JP3601032B2 - 充電制御装置、充電器、およびバッテリパック - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば鉛・リチウムイオン系などの2次電池を充電する場合に用いて好適な充電制御装置、充電器、並びにバッテリパックに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばNiCd(ニッケルカドミウム)系の2次電池を充電する場合においては、図21に示すように、その満充電電圧付近で、2次電池の電圧が所定の電圧−△Vだけ減少するので、この−△Vを検出し、その後所定の時間経過後に充電を終了するようになされている。
【0003】
一方、このような−△Vを検出することができない、例えば鉛・リチウムイオン系などの2次電池は、例えば次のようにして充電が行われる。即ち、まず定電流により充電が行われ、2次電池の電圧が、満充電電圧に等しくなると、定電圧により充電が行われる。これにより、図22に示すように、2次電池の電圧Vが満充電電圧を超えないように、そこに流れる電流Iが徐々に抑制される。そして、その電流Iが、所定値以下になったとき、充電が終了される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、2次電池は、実際には、理想的な電池と内部抵抗rから構成されるため、2次電池の充電中においては、その電圧Vは、図22に実線で示すようになるが、充電を止めると、図22に点線で示すように、内部抵抗rのドロップ電圧(内部抵抗値rと電流との積)だけ低下する課題があった。さらにその後、2次電池の電圧は、その電極の分極により徐々に低下する課題があった。
【0005】
そこで、定電圧での充電時間を長くし、ドロップ電圧や分極による充電電圧の低下を低減する方法がある。
【0006】
しかしながら、この方法では、充電時間が長くなる課題があった。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、短い時間で十分な充電を行うことができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の充電制御装置は、2次電池1の電圧EBと、第1または第2の設定電圧V1またはV2それぞれとを比較し、2次電池1の充電を行っている場合に、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上になったときには、所定の時間t1経過後に、2次電池1の充電を停止し、2次電池1の充電を停止している場合に、2次電池1の電圧EBが、第2の設定電圧V2以下になったときには、即座に、2次電池1の充電を開始することを繰り返す方法により充電を制御する充電制御装置であって、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上であるかまたは第2の設定電圧V2以下であるかを検出する検出手段としてのコンパレータ3と、コンパレータ3により2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上であることが検出されたことに対応して、所定の時間t1を計時する計時手段としての遅延回路4と、遅延回路4の計時結果に対応して、2次電池1への電流Iの供給を停止するとともに、コンパレータ3により2次電池1の電圧EBが、第2の設定電圧V2以下であることが検出されたことに対応して、2次電池1への電流の供給を開始する制御を行う電流供給制御手段としてのドライバ5とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の充電制御装置は、2次電池1の電圧EBと、第1または第2の設定電圧V1またはV2それぞれとを比較し、2次電池1の充電を行っている場合に、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上になったときには、即座に、2次電池1の充電を停止し、2次電池1の充電を停止している場合に、2次電池1の電圧EBが、第2の設定電圧V2以下になったときには、2次電池1の充電を開始し、所定の時間t1が経過するまでは、2次電池1の電圧EBに関わらず充電を行うことを繰り返す方法により充電を制御する充電制御装置であって、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上になったかまたは第2の設定電圧V2以下になったかを検出する、検出レベルと検出解除レベルに差がある検出手段としてのヒステリシスコンパレータ31と、コンパレータ31の検出結果に対応して、2次電池1への電流Iの供給を制御する電流供給制御手段としてのドライバ5と、コンパレータ31の検出結果に対応して、所定の時間t1を計時する計時手段としての遅延回路32と、遅延回路32により所定の時間t 1 が計時された後、コンパレータ31の検出レベルおよび検出解除レベルを変更するレベル変更手段としての抵抗R1,R2、およびトランジスタTrとを備え、抵抗R1,R2、およびトランジスタTrは、検出解除レベルを第2の設定電圧V 2 に等しくなるように所定レベルだけ変更し、第1の設定電圧V 1 に等しい検出レベルも所定レベルと同一レベルだけ変更することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の充電制御装置は、第1および第2の設定電圧V1およびV2が等しいことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の充電制御装置は、第1の設定電圧V1が、第2の設定電圧V2より小であることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の充電制御装置は、第1の設定電圧V1が、第2の設定電圧V2より大であることを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の充電制御装置は、第2の設定電圧V2 が、2次電池1の満充電電圧の誤差の範囲である充電終了領域内の値であり、第1の設定電圧が、2次電池1の過充電電圧を含む範囲である過充電領域内の値であることを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の充電制御装置は、第1または第2の設定電圧V1またはV2それぞれが、2次電池1の満充電電圧の誤差の範囲である充電終了領域内の値であることを特徴とする。
【0015】
請求項8に記載の充電制御装置は、レベル変更手段が、2次電池1の電圧EBを分圧する抵抗素子としての抵抗R1およびR2と、抵抗R1およびR2による2次電池1の電圧の分圧をON/OFFする半導体スイッチング素子としてのトランジスタTrとからなることを特徴とする。
【0016】
請求項9に記載の充電制御装置は、第1または第2の設定電圧V1またはV2を変更する設定電圧変更手段としてのスイッチSW、抵抗RA、およびRB、またはスイッチSWおよび可変基準電源7をさらに備えることを特徴とする。
【0017】
請求項10に記載の充電制御装置は、2次電池1の電圧EBと、第1または第2の設定電圧V1またはV2それぞれとを比較し、2次電池1の充電を行っている場合に、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上になったときには、2次電池1の充電を停止し、2次電池1の充電を停止している場合に、2次電池1の電圧EBが、第2の設定電圧V2以下になったときには、2次電池1の充電を開始することを繰り返す方法により充電を制御する充電制御装置であって、2次電池1の充電が所定の基準時間T以上停止したことを検出し、出力する検出手段としての電流検出部12およびOFF時間検出回路13とを備え、電流検出部12およびOFF時間検出回路13の出力により充電を終了することを特徴とする。
【0019】
請求項11に記載の充電制御装置は、電流検出部12が、2次電池1に流れる電流Iを検出することにより、2次電池1の充電の停止を検出することを特徴とする。
【0020】
請求項12に記載の充電制御装置は、ドライバ5により制御される2次電池1への電流Iの供給に基づいて、2次電池の充電が停止したことを検出し、2次電池1の充電が所定所基準時間T以上停止したことが検出されてから、充電を終了することを特徴とする。
【0021】
請求項13に記載の充電器は、請求項1,2、または10のいずれかに記載の充電制御装置を備えることを特徴とする。
【0022】
請求項14に記載のバッテリパックは、請求項1,2、または9のいずれかに記載の充電制御装置と、2次電池1とを備えることを特徴とする。
【0023】
【作用】
請求項1に記載の充電制御装置においては、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上であるかまたは第2の設定電圧V2以下であるかが、コンパレータ3によって検出される。そして、2次電池1の充電を行っている場合に、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上になったときには、所定の時間t1経過後に、2次電池1の充電を停止し、2次電池1の充電を停止している場合に、2次電池1の電圧EBが、第2の設定電圧V2以下になったときには、即座に、2次電池1の充電を開始することを繰り返す。従って、短時間で充分な充電を行うことができる。
【0024】
