JP3555507B2 - テープカセット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録再生装置の発光素子と受光素子とを用いてテープエンドの検出がなされるテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のテープカセットとして、本出願人は先に実公昭63−25595号公報に開示されたものを提案した。図21はかかるテープカセットの一部切欠斜視図、図22はその下ケース部の平面図、図23は図22のS部分の斜視図、図24は図22のE部分の斜視図、図25は図22のF部分の斜視図である。
【0003】
図21及び図22において、カセットケース1は下ケース部2と上ケース部3とから成り、この双方のケース部2,3が互いの接合面同士が当接された状態で組付けられている。このカセットケース1内には一対のテープ収容室4,4が設けられ、この一対のテープ収容室4,4にそれぞれリール5が回転自在に配置されている。この一対のリール4,4にはテープ(図示せず)が巻回されており、一対のリール5,5の回転によってテープの走行が可能に構成されている。又、カセットケース1の一方の前端部には壁部10d,10eに囲まれた蓋ロック収容室6が設けられ、この蓋ロック収容室6内に蓋ロック部材7が揺動自在に配置されている。蓋ロック部材7は蓋(図示せず)を閉位置にロックするもので、記録再生装置へのカセット挿入過程でロック解除位置に変位される。
【0004】
下ケース部2の中央位置には壁部10aに囲まれて発光素子挿入孔11が設けられ、テープカセットが記録再生装置に装着された状態では発光素子挿入孔11に記録再生装置の発光素子12が配置される。又、記録再生装置には左右一対の受光素子13a,13bが設けられており、この一対の受光素子13a,13bはテープカセットが記録再生装置に装着された状態ではテープカセットの左右側面の外方位置に位置される。そして、テープカセットには、発光素子12の位置と左右一対の受光素子13a,13bの位置とを結ぶ各直線L1,L2上に当る各壁部10a〜10e、16a〜16dにセンサー光路用孔14a〜14e,17a〜17dがそれぞれ設けられている。
【0005】
詳しくは、発光素子12から右方向に進む光は、発光素子挿入孔11を構成する右半円筒状の壁部10aのセンサー光路用孔14a、及びテープ収容室4を構成する壁部10bのセンサー光路用孔14bを通ってテープ収容室4に導かれる。図23には、下ケース部2に設けられた上記各センサー光路用孔14a,14bが示されている。尚、上ケース部3の同じ箇所にもセンサー光路用孔(図示せず)が設けられており、実際は双方の孔によってセンサー光路用孔が構成されている。テープ収容室4に入った光は、引出されたテープが走行するテープ走行路を通過した後に、テープ収容室4を構成する壁部10cのセンサー光路用孔14c、蓋ロック収納室6を構成する壁部10dのセンサー光路用孔14d、カセット側面の壁部10e(蓋ロック収納室6を構成する壁部と兼用)のセンサー光路用孔14eを通ってテープカセットの外部に導かれて受光素子13aに達する。図24には、下ケース部2に設けられた上記各センサー光路用孔14c〜14eが示されている。尚、上ケース部3の同じ箇所にもセンサー光路用孔(カセット側面の壁部のセンサー光路用孔を除く)が設けられており、実際は双方の孔によってセンサー光路用孔が構成されている。
【0006】
発光素子12から左方向に進む光は、発光素子挿入孔11を構成する左半円筒状の壁部16aのセンサー光路用孔17a、及び、テープ収容室4を構成する壁部16bのセンサー光路用孔17bを通ってテープ収容室4に導かれる。図23には、下ケース部2に設けられた上記各センサー光路用孔17a,17bが示されている。尚、上ケース部3の同じ箇所にもセンサー光路用孔(図示せず)が設けられており、実際は双方の孔によってセンサー光路用孔が構成されている。テープ収容室4に入った光は、引出されたテープが走行するテープ走行路を通過した後に、テープ収容室4を構成する壁部16cのセンサー光路用孔17c、透明部材であるテープパッド18のセンサー光路用孔18a、カセット側面の壁部16dのセンサー光路用孔17dを通ってテープカセットの外部に導かれて受光素子13bに達する。図25には、下ケース部2に設けられた上記各センサー光路用孔17c,17d、テープパッド18のセンサー光路用孔18aが示されている。尚、上ケース部3の同じ箇所にもセンサー光路用孔(カセット側面の壁部のセンサー光路用孔を除く)が設けられており、実際は双方の孔によってセンサー光路用孔が構成されている。
【0007】
そして、発光素子12からの光がテープ収容室4から出た後の光路上にあるセンサー光路用孔14c〜14e、15a〜15dを構成する各壁部10c〜10e、16a〜16d等は、光反射率の低い色に着色されている。図24及び図25には、下ケース部2の着色箇所がハッチングにて示され、上ケース部3の対応する箇所も着色されている。
【0008】
上記構成において、発光素子12から右方向に進む光が各センサー光路用孔14a,14bを通ってテープ走行路に達し、テープ走行路上のテープが磁気記録層テープ部であれば光を透過しないため受光素子13aに光が到達せず、又、テープ走行路上のテープが光透過性の高いリーダテープ部であれば光を透過し、この光が各センサー光路用孔14c〜14eを通って受光素子13aに光が到達する。又、発光素子12から左方向に進む光は、各センサー光路用孔17a,17bを通ってテープ走行路に達し、テープ走行路上のテープが磁気記録層テープ部であれば光を透過しないため受光素子13bに光が到達せず、又、テープ走行路上のテープが光透過性の高いリーダテープ部であれば光を透過し、この光が各センサー光路用孔17c,18a,17dを通って受光素子13bに光が到達する。このようにテープ走行路上のテープが磁気記録層テープ部の場合とリーダテープ部の場合とで、受光素子13a,13bの出力電圧に差が生じることを利用してテークアップ側とサプライ側のテープエンドか否かを検出するものである。
