JP3557597B2 - Zifコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ZIF(Zero Insertion Force;ゼロ インサーション フォース)コネクタに属し、特に、コネクタの嵌合、離脱操作をトグル機構を応用して行うZIFコネクタに属する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトグル機構を応用したZIFコネクタは、図9乃至図12に示すように、略棒杆状のベース150及び相手側コネクタと嵌脱自在に嵌合するハウジング160と、ベース150の長手方向に沿ってベース150に複数適宜な間隔でそれぞれ配列されたコンタクト130,140と、長手方向に沿ってベース150に移動自在に設けられているアクチュエータ170と、第1のリンク200と、第2のリンク190と、スライダ180とを有している。
【0003】
このZIFコネクタは、図13(a)〜図13(d)に例示したように、プリント基板等の基板220にそのコンタクト130,140を半田付けする等して取り付けられる。
【0004】
また、図14、図15、及び図16(a)〜図16(d)に、ZIFコネクタに接続される相手側コネクタを示した。この相手側コネクタは、インシュレータ210と、このインシュレータ210に長手方向に沿って複数適宜な間隔で配列されたコンタクト220とから構成される。この相手側コネクタは、図16(a)〜図16(d)に示したように、プリント基板等の基板215にそのコンタクト220を半田付けする等して取り付けられる。
【0005】
次に、図17乃至図20も参照しつつZIFコネクタを更に詳しく説明する。第1及び第2のリンク200,190は、それぞれハウジング160とアクチュエータ170とに回動可能に連結されている。即ち、第1のリンク200には、その一端に丸穴204が、またその他端に円柱状突起201,202が形成されている。そして、第1のリンク200の一端は、その丸穴204をハウジング160に形成された円柱状突起161に嵌合することで、ハウジング160に回動自在に連結される。
【0006】
また、第2のリンク190は、その一端にフランジ部195と丸穴194が、またその他端には円柱状突起191,192、並びにフランジ部195と反対側に位置するフランジ部193が形成されている。第2のリンク190の一端は、その丸穴194を第1のリンク200の他端の円柱状突起201に嵌合することで第1のリンク200の他端に回動自在に連結されている。また第2のリンク190の他端は、円柱状突起191,192によってアクチュエータ170に回動自在に連結されている。
【0007】
第1のリンク200とハウジング160との連結点、つまり円柱状突起161の中心点と、第2のリンク190とアクチュエータ170との間の連結点、つまり円柱状突起191の中心点とを結ぶ線は、ベース150の長手方向と実質的に平行である。
【0008】
スライダ180は、ベース150の長手方向に移動自在に設けられており、つまりコネクタの接続と離脱を行うための駆動方向に移動可能である。そして、このスライダ180の移動によって、第1及び第2のリンク200,190間の連結部分が相手側コネクタの嵌合方向に沿って移動し、ベース150(ハウジング160)に対してアクチュエータ170が移動してコネクタ同士が接続される。
【0009】
また、接続状態において、逆方向にスライダ180を移動させることで、コネクタ同士の接続が解かれ、離脱が行われる。
【0010】
また、スライダ180は、ZIFコネクタの厚さ方向の両側に偏心溝であるカム溝181を有している。このカム溝181は、スライダ180が長手方向に移動する際に、第1のリンク200と第2のリンク190との間の連結部分、つまり円柱状突起201,202と係合して、この円柱状突起201,202を第1のリンク200とハウジング160との間の連結点である円柱状突起161の中心点を中心として回動させるように形成されている。
【0011】
より具体的には、スライダ180内には、図9において下側から組合わされたリンク200,190が挿入されて、第1のリンク200の円柱状突起201,202がカム溝181内に嵌入する。そして、カム溝181は、図10及び図11に示すように、第1のリンク200の円柱状突起201,202を、スライダ180のスライド移動、つまり図19において左右方向のスライド移動によって上下に移動させる。
【0012】
