JP3480141B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP3480141B2
JP3480141B2 JP22436195A JP22436195A JP3480141B2 JP 3480141 B2 JP3480141 B2 JP 3480141B2 JP 22436195 A JP22436195 A JP 22436195A JP 22436195 A JP22436195 A JP 22436195A JP 3480141 B2 JP3480141 B2 JP 3480141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内に吹き出さ
れる空気を冷却することによって、車室内を除湿する車
両用空気調和装置に関し、特にエバポレータで冷却され
た空気をヒータコアで再加熱するリヒート式の除湿運転
を行う空気調和装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、バス車両では、窓ガラス越しに
車外の景観を楽しむニーズが高い。このため、窓ガラス
の曇りを防ぐ必要がある。窓ガラスの曇りを防ぐ手段と
しては、車室外の空気(外気)を車室内に取り入れて車
室内の湿度を下げる換気除湿と、冷凍サイクルを作動さ
せてエバポレータを通過した湿度の低い空気を車室内に
吹き出すことで車室内の湿度を下げる強制除湿とがあ
る。なお、冬季などに除湿を行う場合は、エバポレータ
の下流に配置したヒータコアを作動させて、エバポレー
タによって冷却された空気を再加熱して車室内へ導くリ
ヒート除湿が一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】窓ガラスの曇りは、外
気と車室内温度との温度差と、車室内の湿度との関係に
よって発生する。このため、換気除湿によって窓ガラス
の曇りを防ぐには、外気温度が特に低い場合や、外気が
雨、雪等によって湿度が高い場合、あるいは乗員数が多
くて乗員の発生する湿度によって車室内の湿度が上昇す
る場合では、窓ガラスの曇りを防げない場合がある。
【0004】具体的な一例を示すと、大型バス車両で、
乗員50名、100km/h走行で換気除湿を行うと、
外が雨や雪などの高湿度時では、外気温度が7〜8℃が
防曇限界となる。
【0005】これに対して、リヒート除湿は、車室内の
湿度を強制的に下げることができるため、窓ガラスの曇
りを防ぐ効果が大きい。しかし、外気温度が低い場合で
は、エバポレータが着霜して除湿能力が低下したり、フ
ロスト防止機能が作動してエバポレータによる除湿が中
断するなどの不具合が生じる。
【0006】具体的な一例を示すと、大型バス車両で、
乗員50名、100km/h走行でリヒート除湿を行う
と、外気導入モードで外気温度が10〜15℃に低下す
ると、エバポレータが着霜し、エバポレータによる除湿
が中断する。なお、内気循環モードでは外気温度が5℃
程まで冷凍サイクルの運転は可能であるが、換気による
除湿効果がないため、窓ガラスに曇りが発生してしま
う。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、外気温度が低い場合でもエバポレ
ータの着霜を抑えて窓ガラスの曇りの発生を防ぐことの
できる車両用空気調和装置の提供にある。
【0008】
〔請求項1の手段〕
車両用空気調和装置は、低圧冷媒を蒸発させて空気を冷
却するエバポレータを備える。そして、前記エバポレー
タは、空気流の上流側において空気と冷媒との熱交換を
行う上流熱交換部と、空気流の下流側において空気と冷
媒との熱交換を行う下流熱交換部とを備え、低温低圧の
冷媒を前記下流熱交換部から前記上流熱交換部へ向けて
流すもので、内部にエンジン冷却水を流す除霜用温水通
路が前記上流熱交換部と前記下流熱交換部との間に配置
される。
【0009】〔請求項1の作用および効果〕除霜用温水
通路にエンジン冷却水を流すことによって、冷凍サイク
ルを作動させた状態で、エバポレータの着霜を防ぐこと
ができる。あるいは、冷凍サイクルを作動させた状態
で、エバポレータに着霜していたフロストを溶かすこと
ができる。このため、従来であればエバポレータが着霜
する外気温度に低下しても、冷凍サイクルを作動でき、
結果的に従来よりも低い外気温度となっても車室内を除
湿運転できる。つまり、冷凍サイクルによる除湿運転範
囲を拡大できる。
【0010】
【0011】 また、エバポレータは、冷媒の流れ方向
が、空気の流れ方向に対する対向流で(低温低圧の冷媒
が下流熱交換部から上流熱交換部へ流れる)、エバポレ
ータの風上端はスーパヒート領域に入っており、ドレン
水は発生しにくい。しかるに、エバポレータの風下端側
ほど冷媒の温度が低く、結果的にドレン水がエバポレー
タの中央部分で発生する。つまり、エバポレータの中央
部分が最も着霜し易い。
【0012】除霜用温水通路が、上流熱交換部と下流熱
交換部との間に配置される構造を採用する。このため、
除霜用温水通路にエンジン冷却水を流すと、除霜用温水
通路の熱が、最も着霜し易いエバポレータの中央部を加
