JP3556074B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機・プリンタ・ファクシミリやそれらの複合機など、感光体などの像担持体上にトナーを静電的に付着してトナー画像を形成する電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置の中に、最近の資源の有効利用・環境保全の要請に応えて、像担持体上に残った未転写トナーをクリーニング装置で回収し、リサイクルトナーとして再び現像装置内へ戻して再使用するトナーリサイクル型のものがある。
【0003】
たとえば図3に示すように、クリーニング装置1と、現像装置2の上部に設けるトナーホッパ2aとを、内部にスクリュコンベア3を配設したリサイクル管4で接続するトナーリサイクル装置5を備えたものがある。
【0004】
そして、画像記録時に、感光体6上の未転写トナーを、クリーニング装置1のクリーニングブレード1aで掻き落してケース1b内に回収し、不図示の搬送コイルでケース1b内の図中手前側に搬送し、さらにスクリュコンベア3でリサイクル管4を通して搬送してトナーホッパ2a内に戻していた。
【0005】
また、他のものの中には、一端をクリーニング装置1に接続したリサイクル管4の他端を、図4に示すように、現像装置2の底部側に設けるトナー供給口7上に向けて伸ばし、そのリサイクル管4を通して搬送する回収トナーを、トナー供給口7から落し込んで搬送コイル8で直接現像室2bに戻すものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、そのような従来の画像形成装置では、回収トナーの搬送途中に、スクリュコンベア3や搬送コイル8などで回収トナーに余計なストレスが加わり、それが原因で回収トナーが凝集し、大粒な異物の固まりとなって現像装置2内に送り込まれてくる。そのような異物の固まりは、帯電量が少ないために現像装置2内から勝手に飛散して感光体表面の地肌部に付着し、その結果、記録済用紙の地肌部に黒ポチ等となって現われて画像品質が低下するいう課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1に記載の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すとおり、感光体10のような像担持体を回転し、その像担持体が現像位置を通るときその表面にトナーを付着して像担持体上に形成した静電潜像をトナーで静電的に現像し、一方、未転写トナーをリサイクルトナーとして再使用する電子写真方式を用いた画像形成装置において、前記現像位置の下流位置で前記像担持体の表面に近接して乱流発生部30a〜30cを設け、該像担持体の回転時、その周りに前記乱流発生部30a〜30cで乱流を発生して前記像担持体の表面に付着した異物tを除去する、乱流発生装置30を現像装置12と別体で備えてなる、ことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、たとえば以下の図示実施の形態に示すとおり、前記乱流発生部30a〜30cで前記像担持体から除去した異物tを受ける、異物受け31を設けてなる、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、たとえば以下の実施の形態に示すとおり、前記乱流発生部30a〜30cを、導電材料で形成してアースしてなる、ことを特徴とする。
【0010】
そして、画像記録時、像担持体から除去した異物tが乱流発生部30a〜30cに静電的に付着しないようにする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、たとえば以下の図示実施の形態に示すとおり、前記乱流発生部30a〜30cを、前記像担持体の回転方向に複数設けてなる、ことを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、たとえば以下の図示実施の形態に示すとおり、前記乱流発生30a〜30cと前記像担持体との間のギャップgを0.5mm以下としてなる、ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。
図2は、この発明の一実施の形態である画像形成装置で、その作像部の概略構成を示す。
【0014】
図中符号10は、直径100mmのドラム状感光体(像担持体)である。感光体10の周りには、その上側に設ける帯電装置11から感光体10の回転方向(図中時計方向)に順に、現像装置12、転写装置13、クリーニング装置14を設ける。また、クリーニング装置14の図中左側に定着装置15を設け、帯電装置11の上側にレーザ書込み装置16を設ける。
【0015】
そして、画像記録時は、感光体10を図2中矢示方向に回転する一方、不図示の給紙カセットから用紙を繰り出し、その用紙Pをタイミングをとって感光体10の下側に搬送する。
【0016】
感光体10は、その回転にともない、まず表面を帯電装置11で一様に帯電し、その表面に、レーザ書込み装置16でレーザ光Lを照射して書込みを行い、感光体10上に静電潜像を形成する。それから、現像装置12位置を通過するとき、現像スリーブ18に現像バイアスを印加してトナーを静電的に付着し、感光体10上の潜像を可視像化する。そして、その可視像を、感光体10の下側に搬送されてきた用紙Pに転写装置13で転写する。そうして、転写後の用紙Pを定着装置15へ搬送し、たとえば熱と圧力を加えてその用紙P上のトナー画像を定着してから、不図示の排紙スタック部へと排出する。
【0017】
他方、画像転写後の感光体10は、その表面を、その上に残った未転写トナーをクリーニング装置14のクリーニングブレード19で掻き落してクリーニングし、再使用に備える。
【0018】
また、この画像形成装置には、上述した作像部とともに、その作像部の図2中手前側に、符号20で示すトナーリサイクル装置を備える。
【0019】
トナーリサイクル装置20は、クリーニング装置14のトナー回収ケース21の底部に、図2中手前側で下向きに搬送パイプ22を接続し、その搬送パイプ22の下端にエアポンプ24を接続する。さらに、そのエアポンプ24にリサイクル管25の下端を接続し、その上端を現像装置12の上部に設けるトナーホッパ26に接続してなる。
【0020】
また、トナー回収ケース21内の底部に回収コイル27を回転自在に設け、搬送パイプ22内に搬送コイル23を回転自在に設けてなる。
【0021】
そして、この画像形成装置では、上述したクリーニング時、感光体10上から掻き落した未転写トナーを、トナー回収ケース21内で回収コイル27により図2中手前側に搬送し、さらに搬送コイル23で搬送パイプ22を通してエアポンプ24内に落し込む。そして、エアポンプ24でリサイクル管25を通して押し上げてトナーホッパ26へ搬送し、そのトナーホッパ26内にリサイクルトナーとして送り込む。
【0022】
このリサイクルトナーは、トナーホッパ26内で回転撹拌部材28で撹拌して新規トナーと混合し、必要に応じて補給ローラ29を回転して現像室12a内に供給し、現像のために再使用する。
【0023】
ところで、この画像形成装置では、そのような回収トナーの搬送途中に、回収コイル27や搬送コイル23等によりストレスが回収トナーに加わり、その回収トナーが凝集して大粒な異物の固まりとなって現像室12aに戻ることがある。そして、その異物の固まりが現像室12aから飛散して感光体10上の地肌部に付着してしまうことがある。
【0024】
そこで、この発明の画像形成装置は、その異物を感光体10から除去すべく、図2に示すように、現像位置の下流位置に、感光体10の軸方向に長手の乱流発生装置30を設ける。
【0025】
乱流発生装置30には、たとえば細長い導電性金属板からなる異物受け31を設ける。そして、その異物受け31上に、図1でも示すように、厚さ0.2mmの細長い2枚の導電性金属板を立てて溶接等で固定する。そうして、それら2枚の金属板と、異物受け31の図中左側縁の折曲凸部31aとで、高さの異なる3つの乱流発生部30a・30b・30cを形成し、それらを約1mmの間隔に互いに平行に立設してなる。
【0026】
そして、乱流発生装置30は、それら乱流発生部30a・30b・30cを順次感光体10の回転方向に形成し、各々の先端が感光体10の表面に近接する位置で、たとえば不図示の側板に取り付けて支持する。この場合、乱流発生部30a・30b・30cと感光体10との間には、0.5mm以下のギャップgを設ける。図示実施の形態では、そのギャップgをほぼ0.3mmとしてなる。また、図示しないが、乱流発生部30a・30b・30cを、たとえば上記側板などを介してアースしてなる。
【0027】
そして、前述した画像記録時に、感光体10が回転すると、その表面の周りの空気は、図1中矢印Aで示すように層流状態で流れる。そうして、この層流Aは、現像位置の下流位置で乱流発生部30a・30b・30cに当たると、そこに乱流を発生する。
【0028】
そのとき、感光体10上に上述した異物が付着していると、その異物は、感光体10上に静電的に付着していないために、乱流によって感光体10の表面から分離して落下する。そうして、その感光体10から落ちる異物tを異物受け31で受けて回収する。
【0029】
また、乱流発生装置30a・30b・30cはアースしているため、感光体10から落ちる異物tは、その落下途中で、乱流発生部30a・30b・30cに静電的に付着することなく、そのまま異物受け31上に落ちる。一方、感光体10上に形成したトナー画像のトナーは、感光体10上に静電的に付着しているため、乱流によって感光体10から分離することはない。
【0030】
そうして、上述した図示実施の形態では、1万枚の画像記録を行ったところ、トナーのリサイクル途中で発生する異物tの固まりが黒ポチ等として記録済用紙の地肌部に現われることがなく、異物受け31上に回収されていることが確認された。
【0031】
【発明の効果】
したがって、請求項1〜5に記載の発明によれば、像担持体の表面に付着する異物は、像担持体の回転時、乱流発生部で乱流を発生させて除去するから、その異物が記録済用紙の地肌部に黒ポチ等となって現われるなどの、地汚れの発生を防止して画像品質を常に良好に保持することができる。
【0032】
請求項2に記載の発明によれば、加えて、乱流発生部で像担持体から除去した異物は、異物受けで受けて回収できるようにするから、除去した異物で画像形成装置内が汚れることを防止することができる。
【0033】
請求項3に記載の発明によれば、加えて、乱流発生部を導電材料で形成してアースするから、異物が除去途中で乱流発生部に静電的に付着することを防ぐことができ、これにより、像担持体から異物をより効果的に除去することができる。
【0034】
請求項4に記載の発明によれば、加えて、乱流発生部を像担持体の回転方向に複数設けるから、それら乱流発生部で像担持体の周りに、複数個所にわたって乱流を発生させることができ、これにより、像担持体上に付着した異物をより確実に除去することができる。
【0035】
請求項5に記載の発明によれば、加えて、乱流発生部と像担持体との間のギャップを0.5mm以下とし、乱流発生部を、像担持体との間に適切な間隔をあけてその表面に近接させるから、像担持体の回転時、乱流発生部で像担持体の周りに効果的な乱流を発生させることができ、これにより、像担持体上に付着した異物を効率よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である画像形成装置において、乱流発生装置で感光体上から異物を除去する状態を示す縦断面図である。
【図2】その画像形成装置の作像部の概略構成図である。
【図3】従来の画像形成装置に備えるトナーのリサイクル機構を示す縦断面図である。
【図4】従来の他の画像形成装置に備えるトナーのリサイクル機構を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 感光体(像担持体)
30 乱流発生装置
30a〜30c 乱流発生部
31 異物受け
P 用紙
g ギャップ
t 異物

Claims (5)

  1. 像担持体を回転し、その像担持体が現像位置を通るときその表面にトナーを付着して像担持体上に形成した静電潜像をトナーで静電的に現像し、一方、未転写トナーをリサイクルトナーとして再使用する電子写真方式を用いた画像形成装置において、前記現像位置の下流位置で前記像担持体の表面に近接して乱流発生部を設け、該像担持体の回転時、その周りに前記乱流発生部で乱流を発生して前記像担持体の表面に付着した異物を除去する、乱流発生装置を現像装置と別体で備えてなる、画像形成装置。
  2. 前記乱流発生部で前記像担持体から除去した異物を受ける、異物受けを設けてなる、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記乱流発生部を、導電材料で形成してアースしてなる、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記乱流発生部を、前記像担持体の回転方向に複数設けてなる、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記乱流発生部と前記像担持体との間のギャップを0.5mm以下としてなる、請求項1に記載の画像形成装置。
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