JP3436726B2 - 自動点消灯装置 - Google Patents

自動点消灯装置

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JP3436726B2
JP3436726B2 JP2000123186A JP2000123186A JP3436726B2 JP 3436726 B2 JP3436726 B2 JP 3436726B2 JP 2000123186 A JP2000123186 A JP 2000123186A JP 2000123186 A JP2000123186 A JP 2000123186A JP 3436726 B2 JP3436726 B2 JP 3436726B2
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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ビルや
マンションの屋外照明灯の点消灯制御等に好適な自動点
消灯装置に係り、特に、市販の照度感応型自動点消灯ス
イッチ装置を2個使用することにより、任意の動作特性
を簡易に実現可能とした自動点消灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動点消灯装置は、照度感応型の自動点
消灯スイッチ装置により周囲の照度を検知して、照明負
荷の自動点消灯を行うものである。身近な例としては、
ビルやマンションの屋外照明灯等に適用されるものが知
られている。
【0003】自動点消灯装置には、点灯タイミングを決
定するための点灯基準照度と、消灯タイミングを決定す
るための消灯基準照度との2つの基準照度が設定され
る。両基準照度の間には、例えば夕方や明け方の微妙な
照度変動により照明負荷が不安定なオンオフ動作を来さ
ないように、ヒステリシス特性が付与される。
【0004】一般に、点灯若しくは消灯のいずれか一方
の基準照度は手動設定に委ねられているが、ユーザの使
い勝手を考慮して、他方の基準照度は所定のアルゴリズ
ムに従って自動設定されるようになっている。
【0005】例えば、照度感応型自動点消灯スイッチ装
置の一つである松下電工製のEEスイッチ(型式EE4
413)では、点灯基準照度は5〜300lxの範囲で
手動設定に委ねられている。これに対して、消灯基準照
度は所定のアルゴリズムに従って自動設定される。具体
的には、点灯基準照度が5lxに手動設定されたときに
は消灯基準照度は点灯基準照度の10倍以下、点灯基準
照度が300lxに手動設定されたときには消灯基準照
度は点灯基準照度の5倍以下に自動設定される。これに
より、ユーザはヒステリシス特性を考慮しながら両基準
照度を個別に手動設定するといった煩わしさから解放さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基準照
度自動設定のアルゴリズムは、メーカ側の設計に任せた
固定のものであるため、あらゆる現場の状況に対して
も、常に最適な点消灯基準照度を得ることはなかなか困
難である。
【0007】加えて、この問題は、自動点消灯スイッチ
装置の設置場所の日照環境と照明灯設置場所の日照環境
とが異なる場合に、一層深刻なものとなる。
【0008】例えば、スイッチボックス配置上の制約等
から、西日の良く当たるマンション西側に設置された照
度感応型自動点消灯スイッチにより、朝日の良く当たる
マンション東側に設置された照明灯を点消灯させると言
った構成を採用せざるを得ない場合がある。
【0009】このような場合、夕方の西側照度に合わせ
て点灯基準照度をある値に手動設定すると、マンション
東側では、夕方になって既に十分に暗くなっているにも
拘わらず、スイッチが設置された西側照度が点灯基準照
度まで低下していないことから、照明灯が点灯しないと
言う不都合が生ずる。この場合、例えば、ドアの鍵穴が
見えにくいと言った苦情が居住者等からマンション管理
業者に寄せられる。
【0010】そこで、夕方の東側照度に合わせて高めの
