受52内に塵埃等の異物
が侵入するのを防止することができ、異物の侵入によっ
て原動機17等に故障が発生するのを防止できる。
【0065】なお、前記第1,第2の実施例では、燃料
受26の底面26Aに弁開突起27を設けるものとして
述べたが、該弁開突起27をチェック弁33の弁体35
に設けるようにしてもよい。
【0066】また、前記第3の実施例では、第2のチェ
ック弁62の弁体65に弁開突起69を設けた場合を例
示したが、弁開突起69を第1のチェック弁53の弁体
55に設けるようにしてもよい。
【0067】また、前記第3の実施例では、第1のチェ
ック弁53の弁体収容筒54および第2のチェック弁6
2の山形状凹部63、弁体65をそれぞれ山形状に形成
したが、これらを上面が平坦な有蓋筒状に形成してもよ
い。
【0068】さらに、前記各実施例では、建設機械とし
て油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本考案はこれ
に限らず、ホイールローダやブルドーザ等の建設機械に
も適用できるものである。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、燃料タンクを本体部に取付けた場合には、供給許
可手段によって燃料タンク内の燃料を原動機に供給で
き、燃料タンクを本体部から取外した場合には、供給許
可手段によって燃料タンクからの燃料の漏れを防止でき
るから、燃料補給を行うときに燃料タンクを取外すこと
により該燃料タンクに容易に給油することができ、給油
作業時の作業性を向上することができる。また、建設機
械を駐機するときに燃料タンクを取外すことにより、原
動機を駆動不能状態にすることができ、当該建設機械の
盗難を未然に防ぐことができる。
【0070】請求項2の発明によれば、燃料タンクを工
具を用いることなく本体部に対して上方から着,脱可能
に取付ける構成としているから、燃料タンクを上,下方
向に移動させるだけで、本体部に対して容易に着,脱で
き、給油作業時の作業性を向上することができる。
【0071】請求項3の発明によれば、燃料タンクを本
体部に取付けた場合には、供給許可手段の弁手段を弁開
手段によって開弁させることにより燃料タンク内の燃料
を原動機に供給でき、燃料タンクを本体部から取外した
場合には、弁手段を閉弁させることにより燃料タンクか
らの燃料の漏れを防止できるから、燃料タンクを安全に
運搬することができる。
【0072】請求項4の発明によれば、給油口からキャ
ップを取外すことにより、該給油口からタンク本体内に
燃料を給油でき、給油口にキャップを取付けることによ
り、キャップに設けられた弁手段によって燃料の漏れを
防止できるから、キャップと弁手段を一体的にして構成
を簡略化することができる。
【0073】請求項5の発明によれば、燃料タンクを本
体部に取付けるときに、該燃料タンクを収納手段内に収
納することにより、該燃料タンクを固定的に収納でき、
振動による影響を受けることなく原動機に燃料を供給で
きるから、燃料供給不良等の発生を防止することがで
き、信頼性を向上することができる。
【0074】請求項6の発明によれば、収納手段のケー
ス内に燃料タンクを収納し、この状態で蓋体を施蓋した
ときにのみ、空気抜き弁を開放して燃料タンク内に空気
を供給し、該燃料タンク内の燃料を円滑に供給させるこ
とができるから、蓋体が開いた状態では燃料の供給を絶
つことができ、安全性を向上することができる。
【0075】請求項7の発明によれば、燃料タンクを本
体部に取付けた場合には、本体部側の突起で燃料タンク
側のチェック弁を押動して開弁させ、燃料タンク内の燃
料を原動機に供給でき、燃料タンクを本体部から取外し
た場合には、チェック弁を押動開弁していた突起を該チ
ェック弁から離間させてチェック弁を閉弁させることが
できるから、燃料タンクの運搬時等に該燃料タンクから
の燃料の漏れを防止することができる。
【0076】請求項8の発明によれば、燃料タンクを本
体部に取付けた場合には、突起部によって本体部側に設
けられた第1のチェック弁と燃料タンク側に設けられた
第2のチェック弁を押動して開弁させ、燃料タンク内の
燃料を原動機に供給でき、燃料タンクを本体部から取外
した場合には、第1のチェック弁と第2のチェック弁を
押動開弁させていた突起部を該各チェック弁から離間さ
せて各チェック弁を閉弁させることができるから、第2
のチェック弁によって燃料タンクからの燃料の漏れを防
止できる上に、第1のチェック弁によって原動機への燃
料流路内に異物等が侵入するのを防止でき、原動機の動
作不良を防止して信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧ショベルを示
す外観斜視図である。
【図2】図1中の燃料タンク装置を拡大して示す一部破
断の外観図である。
【図3】図2中の閉弁状態にあるチェック弁を拡大して
示す断面図である。
【図4】弁開突起によって弁体が開弁されたチェック弁
