JP3401136B2 - プラント設備点検システム - Google Patents

プラント設備点検システム

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JP3401136B2
JP3401136B2 JP07502196A JP7502196A JP3401136B2 JP 3401136 B2 JP3401136 B2 JP 3401136B2 JP 07502196 A JP07502196 A JP 07502196A JP 7502196 A JP7502196 A JP 7502196A JP 3401136 B2 JP3401136 B2 JP 3401136B2
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典子 長田
利郎 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラント等にお
いて監視員が日常行っている定期点検や巡視点検作業を
代替し、設備装置を含む点検箇所での異常発生の際に、
異常箇所を効率的かつ詳細に、高確信度で調査する機能
を持つプラント設備点検装置およびプラント設備点検シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラント内の設備機器を含む点検箇所の
点検を自動的に行う従来のプラント設備点検装置やプラ
ント設備点検システムの中で、最もよく使用されている
監視装置としては、マイクロフォン、ITVカメラ、臭
いセンサ、振動センサ等のセンサ類をプラント内の所定
の測定箇所に設置した固定型の監視装置や、センサ類を
搭載したロボットをモノレール等の移動手段によりプラ
ント内を移動させる移動型の監視装置がある。それぞれ
の監視装置は、測定結果から得られた信号を中央監視装
置に送信する。中央監視装置内に設置された中央計算機
は、これらの信号を受信し、適切な信号処理を実施し、
プラント内の設備機器の異常判定を行い、監視員に判定
結果を提供するものである。
【0003】従来のプラント設備点検装置である移動型
の監視装置およびプラント設備点検システムの例とし
て、例えば、文献1:「水力発電所無人構内巡視支援シ
ステム」(野坂、他著、日立評論、Vol.75、N
o.12、1993、69頁〜72頁)、あるいは文献
2:「四感機能を取り入れたプラント巡視ロボット「4
301型」」(亘著、計装、Vol.37、No.4、
1994、95頁〜100頁)に開示された巡視点検装
置がある。
【0004】上記した従来のプラント設備点検装置およ
びプラント設備点検システムは、プラント、特に電力プ
ラント内の無人点検作業のために開発されたものであ
り、センサとしてITVカメラ、マイクロフォンを搭載
している。
【0005】次に動作について説明する。上記した従来
の移動型の監視装置としてのプラント設備点検装置で
は、あらかじめ設定された移動経路を走行しあらかじめ
設定された地点に設置されたセンサからの測定データに
基づいて発電プラント設備の状態をセンシングし、中央
計算機へ測定データを送信する。中央計算機では送信さ
れてきた測定データであるセンサ信号に基づいて適当な
信号処理を行い発電プラント設備の異常を判定し、異常
と判定された場合には監視員へ警報を発する。すなわ
ち、上記したプラント設備点検装置はセンシング機能の
みを搭載しており、信号処理は全て中央計算機側で行っ
ている。
【0006】このプラント設備点検装置に搭載された多
種類のセンサは、互いに独立して動作するが、得られた
測定データを含む情報を互いに送受信し、互いに補い合
い、確信度の高い検知情報を提供しないので、例えばあ
る1種類のセンサで異常を測定した場合、さらに他の種
類のセンサでこの異常を追確認するといった詳細で確信
度の高い設備点検動作を実施できなかった。また、1種
類のセンサのみでは検出不可能な種類の異常を、他のセ
ンサと組み合わせてお互いの測定データを送受信し補間
し合い、高い確信度で異常を検出する機能を有してはい
なかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 従来のプラント設備点
検装置およびプラント設備点検システムは以上のように
構成されているので、プラント設備点検システム内のプ
ラント設備点検装置が多数の監視地点を巡回した際に、
各監視地点で得られた測定データを中央の計算機へ送信
する必要があり、送信されるデータは膨大な量となり、
中央の計算機や監視員のためにデータ表示を行う表示装
置に負荷が集中するという課題があった。
【0008】また、プラント内で巡視員は現場を移動し
ながら設備機器を含む点検箇所の状態の異常の有無を五
感を用いて総合的に判断しているが、上記したような従
来のプラント設備点検装置およびプラント設備点検シス
テムでは、画像、音響など個別のセンサから送信されて
くる測定データを基に異常判定が行われていた。このた
め複数の測定データを補い合い総合的な判断を下す巡視
員の判定結果と比較すると質的に劣るという課題があっ
た。
【0009】さらに、センサ毎に独立して設備機器を含
む点検箇所の状態の異常判定が実施されていたため、セ
ンサが設置された場所以外で発生した異常を他のセンサ
で再度検知して異常判定の信頼度を高くすることが困難
であるという課題があった。
【0010】さらに、プラント設備点検装置内に多種類
のセンサを設置しているにもかかわらず、個々のセンサ
間で相互にデータを通信できなかったので、あるセンサ
では得られない種類の検知データを他のセンサで検知し
て補い合うことができないという課題があった。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、プラント設備点検装置の位置情報
を基に、あるいはプラント設備点検装置の位置情報を互
いに通信し合い、最適の場所に位置するプラント設備点
検装置を用いて点検箇所の状態を高確信度で検出し効率
良く点検作業を実施するプラント設備点検システムを得
ることを目的とする。
【0015】さらに、この発明は、移動型のプラント設
備点検装置および固定型のセンサから得られる様々な形
態の情報を統括し、得られた情報を理解容易な形態で効
率的に監視員へ提示するプラント設備点検システムを得
ることを目的とする。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【課題を解決するための手段】 請求項1 記載の発明に係
るプラント設備点検システムは、プラント内の複数の設
備機器を含む点検箇所の状態をセンシングする複数のセ
ンサ手段と、前記複数のセンサ手段に対して設けられ、
前記複数のセンサ手段の各々の方向、位置等を変化させ
る複数のセンサ駆動手段と、前記複数のセンサ手段から
の信号を選択するセンサ選択手段と、前記センサ選択手
段により選択された信号を処理し、前記複数のセンサ手
段のいずれかを選択して必要ならば前記点検箇所の状態
を再度センシングさせるための制御信号を生成する信号
処理手段と、前記信号処理手段から送信される制御信号
を受信し、前記制御信号に基づいて前記センサ駆動手段
および前記センサ選択手段の動作を制御する駆動量制御
信号およびセンサ選択信号を生成し、生成した前記駆動
量制御信号および前記センサ選択信号を前記センサ駆動
手段および前記センサ選択手段へ送信する制御信号発生
手段と、前記複数のセンサ手段、前記複数のセンサ駆動
手段、前記センサ選択手段、前記信号処理手段、前記制
御信号発生手段を載置し所定の経路を移動する移動機構
手段と、装置自身のプラント内での現在位置を検出する
位置検出手段と、プラント内の設備機器を含む点検箇所
の配置情報を格納した地図データベース手段と、前記位
置検出手段により検出された装置自身の現在位置と前記
地図データベース手段内に格納された前記配置情報との
比較を行い、当該位置を補正する補正信号を生成する地
図データ照合補正手段とを有し、前記信号処理手段は、
前記補正信号を用いて前記複数のセンサ手段から送信さ
れた信号を補正する複数のプラント設備点検装置を備
え、前記複数のプラント設備点検装置のいずれかがプラ
ント内の複数の設備機器を含む点検箇所の状態の異常を
検出し検出データを出力した場合、前記複数のプラント
設備点検装置の状態を示す情報を基に、前記検出データ
に基づいて前記複数のプラント設備点検装置の少なくと
も1つ以上の前記プラント設備点検装置が前記状態異常
の点検箇所を測定するものである。
【0022】請求項2記載の発明に係るプラント設備点
検システムは、複数のプラント設備点検装置と、複数の
プラント設備点検装置の現在位置情報を受信し、複数の
プラント設備点検装置のいずれかから送信された点検箇
所の状態の異常を示す情報を受信した際、現在位置情報
を基に複数のプラント設備点検装置の中で状態異常の点
検箇所に近い少なくとも1つ以上のプラント設備点検装
置を選択し、選択されたプラント設備点検装置を状態異