また、カム溝181には、長手方向両側に、円柱状突起201,202を上下に移動させないストレート部が構成されている。従って、この間に円柱状突起201,202が位置している時には、円柱状突起201,202の移動がなく、その位置に保持される。これにより、アクチュエータ170の位置を嵌脱位置(図17に示す状態で、相手側コネクタを嵌脱できる位置)、或いは接続位置(図19に示す状態で、相手側コネクタと接続している位置)に係止できるように成っている。
【0013】
更に、第1のリンク200の第2のリンク190側の他端部には、他の部分よりも薄肉な略円板状のフランジ部205が形成されている。また、第2のリンク190の第1のリンク200側の一端部にも他の部分よりも薄肉な略円板状のフランジ部195が形成されている。
【0014】
ここで、図20において、各寸法a〜dは、a<b、c<dの関係になっている。そして、第1のリンク200のフランジ先端面205aと第2のリンク190の円弧面196aとは、ベース150の長手方向で互いに関節のように摺接する。同様に、第1のリンク200の円弧面206aと第2のリンク190のフランジ先端面195aとは、ベース150の長手方向で互いに関節のように摺接する。これにより、アクチュエータ170の駆動時において、これらフランジ先端面195a,205aと、円弧面196a,206aとは、第1のリンク200と第2のリンク190との間の連結部である円柱状突起201,202をスライダ180によって回動させる際に生じるアクチュエータ170の駆動力を受ける。
【0015】
つまり、この場合、アクチュエータ170の駆動力の全ては、第1のリンク200の他端部に設けられたフランジ部205と、第2のリンク190の一端部に設けられたフランジ部195とで受けられる。これにより、第1のリンク200と第2のリンク190とを回動自在に連結する円柱状突起201と丸穴194には、アクチュエータ170の駆動力が加わることがない。
【0016】
この結果、この駆動力が円柱状突起201、及び丸穴194に加わることがなく、このため、円柱状突起201を細くすることができる。尚、第1のリンク200とハウジング160、及び第2のリンク190とアクチュエータ170とも同様な構造により接続する構成としてある。
【0017】
また、アクチュエータ170には、第2のリンク190の円柱状突起191,192との連結部171が形成されている。このアクチュエータ170は、後述するように、これを長手方向に移動する際に、コンタクト130,140と直接または間接的に係合してコンタクト130,140の少なくとも一部を長手方向に沿って弾性変形させる。
【0018】
以上のように構成される実施例のZIFコネクタでは、図18のように相手側コネクタを嵌合・接続させた状態において、ハウジング160に対して、アクチュエータ170を移動させる。これにより、アクチュエータ170がコンタクト130,140の一部を押し、このためコンタクト130、140の一部が弾性変形して相手側コネクタのコンタクト220と圧接して、コンタクト同士が接続される。
【0019】
ここで、円柱状突起201,202の上下方向の移動量と、アクチュエータ170の移動量との関係は、図21に示したように、ある領域を越えた場合には円柱状突起201,202の移動にかかわらずアクチュエータ170の移動量はわずかである。このため、本実施例のZIFコネクタでは、コネクタの操作回数が多い時でも、カム溝181と円柱状突起201,202との摺動によるこの摺動部分の摩耗はあるものの、この摩耗の影響は図21において円柱状突起201,202の上下方向の移動量が多少少なくなるだけであり、アクチュエータ170の移動量にはほとんど影響しない。
【0020】
また、コンタクト130、140は、アクチュエータ170の移動量にしたがってアクチュエータ170を押す力が増す構造である。ここで、アクチュエータ170の移動量に対する円柱状突起201,202を押す力(荷重)の変化は図22のように後半部分で低下する特性である。このため、アクチュエータ170の移動のためのスライダ180の操作力を小さくすることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示したように、ハウジング160に円柱状突起(軸部)161を持ち、第1のリンク200と嵌め合わされて回転し、第1のリンク200の他端が第2のリンク190に嵌め合わされ、第2のリンク190の他端がアクチュエータ170に設けられている連結部171に嵌め合わされるので、ハウジング160の円柱状突起161に多大な力が加わり、高温、熱衝撃時に軸受部が変形などを起こしやすいという問題がある。
【0022】
また、組み立て時においては、ハウジング160、アクチュエータ170、第1のリンク200、第2のリンク190、及びスライダ180を組み合わせてベース150に組み合わせる構造であることから、第1及び第2のリンク200、190のみでそれぞれが組み合わされているために、ベース150にセットするときに不安定であって組み立て性に問題がある。
【0023】
したがって、第1及び第2のリンク200、190によって保持する保持構造は、ハウジング160の円柱状突起161の強度や組み立て性に問題があった。
【0024】
それ故に、本発明の課題は、リンクの回転軸に位置決め保持を可能とした組み立て性に優れた構造であるZIFコネクタを提供することにある。
【0025】
また、本発明の他の課題は、軸受部が受ける力に対して十分な強度、肉厚寸法をもつ構造とすることができ、高温、熱衝撃に対して変形などのでにくい軸受部を得ることができるZIFコネクタを提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
発明によれば、ベースと、該ベースの長手方向に沿って複数配列された導電性のコンタクトと、前記ベースに前記長手方向に沿って移動自在に設けられ、前記コンタクトの少なくとも一部を前記長手方向に沿って弾性変形させるアクチュエータと、該アクチュエータに連結したスライダと、相手側コネクタと嵌脱自在に嵌合するハウジングと、一端側を前記アクチュエータに回動自在に連結された第1のリンクと、一端側が前記第1のリンクの他端側に回動自在に連結され、他端側を前記スライダに連結された第2のリンクとを備えているZIFコネクタにおいて、前記ベースの一端側に形成した収容部と、該収容部内で前記ベースの前記長手方向に沿って移動自在に前記スライダが設けられ、該スライダは縦溝部と、該縦溝部を構成する一対の側壁部にそれぞれ形成したカム溝とを有し、該カム溝は前記スライダが前記長手方向に沿って移動する際に、前記第1のリンクと前記第2のリンクとの間の連結部分を前記第1のリンクと前記スライダとの間の連結点を中心にして回動させるように形成されており、前記収容部には前記縦溝部に組み込まれている縦壁部が形成されており、該縦壁部には前記第2のリンクの他端に設けられている軸部が回動可能に嵌め込まれる軸受部が形成されていることを特徴とするZIFコネクタが得られる。
【0027】
また、本発明によれば、前記ハウジングはその一端側に箱部を有し、該箱部の一端側の内側には保持壁部が形成されており、該保持壁部は前記スライダが前記収容部に収容されている状態で前記スライダの前記縦溝部に入り込みかつ前記軸受部上から前記第2のリンクの前記軸部を位置決め保持するよう保持突起が形成されていることを特徴とするZIFコネクタが得られる。
【0028】
また、本発明によれば、前記軸受部はU字状に切り欠けられている形状であることを特徴とするZIFコネクタが得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のZIFコネクタの一実施の形態例を説明する。図1乃至図3に本発明の一実施の形態例におけるZIFコネクタを示した。本実施の形態例のZIFコネクタは、略棒杆状のベース50、及び相手側コネクタ10と嵌脱自在に嵌合するハウジング60と、ベース50の長手方向に沿ってベース50に複数適宜な間隔でそれぞれ配列された複数のコンタクト30,40と、長手方向に沿ってベース50に移動自在に設けられているアクチュエータ70と、第1のリンク90と、第2のリンク100と、スライダ80とを有している。
【0030】
ベース50、ハウジング60、アクチュエータ70、第1及び第2のリンク90,100、並びにスライダ80は、例えば絶縁性の合成樹脂材によってで作られる。また、コンタクト30,40は、例えば導電性の金属片により作られる。このZIFコネクタは、図13に例示したプリント基板等の基板220と同様な基板にコンタクト30,40を半田付けする等して取り付けられる。
【0031】
また、本実施の形態例のZIFコネクタに接続される相手側コネクタ10は、相手インシュレータ10aと、この相手インシュレータ10aに長手方向に沿って複数適宜な間隔で配列された複数の相手コンタクト20とから構成される。相手インシュレータ10aは、例えば絶縁性の合成樹脂材によって作られる。また、相手コンタクト20は、例えば導電性の金属片により作られる。この相手側コネクタ10は、図16に例示した基板215と同様に、基板にコンタクト20を半田付けする等して取り付けられる。
【0032】
次に、図4乃至図8をも参照しつつ、本実施の形態例のZIFコネクタを更に詳しく説明する。第1及び第2のリンク90,100は、それぞれハウジング60とアクチュエータ70とに回動可能に連結されている。即ち、第1のリンク90には、その一端のフランジ部90aに円柱状突起91が、またその他端のフランジ部90bに一対の円柱状突起92,93が設けられている。そして、第1のリンク90の一端の円柱状突起91は、アクチュエータ70の一端側の板部に形成されている長孔71に嵌め込まれて回動自在に連結される。
【0033】
また、第2のリンク100はその一端のフランジ部100aに丸穴101が、またその他端のフランジ部100bには円柱状突起(軸部)102が形成されている。第2のリンク100の一端は、その丸穴101を第1のリンク90の他端の円柱状突起92,93のうちの一方の円柱状突起92に嵌合することで第1のリンク90の他端に回動自在に連結されている。また第2のリンク100の他端は、スライダ80に形成されている縦溝部81の奥部へ入り込んでいる。
【0034】
スライダ80は、ハウジング60の一側に形成されている箱部61に組み込まれ、箱部61の上板に形成されている窓部61a上の突き出しているノブ部82を有している。また、スライダ80はベース50の長手方向に移動自在に設けられている。つまりコネクタの接続と離脱を行うための駆動方向にノブ部82を操作することによって移動可能である。そして、スライダ80の移動によって、第1及び第2のリンク90,100間の連結部分が相手側コネクタ10の嵌合方向に沿って移動し、ベース50に対してアクチュエータ70が移動してコネクタ及び相手側コネクタ10が接続される。また、接続状態において、逆方向にスライダ80を移動させることで、ZIFコネクタ及び相手側コネクタ10の接続が解かれ離脱が行われる。
【0035】
また、スライダ80は、縦溝部81を構成している一対の側壁部にZIFコネクタの厚さ方向の両側に形成した偏心溝であるカム溝83を有している。このカム溝83は、スライダ80が長手方向に移動する際に、第1のリンク90と第2のリンク100との間の連結部分、つまり円柱状突起92、93と係合して、この円柱状突起92、93を第1のリンク90とアクチュエータ70との間の連結点である円柱状突起91の中心点を中心として回動させるように形成されている。
【0036】
より具体的には、スライダ80の縦溝部81には、図3及び図6において下側から組合わされた第1及び第2のリンク90,100が挿入されて、第1のリンク90の円柱状突起92,93がカム溝83内に嵌入する。
【0037】
そして、カム溝83は、第1のリンク90の円柱状突起92,93を、スライダ80のスライド移動、つまり図2及び図3において左右方向のスライド移動によって上下に移動させる。また、カム溝83には、長手方向の両側に円柱状突起92,93を上下に移動させないストレート部81a,81bが構成されている。
【0038】
従って、この間に円柱状突起92,93が位置している時には、円柱状突起92,93の移動がなく、その位置に保持される。これにより、アクチュエータ70の位置を嵌脱位置(図3に示す状態で相手側コネクタ10を嵌脱できる位置)、或いは接続位置に係止できるように成っている。
【0039】
ベース50は、図3、図7及び図8に示すように、その一端側にスライダ80を上方から収容するための収容部54を有している。収容部54にはスライダ80が収容部54の底面に設置されたときに、スライダ80の縦溝部81に入り込むように底面上にのびている縦壁部51が設けられている。縦壁部51にはスライダ80が収容部54に収容された状態で、第2のリンク100の一端側の円柱状突起102が係合する軸受部51aが形成されている。縦壁部51には軸受部51aが略U字形状に切り欠けられて形成されている。
【0040】
スライダ80に組み付けられた第1及び第2のリンク90,100は、収容部54に収容するときに、縦壁部51の軸受部51aに第2のリンク100の円柱状突起102を嵌め込む。アクチュエータ70の長孔71に第1のリンク90の一端側の円柱状突起91が嵌め込まれている。
【0041】
なお、ハウジング60には箱部61aの一端側の内側に保持壁部62が形成されている。保持壁部62はスライダ80が収容部54に収容されている状態でスライダ80の縦溝部81にノブ部82の後方から入り込んでいる。保持壁部62にはその先端部分に軸受部51a上から第2のリンク100の円柱状突起102を挟み込むように保持突起62aが形成されている。この保持突起62aは第2のリンク100の円柱状突起102を軸受部51aに位置決めするとともに保持する役目を果たしている。また、ベース50に軸受部51aを設けることで、軸受部51aが第2のリンク100の円柱状突起102によって受ける力に対して十分な強度、及び肉厚寸法をもつ構造となる。
【0042】
更に、第1のリンク90のフランジ部90a,90bは第1のリンク90の板厚寸法よりも薄い寸法に作られているとともに両先端面が円弧形状に作られている。また、第2のリンク100のフランジ部100a,100bも同様に第2のリンク100の板厚寸法よりも薄い寸法に作られているとともに両先端面が円弧形状に作られている。
【0043】
ここで、第2のリンク90の一端側のフランジ部100aの先端面と第2のリンク100の円弧面94とは、ベース50の長手方向で互いに関節のように摺接する。同様に、第1のリンク90の一端側の円弧面95とアクチュエータ70の板部に形成されている円弧面71aとは、ベース50の長手方向で互いに関節のように摺接する。これにより、アクチュエータ70の駆動時において、第1のリンク90と第2のリンク100との間の連結部分である円柱状突起92、93をスライダ80によって回動させる際に生じるアクチュエータ70の駆動力を受ける。
【0044】
この場合、アクチュエータ70の駆動力の全ては、第1のリンク90の他端部に設けられたフランジ部90bと、このフランジ部90bの板薄部90c、並びに第2のリンク100の一端部に設けられたフランジ部100aで受けられる。これにより、第1のリンク90と第2のリンク100とを回動自在に連結する円柱状突起92と丸穴101には、アクチュエータ70の駆動力が加わることがない。
【0045】
この結果、この駆動力が円柱状突起92、及び丸穴101に加わることがなく、このため、円柱状突起92、93を細くすることができる。
【0046】
また、アクチュエータ70は、長手方向に移動する際に、相手コンタクト20と直接または間接的に係合してコンタクト30,40の少なくとも一部を長手方向に沿って弾性変形させる役目を果たす。
【0047】
以上のように構成されるZIFコネクタでは、図3のように相手側コネクタ10を嵌合・接続させた状態において、ハウジング60に対して、アクチュエータ70を移動させる。これにより、アクチュエータ70がコンタクト30,40の一部を押し、このためコンタクト30、40の一部が弾性変形して相手側コネクタとのコンタクト20と圧接して、コンタクト同士が接続される。
【0048】
ここで、円柱状突起92,93の上下方向の移動量と、アクチュエータ70の移動量との関係は、ある領域を越えた場合には円柱状突起92,93の移動にかかわらずアクチュエータ70の移動量はわずかである。このため、本実施の形態例のZIFコネクタでは、コネクタの操作回数が多い時でも、カム溝81と円柱状突起92,93との摺動によるこの摺動部分の摩耗はあるものの、この摩耗の影響は円柱状突起92,93の上下方向の移動量が多少、少なくなるだけであることからアクチュエータ70の移動量にはほとんど影響しない。
【0049】
また、本実施の形態例のコンタクトは、アクチュエータ70の移動量にしたがってアクチュエータ70を押す力が増す構造である。ここで、アクチュエータ70の移動量に対する円柱状突起92,93を押す力(荷重)の変化は後半部分で低下する特性である。このため、アクチュエータ70の移動のためのスライダ80の操作力を小さくすることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上、実施の形態例で説明したように、本発明のZIFコネクタによれば、ベースにスライダが収容された状態で、ベースの縦壁部に、第2のリンクの円柱状突起が係合する軸受部を形成していることから、軸受部が第2のリンクの円柱状突起によって受ける力に対して十分な強度、及び肉厚寸法をもつようにできる。
【0051】
また、ハウジングに保持壁部を形成し、保持壁部の先端部分に軸受部上から第2のリンクの円柱状突起を挟み込むようにしていることから、保持突起が第2のリンクの円柱状突起を軸受部に位置決めするとともに保持することができる。
【0052】
したがって、上述した構成によって、軸受部が高温、熱衝撃に対して変形することなく、さらにハウジング、ベース、スラーダ、第1及び第2のリンク及びアクチュエータの組み立てにおける組立て性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のZIFコネクタの一実施の形態例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のZIFコネクタの一実施の形態例を示す斜視図である。
【図3】本発明のZIFコネクタの一実施の形態例を要部を断面した状態で示した縦断面図である。
【図4】図3に示した第1及び第2のリンクの斜視図である。
【図5】図3に示した第1及び第2のリンク、スライダの斜視図である。
【図6】図3に示した第1及び第2のリンク、スライダ、アクチュエータを示した斜視図である。
【図7】図3に示したZIFコネクタにおいてベースを断面した状態で示した分解斜視図である。
【図8】図7に示したZIFコネクタを組立てた状態を断面で示した斜視図である。
【図9】従来のZIFコネクタの分解斜視図である。
【図10】図9の一部を拡大して示した分解斜視図である。
【図11】図9に示すZIFコネクタにおける解放状態の斜視図である。
【図12】図9に示すZIFコネクタにおける接続状態の斜視図である。
【図13】図9に示すZIFコネクタ及びそれに適合される基板を示し、(a)はZIFコネクタの平面図、(b)は同じく正面図、(c)は同じく側面図、(d)は基板の説明図である。
【図14】図9に示すZIFコネクタの相手側コネクタの斜視図である。
【図15】図14に示す相手側コネクタの分解斜視図である。
【図16】図14に示す相手側コネクタ及びそれに適合する基板を示し、(a)は相手側コネクタの平面図、(b)は同じく正面図、(c)は同じく側面図、(d)は基板の説明図である。
【図17】図9に示すコネクタと図14に示す相手側コネクタとの接続前の状態を示した部分の縦断面図である。
【図18】図9に示すコネクタと図14に示す相手側コネクタとの接続状態を示した部分横断面図である。
【図19】図9に示すコネクタと図14に示す相手側コネクタとの接続状態を示した部分の縦断面図である。
【図20】図9に示すコネクタと図14に示す相手側コネクタとの接続状態を示した部分水平断面図である。
【図21】図9に示すZIFコネクタにおける円筒状突起の上下方向の移動量とアクチュエータの移動量の関係を示したグラフである。
【図22】図1に示すZIFコネクタにおけるアクチュエータの移動量とアクチュエータの移動量および円筒状突起を押す力との関係を示したグラフである。
【符号の説明】
30,40,130,140,220 コンタクト
50,150 ベース
51 縦壁部
51a 軸受部
54 収容部
60,160 ハウジング
62 保持壁部
62a 保持突起
70,170 アクチュエータ
80,180 スライダ
83,181 カム溝
90,200 第1のリンク
90a,90b,100a,100b,193,195 フランジ部
92,93,102,161,201,202 円柱状突起
100,190 第2のリンク
101,194,204 丸穴

Claims (3)

  1. ベースと、該ベースの長手方向に沿って複数配列された導電性のコンタクトと、前記ベースに前記長手方向に沿って移動自在に設けられ、前記コンタクトの少なくとも一部を前記長手方向に沿って弾性変形させるアクチュエータと、該アクチュエータに連結したスライダと、相手側コネクタと嵌脱自在に嵌合するハウジングと、一端側を前記アクチュエータに回動自在に連結された第1のリンクと、一端側が前記第1のリンクの他端側に回動自在に連結され、他端側を前記スライダに連結された第2のリンクとを備えているZIFコネクタにおいて、
    前記ベースの一端側に形成した収容部と、該収容部内で前記ベースの前記長手方向に沿って移動自在に前記スライダが設けられ、該スライダは縦溝部と、該縦溝部を構成する一対の側壁部にそれぞれ形成したカム溝とを有し、該カム溝は前記スライダが前記長手方向に沿って移動する際に、前記第1のリンクと前記第2のリンクとの間の連結部分を前記第1のリンクと前記スライダとの間の連結点を中心にして回動させるように形成されており、前記収容部には前記縦溝部に組み込まれている縦壁部が形成されており、該縦壁部には前記第2のリンクの他端に設けられている軸部が回動可能に嵌め込まれる軸受部が形成されていることを特徴とするZIFコネクタ。
  2. 請求項1記載のZIFコネクタにおいて、前記ハウジングはその一端側に箱部を有し、該箱部の一端側の内側には保持壁部が形成されており、該保持壁部は前記スライダが前記収容部に収容されている状態で前記スライダの前記縦溝部に入り込みかつ前記軸受部上から前記第2のリンクの前記軸部を位置決め保持するよう保持突起が形成されていることを特徴とするZIFコネクタ。
  3. 請求項1記載のZIFコネクタにおいて、前記軸受部はU字状に切り欠けられている形状であることを特徴とするZIFコネクタ。
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