JP3581966B2 - シャッター用防水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に車両や建築物、船舶などにおけるシャッターに設置して、シャッター本体の開閉に影響を与えずに防水効果を提供するシャッター用防水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に従来のシャッターを設置する場合は、その設置個所である窓やドアの左右両側にゴムやプラスチック材質などから成る部材を設けることにより雨水などの浸入を防止しているが、車両や建築物、船舶にシャッターを設置する場合、窓やドアにおける設置個所の内、ゴムやプラスチックなどの防水部材が設けられるのは、車両、建築物、船舶本体の左右両側だけであり、上縁部材には設けられていないので、その上縁部材から内部に雨水などが浸入し易い。
【0003】
その後、窓やドアの左右両側以外に、上縁部材にも防水部材が設けられるようになったが、シャッター本体と、車両、建築物或いは船舶本体の窓やドアの上縁とが平行状態ではなく、シャッター本体と窓やドアの上縁部材の両側に間隙ができてしまうため、優れた防水効果が達成できない。
【0004】
本発明は上記の課題を解決するものであり、固定部材と、制動ゴム片と、シャッター本体とを有し、固定部材はシャッター本体と対応する上縁部材に設置され、その下端に断面C形状を呈する収容部が設けられ、その収容部の末端上方に開口部が形成され、制動ゴム片の一端に外径が収容部の内径より小さく、開口部の幅より大きい回動棒が設けられ、その回動棒の円周面上に外方へ延出するにつれて徐々に厚さが薄くなる延出片が設けられると共に、回動棒は延出片が開口部から外部へ延出するように収容部内に挿設され、その時、回動棒から延出片の自由端までの延出距離は、収容部における開口部からシャッター本体までの距離より長く、複数のスラット部材を連結して成るシャッター本体には、シャッターのスラット部材を完全に閉めた時に制動ゴム片と対応する制動ブロックが設けられ、更に、固定部材の両側上端に夫々弾性部材の一端が設置されると共に、他端は制動ゴム片に設置されるので、シャッターにおけるスラット部材を完全に閉めた時、制動ゴム片における延出片の自由端が、制動ブロックに押圧されると共に、下方へ回動して、スラット部材と密接することにより、防水効果を達成することができる。また、シャッター本体を開ける時は、制動ゴム片がスラット部材の制動ブロックによる押圧解除でスラット部材との間の密接状態が解除されると共に、弾性部材の付勢力で上方へ旋回されて方向転換することにより、スラット部材との間に隙間ができるので、スラット部材の昇降動作が可能になる。従って、シャッターの開閉に影響を与えることはない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシャッター用防水装置は、固定部材10と、制動ゴム片20と、シャッター本体4とを有し、固定部材10はシャッター本体4と対応する上縁部材に設置され、その下端に断面C形状を呈する収容部100が設けられ、その収容部100の末端上方に開口部101が形成され、制動ゴム片20の一端に外径が収容部100の内径より小さく、開口部101の幅より大きい回動棒200が設けられ、その回動棒200の円周面上に外方へ延出するにつれて徐々に厚さが薄くなる延出片201が設けられると共に、回動棒200は延出片201が開口部101から外部へ延出するように収容部100内に挿設され、その時、回動棒200から延出片201の自由端までの延出距離は、収容部100における開口部101からシャッター本体4までの距離より長く、複数のスラット部材40を連結して成るシャッター本体4には、シャッターのスラット部材40を完全に閉めた時に制動ゴム片20と対応する制動ブロック41が設けられ、制動ゴム片20における延出片201の自由端は、シャッターのスラット部材40を完全に閉めた時、制動ブロック41に押圧されると共に、下方へ回動して、シャッター本体4のスラット部材40と密接することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係わるシャッター用防水装置の分解斜視図であり、図2は本発明に係わるシャッター用防水装置における制動ゴム片が下向きに方向を変え、スラット部材と密接した状態を示す側面断面図であり、図3は本発明に係わるシャッター用防水装置における制動ゴム片がスラット部材の制動ブロックによる押圧によりスラット部材との間の密接状態が解除され、弾性部材の付勢力で上方へ旋回し方向転換した状態を示す側面断面図であり、図4は本発明に係わるシャッター用防水装置をシャッターに設置した場合の側面断面図である。