常の点検箇所へ移動させ状態測定の実行を指示する中央
指令手段とを備え、これにより検出データおよび現在位
置情報に基づいて複数のプラント設備点検装置の少なく
とも1つ以上のプラント設備点検装置が、状態異常の点
検箇所へ移動し、点検箇所の状態をさらに詳細に測定し
て効率的に高確信度で点検箇所の状態検出を行うもので
ある。
【0023】請求項3記載の発明に係るプラント設備点
検システムは、複数のプラント設備点検装置を備え、各
プラント設備点検装置は、プラント内における自身の位
置情報および制御情報を互いに送受信する信号送受信手
段を有する。これにより、複数のプラント設備点検装置
のいずれかが点検箇所の状態の異常を検知した際、異常
発生の点検箇所の位置情報を他の複数のプラント設備点
検装置へ信号送受信手段を介して送信し、他の複数のプ
ラント設備点検装置において点検箇所までの距離および
移動時間を算出させ、算出結果を返信させ、算出結果を
基に異常状態の点検箇所に近い複数のプラント設備点検
装置内の少なくとも1つ以上を選択する。選択されたプ
ラント設備点検装置は異常状態の点検箇所へ移動し、点
検箇所の状態をさらに詳細に測定し、点検箇所の状態の
検出をプラント設備点検装置が独自に効率的に高確信度
で行うものである。
【0024】請求項4記載の発明に係るプラント設備点
検システムは、複数のプラント設備点検装置と、複数の
プラント設備点検装置の動作を管理する中央指令手段を
備え、これにより、中央指令手段は、複数のプラント設
備点検装置のいずれかが点検箇所の状態の異常を検知し
た際、検知情報を受信し、複数のプラント設備点検装置
の各々から送信された現在位置および移動方向を示す情
報を基に、点検箇所まで短時間で移動できるプラント設
備点検装置を選択し、選択されたプラント設備点検装置
へ点検箇所の移動を指示し、点検箇所の状態を詳細に効
率的に高確信度で検出するものである。
【0025】請求項5記載の発明に係るプラント設備点
検システムは、複数のプラント設備点検装置を備え、複
数のプラント設備点検装置の各々はプラント内における
自身の位置情報および制御情報を互いに送受信する信号
送受信手段を有する。これにより、複数のプラント設備
点検装置のいずれかが点検箇所の状態の異常を検知した
際、異常発生の点検箇所の位置情報を他の複数のプラン
ト設備点検装置へ信号送受信手段を介して送信する。他
の複数のプラント設備点検装置は異常発生の点検箇所の
位置情報を受信し点検箇所までの距離、最適経路および
移動時間を自身の現在位置、移動方向、移動速度を基に
算出した後、算出結果をプラント設備点検装置へ返信す
る。プラント設備点検装置は算出結果を基に、複数のプ
ラント設備点検装置の中で、異常状態の点検箇所に近い
少なくとも1つ以上のプラント設備点検装置を選択し、
異常状態の点検箇所へ移動させ、効率的に高確信度で点
検箇所の状態を詳細に測定させるものである。
【0026】請求項6記載の発明に係るプラント設備点
検システムは、少なくとも1つ以上のプラント設備点検
装置と、プラント設備点検装置から送信される情報を統
括してプラント内の複数の設備機器を含む点検箇所の状
態を把握しプラント設備点検装置の各々の動作を制御す
る第1の指令手段と、プラント内の設備機器を含む点検
箇所に固定的に設置され、点検箇所の状態を計測する少
なくとも1つ以上の固定センサ手段と、固定センサ手段
からの情報を統括し、プラント内の設備機器を含む点検
箇所の状態を把握し固定センサ手段の動作を制御する第
2の指令手段と、これら第1の指令手段及び第2の指令
手段からの情報をもとにプラント内の設備機器を含む点
検箇所の全体の運転・保守状態を把握し、統括し、統括
された総合的な点検箇所の状態を監視員へ提供する中央
指令手段を備える。これにより、プラント設備点検装置
および固定センサ手段から得られる様々な形態の情報を
理解容易な形態で監視員へ提供し、設備機器を含む点検
箇所の異常発生の判定を高精度で迅速に実施できるよう
支援するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
プラント設備点検装置を示すブロック図であり、図にお
いて、101はプラント設備点検装置、102は所定の
軌道上を走行する移動機構部(移動機構手段)、103
〜105は複数のセンサ(複数のセンサ手段)、106
〜108は各センサ103〜105の方向、姿勢、上下
方向の位置等を変えるセンサ駆動部(複数のセンサ駆動
手段)、109は複数のセンサ103〜105から送信
されてくるセンサ信号のうち1つ乃至複数個のセンサ信
号を選択するセンサ選択部(センサ選択手段)、110
は選択されたセンサ信号を処理する信号処理部(信号処
理手段)である。
【0028】111は信号処理部で得られた処理結果を
基にセンサ駆動部106〜108の動作を制御する駆動
量制御信号とセンサ選択部109の動作を制御するため
の選択信号を発生し送信する制御信号発生部(制御信号
発生手段)、112は外部機器とプラント設備点検装置
101との間で実施される各種信号の送受信動作を制御
する外部インターフェース部、113〜115は各セン
サ103〜105からセンサ選択部109へ送信されて
くるセンサ信号、116はセンサ選択部109で選択さ
れ信号処理部110へ送信されるセンサ信号、118は
信号処理部110で処理され制御信号発生部111へ送
信される処理結果、119はセンサ駆動部106〜10
8へ送信される駆動量制御信号、120はセンサ選択部
109の動作を制御するセンサ選択信号である。センサ
103〜105の各々とセンサ駆動部106〜108の
各々は、組み合わされて各センサ部を構成する。
【0029】この実施の形態1のプラント設備点検装置
では、プラント設備点検装置101内に信号処理部11
0を設け、あるセンサ103〜105で検出された計測
データがプラント内の設備機器を含む点検箇所の異常状
態を示す時、プラント設備点検装置101自身が各セン
サ103〜105から送信されてくるセンサ信号を分析
し、制御信号発生部111が異常兆候信号を生成し各セ
ンサ103〜105へ送信してプラント内の点検箇所の
状態を他のセンサ103〜105で再度詳細に計測する
ことで、測定精度の確信度を向上させ、また上位の指令
装置(図示せず)との信号の送受信量を低減して上位の
指令装置の負荷を低減するものである。
【0030】次に動作について説明する。この実施の形
態1のプラント設備点検装置101は、移動機構部10
2によりプラント設備点検装置101全体がプラント内
の点検箇所に移動する。移動機構としてはモノレール等
を用いる。複数のセンサ103〜105は、プラント設
備点検装置101の移動中あるいは停止中に、プラント
内の各設備機器を含むプラント内の点検箇所の各種物理
量を計測する。複数のセンサ103〜105で計測され
た計測データはセンサ信号として常に各センサ103〜
105からセンサ選択部109へ送信されているが、セ
ンサ選択部109で選択された1つあるいは複数のセン
サ信号が信号処理部110へ送信される。
【0031】信号処理部110では、センサ選択部10
9で選択された1つあるいは複数のセンサ信号を所定の
方法に基づいて処理する。処理結果がプラント内の設備
機器の異常兆候の発生を示した場合、異常兆候を示した
センサ信号(以下、異常兆候信号と呼ぶ。)の発生源で
ある設備機器、異常兆候信号の種類等を判定する。この
判定結果を基に、制御信号発生部111は、プラント設
備点検装置101の方向が異常兆候信号の発生源である
設備機器に指向するように制御するため、複数のセンサ
103〜105を駆動する駆動量制御信号119および
異常兆候信号の種類により複数のセンサ103〜105
の中から最適のセンサを選択するためのセンサ選択信号
120を生成する。
【0032】プラント設備点検装置101が対象となる
設備機器へ移動後、センサ103〜105は、駆動量制
御信号119およびセンサ選択信号120に従って対象
の設備機器の状態を計測する。この計測で得られたセン
サ信号を信号処理部110が処理し、対象の設備機器の
状態が異常と判定された場合には、外部インターフェー
ス部112を介し、上位の指令装置(図示せず)へ警報
情報を送信する。
【0033】なお、複数のセンサ103〜105のセン
サとしては、例えば、可視画像センサ、赤外画像セン
サ、音響センサ、臭いセンサ、温度センサ等が使用され
る。また、センサ駆動部106〜108の駆動方式とし
て、雲台による回転、可動アームによる回転/平行移
動、上下移動等がある。また、上記の説明では、信号処
理部110により2度目に選択され計測されたセンサ信
号の処理結果によって、警報を上位の指令装置(図示せ
ず)へ外部インターフェース部112を介して送信する
ように構成したが、異常の種類に応じて最適なセンサを
選択し、選択されたセンサに応じて信号処理部110で
の処理手法を切り替える構成にしても良い。
【0034】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、移動するプラント設備点検装置に信号処理部110
を設け、あるセンサ103〜105で検出された計測デ
ータがプラント内の点検箇所の状態の異常を示す場合、
プラント設備点検装置101自身がセンサ信号を分析
し、必要あれば制御信号発生部111が異常兆候信号を
生成し各センサ103〜105へ送信し他のセンサ10
3〜105を用いて点検箇所の状態を再度計測するの
で、上位の指令装置との信号の送受信量を低減し上位の
指令装置の負荷を低減でき、全体として効率の良い、ま
た高確信度でプラント内の各点検箇所の状態を計測でき
る。
【0035】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるプラント設備点検装置を示すブロック図であ
り、図において、201は弱指向性センサ(弱指向性セ
ンサ手段)、202は強指向性センサ(強指向性センサ
手段)、203は強指向性センサ駆動部(強指向性セン
サ駆動手段)であり、強指向性センサ部は強指向性セン
サ202および強指向性センサ駆動部203を有する。
204はセンサ信号選択部、205は第1の信号処理部
(第1の信号処理手段)、206は制御信号発生部、2
07は第2の信号処理部(第2の信号処理手段)、20
8はプラント設備点検装置である。第1の信号処理部2
05および第2の信号処理部207で信号処理部(信号
処理手段)209を成す。なお、図1に示した実施の形
態1のものと同様のものについては同一符号を付し重複
説明を省略する。
【0036】この実施の形態2のプラント設備点検装置
208では、通常は弱指向性センサ201を用いて出来
る限りプラント内の広い範囲の設備機器等の点検箇所の
状態を点検し、異常が発生した時は強指向性センサ20
2を用いて異常箇所を詳細に点検することで効率良く、
プラント内の点検箇所の状態を計測するものである。
【0037】次に動作について説明する。通常、弱指向
性センサ201は、プラント内で広範囲に渡って各設備
機器を含む点検箇所を監視しており、この弱指向性セン
サ201から得られる信号はセンサ信号選択部204を
介して第1の信号処理部205へ送信される。第1の信
号処理部205では弱指向性センサ201からの信号を
受信し解析する。解析の結果、異常を検出すると異常箇
所への方向および距離等を算出する。制御信号発生部2
06では、第1の信号処理部205から送信されてきた
異常箇所の方向および距離情報からセンサ駆動量を決定
し、異常箇所へ強指向性センサ202が向くように駆動
量制御信号119を発生する。移動機構部102は、第
1の信号処理部205から送信されてきた制御信号に基
づいてプラント設備点検装置208を異常箇所の近くへ
移動させ、強指向性センサ駆動部203は制御信号発生
部206から送信されてきた駆動量制御信号119に基
づいて強指向性センサ202を異常発生箇所の方向へ回
転または平行移動させる。その後、強指向性センサ20
2で計測されたデータはセンサ信号選択部204を介し
て第2の信号処理部207へ送信され、ここでさらに詳
細な異常箇所の状態の分析処理を行う。
【0038】なお、上記した説明における弱指向性セン
サ201としては無指向性マイクロフォン、広角カメ
ラ、臭いセンサ等があり、強指向性センサ202として
は指向性マイクロフォン、望遠カメラ等があり、これら
の組み合わせによって様々な点検方式で点検箇所の状態
を計測することができる。
【0039】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、通常は弱指向性センサ201を用いて出来る限り広
い範囲を点検し、異常が発生した場合にのみ強指向性セ
ンサ202を用いて異常箇所を詳細に点検するので、実
施の形態1の効果に加えて、効率の良い設備点検を行う
ことができる。
【0040】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3によるプラント設備点検装置を示すブロック図で
あり、図において、301は位置検出部(位置検出手
段)、302は地図データベース(地図データベース手
段)、303は地図データ照合部、304は情報補正
部、305はプラント設備点検装置、306は信号処理
部である。地図データ照合部303および情報補正部3
04で地図データ照合補正部(地図データ照合補正手
段)307を成す。なお、図1に示した実施の形態1の
ものと同様のものについては同一符号を付し重複説明を
省略する。
【0041】プラント設備点検装置305は、プラント
内の各種設備機器を含む点検箇所での点検作業を実施す
るため、外部から与えられ、あるいは内部で計算された
移動指令値に従って移動する。しかしながら、プラント
設備点検装置305の実際の移動量は、制御データであ
る移動指令値と比較して微小な誤差を伴う場合がある。
例えば、プラント設備点検装置305内の移動機構部1
02の車輪の径やベルト長等が設計仕様と異なるサイズ
であったり、あるいは、移動中にごみなどの原因によっ
てすべりが発生したりする場合、プラント設備点検装置
305の位置・姿勢のずれは、結果として信号処理部3
06における異常検出の精度を低下させる原因となる。
【0042】この実施の形態2のプラント設備点検装置
305は、プラント内でのプラント設備点検装置305
の位置および姿勢を補正することで、設備機器を含む点
検箇所の状態を高精度および高確信度で計測するもので
ある。
【0043】次に動作について説明する。まず、プラン
ト設備点検装置305の点検移動作業終了毎に、位置検
出部301が移動指令値をもとに、プラント設備点検装
置305自身の現在位置と姿勢(方向)を推定し、得ら
れた推定データを地図データベース302および地図デ
ータ照合部303へ送信する。地図データベース302
は、位置検出部301から送信されてきた現在位置およ
び姿勢の推定データを基にプラント設備点検装置305
周辺の機器の配置を検索し、検索結果を地図データ照合
部303へ送信する。地図データ照合部303は、地図
データベース302から送信されてきた検索結果に基づ
いて、各センサ103〜105が得られるはずのセンサ
情報の生成を行ない、生成されたセンサ情報を情報補正
部304へ送信する。情報補正部304は、生成された
センサ情報と実際に得られる各種センサ103〜105
からのセンサ情報との比較処理を実行する。
【0044】センサ情報としては、例えば、センサ10
3〜105がテレビカメラの場合は画像情報であり、セ
ンサ103〜105がマイクロフォンの場合は各設備機
器の方位情報である。このように、各種センサ103〜
105毎に生成されたセンサ情報および各種センサ10
3〜105から送信されてきた実際のセンサ情報との比
較処理を情報補正部304で実行し、比較処理の実行結
果で得られた誤差量から、プラント設備点検装置305
の推定位置・姿勢のずれ量を算出する。
【0045】次に、設備機器等の点検時には、信号処理
部306は、各種センサ103〜105から送信された
データを処理し、複数の異常を示す設備機器の設置箇
所、即ち設備箇所の位置および異常内容(発熱、発音、
画像の動き、におい発生等)を抽出する。抽出結果は情
報補正部304へ送信される。
【0046】情報補正部304では、先に算出した位置
および姿勢のずれ量を用いて、各異常状態を示す設備機
器の設置箇所の候補に対する位置情報を補正し、補正さ
れた位置情報を地図データ照合部303に送る。地図デ
ータ照合部303では、位置補正された各種の異常状態
を示す設備機器の設置箇所の候補を地図データベース3
02内のデータと照合し、異常設備箇所の候補に対応す
る機器を選択する。そして、異常内容を各設備機器のデ
ータと比較する。比較の結果、設備機器データが設備機
器の正常動作時における現象と考えることができるなら
ば、異常箇所の候補を削除する。
【0047】一方、設備機器データの正常時動作におけ
る現象と判断できなければ異常状態の発生の可能性が高
いとし、異常状態を示す設備機器の設置箇所の候補の重
み係数値を高く設定し、信号処理部306へ送信する。
信号処理部306は地図データ照合部303から送信さ
れてくる設備機器のデータを受信し、この設備機器のデ
ータに基づいてセンサ103〜105を選択し、選択結
果を制御信号発生部111へ送信する。その後の動作
は、実施の形態1のプラント設備点検装置101の動作
と同じである。
【0048】なお、上記した説明では、センサ情報とし
て画像、音響、においを用いる場合について説明した
が、他のセンサ情報を用いる場合にも適用できることは
いうまでもない。また、地図データベース302に格納
されているデータの全部または一部は、外部インターフ
ェース部112を介して外部から獲得しあるいは更新し
てもよい。
【0049】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、プラント内におけるプラント設備点検装置305の
位置および姿勢を地図データベース302内に格納され
ているデータを用いて補正し、設備機器を含む点検箇所
の状態を高精度および高確信度で計測することができ
る。
【0050】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4によるプラント設備点検装置を示すブロック図で
あり、図において、401はセンサ部内のセンサ103
の現在位置、姿勢、速度等を検出し、センサ103の移
動に関する情報を生成する状態検出部(状態検出手
段)、402はデータ誤差補正部(データ誤差補正手
段)、403はプラント設備点検装置である。なお、図
1に示した実施の形態1のものと同様のものについては
同一符号を付し重複説明を省略する。
【0051】この実施の形態4のプラント設備点検装置
403では、プラント設備点検装置403内のセンサ1
03の現在位置、姿勢、速度等を検出してセンサ103
の移動に関する情報を生成しこの情報を基にセンサ10
3から出力されてくるセンサ信号を補正し、これにより
高精度で設備機器を含む点検箇所の状態を計測するもの
である。
【0052】次に動作について説明する。センサ部内の
状態検出部401は、センサ103自身の現在位置、姿
勢、速度等を検出し、センサ103の移動に関する情報
を把握する。データ誤差補正部402は、状態検出部4
01から送信されてくるセンサ103の移動に関する情
報を受信し、移動等に伴い生じるセンサ103のセンサ
信号の誤差を補正する。例えば、センサ103が画像セ
ンサの場合、センサ103の移動に伴って発生する画像
上の像流れ現象により、センサ信号としてぼけた画像し
か得られない場合がある。この場合、状態検出部401
で生成されるセンサ103の移動方向や速度等の情報を
用いてデータ誤差補正部402がセンサ103から送信
されたぼけた画像のセンサ信号を補正し復元する。
【0053】また、センサ103が音響センサの場合、
センサ103の移動に伴いドップラー効果により見かけ
の周波数等が変化する。この場合、状態検出部401で
生成されるセンサ103の移動方向や速度等の情報を用
いて、データ誤差補正部402がセンサ103から送信
されるセンサ信号の音響データを補正する。補正された
センサ信号はセンサ信号としてセンサ選択部109へ送
信される。その後のプラント設備点検装置403内にお
ける動作は、実施の形態1のプラント設備点検装置10
1における動作と同じである。
【0054】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、プラント設備点検装置403内のセンサ103の現
在位置、姿勢、速度等を検出してセンサ103の移動に
関する情報を生成し、この情報を基にセンサ103から
得られるセンサ信号を補正するので、設備機器を含む点
検箇所の状態を高精度で計測でき、計測の信頼度を向上
させることができる。
【0055】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5によるプラント設備点検システムを示す説明図で
あり、図において、501は中央指令装置(中央指令手
段)、502、503、504は、実施の形態1〜4に
記載のプラント設備点検装置、505、506は50
3、504の移動後の位置、510、511はプラント
内の設備機器、520は中央指令装置501内にある地
図データベース、530はプラント設備点検装置502
〜504の移動軌道である。複数のプラント設備点検装
置502、503、504は、実施の形態1〜4に記載
のプラント設備点検装置の構成および機能に加えて、こ
の実施の形態5に記載の構成および機能を有するもので
ある。
【0056】この実施の形態5のプラント設備点検シス
テムでは、設備機器510、511の状態の異常をある
プラント設備点検装置502〜504が検知した場合、
中央指令装置501は各プラント設備点検装置502〜
504の位置情報を格納した地図データベース520を
検索し、異常発生状態下の設備機器に対して最適の位置
にあり、かつ移動可能なプラント設備点検装置を選択
し、対象となる異常状態下の設備機器の近傍へ移動させ
設備機器の異常状態をさらに正確に検知するものであ
る。
【0057】次に動作について説明する。中央指令装置
501は、複数のプラント設備点検装置502〜504
から送信された設備機器を含む点検箇所に関する異常発
生情報を受信するとアラーム警報を発する動作を行う。
例えば、現時点において設備機器510で過熱異常が発
生したと仮定する。設備点検作業中のプラント設備点検
装置502がにおいセンサ(図示せず)から出力された
においに関する情報を基に設備機器510、511付近
で過熱異常が発生していることを検知し、検知情報を中
央指令装置501へ移動軌道内に内蔵した通信ケーブル
あるいは無線等で送信する。しかし、実際の異常発生箇
所は設備機器510の裏側であり、設備機器510内の
正確な異常状態発生箇所を特定することができない。こ
のため、プラント設備点検装置502から中央指令装置
501へ送信された異常発生情報の確信度のレベルは低
く、中央指令装置501内でアラーム警報を鳴らすため
のしきい値まで達していない。
【0058】このとき、中央指令装置501は、地図デ
ータベース520内に格納されている各設備機器のレイ
アウト情報から、異常発生箇所の候補となる複数のプラ
ント設備点検装置502〜504の現在位置情報を検索
する。検索した結果、異常発生箇所の候補となる複数の
プラント設備点検装置502〜504の現在位置情報を
基に、設備機器510の裏側および設備機器511の裏
側を選択し、さらにこれらの設備機器510,511ま
での移動時間が最も短いプラント設備点検装置503,
504を選択し、これらのプラント設備点検装置50
3,504に対して移動指令を送信する。
【0059】プラント設備点検装置503,504は、
中央指令装置501からの移動指令を受信し、これに基
づいて位置505、506に移動し、ここで設備点検作
業を実行する。この場合、プラント設備点検装置503
は位置505において、設備機器510の異常発生を複
数のセンサで検知することができる。中央指令装置50
1は、位置505、506でのプラント設備点検装置5
03、504の点検結果を受信し、受信したデータを統
合することによって、設備機器510での異常発生の十
分な確信度を示す異常発生情報を生成し、これを基にア
ラーム警報を発生させる。
【0060】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、設備機器の異常状態をあるプラント設備点検装置5
02〜504が検知した場合、中央指令装置501は各
プラント設備点検装置502〜504の位置情報を格納
した地図データベース520を基に、異常発生した設備
機器501に対し最適の位置に移動可能なプラント設備
点検装置503,504を選択し、対象となる設備機器
510の近くへプラント設備点検装置503,504を
移動させ設備機器510の異常状態を詳細に検知するこ
とができ、信頼度の高い検知データを提供し点検作業の
効率を向上させることができる。
【0061】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6によるプラント設備点検システムを示す説明図で
あり、図において、602,603,604は複数のプ
ラント設備点検装置であり、605,606はプラント
設備点検装置603,604の移動後の位置、622,
623,624はプラント設備点検装置602〜604
内の信号送受信部(信号送受信手段)、642,64
3,644はプラント設備点検装置602〜604内の
移動経路決定部である。複数のプラント設備点検装置6
02〜604は、実施の形態1〜4に記載のプラント設
備点検装置の構成および機能に加えて、この実施の形態
6に記載の構成および機能を有するものである。なお、
図5に示した実施の形態5のものと同様のものについて
は同一符号を付し重複説明を省略する。
【0062】この実施の形態6のプラント設備点検シス
テムでは、設備機器510、511の状態の異常をある
プラント設備点検装置602〜604が検知し、検知情
報を他の複数のプラント設備点検装置602〜604へ
送信し、検知情報を受信した各プラント設備点検装置6
02〜604は異常が発生した設備機器510,511
までの距離、到達時間を算出し、算出結果を検知情報を
送信したプラント設備点検装置602〜604へ返信す
る。このプラント設備点検装置602〜604は得られ
た算出結果を基に、異常が発生した設備機器510,5
11に近いプラント設備点検装置602〜604を選択
し移動させることで迅速、高信頼度で設備機器510,
511の状態の異常を検出するものである。
【0063】次に動作について説明する。例えば、現時
点において設備機器510で過熱異常が起こっていると
仮定する。設備点検作業中のプラント設備点検装置60
2がにおいセンサ(図示せず)からのにおい情報を基に
設備機器510、511付近で過熱異常が発生している
ことを検知する。しかし、異常発生箇所は設備機器51
0の裏側で発生しており、設備機器510内の正確な異
常状態の発生箇所を特定することができない。このた
め、プラント設備点検装置602から中央指令装置50
1へ送信される異常発生情報の確かさのレベルは低く、
中央指令装置501がアラーム警報を鳴らすためのしき
い値まで達していない。
【0064】このとき、プラント設備点検装置602は
異常発生箇所を推定し、その推定箇所の位置情報を生成
した後、他のすべてのプラント設備点検装置603、6
04へ異常発生推定箇所の位置情報を送信する。各プラ
ント設備点検装置603、604は、この位置情報を受
信し、内部の移動経路決定部643、644において、
異常発生推定箇所まで移動する最適の移動経路および移
動時間を算出し、算出結果をプラント設備点検装置60
2へ返信する。プラント設備点検装置602は各プラン
ト設備点検装置から送信されてきた算出結果を検討し、
異常発生推定箇所までの移動時間が短いプラント設備点
検装置603、604を選択し、このプラント設備点検
装置603、604に対して移動指令を送信する。
【0065】プラント設備点検装置603、604のそ
れぞれは、プラント設備点検装置602からの移動指令
を受信し、位置605、606へ移動しそこで点検作業
を行う。これにより、プラント設備点検装置603は、
位置605で設備機器510内の異常発生箇所の検知を
複数のセンサを用いて高確信度で迅速に検知することが
できる。なお位置605、606でプラント設備点検装
置603、604により検知されたデータは、プラント
設備点検装置603、604から中央指令装置501へ
送信される。その後の動作は実施の形態5のプラント設
備点検システムと同じである。
【0066】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、設備機器510,511の状態の異常をあるプラン
ト設備点検装置602〜604が検知し、検知情報を他
の複数のプラント設備点検装置602〜604へ送信
し、他のプラント設備点検装置602〜604は異常が
発生した設備機器510,511までの距離等の各種の
情報を算出し、算出結果を検知情報を送信したプラント
設備点検装置602〜604へ返信する。プラント設備
点検装置602〜604は返信されてきた算出結果を基
に、異常が発生した設備機器510,511に近いプラ
ント設備点検装置602〜604を選択し、選択したプ
ラント設備点検装置602〜604を設備機器510,
511へ移動させ、設備機器510,511の状態の異
常の検出を迅速に高確信度で実施し、また中央指令装置
501の負荷を低減することができる。
【0067】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態7によるプラント設備点検システムを示す説明図で
あり、図において、701は中央指令装置(中央指令手
段)、702〜705は複数のプラント設備点検装置、
706および707はプラント設備点検装置702〜7
05の移動後の位置、713〜715はプラント設備点
検装置703〜705のそれぞれの移動方向、530は
プラント設備点検装置703〜705の移動軌道であ
る。複数のプラント設備点検装置702〜705は、実
施の形態1〜4に記載のプラント設備点検装置の構成お
よび機能に加え、この実施の形態7に記載の構成および
機能を有するものである。なお、図5に示した実施の形
態5のものと同様のものについては同一符号を付し重複
説明を省略する。
【0068】この実施の形態7のプラント設備点検シス
テムでは、設備機器510、511の異常状態をあるプ
ラント設備点検装置702〜705が検知し、検知情報
を中央指令装置701へ送信し、中央指令装置701は
各プラント設備点検装置702〜705と異常状態下の
設備機器510,511までの距離および移動方向を算
出し、最短距離のプラント設備点検装置702〜705
を異常状態下の設備機器510,511近傍まで移動さ
せ、そこで設備機器510,511の状態を詳細に検出
させて設備機器510,511の状態の異常の検出を迅
速に高確信度で実施するものである。
【0069】次に動作について説明する。中央指令装置
701は、複数のプラント設備点検装置702〜705
から送信されてきた異常箇所発生情報を受信すると、ア
ラーム警報を発する動作を行う。例えば、現時点におい
て設備機器510で過熱異常が発生していると仮定す
る。設備点検作業中のプラント設備点検装置702が、
においセンサ(図示せず)からのにおい情報を基に、設
備機器510、511付近で過熱異常が発生しているこ
とを検知し、検知情報を中央指令装置701へ移動軌道
内に内蔵した通信ケーブルあるいは無線等を介して送信
する。しかし、異常発生箇所は設備機器510の裏側で
発生しており、正確な異常の発生箇所を特定することが
できない。このため、プラント設備点検装置702から
中央指令装置701へ送信された異常発生情報の確かさ
のレベルは低いので中央指令装置701がアラーム警報
を鳴らすためのしきい値まで達していない。
【0070】このとき、中央指令装置701は複数のプ
ラント設備点検装置703〜705の現在位置情報、移
動情報を得るため内部の地図データベース520を検索
し、異常発生箇所である目標移動位置まで最短の移動時
間を持つプラント設備点検装置703〜705を選択す
る。この場合、プラント設備点検装置703を目標移動
位置706へ移動させる。位置707への最短の距離に
位置するのはプラント設備点検装置705であるが、7
05は設備機器511から遠ざかる方向で移動中であ
る。
【0071】一方、プラント設備点検装置704は目標
位置707へは遠いが目標位置707へ向かってへ移動
中である。中央指令装置701は、プラント設備点検装
置705を方向転換させ位置707へ移動させる場合に
必要な時間と、プラント設備点検装置704を位置70
7へ移動させる場合に必要とされる時間とを比較し、最
小の移動時間をもつプラント設備点検装置704を選択
し、選択されたプラント設備点検装置704に対して移
動指令を送信する。選択されたプラント設備点検装置7
04は、目標位置707へ移動しそこで点検作業を行
う。
【0072】中央指令装置701は、プラント設備点検
装置703、704から位置706、707で実施され
た点検結果を受信し、受信したデータを統合することに
よって、設備機器510での異常発生の十分な確信度を
示す異常発生情報を生成し、これを基にアラーム警報を
発生させる。
【0073】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、設備機器510,511の異常状態をあるプラント
設備点検装置702〜705が検知し、検知情報を中央
指令装置701へ送信し、中央指令装置701が各プラ
ント設備点検装置702〜705と異常発生の設備機器
510,511までの距離および移動方向を算出し、最
短距離のプラント設備点検装置702〜705を異常発
生下の設備機器510,511近傍まで移動させ、そこ
で設備機器510,511の状態を検出するので、高信
頼度で迅速に設備機器510,511の状態の異常を検
出することができる。
【0074】実施の形態8.図8は、この発明の実施の
形態8による複数のプラント設備点検システムを示す説
明図であり、図において、802〜805は複数のプラ
ント設備点検装置、806、807は移動後の目標位
置、813〜815はプラント設備点検装置803〜8
05のそれぞれの移動方向、822、823、824、
825は各プラント設備点検装置802〜805上の信
号送受信部(信号送受信手段)、842、843、84
4、845は各プラント設備点検装置802〜805上
の移動経路決定部である。複数のプラント設備点検装置
802〜805は、実施の形態1〜4に記載のプラント
設備点検装置の構成および機能に加えて、この実施の形
態8に記載の構成および機能を有するものである。な
お、図5に示した実施の形態5のものと同様のものにつ
いては同一符号を付し重複説明を省略する。
【0075】この実施の形態8のプラント設備点検シス
テムでは、あるプラント設備点検装置802〜805が
設備機器510,511の状態の異常を検出すると、他
の複数のプラント設備点検装置802〜805へ異常発
生推定箇所の位置情報を送信しプラント内の異常事態発
生推定箇所である設備機器510,511までの移動経
路および最短移動時間を算出させ、最短の移動時間を有
するプラント設備点検装置802〜805を選択し、選
択されたプラント設備点検装置802〜805を対象地
点へ移動させて設備機器510,511の状態の検知を
実施するものである。
【0076】次に動作について説明する。例えば、現時
点において設備機器510で過熱異常が起こっていると
仮定する。設備点検作業中のプラント設備点検装置80
2がにおいセンサ(図示せず)からのにおい情報を基に
設備機器510、511付近で過熱異常が発生している
ことを検知する。しかし、異常発生箇所は設備機器51
0の裏側で発生しており、正確な異常の発生箇所を特定
することができない。このため、プラント設備点検装置
802から中央指令装置501へ送信された異常発生情
報の確信度のレベルは低いので中央指令装置501がア
ラーム警報を鳴らすためのしきい値まで達していない。
【0077】このとき、プラント設備点検装置802
は、他の複数のプラント設備点検装置803〜805
へ、異常発生推定箇所の位置情報を送信する。各プラン
ト設備点検装置803〜805内の移動経路決定部84
3,844,845は、自分自身の位置と移動方向・移
動速度から異常発生推定箇所までの移動に関する最適移
動経路および最短移動時間とを算出し、算出結果をプラ
ント設備点検装置802へ送信する。プラント設備点検
装置802は各プラント設備点検装置からの算出結果を
受信し、例えば目標位置806へはプラント設備点検装
置803が最短時問で移動可能で、目標位置807へは
移動方向との関係からプラント設備点検装置804が最
短時間で移動できると判断した場合、プラント設備点検
装置802は目標位置までの最短移動時間を有するプラ
ント設備点検装置803、804を選択し、移動指令を
このプラント設備点検装置803、804へ送信する。
選択されたプラント設備点検装置803、804は移動
指令を受信した後それぞれの目標位置806および80
7へ移動し、そこで対象の設備機器510,511の点
検作業を行う。
【0078】中央指令装置501は、プラント設備点検
装置803、804から位置806、807で実施され
た点検結果を受信し、受信したデータを統合することに
よって、設備機器510での異常発生の十分な確信度を
示す異常発生情報を生成し、これを基にアラーム警報を
発生させる。
【0079】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、複数のプラント設備点検装置802〜805が互い
に情報を送受信し、異常事態発生の可能性の高い点検箇
所まで最短の移動時間を有するプラント設備点検装置8
02〜805を選択し移動させるので、設備機器51
0,511での異常事態発生の検知を迅速に高確信性で
迅速に実行することができ、また中央指令装置501の
負荷を低減することができる。
【0080】実施の形態9.図9は、この発明の実施の
形態9によるプラント設備点検システムを示す説明図で
あり、図において、917、918は複数の移動型設備
点検装置であり、具体的には実施の形態1〜4あるいは
実施の形態5〜8に記載されたプラント設備点検装置、
901は移動型設備点検装置917、918から送信さ
れる情報を受信し、統括し、各移動型設備点検装置91
7、918の動作を制御する指令装置(第1の指令手
段)、117は移動型設備点検装置917、918と指
令装置901との間での情報の送受信に用いる通信伝送
路であり、移動型設備点検装置917、918と指令装
置901とで移動型の設備点検システムを成している。
【0081】移動型設備点検装置917、918の動作
を制御する指令装置901は、複数の移動型設備点検装
置917、918との間で信号を送受信する通信インタ
ーフェース部902、コントロールモジュール903、
上位機器(例えば、後述する中央監視装置907)との
間でのデータを送受信するための通信インターフェース
部904を有している。
【0082】908および909はプラント設備点検シ
ステム内の設備機器に設置された固定センサ、910、
911は固定センサ908、909から送信される情報
の伝送路、912は固定センサ908、909からの情
報を受信し統括し、各固定センサ908、909の動作
を制御する指令装置(第2の指令手段)であり、固定セ
ンサ908、909と指令装置912とで固定型の設備
点検システムを成している。
【0083】固定センサ908、909の動作を制御す
る指令装置912は、固定センサ908、909と指令
装置912との間で信号伝送を行うための通信インター
フェース部913、コントロールモジュール914、上
位機器(例えば、後述する中央監視装置907)との間
でデータを送受信するための通信インターフェース部9
15を有している。
【0084】906は中央監視装置907と下位機器と
の間の通信を行うための通信インターフェース部、90
7はプラント設備点検システム全体を統括する中央監視
装置(中央監視手段)である。通信インターフェース部
906と指令装置901との間は通信伝送路905を介
して接続され、通信インターフェース部906と指令装
置912との間は信号伝送路916を介して接続されて
いる。このように、実施の形態9のプラント設備点検シ
ステムは、移動型の設備点検システムと固定型の設備点
検システム、通信インターフェース部および中央監視装
置907で構成されている。
【0085】この実施の形態9のプラント設備点検シス
テムでは、設備機器の状態の異常発生時において、移動
型設備点検装置917,918を含む移動型の設備点検
システムの動作と固定センサ908,909等を含む固
定型の設備点検システムの動作とを統合し、中央監視装
置907の制御のもとで各設備機器を含む点検箇所の状
態を効率的に測定し、理解容易な様々な形態の情報を監
視員へ提供するものである。
【0086】次に動作について説明する。移動型設備点
検装置917、918は予めプラント内に敷設された軌
道上を移動しながら、自己の軌道上の位置情報を検出し
検出結果を送信するとともに、搭載したセンサ(図示せ
ず)の情報を判定し、その情報が異常と判定した場合に
は、通信伝送路117を介して指令装置901へ警報情
報を伝送する。
【0087】移動型設備点検装置917、918からの
警報信号は、指令装置901内の通信インターフェース
部902を介してコントロールモジュール903へ送信
される。指令装置901は、これら移動型設備点検装置
917、918からの警報信号をもとに、設備機器の状
態の異常の把握を行い、かつ移動型設備点検装置91
7、918の各々の位置を把握し、設備機器の状態が異
常の場合にはその異常発生の状態に応じて、移動型設備
点検装置917,918が最適の配置となるよう各移動
型設備点検装置917,918に対して移動を指令す
る。また、設備機器の異常発生時には通信インターフェ
ース部904、通信伝送路905、通信インターフェー
ス部906を介して中央監視装置907へも警報情報を
出力する。
【0088】一方、プラント内の各種設備機器に対し固
定して設置された固定センサ908、909から送信さ
れる信号は伝送路910、911、指令装置912内の
通信インターフェース部913を介してコントロールモ
ジュール914に入力される。指令装置912は、各固
定センサ908、909からの信号を処理し、対象設備
機器の状態の異常の有無を判定する。指令装置912が
設備機器での異常発生を判断すると、通信インターフェ
ース部915、信号伝送路916、通信インターフェー
ス部906を介して、中央監視装置907へ警報情報を
送信する。
【0089】設備機器の異常発生時に、中央監視装置9
07は、各指令装置901、912から送信されてきた
警報情報を受信した後、監視員にこの警報情報を提供
し、さらに移動型設備点検装置917、918と固定セ
ンサ908,909から送信された情報を統括しより詳
細な情報を監視員へ提示する。例えば、固定センサ90
8、909が設備機器の異常を検知した場合、中央監視
装置907は、対象となる設備機器の位置へ移動型設備
点検装置917、918を移動させる移動指令を生成
し、生成した移動命令を指令装置901を介して移動型
の設備点検装置917、918へ送信する。移動型設備
点検装置917、918は、受信した移動命令に基づい
て対象となる設備機器へ移動し設備機器の状態を検知す
る。
【0090】設備機器に関する検知情報は指令装置90
1を介して中央監視装置907へ送信される。中央監視
装置907は、固定センサ908、909からの情報に
加えて、移動型設備点検装置917、918の検知動作
により得られた検知情報、例えば、対象の設備機器に関
する画像情報、音声情報等も併せて監視員に提示し、監
視員はこれらの情報に基づいて総合的な判断を行う。
【0091】なお、上記した説明では、移動型設備点検
装置917、918内のセンサから指令装置901へ送
信される信号および固定センサ908、909から指令
装置912へ送信される信号はアナログ信号を想定して
いるが、例えば、アナログ/ディジタル変換処理機能を
備えたセンサを移動型設備点検装置917、918内の
センサや固定センサ908、909の代わりに設置し、
伝送信号としてディジタル信号を送信することもでき
る。この場合、ディジタル信号を用いることで、伝送時
のノイズを低減でき、また伝送速度を向上させることが
できる。また移動型の設備点検装置917、918ある
いは固定センサ908、909は、指令装置901、9
12や中央監視装置907の制御のもとで複数個組み合
わせてあるいは単一で用いてもよい。
【0092】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、移動型の設備点検システムおよび固定型の設備点検
システムを用いて設備機器の状態を測定し、測定情報を
理解容易な様々な形態で監視員へ提供できるので、監視
員は設備機器の状態を容易に迅速に理解でき、設備機器
等の点検箇所の異常発生の判定を高精度で実施すること
ができる。さらに、移動型設備点検装置917,918
を含む設備点検システムと固定センサ908,909等
を含む設備点検システムとを統合した全体システムの下
で各設備機器の状態を検出しているので、各設備点検シ
ステムの効率的な統合的な運用が可能となる。
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【発明の効果】 以上のように、請求項1 記載の発明によ
れば、プラント内の複数の設備機器を含む点検箇所の状
態をセンシングする複数のセンサ手段と、前記複数のセ
ンサ手段に対して設けられ、前記複数のセンサ手段の各
々の方向、位置等を変化させる複数のセンサ駆動手段
と、前記複数のセンサ手段からの信号を選択するセンサ
選択手段と、前記センサ選択手段により選択された信号
を処理し、前記複数のセンサ手段のいずれかを選択して
必要ならば前記点検箇所の状態を再度センシングさせる
ための制御信号を生成する信号処理手段と、前記信号処
理手段から送信される制御信号を受信し、前記制御信号
に基づいて前記センサ駆動手段および前記センサ選択手
段の動作を制御する駆動量制御信号およびセンサ選択信
号を生成し、生成した前記駆動量制御信号および前記セ
ンサ選択信号を前記センサ駆動手段および前記センサ選
択手段へ送信する制御信号発生手段と、前記複数のセン
サ手段、前記複数のセンサ駆動手段、前記センサ選択手
段、前記信号処理手段、前記制御信号発生手段を載置し
所定の経路を移動する移動機構手段と、装置自身のプラ
ント内での現在位置を検出する位置検出手段と、プラン
ト内の設備機器を含む点検箇所の配置情報を格納した地
図データベース手段と、前記位置検出手段により検出さ
れた装置自身の現在位置と前記地図データベース手段内
に格納された前記配置情報との比較を行い、当該位置を
補正する補正信号を生成する地図データ照合補正手段と
を有し、前記信号処理手段は、前記補正信号を用いて前
記複数のセンサ手段から送信された信号を補正する複数
のプラント設備点検装置を備え、前記複数のプラント設
備点検装置のいずれかがプラント内の複数の設備機器を
含む点検箇所の状態の異常を検出し検出データを出力し
た場合、前記複数のプラント設備点検装置の状態を示す
情報を基に、前記検出データに基づいて前記複数のプラ
ント設備点検装置の少なくとも1つ以上の前記プラント
設備点検装置が前記状態異常の点検箇所を測定するよう
に構成したので、確信度の高い点検箇所の状態を検出で
きる効果がある。
【0099】請求項2記載の発明によれば、中央指令手
段が複数の設備点検装置の現在位置情報を受信し、複数
のプラント設備点検装置のいずれかから送信された点検
箇所の状態の異常を示す情報を受信した際、現在位置情
報を基に、複数のプラント設備点検装置の中で状態異常
の点検箇所に近い少なくとも1つ以上のプラント設備点
検装置を選択し、選択されたプラント設備点検装置を状
態異常の点検箇所へ移動させ、状態の測定の実行を指示
するように構成したので、検出データおよび現在位置情
報に基づいて複数のプラント設備点検装置の少なくとも
1つ以上のプラント設備点検装置が状態異常の点検箇所
へ最適の移動経路で移動し、点検箇所の状態を詳細に測
定して効率的に高い確信度で点検箇所の状態を検出でき
る効果がある。
【0100】請求項3記載の発明によれば、プラント設
備点検装置の各々は、プラント内における自身の位置情
報および制御情報を互いに送受信する信号送受信手段を
有し、複数のプラント設備点検装置のいずれかが点検箇
所の状態の異常を検知した際、異常発生の点検箇所の位
置情報を他の複数のプラント設備点検装置へ信号送受信
手段を介して送信し、他の複数のプラント設備点検装置
において点検箇所までの距離および移動時間を算出さ
せ、算出結果を返信させ、算出結果を基に異常状態の点
検箇所に近い複数のプラント設備点検装置内の少なくと
も1つ以上を選択し、選択されたプラント設備点検装置
が異常状態の点検箇所へ移動し、点検箇所の状態を測定
するように構成したので、点検箇所の状態の検出を複数
のプラント設備点検装置独自で効率的に高確信度で実行
できる効果がある。
【0101】請求項4記載の発明によれば、複数のプラ
ント設備点検装置のいずれかが点検箇所の状態の異常を
検知した際、中央指令手段が検知情報を受信し、複数の
プラント設備点検装置の各々から送信された現在位置お
よび移動方向を示す情報を基に、点検箇所まで短時間で
移動できるプラント設備点検装置を選択し、点検箇所へ
の移動を選択されたプラント設備点検装置へ指示し、点
検箇所の状態を詳細に測定させるように構成したので、
効率的に高確信度で点検箇所の状態を検出できる効果が
ある。
【0102】請求項5記載の発明によれば、複数のプラ
ント設備点検装置の各々はプラント内における自身の位
置情報および制御情報を互いに送受信する信号送受信手
段を有し、複数のプラント設備点検装置のいずれかが点
検箇所の状態の異常を検知した際、異常発生の点検箇所
の位置情報を他の複数のプラント設備点検装置へ信号送
受信手段を介して送信し、他の複数のプラント設備点検
装置は異常発生の点検箇所の位置情報を受信し点検箇所
までの距離、最適経路および移動時間を自身の現在位
置、移動方向、移動速度を基に算出した後、算出結果を
プラント設備点検装置へ返信し、プラント設備点検装置
は算出結果を基に、異常状態の点検箇所に近い複数のプ
ラント設備点検装置の中の少なくとも1つ以上を選択
し、選択したプラント設備点検装置を異常状態の点検箇
所へ最適の移動経路で移動させ、点検箇所の状態を詳細
に測定させるように構成したので、効率的に高確信度で
点検箇所の状態を検出できる効果がある。
【0103】請求項6記載の発明によれば、第1の指令
手段がプラント設備点検装置から送信される情報を統括
してプラント内の複数の設備機器を含む点検箇所の状態
を把握し、プラント設備点検装置の各々の動作を制御
し、第2の指令手段がプラント内の設備機器を含む点検
箇所に固定的に設置され点検箇所の状態を計測する固定
センサ手段からの情報を統括し、プラント内の設備機器
を含む点検箇所の状態を把握し固定センサ手段の動作を
制御し、中央指令手段が、これら第1の指令手段及び第
2の指令手段からの情報をもとにプラント内の設備機器
を含む点検箇所の全体の運転・保守状態を把握し、統括
し、統括された総合的な点検箇所の状態を監視員へ提供
するように構成したので、プラント設備点検装置および
固定センサ手段から得られる様々な形態の情報を理解容
易な形態で監視員へ提供でき、設備機器を含む点検箇所
の異常発生の判定を高精度で迅速に実施できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプラント設備
点検装置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるプラント設備
点検装置のブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるプラント設備
点検装置のブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるプラント設備
点検装置のブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態5によるプラント設備
点検システムのブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態6によるプラント設備
点検システムのブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態7によるプラント設備
点検システムのブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態8によるプラント設備
点検システムのブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態9によるプラント設備
点検システムのブロック図である。
【符号の説明】
102 移動機構部(移動機構手段)、103,10
4,105 センサ(複数のセンサ手段)、106,1
07,108 センサ駆動部(複数のセンサ駆動手
段)、109 センサ選択部(センサ選択手段)、11
0 信号処理部(信号処理手段)、111 制御信号発
生部(制御信号発生手段)、201 弱指向性センサ
(弱指向性センサ手段)、202 強指向性センサ(強
指向性センサ手段)、203 強指向性センサ駆動部
(強指向性センサ駆動手段)、205 第1の信号処理
部(第1の信号処理手段)、207 第2の信号処理部
(第2の信号処理手段)、301 位置検出部(位置検
出手段)、302 地図データベース(地図データベー
ス手段)、307 地図データ照合補正部(地図データ
照合補正手段)、401 状態検出部(状態検出手
段)、402 データ誤差補正部(データ誤差補正手
段)、501,701 中央指令装置(中央指令手
段)、502,503,504,602,603,60
4,702,703,704,705,802,80
3,804,805 プラント設備点検装置、622,
623,624,822,823,824,825 信
号送受信部(信号送受信手段)、901 指令装置(第
1の指令手段)、907 中央監視装置(中央監視手
段)、908,909 固定型センサ(固定センサ手
段)、912 指令装置(第2の指令手段)、917,
918 移動型設備点検装置(プラント設備点検装
置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 利郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 樋口 峰夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 大西 良孝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−281104(JP,A) 特開 平4−324787(JP,A) 特開 平6−119046(JP,A) 特開 平4−333903(JP,A) 特開 平6−233419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 G01D 21/00 G06F 3/14 G08C 25/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント内の複数の設備機器を含む点検
    箇所の状態をセンシングする複数のセンサ手段と、前記
    複数のセンサ手段に対して設けられ、前記複数のセンサ
    手段の各々の方向、位置等を変化させる複数のセンサ駆
    動手段と、前記複数のセンサ手段からの信号を選択する
    センサ選択手段と、前記センサ選択手段により選択され
    た信号を処理し、前記複数のセンサ手段のいずれかを選
    択して必要ならば前記点検箇所の状態を再度センシング
    させるための制御信号を生成する信号処理手段と、前記
    信号処理手段から送信される制御信号を受信し、前記制
    御信号に基づいて前記センサ駆動手段および前記センサ
    選択手段の動作を制御する駆動量制御信号およびセンサ
    選択信号を生成し、生成した前記駆動量制御信号および
    前記センサ選択信号を前記センサ駆動手段および前記セ
    ンサ選択手段へ送信する制御信号発生手段と、前記複数
    のセンサ手段、前記複数のセンサ駆動手段、前記センサ
    選択手段、前記信号処理手段、前記制御信号発生手段を
    載置し所定の経路を移動する移動機構手段と、装置自身
    プラント内での現在位置を検出する位置検出手段と、
    プラント内の設備機器を含む点検箇所の配置情報を格納
    した地図データベース手段と、前記位置検出手段により
    検出された装置自身の現在位置と前記地図データベース
    手段内に格納された前記配置情報との比較を行い、当該
    位置を補正する補正信号を生成する地図データ照合補正
    手段とを有し、前記信号処理手段は前記補正信号を用
    いて前記複数のセンサ手段から送信された信号を補正す
    複数のプラント設備点検装置を備え、 前記複数のプラント設備点検装置のいずれかがプラント
    内の複数の設備機器を含む点検箇所の状態の異常を検出
    し検出データを出力した場合、前記複数のプラント設備
    点検装置の状態を示す情報を基に、前記検出データに基
    づいて前記複数のプラント設備点検装置の少なくとも1
    つ以上の前記プラント設備点検装置が前記状態異常の点
    検箇所を測定することを特徴とするプラント設備点検シ
    ステム。
  2. 【請求項2】数のプラント設備点検装置の現在位置
    情報を受信し、前記複数のプラント設備点検装置のいず
    れかから送信されたプラント内の複数の設備機器を含む
    点検箇所の状態の異常を示す情報を受信した際、前記現
    在位置情報を基に前記複数のプラント設備点検装置の中
    で前記状態異常の点検箇所に近い少なくとも1つ以上の
    前記プラント設備点検装置を選択し、選択された前記プ
    ラント設備点検装置を前記状態異常の点検箇所へ移動さ
    せ状態を測定させる中央指令手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のプラント設備点検システム。
  3. 【請求項3】数のプラント設備点検装置の各々は、
    プラント内における自身の位置情報および制御情報を互
    いに送受信する信号送受信手段を有し、 前記複数のプラント設備点検装置のいずれかが前記プ
    ラント内の複数の設備機器を含む点検箇所の状態の異常
    を検知した際、前記異常発生した点検箇所の位置情報を
    他の前記複数のプラント設備点検装置へ前記信号送受信
    手段を介して送信し、 他の前記複数のプラント設備点検装置、前記点検箇所
    までの距離および移動時間を算出させた後、算出結果を
    返信させ、前記算出結果を基に前記異常状態の点検箇所
    に近い前記複数のプラント設備点検装置の中の少なくと
    も1つ以上を選択し、選択された前記プラント設備点検
    装置を前記異常状態の点検箇所へ移動させ、前記点検箇
    所の状態を測定させることを特徴とする請求項1記載の
    プラント設備点検システム。
  4. 【請求項4】数のプラント設備点検装置のいずれか
    がプラント内の複数の設備機器を含む点検箇所の状態の
    異常を検知した際、検知情報を受信し、前記複数のプラ
    ント設備点検装置の各々から送信された現在位置および
    移動方向を示す情報を基に、前記点検箇所まで短時間で
    移動できる位置にある前記プラント設備点検装置を選択
    し、選択された前記プラント設備点検装置を前記点検箇
    所へ移動させ、前記点検箇所の状態を測定させる中央指
    令手段を備えることを特徴とする請求項1記載のプラン
    ト設備点検システム。
  5. 【請求項5】数のプラント設備点検装置の各々は
    プラント内における自身の位置情報および制御情報を互
    いに送受信する信号送受信手段を有し、 前記複数のプラント設備点検装置のいずれかが前記プ
    ラント内の複数の設備機器を含む点検箇所の状態の異常
    を検知した際、前記異常発生の点検箇所の位置情報を他
    の前記複数のプラント設備点検装置へ前記信号送受信手
    段を介して送信し、 他の前記複数のプラント設備点検装置は前記異常発生
    の点検箇所の位置情報を受信し前記点検箇所までの距
    離、最適経路および移動時間を自身の現在位置、移動方
    向、移動速度を基に算出した後、算出結果を前記プラン
    ト設備点検装置へ返信し、 前記プラント設備点検装置は前記算出結果を基に前記
    異常状態の点検箇所に近い前記複数のプラント設備点検
    装置の中の少なくとも1つ以上を選択し、選択した前記
    プラント設備点検装置を前記異常状態の点検箇所へ移動
    させ状態を測定させることを特徴とする請求項1記載の
    プラント設備点検システム。
  6. 【請求項6】ラント設備点検装置から送信される情
    報を統括してプラント内の複数の設備機器を含む点検箇
    所の状態を把握し前記プラント設備点検装置の各々の動
    作を制御する第1の指令手段と、前記プラント内の複数
    の設備機器を含む点検箇所に固定的に設置され、前記点
    検箇所の状態を計測する少なくとも1つ以上の固定セン
    サ手段と、前記固定センサ手段からの情報を統括し、前
    記プラント内の設備機器を含む点検箇所の状態を把握し
    前記固定センサ手段の動作を制御する第2の指令手段
    と、前記第1の指令手段及び前記第2の指令手段からの
    情報をもとに前記プラント内の設備機器を含む点検箇所
    の全体の運転・保守状態を統括し、統括された総合的な
    前記複数の設備機器を含む点検箇所の状態を監視員へ提
    供する中央監視手段とを備えることを特徴とする請求項
    1記載のプラント設備点検システム。
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