【0009】
ところで、発光素子12からの光は、受光素子13a,13bに向かって直進する成分ばかりではなくそれ以外の成分の光の内にはリール5のフランジやカセットケース1の内面等で反射され、テープ走行路を通ることなく受光素子13a,13bまで達することもある。又、外光がテープカセットのテープ収容室4の上面窓等からカセットケース1内に入射し、この入射光がリール5のフランジやカセットケース1の内面等で反射され、テープ走行路を通ることなく受光素子13a,13bまで達することもある。
【0010】
ここで、カセットケース1自体が黒色等の光反射率の低いもの等で構成されている場合には受光素子まで達する光量が非常に低いため、受光素子13a,13bが誤動作するおそれがない。ところが、カセットケース1自体を光反射率の高いものや透明度の高い材質で構成したい等の要請があり、かかる場合には上記した不要光が受光素子13a,13bまで達する光量が高くなるため問題となる。
【0011】
しかし、上記従来例では受光素子13a,13bに近い部分が光反射率の低い色に着色されているため、この位置で上記不要光を十分に減衰でき、不要光による誤動作を防止できる。つまり、カセットケース1の色等を考慮することなく色彩と富んだものを製作できるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例のテープカセットでは、受光素子13a,13bに近いカセットケース1の箇所を着色しなければならないため、加工工程として非常に面倒な着色工程を経ることから生産効率が著しく低下し、大量生産に対応できないという問題がある。
【0013】
また、カセットケース1自体を透明度の高い材質で構成する場合、光反射率の低い色に着色すると、着色箇所の色が本来意図している色と異なることになるという問題がある。
【0014】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、カセットケースの材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止でき、且つ、生産効率の極端な低下にならず、しかも、カセットケース自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケースの色として本来意図している色を極力保持できるテープカセットを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、カセットケース自体を透明度の高い材質で構成し、かつ前記カセットケースの色として本来意図している色を保持したテープカセットであって、前記カセットケース内の一対のテープ収容室に一対のリールを回転自在に設け、この一対のリールにテープを巻回して収容し、このテープが磁気記録層テープ部とこの両端側に付加された光透過性の高いリーダテープ部とから成り、記録再生装置に装着された状態では、記録再生装置の発光素子からの光が前記テープ収容室に導かれ、且つ、前記テープ収容室のテープ走行路を通過した光が前記テープ収容室を抜けて記録再生装置の受光素子に達するように前記発光素子の位置と前記受光素子の位置とを結ぶ直線上に当る各壁部にセンサー光路用孔を設けたテープカセットにおいて、前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の前記センサー光路用孔及びその次の前記センサー光路用孔の少なくともいずれか一方の周囲に、遮光効果を有する遮光部を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明は、前記請求項1に記載のテープカセットにおいて、前記遮光部は、前記発光素子の位置と前記受光素子の位置とを直線で結ぶ光路中心から左右それぞれ略1mm以上の幅で、且つ、前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方の高さ全体に亘って設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項3の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおいて、前記遮光部は、前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方に貼着した遮光部材にて構成したことを特徴とする。
【0019】
請求項の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおいて、前記遮光部は、前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方にセンサー光路用孔を有する遮光ホルダーを装着することによって構成したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
第1実施形態〜第7実施形態は、テークアップ側(テープ巻取側)のテープエンド検出に係わる構成について、第8実施形態〜第12実施形態は、サプライ側(テープ供給側)のテープエンド検出に係わる構成について、第13実施形態は、テークアップ側とサプライ側の双方のテープエンド検出に係わる構成、つまり、テークアップ側とサプライ側の双方に対処した構成についてそれぞれ記載されている。以下、順に説明する。
【0024】
図1及び図2は本発明の第1実施形態を示し、図1(A)は下ケース部2の平面図、図1(B)は図1(A)のE部分の斜視図、図2はテープカセットの概略縦断面図である。図1及び図2において、この第1実施形態と前記従来例とを比較して同一構成箇所については重複説明を回避するためその説明を省略し、異なる構成箇所のみを説明する。尚、図1及び図2において、従来例と同一構成箇所には理解容易のために同一符号を付してある。以降の図面でも同様である。
