JP3396329B2 - 帯鋸盤 - Google Patents

帯鋸盤

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JP3396329B2
JP3396329B2 JP08237995A JP8237995A JP3396329B2 JP 3396329 B2 JP3396329 B2 JP 3396329B2 JP 08237995 A JP08237995 A JP 08237995A JP 8237995 A JP8237995 A JP 8237995A JP 3396329 B2 JP3396329 B2 JP 3396329B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークにおける被切断
部に対して切断加工を帯鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯鋸盤について説明すると、この
帯鋸盤は基台を備えており、この基台にはワークにおけ
る被切断部付近を所定の支持高さ位置で支持するテーブ
ルが設けてある。このテーブルの後側近傍には切断加工
時にワークを挟持固定する左右一対のバイスが設けてあ
り、左側のバイスはバイスシリンダの作動により右側の
バイスに対して接近離反する左右方向へ移動可能に構成
してある。また、上記基台には走行可能なエンドレス状
の帯鋸刃を備えた鋸刃ハウジングが設けてあり、この鋸
刃ハウジングはハウジングシリンダの作動により上下方
向へ移動するものである。ここで、左側が右側よりも所
定の高さだけ高くなるように水平に対して所定角度を保
ちつつ、鋸刃ハウジングを上下方向へ移動可能にするた
め、基台には鋸刃ハウジングの左側付近を上下動可能に
支持する第1ガイドポスト及び鋸刃ハウジングの右側付
近を上下動可能に支持する第2ガイドポストがそれぞれ
立設してある。また、鋸刃ハウジングが下方向へ移動す
るときの最下限位置をワークの挟持幅に対応して設定し
てある。
【0003】帯鋸刃における切断作用を奏する部分を刃
先がワークに対してほぼ垂直を指向するように案内支持
するため、鋸刃ハウジングには一対の鋸刃ガイドを左右
に離隔して設けてあり、帯鋸刃における切断作用を発す
る部分の長さをワークの切断幅に対応して調節するた
め、左側の鋸刃ガイドを右側の鋸刃ガイドに対して接近
離反する左右方向へ位置調節可能に構成してある。ここ
で、鋸刃ハウジングが最下限位置に位置するときにおい
て、右側の鋸刃ガイドは前記所定の支持高さ位置に対し
て下方向へ没入するが、テーブル及び基台に接触しない
ように構成してある。
【0004】したがって、テーブルにより所定の支持高
さ位置においてワークを支持した後に、バイスシリンダ
の作動により左側のバイスを右側のバイスに対して接近
する右方向へ移動させることにより、左右一対のバイス
によりワークを挟持固定することができる。また、左側
の鋸刃ガイドを右側の鋸刃ガイドに対して接近離反する
左右方向へ位置調節することにより、帯鋸刃における切
断作用を奏する部分の長さをワークの切断幅に対応して
調節する。そして、帯鋸刃を走行させた状態の下で、ハ
ウジングシリンダの作動により鋸刃ハウジングを最下限
位置まで下方向へ移動させる。これによって、一対の鋸
刃ガイドにより案内された帯鋸刃における切断作用を奏
する部分により、ワークにおける被切断部に対して切断
加工を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の状態
において鋸刃ハウジングが最下限位置に位置したとき
に、左側の鋸刃ガイドが左側のバイスに対して左側上部
に位置してあって、前記所定の支持高さ位置に対して下
方向に没入することはないが、ワークの切断幅がワーク
の挟持幅より短いため、左側の鋸刃ガイドが左側のバイ
スに対して右側下部に位置してあって所定の支持高さ位
置に対して下方向へ没入する場合がある。このような場
合に左側の鋸刃ガイドがテーブルに接触して損傷するこ
とを回避するため、従来の帯鋸盤においてはテーブルを
一対のデバイスから前方へ大きく離反させてテーブルと
一対のバイスとの間に左側の鋸刃ガイドが進入可能な進
入空間を形成したり、又はテーブルにおける左側の鋸刃
ガイドの垂直下方領域に左側の鋸刃ガイドが進入可能な
進入切欠きを形成したりしてある。そのため、切断長さ
の短い切断片をテーブルにより十分に支持することがで
きず、切断長さの短い切断片が進入空間内又は進入切欠
内に落下して、ワークの切断処理作業が煩雑化するとい
う問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するため、本発明においては、第1の手段とし
て、基台にワークにおける被切断部付近を所定の支持高
さ位置で支持するテーブルを設け、このテーブルの近傍
(例えば後側近傍)に切断加工時にワークを挟持固定す
る一対のバイスを対向して設け、一方のバイスをバイス
作動装置の作動により他方のバイスに対して接近離反す
る方向へ移動可能に構成し、上記基台に走行可能なエン
ドレス状の帯鋸刃を備えた鋸刃ハウジングをハウジング
上下動作動装置(例えばハウジングシリンダ)の作動に
より上下方向へ移動可能(直線移動可能、揺動可能も含
む)に設け、上記帯鋸刃における切断作用を奏する部分
を刃先がワークに対してほぼ垂直を指向するように案内
支持するため、鋸刃ハウジングに一対の鋸刃ガイドを離
隔して設け、帯鋸刃における切断作用を奏する部分の長
さをワークの切断幅に対応して調節するため、一方の鋸
刃ガイドを他方の鋸刃ガイドに対して接近離反する方向
へ位置調節可能に構成し、上記テーブルは一方の鋸刃ガ
イドの垂直下方領域において前記所定の支持高さ位置で
ワークを支持する可動テーブルを上下方向へ移動可能
(直線移動可能、揺動可能も含む)に備え、この可動テ
ーブルが所定の支持高さ位置を越えて上方向へ移動する
ことを規制するストッパを設けると共に、この可動テー
ブルを上方向へ付勢可能な付勢部材(例えばコイルスプ
リング、ガススプリング、ウレタン等の弾性体、付勢シ
リンダ等)を設けてなることを特徴とする。
【0007】第2の手段として、第1の手段の構成要件
の他に、一方側が他方側よりも所定の高さだけ高くなる
ように鋸刃ハウジングを水平に対して所定角度を保ちつ
つ上下方向へ移動可能にするため、鋸刃ハウジングの一
方側付近を上下動可能に支持する第1ガイドポストを立
設すると共に、鋸刃ハウジングの他方側付近を上下動可
能に支持する第2ガイドポストを立設してなることを特
徴とする。
【0008】第3の手段として、第1又は第2の手段の
構成要件の他に、前記鋸刃ハウジングが下方向へ移動す
るときの最下限位置をワークの挟持幅に対応して設定す
る最下限位置設定装置を設けてなることを特徴とする。
【0009】第4の手段として、第3の手段の構成要件
の他に、前記最下限位置設定装置は、前記一方のバイス
に上下動可能に設けたドグ或いはセンサと、前記鋸刃ハ
ウジングに設けたセンサ或いはドグであって、前記鋸刃
ハウジングが最下限位置すると上記ドグによってセンサ
が作動させるように構成し、一方のバイスの前記接近離
反する方向の移動に連動して上記ドグ或いはセンサが上
下動するように構成してなることを特徴とする。
【0010】第5の手段として、第3又は第4の手段の
構成要件の他に、前文鋸刃ハウジングが最下限位置に位
置すると鋸刃ハウジングの下方向の移動を停止せしめる
ように、前記ハウジング上下動作動装置を制御するコン
トローラを設けてなることを特徴とする。
【0011】第6の手段として、第1〜第5の手段のう
ちいずれかの手段の構成要件の他に、前記帯鋸刃が前記
所定の支持高さ位置に対して下方向へ没入するときに前
記テーブルの上面に接触しないようにするため、テーブ
ルに帯鋸刃が進入可能な鋸刃進入路を設けてなることを
特徴とする。
【0012】第7の手段として、第1〜第6の手段のう
ちいずれかの手段の構成要件の他に、前記他方の鋸刃ガ
イドの垂直下方領域における前記所定の支持高さ位置よ
り下側に、他方の鋸刃ガイドが進入可能な進入空間を形
成し、この進入空間を前記基台と前記テーブルにより区
画して構成してなることを特徴とする。
【0013】
【作用】前記の構成において、テーブルにより所定の支
持高さ位置においてワークを支持した後に、バイス作動
装置の作動により一方のバイスを他方のバイスに対して
接近する方向へ移動させることにより、一対のバイスに
よりワークを挟持固定する。ここで、第3〜第7の手段
によれば、ワークの挟持幅に対応して鋸刃ハウジングの
最下限位置が設定され、特に、第4〜第7の手段によれ
ば、一方のバイスの上記接近離反する方向の移動に連動
してドグ或いはセンサが上下動することにより、鋸刃ハ
ウジングの最下限位置が設定される。なお、ワークの挟
持幅とはワークにおける被挟持部の幅のことであるが、
ワークを挟持したときの一対のバイスの間隔と同じであ
る。
【0014】また、一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガイ
ドに対して接近離反する左右方向へ位置調節することに
より、帯鋸刃における切断作用を奏する部分の長さをワ
ークの切断幅に対応して調節する。ここで、ワークの切
断幅とはワークにおける被切断部の幅ことをいい、ワー
クの切断幅とワークの挟持幅とは必ずしも一致するもの
ではない。
【0015】そして、帯鋸刃を走行させた状態の下で、
ハウジング上下作動装置の作動により鋸刃ハウジングを
下方向へ移動させる。これによって、一対の鋸刃ガイド
により案内された帯鋸刃における切断作用を奏する部分
により、ワークにおける被切断部に対して切断加工を行
うことができる。ここで、第5〜第7の手段によると、
鋸刃ハウジングの最下限位置に位置すると、コントロー
ラによりハウジング上下動作動装置を制御して鋸刃ハウ
ジングの下方向の移動を停止せしめる。
【0016】上記の作用の下で、通常の状態において、
鋸刃ハウジングが最下限位置に位置したときに、一方の
鋸刃ガイドが所定の支持高さ位置に対して下方向へ没入
することはないが、ワークの切断幅が挟持幅よりも短い
ため一方の鋸刃ガイドが一方のバイスに対して他方側
(他方側下部)に位置している場合においては、一方の
鋸刃ガイドが所定の支持高さ位置に対して下方向へ没入
することがある。この場合においても、テーブルにおけ
る可動テーブルが付勢部材の付勢力に抗して下方向へ移
動するため、一方の鋸刃ガイドとテーブルの間には大き
な衝撃は生じることはない。
【0017】また、第6、第7の手段によれば、鋸刃ハ
ウジングが最下限高さ位置まで下方向へ移動することに
よって、帯鋸刃が所定の支持高さ位置に対して下方向へ
没入しても、帯鋸刃は鋸刃進入路に進入して、テーブル
の上面に接触することはない。
【0018】また、第7の手段によれば、鋸刃ハウジン
グが最下限高さ位置まで下方向へ移動することによっ
て、他方の鋸刃ガイドが所定の支持高さ位置に対して下
方向へ没入しても、他方の鋸刃ガイドは進入空間に進入
して、テーブル及び基台に接触することはない。
【0019】
【実施例】図1,図2を参照するに、本実施例に係る帯
鋸盤1は左右方向(図1、図2において左右方向)へ延
伸した基台3を備えており、この基台3にはワークWに
おける被切断部付近を所定の支持高さ位置で支持するテ
ーブル5が設けてある。このテーブル5の後側(図1に
おいて紙面に向って裏側、図2において上側)近傍には
切断加工時にワークWを挟持固定する。本体バイス装置
7が設けてあり、この本体バイス装置7は、基台3に固
定したバイスヘッド9と、このバイスヘッド9に左右に
対向して設けた可動バイス11と固定バイス13を備え
ている。この可動バイス11はバイスヘッド9に対して
左右方向へ移動可能であり、可動バイス11を左右方向
へ移動させるため、バイスヘッド9には左右方向へ移動
可能なピストンロッド15を備えたバイスシリンダ17
が設けてあると共に、このピストンロッド15は可動バ
イス11に連結してある。
【0020】上記基台3には左右方向へ延伸した鋸刃ハ
ウジング19が設けてあり、この鋸刃ハウジング19は
一対のホイール21を介して走行可能なエンドレス状の
帯鋸刃Bを備えている。
【0021】鋸刃ハウジング19を左側が右側よりも所
定の高さだけ高くなるように水平に対して所定角度を保
ちつつ上下方向へ移動可能にするため、基台3の左部適
宜位置には鋸刃ハウジング19の左側付近を上下動可能
に支持する第1ガイドポスト23が立設してあると共
に、基台3の右部適宜位置には鋸刃ハウジング19の右
側付近を上下動可能に支持する第2ガイドポスト25が
立設してある。そして、基台3の適宜位置には上下方向
へ移動可能なピストンロッド27を備えたハウジングシ
リンダ29が立設してあり、このピストンロッド27が
鋸刃ハウジング19の適宜位置に連結してある。