熱するとともに、加熱された空気が下流熱交換部に導か
れる。この結果、除霜用温水通路に導かれたエンジン冷
却水が、効率良く霜を溶かし、素早く除霜を行うことが
できる。
【0013】〔請求項2の手段〕請求項1 の車両用空気調和装置は、前記冷凍サイクルの
低圧圧力を検出する低圧圧力検出手段と、前記エバポレ
ータの温度を検出する温度検出手段と、前記低圧圧力検
出手段の検出する低圧圧力が設定圧力よりも低く、かつ
前記温度検出手段の検出する温度が設定温度よりも低い
場合に、所定時間だけ前記除霜用温水通路にエンジン冷
却水を流す制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】〔請求項2の作用および効果〕 冷凍サイクルの低圧圧力が設定圧力よりも低下し、さら
にエバポレータの温度が設定温度よりも低下すると、制
御手段が除霜用温水通路にエンジン冷却水を所定時間だ
け流す。この結果、エバポレータの温度がエンジン冷却
水によって上昇し、エバポレータの着霜が防がれる。あ
るいはエバポレータに着霜したフロストが溶かされる。
このエバポレータの着霜防止、あるいは着霜したフロス
トの除去は、冷凍サイクルを作動させたまま行うことが
できるため、従来に比較して除霜運転範囲を拡大でき
る。
【0015】〔請求項3の手段〕請求項1または請求項2 の車両用空気調和装置は、前記
冷凍サイクルの低圧圧力を検出する低圧圧力検出手段
と、前記エバポレータの温度を検出する温度検出手段
と、前記低圧圧力検出手段の検出する低圧圧力が設定圧
力よりも低く、かつ前記温度検出手段の検出する温度が
設定温度よりも低い場合に、前記低圧圧力検出手段の検
出する低圧圧力が設定圧力に達するまで、前記除霜用温
水通路にエンジン冷却水を流す制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0016】〔請求項3の作用および効果〕 冷凍サイクルの低圧圧力が設定圧力よりも低下し、さら
にエバポレータの温度が設定温度よりも低下すると、低
圧圧力検出手段の検出する低圧圧力が設定圧力に達する
まで、制御手段が除霜用温水通路にエンジン冷却水を流
す。この結果、エバポレータの温度がエンジン冷却水に
よって上昇し、エバポレータの着霜が防がれる。あるい
はエバポレータに着霜したフロストが溶かされる。この
エバポレータの着霜防止、あるいは着霜したフロストの
除去は、冷凍サイクルを作動させたまま行うことができ
るため、従来に比較して除霜運転範囲を拡大できる。
【0017】〔請求項4の手段〕請求項2 または請求項3の車両用空気調和装置におい
て、前記低圧圧力検出手段は、前記冷凍サイクルの低圧
圧力を連続的に検出可能な低圧圧力検出センサであるこ
とを特徴とする。
【0018】〔請求項5の手段〕請求項2 または請求項3の車両用空気調和装置におい
て、前記低圧圧力検出手段は、前記冷凍サイクルの低圧
圧力によってオン、オフする低圧圧力スイッチであるこ
とを特徴とする。
【0019】〔請求項6の手段〕 請求項1ないし請求項5のいずれかの車両用空気調和装
置において、前記除霜用温水通路にエンジン冷却水を流
す際、車室外の温度が所定温度よりも高い場合、車室外
空気のみが前記エバポレータを介して車室内に供給さ
れ、車室外の温度が所定温度よりも低い場合、車室外空
気と車室内空気とが同時に前記エバポレータを介して車
室内に供給されることを特徴とする。
【0020】〔請求項6の作用および効果〕 除霜用温水通路にエンジン冷却水を流す除霜運転時に、
車室外の温度が所定温度よりも高い場合は、車室外の比
較的湿度の低い空気を車室内へ導いて、除霜中において
も車室内の湿度の上昇を抑える。除霜用温水通路にエン
ジン冷却水を流す除霜運転時に、車室外の温度が所定温
度よりも低い場合は、温度の低い車室外空気のみがエバ
ポレータに流れると、除霜時間が長くなり、除湿能力が
低い時間が長くなる不具合があるが、比較的温度の高い
車室内の空気もエバポレータに流すことによって、除霜
時間を短くでき、除湿能力が低下する時間を少なくする
ことができる。なお、除霜運転時に温度の高い車室内空
気のみをエバポレータに流すと、除霜時間は短くできる
が、車室内の湿度が急速に上昇し、窓ガラスが曇ってし
まう。
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用空気調和装
置を、図に示す実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図10は本発明を採用
した第1実施例を示すもので、図1はバス車両に搭載さ
れる空気調和装置の概略図である。
【0024】本実施例の車両用空気調和装置1は、除湿
運転時にリヒート運転を行うもので、クーリングユニッ
ト2とコンデンシングユニット3とを、車両走行用エン
ジン4(本発明のエンジンに相当する)とは別に設けら
れたサブエンジン5とともに一体化したもので、客席の
床下に収納されるものである。
【0025】クーリングユニット2は、車室内へ向けて
空気を送るためのダクト11、このダクト11の上流端
