JP3551041B2 - コイル挿入装置およびコイル挿入方法 - Google Patents

コイル挿入装置およびコイル挿入方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータなどにおけるステータコアのスロットにコイルを挿入するためのコイル挿入装置およびコイル挿入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ステータコアの内周部に形成されたスロットにコイルを挿入する作業は、図7(a)〜(c)に示すような方法で行われている(例えば特開平5−236712号公報参照)。すなわち、モータにおける円筒状に形成されたステータコア1の内周には、図中で左右方向に延長形成される内歯3が円周方向等間隔に設けられ、この内歯3の相互間にはコイル5が挿入されるスロット7が形成されている。
【0003】
コイル挿入装置は、内歯3に対応する位置にてコイル5を保持する複数のブレード9が環状に配置されるとともに、ステータコア1内に図中で左方向から挿入されてコイル5を押圧するストリッパ11が、左右方向に移動可能に設けられている。ストリッパ11は、外周部にブレード9相互間を移動しつつスロット7内に入り込んでコイル5を押圧する押圧突起11aが円周方向等間隔に複数設けられている。
【0004】
上記の構成において、まず図7(a)に示すように、コイル5を所定のブレード9相互間に挿入してブレード9に保持させた後、同図(b)に示すように、ステータコア1を、ブレード9が内歯3に対向する位置となるようコイル挿入装置にセットする。この状態で、ストリッパ11を、ステータコア1内に向けて移動させると、コイル5は、押圧突起11aに押圧されてブレード9相互間にガイドされつつ図中で右方向に移動してスロット7内に入り込む。
【0005】
ストリッパ11をさらに同方向に移動させて同図(c)に示すようにステータコア1内に挿入し終わると、コイル5は、ステータコア1の反対側(図中で右側)に突出してスロット7内に挿入されることになる。コイル挿入後は、ストリッパ11を後退させた後、ステータコア1をコイル挿入装置から取り外し、これによりコイル挿入作業が完了する。
【0006】
図8は、ブレード9にコイル5を保持させた前記図7(a)と同様の状態の側面断面図で、コイル5が挿入される初期の状態を二点鎖線で示している。なお、ここでのストリッパ11は、前記図7では省略してあったハウジング12内に収容されて、このハウジング12に対して左右方向に移動可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のコイル挿入装置においては、図8に示すように、コイル5が挿入され始めの際に、コイル5がスロット7の底部7aに向けて一気に入り込んでしまうので、コイル5を構成する電線の束が乱れ、ねじれが発生するなどの不具合が生じる。このため特に、スロット7内に挿入するコイル5の密度を増大させて、いわゆる占積率を高めてモータとしての高性能化を図る際には、弊害となり、占積率が充分確保できないのが現状である。
【0008】
そこで、この発明は、ステータコアのスロットにコイルを挿入する際に、コイルを構成する電線の束の乱れを防止することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、円筒状のステータコアの内歯に対応して円周方向に沿って複数配置されるブレードと、前記ステータコア内に侵入可能で前記ブレードに保持させたコイルを押圧して前記ステータコアの内歯相互間に形成されるスロットに挿入させるストリッパとを有するコイル挿入装置において、前記ステータコアのコイル挿入口側に、前記スロットの底部より開口部側に位置する前進限位置で、前記コイルの前記スロットへの一気の入り込みを規制し、前記前進限位置から、前記コイルが前記スロットに挿入されるに伴って、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制しつつスロットの底部側に向けて後退移動する保持用ローラを設けた構成としてある。
【0010】
このような構成のコイル挿入装置によれば、コイル挿入作業の開始時には、保持用ローラがスロットの開口部側の前進限位置にあってコイルのスロット底部への一気の入り込みを防ぎ、この状態からコイルが挿入されるに伴って、保持用ローラコイルに接触して回転しつつ徐々に後退してスロットの底部側に向けて移動し、これによりコイルは、コイル挿入口側にてスロット底部に向けて徐々に入り込み、コイル挿入動作がスムーズになされる
