JP3574890B2 - 掘ごたつの断熱構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、掘ごたつを断熱ボックスに収めて断熱性能を向上する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、掘ごたつの掘ごたつ本体は木質材等で形成せる角箱状の本体箱内の底部にヒータを設置して形成されており、この掘ごたつ本体が床の開口部の下方に位置するように配置し、掘ごたつ本体の本体箱の上端を床の開口部の周縁で床骨組に固定している。また床上で開口部の上方にやぐらを設置し、やぐらにこたつ布団を被せるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来例にあっては、掘ごたつ本体の本体箱が木質材等で形成されているためにある程度の断熱性があるが、この構造だけでは十分に断熱性を有しているとは言えなかった。
【0004】
十分に断熱性を持たせるためには断熱材にて角箱状に形成せる断熱ボックスにて掘ごたつ本体の本体箱の外周を覆い、断熱ボックスを床骨組に取り付けることが考えられる。ところが、この断熱ボックスを取り付ける施工を行う場合、例えば、角箱状に組み立てた断熱ボックスを床の開口部から床下に落とし込み、一人の作業者が床下に潜り込んで床下で断熱ボックスを支え、もう一人の作業者が断熱ボックスを床の開口部に取り付ける施工をしなければならなく、少なくとも二人の作業者で大掛かりな施工をしなければならなく、施工がしにくいという問題がある。
【0005】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、一人の作業者でも容易に断熱ボックスの取り付け施工ができる掘ごたつの断熱構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の掘ごたつの断熱構造は、床下1に配置した掘ごたつ本体2の外面を囲むように上面を開口せる角箱状の断熱ボックス3を配置し、床5の開口部6の周縁で開口部6内に向けて突出する係止金具10を床骨組7に固定し、断熱ボックス3の外の側面に断熱ボックス3の下端から断熱ボックス3の上端の手前まで至るように上記係止金具10を挿通するための凹溝11を凹設し、凹溝11の上端の段部12に係止金具10を係止して成ることを特徴とする。床上で断熱ボックス3を組み立てると共に係止金具10を取り付けた後、凹溝11と係止金具10とを対応させた状態で開口部6から断熱ボックス3を落とし込み、係止金具10に対して凹溝11をスライドさせて係止金具10を凹溝11の上端の段部12に係止することで断熱ボックス3を固定できる。このように床上で組み立てた断熱ボックス3を落とし込むだけで取り付けることができて断熱ボックス3の取り付けが床上から容易にできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
まず、上記従来の技術の問題を解決する図1乃至図6に示す例から述べる。床骨組7は大引7aの上に根太7bを載置して形成されており、根太7bの上に床板27を貼って床5を形成してある。床5には床上から床下1に連通するように矩形状の開口部6を設けてある。この開口部6の下方で床下1に埋め込むように掘ごたつ本体2が取り付けられ、掘ごたつ本体2の外周を囲むように断熱ボックス3が取り付けられる。断熱ボックス3は掘ごたつ本体2を取り付ける前に取り付けるようになっている。
【0008】
断熱ボックス3は発泡ウレタン樹脂のように発泡合成樹脂等の断熱材にて形成されているが、必要に応じて断熱材の表面をFRP等の合成樹脂にて補強してあってもよい。角箱状の断熱ボックス3は4枚の側板4aからなる側壁4と底部の底板8とで形成されている。側板4aは図4に示すように矩形板状に形成されており、側板4aの長手方向の一端には嵌合突部13を上下方向に亙るように設けてあり、側板4aの長手方向の他端には嵌合突部13が嵌合し得る嵌合凹部14を上下方向に亙るように設けてある。4枚の側板4aを連結して側壁4を組み立てるときには嵌合突部13と嵌合凹部14とを追い回し式で嵌合接続するようになっている。側板4aの下端には長手方向に亙って内方に突出する載置縁9を設けてあり、側板4aの上部にはビス用の下孔26を穿孔してある。底板8は図5に示すような矩形状の平板にて形成されている。底板8は本例の場合正方形であるが、長方形であってもよい。この断熱ボックス3を取り付けるにあたっては、例えば次のように行う。図6(a)に示すように開口部6から床下1に作業者が入った状態で側板4aを連結して側壁4を組み立てたり、側壁4の上部を大引7aに取り付けたりする組み立てを行う。側壁4の上部はビス用の下孔26から挿通したビス15等で大引7aに止める。側壁4の取り付けを行った後に、図6(b)に示すように底板8を上から落とし込んで底板8の周縁を載置縁9に載せて底板8を取り付ける。このようにすることで床上側から作業できて一人の作業者でも断熱ボックス3を組み立てることができると共に断熱ボックス3を取り付けることができる。断熱ボックス3の側壁4の内面の適所には収納凹部16を凹設してある。
【0009】
このように断熱ボックス3を組み立てて取り付けた後に断熱ボックス3内に納めるように掘ごたつ本体2が取り付けてられる。この掘ごたつ本体2は木質材等で形成せる角箱状の本体箱17の底部にヒータ18を内装して形成されている。掘ごたつ本体2内のヒータ18の上方には簀の子部19を設けてあり、本体箱17の上端には枠框20を周方向に亙るように取り付けてある。本体箱17の上部にはコンセントボックス21を装着してあり、このコンセントボックス21に電源を供給することができるようになっている。ヒータ18に給電する給電線22はコンセントボックス21に接続してあり、またヒータ18をコントロールするコントロール線23も本体箱17に配線してある。また本体箱17の外面には断熱シート24を被着してある。この断熱シート24は例えば多数の気泡を有するシートにアルミニウム箔を貼って形成されている。掘ごたつ本体2は開口部6から落とし込むように取り付けるのであるが、掘ごたつ本体2を落とし込むことで枠框20を大引7aの内周の角材24に載置して取り付けられる。このように掘ごたつ本体2を取り付けた後、枠框20の上にはやぐら25を載置して取り付けられる。掘ごたつを使用しないシーズンではやぐらが取り外され、開口部6が床5面と面一になるように閉塞されるようになっている。
【0010】
上記の例の場合、底板8のない状態で開口部6から作業者が入り、側壁4の組み立てや側壁4の取り付けを行った後、床上から側壁4内に底板8を落とし込み、底板8の周縁を載置縁9に載せるように底板8を載設することで断熱ボックス3を組み立てると共に断熱ボックス3を取り付けることができるものであって、一人の作業者でも床上から断熱ボックス3の取り付け施工ができて断熱ボックス3の取り付け施工が容易にできるが、作業者が開口部6から床下に入り込んで作業をする必要がある。
【0011】
この問題も解決するのが図7、図8に示す本発明の実施の形態の例であり、以下この例について述べる。本例の場合、断熱ボックス3を床上で組み立ててから落とし込んで取り付けるものである。断熱ボックス3の側壁4の外面には断熱ボックス3の下端から上端手前まで至るように複数の凹溝11を凹設してあり、凹溝11の上端に段部12を設けてある。そして断熱ボックス3を取り付けるにあたっては、図8(a)に示すように開口部6の内周で根太7bに略L字状の係止金具10を取り付け、断熱ボックス3を開口部6に位置させて係止金具10と凹溝11とを対応させ、この状態から断熱ボックス3を落とし込むことで係止金具10に対して凹溝11をスライドさせ、係止金具10を段部12に係止させて断熱ボックス3を固定する。係止金具10への段部12の係止にて断熱ボックス3を仮固定した後、断熱ボックス3をビス等で床骨組7に本固定する。
【0012】
なお、本発明では床下に埋設する掘ごたつについて述べたが、この構造は床下収納庫でも同様に実施することができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、床下に配置した掘ごたつ本体の外面を囲むように上面を開口せる角箱状の断熱ボックスを配置し、床の開口部の周縁で開口部内に向けて突出する係止金具を床骨組に固定し、断熱ボックスの外の側面に断熱ボックスの下端から断熱ボックスの上端の手前まで至るように上記係止金具を挿通するための凹溝を凹設し、凹溝の上端の段部に係止金具を係止しているので、床上で断熱ボックスを組み立てると共に係止金具を取り付けた後、凹溝と係止金具とを対応させた状態で開口部から断熱ボックスを落とし込み、係止金具に対して凹溝をスライドさせて係止金具を凹溝の上端の段部に係止することで断熱ボックスを固定できるものであって、床上で組み立てた断熱ボックスを落とし込むだけで取り付けることができて一人の作業者でも断熱ボックスの取り付けが床上から容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の問題を解決するものの一例の一部省略断面図である。
【図2】同上のコンセントボックス部を拡大せる断面図である。
【図3】(a)は同上の断熱ボックスを取り付けた状態の斜視図、(b)は断熱ボックスの斜視図である。
【図4】同上の断熱ボックスの側板を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図5】同上の底板を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】(a)(b)は同上の断熱ボックスの取り付け施工を説明する説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の断熱ボックスを示す斜視図である。
【図8】(a)(b)は同上の断熱ボックスの取り付けを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 床下
2 掘ごたつ本体
3 断熱ボックス
6 開口部
7 床骨組
10 係止金具
11 凹溝
12 段部
Claims (1)
- 床下に配置した掘ごたつ本体の外面を囲むように上面を開口せる角箱状の断熱ボックスを配置し、床の開口部の周縁で開口部内に向けて突出する係止金具を床骨組に固定し、断熱ボックスの外の側面に断熱ボックスの下端から断熱ボックスの上端の手前まで至るように上記係止金具を挿通するための凹溝を凹設し、凹溝の上端の段部に係止金具を係止して成ることを特徴とする掘ごたつの断熱構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07866198A JP3574890B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 掘ごたつの断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07866198A JP3574890B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 掘ごたつの断熱構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11281060A JPH11281060A (ja) | 1999-10-15 |
| JP3574890B2 true JP3574890B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=13668055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07866198A Expired - Lifetime JP3574890B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 掘ごたつの断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3574890B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP07866198A patent/JP3574890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11281060A (ja) | 1999-10-15 |
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