JP3473523B2 - モータ制御装置 - Google Patents
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Description
度Ωをトランジスタによりチョッパ制御するモータ制御
装置に関し、特に、制御素子(トランジスタ)の少数
化、小型化、及び放射ノイズの軽減を図ったモータ制御
装置に関する。
速度Ω(回転数)を制御するモータ制御装置において
は、発生するノイズを軽減するために、ある程度の長さ
のスイッチング時間を持たせる様にしたモータ制御装置
がある。図10は、この様なノイズ対策を持つチョッパ
制御におけるモータ電圧波形のグラフである。ただし、
以下、図中の各変数の定義は、次の通りである。
子に印加する電圧) Vcc :電源電圧(モータ電圧のピーク値) Vn :指令電圧(各デューティ周期内で実現される
べきモータ電圧の平均値) λ :チョッパ制御のデューティ比 δt :1デューティ周期の長さ a :電圧降下時間(スイッチング時間) b :電圧上昇時間(スイッチング時間) c :トランジスタが完全にON状態の時間 d :トランジスタが完全にOFF状態の時間 τ :スイッチング時間(τ≡a+b) ε :スイッチング時間τの下限値(正の定数)
駆動電圧V(t)を略一定の変化率で変化させる場合、
スイッチング時間τ(≡a+b<δt)に対して適当な
下限値ε(>0)を設ければ、モータ電流をチョッパ制
御するトランジスタ(FET)の端子電圧の急激な上昇
や降下を起さなくできるため、伝導ノイズや放射ノイズ
等の抑止効果が得られる。この様な電圧波形により、モ
ータ電圧V(t)を制御する場合、デューティ比λに関
し、次式(1)が成り立つ。
する場合には、Vcc=σV0 (σは「0≦σ≦1」なる
電源電圧降下係数、V0 は定数。)とし、この様な場合
には、λ=Vn /Vcc=Vn /σV0 であるので、デュ
ーティ比λは、「λ=Λ/σ,(Λ≡Vn /V0 )」よ
り求める。
記の式(1)に基づいて、電源電圧Vccの時径変化(降
下)が無視できる程度(σ=一定値≒1)の比較的短い
期間における制御理論を中心に説明する。ただし、この
前提条件は、後からも「下限値εに対する評価」の所で
述べる様に、容易に解除できるものであり、従って、こ
の前提条件は、後からも述べる様に、本発明の適用範囲
を「電源電圧Vcc=一定値」という狭い範囲内に限定す
るものではない。
(t)を制御する場合、スイッチング時間τは、その下
限をε(>0)によって抑えられるため、式(1)のデ
ューティ比λは、1に達しない。このため、電源電圧V
ccを指令電圧Vn の最大値よりもある程度高く設定しな
ければ、所望の指令電圧Vn を実現することができな
い。このことは、モータ制御装置の生産コストの上昇を
招く要因となる。
術により、モータ電圧V(t)を制御する際のトランジ
スタ(FET)の熱損失量を示すグラフである。ただ
し、以下、図中の各変数の定義は、次の通りである。 (変数定義) VDS :FETのドレイン・ソース間電圧 ID :FETのドレイン電流 P1,P2 :FETのスイッチング・ロスにより消費され
る電力(単位時間当たりの熱損失量) P0 :FETがON状態の時の単位時間当たりの熱
(電力)損失量
力Pは、次式(2)によって与えられる。
τ(>ε)が長くなる程、FETのスイッチング・ロス
による熱損失量が増大する結果となる。逆に、スイッチ
ング時間τを短くすれば、スイッチング・ロスによる発
熱は抑止される。しかしながら上記εの値を小さくし過
ぎると、前記のノイズ対策が不十分となるため、ノイズ
対策を図った上で同時に、この様な熱損失量の増大を抑
止することは容易ではない。
時間掛かったり、モータ制御装置が高温環境に置かれた
りする際には、上記の発熱に対する対策として、複数の
FETの使用により発熱負荷を分散させたり、大容量の
FETを使用したりしなければならなくなる。このこと
は、モータ制御装置の小型化の阻害要因になったり、生
産コストの上昇を招く要因になったりする。
されたものであり、その目的は、直流モータの角速度Ω
をトランジスタによりチョッパ制御するモータ制御装置
において、放射ノイズの軽減を図った上で、更に、上記
のノイズ対策におけるデメリットを解消して、制御素子
(トランジスタ)の少数化、小型化を実現することによ
り、モータ制御装置の生産コストを削減することであ
る。
めには、以下の手段が有効である。即ち、第1の手段