【0025】
即ち、この第1実施形態では、従来例のように受光素子13aに近い部分が光反射率の低い色に着色されておらず、図1(B)に示すように、発光素子12からの光が右側(テークアップ側)のテープ収容室4から抜ける直後の前記センサー光路用孔14cの周囲に遮光部15である遮光部材20が貼着されている。遮光部材20は遮光効果のある材料や色から構成され、センサー光路用孔14cに対応する箇所にセンサー光路用孔21が設けられている。
【0026】
遮光部材20は、発光素子12の位置と受光素子13aの位置とを直線L1で結ぶ光路中心から左右各々の幅Dが略1mm以上で、且つ、前記壁部10cの高さ全体に亘って設けられている。左右各々の幅Dを略1mm以上とする理由については、下記に詳述する。
【0027】
尚、図1(B)は下ケース部2しか表示されていないが、上ケース3にも対向位置に壁部(図示せず)を有し、ここでいう壁部10cの高さ全体とは下ケース部2と上ケース部3との両方を合わせた高さをいう。以降の図面においても下ケース部2しか表示されていないが、上ケース3にも対向位置に壁部(図示せず)を有し、加工する場合には下ケースと同様の加工がなされる。又、後述する第2実施形態以降の遮光部15も、発光素子12の位置と受光素子13aの位置とを直線L1で結ぶ光路中心から左右それぞれ略1mm以上の幅で、且つ、前記壁部10cの高さ全体に亘って設けられている。
【0028】
上記構成において、発光素子12からの光の内で受光素子13aに直進する光22は、各センサー光路用孔14a,14bを通ってテープ走行路に達し、テープ走行路上のテープTが磁気記録層テープ部であれば光を透過しないため受光素子13aに光が到達せず、又、テープ走行路上のテープTが光透過性の高いリーダテープ部であれば光を透過し、この光が各センサー光路用孔14c〜14eを通って受光素子13aに到達する。
【0029】
また、発光素子12の内で受光素子13aに向かって直進しない不要光23や、テープカセットのテープ収容室4の上面窓等からカセットケース1内に入射した不要光23は、リール5の上下フランジ5a,5bやカセットケース1の内面等で反射され、テープ走行路を通ることなく受光素子13aに向かうものがある。受光素子13aに達する可能性のある不要光23の大部分は、遮光部材20に当たりここで遮光されるため、受光素子13aまで達する割合が非常に低くなる。
【0030】
従って、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止できる。そして、テープカセットの製造に際して、壁部10cに単に遮光部材20を貼着すれば良いため、従来例のような生産効率の極端な低下にならない。又、1カ所の壁部10cのみで、且つ、カセットケース1の外面ではない壁部10cに遮光部材20を貼着すれば良いため、カセットケース自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケース1の色として本来意図している色を極力保持できる。
【0031】
図3は、本発明の第2実施形態に係る下ケース部2の要部斜視図(図1(B)に対応)である。図3において、この第2実施形態では、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後ではなくその次の前記センサー光路用孔14dの周囲に遮光部15である遮光部材20が貼着されている。他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0032】
この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様な作用・効果が期待できる。
【0033】
また、第1実施形態と第2実施形態の変形例として、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後のセンサー光路用孔14c、及び、その次のセンサー光路用孔14dの周囲に共に遮光部材20を貼着しても良い。この変形例によれば、不要光の遮光効果をさらに高めることができるため、テープTのテープエンド検出の誤動作をより確実に防止できる。但し、遮光部材20を貼着する箇所が2カ所になるため、生産効率の点で若干不利になるが、従来例と比べると十分に効果がある。
【0034】
図4は、本発明の第3実施形態に係る下ケース部2の要部斜視図(図1(B)に対応)である。図4において、この第3実施形態では、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後のセンサー光路用孔14cの周囲に遮光部15が設けられているが、この遮光部15はカセットケース1の成形にあって壁部10c自体を遮光材料にて2色成形することによって構成されている。図4では遮光材料の箇所がハッチングで示されている。
【0035】
この第3実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止でき、且つ、カセットケース1自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケース1の色として本来意図している色を極力保持できる。又、テープカセットの製造に際して、壁部10cを2色成形すれば良いため、従来例のような生産効率の極端な低下にならない。
【0036】
図5は、本発明の第4実施形態に係る下ケース部2の要部斜視図(図1(B)に対応)である。図5において、この第4実施形態では、前記第3実施形態と比較して、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後ではなくその次の壁部10dを2色成形した点が異なる。他の構成は、前記第3実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0037】
