JP3467904B2 - ニトリルゴムの分解方法 - Google Patents
ニトリルゴムの分解方法Info
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- JP3467904B2 JP3467904B2 JP11236895A JP11236895A JP3467904B2 JP 3467904 B2 JP3467904 B2 JP 3467904B2 JP 11236895 A JP11236895 A JP 11236895A JP 11236895 A JP11236895 A JP 11236895A JP 3467904 B2 JP3467904 B2 JP 3467904B2
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- nitrile rubber
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- sulfuric acid
- rubber
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニトリルゴムの分解方
法に関する。更に詳しくは、微生物によるニトリルゴム
の分解方法に関する。
法に関する。更に詳しくは、微生物によるニトリルゴム
の分解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物によるゴムの分解法とし
て、天然ゴムを対象とするものが数多く提案されている
が(微工研ニュース1987年7月号第1〜4頁、日本
農芸化学会誌第65巻第981〜6頁、1991年な
ど)、合成ゴムを対象としたものは未だ知られてはいな
い。もっとも、キサントモナス属に属する微生物を用
い、イソプレン系ゴムを分解することが特公平6―83
65号公報に記載されているが、合成イソプレンゴムは
本来天然ゴムと骨格を同じくするものであって、この公
報にも微生物分解の対象とされるイソプレン系ゴムには
天然ゴムおよび合成イソプレンゴムを含むと記載されて
おり、完全に人工的に合成された合成ゴムとはいえない
面を有している。
て、天然ゴムを対象とするものが数多く提案されている
が(微工研ニュース1987年7月号第1〜4頁、日本
農芸化学会誌第65巻第981〜6頁、1991年な
ど)、合成ゴムを対象としたものは未だ知られてはいな
い。もっとも、キサントモナス属に属する微生物を用
い、イソプレン系ゴムを分解することが特公平6―83
65号公報に記載されているが、合成イソプレンゴムは
本来天然ゴムと骨格を同じくするものであって、この公
報にも微生物分解の対象とされるイソプレン系ゴムには
天然ゴムおよび合成イソプレンゴムを含むと記載されて
おり、完全に人工的に合成された合成ゴムとはいえない
面を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、合成
ゴムであるニトリルゴム(NBR)を微生物により分解
する方法を提供することにある。
ゴムであるニトリルゴム(NBR)を微生物により分解
する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
バチルス属に属し、濃硫酸浸漬処理による親水性基導入
ニトリルゴム分解能を有する微生物を、濃硫酸浸漬処理
による親水性基導入ニトリルゴムを含有する培地に添加
し、培養することによりニトリルゴムを分解する方法に
よって達成される。また、このような微生物を培養し、
得られた培養菌体、培養ロ液またはこれらの処理物を、
濃硫酸浸漬処理による親水性基導入ニトリルゴムと接触
させることによっても、ニトリルゴムを分解させること
ができる。ニトリルゴムは、それの微生物分解性を高め
るため、そこに親水性基を導入した上で、微生物による
分解に付される。ニトリルゴムへの親水性基の導入は、
ニトリルゴムを濃硫酸中に、室温乃至約25℃の温度で
約15〜30時間程度浸漬することにより行われる。そ
の後、浸漬液中から取り出され、水洗および乾燥(約4
0〜50℃)される。このような親水性基含有ニトリル
ゴム分解能を有する微生物としては、バチルス属に属す
る微生物が用いられる。バチルス属に属する微生物とし
ては、バチルスsp.No.S3A(FERMP―13
573)などが用いられる。
バチルス属に属し、濃硫酸浸漬処理による親水性基導入
ニトリルゴム分解能を有する微生物を、濃硫酸浸漬処理
による親水性基導入ニトリルゴムを含有する培地に添加
し、培養することによりニトリルゴムを分解する方法に
よって達成される。また、このような微生物を培養し、
得られた培養菌体、培養ロ液またはこれらの処理物を、
濃硫酸浸漬処理による親水性基導入ニトリルゴムと接触
させることによっても、ニトリルゴムを分解させること
ができる。ニトリルゴムは、それの微生物分解性を高め