点灯基準照度に手動設定すると、消灯基準照度はそれよ
りも高めのある値(点灯基準照度の5〜10倍以下)に
自動設定される結果、マンション東側では、明け方にな
って既に十分に明るくなっているにも拘わらず、スイッ
チの設置された西側照度が消灯基準照度まで上昇してい
ないことから、照明灯が消えないと言う不都合が生ず
る。この場合、例えば、電気代が嵩むと言った苦情が同
様に居住者等からマンション管理業者に寄せられる。
【0011】逆に、朝方の東側照度に合わせて低めの点
灯基準照度に設定すると、それに連動して消灯基準照度
も低めの値に自動設定される結果、マンション東側では
夕方の照明灯点灯タイミングに一層の遅れを生じて事態
はより深刻なものとなる。
【0012】この発明は上述の問題点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、市販の照度感
応型自動点消灯スイッチ装置を使用しつつも、任意の点
消灯動作特性を簡易に実現可能とした自動点消灯装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の自動点消灯装
置は、点灯基準照度又は消灯基準照度のいずれか一方を
手動設定すると他方が自動設定される2個の照度感応型
の自動点消灯スイッチ装置と、それら2個の自動点消灯
スイッチ装置の出力の論理演算を行う論理演算回路とを
有し、それにより、2個の自動点消灯スイッチ装置の論
理演算結果に基づいて照明負荷を自動点消灯するもので
ある。
【0014】本発明では、市販の2個の照度感応型自動
点消灯スイッチ装置を使用する。ここで、『照度感応型
自動点消灯スイッチ装置』と称する装置は、光電素子に
よる検出照度が点灯基準照度にまで低下するとオン、ま
た消灯基準照度にまで上昇するとオフする内部スイッチ
(出力スイッチ)を備えた装置である。内部スイッチと
しては、半導体無接点スイッチ又は有接点スイッチが使
用される。一般には、この内部スイッチにより直接に照
明負荷を開閉する。大容量な照明負荷に対しては、この
内部スイッチにより、大型開閉器の制御用補助リレーを
開閉する。
【0015】一般に、点灯基準照度と消灯基準照度との
間には、不安定なオンオフ動作を回避するために、ヒス
テリシス特性が付与されている。点灯基準照度が手動設
定可能な場合には、消灯基準照度は所定のアルゴリズム
にしたがい自動設定される。逆に、消灯基準照度が手動
設定可能な場合には、点灯基準照度が所定のアルゴリズ
ムにしたがい自動設定される。なお、基準照度を手動設
定するための方法としては、備え付けの調整用ボリュー
ム等を操作する場合と、照度検出用の光電素子への光量
をフィルタ(例えば、黒色のフィルム等)により減少さ
せる場合とが考えられる。
【0016】基準照度自動設定アルゴリズムとしては、
製造メーカにより種々のものが提案されている。一つの
アルゴリズムでは、点灯基準照度を手動設定すると、消
灯基準照度は所定の設計思想にしたがって点灯基準照度
よりも高い値に自動設定される。他の一つのアルゴリズ
ムでは、点灯基準照度を手動設定すると、消灯基準照度
は所定の設計思想にしたがって点灯基準照度よりも低い
値に自動設定される。このように設計思想は区々であ
る。
【0017】好ましい実施の形態では、2個の自動点消
灯スイッチ装置の一方は所望の点灯基準照度に設定され
ており、他方は所望の消灯基準照度に設定されている。
このような構成を採用すれば、論理演算回路の構成と相
まって、個々の自動点消灯スイッチ装置の基準照度自動
設定アルゴリズムに依存することのない、自由な点消灯
基準照度設定が可能となる。
【0018】2個の自動点消灯スイッチ装置として、ど
のような動作仕様のものを採用するかは、対象となる照
明負荷のオンオフ仕様(どのくらいの明るさで点灯し
て、どのくらいの明るさで消灯するか)に依存する。同
一動作仕様の2個の自動点消灯スイッチ装置でもよい
し、異なる動作仕様の2個の自動点消灯スイッチ装置で
もよい。要は、2個の自動点消灯スイッチ装置の出力特