等を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例による燃料タンク装置を
示す断面図である。
【図6】図5中の空気抜き弁を開弁状態で示す要部拡大
断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例による燃料タンク装置を
示す図2と同様位置からみた一部破断の外観図である。
【図8】閉弁状態の第1のチェック弁、第2のチェック
弁と弁開突起を拡大して示す断面図である。
【図9】開弁状態の第1のチェック弁、第2のチェック
弁と弁開突起を拡大して示す断面図である。
【図10】従来技術による油圧ショベルを作業装置を省
略して示す正面図である。
【図11】図10中の燃料タンクを拡大して示す平面図
である。
【符号の説明】
12 上部旋回体(本体部) 17 原動機 18 フロント 22,42 タンク収納ケース 24 ケース本体 25,43 蓋体 27,69 弁開突起(供給許可手段) 31,60 燃料タンク 31B,60B 給油口 32,61 キャップ 33 チェック弁(供給許可手段) 46 空気抜き弁 53 第1のチェック弁(供給許可手段) 62 第2のチェック弁(供給許可手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−118315(JP,A) 特開 昭56−144326(JP,A) 特開 平5−141579(JP,A) 実開 平6−27463(JP,U) 実開 平6−18044(JP,U) 実開 昭58−43577(JP,U) 実開 平3−5042(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00 E02F 9/24 F24C 5/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置を有する本体部と、該本体部に
    搭載され少なくとも前記作業装置を駆動する原動機とか
    らなる建設機械において、前記原動機に燃料を供給する
    ため、前記本体部に着,脱可能に取付けられる可搬式の
    燃料タンクと、該燃料タンクを前記本体部に取付けたと
    きにのみ、該燃料タンク内の燃料を前記原動機に供給す
    るのを許可する供給許可手段とから構成したことを特徴
    とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記燃料タンクは、工具を用いることな
    く前記本体部に対して上方から着,脱可能に取付ける構
    成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記供給許可手段は、前記本体部に設け
    られた弁開手段と、前記燃料タンクに設けられ、該燃料
    タンクを本体部に取付けたときにのみ、該弁開手段によ
    って開弁される常閉の弁手段とから構成してなる請求項
    1または2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記燃料タンクには、タンク本体に給油
    口が設けられると共に、該給油口に着,脱可能に取付け
    られたキャップを有し、該キャップには前記供給許可手
    段を構成する弁手段を設けてなる請求項3に記載の建設
    機械。
  5. 【請求項5】 前記本体部には、前記燃料タンクを固定
    的に収納する収納手段を備えてなる請求項1,2,3ま
    たは4に記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 前記収納手段は、前記燃料タンクを収納
    するケースと蓋体とからなり、前記燃料タンクには、該
    蓋体によって施蓋したときに開弁する空気抜き弁を設け
    てなる請求項5に記載の建設機械。
  7. 【請求項7】 前記供給許可手段は、前記本体部側に設
    けられた突起と、前記燃料タンク側に設けられた常閉の
    チェック弁とから構成され、前記燃料タンクを本体部に
    装着したときに、前記突起によって前記チェック弁を押
    動して開弁させる構成としてなる請求項1,2,4,5
    または6に記載の建設機械。
  8. 【請求項8】 前記供給許可手段は、前記本体部側に設
    けられた第1の常閉のチェック弁と、前記燃料タンク側
    に設けられた第2の常閉のチェック弁と、該第1のチェ
    ック弁と第2のチェック弁のいずれか一方のチェック弁
    に設けられた突起部とから構成され、前記燃料タンクを
    前記本体部に装着したとき、前記突起部が他方のチェッ
    ク弁を押動開弁すると共に一方のチェック弁を開弁する
    構成としてなる請求項1,2,4,5または6に記載の
    建設機械。
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