に設けられた内外気切替手段12、ダクト11の内部に
設けられたエバポレータ13およびヒータコア14、ダ
クト11の下流端に設けられたブロワ15から構成され
ている。
【0026】内外気切替手段12は、上述のようにダク
ト11の上流端に設けられたもので、車室内の空気(内
気)をダクト11内に導く内気導入口16、外気をダク
ト11内に導く外気導入口17を備える。また、内外気
切替手段12は、内気導入口16を開閉する2つの内気
開閉ダンパ18を備えるとともに、外気導入口17を開
閉する外気開閉ダンパ19を備える。
【0027】なお、2つの内気開閉ダンパ18は、それ
ぞれ独立して作動可能に設けられたもので、両方の内気
開閉ダンパ18を開き内気導入口16を全開にする状
態、一方の内気開閉ダンパ18を開き他方の内気開閉ダ
ンパ18を閉じて内気導入口16を半開にする状態、両
方の内気開閉ダンパ18を閉じて内気導入口16を全閉
にする状態に設定可能なものである。また、外気開閉ダ
ンパ19は、開口度が調節可能に設けられたもので、外
気導入口17を全開にする状態、外気導入口17を半開
にする状態、外気導入口17を全閉にする状態に設定可
能なものである。
【0028】具体的には、外気導入口17を全開にし、
内気導入口16をわずかに開いて外気の導入割合を70
%としたFREモードと、外気導入口17を全開にし、
内気導入口16を半開にして外気の導入割合を45%と
したMeモードと、外気導入口17を半開にし、内気導
入口16も半開にして外気の導入割合を20%としたL
oモードと、外気導入口17を全閉にし、内気導入口1
6を全開にして内気のみをダクト11内に導くRECモ
ードと、の4つのモードが設定可能なもので、これらの
モードの選択は、後述する制御手段70によって、除湿
運転時あるいは除霜運転時に、外気温度に基づいて、次
の表1のように制御される。
【0029】
【表1】 なお、外気温度が−10℃以下の場合は、サブエンジン
5を停止し、FREモードで換気除湿を行う。
【0030】エバポレータ13は、内部に供給される低
温低圧の霧状冷媒とダクト11内を通過する空気とを熱
交換して、ダクト11内を通過する空気を冷却、除湿す
る冷凍サイクル21の構成部品で、このエバポレータ1
3はダクト11内の全面に亘って配置されてダクト11
内を通過する全ての空気を冷却可能に設けられている。
【0031】エバポレータ13は、図2ないし図4に示
されるもので、内部に車両走行用エンジン4のエンジン
冷却水(以下、温水)を流す除霜用温水通路20を備え
る。エバポレータ13は、空気の流れ方向の上流側にお
いて空気と冷媒との熱交換を行う丸チューブ状の上流熱
交換部13aと、空気の流れ方向の下流側において空気
と冷媒との熱交換を行う丸チューブ状の下流熱交換部1
3bとを備えたチューブアンドフィンタイプの熱交換器
で、エバポレータ13内を流れる低温、低圧の冷媒は、
空気の流れに対向して、下流熱交換部13bから上流熱
交換部13aへ向かって流れる。具体的には、図2の
a、b、c、dに示すように、エバポレータ13に供給
された冷媒は、風下端から、風上端に向かって流れる。
【0032】このように、エバポレータ13に供給され
た冷媒は、風下端から風上端に向かって流れるため、冷
媒と空気との熱交換が行われて、冷媒の温度は、風下端
のaから風上端のdに向けて温度が上昇する。そして、
上流端dでは、一般に、冷媒はスーパヒート(加熱度)
領域に入る。
【0033】ここで、エバポレータ13の各部の温度分
布を図5に示す。なお、この温度分布は、内気導入口1
6と外気導入口17とを開き、エバポレータ13の上段
へ温度25℃、湿度50%の内気を導き、エバポレータ
13の下段へ温度−5℃、湿度90%の外気を導いた例
である。なお、エバポレータ13の中段には、温度12
℃、湿度60%の空気が導かれる。
【0034】このように、内気と外気とが、別れてエバ
ポレータ13を通過するのは、エバポレータ13の上流
側のダクト11内に、外気が吹き上がるのを防ぐガイド
11aが設けられているため、内気のほとんどが上段か
ら下段を通過し、外気のほとんどが中段から下段を通過
することとなり、上述の分布の空気がエバポレータ13
を通過する。なお、ガイド11aがなくても、外気開閉
ダンパ19によって、外気のほとんどが中段から下段を
通過することとなる。
【0035】エバポレータ13のチューブ内に侵入した
冷媒は、上述のように、風下端のaから風上端のdに向
けて温度が上昇する。そこで、それぞれの空気温度、湿
度の露点温度に対し、冷媒が流れチューブの表面温度が
低くなる場所から、凝縮水が発生する。その場所は、上
段、中段がエバポレータ13の中央付近となる。この凝
縮水が発生するラインが、図5の上段結露ライン、下段
結露ラインである。
【0036】上段および下段で発生した凝縮水は、重力
により、エバポレータ13の下段へ流れ落ちる。エバポ
レータ13の下段は0℃以下の氷点下であるため、凝縮
水は凍結する。この凝縮水が凍結するラインが、図5の
氷点下ラインである。このように、凝縮水が凍結する氷
点下ラインは、エバポレータ13の中段以下となる。こ
のように、凝縮水は、中央付近で発生し易いため、この
中央付近で着霜しやすく、特に凝縮水が落下する中段以
下の中央付近に最も着霜しやすい。
【0037】一方、エバポレータ13には、エバポレー
タ13で発生した霜を効率良く溶かして除霜時間を短縮
するために、上述の除霜用温水通路20は、上流熱交換
部13aと下流熱交換部13bとの間、つまりエバポレ
ータ13の中央を流れるように配置されている。また、
除霜用温水通路20への温水の供給配分は、図2に示す
ように、中段より下側に温水流量が多くなるように設け
られている。つまり、下側の温水通路の長さを短くして
下側の通水抵抗を少なくし、逆に、上側の温水通路を長
くして下側の通水抵抗を大きくして、着霜部分に効率良
く温水が供給されるように調節されて、エバポレータ1
3の下側で発生した霜を短時間で溶かすように設けられ
ている。
【0038】エバポレータ13の下部、およびヒータコ
ア14の下部には、図6に示すように、1つあるいは複
数のドレンパン11bが配置されている。ドレンパン1
1bに凝縮水が供給された場合、外気温度が例えば0℃
以下だと、凝縮水がドレンパン11b内で凍結し、ドレ
ンパン11bからの凝縮水の排出が不能となる不具合が
生じる。そこで、本実施例では、図7に示すように、ド
レンパン11b内には、通電によって発熱するコード状
のドレンパンヒータ30が配置されている。このドレン
パンヒータ30は、後述する制御手段70によって、通
電制御される。
【0039】冷凍サイクル21は、図1に示すように、
エバポレータ13の他に、サブエンジン5によって駆動
されて冷媒の吸引、吐出を行うコンプレッサ22、この
コンプレッサ22の吐出する高温高圧のガス冷媒を凝縮
するコンデンサ23、このコンデンサ23で液化した冷
媒を気液分離するレシーバ24、高温高圧の液相冷媒を
断熱膨張して低温低圧の霧状冷媒にする減圧装置25、
およびこれらを接続する冷媒配管26から構成される。
なお、本実施例の冷凍サイクル21は、レシーバ24で
気液分離された液相冷媒を更に外気と熱交換して過冷却
度を付与するスーパークーラ27を備える。
【0040】ヒータコア14は、エバポレータ13の下
流においてダクト11内を通過する空気をエンジン冷却
水(温水)と熱交換して加熱可能なもので、ダクト11
内の全面に亘って配置され、エバポレータ13を通過し
た全ての空気を加熱するように設けられている。ヒータ
コア14は、熱源として車両走行用エンジン4の排熱を
放出するためのエンジン冷却水を利用したものである。
このエンジン冷却水は、車両走行用エンジン4の温度を
所定の温度範囲に維持するためのラジエータ回路(図示
しない)と、ヒータコア14を有する空調用温水回路4
1とを備える。
【0041】この空調用温水回路41は、ヒータコア1
4の他に、温水を圧送する冷却水ポンプ42、ヒータコ
ア14に供給される温水の温度が設定温度以下の場合に
温水を加熱する燃焼式の予熱機43を備え、冷却水配管
44によって接続されている。また、空調用温水回路4
1は、車両のフロントガラスに吹き出される空気を加熱
するためのデフロスタコア45を備える。このデフロス
タコア45は、予熱機43およびヒータコア14と並列
に設けられたものである。
【0042】予熱機43の上流には暖房用電磁弁46が
設けられている。この暖房用電磁弁46はヒータコア1
4を作動させる際に開弁するように設けられている。ま
た、デフロスタコア45の上流にはデフロスタ用電磁弁
47が設けられている。このデフロスタ用電磁弁47
は、ヒータコア14を作動させる際に開弁するように設
けられている。なお、図中の符号48は、手動操作によ
って開閉するストップバルブである。
【0043】また、空調用温水回路41は、車両走行用
エンジン4の冷却水を、ヒータコア14とは並列に除霜
用温水通路20へ流すための冷却水配管44を備える。
この除霜用温水通路20に温水を導くための冷却水配管
44には、この冷却水配管44を開閉する除霜用電磁弁
49が設けられている。
【0044】ブロワ15は、サブエンジン5によって駆
動される遠心式ファンで、内外気切替手段12で選択さ
れた外気あるいは内気を吸引し、ダクト11内を通過し
た空気を車室内へ向けて吹き出させるものである。サブ
エンジン5からブロワ15へ駆動力を伝える伝達路に
は、回転動力の断続を行うマグネットクラッチ51、お
よび電動モータ52が設けられ、マグネットクラッチ5
1によってサブエンジン5と遮断された状態で電動モー
タ52を作動させて、ブロワ15を回転駆動可能に設け
られている。
【0045】コンデンシングユニット3は、外気流が強
制的に流れるシュラウドケース61、このシュラウドケ
ース61内に配置され、外気と強制的に熱交換されるス
ーパークーラ27、コンデンサ23およびラジエータ6
2、シュラウドケース61の下流端に配置された冷却フ
ァン63から構成されている。
【0046】スーパークーラ27およびコンデンサ23
は、上述した冷凍サイクル21の構成部品で、スーパー
クーラ27は外気と強制的に熱交換されることでスーパ
ークーラ27内を流れる液相冷媒に過冷却度を与え、ラ
ジエータ62は外気と強制的に熱交換されることでコン
デンサ23内を流れるガス冷媒を液化凝縮するものであ
る。
【0047】ラジエータ62は、サブエンジン5の温度
を所定の温度範囲に維持するための温水の放熱手段であ
る。冷却ファン63は、サブエンジン5によって駆動さ
れる軸流ファンで、サブエンジン5の運転により、外気
をシュラウドケース61内に吸引してスーパークーラ2
7、コンデンサ23およびラジエータ62を強制的に冷
却させるものである。
【0048】車両用空気調和装置1の各電気機能部品
は、マイクロコンピュータを使用した制御手段70によ
って通電制御される。除霜用電磁弁49は、図8に示す
ように、リレースイッチ71aをONすることにより通電
されて開弁する。このリレースイッチ71aは、リレー
コイル71bが通電されることによりONする。このリレ
ーコイル71bは、制御手段70によって通電制御され
る。また、上述のドレンパンヒータ30は、リレースイ
ッチ72aをONすることにより通電されて発熱する。こ
のリレースイッチ72aは、リレーコイル72bが通電
されることによりONする。このリレーコイル72bは、
制御手段70によって通電制御される。
【0049】先に、制御手段70によるドレンパンヒー
タ30の通電制御について説明する。制御手段70は、
図8に示すように、外気の温度を検出する外気温度セン
サ75を備える。そして、図9に示すように、外気温度
が0℃以下の場合にリレーコイル72bを通電してドレ
ンパンヒータ30に電流を流し、外気温度が2℃以上の
場合にリレーコイル72bの通電が停止してドレンパン
ヒータ30への電流の供給を停止する。この結果、ドレ
ンパン11b内で凝縮水が凍結する不具合が生じず、凝
縮水が確実に排出される。
【0050】次に、制御手段70による除霜用電磁弁4
9の通電制御について説明する。制御手段70は、エバ
ポレータ13が着霜した場合、あるいは着霜する可能性
が高い場合に、リレーコイル71bをONして、除霜用電
磁弁49を開弁するように設けられている。制御手段7
0は、エバポレータ13の着霜を検出する手段として、
冷媒配管26の低圧圧力側(コンプレッサ22の吸入
側)の圧力を連続的に検出可能な低圧圧力検出センサ7
3と、エバポレータ13の空気流の下流側のフィンの温
度を検出する出口温度センサ74とを備え、低圧圧力検
出センサ73の検出する低圧圧力が設定圧力(例えば
1.5kgf/cm2 G)以下で、かつ出口温度センサ
74の検出する温度が設定温度(例えば3℃)以下の場
合に、エバポレータ13が着霜し始めたと判断して、所
定時間の経過後(例えば25分間の経過後)、または低
圧圧力が設定圧力以下(例えば0.5kgf/cm2
以下)となった場合に、リレーコイル72を所定時間
(例えば2分間)ONして、除霜用電磁弁49を開弁す
る。
【0051】制御手段70による除霜運転の作動を、図
10のフローチャートを用いて説明する。冷凍サイクル
21が運転されると(スタート)、低圧圧力が1.5k
gf/cm2 G以下か否かの判断を行う(ステップS1
)。この判断結果がNOの場合は次の制御へ進む。判断
結果がYES の場合は、エバポレータ13の下流のフィン
温度が3℃以下か否かの判断を行う(ステップS2 )。
この判断結果がNOの場合は、低圧圧力が0.5kgf/
cm2 G以下か否かの判断を行う(ステップS3 )。こ
の判断結果がNOの場合は次の制御へ進み、YES の場合は
低圧異常と判断する(ステップS4 )。
【0052】ステップS2 の判断結果がYES の場合は、
ステップS1 、S2 がともにYES となってから25分が
経過したか否かの判断を行う(ステップS5 )。この判
断結果がNOの場合は、低圧圧力が0.5kgf/cm2
以下か否かの判断を行う(ステップS6 )。この判
断結果がNOの場合はステップS1 へ戻り、YES の場合は
エバポレータ13の下流のフィン温度が0℃以下か否か
の判断を行う(ステップS7 )。この判断結果がNOの場
合は低圧異常と判断する(ステップS8 )。
【0053】ステップS5 、S7 の判断結果がYES の場
合は、サブエンジン5の回転数を900rpm、マグネ
ットクラッチ51をOFF 、電動モータ52の回転モード
をLow にする(ステップS9 )。除霜用電磁弁49をON
する(ステップS10)。外気温度センサ75によって検
出される外気温度に基づき、換気モードを選択、設定す
る(ステップS11)。具体的には、この除霜運転時、上
述の表1に示したように、外気温度が0℃以上の場合は
FREモードに設定され、外気温度が0℃より低い場合
はLoモードに設定される。
【0054】除霜用電磁弁49をONしてから2分経過し
たか否かの判断を行う(ステップS12)。この判断結果
がNOの場合は、ステップS12へ戻り、YES の場合は低圧
圧力が1.5kgf/cm2 以上か否かの判断を行
う(ステップS13)。この判断結果がYES の場合は、除
霜用電磁弁49をOFF する(ステップS14)。次に、通
常の制御に戻り(ステップS15)、その後、次の制御へ
進む。
【0055】ステップS13の判断結果がNOの場合は、除
霜用電磁弁49がONした後、8分が経過したか否かの判
断を行う(ステップS16)。この判断結果がNOの場合
は、ステップS13へ戻り、YES の場合はフロストホール
ド制御へ進む(ステップS17)。
【0056】〔実施例の作動〕次に、冬季など、外気温
度が低い場合にバス車両の窓ガラスの曇りを防ぐ目的
で、除湿暖房を行う場合の作動を説明する。除湿暖房で
は、冷凍サイクル21が作動してエバポレータ13がダ
クト11内を通過する空気を冷却、除湿した後、ヒータ
コア14を通過する際に再加熱されて車室内に吹き出さ
れる。
【0057】外気温度が低下すると、コンデンサ23お
よびスーパークーラ27を通過した冷媒の温度が低下す
る。すると、減圧装置25で断熱膨張した後の低圧圧力
が低下するとともに、エバポレータ13の温度も低下す
る。そして、外気温度の低下に伴い、低圧圧力が設定圧
力(例えば1.5kgf/cm2 )以下で、かつエ
バポレータ13の下流のフィン温度が3℃以下になる
と、エバポレータ13はフロストを始める。エバポレー
タ13が完全に凍結するまでに、30〜60分程度必要
になるが、本実施例では25分以上経過した場合に除霜
用電磁弁49をONしてエバポレータ13に2分間温水を
流し、エバポレータ13のフロストを溶かす。その後、
低圧圧力が1.5kgf/cm2 以上であれば、除
霜用電磁弁49をOFF して通常の除湿運転を行う。
【0058】〔実施例の効果〕本実施例の車両用空気調
和装置1では、上記の作用で示したように、エバポレー
タ13の着霜を検出すると、除霜用温水通路20に温水
を流してフロストを除去しながら冷凍サイクル21を作
動させることができる。このため、従来の防曇限界は、
外気温度が7〜8℃であったのに対し、外気温度を−5
℃まで防曇できる。つまり、従来に比較して、防曇可能
範囲を12〜13℃ほど改善できる。
【0059】また、除霜運転を行う際に、従来であれ
ば、サブエンジン5を一時的に停止して、送風運転を行
って除霜する手段もあるが、サブエンジン5の起動、停
止の回数が増加し、振動や騒音によって乗員に不快感を
与えるとともに、各機能部品(特にサブエンジン5やコ
ンプレッサ22)の耐久性や信頼性が劣化する。しかる
に、本実施例では除霜運転時であっても、冷凍サイクル
21、サブエンジン5は運転しているため、サブエンジ
ン5の起動、停止の回数を抑えることができる。この結
果、乗員への不快感を抑えることができるとともに、各
機能部品の耐久性や信頼性を従来に比較して高めること
ができる。
【0060】一方、本実施例では、リヒートによって強
制除湿を行う場合、表1で示したように、外気温度が−
5℃以上の場合は、Meモードとなる。外気温度が−5
℃以上の場合、リヒートによる冷凍サイクル21の強制
除湿だけでは、窓ガラスの曇りを取ることができないた
め、湿度の低い多量の外気を強制的に車室内へ導くこと
によって、窓ガラスの曇りを完全に取ることができる。
また、表1で示したように、外気温度が−5℃より低い
場合は、RECモードとなる。外気温度が−5℃より低
い場合、車室内に外気を入れると、温度が低すぎ、冷凍
サイクル21の低圧圧力の低下が早く、着霜量も増え
る。この結果、除霜開始までの時間が短くなってしま
い、除霜回数が増えてしまう。そこで、内気のみをダク
ト11内に導くことにより、除霜開始までの時間が長く
なり、長期に亘って除湿運転を行うことができる。
【0061】また、除霜用電磁弁49をONしてエバポレ
ータ13に温水を流して除霜運転を行う場合、表1で示
したように、外気温度が0℃よりも低い場合は、Loモ
ードとなる。外気温度が0℃よりも低い場合、Loモー
ドよりも外気量が多いと、エバポレータ13を通過する
空気温度が低すぎ、除霜終了までの時間が長くなり、除
湿能力の低下した除霜時間が長くなってしまう。逆に、
Loモードよりも外気量が少ないと、除霜時間は多少短
縮できるが、除湿能力の低下した除霜時に湿度の高い空
気が循環して窓が曇り易くなる。このため、外気温度が
0℃以上の場合は、Loモードが最適となる。また、表
1で示したように、外気温度が0℃以上の場合は、FR
Eモードとなる。外気温度が0℃以上の場合、外気のみ
でも除霜時間が短い。そして、外気を大量に車室内へ導
くことにより、除湿能力の低下した除霜運転時における
湿度の上昇を防ぎ、窓ガラスの曇りの発生を抑えること
ができる。
【0062】〔第2実施例〕図11ないし図14に第2
実施例を示す。上記の第1実施例では、冷凍サイクル2
1の低圧圧力を連続的に検出可能な低圧圧力検出センサ
73を用いて除霜運転の制御を行った例を示したが、本
実施例では、冷凍サイクル21の低圧圧力によってオ
ン、オフする低圧圧力検出スイッチ73aを用いて除湿
運転の制御を行うものである。
【0063】低圧圧力検出スイッチ73aは、所定圧力
に低下した際にオンし、その所定圧力よりも少し高い圧
力に上昇するとオフするヒステリシスを有する。本実施
例で用いる低圧圧力検出スイッチ73aは、図12に示
すように、低圧圧力が1.5kgf/cm2 (第1
実施例の設定圧力と同じ)に低下した際にオンし、2.
1kgf/cm2 に上昇するとオフするものを用い
たものを例に示す。
【0064】制御手段70は、図13に示すように、第
1実施例の図10のステップS13のみが異なるもので、
本実施例ではステップS13に代わって、ステップS13b
を実行するものである。このステップS13b は、低圧圧
力が2.1kgf/cm2 以上に達したか否か(低圧
圧力検出スイッチ73aがOFF したか否か)を判断する
もので、この判断結果がNOの場合は、ステップS16へ進
み、判断結果がYESの場合はステップS14へ進むもので
ある。なお、本実施例のステップS1 は、低圧圧力検出
スイッチ73aがONしたか否かで、低圧圧力が1.5k
gf/cm2 以下に低下したか否かを判断するもの
である。
【0065】(第2実施例の作動)図14のタイムチャ
ートに、低圧圧力検出センサ73を用いて除霜運転の制
御を行った場合(実線に示すもので、第1実施例)と、
低圧圧力検出スイッチ73aを用いて除霜運転の制御を
行った場合(破線に示すもので、第2実施例)との違い
を示す。なお、この例は、外気温度が−5℃、車速10
0km/h、乗員50名が乗車した状態のものである。
また、図中の実線Gは、外気のみを車室内に導入する換
気除湿による車室内湿度を示す。
【0066】除霜が開始されるのは、第1実施例と第2
実施例とは同じで、同時期(起動後の25分後)に除霜
運転が開始される。除霜運転が開始されると、エバポレ
ータ13に温水が流れるため、除湿能力が低下し、車室
内の湿度が徐々に上昇する。ここで、低圧圧力検出セン
サ73を用いてた第1実施例の場合は、除霜の終了圧力
が1.5kgf/cmであるため、外気温度が−5℃で
あっても窓ガラスの曇りは発生しない。低圧圧力検出ス
イッチ73aを用いてた第2実施例の場合は、除霜の終
了圧力がスイッチのヒステリシスによって2.1kgf
/cm2 であるため、除霜時間が長くなり、除霜運
転の終了間際で窓ガラスに曇りが発生する。しかし、従
来の換気除湿に比較して、窓ガラスの曇りは大幅に抑え
られ、従来に比較して格段の効果がある。
【0067】〔第3実施例〕図15ないし図18に第3
実施例を示す。上記の第2実施例では、低圧圧力検出ス
イッチ73aのオンとオフを用いて除湿運転の制御を行
う例を示したが、この第3実施例では、冷凍サイクル2
1の低圧異常を検出する低圧圧力検出スイッチ73aの
信号によって除湿運転の制御を行うものである。この実
施例の低圧圧力検出スイッチ73aは、冷凍サイクル2
1の低圧圧力が0.7kgf/cm2 以下に低下し
た際にONする例を示す。
【0068】制御手段70は、図15のフローチャート
に示されるもので、冷凍サイクル21が運転されると
(スタート)、低圧圧力検出スイッチ73aがONしたか
否かで、低圧圧力が0.7kgf/cm2 以下に低
下したか否かを判断する(ステップS1c)。この判断結
果がNOの場合は次の制御へ進む。判断結果がYES の場合
は、エバポレータ13の下流のフィン温度が0℃以下か
否かの判断を行う(ステップS2c)。この判断結果がNO
の場合は、ステップS8 へ進み、低圧異常と判断する。
【0069】ステップS2cの判断結果がYES の場合は、
ステップS9 、S10、S11(第1実施例参照)を実行し
た後、除霜用電磁弁49をONしてから4分経過したか否
かの判断を行う(ステップS12c )。この判断結果がNO
の場合は、ステップS12c へ戻り、YES の場合はステッ
プS14へ進んで除霜運転を終了する。
【0070】(第3実施例の作動)この第3実施例の作
動を図16ないし図18を用いて説明する。なお、内気
温度が25℃、サブエンジン5の回転速度が900rp
mでコンプレッサ22が1/3容量、内気導入量が55
0m3 /h、外気導入量が450m3 /hの条件の場合
である(表1のMeモード)。
【0071】図16は、外気温度とエバポレータ13の
着霜による風量低下との関係を示すタイムチャートで、
除霜開始の圧力を0.7kgf/cm2 に設定した
場合、外気温度が0℃と、−5℃とでは、風量の低下率
が異なり、外気温度が0℃の場合、50分後に0.7k
gf/cm2 に低下し、外気温度が−5℃の場合、
25分後に0.7kgf/cm2 に低下する。
【0072】つまり、外気温度が0℃の場合、車室内の
湿度は、図17の破線に示すように(実線は低圧圧力検
出センサ73を用いた第1実施例の例)、50分間除湿
運転、4分間除霜運転を行うサイクルを繰り返す。この
場合でも、第2実施例同様、除霜運転の終了間際で窓ガ
ラスに曇りが発生するが、従来の換気除湿(図中実線
G)に比較して、窓ガラスの曇りは大幅に抑えられ、従
来に比較して格段の効果がある。
【0073】また、外気温度が−5℃の場合、車室内の
湿度は、図18の破線に示すように、25分間除湿運
転、4分間除霜運転を行うサイクルを繰り返す。この場
合でも、除霜運転の終了間際で窓ガラスに曇りが発生す
るが、上述のように従来の換気除湿(図中実線G)に比
較して、窓ガラスの曇りは大幅に抑えられ、従来に比較
して格段の効果がある。
【0074】〔第4実施例〕図19は第4実施例を示す
もので、エバポレータにおける除霜用温水通路の斜視図
である。上記の実施例では、エバポレータ13にエンジ
ン冷却水(温水)を流す除霜用温水通路20は、中段よ
り下側に温水流量が多くなるように温水通路を並列接続
して設けた例を示したが、本実施例の除霜用温水通路2
0は、一筋の温水通路によって、上流熱交換部13aと
下流熱交換部13bとの間を蛇行する状態で配置された
ものである。
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】〔変形例〕上記の実施例では、本発明をバ
ス車両の空気調和装置に適用した例を示したが、他の車
両(乗用車、トラック車両など)に搭載される空気調和
装置に適用しても良い。もちろん、サブエンジンを搭載
しない車両の空気調和装置への適用が可能なものであ
る。
【0080】上記の実施例では、ヒータコアと共通の冷
却水配管に除霜用温水通路20を接続した例を示した
が、ヒータコアとは独立して温水を除霜用温水通路20
に導くことができるように設けても良い。このように設
けることにより、ヒータコアを作動させない場合の除湿
運転時(クーラー運転時)に外気温度が低下しても、除
湿運転(クーラー運転)時間を拡大できる。もちろん、
ヒータコアを搭載しない空気調和装置にも適用可能なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バス車両に搭載される空気調和装置の概略図で
ある(第1実施例)。
【図2】エバポレータの側面図である(第1実施例)。
【図3】エバポレータの部分正面図である(第1実施
例)。
【図4】エバポレータの部分上視図である(第1実施
例)。
【図5】エバポレータの温度分布を説明するグラフであ
る(第1実施例)。
【図6】ドレンパンを示す空気調和装置の要部概略図で
ある(第1実施例)。
【図7】ドレンパンヒータの配置状態を示す説明図であ
る(第1実施例)。
【図8】制御手段の要部電気回路図である(第1実施
例)。
【図9】ドレンパンヒータの作動を示すグラフである
(第1実施例)。
【図10】除霜制御を示すフローチャートである(第1
実施例)。
【図11】バス車両に搭載される空気調和装置の概略図
である(第2実施例)。
【図12】低圧圧力検出スイッチのオン、オフのヒステ
リシスを示すグラフである(第2実施例)。
【図13】除霜制御を示すフローチャートである(第2
実施例)。
【図14】作動を説明するタイムチャートである(第2
実施例)。
【図15】除霜制御を示すフローチャートである(第3
実施例)。
【図16】外気温度変化による風量低下率を説明するタ
イムチャートである(第3実施例)。
【図17】外気温度が0℃の場合の作動を説明するタイ
ムチャートである(第3実施例)。
【図18】外気温度が−5℃の場合の作動を説明するタ
イムチャートである(第3実施例)。
【図19】エバポレータにおける除霜用温水通路の斜視
図である(第4実施例)。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置 4 車両走行用エンジン 13 エバポレータ 13a 上流熱交換部 13b 下流熱交換部 20 除霜用温水通路 21 冷凍サイクル 22 コンプレッサ 49 除霜用電磁弁 70 制御手段 73 低圧圧力検出センサ 73a 低圧圧力検出スイッチ 74 出口温度セン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 悦次 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−114016(JP,A) 特開 平6−174342(JP,A) 実開 平5−37522(JP,U) 特公 昭50−6387(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低圧冷媒を蒸発させて空気を冷却するエバ
    ポレータを備える冷凍サイクルを具備する車両用空気調
    和装置において、前記エバポレータは、空気流の上流側において空気と冷
    媒との熱交換を行う上流熱交換部と、空気流の下流側に
    おいて空気と冷媒との熱交換を行う下流熱交換部とを備
    え、低温低圧の冷媒を前記下流熱交換部から前記上流熱
    交換部へ向けて流すもので、 内部にエンジン冷却水を流す除霜用温水通路が前記上流
    熱交換部と前記下流熱交換部との間に配置された ことを
    特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1の車両用空気調和装置は、 前記冷凍サイクルの低圧圧力を検出する低圧圧力検出手
    段と、 前記エバポレータの温度を検出する温度検出手段と、 前記低圧圧力検出手段の検出する低圧圧力が設定圧力よ
    りも低く、かつ前記温度検出手段の検出する温度が設定
    温度よりも低い場合に、所定時間だけ前記除霜用温水通
    路にエンジン冷却水を流す制御手段とを備えることを特
    徴とする車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の車両用空気調和
    装置は、前記冷凍サイクルの低圧圧力を検出する低圧圧
    力検出手段と、 前記エバポレータの温度を検出する温度検出手段と、 前記低圧圧力検出手段の検出する低圧圧力が設定圧力よ
    りも低く、かつ前記温度検出手段の検出する温度が設定
    温度よりも低い場合に、前記低圧圧力検出手段の検出す
    る低圧圧力が設定圧力に達するまで、前記除霜用温水通
    路にエンジン冷却水を流す制御手段とを備えることを特
    徴とする車両用空気調和装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3の車両用空気調和
    装置において、 前記低圧圧力検出手段は、 前記冷凍サイクルの低圧圧力を連続的に検出可能な低圧
    圧力検出センサであることを特徴とする車両用空気調和
    装置。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項3の車両用空気調和
    装置において、 前記低圧圧力検出手段は、 前記冷凍サイクルの低圧圧力によってオン、オフする低
    圧圧力スイッチであることを特徴とする車両用空気調和
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかの車両
    用空気調和装置において、 前記除霜用温水通路にエンジン冷却水を流す際、車室外
    の温度が所定温度よりも高い場合、車室外空気のみが前
    記エバポレータを介して車室内に供給され、 車室外の温度が所定温度よりも低い場合、車室外空気と
    車室内空気とが同時に前記エバポレータを介して車室内
    に供給されることを特徴とする車両用空気調和装置。
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