性の論理演算により、対象となる照明負荷のオンオフ仕
様が実現できればよい。もっとも、同一動作仕様の2個
のスイッチ装置を採用すれば、基準照度設定操作が簡単
となる。というのは、一方の自動点消灯スイッチ装置の
点灯(又は消灯)基準照度を他方の自動点消灯スイッチ
装置の点灯(又は消灯)基準照度よりも高めに設定すれ
ば、消灯(又は点灯)基準照度においても、ひとりでに
そのような格差が得られるからである。
【0019】本発明では、対象となる照明負荷のオンオ
フ仕様を実現するために論理演算回路が使用される。論
理演算の内容は、採用される2個の自動点消灯スイッチ
装置の動作仕様並びに対象となる照明負荷のオンオフ仕
様により決定される。
【0020】例えば、両スイッチ装置の出力を互いに並
列接続して論理和演算を行えば、両スイッチ装置の出力
の少なくともいずれか一方がオン状態である期間に限
り、照明負荷をオン状態とすることができる。両スイッ
チ装置を互いに直列接続して論理積演算を行えば、両ス
イッチ装置の出力の双方がオン状態である期間に限り、
照明負荷をオン状態とすることができる。
【0021】さらに、並列接続された2個のスイッチ装
置の出力のいずれかを、タイマ等を使用して適当なタイ
ミングで回路から切り離せば、先にオンするスイッチ装
置(A)のタイミングから先にオフするスイッチ装置
(B)のタイミングまでの期間を選択して、或いは、あ
とにオンするスイッチ装置(B)のタイミングからあと
にオフするスイッチ装置(A)のタイミングまでの期間
を選択して、照明負荷をオン状態とすることもできる。
このことは、一方の自動点消灯スイッチ装置の出力のオ
ンタイミングから他方の自動点消灯スイッチ装置の出力
のオフタイミングまでの期間がオンとなる出力信号を算
出できることを意味している。なお、ここで、スイッチ
装置(A)と(B)とは異なるスイッチ装置である。
【0022】したがって、本発明の自動点消灯装置によ
れば、市販の照度感応型自動点消灯スイッチ装置を使用
しつつも、個々の基準照度自動設定アルゴリズムに拘束
されることなく、任意の点消灯動作特性を簡易に実現す
ることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明装置の好適な実施
の一形態を添付図面にしたがって詳細に説明する。
【0024】本発明装置が適用された自動点消灯装置の
一実施形態が図1〜図5に示されている。図1はマンシ
ョンに適用された本発明装置と共用灯との位置関係を示
す鳥瞰図、図2は本発明装置のスイッチボックスへの取
り付け態様を示す外観図、図3は本発明装置の回路構成
を示す結線図、図4は本発明装置の論理演算回路を示す
ラダー図、図5は本発明装置の動作説明図である。
【0025】図1において、1は本発明装置の適用され
るマンション、1aはマンション1の東側建屋、1bは
マンション1の西側建屋、2は西側建屋1bに設置され
ているスイッチボックス(本発明の自動点消灯装置が組
み込まれる)、3は東側正面玄関、4は東側建屋1aの
各階の共用廊下、L1は廊下4にそれぞれ複数個ずつ設
置されている共用灯、L2は東側建屋1aの正面玄関3
に設置されている共用灯である。
【0026】このマンション1では、スイッチボックス
2は、配線上の都合等から西側建屋1bに設置されてい
る。スイッチボックス2は、自動点消灯装置と東側の共
用灯L1,L2等に接続するための配線盤を有してお
り、後述する2個の自動点消灯スイッチ装置S1,S2
はこのスイッチボックス2に取り付けられる。共用灯L
1,L2は、自動点消灯スイッチ装置S1,S2の検知
照度に基づいて自動点消灯される。
【0027】スイッチボックス2の設置場所であるマン
ション西側周辺は、明け方には、東側建屋1aに日射し
を遮られるため、東側廊下4や東側正面玄関3の周辺に
比して暗い。一方、夕方には、西側周辺は西日が射し込
むため、東側建屋1aにより西日を遮られる東側廊下4
及び正面玄関3の周辺に比して明るくなる。
【0028】本発明の自動点消灯装置は、このように、
自動点消灯スイッチ装置が取り付けられるスイッチボッ
クス2の設置場所と、自動点消灯スイッチにより自動点
消灯される照明L1,L2の設置場所との日照環境が異
なる場合に、特に好適に使用されるものである。
【0029】本実施形態における自動点消灯装置のスイ
ッチボックスへの取り付け態様が図2に示されている。
同図において、2はスイッチボックス、2aはスイッチ
ボックス前面の開閉扉、S1,S2は自動点消灯スイッ
チ装置、VR1,VR2は自動点消灯スイッチ装置S
1,S2の基準照度調整ボリューム、5はスイッチボッ
クス2の背後に位置する西側建屋1bの外壁である。
尚、基準照度調整ボリュームVR1は図中に拡大して示
されている。
【0030】2台の自動点消灯スイッチ装置S1,S2
としては、この例では、松下電工製EEスイッチ(型式
EE4413)が採用されている。それらのスイッチ装
置S1,S2は、スイッチボックス2の前面開閉扉2a
に横並びで取り付けられ、また、後述する図示しないマ
ルチタイマは、このスイッチボックス2内に収容され、
それぞれが電源並びに共用灯と接続される。
【0031】2台の自動点消灯スイッチ装置S1,S2
の底部には、図中拡大図で示されるように、基準照度調
整ボリュームVR1,VR2がそれぞれ設けられてお
り、これらの基準照度調整ボリュームVR1,VR2を
適宜に調整することで、点消灯基準照度を所定の範囲内
で自在に設定可能としている。設定可能範囲は、この例
では、点灯基準照度については、5〜300lxとなっ
ている。消灯基準照度は、点灯基準照度の設定値に基づ
き、ヒステリシス特性が付与されるように、所定アルゴ
リズムにしたがって自動設定される。本実施形態で採用
される松下電工製EEスイッチでは、消灯基準照度は点
灯基準照度よりも高く(明るく)設定され、その範囲は
点灯基準照度の5〜10倍以下とされている。
【0032】自動点消灯装置の回路構成が図3の結線図
に示されている。同図において、符号S1,S2が付さ
れているのが自動点消灯スイッチ装置である。これらの
自動点消灯スイッチ装置S1,S2は、光電素子として
のフォトトランジスタPT、内部スイッチング素子とし
てのトライアックTRC、フォトトランジスタPTから
の出力を演算処理し、演算結果に基づいてトライアック
TRCを制御する制御回路CTRを有している。
【0033】電源PWRは端子T1,T2間に接続され
る。点消灯対象となる照明負荷である共用灯Lは端子T
2,T3間に接続される。TMはマルチタイマであり、
マルチタイマTMには、設定されタイマ時間の計測を行
う計時素子Dと、計時素子Dの計時に基づき自動開閉さ
れる限時動作瞬時復帰接点SWが具備されている。尚、
マルチタイマTMとしては、この例では、オムロン製H
3YN−21が使用される。
【0034】上述の回路構成をラダー図で示すと図4の
ようになる。同図においてP1,P2は電源母線、SW
1,SW2は自動点消灯スイッチ装置S1,S2の出力
スイッチ(図3に示されるトライアックTRCに相当す
る)、TはマルチタイマTMの計時素子(図3に示され
る計時素子Dに相当する)、T−1はマルチタイマTM
の限時動作瞬時復帰接点(図3に示される限時動作瞬時
復帰接点SWに相当)、Lは共用灯(図1に示される共
用灯L1,L2に相当する)である。
【0035】同図に示されるように、自動点消灯スイッ
チ装置S1の出力スイッチSW1と計時素子(以下、タ
イマと称する)Tとは電源母線P1,P2間に直列に接
続される。同様に、自動点消灯スイッチ装置S2の出力
スイッチSW2と共用灯Lについても、電源母線P1,
P2間に直列に接続される。タイマの接点T−1は、自
動点消灯スイッチ装置S1の出力スイッチSW1とタイ
マTとの接続点C1と、自動点消灯スイッチ装置S2の
出力スイッチSW2と共用灯Lとの間の接続点C2との
間に接続される。そのため、タイマの接点T−1の動作
状態に応じて、出力スイッチSW1を経由して共用灯L
に至る通電路が形成される。
【0036】すなわち、自動点消灯スイッチ装置S1の
出力スイッチSW1がオン(ON)のときには、タイマ
の接点T−1が閉じられていることを条件として、自動
点消灯スイッチ装置S1の出力スイッチSW1から共用
灯Lに通電がなされ、共用灯Lが点灯される。同様に、
自動点消灯スイッチ装置S2の出力スイッチSW2がオ
ン(ON)のときには、自動点消灯スイッチ装置S2の
出力スイッチSW2から共用灯Lに通電がなされ、共用
灯Lが点灯される。
【0037】タイマTは、自動点消灯スイッチ装置S1
の出力スイッチSW1がオン(ON)のとき通電がなさ
れ、出力スイッチSW1のオン(ON)タイミングに同
期して、あらかじめ設定されたタイマ時間の計測を開始
する。タイマ時間が経過するとタイマの接点T−1が開
かれて、出力スイッチSW1から共用灯Lへの通電は絶
たれる。この状態においては、自動点消灯装置S2の出
力スイッチSW2がオン(ON)のときには共用灯Lは
点灯されるが、オフ(OFF)のときには共用灯Lは点
灯されない。
【0038】このように、本実施形態では、タイマTに
より規定されたタイマ時間内においては、共用灯Lの通
電状態は自動点消灯スイッチ装置S1の出力(出力スイ
ッチSW1)と自動点消灯スイッチ装置S2の出力(出
力スイッチSW2)との論理和により制御されるもの
の、タイマ時間が経過したのちにあっては、共用灯Lの
通電状態は自動点消灯スイッチ装置S2の出力(出力ス
イッチSW2)のみによって制御されるように、論理演
算回路が構成されている。
【0039】上述の回路構成において、自動点消灯スイ
ッチ装置S1の点灯基準照度を300lxに設定すると
共に、自動点消灯スイッチ装置S2の消灯基準照度を1
50lxに設定する。このとき、点灯基準照度の設定
は、感度調整ボリュームVRの操作で直接的に行うこと
ができる。一方、消灯基準照度の設定は、感度調整ボリ
ュームVRによって点灯基準照度を設定することによ
り、所定アルゴリズムに基づく自動設定処理を介して間
接的に行われる。すなわち、自動点消灯スイッチ装置S
2の消灯基準照度は、消灯基準照度150lxに対応す
る点灯基準照度を特定することで設定することができ
る。
【0040】このように基準照度の設定を行うと、松下
電工製EEスイッチでは、自動点消灯スイッチ装置S1
の消灯基準照度は150lxよりも高くなり、かつ自動
点消灯スイッチ装置S2の点灯基準照度は300lxよ
りも低くなることが確認されている。つまり、夕方に
は、自動点消灯スイッチ装置S1が先に点灯出力を生成
し、明け方には、自動点消灯スイッチ装置S2が先に消
灯出力を生成する。
【0041】加えて、タイマTのタイマ時間は2時間に
設定される。タイマ時間は、予め想定される自動点消灯
スイッチ装置S1のオン(ON)タイミングから自動点
消灯スイッチ装置S2のオン(ON)タイミングまでの
所要時間よりも長く設定され、また、自動点消灯スイッ
チ装置S1のオン(ON)タイミングから、自動点消灯
スイッチ装置S2のオフ(OFF)タイミングまでの所
要時間よりも短く設定される。これは、自動点消灯スイ
ッチ装置S1,S2の出力接点SW1,SW2が共にオ
ン(ON)となってから、タイマの接点T−1を開き、
自動点消灯スイッチ装置S2の出力接点SW2のオフ
(OFF)タイミングより後に、タイマの接点T−1を
閉じるためである。
【0042】図5中(a)には、マンション1の夕方か
ら明け方にかけての各時間帯における西側照度Wと東側
照度Eが、横軸を時間、縦軸を照度として示されてい
る。なお、図において、TH1は自動点消灯スイッチ装
置S1の点灯基準照度(=300lx)、TH2は自動
点消灯スイッチ装置S1の消灯基準照度、TH3は自動
点消灯スイッチ装置S2の点灯基準照度、TH4は自動
点消灯スイッチの消灯基準照度(=150lx)であ
る。
【0043】また、図中(b)は自動点消灯スイッチ装
置S1の出力接点SW1の状態、図中(c)は自動点消
灯スイッチ装置S2の出力接点SW2の状態、図中
(d)はタイマTの通電状態、図中(e)はタイマ接点
T−1の状態、図中(f)は共用灯Lの点消灯状態をそ
れぞれ示している。
【0044】夕方、日が沈み始め、照度が低下し、西側
照度Wが自動点消灯スイッチ装置S1の点灯基準照度3
00lxに達すると、自動点消灯スイッチ装置S1の出
力接点SW1がオン(ON)される。これにより自動点
消灯スイッチ装置S1の出力接点SW1を経由する共用
灯Lへの通電が開始され、共用灯Lが点灯する。この
時、西日の遮られる東側の照度Eは300lxより低
く、適切なる点灯照度となっている。自動点消灯スイッ
チ装置S1のオン(ON)タイミングに同期してタイマ
Tが起動され、予め設定されたタイマ時間(ここでは2
時間)の計測が開始される。
【0045】次いで、西側の照度Wが自動点消灯スイッ
チ装置S2の点灯基準照度TH3に低下すると、自動点
消灯スイッチ装置S2の出力接点SW2がオン(ON)
され、自動点消灯スイッチ装置S2の出力接点SW2を
経由する共用灯Lへの通電が開始されるが、共用灯Lに
は既に自動点消灯スイッチ装置S1の出力接点SW1か
ら通電がなされているため、共用灯Lの点消灯には影響
しない。この時の東側の照度Eは、150lxよりも低
くなりかなり暗い。
【0046】自動点消灯スイッチS1の出力接点SW1
のオン(ON)タイミングから2時間が経過すると、タ
イマTがタイムアップして、その接点T−1が開かれ
る。これにより、自動点消灯スイッチ装置S1の出力接
点SW1を経由する共用灯Lへの通電が絶たれる。この
時、共用灯Lへは、自動点消灯スイッチ装置S2の出力
接点SW2を経由して通電がなされているため、共用灯
Lは消灯しない。共用灯Lは以降、翌明け方まで点灯さ
れる。
【0047】翌朝、日が昇り始め、照度が上昇し、西側
照度Wが自動点消灯スイッチ装置S2の消灯基準照度T
H4(=150lx)に達すると、自動点消灯スイッチ
装置S2の出力接点SW2がオフ(OFF)される。こ
の時、自動点消灯スイッチ装置S1の消灯基準照度TH
2は150lxよりも十分に高いため、自動点消灯スイ
ッチ装置S1の出力接点SW1はオン(ON)状態にあ
り、タイマTの接点T−1は開かれたままである。その
ため、自動点消灯スイッチ装置S2の出力接点SW2を
経由する共用灯Lへの通電がなくなることにより、共用
灯Lは消灯される。この時の、東側照度Eは、150l
xよりも高く適切な消灯照度となっている。
【0048】その後、更に日が昇り、西側照度Wが自動
点消灯スイッチ装置S1の消灯基準照度TH2に達する
と、自動点消灯スイッチS1の出力接点SW1はオフ
(OFF)され、それに同期してタイマTの接点T−1
が閉じられる。この時の東側照度Eはかなり明るい。
【0049】本実施形態では、以上のような動作が一日
周期で繰り返されることとなる。すなわち、本実施形態
では、自動点消灯スイッチ装置S1,S2の出力接点S
W1,SW2と、タイマTの接点T−1との論理演算を
行うことにより、自動点消灯スイッチ装置S1の点灯基
準照度に基づくオン(ON)タイミングにより共用灯L
の点灯を開始すると共に、自動点消灯スイッチ装置S2
の消灯基準照度に基づくオフ(0FF)タイミングによ
り共用灯Lを消灯する論理演算回路を実現している。こ
れにより、市販の照度感応型の自動点消灯スイッチを使
用しつつも、任意の点消灯タイミングを得ることが可能
となるのである。
【0050】尚、本実施形態では、自動点消灯スイッチ
の設置場所をマンションの西側とし、共用灯Lの設置場
所を東側としたが、これ以外の設置態様でも適用可能で
あることは言うまでもない。一例としては、ビルの東側
に本発明の自動点消灯スイッチを設置し、ビル東側の照
度に基づき、ビルの西側に設置された照明を自動点消灯
制御するものを挙げることができる。このような場合に
も、共用灯の任意の点消灯タイミングを得ることができ
る。自動点消灯装置の設置態様により、論理回路構成並
びに点消灯基準照度の設定等は変わってくるが、それら
の構成並びに設定は当業者であれば容易に想到されるで
あろう。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
自動点消灯装置によれば、市販の照度感応型の自動点消
灯スイッチ装置を使用しつつも、任意の点消灯動作特性
を簡易に実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンションに適用された本発明装置と共用灯と
の位置関係を示す鳥瞰図である。
【図2】本発明の自動点消灯装置のスイッチボックスへ
の取り付け態様を示す外観図である。
【図3】本発明の自動点消灯装置の回路構成を示す結線
図である。
【図4】本発明の自動点消灯装置の論理演算回路を示す
ラダー図である。
【図5】本発明の自動点消灯装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 マンション 1a 東側建屋 1b 西側建屋 2 スイッチボックス 2a スイッチボックス開閉扉 3 東側正面玄関 4 各階の共用廊下 5 スイッチボックスの背後に位置する西側建屋の外
壁 CTR 制御回路 D 計時素子 E 東側照度 L 共用灯 L1 廊下共用灯 L2 玄関共用灯 P1,P2 電源母線 PT フォトトランジスタ PWR 電源 S1,S2 自動点消灯スイッチ SW1,SW2 自動点消灯スイッチの出力接点 T タイマ T1,T2,T3 接続端子 T−1 タイマの接点 TH1 自動点消灯スイッチS1の点灯基準照度(3
00lx) TH2 自動点消灯スイッチS1の消灯基準照度 TH3 自動点消灯スイッチS2の点灯基準照度 TH4 自動点消灯スイッチS2の消灯基準照度(1
50lx) TM マルチタイマ TRC トライアック VR1,VR2 基準照度調整ボリューム W 西側照度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 37/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点灯基準照度又は消灯基準照度のいずれ
    か一方を手動設定すると他方が自動設定される第1、第
    2の自動点消灯スイッチ装置(S1,S2)と、 それら2個の自動点消灯スイッチ装置(S1,S2)の
    出力接点(SW1,SW2)の論理演算を行う論理演算
    回路とを有し、かつ第1の自動点消灯スイッチ装置(S
    1)は所望の点灯基準照度(TH1)に、第2の自動点
    消灯スイッチ装置は所望の消灯基準照度(TH4)に設
    定されており、前記論理演算回路が、 第1の自動点消灯スイッチ装置(S1)の出力接点(S
    W1)を経由して通電されるタイマ(T)と、 第2の自動点消灯スイッチ装置(S2)の出力接点(S
    W2)を経由して通電される照明負荷(L)と、 第1の自動点消灯スイッチ装置(S1)の出力接点(S
    W1)を経由して照明負荷(T)に通電を行うバイパス
    通電路に介在された前記タイマ(T)の限時動作瞬時復
    帰型のブレイク接点(T−1)とを含み、 それにより、タイマ(T)により規定されたタイマ時間
    内においては、照明負荷(L)の通電状態は第1の自動
    点消灯スイッチ装置(S1)の出力接点(SW1)と第
    2の自動点消灯スイッチ装置(S1)の出力接点(SW
    1)との論理和により制御されるものの、タイマ時間が
    経過したのちにあっては、照明負荷(L)の通電状態は
    第2の自動点消灯スイッチ装置(S2)の出力接点(S
    W2)のみによって制御される自動点消灯スイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 2個の自動点消灯スイッチ装置として同
    一仕様の製品が使用され、かつ第1の自動点消灯スイッ
    チ装置の点灯基準照度は、第2の自動点消灯スイッチ装
    置の点灯基準照度よりも高めに設定されている、請求項
    1に記載の自動点消灯装置。
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