この第4実施形態においても、前記第3実施形態と同様な作用・効果が期待できる。
【0038】
また、第3実施形態と第4実施形態の変形例として、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後の壁部10c、及び、その次の壁部10dを共に遮光材料にて2色成形しても良い。この変形例によれば、不要光の遮光効果をさらに高めることができるため、テープエンド検出の誤動作をより確実に防止できる。又、2色成形する箇所が2カ所になるが、生産効率の点では第3及び第4実施形態と同じであり不利にならない。
【0039】
図6及び図7は、本発明の第5実施形態を示し、図6は下ケース部2の要部斜視図(図1(B)に対応)、図7は遮光ホルダーの斜視図である。図6において、この第5実施形態では、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後の壁部10cに遮光部15が設けられ、この遮光部15は図7に示す遮光ホルダー23が壁部10cに装着されることによって構成されている。
【0040】
つまり、前記した各実施形態の壁部10cのようなセンサー光路用孔が設けられておらず図6の縦ハッチングで示すエリアが切り欠かれている。そして、低く構成された壁部10cに図7に示す遮光ホルダー23がその係止片23bを係止することによって装着されている。遮光ホルダー23は、図7に示すように、遮光効果のある材料や色から形成され、センサー光路用孔14cに対応する箇所にセンサー光路用孔23aが設けられていると共に、上下の壁部10c(上ケース部側は図示せず)に係止される一対の係止片23b,23bが一体突出形成されている。
【0041】
この第5実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止でき、且つ、カセットケース自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケース1の色として本来意図している色を極力保持できる。又、テープカセットの製造に際して、壁部10cに遮光ホルダー23を装着すれば良いため、従来例のような生産効率の極端な低下にならない。
【0042】
図8は、本発明の第6実施形態を示し、図8は下ケース部2の要部斜視図(図1(B)に対応)である。図8において、この第6実施形態では、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後の次に壁部10dに遮光部15が設けられ、この遮光部15は図7に示す遮光ホルダー23が壁部10dに装着されることによって構成されている。具体的な構成は、前記第5実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0043】
この第6実施形態においても、前記第5実施形態と同様な作用・効果が期待できる。
【0044】
また、第5実施形態と第6実施形態の変形例として、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後の壁部10c、及び、その次の壁部10dに共に遮光ホルダー23を装着しても良い。この変形例によれば、不要光の遮光効果をさらに高めることができるため、テープエンド検出の誤動作をより確実に防止できる。但し、遮光ホルダー23を装着する箇所が2カ所になるため、生産効率の点で若干不利になるが、従来例と比べると十分に効果がある。
【0045】
図9は、本発明の第7実施形態を示し、図9(A)は蓋ロック部材25の側面図、図9(B)は蓋ロック部材25の正面図である。図9(A),(B)において、蓋ロック部材25は、図1(A)の図面に示すように蓋ロック収容室6(図1に示す)内に配置される。蓋ロック部材25は、遮光効果のある材料や色から構成され、プレート部25aと、この上端に固定された回転支持部25bと、プレート部25aの下端部に突出して設けられた被押圧部25cと、蓋(図示せず)を係止する係止爪部25dと、プレート部25aの略中央で被押圧部25c及び係止爪部25dの反対側に突出して設けられた筒状突起部25eとから成る。
【0046】
筒状突起部25eの内部にはセンサー光路用孔26が設けられており、このセンサー光路用孔26は蓋ロック収容室6内で干渉しない限り長く設定することが好ましい。筒状突起部25eは蓋ロック位置(図9(A),(B)の位置)では下方に傾斜した状態に位置する。そして、カセット挿入過程で被押圧部25cが押圧されると、回転支持部25bを支点として図9(B)の矢印方向に回転してロック解除位置に位置する。ロック解除位置では、筒状突起部25eは水平方向に位置し、筒状突起部25eのセンサー光路用孔26が発光素子12の位置と受光素子13aの位置とを結ぶ直線L1上に配置される。
【0047】
この第7実施形態によれば、発光素子12からの光の内で受光素子13aに直進する光は、テープ収容室4(図1(A)に示す)を経て蓋ロック収容室6(図1(A)に示す)に入り、且つ、筒状突起部25eのセンサー光路用孔26に入射する。この入射した光はセンサー光路用孔26の内面に当ることなく射出してセンサー光路用孔14eを経て受光素子13aに到達する。しかし、上述した不要光は、一般には受光素子13aに向かって直進せず筒状突起部25eのセンサー光路用孔26に入射しても長さMのあるセンサー光路用孔26の内面に当たりその吸収効果によって遮光される。従って、この第7実施形態では、蓋ロック部材25を加工するだけなので、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止でき、且つ、生産効率の低下にならず大量生産に対応可能であり、しかも、カセットケース自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケース1の色として本来意図している色を保持できる。
【0048】
この第7実施形態は、上記したようにそれ単独でも効果があるが、前記第1〜第6実施形態と組み合わせ可能であり、組み合わせることによりさらに誤動作防止の効果が向上する。
【0049】
尚、第7実施形態では、蓋ロック部材25自体を遮光効果のある材料や色から構成したが、筒状突起部25eのみを遮光効果のある材料や色から構成しても良い。但し、第7実施形態のように蓋ロック部材25自体を遮光効果のある材料や色から構成した方が不要光の内で蓋ロック部材25のプレート部25a等に当るものもその吸収効果によって遮光できるため、不要光の遮光効果が向上し、好ましい。
【0050】
図10(A)は、第1実施形態〜第6実施形態にあって、カセットケース1の色が無色(透明)のものを使用し、遮光部の左右の各幅(遮光範囲幅)Dを可変した際のセンサー出力特性線図、図10(B)は遮光部の左右の各幅(遮光範囲幅)Dを示す図である。尚、図10(B)の仮想線は、第1実施形態〜第6実施形態の遮光部15の領域を示している。ここで、上記説明の繰り返しになるが、遮光部15の左右の各幅Dとは、発光素子12の位置と受光素子13aの位置とを直線L1で結ぶ光路中心から左右それぞれの幅をいい、この幅Dを1mm以上に設定すれば所望の遮光効果が得られることを以下に説明する。
【0051】
テープエンド検出では、スレッショホールド値が3V近辺であり、磁気記録層テープ部の検出状態であるにもかかわらずセンサー出力電圧が3V以上であれば誤動作し、それ以下であれば正常で誤動作しないものとする。
【0052】
図10(A)に示すように、遮光範囲幅がゼロ、即ち、センサー光路用孔14c(又は14d)の周囲に全く遮光部15を設けなかった場合にはセンサー出力電圧が5Vであり誤動作する。センサー光路用孔14c(又は14d)の周囲に遮光部15を設け、この幅Dを徐々に大きくすると、センサー出力電圧が徐々に減少していく。そして、遮光部15の左右の各幅Dが1mm程度になると、センサー出力電圧が3V以下になり、遮光部15の左右各々の幅Dが2mm以上になると、センサー出力電圧が1V以下にまで落ち込む。これは、不要光が遮光部15で遮光されることによって受光素子13aに達する不要光量が減少するためであるが、受光素子13aに達する不要光の量が遮光部15の左右の各幅Dに大きく依存していることを示している。
【0053】
ここで、受光素子13aに達する不要光としては、リール5のフランジ5a等で反射する上下反射光と、カセットケース1の壁部で反射する左右反射光とがあるが、上下反射光が受光素子13aに達する確率が非常に高く、この上下反射光が遮光部15で遮光されるからである。つまり、センサー光路用孔14c(又は14d)の周囲の全部を遮光しなくても有効に遮光できる。
【0054】
以上より、図10(A)に示すように、センサー光路用孔14c(又は14d)の横面側を遮光しなくても、遮光部15の左右の各幅Dを1mm以上に設定すれば3V以下のセンサー出力が保持でき誤動作のおそれがないことが分かる。
【0055】
図11は前記第1、第2実施形態と各比較例とにおける誤動作評価結果の一覧を示す図である。比較例1は、発光素子12からの光がテープ収容室4に入射する手前の壁部10aのセンサー光路用孔14aの周囲に遮光部を設けた場合である。比較例2は、発光素子12からの光がテープ収容室4に入射する手前の壁部10bのセンサー光路用孔14bの周囲に遮光部を設けた場合である。比較例3は、発光素子12からの光がテープ収容室4を抜けた後であるが、最後の壁部10eのセンサー光路用孔14eの周囲に遮光部を設けた場合である。
【0056】
サンプルAは、カセットケースの色が無色(透明)であり、サンプルBは、カセットケースの色がスモーク(半透明)であり、サンプルCは、カセットケースの色が赤色(非透明)であり、サンプルDは、カセットケースの色が黒色(非透明)である。測定機器は、一般に市販されているVTRを用いている。
【0057】
評価結果の印は、○が市販VTRでの動作に問題がない、△がセンサーの検出電圧が大きく、市販VTRで誤動作が発生する時もある、×が市販VTRで常に誤動作が発生する、を示す。図11に示すように、本発明の実施形態の場合には、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止できることが分かる。
【0058】
図12及び図13は本発明の第8実施形態を示し、図12はテープカセットの概略縦断面図、図13は下ケース部の要部(図1(A)のF部分に相当)の斜視図である。図12及び図13において、この第8実施形態と前記従来例とを比較して同一構成箇所については重複説明を回避するためその説明を省略し、異なる構成箇所のみを説明する。
【0059】
即ち、この第8実施形態では、従来例のように受光素子13に近い部分が光反射率の低い色に着色されておらず、図13に示すように、発光素子12からの光が左側(サプライ側)のテープ収容室4から抜ける直後の壁部16cのセンサー光路用孔17cの周囲に遮光部15が設けられている。この遮光部15は、前記第1実施形態のように遮光効果のある材料や色から形成された遮光部材を壁部16cに貼着すること、又は、前記第3実施形態のようにカセットケース1の成形にあって壁部16c自体を遮光材料にて2色成形すること、又は、前記第5実施形態のように遮光ホルダーを壁部16cに装着することによって構成される。
【0060】
尚、サプライ側のテープエンド検出においても、遮光部15は、発光素子12の位置と受光素子13bの位置とを直線L2で結ぶ光路中心から左右各々の幅が略1mm以上で、且つ、前記壁部16cの高さ全体に亘って設けられている。以降の第9,第10,第12実施形態においても同様である。左右各々の幅を略1mm以上とする理由については、上記した理由による。
【0061】
上記構成において、発光素子12からの光の内で受光素子13bに直進する光22は、各センサー光路用孔17a,17bを通ってテープ走行路に達し、テープ走行路上のテープTが磁気記録層テープ部であれば光を透過しないため受光素子13bに光が到達せず、又、テープ走行路上のテープTが光透過性の高いリーダテープ部であれば光を透過し、この光が各センサー光路用孔17c,18a,17dを通って受光素子13bに到達する。
【0062】
また、発光素子12の内で受光素子13bに向かって直進しない不要光23や、テープカセットのテープ収容室4の上面窓等からカセットケース1内に入射した不要光23は、リール5の上下フランジ5a,5bやカセットケース1の内面等で反射され、テープ走行路を通ることなく受光素子13bに向かうものがある。受光素子13bに達する可能性のある不要光23の大部分は、遮光部15に当たりここで遮光されるため、受光素子13bまで達する割合が非常に低くなる。
【0063】
従って、カセットケースの材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止できる。そして、テープカセットの製造に際して、壁部16cに単に遮光部材を貼着したり、又は、テープカセットの製造に際して壁部16cを2色成形したり、又は、壁部16cに遮光ホルダーを装着したりすれば良いため、従来例のような生産効率の極端な低下にならない。又、1カ所の壁部16cのみで、且つ、カセットケース1の外面ではない壁部16cに遮光部材を貼着したり、又は、テープカセットの製造に際して壁部16cを2色成形したり、又は、壁部16cに遮光ホルダーを装着したりすれば良いため、カセットケース自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケースの色として本来意図している色を極力保持できる。
【0064】
図14は本発明の第9実施形態に係るケース部2の要部斜視図である。図14において、この第9実施形態では、発光素子12からの光が左側(サプライ側)のテープ収容室4から抜ける直後ではなくその次の壁部16dのセンサー光路用孔17dの周囲に遮光部15が設けられている。この遮光部15の構成は、前記第8実施形態のものと同様である。
【0065】
この第9実施形態においても、前記第8実施形態と同様な作用・効果が期待できる。
【0066】
また、第8実施形態と第9実施形態の変形例として、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後のセンサー光路用孔17c、及び、その次のセンサー光路用孔17dの周囲に共に遮光部15を設けても良い。この変形例によれば、不要光の遮光効果をさらに高めることができるため、テープエンド検出の誤動作をより確実に防止できる。但し、遮光部15の設置箇所が2カ所になるため、生産効率の点で若干不利になるが、従来例と比べると十分に効果がある。
【0067】
図15及び図16は本発明の第10実施形態を示し、図15は下ケース部2の要部斜視図、図16はテープパッドの斜視図である。図15及び図16において、この第10実施形態では、発光素子12からの光がテープ収容室4から抜ける直後の壁部16cのセンサー光路用孔17cと、その次の壁部16dのセンサー光路用孔17dとの間に配置されるテープパッド18自体が遮光部15として構成されている。つまり、従来ではテープパッド18が透明な部材にて構成されていたが、本実施形態ではこれを遮光効果のある材料や色から形成することによって遮光部15として構成するものである。尚、図15にあって、30はテープガイドであり、テープパッド18はテープガイド30と壁部16c間の間に配置されてテープの弛みを防止するものである。
【0068】
この第10実施形態においても、前記第8,第9実施形態と略同様な作用、効果が期待できる。又、この第10実施形態では当然に必要なテープパッド18の取付け工程を行えば良いため、従来例よりも生産効率の向上となる。
【0069】
図17は本発明の第11実施形態に係るケース部2の要部斜視図である。図17において、この第11実施形態では、発光素子12からの光が左側(サプライ側)のテープ収容室4から抜ける直後の壁部16cのセンサー光路用孔17cと、その次の壁部16dのセンサー光路用孔17dとの間で、且つ、テープ走行の支障にならない位置に遮光部15である筒状遮光部材31が設けられている。筒状遮光部材31は、遮光効果のある材料や色から構成され、内部に長さNのセンサー光路用孔31aを有する。
【0070】
筒状遮光部材31のセンサー光路用孔31aは、テープ走行の支障にならない限り長く設定するのが好ましく、センサー光路用孔31aの中心は発光素子12の位置と受光素子13bの位置とを結ぶ直線L2上に配置される。又、センサー光路用孔31aの径は少なくとも各センサー光路用孔17a〜17dと同径に設定されている。
【0071】
この第11実施形態では、前記第7実施形態と同様な遮光効果が期待できる。つまり、不要光は、一般には受光素子13bに向かって直進せず筒状遮光部材31のセンサー光路用孔31aに入射しても長さNのある内面に当たりその吸収効果によって遮光される。従って、この第11実施形態では、筒状遮光部材31を付加するだけで、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止でき、且つ、生産効率の低下にならず大量生産に対応可能であり、しかも、カセットケース1自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケース1の色として本来意図している色を保持できる。
【0072】
図18は本発明の第12実施形態に係るケース部2の要部斜視図である。図18において、この第12実施形態では、前記第11実施形態と同様に、発光素子12からの光が左側(サプライ側)のテープ収容室4から抜ける直後の壁部16cのセンサー光路用孔17cと、その次の壁部16dのセンサー光路用孔17dとの間で、且つ、テープ走行の支障にならない位置に遮光部15である遮光壁部32が新たに設けられている。遮光壁部32は、遮光効果のある材料や色から構成されている。この遮光壁部32にはセンサー光路用孔32aが形成され、このセンサー光路用孔32aの中心は発光素子12の位置と受光素子13bの位置とを結ぶ直線L2上に配置される。又、センサー光路用孔32aの大きさは少なくとも各センサー光路用孔17a〜17dと同程度に設定されている。この遮光壁部32はカセットケースの製造後に別途装着したり、又は、カセットケースを製造する際に2色成形により構成される。
【0073】
この第12実施形態では、前記第8,第9実施形態と同様な遮光効果が期待できる。
【0074】
又、第11又は第12実施形態は、上記したようにそれ単独でも効果があるが、前記第8〜第10実施形態と組み合わせ可能であり、組み合わせることによりさらに誤動作防止の効果が向上する。
【0075】
図19は前記第8〜第11実施形態と各比較例とにおける誤動作評価結果の一覧を示す図である。比較例4は、発光素子12からの光がテープ収容室4に入射する手前の壁部16aのセンサー光路用孔17aの周囲に遮光部を設けた場合である。比較例5は、発光素子12からの光がテープ収容室4に入射する手前の壁部16bのセンサー光路用孔17bの周囲に遮光部を設けた場合である。比較例6は、何も遮光対策を施さなかった場合である。
【0076】
サンプルAは、カセットケースの色が無色(透明)であり、サンプルBは、カセットケースの色がスモーク(半透明)であり、サンプルCは、カセットケースの色が赤色(非透明)であり、サンプルDは、カセットケースの色が黒色(非透明)である。測定機器は、一般に市販されているVTRを用いている。
【0077】
評価結果の印は、○が市販VTRでの動作に問題がない、×が市販VTRで常に誤動作が発生する、を示す。図19に示すように、本発明の実施形態の場合には、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止できることが分かる。
【0078】
図20は本発明の第13実施形態に係るテープカセットの概略縦断面図である。図20において、この第13実施形態では一対のリール5,5の上フランジ5a及び下フランジ5bの双方が反射光を減衰する材料や色(例えば黒色)にて構成されている。尚、図20には、反射光を減衰する材料等で構成される上フランジ5a及び下フランジ5bは、クロスハッチングで示されている。
【0079】
この第13実施形態によれば、発光素子12の内で受光素子13bに向かって直進しない不要光23や、テープカセットのテープ収容室4の上面窓等からカセットケース1内に入射した不要光23は、リール5の上下フランジ5a,5bの内面に当たり、その反射光が減衰されること、つまり、その吸収効果によって遮光される。従って、この第13実施形態では、遮光処理が施こされたリール5を装着するだけで、カセットケース1の材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止でき、且つ、生産効率の低下にならず大量生産に対応可能であり、しかも、カセットケース1自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケース1の色として本来意図している色を保持できる。
【0080】
尚、第13実施形態では、一対のリール5,5の双方に対して遮光処理を施したが右側(テークアップ側)又は左側(サプライ側)のいずれかにのみ遮光処理を施しても良い。又、各リール5の上フランジ5a及び下フランジ5bの双方に遮光処理を施したが上フランジ5a又は下フランジ5bのいずれかにのみ遮光処理を施しても良い。
【0081】
尚、第13実施形態は、上記したようにそれ単独でも効果があるが、前記第1〜第7実施形態や前記第8〜第12実施形態と組み合わせ可能であり、組み合わせることによりさらに誤動作防止の効果が向上する。
【0082】
尚、前記第1〜第7実施形態のテークアップ側のテープエンド検出に係わる構成については、前記第11及び第12実施形態に開示した遮光手段を示さなかったが、テークアップ側についても第11及び第12実施形態に開示した遮光手段を適用することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、発光素子からの光がテープ収容室から抜ける直後のセンサー光路用孔及びその次のセンサー光路用孔の少なくともいずれか一方の周囲には遮光効果を有する遮光部を設けたので、多くても2カ所のセンサー光路用孔の周囲に遮光部を設ければ良いため、カセットケースの材質(色、透明度、反射率)にかかわらずテープエンド検出の誤動作を防止でき、且つ、生産効率の極端な低下にならず大量生産に対応可能であり、しかも、カセットケース自体を透明度の高い材質で構成する場合にあって、カセットケースの色として本来意図している色を極力保持できる。
【0084】
請求項2の発明によれば、請求項1に記載のテープカセットにおいて、遮光部は、発光素子の位置と受光素子の位置とを直線で結ぶ光路中心から左右それぞれ略1mm以上の幅で、且つ、発光素子からの光がテープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方の高さ全体に亘って設けたので、請求項1の発明の効果に加え、テープエンド検出の誤動作を確実に防止できる。
【0085】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおいて、遮光部は、発光素子からの光がテープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方に貼着した遮光部材にて構成したので、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、多くても2カ所の壁部に遮光部材を貼着すれば良いため、生産効率の点でより改善が期待できる。
【0087】
請求項の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおいて、遮光部は、発光素子からの光がテープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方にセンサー光路用孔を有する遮光ホルダーを装着することによって構成したので、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、多くても2カ所の壁部に遮光ホルダーを装着すれば良いため、生産効率の点でより改善が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、(A)は下ケース部の平面図、(B)は図1(A)のE部分の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、テープカセットの概略縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る下ケース部の要部斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る下ケース部の要部斜視図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る下ケース部の要部斜視図である。
【図6】本発明の第5実施形態を示し、下ケース部の要部斜視図である。
【図7】本発明の第5実施形態を示し、遮光ホルダーの斜視図である。
【図8】本発明の第6実施形態を示し、下ケース部の要部斜視図である。
【図9】本発明の第7実施形態を示し、(A)は蓋ロック部材の側面図、(B)は蓋ロック部材の正面図である。
【図10】(A)はカセットケースの色が無色(透明)のものを使用し、第1実施形態〜第6実施形態にあって、遮光部の左右の各幅(遮光範囲幅)を可変した際のセンサー出力特性線図、(B)は遮光部の左右の各幅(遮光範囲幅)を示す図である。
【図11】第1,第2実施形態と各比較例とにおける誤動作評価結果の一覧を示す図である。
【図12】本発明の第8実施形態を示し、テープカセットの概略断面図である。
【図13】本発明の第8実施形態を示し、下ケース部の要部(図1(A)のF部分に相当)の斜視図である。
【図14】本発明の第9実施形態を示し、下ケース部の要部斜視図である。
【図15】本発明の第10実施形態を示し、下ケース部の要部斜視図である。
【図16】本発明の第10実施形態に係るテープパッドの斜視図である。
【図17】本発明の第11実施形態を示し、下ケース部の要部斜視図である。
【図18】本発明の第12実施形態を示し、下ケース部の要部斜視図である。
【図19】第8〜第11実施形態と各比較例とにおける誤動作評価結果の一覧を示す図である。
【図20】本発明の第13実施形態を示し、テープカセットの概略断面図である。
【図21】従来例を示し、テープカセットの一部切欠斜視図である。
【図22】従来例を示し、下ケース部の平面図である。
【図23】従来例を示し、図22のS部分の斜視図である。
【図24】従来例を示し、図22のE部分の斜視図である。
【図25】従来例を示し、図22のF部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 カセットケース
4 テープ収容室
5 リール
10a〜10e,16a〜16d 壁部
12 発光素子
13a,13b 受光素子
14a〜14e,17a〜17d センサー光路用孔
15 遮光部
20 遮光部材
23 遮光ホルダー
23a センサー光路用孔
25 蓋ロック部材
26 センサー光路用孔
L1,L2 発光素子と受光素子とを結ぶ直線
T テープ

Claims (4)

  1. カセットケース自体を透明度の高い材質で構成し、かつ前記カセットケースの色として本来意図している色を保持したテープカセットであって、
    前記カセットケース内の一対のテープ収容室に一対のリールを回転自在に設け、この一対のリールにテープを巻回して収容し、このテープが磁気記録層テープ部とこの両端側に付加された光透過性の高いリーダテープ部とから成り、記録再生装置に装着された状態では、記録再生装置の発光素子からの光が前記テープ収容室に導かれ、且つ、前記テープ収容室のテープ走行路を通過した光が前記テープ収容室を抜けて記録再生装置の受光素子に達するように前記発光素子の位置と前記受光素子の位置とを結ぶ直線上に当る各壁部にセンサー光路用孔を設けたテープカセットにおいて、
    前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の前記センサー光路用孔及びその次の前記センサー光路用孔の少なくともいずれか一方の周囲に、遮光効果を有する遮光部を設けたことを特徴とするテープカセット。
  2. 求項1に記載のテープカセットにおいて、
    前記遮光部は、前記発光素子の位置と前記受光素子の位置とを直線で結ぶ光路中心から左右それぞれ略1mm以上の幅で、且つ、前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方の高さ全体に亘って設けたことを特徴とするテープカセット。
  3. 求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおいて、
    前記遮光部は、前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方に貼着した遮光部材にて構成したことを特徴とするテープカセット。
  4. 求項1又は請求項2に記載のテープカセットにおいて、
    前記遮光部は、前記発光素子からの光が前記テープ収容室から抜ける直後の壁部及びその次の壁部の少なくともいずれか一方にセンサー光路用孔を有する遮光ホルダーを装着することによって構成したことを特徴とするテープカセット。
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