JP3474101B2 - 極点測定方法 - Google Patents
極点測定方法Info
- Publication number
- JP3474101B2 JP3474101B2 JP11570998A JP11570998A JP3474101B2 JP 3474101 B2 JP3474101 B2 JP 3474101B2 JP 11570998 A JP11570998 A JP 11570998A JP 11570998 A JP11570998 A JP 11570998A JP 3474101 B2 JP3474101 B2 JP 3474101B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- ray
- pole
- diffracted
- rotation angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
用いて多結晶試料を分析するための極点測定方法に関す
る。
方法に、極点図をもって試料の配向(集合組織)等を分
析する極点測定方法がある。極点図は、試料を構成する
結晶の特定の格子面に関する極を、図5に示すようなポ
ーラーネット(ステレオ投影図)に表したものである。こ
こで、極とは試料を構成する結晶を中心とする球と格子
面の法線との交点をいう。
に用いられる光学系を示す模式図である。試料Sは、表
面内の軸Aを中心に回転自在であり、かつ試料表面に直
交する軸Bを中心として面内回転する。X線aは、試料
表面の軸A上に入射角θの角度から照射する。そして、
試料Sを軸Aを中心に回転(以下、α回転ということも
ある)させるとともに、軸Bを中心としても回転(以
下、β回転ということもある)させ、入射X線aの光軸
に対し2θの角度で試料表面から反射してくる回折X線
bの強度を、所定位置に固定したX線検出器1で測定す
る。
は、試料Sの軸A周りの回転角度αおよび軸B周りの回
転角度βを変数として、ポーラーネット上に表示する。
これにより、極点図が作成される。
角度αをとり、中心がα=90°、外周がα=0°と定
義されている。また、回転角度βは、ポーラーネットの
円周方向にとる。図6は、冷間圧延した70−30Cu
Znの(111)を極とした極点図の例を示している。
を測定する反射法では、一般に回転角度αの大きい領域
(例えば、α=15°〜90°)のみが測定でき、回転
角度αの小さい領域(例えば、α=0゜〜45゜)は、
試料を透過してきた回折X線の強度を検出する透過法に
より測定される。
の極点測定においては、試料Sをα回転させるととも
に、同試料Sをβ回転させていたが、このように試料S
を複数の軸A,Bの周りに回転させるには、複雑かつ高
精度な回転機構を試料台に組み込む必要がある。特に、
α回転は極点測定に必須のものであり、したがって、一
般のX線回折測定に用いられている試料台を極点測定に
利用することができず、専用の試料台を制作する必要が
あった。
X線aの軸Aから離れた領域は、試料Sの該回転に伴い
照射面の位置が変化し、X線検出器1上での焦点がぼけ
てしまう。そこで、従来は、スリットにより回折X線b
の幅(図 の上下方向の幅)を絞り、焦点が合っている
中央部分の回折X線bのみX線検出器1に入射させるよ
うにしていたが、このように回折X線bの幅を絞った場
合、必然的に回折X線bの強度が弱くなり検出精度が低
下する欠点があった。
もので、試料表面内の任意の軸を中心とする試料の回転
を不要とした反射法による極点測定方法の提供を目的と
する。
にこの発明の極点測定方法は、次の(イ)〜(ハ)の操
作を含むことを特徴としている。
せるとともに、その回転角度βを測定する。 (ハ)試料からの回折X線が描くデバイ環に沿ってX線
検出器を移動し、試料から反射または透過してきた回折
X線の強度を測定する。
透過法による多結晶試料の極点測定に適用される。すな
わち、X線回折装置に装着した試料の表面にX線を照射
し、試料表面から反射または透過してきた回折X線の強
度をX線検出器で測定する。
表面に直交する任意の軸周りに面内回転(β回転)させ
るが、試料表面内の軸を中心とした回転(α回転)は必
要としない。したがって、一般のX線回折測定に用いら
れる試料台を利用することができる。また、回折X線を
絞る必要がなく、大きな強度の回折X線をX線検出器に
入射させることも可能となる。
X線aを照射すると、入射X線aの光路を中心として円
錐状に回折X線bが現れることが知られている。そし
て、この回折X線bを入射X線aの光路と直交する平板
フィルムZに投影すると、回折X線bは円環状に記録さ
れる。この回折X線bが描く円環10をデバイ環とい
う。
折X線が描くデバイ環に沿って移動させることにより、
試料のα回転により測定される方位の回折X線をX線検
出器に入射するようにしている。
を、ポーラーネットに記録するためには、X線検出器の
角度φを、試料の回転角αに換算する必要がある。そこ
で、既述した数1によりX線検出器の角度φを試料の回
転角αに換算して、測定した回折X線強度をポーラーネ
ットに記録していく。
イ環に沿った移動に代えた結果、試料のβ回転により測
定される回折X線の方位にも誤差が生じる。そこで、こ
の発明では、既述した数2により、当該誤差を補正する
ための補正値∂βを算出するようにしている。すなわ
ち、ポーラーネットの円周方向にβ+∂βをとり、測定
した回折X線強度を記録する。
いて詳細に説明する。図1はこの発明の実施形態に係る
極点測定方法に用いる光学系を示す模式図である。試料
(多結晶試料)Sは、表面に直交する軸Bを中心として
面内回転(β回転)する。この試料Sに対して、X線源
2より入射角θの方向からX線を照射すると、入射X線