は、トランジスタの端子間電圧の電圧降下時間a及び電
圧上昇時間bの和から成るスイッチング時間τを設定又
は制御して直流モータの角速度Ωをチョッパ制御するモ
ータ制御装置において、チョッパ制御の1デューティ周
期δtにおけるスイッチング時間τを直流モータの角速
度の指令値Ωn 、直流モータの電流の測定値Ia 、直流
モータの電圧の指令値Vn 、チョッパ制御のデューティ
比λ、又は、これらΩn 、Ia 、Vn 、λの内の少なく
とも何れか1つの関連値を独立変数とする単調減少関数
として制御し、このスイッチング時間τが0の時にチョ
ッパ制御においてスイッチングを抑止するスイッチング
抑止手段を備えることである。
x(x1 ≦x≦x2 )及び、独立変数y(y1 ≦y≦y
2 )の単調減少関数である」とは、「A=F(x,
y),F(x1 ,y1 )>F(x2 ,y2 )なる写像
(関数)Fが存在し、『x1 ≦ξ1<ξ2 ≦x2 ⇒F
(ξ1 ,∀y)≧F(ξ2 ,∀y)』かつ『y1 ≦η1
<η2≦y2 ⇒F(∀x,η1 )≧F(∀x,η2 )』
である」ことを意味するものとする。ただし、記号∀
は、上記定義域内の任意の値が許されることを表すもの
である。
の関数についても、この定義に準ずるものとする。即
ち、例えば、「従属変数Aが独立変数x(x1 ≦x≦x
2 )の単調減少関数である」とは、「A=F(x),F
(x1 )>F(x2 )なる写像(関数)Fが存在し、
『x1 ≦ξ1 <ξ2 ≦x2 ⇒F(ξ1 )≧F(ξ2 )』
である」ことを意味するものとする。
おいて、単調減少関数の値域に、所定の定数ε(0<ε
<δt)に対して関数値τが「0<τ≦ε」なることを
禁ずる禁制領域を設けることである。
おける単調減少関数をその関数値τが2つの値を取る2
値関数とすることである。
の手段における単調減少関数を、独立変数の定義域内の
所定領域において連続的又は多段階的に単調減少する関
数とすることである。
テアリング・シャフト又はパワー・ステアリング・ギヤ
に対してアシストトルクを与える直流モータの角速度Ω
を制御する際に、上記の第1乃至第4の何れか1つの手
段において、その自動車の車速uを用いてモータの角速
度の指令値Ωn を決定し、この角速度の指令値Ωn 又は
この指令値Ωn の関連値、及び、モータ電流の測定値I
a 又はこの測定値Iaの関連値を上記の単調減少関数の
独立変数とすることである。以上の手段により、前記の
課題を解決することができる。
るグラフである。モータ又はFETに対する負荷を総じ
てLと書くものとする。この負荷Lとしては、モータの
角速度Ω,モータのトルク電流I,モータの駆動電圧
V,チョッパ制御のデューティ比λ、或いは、これらの
関連値などが考えられる。
高負荷領域(L0 ≦L)に限って、前記のスイッチング
時間τの値を0とすれば、式(1)から判るように、高
負荷時にはλ=1とすることができる。この場合、図1
0からも判る様に、c=δt,a=b=d=0となり、
スイッチングを行わなくて済むため、前記の問題点1を
解決することができる。
Tによるスイッチングを抑止し、λ=1とすることで、
電源電圧Vccを指令電圧Vn の最大値と同じ値に設定す
ればよくなり、前記のノイズ対策を実施する場合におい
ても、モータ制御装置の生産コストの上昇を抑制するこ
とが可能となる。
ラフである。図11(c)と本図2とを比較すれば判る
様に、高負荷時にFETによるスイッチングを抑止する
本発明の手段によれば、高負荷時には、c=δt,a=
b=0,P=P0 =(一定値)となり、スイッチング時
に多量に発生する熱損失が大幅に軽減されるため、前記
の問題点2を解決することができる。
グを抑止する本発明の手段によれば、前記の発熱に対す
る対策として、多数のFETを使用したり、大容量のF
ETを使用したりする必要が無くなる。これにより、モ
ータ制御装置の小型化や生産コストの低減を図ることが
可能となる。
基づいて説明する。 (第1実施例)図3は、本実施例における電子制御装置
(ECU)100のハードウェア構成図である。本電子
制御装置100は、自動車のパワー・ステアリング・シ
ステムにモータ制御装置として搭載されるものである。
のギヤに対して油を供給する電動式ポンプPmは、分巻
特性を有した永久磁石を用いたブラシ付きの直流モータ
Mによって駆動される。直流モータMは、直流の駆動電
源(電源電圧VCC)より、電力の供給を受けて駆動され
る。この直流の供給電力は、トランジスタ(パワーMO