【0022】上記帯鋸盤刃Bにおける切断作用を奏する
部分を刃先がワークWに対してほぼ垂直を指向するよう
に案内支持するため、鋸刃ハウジング19には可動鋸刃
ガイド31と固定鋸刃ガイド33が左右に隔離して設け
てある。帯鋸刃Bにおける切断作用を奏する部分の長さ
をワークWの切断幅に対応して調整するため、可動鋸刃
ガイド31は固定鋸刃ガイド33に対して接近離反する
左右方向へ位置調節可能に構成してあり、可動鋸刃ガイ
ド31は図示省略の流体圧シリンダ、或いはねじ杆及び
モータ等の作動により左右方向へ移動する。
【0023】上記帯鋸盤1は、鋸刃ハウジング19が下
方向へ移動するときの最下限位置をワークWの挾持幅に
対応して設定する最下限位置設定装置35を備えてい
る。
【0024】より詳細には、図2、図3を参照するに第
1ガイドポスト23には上下(図2において紙面に向っ
て表裏、図3において上下)に延びたねじ杆37が回転
自在に設けてあり、このねじ杆37にはドグ39を備え
たナット部材41が螺合してある。そして、上記鋸刃ハ
ウジング19の適宜位置にはドグ39によって作動され
るリミットスイッチ43が設けてあり、このリミットス
イッチ43には前記ハウジングシリンダ29を制御する
コントローラ45が接続してある。そして、コントロー
ラ45は、鋸刃ハウジング19が最下限位置に位置して
ドグ39によってリミットスイッチ43が作動される
と、鋸刃ハウジング19の下方向の移動を停止せしめる
ようにハウジングシリンダ29を制御するのである。こ
こで、ドグ39の上下方向の位置をワークWの挟持幅に
対応して調節するため、ねじ杆37の下部にはピニオン
47が一体的に設けてあり、前記バイスシリンダ17に
は左右方向(図2、図3において左右方向)へ延びたラ
ック49がこのピニオン47に噛合して設けてある。
【0025】図1、図2を参照するに前記テーブル5は
可動鋸刃ガイド31の垂直下方領域に前記所定の支持高
さ位置でワークWを支持する可動テーブル51を上下方
向へ揺動可能に備えており、この可動テーブル51の左
端部は、基台3に一体的に設けた支持ブラケット53に
ヒンジピン55を介して支持されている。上記支持ブラ
ケット53にはこの可動テーブル51が所定の支持高さ
位置を越えて上方向へヒンジピン55を中心として揺動
することを規制するストッパ57が設けてあり、基台3
と可動テーブル51の間には可動テーブル51を上方向
へ付勢可能なコイルスプリング59が設けてある。
【0026】また、帯鋸刃Bが前記所定の支持高さ位置
に対して下方向へ没入するときにテーブル5の上面に接
触しないようにするため、テーブル5に帯鋸刃Bが進入
可能な鋸刃進入路61が設けてある。
【0027】更に、固定鋸刃ガイド33の垂直下方領域
における前記所定の支持高さ位置より下側には、固定鋸
刃ガイド33が進入可能な進入空間63を形成してあ
り、この進入空間63は基台3とテーブル5により区画
して構成してある。
【0028】以下、本実施例の作用について説明する。
【0029】テーブル5により所定の支持高さ位置にお
いてワークWを支持せしめた後に、バイスシリンダ17
の作動により可動バイス11を固定バイス13に対して
接近する右方向へ移動させることにより、一対のバイス
11,13によりワークにおける被挾持部を挟持固定す
る。ここで、可動バイス11の左方向の移動することに
より、ピニオン47、ラック49の作用によりねじ杆3
7を回転させてドグ39が上下方向へ移動して、鋸刃ハ
ウジング19の最下限位置が設定される。なお、ワーク
Wの挟持幅とはワークWにおける被挟持部の幅のことで
あるが、ワークWを挟持したときの一対のバイス11,
13の間隔と同じである。
【0030】また、可動鋸刃ガイド31を固定鋸刃ガイ
ド33に対して接近離反する左右方向へ位置調節するこ
とにより、帯鋸刃Bにおける切断作用を奏する部分の長
さをワークWの切断幅に対応して調節する。ここで、ワ
ークの切断幅とはワークにおける被切断部の幅のことを
いい、ワークの切断幅とワークの挟持幅とは必ずしも一
致するものではない。
【0031】そして、帯鋸刃Bを走行させた状態の下
で、ハウジングシリンダ29の作動により鋸刃ハウジン
グ19を下方向へ最下限位置まで揺動させる。これによ
って、一対の鋸刃ガイド31,33により案内された帯
