JP3557763B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品もしくは機構部品を着脱可能に保持し、収納部品の供給後は、再度新たな部品を収納保持可能に構成された部品集合体(以下、リユーステープと称す)を、自動組立機械に対して適用させるための部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術につき、自動組立機械として電子部品実装機を例に説明する。従来、電子部品実装機に対し、電子部品を収納して電子部品実装機の部品供給装置に搭載するための部品集合体としては、所定間隔おきに多数の収納凹部を形成した保持テープが用いられ、収納凹部に部品を収納した後保持テープの上面をカバーテープで被覆して部品の飛び出しを防止していた。
【0003】
しかしこのような部品集合体では、部品を供給する際、収納用凹部の開口部を覆っているカバーテープをはぎ取り、巻き取る作業が必要となる。また、そのはぎ取ったカバーテープは再利用が不可能で使い捨てとなるので、非常にコストもかかり、無駄が多かった。
そこでこれらの課題を解決すべく本出願人は、特願平7−244452号にて再利用可能なリユーステープなる部品集合体を提案している。図10にこのリユーステープの外観を示す。このリユーステープは図10(a)に示すような樹脂成形による連結片にて構成され、各連結片は凹部に収納した部品が上方へ飛び出さないよう保持もしくは解放のいずれかの位置でその状態が維持されるシャッタ部分が一体成形されている。そして図11に示すようにこの連結片を複数連結することによりリユーステープを構成する。図10(a)に示す個々の連結片は他の連結片と互いに着脱可能に構成されており、収納された部品を供給した後は、再度部品を収納することにより再利用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実際に本リユーステープを電子部品実装機に適用するに当たり、新たな課題を生ずることとなった。すなわち、リユーステープを電子部品実装機に適用するための部品供給装置においては、図12に示すように部品取出位置近傍にてリユーステープの走行面が完全に外部から覆われた構造となっているために、特に、生産品種の切替等により収納された部品を全て使いきる前にリユーステープを部品供給装置から取り外す場合には、この部品取出位置の前後でテープを一旦切断した上で、送りリール側及び巻き取りリール側に分離し、その部品を再度使用する際には、再度テープを連結させなければならず、テープ交換に際し、交換作業に要する時間が多大となる結果を招いていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記課題を解決するために、自動組立機械に対して着脱可能に構成され、長尺状部材に所定間隔で形成された凹部内に部品を保持したリユーステープを、部品供給装置本体の一端に設けられた送り側リール部から、他端に形成された所定の部品取出位置へ間欠的に供給する部品供給装置であって、前記送り側リール部から引き出されたリユーステープを所定の部品取出位置へ移動させるテープ送り手段と、部品取出位置にて電子部品が取り出された後のリユーステープをさらに再度リール状に巻き取る巻き取り側リール部とを有し、送り側リール部及び巻き取り側リール部を、部品供給装置本体の部品取出位置と反対側の端部に配置し、かつ送り側リールから巻き取り側リールに至るリユーステープの連結状態を保ったまま、部品供給装置側方より着脱可能に構成したものである。この構成によれば、リユーステープの交換に際して、使用中のテープを途中で切断することなく、交換することができ、交換に際してかかる作業時間を大幅に短縮することができる。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、巻き取り側リール部が巻き取り方向にのみ回転可能な一方向クラッチを具備したことを特徴とし、この構成により巻き取りリールが逆転することを防止して、安定してリユーステープの搬送動作を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の部品供給装置の実施例について説明する。
図1に本発明の部品供給装置の側面図を示す。
図1において、1は部品が収納されたリユーステープのリールを回転可能に保持するリール保持部、2は図4に示すようにリユーステープのリール外周部に当接してリールの必要以上の回転動作を規正するリール押さえ部、3はリールから送り出されたリユーステープの走行方向を規正するローラで、これらで送り側リール部を構成している。4は本部品供給装置を電子部品実装機の部品供給部に固定するための固定用クランプ5を動作させるクランプレバーでクランプレバー4を破線表示の状態に回動させることにより、これと連動してクランプレバーも破線表示の状態に動作することにより、電子部品実装機への固定状態が解除される。6は電子部品実装機に固定する際に、電子部品実装機の部品供給部に設けられた位置決め穴と勘合することにより、本部品供給装置の取り付け位置を規正する位置決めピンである。7はフィードレバーで、このフィードレバーに対して矢印Aの方向から所定の外力を及ぼすことにより、これに連結されたテープ送り手段8を矢印Bの方向に所定量回転させ、テープ送り手段の歯車にリユーステープの送り穴が係合することで、テープが一定量移動するよう構成されている。その際、支点10を中心に回動可能なテープガイド9が、テープの送り穴がテープ送り手段8の歯に係合するよう上方より押圧している。なお、この支点10の位置は必ずしも図4に示す位置に限定されるものではなく、テープガイド9が一点を中心に回動可能に支持されていれば他の位置であってもかまわない。テープ送り手段8の回転動作はリンク11を介してレバー12に伝達され、レバー12は支点13を中心に回動するとともに、バネ15の付勢力によりレバー27を動作させることにより、レバー27に当接するリンク16を介して巻き取り手段17を矢印Cの方向に一定量回転させる。18は上面がテープ走行面となるテープ走行部、19は下面が電子部品実装機への取付面となるベース部で、図2に示すように部品供給装置本体部20に対して側方より、各々取り付けられている。但し必ずしも18、19、20を別部材とする必要はなく、これらを一体の部材として形成してもかまわない。本実施例ではこれらの構成を取ることにより、14に示すような側方からテープ交換を可能とする溝状のテープ走行空間を形成している。図3は、部品取出位置21近傍の要部平面図である。テープ走行部18の部品取出位置を含む所定範囲に、図6に示すような所定の側面形状の突部22を有したシャッタ開閉部材26が設けられている。この突部22以外のテープ走行面26aの高さは、テープ走行部のテープ走行面18aと同じになるよう取り付けられている。さらに、テープガイド9には、テープ送り手段8のギアとの接触を避けるスリット23が図のように形成されている。
【0008】
図4、図5をもとに、リユーステープ搭載時の動作について説明する。
送り側リールから延出されたリユーステープ28は、ローラ3を介して部品取出位置21近傍でテープガイド9によりテープ走行面に押さえ付けられることにより、リユーステープに形成された送り穴が、テープ送り手段8のギアと係合され、フィードレバー7が、電子部品実装機により一定量A方向に駆動されることで、これに連結されたテープ送り手段8が矢印B方向に一定量回転し、リユーステープが矢印D方向に一定量送られる。その際、部品取出位置21にてリユーステープ裏面の突起部24が突部22の傾斜側面に沿って、テープ送り方向に対して外側に移動することでシャッタ25が開放され、上方からの保有部品の取出が可能となる。次に部品取出位置にて部品が取り出された後のリユーステープは、テープ走行部上方に形成された溝上の空間14の部分を通し、ローラ3を介して巻き取り手段17にて、再びリール状に巻き取られる。ここに、巻き取り手段17の巻き取り動作は、テープ送り手段8のテープ送り動作と同期するよう構成され、また巻き取り手段は1方向クラッチにて逆転しないように構成されているので、巻き取り中にテープがゆるむことなく、安定して巻き取ることができる。なお、送り側リールと同様に、巻き取り側にもリール押さえ部を設けることもできる。
【0009】
次に、リユーステープを交換する際には、テープガイド9を支点10を中心として回動させ、リユーステープとテープ送り手段8との係合状態を解除したうえで、テープをさらに矢印D方向に移動させることで、送り側リールと巻き取り側リール間のテープの連結状態を保ったまま、側方(図4において手前側)に取り外すことができ、交換作業を容易に行うことができる。
【0010】
なお、リユーステープを側面から交換可能とするために本実施例では、溝を形成する例を示したが、必ずしも溝に限定されるものではなく、要は部品取付面及び部品取出位置の高さを確保しつつ、部品取付面上方にテープが走行可能な空間を設けるよう構成すればよいことは言うまでもない。
また、本実施例では、テープガイド9の先端曲面部9aとテープ送り手段8との間に一定の距離を保っているので、テープ交換時にテープを巻き取り手段から取り外す際に、より作業性を高めている。
【0011】
さらに、シャッタ開閉部材26を交換することにより、収納ピッチの異なるリユーステープに対しても適用することができる。
なお図7〜9に、本実施例の部品供給装置について図1の状態を正面とした場合の背面図(図7)、左側面図(図8(a))、右側面図(図8(b))、上面図(図9(a))、下面図(図9(b))をそれぞれ示しておく。
【0012】
【発明の効果】
本発明の部品供給装置によれば、リユーステープの交換に際して、使用中のテープを途中で切断することなく、交換することができ、交換に際してかかる作業時間を大幅に短縮することができる。
更に、巻き取り側リール部が巻き取り方向にのみ回転可能な一方向クラッチを具備することにより巻き取りリールが逆転することを防止して、安定してリユーステープの搬送動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における部品供給装置の側面図
【図2】同部品供給装置の図1におけるW−W断面図
【図3】同部品供給装置の部品取出位置近傍の要部平面図
【図4】同部品供給装置におけるリユーステープ搭載時の側面図
【図5】同部品供給装置のリユーステープ使用時の部品取出位置近傍の平面図
【図6】同部品供給装置のシャッタ開閉部材の斜視図
【図7】同部品供給装置について図1を正面とした場合の背面図
【図8】同部品供給装置について図1を正面とした場合の両側面図
【図9】同部品供給装置について図1を正面とした場合の上面図及び下面図
【図10】リユーステープの斜視図及び四面図
【図11】リユーステープの使用時の状態を示す斜視図
【図12】従来のリユーステープ用部品供給装置の斜視図
【符号の説明】
1 リール
2 リール押さえ部
4 クランプレバー
5 固定用クランプ
7 フィードレバー
8 テープ送り手段
9 テープガイド
14 溝
17 巻き取り手段
18 テープ走行部
19 ベース部
20 部品供給装置本体部
21 部品取出位置
26 シャッタ開閉部材
28 リユーステープ

Claims (2)

  1. 自動組立機械に対して着脱可能に構成され、長尺状部材に所定間隔で形成された凹部内に部品を保持したリユーステープを、部品供給装置本体の一端に設けられた送り側リール部から、他端に形成された所定の部品取出位置へ間欠的に供給する部品供給装置であって、前記送り側リール部から引き出されたリユーステープを、所定の部品取出位置へ移動させるテープ送り手段と、部品取出位置にて部品が取り出された後のリユーステープをさらに再度リール状に巻き取る巻き取り側リール部とを有し、送り側リール部及び巻き取り側リール部を、部品供給装置本体の部品取出位置と反対側の端部に配置し、かつ送り側リールから巻き取り側リールに至るリユーステープの連結状態を保ったまま、部品供給装置側方より着脱可能に構成したことを特徴とする部品供給装置。
  2. 巻き取り側リール部が巻き取り方向にのみ回転可能な一方向クラッチを具備したことを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
JP01255596A 1995-09-22 1996-01-29 部品供給装置 Expired - Fee Related JP3557763B2 (ja)

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