aの光軸に対し2θの角度に回折X線bが現れる。
X線aの光軸を中心として円錐状に現れる。そして、入
射X線aの光軸と直交する仮想平面にデバイ環10を描
く。ここで、仮想平面は入射X線aの光軸上における任
意の位置に設定すればよい。
で反射してきた回折X線bを上記デバイ環10上で測定
する。すなわち、X線検出器1は、デバイ環10に沿っ
て移動自在に構成してあり、あらかじめ定めた原点から
逐次デバイ環10に沿ってステップ移動し、各移動位置
における回折X線bの強度を測定する。
るとき、通常、ポーラーネットの径方向には、X線検出
器1を固定したまま、試料表面内の任意の軸を中心とし
て試料を回転させたときの回転角度αがとられる。した
がって、本実施形態の測定結果により極点図を作成する
ときは、角度φをこの回転角αに換算する必要が生じ
る。
をデバイ環10に沿ってh0からh1まで移動するもの
とし、このときの試料表面におけるX線照射点Oを中心
とする角度をφとする。また、X線検出器1をh0に固
定したまま、h1に出力される回折X線を、試料Sのα
回転によりh0まで移動させたと仮定し、そのときの試
料Sの回転角度をαとする。これら角度φと回転角度α
との間には、既述した数1の関係式が成立する。そこ
で、数1の関係式を用いて、角度φを回転角度αに換算
することにより、従来の極点測定方法と同様に、極点図
を作成することができる。
デバイ環10に沿った移動に代えた結果、試料Sのβ回
転により測定される回折X線bの方位にも誤差が生じ
る。そこで、既述した数2の補正式を用いて、当該誤差
を補正するための補正値∂βを算出し、実際の回転角度
βに加える。すなわち、β+∂βをもって、極点図を作
成する。
学系を示す図であり、同図(b)は非対称反射による極
点測定の光学系を示す図である。同図(a)に示すよう
に、試料Sに対するX線aの入射角と、試料Sからの回
折X線bの反射角とを同じ角度(共にθ)とした場合、
反射法により測定可能な回折X線bの領域は、同図
(a)にLで示す狭小な領域に制限される。
に対するX線aの入射角θを低角度に設定し、試料Sか
ら回折X線bが広い角度θ´で反射するように調整すれ
ば、反射法による測定可能領域(同図(b)にL´で示
す)を広げることが可能となり好ましい。
されるものではない。例えば、従来の規約に従い極点図
を作成する場合は、既述したような回転角度αへの換算
や、回転角度βの補正が必要となるが、本発明方法の測
定結果に基づき、独自の極点図を作成し、多結晶試料の
配向等を分析することもできる。その場合は、X線検出
器の角度φと試料の面内回転角度βをそのまま変数とし
て利用することができる。
試料表面内の任意の軸を中心とする試料の回転を必要と
しないので、一般のX線回折測定に用いられている簡易
な構造の試料台を利用して極点測定を実施することが可
能となり、試料台の汎用性を広げることができる。ま
た、極点測定に際して、試料表面内の任意の軸を中心と
する試料の回転に伴うX線幅の制限がなくなり、明瞭な
回折X線強度の測定が可能となる。
る光学系を示す模式図である。
学系を示す図である。
図である。
示す斜視図である。
を極とした極点図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 多結晶試料の極点分布を測定する極点測
定方法において、次の(イ)〜(ニ)の処理を含むこと
を特徴とする極点測定方法。 (イ)試料の表面にX線を照射する。 (ロ)前記試料を表面と直交する任意の軸周りに面内回
転させるとともに、その回転角度βを測定する。 (ハ)前記試料からの回折X線が描くデバイ環に沿って
X線検出器を移動し、前記試料から反射または透過して
きた回折X線の強度を測定する。(ニ)次の数1により、前記試料表面におけるX線照射
点を中心とする前記X線検出器の角度φを、X線検出器
を移動前の位置に固定し前記試料表面内の任意の軸を中
心として前記試料を回転させたときの回転角度αに換算
する。 【数1】 - 【請求項2】 請求項1記載の極点測定方法において、
次の数2により、前記試料の面内回転角度βの補正値∂
βを算出することを特徴とする極点測定方法。 【数2】 - 【請求項3】 請求項1で換算した回転角度αと、請求
項2で算出した補正値∂βを加えた試料の面内回転角度
β+∂βとを変数として、前記X線検出器で測定した回
折X線の強度分布をポーラーネット上に表すことを特徴
とする極点測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11570998A JP3474101B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 極点測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11570998A JP3474101B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 極点測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11304730A JPH11304730A (ja) | 1999-11-05 |
| JP3474101B2 true JP3474101B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=14669265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11570998A Expired - Fee Related JP3474101B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 極点測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3474101B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006071377A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Rigaku Corp | X線回折装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4909154B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-04-04 | 株式会社リガク | 結晶粒の極点図測定方法およびその装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0654265B2 (ja) * | 1984-09-19 | 1994-07-20 | 株式会社島津製作所 | 2軸揺動x線応力測定装置 |
| JPH05322806A (ja) * | 1992-05-15 | 1993-12-07 | Rigaku Corp | 微小領域x線回折装置 |
| JPH09113468A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-02 | Rigaku Corp | 正極点図測定方法 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP11570998A patent/JP3474101B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| Fisker R 他2名,Use of Image−Processing Tools fot Texture Anaysis of High−Energy X−ray Synchrotron Data,J. Appl. Crystallogr.,1998年10月 1日,vol.31, no.5,p.647−653 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006071377A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Rigaku Corp | X線回折装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11304730A (ja) | 1999-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4489425A (en) | Means and method for determining residual stress on a polycrystalline sample by X-ray diffraction | |
| JP5511020B2 (ja) | X線分析装置 | |
| JPS61181443A (ja) | 回転式扇形ビ−ムct装置の回転中心のずれを補正する方法と装置 | |
| CN102488528B (zh) | 一种层析成像几何参数的校准方法 | |
| CN100502785C (zh) | 断层成像设备及其方法 | |
| JP2006317305A (ja) | X線撮像装置 | |
| JP3474101B2 (ja) | 極点測定方法 | |
| CN110514681B (zh) | 一种利用双能衍射测量应变分布的方法及装置 | |
| CN108333197A (zh) | 偏置扫描模式下工业ct系统转台旋转中心标定方法 | |
| CN101341395A (zh) | 计算机化层面摄影系统及方法 | |
| JP4492779B2 (ja) | X線回折方法および中性子線回折方法 | |
| TW200409263A (en) | Method and apparatus for thin film thickness mapping | |
| JP2009097937A (ja) | 試料分析装置、試料分析方法および試料分析プログラム | |
| US5418828A (en) | Nondestructive method and apparatus for imaging grains in curved surfaces of polycrystalline articles | |
| JP2820440B2 (ja) | 組織を分析する方法および装置 | |
| JPH07119593B2 (ja) | X線透過写真濃度比較による配管診断方法 | |
| JPH09113468A (ja) | 正極点図測定方法 | |
| JPH05322802A (ja) | X線ct装置 | |
| US3816747A (en) | Method and apparatus for measuring lattice parameter | |
| JPS649575B2 (ja) | ||
| JPS58161853A (ja) | 管の放射線透過試験方法 | |
| Young Jr et al. | A Camera for Borrmann Stereo X-Ray Topographs | |
| EP0910280A2 (en) | Computer tomography device for volume scanning | |
| JP4561312B2 (ja) | X線画像再構成装置 | |
| JPS6259255B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |