JP3473108B2 - ホルダ位置決め方法 - Google Patents

ホルダ位置決め方法

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JP3473108B2
JP3473108B2 JP12820994A JP12820994A JP3473108B2 JP 3473108 B2 JP3473108 B2 JP 3473108B2 JP 12820994 A JP12820994 A JP 12820994A JP 12820994 A JP12820994 A JP 12820994A JP 3473108 B2 JP3473108 B2 JP 3473108B2
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潤一 立道
正敏 小野田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えばイオン注入装
置、イオンドーピング装置(非質量分離型イオン注入装
置)、イオンビームエッチング装置等のようにイオンビ
ームを用いて基板を処理するイオン処理装置、更にはそ
の他の装置に用いられるものであって、基板を保持した
ホルダを、定常回転速度で回転させた後にその回転方向
の原点位置に位置決めするホルダ位置決め方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】図3は、イオン注入装置の一例を部分的
に示す図である。このイオン注入装置は、基板18にイ
オンビーム6を照射してイオン注入を行うための処理室
2と、それに真空弁8を介して隣接されていて、基板1
8を搬送する搬送ロボット(図示省略。但し、12はそ
のアームを示す。)が設けられた搬送室10とを備えて
おり、処理室2の側壁部には、イオンビーム6を水平方
向に射出するイオン源4が取り付けられている。 【0003】処理室2内には、基板18を保持するもの
であって、ホルダベース21、環状のクランパー22、
圧縮コイルばね23、複数の支持ピン24を有するホル
ダ20が設けられている。基板18およびホルダ20の
平面形状は、例えば矩形であるがそれに限らない。 【0004】基板18へのイオン注入は、基板18に対
するパーティクル(微小なゴミ)付着防止等のために、
図3に示すようにホルダ20をほぼ垂直状態に立てて行
い、注入前後の基板18の搬送は、図4に示すようにホ
ルダ20をほぼ水平状態に戻してアーム12によって行
う。そのため、ホルダ20はチルト軸28に支持されて
おり、このチルト軸28は処理室2外のサーボモータ5
0によってベルト54を介して矢印Eのように約90度
往復回転させられる。26は真空シール部である。 【0005】また、基板18に対する注入均一性を向上
させるために、注入中はホルダ20を例えば矢印F方向
に回転させる。そのため、ホルダ20は回転軸34に支
持されており、この回転軸34は処理室2外のサーボモ
ータ40によって、回転軸30および1対1のギヤ比の
傘歯車32、33を介して回転させられる。36は真空
シール部である。 【0006】両サーボモータ40および50は、制御装
置64からドライバ60および62を経由して与えられ
る駆動パルスによって回転させられ、その原点位置を含
む回転位置は、位置検出器42および52によってそれ
ぞれ検出され、制御装置64にフィードバックされる。
位置検出器42および52は、例えばエンコーダであ
る。 【0007】回転軸30には、スリット(図示省略)を
有する円板46が取り付けられており、その近傍に設け
た第1の近点センサ48によって、ホルダ20の矢印F
方向の回転位置がその予め定められた原点位置の手前近
くに来たことを検出する。近点センサ48は、例えばフ
ォトセンサである。傘歯車32、33のギヤ比が1対1
であるため、円板46の回転位置とホルダ20の回転位
置は1対1の関係にある。 【0008】チルト軸28には、スリット(図示省略)
を有する円板56が取り付けられており、その近傍に設
けた第2の近点センサ58によって、ホルダ20の矢印
E方向のチルト位置がその予め定められた原点位置の手
前近くに来たことを検出する。近点センサ58は、例え
ばフォトセンサである。 【0009】ホルダ20は、基板18への注入時は前述
したように回転させている。そのため、注入後は、アー
ム12等による基板18の搬送に都合が良いように、ホ
ルダ20をその回転方向の原点位置に位置決めしなけれ
ばならない。これは、基板18が矩形の場合に限らず、
基板18が円形等の場合においても、ホルダ20の支持
ピン24とアーム12とが衝突しないようにする等の理
由から必要である。 【0010】そのための従来のホルダ位置決め方法を、
主として図5を参照して説明する。なお、この図5およ
び後述する図1に示すような制御は、制御装置64によ
って行われる。 【0011】まずホルダ20の回転を開始し、定常回転
速度(例えば30rpm)に達したら、一定時間T
1 (例えば1秒)だけ余裕を見て、ホルダ20上の基板
18にイオンビーム6を照射してイオン注入を開始す
る。 【0012】基板18に対する注入量(ドーズ量)は、
ホルダ20の近傍に設けたファラデーカップ65で計測
するイオンビーム6のビーム電流を用いてビーム電流積
算器66によって積算されており、規定のドーズ量に達
すると、このビーム電流積算器66から注入完了信号S
1 が出力され、イオン注入を終了する。この注入完了信
号S1 は、この例ではホルダ20の回転停止を指令する
停止指令信号としても使用されており、それが出された
後一定時間T1 (例えば1秒)だけ余裕を見てサーボモ
ータ40に駆動パルスを与えるのを止め、ホルダ20の
回転駆動を切る。これによって、ホルダ20は惰性回転
後に停止する。この停止位置は不定である。なぜなら、
注入完了信号S1 が出力されるタイミングは、イオンビ
ーム6のビーム電流、基板18に対するドーズ量等によ
って異なり不定だからである。 【0013】その後、ホルダ20を定常回転速度よりも
低速の原点復帰速度(例えば5rpm)で回転させ、近
点センサ48がオンしてそれから検出信号S2 が出力さ
れると、更に低速のクリープ速度(1rpm)でホルダ
20を回転させ、サーボモータ40の位置検出器42か
ら原点信号S3 が出力されると、サーボモータ40に駆
動パルスを与えるのを止め、これによってホルダ20の
原点復帰、即ちホルダ20の回転方向の位置決めが完了
する。 【0014】なお、原点復帰動作時に、ホルダ20を原
点復帰速度とクリープ速度という2段階の速度で回転さ
せるのは、ホルダ20の原点位置への位置決め精度をよ
り高めるためである。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のホルダ位置決め方法においては、注入完了後に
ホルダ20を一旦停止させるときに、前述したような理
由から、ホルダ20がその回転方向(0度〜360度)
の内のどこに停止するかが定まっておらず、時には例え
ば図6中に2点鎖線で示すように、近点センサオン位置
Bを少し過ぎた所で停止する場合もある。なお、図6中
に実線で示すホルダ20は、その原点位置Aで停止した
状態を示す。 【0016】ホルダ20が2点鎖線で示すような位置に
停止した場合は、近点センサオン位置Bまでホルダ20
を原点復帰速度(例えば前述したように5rpm)で3
60度近く回転させなければならず、それには約12
(=60×1/5)秒もかかってしまう。そのため、従
来のホルダ位置決め方法では、ホルダ20を回転方向の
原点位置に位置決めするのに要する位置決め時間が長く
かかり、しかもホルダ20が一旦停止する位置が不定で
あるため、この位置決め時間のばらつきが非常に大きい
という問題がある。 【0017】ちなみに、ホルダ20の位置決め時間が長
くかかると、次の基板搬送動作に速やかに入れないの
で、イオン注入装置等の装置のスループットが低下す
る。 【0018】そこでこの発明は、ホルダの原点位置への
位置決め時間を短縮することができ、かつ当該時間のば
らつきを小さくすることができるホルダ位置決め方法を
提供することを主たる目的とする。 【0019】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のホルダ位置決め方法は、基板を保持する
回転式のホルダを定常回転速度で回転させた後にその回
転方向の原点位置に位置決めするに際し、ホルダの回転
位置がその原点位置の手前近くに来たことを検出する近
点センサを用い、ホルダの回転停止を指令する停止指令
信号を受けた後、近点センサから検出信号が出力されか
つその後一定時間が経過するまで、ホルダを定常回転速
度で回転させ、その後ホルダの回転駆動を切ってホルダ
を一旦停止させ、このときの停止位置が近点センサによ
る検出位置の手前近くになるように前記一定時間を予め
設定しておき、そして前記一旦停止後更に、定常回転速
度よりも低速でホルダを回転させてその原点位置に位置
決めすることを特徴とする。 【0020】 【作用】上記方法によれば、停止指令信号を受けた後、
その停止指令信号がどのようなタイミングで出されて
も、ホルダが常に近点センサによる検出位置の手前近く
で一旦停止するように、ホルダは定常回転速度でしばら
く回転させられる。従って、一旦停止後に更に行う低速
の位置決め動作は、短時間で、かつほぼ一定の時間で終
了する。 【0021】しかも、上記の停止指令信号を受けた後に
ホルダをそれが所定位置に停止するように回転させると
きの速度は、その後の位置決め速度よりも高速の定常回
転速度であるので、その回転に要する時間は短くて済
み、かつ停止指令信号が出されるタイミングの違いによ
る当該時間のばらつきも小さい。 【0022】これらの結果、ホルダの原点位置への位置
決め時間を短縮することができ、かつ当該時間のばらつ
きを小さくすることができる。 【0023】 【実施例】図1は、この発明に係るホルダ位置決め方法
の一例を示すタイムチャートである。以下においては図
5の従来例との相違点を主に説明する。また、この位置
決め方法を実施する装置の構成は、例えば先に図3で説
明したものと同様であるので、それを参照するものと
し、ここではその重複説明を省略する。 【0024】まず、従来例の場合と同様に、ホルダ20
の回転を開始し、定常回転速度(例えば前述したように
30rpm)に達したら、一定時間T1 (例えば前述し
たように1秒)だけ余裕を見て、ホルダ20上の基板1
8にイオンビーム6を照射してイオン注入を開始する。 【0025】規定のドーズ量に達すると、ビーム電流積
算器66から注入完了信号S1 (この信号はこの例では
前述したようにホルダ20の停止を指令する停止指令信
号としても使用されている)が出力されるが、その後
は、従来のように一定時間T1だけ待って停止動作に入
るのではなく、近点センサ48がオンしてそれから検出
信号S2 が出力され、かつその後、予め定められた一定
時間T2 が経過するまで、ホルダ20を定常回転速度で
回転させ、その後サーボモータ40に駆動パルスを与え
るのを止め、ホルダ20の回転駆動を切る。これによっ
て、ホルダ20は惰性回転後に一旦停止する。 【0026】このときのホルダ20の一旦停止位置C
が、図2中に2点鎖線で示すように、近点センサオン位
置(即ち近点センサ48がオンしてそれから検出信号S
2 が出力される位置)Bの手前近くになるように、予め
実験等によって上記一定時間T 2 を決定し、これを制御
装置64に設定しておく。例えば、近点センサオン位置
Bから一旦停止位置Cまでの回転速度θが355度程度
になるように一定時間T2 を予め設定しておく。このよ
うなことは、ホルダ20の定常回転速度が一定であり、
かつホルダ20を回転させる機械系の慣性モーメントお
よび摩擦力等もほぼ一定であるので、一旦停止位置Cが
多少ばらつくとしても可能である。 【0027】ホルダ20を上記のようにして一旦停止さ
せた後は、従来例と同様にして、原点復帰動作を行う。
即ち、ホルダ20を定常回転速度よりも低速の原点復帰
速度(例えば前述したように5rpm)で回転させ、近
点センサ48がオンするのを待つ。上記回転角度θが3
55度程度の場合は、この間の回転角度は5度程度であ
るので、近点センサ48はすぐにオンする。 【0028】近点センサ48がオンすると、更に低速の
クリープ速度(例えば前述したように1rpm)でホル
ダ20を回転させ、サーボモータ40の位置検出器42
から原点信号S3 が出力されると、サーボモータ40に
駆動パルスを与えるのを止め、これによってホルダ20
の原点復帰、即ちホルダ20の原点位置Aへの位置決め
が完了する。その状態を図2中に実線で示す。 【0029】上記方法によれば、注入完了信号S1 を受
けた後、その注入完了信号S1 がどのようなタイミング
で出されても、ホルダ20が常に近点センサオン位置B
の手前近くの位置Cで一旦停止するように、ホルダ20
は定常回転速度でしばらく回転させられる。従って、一
旦停止後に更に行う低速での位置決め動作は、短時間
で、かつほぼ一定の時間で終了する。例えば、原点復帰
開始後、近点センサ48がオンするまでの時間は、1秒
程度以下となる。 【0030】しかも、上記の注入完了信号S1 を受けた
後にホルダ20をそれが所定の一旦停止位置Cに停止す
るように回転させるときの速度は、その後の原点復帰速
度よりも高速の定常回転速度であるので、その回転に要
する時間は短くて済み、かつ注入完了信号S1 が出され
るタイミングの違いによる当該時間のばらつきも小さ
い。 【0031】これらの結果、ホルダ20の原点位置への
位置決め時間を短縮することができ、かつ当該時間のば
らつきを小さくすることができる。その結果、このホル
ダ位置決め方法を用いたイオン注入装置等の装置のスル
ープットを向上させることができる。 【0032】例えば、図1の方法と図5の方法の相違点
を比較すると、図5の場合は、前述したように、注入完
了から回転停止動作に入るまでの一定時間T1 は約1秒
であり、原点復帰速度で回転させる最大時間は約12秒
であり、両者の合計は最大で約13秒になる。これに対
して、図1の場合は、最長の場合を考えて、近点センサ
オン位置Bの直後に注入完了信号S1 が出されたとする
と、それから回転停止動作に入るまでにホルダ20は3
0rpmで1回転以上(但し2回転未満)するから、こ
れを1.5回転と仮定するとその間の時間は約3(=6
0×1.5/30)秒であり、原点復帰速度で回転させ
る時間は前述したように1秒以下であるから、両者の合
計は最大で約4秒になる。従って、この実施例によれ
ば、位置決め時間を従来例に比べて最大で約9秒短縮す
ることができる。 【0033】なお、上記例ではビーム電流積算器66か
ら出力される注入完了信号S1 をホルダ20の回転を停
止させる停止指令信号として用いているが、それ以外の
信号を停止指令信号としても良い。例えば、上位の制御
装置から制御装置64に停止指令信号を与えても良い。 【0034】また、以上はこのホルダ位置決め方法を図
3に示したようなイオン注入装置に用いた例を示した
が、このホルダ位置決め方法は、その他のイオン注入装
置、あるいは前述したようなイオン処理装置、更にはそ
の他の装置に広く用いることができる。 【0035】 【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、停止指
令信号を受けた後、ホルダが常に近点センサによる検出
位置の手前近くで一旦停止するように、ホルダを定常回
転速度でしばらく回転させるようにしたので、ホルダの
原点位置への位置決め時間を短縮することができ、かつ
当該時間のばらつきを小さくすることができる。その結
果、このホルダ位置決め方法を用いた装置のスループッ
トを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係るホルダ位置決め方法の一例を示
すタイムチャートである。 【図2】ホルダの回転位置の一例を示す図である。 【図3】イオン注入装置の一例を部分的に示す図であ
る。 【図4】ホルダを水平状態にした図である。 【図5】従来のホルダ位置決め方法の一例を示すタイム
チャートである。 【図6】ホルダ回転位置の他の例を示す図である。 【符号の説明】 4 イオン源 6 イオンビーム 18 基板 20 ホルダ 40 サーボモータ 42 位置検出器 46 円板 48 近点センサ 64 制御装置 66 ビーム電流積算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−309967(JP,A) 特開 平4−308084(JP,A) 特開 平5−78841(JP,A) 特公 平3−2949(JP,B2) 特公 平5−77746(JP,B2) 実公 平3−48648(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/50 H01L 21/68

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基板を保持する回転式のホルダを定常回
    転速度で回転させた後にその回転方向の原点位置に位置
    決めするに際し、ホルダの回転位置がその原点位置の手
    前近くに来たことを検出する近点センサを用い、ホルダ
    の回転停止を指令する停止指令信号を受けた後、近点セ
    ンサから検出信号が出力されかつその後一定時間が経過
    するまで、ホルダを定常回転速度で回転させ、その後ホ
    ルダの回転駆動を切ってホルダを一旦停止させ、このと
    きの停止位置が近点センサによる検出位置の手前近くに
    なるように前記一定時間を予め設定しておき、そして前
    記一旦停止後更に、定常回転速度よりも低速でホルダを
    回転させてその原点位置に位置決めすることを特徴とす
    るホルダ位置決め方法。
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