【0013】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、保持用ローラは、コイルが接触してスロット底部側への入り込み動作を規制する規制面が凹状の曲面に形成されている。
【0014】
上記構成によれば、コイルは、保持用ローラの凹状の曲面に接触することで、外側への拡がりが抑制される。
【0015】
請求項の発明は、請求項1または2の発明の構成において、保持用ローラは、エアシリンダに連結されて移動する。
【0016】
上記構成によれば、保持用ローラは、コイルがスロットに挿入されるに伴ってエアシリンダを介してスロット底部側へ移動する。
【0017】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、エアシリンダは、コイル挿入作業時にコイルによって保持用ローラが押圧されてピストンロッドが後退移動する圧力に設定されている。
【0018】
上記構成によれば、コイルがスロットに挿入される際に、コイルがエアシリンダの設定圧力に抗して保持用ローラをスロット底部側へ移動させる。
【0019】
請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかの発明の構成において、保持用ローラは、ステータコアを位置決め保持する保持治具に取り付けられている。
【0020】
上記構成によれば、コイルは、ステータコアを保持する保持治具に取り付けられた保持用ローラにより、スロット底部への一気の入り込みが規制されて徐々に入り込む。
【0021】
請求項の発明は、円筒状のステータコアの内歯に対応して配置されるブレードにコイルを保持させ、このコイルを、ストリッパにより押圧して前記ステータコアの内歯相互間に形成されるスロットに挿入するコイル挿入方法において、前記ステータコアのコイル挿入口側に設けた保持用ローラが、前記スロットの底部より開口部側に位置する前進限位置で、前記コイルの前記スロットへの一気の入り込みを規制し、前記前進限位置から、前記コイルが前記スロットに挿入されるに伴って、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制しつつスロットの底部側に向けて徐々に後退移動するコイル挿入方法としてある。
【0022】
上記コイル挿入方法によれば、コイルは、ステータコアのコイル挿入口側で、スロットの開口部側から底部側に向けて徐々に入り込み、スロット底部への一気の入り込みが防止される。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ステータコアのコイル挿入口側に、スロットの底部より開口部側に位置する前進限位置で、コイルのスロットへの一気の入り込みを規制し、この前進限位置から、コイルがスロットに挿入されるに伴って、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制しつつスロットの底部側に向けて後退移動する保持用ローラを設けたため、コイルは、コイル挿入口側でスロット内への一気の入り込みが回避されて、スロット底部へ向けて徐々に入り込み、コイルを構成する電線の束の乱れが回避されて、ねじれなどの不具合を防止でき、充分な占積率を確保することができる。
また、保持用ローラは、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制する際に、スロット底部側への移動とともにコイルに接触して回転し、コイル挿入作業をスムーズに行うことができる。
【0024】
請求項2の発明によれば、コイル保持部材は、回転可能なローラで構成されているので、ローラが、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制する際に、スロット底部側への移動とともにコイルに接触して回転し、コイル挿入作業をスムーズに行うことができる。
【0025】
請求項の発明によれば、コイルは、凹状の曲面に接触してスロット底部側への入り込み動作が規制されるので、外側への拡がりが抑制され、スロット内にて電線相互がより整列された状態となり、ねじれなどの不具合をより確実に防止することができる。
【0026】
請求項の発明によれば、保持用ローラが、コイルのスロットへの挿入動作に伴ってエアシリンダを介してスロット底部側に向けて移動するので、コイルをステータコアのコイル挿入口側でスロット内へ徐々に入り込ませることができる。
【0027】
請求項の発明によれば、コイルがスロットに挿入される際に、コイルがエアシリンダの設定圧力に抗して保持用ローラをスロット底部側に向けて移動させ、これによりコイルをステータコアのコイル挿入口側でスロット内へ徐々に入り込ませることができる。
【0028】
請求項の発明によれば、コイルは、ステータコアを保持する保持治具に取り付けられた保持用ローラにより、ステータコアのコイル挿入口側でスロット内へ徐々に入り込ませることができる。
【0029】
請求項の発明によれば、ステータコアのコイル挿入口側に設けた保持用ローラがスロットの底部より開口部側の前進限位置で、コイルのスロットへの一気の入り込みを規制し、この前進限位置から、コイルがスロットに挿入されるに伴って、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制しつつスロットの底部側に向けて徐々に後退移動するようにしたため、コイルは、スロット内への一気の入り込みが回避されて、スロット内へ徐々に入り込み、コイルを構成する電線のねじれなどの不具合を防止でき、充分な占積率を確保することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0031】
図1は、この発明の実施の一形態を示すコイル挿入装置の要部の側面断面図で、図2は、図1の左側面図である。円筒状のステータコア13は、前記図7に示したものと同様に、内周面に内歯13aを備えるとともに、この内歯13a相互間には、コイル15が挿入されるスロット13bが形成されている。ステータコア13は、中央に貫通孔17a,19aを備えた一対の保持治具17,19によって両端が位置決め保持されている。各保持治具17,19は、上下に2分割されており、上部側の回動部分が、下部側の固定部分の図2中で左側端部に設けた支持軸20を介して回動可能となっている。また、保持治具17,19は、図1の状態から右方向に移動可能である。
【0032】
上記コイル15を、図1中で右方向に向けて押圧してステータコア13内に挿入するストリッパ21は、ハウジング23内に左右方向に移動可能に収容されている。ストリッパ21のコイル挿入方向後方側には、ブレードホルダ25がストリッパ21と同方向に移動可能に収容されている。ブレードホルダ25の外周には、ステータコア13の内歯13aに対向する位置に配置されてコイル15を保持するブレード27が取り付けられている。ストリッパ21は、前記図7に示すものと同様に、ブレード27相互間を移動しつつスロット13b内に入り込んでコイル15を押圧する押圧突起21a(図4ないし図6参照)を外周面に備えている。
【0033】
ブレード27の先端部には、ステータコアガイド29が、ストリッパ21と一体の支持ロッド21aの先端に位置決めされた状態で配置されている。このステータコアガイド29は、コイル挿入前に、ステータコア13内に挿入されてステータコア13を位置決めガイドするものである。
【0034】
ストリッパ21のブレードホルダ25側には、内ロッド31の先端が着脱可能に装着されている。内ロッド31は、ブレードホルダ25に形成した貫通孔25a内を移動可能に貫通しており、図示しない駆動機構によって図1中で左右方向に移動する。内ロッド31の外周には、外ロッド33が内ロッド31に対して相対移動可能に配置されており、外ロッド33の図1中で右側の先端は、ブレードホルダ25に着脱可能に装着されている。外ロッド33は、図示しない駆動機構によってブレードホルダ25とともに図1中で左右方向に移動可能である。
【0035】
また、上記円筒状に配置されたブレード27の外周部には、ウェッジガイド35がハウジング23の内周部に固定した状態で配置されている。ウェッジガイド35は、その先端が、保持治具17,19に保持されたステータコア13の端部に位置し、その内側にウェッジガイド溝が形成されている。このウェッジガイド溝に沿って、挿入後のコイル15をスロット13bの開口部側から覆って保持するためのウェッジ36が、図示しないウェッジプッシャに押されてガイドされる。ウェッジプッシャは、内ロッド31のコイル挿入方向への移動とともに同方向に移動するもので、ウェッジ36は、ストリッパ21の後を追従するようにして、ストリッパ21とともに移動する。
【0036】
図1中で左側の保持治具17のコイル挿入側には、保持用ローラ37が配置されている。保持用ローラ37は、図1中で二点鎖線で示す前進限位置と、同実線で示す後退限位置との間を、エアシリンダ39に連結された状態で移動可能である。上記保持用ローラ37は、図2に示すように、円周方向に複数(ここでは8個)配置されており、図2中でA部に相当するもののみが、前進限位置にある状態を示し、他のものは後退限位置にある状態を示している。
【0037】
保持用ローラ37は、取付ブラケット41に軸43を介して回転可能に支持され、後述の動作説明で用いる図4ないし図6に示すように、コイル15が挿入されるスロット13bに対応する位置に、規制面となる凹状の曲面37aが全周に形成されている。すなわち、この曲面37aに、コイル挿入時でのコイル15が接触して押圧することによって保持用ローラ37が後退する。
【0038】
取付ブラケット41は、図1に示すように、エアシリンダ39のピストンロッド39aに連結される基部41aの先端から、保持治具17に向かって延長される取付部41bとから構成されている。この取付部41bの先端に取り付けられる保持用ローラ37は、保持治具17に形成した凹部17bに一部が入り込んで、ステータコア13により近い位置となるように設定されている。
【0039】
エアシリンダ39は、保持治具17の表面にボルト45により固定された環状の固定板47に、取付板49を介して取り付けられている。取付板49は、図2に示すように、長孔49aに挿入されるボルト51により固定されており、長孔9aに沿って取付板49を移動させることで、保持用ローラ37をステータコアの中心に対して接近離反する方向に移動させて最適位置に固定する。
【0040】
上記固定板47は、上下に2分割されている保持治具17に対応して上下に2分割されており、この上下の円弧状の各分割体が、保持治具17の回動部分および固定部分にそれぞれ個別に固定されている。
【0041】
図3は、エアシリンダ39のエア回路図であり、エアシリンダ39とエアポンプ53との間には、2つの電磁切替弁55,57が設けられている。符号59で示すものはフィルタ、61は圧力調整器、63,65は絞りである。
【0042】
図3に示す電磁切替弁55はOFFの状態であり、ONに切り替わると、エアポンプ53から送り出されるエアは、電磁切替弁55および57を経てエアシリンダ39の後部エア室67に供給され、ピストンロッド39aが前進し、これに伴い保持用ローラ37も前進する。
【0043】
逆に、保持用ローラ37が後退するときには、電磁切替弁55を図3に示すOFF状態にするとともに、電磁切替弁57を図3に示す状態から下方に変位させる。上記保持用ローラ37の後退時には、コイル15が保持用ローラ37を押圧するが、この押圧力によってピストンロッド39aが後退可能なように、後部エア室67の圧力を設定しておく。
【0044】
次に作用を説明する。まず、図1に示すように、ブレード27に実線で示すコイル15を保持させるが、このときステータコア13を保持している保持治具17,19は、図1の状態から右方向に移動して装置本体側から離れた位置にあり、コイル15をブレード27に保持させた後は、保持治具17,19を図1に示す位置に移動させる。
【0045】
その後、外ロッド33を内ロッド31とともに図1中で右方向のコイル挿入方向に移動させて、ブレードホルダ25をストリッパ21とともに、同方向に移動させて図1に示す状態とする。
【0046】
この状態から、ストリッパ21をさらに同方向に移動させると、コイル15は、ストリッパ21に押されて二点鎖線で示すようにステータコア13内に挿入されていく。このとき、保持用ローラ37は、図1にて二点鎖線で示す前進限位置にある。
【0047】
図4は、保持用ローラ37が前進限位置にあるときの、図2のA部の拡大された図で、保持用ローラ37は、ウェッジガイド35に干渉しない位置まで前進させておく。このとき、保持用ローラ37のストリッパ21側の曲面37aが、スロット13bの底部13cより開口部13d側に位置している。このため、コイル挿入開始時には、コイル15は、保持用ローラ37に保持されてスロット13bの底部13c側への入り込み動作が規制され、底部13cに向けて一気に入り込むことはない。なお、上記図4において、スロット13bの内周面には絶縁紙69が設けられている。
【0048】
さらにストリッパ21が前進してコイル挿入作業が継続されると、スロット13bに挿入されるコイル15によって保持用ローラ37が押され、この押圧力によってエアシリンダ39のピストンロッド39aが後退し、保持用ローラ37も図5に示すように徐々に後退していく。ストリッパ21がステータコア13の端面から突出し、コイル15の挿入が完了すると、保持用ローラ37は、図1の実線で示す位置まで後退する。このときの保持用ローラ37は、図6に示すように、曲面37aがスロット13bの底部13cより後方に位置している。
【0049】
このように、コイル15がスロット13bに挿入されるに従って、保持用ローラ37が徐々に後退することで、コイル15は、スロット13bの底部13cに向けて一気に入り込むことはなく、スロッ13bに徐々に入り込んでいく。このため、コイル15を構成する電線の束のねじれなどの不具合発生が回避され、占積率をより向上させることができる。
【0050】
また、保持用ローラ37は、コイル15を保持する部分が凹状の曲面37aとなっているので、コイル15は、外側(図4中で左右方向)への拡がりが抑制されて、スロット13b内にて電線相互がより整列された状態となり、ねじれなどの不具合発生をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すコイル挿入装置の要部の側面断面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のコイル挿入装置におけるエアシリンダに接続されるエア回路図である。
【図4】図1のコイル挿入装置の保持用ローラが前進限位置にある状態を示す動作説明図である。
【図5】図1のコイル挿入装置の保持用ローラが後退途中にある状態を示す動作説明図である。
【図6】図1のコイル挿入装置の保持用ローラが後退限位置にある状態を示す動作説明図である。
【図7】一般的なコイル挿入作業を示す動作説明図で、(a)はコイルをブレードに保持させた状態を示し、(b)はステータコアをコイル挿入装置にセットした状態を示し、(c)はストリッパによりコイルを挿入している状態を示している。
【図8】従来例を示すコイル挿入装置の要部の側面断面図である。
【符号の説明】
13 ステータコア
13a 内歯
13b スロット
13c 底部
13d 開口部
15 コイル
17,19 保持治具
21 ストリッパ
27 ブレード
37 保持用ローラ
37a 曲面(規制面)
39 エアシリンダ
39a ピストンロッド

Claims (6)

  1. 円筒状のステータコアの内歯に対応して円周方向に沿って複数配置されるブレードと、前記ステータコア内に侵入可能で前記ブレードに保持させたコイルを押圧して前記ステータコアの内歯相互間に形成されるスロットに挿入させるストリッパとを有するコイル挿入装置において、前記ステータコアのコイル挿入口側に、前記スロットの底部より開口部側に位置する前進限位置で、前記コイルの前記スロットへの一気の入り込みを規制し、前記前進限位置から、前記コイルが前記スロットに挿入されるに伴って、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制しつつスロットの底部側に向けて後退移動する保持用ローラを設けたことを特徴とするコイル挿入装置。
  2. 前記保持用ローラは、コイルが接触してスロット底部側への入り込み動作を規制する規制面が凹状の曲面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコイル挿入装置。
  3. 前記保持用ローラは、エアシリンダに連結されて移動することを特徴とする請求項1または2記載のコイル挿入装置。
  4. 前記エアシリンダは、コイル挿入作業時にコイルによって前記保持用ローラコイルが押圧されてピストンロッドが後退移動する圧力に設定されていることを特徴とする請求項3記載のコイル挿入装置。
  5. 前記保持用ローラは、ステータコアを位置決め保持する保持治具に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  6. 円筒状のステータコアの内歯に対応して配置されるブレードにコイルを保持させ、このコイルを、ストリッパにより押圧して前記ステータコアの内歯相互間に形成されるスロットに挿入するコイル挿入方法において、前記ステータコアのコイル挿入口側に設けた保持用ローラが、前記スロットの底部より開口部側に位置する前進限位置で、前記コイルの前記スロットへの一気の入り込みを規制し、前記前進限位置から、前記コイルが前記スロットに挿入されるに伴って、コイルのスロット底部側への入り込み動作を規制しつつスロットの底部側に向けて徐々に後退移動することを特徴とするコイル挿入方法。
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