S−FET)TRと、PMOS駆動回路108と、D/
A変換器105とを用いたチョッパ制御により、制御さ
れる。
103上に記憶されている数値を用いて、図10に示し
た電圧V(t)を計算し、D/A変換器105に出力す
る。また、CPU101は、この計算に必要な車両速度
u〔m/sec〕を図略の車速計より入力し、また、モ
ータMの測定電圧Va 〔V〕(一時的最大値)をA/D
変換器104より、抵抗器110及びソースSを流れる
ソース電流IS 〔A〕をA/D変換器106より、それ
ぞれ入力する。CPU101は、車両速度uに応じた電
圧指令値Vn の値を随時計算する。
列に接続されている。この抵抗器110の下位電圧側
(ソースS側)には、電流検出器109の正端子が、接
続されている。電流検出器109は、抵抗器110の両
端の電位差v〔V〕を入力することにより、抵抗器11
0を流れるソース電流IS を検出し、A/D変換器10
6に出力する。
いて、前記のノイズ対策と発熱対策とを同時に合理的に
実施するための方法及び手段について、以下に示す。
〔rad/sec〕は、図略の車速計より入力した車両
速度uに応じて、以下の様に決定される。
の単位時間当たりの吐出流量の指令値、q〔cc/回
転〕は、このポンプPmの1回転当たりの吐出流量であ
る。また、Gは、ステアリングの操舵力が車両速度uが
小さい時程必要になるという事情から経験的に求められ
た関数である。
ング時間τを決定する単調減少関数F1 の定義域を分類
するグラフである。ただし、ここで、IE 〔A〕は後述
の式(9)により求められるモータ電流の実効値であ
る。本図4に示す通り、単調減少関数F1 の定義域は、
以下の様に分類される。 (定義域の分類) L1 :低負荷領域(発熱量小) L2 ,L3 :中負荷領域(操舵感敏感領域) L4 :高負荷領域(発熱量大) 中負荷領域L2 ,L3 は、ポンプPmの単位時間当たり
の吐出流量を急変させると操舵感に違和感を与える領域
(操舵感敏感領域)である。
に定義する。
調減少関数である。図5は、本第1実施例の中負荷領域
(L2 ,L3 )においてスイッチング時間τを決定する
単調減少関数f1 のグラフである。この様に単調減少関
数f1 ,F 1 を定義することにより、スイッチング時間
τは、中負荷領域(操舵感敏感領域)においては、車速
uの変化に応じて徐々に連続的に変化し、高負荷領域L
4 に近づくにつれてτは徐々に小さくなる。
は、モータMのトルクの値)や角速度に対する指令値Ω
n が大きな値を示す高負荷領域に近づくにつれて、スイ
ッチング時間τが小さくなり、FETによる熱損失が小
さく抑えられる。また、高負荷領域L4 においては、τ
=0となるため、式(1)により、λ=1が達成され
る。尚、0<τ≦εなる領域が、関数f1 ,F1 の値域
から除外されているのは、ノイズ対策を重視したためで
ある。
めのモータ電圧制御手順のフローチャートを図6に示
す。本フローチャートは、図3の電子制御装置(EC
U)100のCPU101により実行されるものであ
る。本ルーチンでは、まず最初に、ステップ602によ
り、前記のチョッパ制御におけるデューティー比λの値
を暫定的に決定する。この初期値としては、「0≦λ≦
1」を満たす適当な値を経験的に選択すれば良い。な
お、このデューティー比λの初期値は、予めRAM10
3に記憶させておく。
Vcc,モータ電圧(一時的最大値)Ia,ドレイン電流
ID ,車速uを各検出器より入力する。次に、ステップ
610では、式(4)に従って、モータMの角速度に対
する指令値Ωn を計算する。ステップ615では、いわ
ゆるPI制御において使用される次式(6)、及び式
(1)により、指令電圧Vn (各デューティ周期内で実
現されるべきモータ電圧の平均値)及び、チョッパ制御
のデューティ比λを算出する。
角速度の測定値であり、次式(7)〜(9)を用いて求
めるものである。また、g1 ,g2 ,g3 は所定の係数
である。尚、時間tによる時間積分の積分範囲は、EC
U100の立ち上げ後のある時刻から現在時刻に至るま
での期間とする。
λの関数で、ドレイン電流ID に対するモータ電流Ia
の比である。また、その他の変数の定義は、以下の通り
である。 (変数定義) VE :モータ電圧の実効値(1デューティ周期δt内
での平均値) IE :モータ電流の実効値(1デューティ周期δt内
での平均値) R :モータMの電機子抵抗の値 K :モータMの電機子定数(トルク定数)k ID :1デューティ周期δt内でk番目に測定され
たドレイン電流ID の値
定基準に従って、現在のモータMに対する負荷状況が、
低負荷領域(L1 )に有るか否かを判定し、低負荷なら
ばステップ625へ、そうでなければステップ630へ
制御を移す。ステップ625では、スイッチング時間τ
の値を図5に示すτ0 に設定する。
に従って、現在のモータMに対する負荷状況が、高負荷
領域(L4 )に有るか否かを判定し、高負荷ならばステ
ップ635へ、そうでなければステップ645へ制御を
移す。ステップ635では、λの値を無条件に1とす
る。ステップ640では、τの値を0に設定する。これ
らのステップ630,635,640の作用により、ト
ランジスタTRによるスイッチングが自動的に抑止され
る。(スイッチング抑止手段)
示した単調減少関数f1 により、スイッチング時間τの
値を決定する。ステップ650では、次式(10)によ
り、図10、図11に示す、電圧降下時間a、電圧上昇
時間b、トランジスタTRが完全にON状態の時間c、
及び、トランジスタTRが完全にOFF状態の時間dを
決定する。
小さく保持するために、1/2、又は1/2に近い値に
設定することが望ましい。例えば、α=1/2とし、図
10に示す様に電圧の降下、上昇を時間tに対してリニ
アに変動させる方法によれば、下限値εを最小化するこ
とができるため、デューティー比λの実現範囲を「0≦
λ<1」において最も広く取ることが可能となる。
dの値に従って、図10に示す波形V(t)を決定し、
次式(11)に示す時間間隔Δt毎に、図3のD/A変換
器105に対して、V(t)の値を出力する。
適当に決定された定数である。NはCPU101の演算
速度が高速になる程、大きな値にすることができ、これ
により、波形V(t)をより忠実に近似することができ
る様になる。
での一連の処理を1デューティ周期δt毎に繰り返し実
行すれば、電子制御装置(ECU)100を用いて、前
記のノイズ対策と発熱対策とを同時に合理的に実施する
ことができる。
スイッチングを抑止すれば、高負荷時にλ=1とするこ
とができるため、電源電圧Vccを指令電圧Vn の最大値
と同じ値に設定すればよくなった。また、図2に示す様
にFETによる熱損失が大幅に低減されたため、発熱に
対する対策として、多数のFETを使用したり、大容量
のFETを使用したりする必要が無くなった。これらの
作用・効果により、ノイズ対策を実施する場合にも、モ
ータ制御装置の小型化や生産コストの低減を図ることが
できるようになる。
(5)の単調減少関数F1 を使ってスイッチング時間τ
を2つの独立変数( IE ,Ωn )により決定したが、こ
の様な単調減少関数の独立変数は、1つでも良い。
チング時間τを決定する本第2実施例の単調減少関数F
2 のグラフを示す。この関数F2 の方程式は、次式(1
2)により与えられる。
k)に対しては、単調減少関数F2は、「0≦Ωn ≦Ω
0 ,0≦τ≦τ0 」なる範囲において、点(0,τ0 )
及び点(Ω0 ,0)を通る以下の図形となる。
式(4)から判る様に、スイッチング時間τを比較的変
化が穏やかな車速uのみに応じて徐々に連続的に変化さ
せることができる。これにより、デューティ比λも徐々
に連続的に変化させることができる様になり、操舵感に
違和感の無いパワーステアリングが実現できる。
が0からΩ0 に近づく際に、Ω0 の極近傍においてのみ
急激に減少する。これにより、前記の禁制領域「0<τ
≦ε」に対応するΩn の範囲をΩ0 の近傍における極限
られた狭い領域に限定することができる。これにより、
式(4)から判る様に、車速uの可変領域においてもノ
イズの発生領域が殆ど無いモータ制御が実現できる。
∞)又は(k→+∞)なる極限で、「τ=τ0 (0≦Ω
n <Ω0 ),τ=0(Ω0 ≦Ωn )」なる2値関数に収
束する。単調減少関数F2 をこの様な2値関数とすれ
ば、第1実施例と同様に、実現される全ての車速uに対
してノイズの発生は抑止される。
関数F2 を用いて実現するためのモータ電圧制御手順の
フローチャートを図8に示す。本フローチャートは、図
3の電子制御装置(ECU)100のCPU101によ
り実行されるものである。本フローチャートは、第1実
施例のフローチャート(図6)におけるステップ620
〜645の6つのステップを図8に示すステップ810
に置き換えたものであり、その他のステップ(602〜
615、650、655)については、第1実施例のフ
ローチャート(図6)の各ステップと同じものである。
時間τを式(12)により決定する。ただし、τ0 ,
Ω0 ,j,kの値は、モータMを搭載する車種に応じた
適当なものが選択されているものとする。
実施例と略同様の作用・効果を得ることができる。
ッチング時間τを決定する、負荷Lの単調減少関数は、
負荷Lの増加に伴って段階的に単調減少する関数であっ
ても良い。図9に、本第3実施例のスイッチング時間τ
を決定する単調減少関数f3 のグラフを示す。本単調減
少関数f3 は、第1実施例の関数f1 と同様に、中負荷
領域(L2 ,L3 )(図4)において、スイッチング時
間τを決定するためのものである。
は、第1実施例の各負荷領域L1 〜L4 において、次式
(14)で与えられる単調減少関数F3 により決定する。
関数f1 と置き換えて使用しても、第1又は第2実施例
と略同様の作用・効果を得ることができる。
負荷Lとして直流モータMの角速度に対する指令値Ωn
を用いたが、負荷Lとして用いる具体的な物理量は、I
a ,Ωa ,Qn ,1/uなどでも良い。モータ又はFE
Tに対する負荷Lとしては、モータの角速度Ω,モータ
のトルク電流I,モータの駆動電圧V,チョッパ制御の
デューティ比λ、或いは、これらの関連値などが考えら
れ、この様な物理量を前記の負荷Lとして選択した場合
においても、本発明の作用・効果を得ることができる。
のパワー・ステアリング・システムにおいて、チョッパ
制御のノイズ対策が効果的に実施できると共に、車両速
度uに応じて、安定した流量の油を油圧式ギヤに対して
供給することが可能となる。また、これによって、操舵
力(ステアリング感覚)が安定したパワー・ステアリン
グ・システムを安価に提供することが可能となる。
源電圧Vccが(よって、電源電圧降下係数σが)、時径
変化する場合には、下限値εを以下の様に決定すること
により、本発明の作用・効果を十分に得ることができ
る。
間内(電圧降下時間a、及び電圧上昇時間bが占める期
間内)における電圧V(t)の時間に対する変化率の絶
対値の平均値をmとすると、図10より、
する場合においても同じである。
の絶対値は、放射ノイズの強度に直接影響をあたえるも
のである。この変化率の絶対値の上限を経験的に規定す
る評価基準値をμとする。この時、上記のmは平均値で
あるので、少なくとも評価基準値μよりもは、小さい値
でなければならない。従って、m<μより、次式(16)を
得る。
ときの電源電圧降下係数σに従って(比例して)、下限
値εも小さく設定すれば良い。この様に、電源電圧Vcc
が時径変化する場合、式(16)により、下限値εの値も時
径変化させることにより、上記の第1〜第3実施例と同
様に、本発明の作用・効果を十分に得ることができる。
る場合においては、εの値は、平均値の定理により、式
(16)で与えられる値よりも大きくした方が、放射ノイズ
を抑制する上でより望ましい。また、式(10)のαの値
は、平均値の定理により、α=1/2とした場合に、式
(10)に対する下限値εの値を最小にすることができ
る。
は、モータMの電機子抵抗値Rが、抵抗器110の抵抗
値rや、或いは、トランジスタTRのON状態における
抵抗値γよりも十分に大きいこと(r≪R,γ≪R)を
仮定しているため、式(1)によりデューティー比λを
求めたが、rやγが無視できない場合、即ち、r≪Rや
γ≪Rが成り立たない場合には、次式(17)により、デ
ューティー比λを求めれば良い。
て安定した流量の油を供給するために、前記の本発明の
手段を用いたものであるが、モータを油圧機構を通さず
にパワー・ステアリング・シャフトやパワー・ステアリ
ング・ギヤに直接アシスト・トルクを与える様にダイレ
クトに接続して駆動させるパワー・ステアリング・シス
テムに本発明を適用しても、本発明の作用・効果を得る
ことができる。
パワー・ステアリング・システムのモータ制御について
述べたが、本発明はFET等のトランジスタを利用した
チョッパ制御のスイッチングにおけるノイズ対策と発熱
対策とを同時に行う一般の直流モータの制御にも用いる
ことができる。
有した分巻モータを前記の直流モータMとして使用した
場合にも、本発明の適用により、本発明の作用・効果を
得ることができる。
子制御装置100)のハードウェア構成図。
の定義域を分類するグラフ。
てスイッチング時間τを決定する単調減少関数f1 のグ
ラフ。
チャート。
調減少関数F2 のグラフ。
チャート。
てスイッチング時間τを決定する単調減少関数f3 のグ
ラフ。
タ電圧波形のグラフ。
熱損失量を示すグラフ。
Claims (5)
- 【請求項1】 トランジスタの端子間電圧の電圧降下時
間a及び電圧上昇時間bの和から成るスイッチング時間
τを設定又は制御して直流モータの角速度Ωをチョッパ
制御するモータ制御装置において、前記チョッパ制御の
1デューティ周期δtにおける前記スイッチング時間τ
を前記直流モータの角速度の指令値Ωn 、 前記直流モータの電流の測定値Ia 、 前記直流モータの電圧の指令値Vn 、 前記チョッパ制御のデューティ比λ、又は、これら
Ωn 、Ia 、Vn 、λの内の少なくとも何れか1つの関
連値を独立変数とする単調減少関数として制御し、 前記スイッチング時間τが0の時に前記チョッパ制御に
おいてスイッチングを抑止するスイッチング抑止手段を
備えたことを特徴とするモータ制御装置。 - 【請求項2】 前記単調減少関数は、所定の定数ε(0
<ε<δt)に対して関数値τが「0<τ≦ε」なるこ
とを禁ずる禁制領域を関数の値域に有することを特徴と
する請求項1に記載のモータ制御装置。 - 【請求項3】 前記単調減少関数は、その関数値τが2
つの値を取る2値関数であることを特徴とする請求項2
に記載のモータ制御装置。 - 【請求項4】 前記単調減少関数は、前記独立変数の定
義域内の所定領域において、連続的、又は、多段階的に
単調減少することを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載のモータ制御装置。 - 【請求項5】 自動車の車速uを用いて前記角速度の指
令値Ωn を決定し、 この角速度の指令値Ωn 又はこの指令値Ωn の関連値、
及び、 前記電流の測定値Ia 又はこの測定値Ia の関連値を前
記独立変数とすることにより、 前記自動車のパワー・ステアリング・シャフト又はパワ
ー・ステアリング・ギヤに対してアシストトルクを与え
る直流モータの角速度Ωを制御することを特徴とする請
求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のモータ制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30508499A JP3473523B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | モータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30508499A JP3473523B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | モータ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001128478A JP2001128478A (ja) | 2001-05-11 |
| JP3473523B2 true JP3473523B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=17940930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30508499A Expired - Fee Related JP3473523B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | モータ制御装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3473523B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| FR2967260B1 (fr) * | 2010-11-09 | 2012-11-16 | Valeo Systemes Thermiques | Mesure de courant pour radiateur electrique |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP30508499A patent/JP3473523B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2001128478A (ja) | 2001-05-11 |
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