るため、そこに親水性基を導入した上で、微生物による
分解に付される。ニトリルゴムへの親水性基の導入は、
ニトリルゴムを濃硫酸中に、室温乃至約25℃の温度で
約15〜30時間程度浸漬することにより行われる。そ
の後、浸漬液中から取り出され、水洗および乾燥(約4
0〜50℃)される。このような親水性基含有ニトリル
ゴム分解能を有する微生物としては、バチルス属に属す
る微生物が用いられる。バチルス属に属する微生物とし
ては、バチルスsp.No.S3A(FERMP―13
573)などが用いられる。
【0005】バチルスsp.No.S3Aは静岡県相良
町の土壌から分離されたものであり、それの培養は、任
意の培地を用い、37℃の振とう条件下で1〜10日間
程度行われる。具体的には、L―ブイヨン(1%トリプ
トン、0.5%酵母エキス、0.5%NaCl、殺菌前
のpH7.0)3mlを試験管に入れ、これに採取した
土壌を入れ、37℃で24時間振とう培養した。
町の土壌から分離されたものであり、それの培養は、任
意の培地を用い、37℃の振とう条件下で1〜10日間
程度行われる。具体的には、L―ブイヨン(1%トリプ
トン、0.5%酵母エキス、0.5%NaCl、殺菌前
のpH7.0)3mlを試験管に入れ、これに採取した
土壌を入れ、37℃で24時間振とう培養した。
【0006】これは、下記の如き菌学的性質を有する。
A.形態
(1)細胞の形桿菌
大きさ0.5×1μm
(2)運動性あり
(3)胞子形成あり
(4)グラム染色性陽性
B.培地における成育状態
肉汁寒天平板培養褐色、隆起あり
C.生理学的性質
(1)硝酸塩の還元あり
(2)VPテストなし
(3)インドールの生成なし
(4)硫化水素の生成なし
(5)クエン酸の利用あり
(6)色素の生成なし
(7)ウレアーゼの生産なし
(8)オキシダーゼ活性あり
(9)リジンの分解なし
(10)オルニチンの分解なし
(11)アルギニンの分解あり
(12)生育の範囲pH4〜9
温度30〜40℃
(13)酸素に対する態度通性嫌気性
(14)糖類からの酸の生成
グルコース+
マンニット−
アドニット−
アラビノース−
イノシット−
ラムノース−
ソルビット−
麦芽糖−
白糖−
培地:ペプトン2g、NaCl5g、K2HPO40.
3g、炭水化物10g、 ブロムチモールブルー0.08g、寒天15g、蒸留水
100ml (pH7.1) 添加濃度:1%
3g、炭水化物10g、 ブロムチモールブルー0.08g、寒天15g、蒸留水
100ml (pH7.1) 添加濃度:1%
【0007】以上の菌学的性質に基づいて、この菌をM
anualofDeterminativeBacte
rio―logy第9版より検索した結果、バチルス属
に属する菌であることを確認した。
anualofDeterminativeBacte
rio―logy第9版より検索した結果、バチルス属
に属する菌であることを確認した。
【0008】
【実施例】この菌を用いてのニトリルゴムの分解は、例
えば10mgのニトリルゴム(日本ゼオン製品ゼットポ
ール1010)を10mlの36N濃硫酸中に一晩放置
した後、取り出して純水で3回洗浄し、乾燥したゴム片
0.5gを、3mlのL―broth培地(1%トリプ
トン、0.5%酵母エキスおよび0.5%NaClを含
み、殺菌前のpHは7.0)に加え、更にL―brot
h培地で前培養しておいたバチルスsp.No.S3A
(FERMP―13573)を含む培養液0.5mlを
L―broth培地10mlに添加し、振とう条件下に
30℃で2週間培養することにより行われる。
えば10mgのニトリルゴム(日本ゼオン製品ゼットポ
ール1010)を10mlの36N濃硫酸中に一晩放置
した後、取り出して純水で3回洗浄し、乾燥したゴム片
0.5gを、3mlのL―broth培地(1%トリプ
トン、0.5%酵母エキスおよび0.5%NaClを含
み、殺菌前のpHは7.0)に加え、更にL―brot
h培地で前培養しておいたバチルスsp.No.S3A
(FERMP―13573)を含む培養液0.5mlを
L―broth培地10mlに添加し、振とう条件下に
30℃で2週間培養することにより行われる。
【0009】培養後、微生物およびニトリルゴムを遠心
分離した後、洗浄して微生物を取り除いたニトリルゴム
の重量変化について測定を行ない、次のような結果を得
た。対比のために記載された親水性基を導入しないニト
リルゴムの場合と比較して、その分解率を1%から5%
に迄上昇させることができた。ニトリルゴム親水性基導入ニトリルゴム 仕込量(g)0.500.50 培養後のゴム重量(g)0.490.45 減少率(%)1.005.00
分離した後、洗浄して微生物を取り除いたニトリルゴム
の重量変化について測定を行ない、次のような結果を得
た。対比のために記載された親水性基を導入しないニト
リルゴムの場合と比較して、その分解率を1%から5%
に迄上昇させることができた。ニトリルゴム親水性基導入ニトリルゴム 仕込量(g)0.500.50 培養後のゴム重量(g)0.490.45 減少率(%)1.005.00
【0010】
【発明の効果】ニトリルゴムを微生物で分解するに際
し、ニトリルゴムに濃硫酸浸漬処理による親水性基を導
入した上で分解処理すると、その分解処理能力が著しく
高められる。
し、ニトリルゴムに濃硫酸浸漬処理による親水性基を導
入した上で分解処理すると、その分解処理能力が著しく
高められる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
C12R 1:07)
(56)参考文献 特開 平7−258458(JP,A)
特開 平2−76575(JP,A)
特開 平2−177883(JP,A)
米国特許4473641(US,A)
Plastics,Rubber a
nd Composites Proc
essing and Applica
tions,1992, Vol.17, N
o.1, p.19−21
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C12N 1/20
C12P 1/04
B09B 3/00
BIOSIS/WPI(DIALOG)
JSTPlus(JOIS)
Claims (2)
- 【請求項1】バチルス属に属し、濃硫酸浸漬処理による
親水性基導入ニトリルゴム分解能を有する微生物を、濃
硫酸浸漬処理による親水性基導入ニトリルゴムを含有す
る培地に添加し、培養することを特徴とするニトリルゴ
ムの分解方法。 - 【請求項2】バチルス属に属し、濃硫酸浸漬処理による
親水性基導入ニトリルゴム分解能を有する微生物を培養
し、得られた培養菌体、培養ロ液またはこれらの処理物
を、濃硫酸浸漬処理による親水性基導入ニトリルゴムと
接触させることを特徴とするニトリルゴムの分解方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11236895A JP3467904B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | ニトリルゴムの分解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11236895A JP3467904B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | ニトリルゴムの分解方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08280392A JPH08280392A (ja) | 1996-10-29 |
| JP3467904B2 true JP3467904B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=14584948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11236895A Expired - Fee Related JP3467904B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | ニトリルゴムの分解方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3467904B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4473641A (en) | 1979-08-22 | 1984-09-25 | Voegeli Henry E | Method for producing protein |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP11236895A patent/JP3467904B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4473641A (en) | 1979-08-22 | 1984-09-25 | Voegeli Henry E | Method for producing protein |
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| Plastics,Rubber and Composites Processing and Applications,1992, Vol.17, No.1, p.19−21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08280392A (ja) | 1996-10-29 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |