JP3545560B2 - キャビネット及びキャビネットの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば洗面台の近傍に設けられるキャビネット及び同キャビネットの取付構造に関する。
【0002】
【発明の目的】
本発明の1つの目的は、左右一側面が開口した補強箱と、この補強箱内に、物品出し入れ開口が補強箱の開口側を向くようにして収納固定された被殻体とを有するキャビネットにおいて、被殻体を補強箱に綺麗に取り付けることが出来る構造を有するキャビネットを提供することにある。
また、本発明の別の目的は、部屋の側壁に形成された開口に物品出し入れ開口を有する被殻体を有するキャビネットを、綺麗に取り付けることが出来る構造を提供することにある。
【0003】
【前記目的を達成するための手段】
本発明は前記目的を達成するために以下の如き手段を採用した。
請求項1の発明は、左右一側面が開口した補強箱と、この補強箱内に、物品出し入れ開口が補強箱の開口側を向くようにして収納固定された被殻体とを有するキャビネットにおいて、前記補強箱の前壁前面が装飾面となされ、この前壁の、補強箱の開口側端部に上下に渡る溝が形成され、この溝に被殻体の物品出し入れ開口縁部に形成された前側の折返片が嵌め入れられ、被殻体の物品出し入れ開口近くに取り付けられる被取付部材のために被殻体の前壁に形成された貫通孔を通じて、ねじが折返片を貫通するようにして前壁にねじ嵌められており、前記貫通孔が被取付部材によって閉塞されているものである。
請求項4の発明は、部屋の側壁に開口が形成され、この開口に、物品出し入れ開口を有する被殻体を有するキャビネットが、物品出し入れ開口を部屋の側壁の開口側に向けるようにして嵌め入れられ、前記被殻体の物品出し入れ開口縁部に形成された折返片が部屋の側壁の開口の内側面に対向するようになされ、被殻体の物品出し入れ開口近くに取り付けられる被取付部材のために被殻体に形成された貫通孔を通じて、ねじが折返片を通じて部屋の側壁の開口の縁部にねじ嵌められており、前記貫通孔が被取付部材によって閉塞されているものである。
【0004】
【発明の作用】
請求項1の発明は以下の如き作用をなすものである。
装飾面にねじが露出しないように、且つ、被殻体の前壁に貫通孔やそれを閉塞するキャップ等が見えないようにして、被殻体を補強箱に固定することが出来る。
請求項4の発明は以下の如き作用をなすものである。
被殻体の前壁に貫通孔やそれを閉塞するキャップ等が見えないようにして、被殻体を部屋の側壁に形成された開口に固定することが出来る。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、3つの、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、これらの説明において同一の部材は同一の符号で示す。
【0006】
[第1の、発明の実施の形態](図1〜図4参照)
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】
洗面化粧台ユニット1は、洗面台2と、この洗面台2の後部上方に配された化粧キャビネット3と、前記洗面台2及び化粧キャビネット3の左側方に配された側部キャビネット4とを有している。
前記側部キャビネット4は、下側キャビネット5と上側キャビネット6とを有している。
【0008】
前記洗面台2は、上面開放のキャビネット本体9と、このキャビネット本体9の上部に設けられた、水槽10及びバックガ−ド11を有する天板12とを有している。
【0009】
前記化粧キャビネット3は、所要個の物品載置棚16(物品収納凹所の下部面)及び上部の照明器具収納凹所18を有する合成樹脂製本体15を有しており、この合成樹脂製本体15に、鏡20付きの扉21、照明器具(図示略)及び照明器具カバー22等を取り付けることによって構成されている。
化粧キャビネット3は、具体的にはバックガ−ド11の上に載せられて、部屋の側壁に固定されている。
【0010】
前記側部キャビネット4の上側キャビネット6は、洗面台2側(右側)に開口25を有する木製等の補強箱24と、この補強箱24内に、物品出し入れ開口29が補強箱24の開口25側(右側)を向くようにして収納固定された合成樹脂製・金属製の被殻体28とを有している。
【0011】
前記補強箱24の前壁31は、前面及び上下左右側面(後面を除く残りの面)が装飾面32aとなされた前側板32と、この前側板32が所要個のねじ34によって固定された後側板33とによって構成されている(図3参照)。なお、ねじ34は、後側板33の後面から前側板32にねじ嵌められており、装飾面32aにねじ34が露出しないようになされている。
【0012】
前記補強箱24の開口25側の全外側面(前壁31は、後側板33の右端部前面)に段落ち部37が形成されている。後側板33の右端部前面に形成された段落ち部37は、前側板32によって前から見えないようになり、請求の範囲でいうところの、前壁31の、開口25側端部に形成された上下に渡る溝を構成している。この説明から明らかなごとく、前側板32と後側板33を一体ものとした場合、前壁31の、開口25側端部に上下に渡る溝が形成されるものである。
【0013】
前記被殻体28は、所要個の物品載置棚40(物品収納凹所の下部面)を有すると共に、被殻体28の、物品出し入れ開口29側の全外周縁に左方向に向く折返片41が連設されている。前記被殻体28の前後の側壁42に(少なくとも1つの、具体的には2つの物品載置棚40のやや上部の前後の側壁42に)、相互に対向する貫通孔43が形成されている。
【0014】
前記被殻体28は、折返片41を段落ち部37に嵌めるかたちで被殻体28に嵌められている。そして、図3及び図4に示すごとく、上下の折返片41及び後側の折返片41は、それらに形成されたねじ挿通孔を通じてねじ34を補強箱24にねじ嵌めることによって固定され、前側の折返片41は、前壁42の貫通孔43を通じて、ねじ34を折返片41を貫通するようにして前壁31(後側板33及び前側板32)にねじ嵌めることによって、補強箱24に固定されている。
【0015】
前記相互に対向する前後の貫通孔43に金属製・合成樹脂製の物品落下防止桟45(請求の範囲でいう被取付部材)の前後端部が以下のようにして嵌め入れられている。即ち、まず、物品落下防止桟45の後端部を後側の貫通孔43に嵌め入れた後、物品落下防止桟45を撓ませて、物品落下防止桟45の前端部を前側の貫通孔43に嵌め入れる。そして、この状態で物品落下防止桟45からそれを撓ませる力を除けば、物品落下防止桟45は一直線となり、ほぼ補強箱24の前壁31及び後壁に当たった状態となり、物品落下防止桟45は貫通孔43から抜け出さない。
ここでご注目戴きたいのは、(1)前後側の貫通孔43が物品落下防止桟45によって閉塞されること、(2)前側の折返片41を止めるためねじ34を前側板32側からねじ嵌めるとすれば装飾面32aにねじ34の頭が露出することになり、更に、(3)後側板33に前側の折返片41をねじ34で固定した後では、後側板33に前側板32を固定するため後側板33の後方から前側板32にねじ34をねじ嵌めることが出来ず、他方、前側板32側からねじ34をねじ嵌めれば、装飾面32aにねじ34の頭が露出することになることである。
【0016】
[第2の、発明の実施の形態](図5参照)
なお、この説明において、前とは図5紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図5左側を、右とは同図右側をいう。
【0017】
フック48(請求の範囲で云う被取付部材)にフック固定ねじ49が設けられ、このフック固定ねじ49が、前後側の貫通孔43を貫通して前壁31及び折返片41にねじ嵌められ、前後側の貫通孔43はフック48の基部で閉塞されている。
フック48にはコップの把手等が引っ掛けられる。
【0018】
[第3の、発明の実施の形態](図6〜図8参照)
なお、この説明において、前とは図6紙面表側を、後とは同裏をいい、左とは図6左側を、右とは同図右側をいう。
【0019】
部屋52の側壁53に開口54が形成され、この開口54に、物品出し入れ開口29を有する被殻体28を有するキャビネット56が、物品出し入れ開口29を開口54側に向けるようにして嵌め入れられ、前記被殻体28の、物品出し入れ開口29側の全外周縁に形成された折返片41が開口54の内側面54aに対向するようになされ、左右の貫通孔43(被殻体28の左右の側壁57に形成された貫通孔43)を通じて、ねじ34が、補強箱24の左右の側壁、被殻体28の折返片41を通じて側壁53の開口54の縁部にねじ嵌められている。
補強箱24は前方に開口25を有すると共に、前記補強箱24の開口25側の全外側面に折返片41が嵌まる段落ち部37が形成されている。なお、補強箱24はなくてもよい。
【0020】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)被取付部材は、物品落下防止桟45やフック48以外であってもよい。
(2)被取付部材を、被殻体28の上部又は下部に取り付けるようにしてもよい。
(3)第1、第2の、発明の実施の形態において、開口25及び物品出し入れ開口29を左側に向けるようにしてもよい。
(4)第3の、発明の実施の形態において、折返片41は、少なくとも被殻体28の、物品出し入れ開口29側の一側縁に設けられればよい。
(5)第1、第2の、発明の実施の形態において、前側の折返片41以外の折返片41はなくてもよい。
(6)第3の、発明の実施の形態における物品落下防止桟45に代えて、第2の、発明の実施の形態のフック48を取り付けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏するものである。
▲1▼請求項1〜3の発明によれば、装飾面にねじが露出しないように、且つ、被殻体の前壁に貫通孔やそれを閉塞するキャップ等が見えないようにして、被殻体を補強箱に固定することが出来る。
▲2▼請求項4〜6の発明によれば、被殻体の前壁に貫通孔やそれを閉塞するキャップ等が見えないようにして、被殻体を部屋の側壁に形成された開口に固定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、第1の実施の形態を示す一部破砕の正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う中間省略の拡大断面図である。
【図4】図1のA部分の中間省略の拡大断面図である。
【図5】本発明の、第2の実施の形態を示す一部破砕の要部正面図である。
【図6】本発明の、第3の実施の形態を示す正面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う中間省略の拡大断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う中間省略の拡大断面図である。
【符号の説明】
6 上側キャビネット
24 補強箱
25 開口
28 被殻体
29 物品出し入れ開口
31 前壁
32 前側板
32a 装飾面
33 後側板
34 ねじ
37 段落ち部
56 キャビネット
Claims (6)
- 左右一側面が開口した補強箱と、この補強箱内に、物品出し入れ開口が補強箱の開口側を向くようにして収納固定された被殻体とを有するキャビネットにおいて、前記補強箱の前壁前面が装飾面となされ、この前壁の、補強箱の開口側端部に上下に渡る溝が形成され、この溝に被殻体の物品出し入れ開口縁部に形成された前側の折返片が嵌め入れられ、被殻体の物品出し入れ開口近くに取り付けられる被取付部材のために被殻体の前壁に形成された貫通孔を通じて、ねじが折返片を貫通するようにして前壁にねじ嵌められており、前記貫通孔が被取付部材によって閉塞されているキャビネット。
- 前記被取付部材が被殻体の物品出し入れ開口近くに物品出し入れ開口を前後方向に横切るようにして渡される物品落下防止桟であり、物品落下防止桟の前端部が前記貫通孔に嵌められ、同後端部が貫通孔と対向するようにして、被殻体の後壁に形成された貫通孔に嵌め入れられている請求項1記載のキャビネット。
- 前記被取付部材がフック固定ねじを有するフックであり、このフック固定ねじが、折返片を貫通するようにして前壁にねじ嵌められる前記ねじを兼ねている請求項1記載のキャビネット。
- 部屋の側壁に開口が形成され、この開口に、物品出し入れ開口を有する被殻体を有するキャビネットが、物品出し入れ開口を部屋の側壁の開口側に向けるようにして嵌め入れられ、前記被殻体の物品出し入れ開口縁部に形成された折返片が部屋の側壁の開口の内側面に対向するようになされ、被殻体の物品出し入れ開口近くに取り付けられる被取付部材のために被殻体に形成された貫通孔を通じて、ねじが折返片を通じて部屋の側壁の開口の縁部にねじ嵌められており、前記貫通孔が被取付部材によって閉塞されているキャビネットの取付構造。
- 前記被取付部材が被殻体の物品出し入れ開口近くに物品出し入れ開口を左右方向に横切るようにして渡される物品落下防止桟であり、物品落下防止桟の左右端部が嵌め入れられる貫通孔が被殻体の左右側壁に形成され、これら貫通孔を通じて、ねじが折返片を通じて部屋の側壁の開口の縁部にねじ嵌められると共に貫通孔に物品落下防止桟の左右端部が嵌め入れられている請求項4記載のキャビネットの取付構造。
- 前記被取付部材がフック固定ねじを有するフックであり、このフック固定ねじが、折返片を貫通するようにして部屋の側壁の開口の縁部にねじ嵌められる前記ねじを兼ねている請求項4記載のキャビネットの取付構造。
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