【0007】
図1に示すように、本発明のシャッター用防水装置は、シャッター本体4(図4参照)に対応する上縁部材に設置される固定部材10を有し、該固定部材10の下端に断面C形状を呈する収容部100が設けられ、収容部100の末端上方に開口部101が形成されると共に、該開口部101内には所定の角度の旋回となる回動自在に制動ゴム片20の回動棒200が挿設される。
【0008】
前記制動ゴム片20を収容部100に挿設する場合は、制動ゴム片20における円柱状の回動棒200の一端を収容部100における開口部101の一端から挿入する。この時、回動棒200の外径は収容部100の内径より小さく、開口部101の幅より大きいので、スムーズに挿入させることができ、開口部101から脱落することもない。更に、回動棒200の周面上には外方へ延出するにつれて厚さが薄くなる延出片201が設けられ、該延出片201の両側における回動棒200から一定距離離間した個所に夫々固定凸部21が設けられると共に、回動棒200から延出片201までの距離は開口部101からスラット部材40までの距離より長く設定され、また、前記固定部材10の両側における収容部100から一定距離離間した位置に夫々固定凸部102が設けられると共に、固定凸部102と固定凸部21との間に弾性部材30が架設される。
そして、前記固定部材10の収容部100内に制動ゴム片20における円柱状の回動棒200が組合される時、回動棒200の周面上に設けられる延出片201は収容部100における開口部101から延出する。
【0009】
図1及び図2に示すように、複数のスラット部材40を連結して成るシャッター本体4には、スラット部材40を完全に閉めた時に制動ゴム片20と対応する制動ブロック41が設けられる。従って、このスラット部材40を完全に閉めた時、制動ゴム片20の延出片201は制動ブロック41に押圧されると共に、下方へ回動して、シャッター本体4のスラット部材40の表面と密接するので、優れた防水効果を達成できる。また、制動ゴム片20における延出片201はシャッター本体4を完全に閉めて、最後のスラット部材40における制動ブロック41が該延出片201の自由端を押圧する時だけ作動する。
【0010】
図1乃至図3に示すように、前記シャッター本体4を開ける時は、制動ゴム片20がスラット部材40の制動ブロック41による押圧解除によりスラット部材40との間の密接状態が解除され、弾性部材30の付勢力で上方へ旋回し方向転換することにより、スラット部材40との間に隙間ができるので、スラット部材40が図3に示す仮想線の位置まで上昇可能になる。
【0011】
図4に示すように、前記シャッター本体4を開ける時は、制動ゴム片20における延出片201が上方に持ち上げられ、延出片201の自由端とスラット部材40との間に間隙が形成されるので、延出片201とスラット部材40との接触による摩擦力の影響を受けることはない。
【0012】
更に、前記制動ゴム片20における回動棒200から延出片201の自由端までの距離は収容部100からシャッター本体4までの間隔距離より長いので、スラット部材40とシャッター本体4を設置する上縁部材とが完全に平行状態でなくても、制動ゴム片20の延出片201はスラット部材40と密接することができ、また、延出片201は弾性部材30の付勢力及びスラット部材40の押圧解除によりスラット部材40表面より開離可能となる。
【0013】
また、前記制動ゴム片20における円柱状の回動棒200は先ず略円筒状の金属管内に設置され、その後、該略円筒状の金属管が固定部材10における収容部100内に挿設される。この時、制動ゴム片20における延出片201は固定部材10における開口部101から延出するように構成されるので、収容部100内から回動棒200が脱落することはなく、回動動作をスムーズに行わせることができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記の構成を有し、固定部材と、制動ゴム片と、シャッター本体とを有し、固定部材はシャッター本体と対応する上縁部材に設置され、その下端に断面C形状を呈する収容部が設けられ、その収容部の末端上方に開口部が形成され、制動ゴム片の一端に外径が収容部の内径より小さく、開口部の幅長より長い回動棒が設けられ、その回動棒の円周面上に外方へ延出するにつれて徐々に厚さが薄くなる延出片が設けられると共に、回動棒は延出片が開口部から外部へ延出するように収容部内に挿設され、その時、回動棒から延出片の自由端までの延出距離は、収容部における開口部からシャッター本体までの距離より長く、複数のスラット部材を連結して成るシャッター本体には、シャッターのスラット部材を完全に閉めた時に制動ゴム片と対応する制動ブロックが設けられ、更に、固定部材の両側上端に夫々弾性部材の一端が設置されると共に、他端は制動ゴム片に設置されるので、シャッターにおけるスラット部材を完全に閉めた時、制動ゴム片における延出片の自由端が、制動ブロックに押圧されると共に、下方へ回動して、スラット部材と密接することにより、防水効果を達成することができる。
また、シャッター本体を開ける時は、制動ゴム片がスラット部材の制動ブロックによる押圧解除でスラット部材との間の密接状態が解除されると共に、弾性部材の付勢力で上方へ旋回し方向転換することにより、スラット部材との間に隙間ができるので、スラット部材の昇降動作が可能になる。従って、シャッターの開閉に影響を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシャッター用防水装置の分解斜視図である。
【図2】本発明に係わるシャッター用防水装置における制動ゴム片が下向きに方向を変え、スラット部材と密接した状態を示す側面断面図である。
【図3】本発明に係わるシャッター用防水装置における制動ゴム片がスラット部材の制動ブロックによる押圧によりスラット部材との間の密接状態が解除され、弾性部材の付勢力で上方へ方向転回した状態を示す側面断面図である。
【図4】本発明に係わるシャッター用防水装置をシャッターに設置した場合の側面断面図である。
【符号の説明】
10 固定部材
100 収容部
101 開口部
102 固定凸部
20 制動ゴム片
200 回動棒
201 延出片
21 固定凸部
30 弾性部材
4 シャッター本体
40 スラット部材
41 制動ブロック
Claims (3)
- 固定部材10と、制動ゴム片20と、シャッター本体4とを有し、
固定部材10はシャッター本体4と対応する上縁部材に設置され、その下端に断面C形状を呈する収容部100が設けられ、その収容部100の末端上方に開口部101が形成され、
制動ゴム片20の一端に外径が収容部100の内径より小さく、開口部101の幅より大きい回動棒200が設けられ、その回動棒200の円周面上に外方へ延出するにつれて徐々に厚さが薄くなる延出片201が設けられると共に、回動棒200は延出片201が開口部101から外部へ延出するように収容部100内に挿設され、その時、回動棒200から延出片201の自由端までの延出距離は、収容部100における開口部101からシャッター本体4までの距離より長く、
複数のスラット部材40を連結して成るシャッター本体4には、シャッターのスラット部材40を完全に閉めた時に制動ゴム片20と対応する制動ブロック41が設けられ、
制動ゴム片20における延出片201の自由端は、シャッターのスラット部材40を完全に閉めた時、制動ブロック41に押圧されると共に、下方へ回動して、シャッター本体4のスラット部材40と密接することを特徴とするシャッター用防水装置。 - 固定部材10の両側上端に夫々弾性部材30の一端が設置されると共に、他端は制動ゴム片20に設置され、固定部材10における収容部100内に挿設される制動ゴム片20の回動棒200は金属丸棒であることを特徴とする請求項1に記載のシャッター用防水装置。
- 制動ゴム片20における延出片201の両側及び固定部材10の両側に夫々固定凸部21及び固定凸部102が設けられ、それら固定凸部21と固定凸部102との間に弾性部材30が架設されると共に、延出片201の両側及び固定部材10の両側における固定凸部21,102は夫々回動棒200及び収容部100から一定距離離間して設けられることを特徴とする請求項2に記載のシャッター用防水装置。
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