鋸刃Bにおける切断作用を奏する部分により、ワークW
における被切断部に対して切断加工を行うことができ
る。
【0032】上記の作用の下で、通常の状態において鋸
刃ハウジング19が最下限位置に位置したときに、可動
鋸刃ガイド31が所定の支持高さ位置に対して下方向へ
没入することはないが、ワークWの切断幅が図1に示す
ようにワークWの挟持幅よりも短いため可動鋸刃ガイド
31が可動バイス11に対して右側下部に位置している
場合においては、可動鋸刃ガイド31が所定の支持高さ
位置に対して没入することがある。この場合において
も、テーブル5における可動テーブル51がコイルスプ
リング59の付勢力に抗してヒンジピン55を中心とし
て下方向へ揺動するため、可動鋸刃ガイド27とテーブ
ル5の間には大きな衝撃は生じることはない。なお、可
動鋸刃ガイド31が所定の支持高さ位置に対して上方向
へ突出することにより、可動テーブル51はコイルスプ
リング59の付勢力も相まって上方向へ揺動して、元の
状態に復帰する。
【0033】また、鋸刃ハウジング19が最下限高さ位
置まで下方向へ揺動することによって、帯鋸刃Bが所定
の支持高さ位置に対して没入しても、帯鋸刃Bは鋸刃進
入路61に進入して、テーブル5の上面に接触すること
はない。更に、固定鋸刃ガイド33が所定の支持高さ位
置に対して没入しても、固定鋸刃ガイド29は進入空間
63に進入して、テーブル5及び基台3に接触すること
はない。
【0034】以上のごとき本実施例に係る発明によれ
ば、可動鋸刃ガイド31が所定の支持高さ位置に対して
下方向へ没入した場合には、テーブル5における可動テ
ーブル51がコイルスプリング59の付勢力に抗して下
方向へ揺動するため、可動鋸刃ガイド31とテーブル5
との間には大きな衝撃は生じることはない。したがっ
て、従来のごとくテーブル5を一対のバイス11,13
から大きく前方向へ離反させたり、テーブル5に進入切
欠きを形成せしめる必要性がなくなり、テーブル5を一
対のバイス11,13に十分に接近せしめて、切断長さ
の短い切断片をテーブル5により十分に支持でき、従来
の問題点を解決してワークWの切断処理の作業能率が向
上する。
【0035】また、帯鋸刃Bが所定の支持高さ位置に対
して下方向へ没入しても、鋸刃進入路61に進入するこ
とによってテーブル5の上面に接触しないため、テーブ
ル5を一対のバイス11,13に更に接近せしめること
ができ、上記効果はより一層向上する。
【0036】更に、固定鋸刃ガイド33が所定の支持高
さ位置に対して下方向へ没入しても、進入空間63に進
入することによってテーブル5及び基台3に接触するこ
とはないため、固定鋸刃ガイド33の損傷を極力回避で
きる。
【0037】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、請求項1〜請求項6に記載の発明によれ
ば、一方の鋸刃ガイドが所定の支持高さ位置に対して下
方向へ没入した場合には、テーブルにおける可動テーブ
ルが付勢部材の付勢力に抗して下方向へ移動するため、
一方の鋸刃ガイドとテーブルとの間には大きな衝撃は生
じることはない。したがって、従来のごとくテーブルを
一対のバイスから大きく離反させたり、テーブルに進入
切欠きを形成せしめる必要性がなくなり、テーブルを一
対のバイスに十分に接近せしめて、切断長さの短い切断
片をテーブルにより十分に支持でき、従来の問題点を解
決してワークの切断処理の作業能率が向上する。
【0038】また、請求項5,請求項6に記載の発明に
よれば、帯鋸刃が所定の支持高さ位置に対して下方向へ
没入しても、鋸刃進入路に進入することによってテーブ
ルの上面に接触しないため、テーブルを一対のバイスに
更に接近せしめることができ、上記効果はより一層向上
する。
【0039】更に、請求項6に記載の発明によれば、他
方の鋸刃ガイドが所定の支持高さ位置に対して下方向へ
没入しても、進入空間に進入することによってテーブル
及び基台に接触することはないため、上記の効果を奏す
る他に、他方の鋸刃ガイドの損傷を極力回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯鋸盤の正面図である。
【図2】帯鋸盤の平面図である。
【図3】図2におけるIII-III 線に沿った図である。
【符号の説明】
1 帯鋸盤 3 基台 5 テーブル 11 可動バイス 13 固定バイス 19 鋸刃ハウジング 23 第1ガイドポスト 25 第2ガイドポスト 31 可動鋸刃ガイド 33 固定鋸刃ガイド 51 可動テーブル 57 ストッパ 59 コイルスプリング B 帯鋸刃

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台にワークにおける被切断部付近を所
    定の支持高さ位置で支持するテーブルを設け、このテー
    ブルの近傍に切断加工時にワークを挟持固定する一対の
    バイスを対向して設け、一方のバイスを他方のバイスに
    対して接近離反する方向へ移動可能に構成し、上記基台
    に走行可能なエンドレス状の帯鋸刃を備えた鋸刃ハウジ
    ングを上下方向へ移動可能に設け、上記帯鋸刃における
    切断作用を奏する部分を刃先がワークに対してほぼ垂直
    を指向するように案内支持するため、鋸刃ハウジングに
    一対の鋸刃ガイドを離隔して設け、帯鋸刃における切断
    作用を奏する部分の長さをワークの切断幅に対応して調
    節するため、一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガイドに対
    して接近離反する方向へ位置調節可能に構成し、上記テ
    ーブルは一方の鋸刃ガイドの垂直下方領域に前記所定の
    支持高さ位置でワークを支持する可動テーブルを上下方
    向へ移動可能に備え、この可動テーブルが所定の支持高
    さ位置を越えて上方向へ移動することを規制するストッ
    パを設けると共に、この可動テーブルを上方向へ付勢可
    能な付勢部材を設けてなることを特徴とする帯鋸盤。
  2. 【請求項2】 一方側が他方側よりも所定の高さだけ高
    くなるように鋸刃ハウジングを水平に対して所定角度を
    保ちつつ、上下方向へ移動可能にするため、鋸刃ハウジ
    ングの一方側付近を上下動可能に支持する第1ガイドポ
    ストを立設すると共に、鋸刃ハウジングの他方側付近を
    上下動可能に支持する第2ガイドポストを立設してなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯鋸盤。
  3. 【請求項3】 前記鋸刃ハウジングが下方向へ移動する
    ときの最下限位置をワークの挟持幅に対応して設定する
    最下限位置設定装置を設けてなることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の帯鋸盤。
  4. 【請求項4】 前記最下限位置設定装置は、前記一方の
    バイスに上下動可能に設けたドグ或いはセンサと、前記
    鋸刃ハウジングに設けたセンサ或いはドグであって、前
    記鋸刃ハウジングが最下限位置に位置すると上記ドグに
    よってセンサが作動させるように構成し、一方のバイス
    の前記接近離反する方向の移動に連動して上記ドグ或い
    はセンサが上下動するように構成してなることを特徴と
    する請求項3に記載の帯鋸盤。
  5. 【請求項5】 前記帯鋸刃が前記所定の支持高さ位置に
    対して下方向へ没入するときに前記テーブルの上面に接
    触しないようにするため、テーブルに帯鋸刃が進入可能
    な鋸刃進入路を設けてなることを特徴とする請求項1〜
    請求項4のうちいずれかの請求項に記載の帯鋸盤。
  6. 【請求項6】 前記他方の鋸刃ガイドの垂直下方領域に
    おける前記所定の支持高さ位置より下側に、他方の鋸刃
    ガイドが進入可能な進入空間を形成し、この進入空間を
    前記基台と前記テーブルにより区画して構成してなるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれかの請
    求項に記載の帯鋸盤。
JP08237995A 1995-04-07 1995-04-07 帯鋸盤 Expired - Fee Related JP3396329B2 (ja)

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