請求項2に記載の充電制御装置においては、コンパレータ31の検出レベルおよび検出解除レベルが変更されることによって、検出解除レベルが、第2の設定電圧V 2 に等しくなるように所定レベルだけ変更され、第1の設定電圧V 1 に等しい検出レベルも所定レベルと同一レベルだけ変更され、2次電池1の電圧が、第1の設定電圧V1以上であるかまたは第2の設定電圧V2以下であるかが、コンパレータ31によって検出される。そして、2次電池1の充電を行っている場合に、2次電池1の電圧EBが、第1の設定電圧V1以上になったときには、即座に、2次電池1の充電を停止し、2次電池1の充電を停止している場合に、2次電池1の電圧EBが、第2の設定電圧V2以下になったときには、2次電池1の充電を開始し、所定の時間t1が経過するまでは、2次電池1の電圧EBに関わらず充電を行うことを繰り返す。従って、短時間で充分な充電を行うことができる。
【0025】
請求項10に記載の充電制御装置においては、2次電池1の充電が所定の基準時間T以上停止したことが検出され、出力されると、充電が終了される。従って、2次電池1の充電を充分行うことができる。
【0026】
請求項13に記載の充電器においては、請求項1,2、または10のいずれかに記載の充電制御装置を備えるので、短時間で充分な充電を行うことができる。
【0027】
請求項14に記載のバッテリパックにおいては、請求項1,2、または9のいずれかに記載の充電制御装置と、2次電池1とを備えるので、2次電池1を短時間で充分に充電することができる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明するが、その前段階の準備として、本発明の原理について説明する。まず図1乃至図3は、本発明の第1の原理を示している。
【0029】
図1は、設定電圧V1とV2とが等しくされ、例えば鉛・リチウムイオン系などの−△Vを検出することができない2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる電流(充電電流)Iとを示している。
【0030】
ここで、第1の原理においては、設定電圧V1およびV2は、次のように定義されるものである。即ち、第1の原理に基づく充電では、2次電池に充電電流Iが流れている場合に、2次電池の電圧EBが上昇して、ある電圧になると、その後所定の時間t1経過後に、充電電流IがOFFされるようになされており、この場合のある電圧が、設定電圧V1である。
【0031】
さらに、第1の原理に基づく充電では、充電電流IがOFFされている場合に、2次電池の電圧EBが、前述した内部抵抗rや分極によって低下し、ある電圧になると、即座に充電電流IがONされるようになされており、この場合のある電圧が、設定電圧V2である。
【0032】
図1においては、2次電池が定電流(充電電流)Iで充電されることにより、その電圧EBが上昇して、設定電圧V1となり、その後、さらに充電が続けられ、電圧EBが上昇している。そして、2次電池の電圧EBが設定電圧V1に等しくなってから、所定の時間t1(例えば、数十ms乃至数分の範囲の値)が経過すると、充電電流IがOFFされる。この場合、2次電池の電圧EBは、その内部抵抗rによる電圧降下によって、設定電圧V2以下に瞬時に下がるため、即座に充電電流IはONにされる。
【0033】
ここで、この場合、2次電池の電圧EBの低下は、ほとんどその内部抵抗rによるものであるから、2次電池の電圧EBは、充電電流IがONされることによって即座に、それがOFFされる前の電圧になる。
【0034】
従って、充電電流IがONされると、2次電池の電圧EBは、即座に設定電圧V1を超えるので、それから所定の時間t1経過後、充電電流Iは、再びOFFされる。
【0035】
以上の繰り返しにより、2次電池に対するエネルギ(充電電流Iの時間積分値)の供給、即ち充電がほぼ充分に行われると、充電電流IをOFFした場合における、2次電池の内部抵抗rによる電圧降下は即座に生じるが、分極による電圧降下は時間がかかるようになり、これにより2次電池の電圧EBが、設定電圧V2以下に低下するまでに時間がかかるようになる。即ち、2次電池の充電がほぼ充分に行われた場合には、充電電流IのOFF時間が長くなる。
【0036】
従って、充電電流Iが長時間流れなくなった場合、例えばタイマなどを動作させるなどして、所定の時間T(例えば、0または数分乃至数時間の範囲の値)を計時後、充電を終了することによって、2次電池の充電を充分行うことができる。
【0037】
図2または図3は、それぞれV1>V2またはV1<V2として、第1の原理による充電を行った場合の2次電池の電圧EBと充電電流Iを示しており、図1乃至図3のいずれの場合も、最終的な2次電池の電圧EBは、設定電圧V2に等しくなる。
【0038】
次に、図4乃至図6を参照して、本発明の第2の原理について説明する。図4は、設定電圧V1とV2とが等しくされ、上述した第1の原理における場合と同様に、例えば鉛・リチウムイオン系などの−△Vを検出することができない2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる電流(充電電流)Iとを示している。
【0039】
ここで、第2の原理においては、設定電圧V1およびV2は、次のように定義されるものである。即ち、第2の原理に基づく充電では、2次電池に充電電流Iが流れている場合に、2次電池の電圧EBが上昇して、ある電圧になると、即座に、充電電流IがOFFされるようになされており、この場合のある電圧が、設定電圧V1である。
【0040】
さらに、第2の原理に基づく充電では、充電電流IがOFFされている場合に、2次電池の電圧EBが、前述した内部抵抗rや分極によって低下し、ある電圧になると、即座に充電電流IがONされ、その後所定の時間t1が経過するまでは、2次電池の電圧EBに関わらず充電電流IがONのままにされるようになされており、この場合のある電圧が、設定電圧V2である。
【0041】
図4においては、2次電池が定電流(充電電流)Iで充電されることにより、その電圧EBが上昇し、設定電圧V1に等しくなると、充電電流Iが即座にOFFされている。この場合、2次電池の電圧EBは、その内部抵抗rによる電圧降下によって、設定電圧V2以下に瞬時に下がるため、即座に充電電流はONにされる。この場合においては、上述した第1の原理における場合と同様に、2次電池の電圧EBは、充電電流IがONされることによって即座に、それがOFFされる前の電圧に戻る。
【0042】
従って、充電電流IがONされると、2次電池の電圧EBは、即座に設定電圧V1を超えるが、充電電流IがOFFしている場合に、2次電池の電圧EBが低下して設定電圧V2に等しくなり、充電電流IがONされたときには、それから所定の時間t1が経過するまでは、2次電池の電圧EBに関わらず、充電電流IはONされたままとなる。
【0043】
よって、2次電池の電圧EBは、設定電圧V1を超え、さらに上昇する。そして、所定の時間t1が経過すると、2次電池の電圧EBは、設定電圧V1を超えているから、充電電流Iは、再び即座にOFFされる。
【0044】
以上の繰り返しにより、2次電池の充電がほぼ充分に行われると、上述した第1の原理における場合と同様に、2次電池の電圧EBが、設定電圧V2以下に低下するまでに時間がかかるようになり、その結果、充電電流IのOFF時間が長くなる。
【0045】
従って、第2の原理による場合においても、充電電流Iが長時間流れなくなったとき、例えばタイマなどを動作させるなどして、所定の時間を計時後、充電を終了することによって、2次電池の充電を充分行うことができる。
【0046】
図5または図6は、それぞれV1>V2またはV1<V2として、第2の原理による充電を行った場合の2次電池の電圧EBと充電電流Iを示しており、図4乃至図6のいずれの場合も、最終的な2次電池の電圧EBは、上述した図1乃至図3における場合と同様に、設定電圧V2に等しくなる。
【0047】
従って、図1乃至図6のいずれの場合においても、充電終了電圧は設定電圧V2となるので、設定電圧V2を変更することにより、例えば2次電池の使用目的(使用条件)などにあわせて、自由に充電終了電圧を決めることができる。
【0048】
例えば、2次電池は、一般に、高い電圧まで充電して使用すると、その寿命(サイクル寿命)は短くなる一方、容量は増加し、またあまり高い電圧まで充電せずに使用すると、その寿命は長くなるという性質を有する。さらに、2次電池は、常に、高い電圧で充電していると、いわゆるフローティング充電劣化により、その寿命は短くなる。
【0049】
そこで、例えば携帯用のカセットテープレコーダやテレビジョン受像機などのような、通常、2次電池を充電状態にせず、そのため2次電池の使用可能時間が長時間である方が望まれるもので2次電池を使用する場合は、設定電圧V2を、高い値に設定するようにする。
【0050】
また、例えばコードレス電話機や、ポータブルコンピュータ、コンピュータのバックアップ用などのような、通常、2次電池を充電状態にしておくようなもので2次電池を使用する場合は、設定電圧V2を、低い値に設定するようにする。
【0051】
以上のように、例えば2次電池の使用目的(使用条件)などにあわせて、設定電圧V2を決めることで、2次電池を、種々の装置に最適な形で使用することができる。
【0052】
なお、第1および第2の原理における、V1>V2の場合(図2および図5)においては、充電電流Iが小さいと、内部抵抗rにより降下する電圧と分極による降下する電圧との和が、V1−V2より小さくなり、2次電池の電圧EBが設定電圧V2まで降下せず、設定電圧V1になってしまうときがある。従って、この場合には、少なくとも充電終了間際の充電電流Iがある程度大きくなければならない。この電流Iの大きさは、2次電池の内部抵抗値rに依存する。
【0053】
また、V1>V2とする場合、その差は、あまり大きくない方が好ましく、例えば、1本の2次電池で考えた場合、0.1V程度以下とすることが好ましい。
【0054】
さらに、第1および第2の原理における所定の時間t1とT、設定電圧V1とV2、およびその電圧差V1−V2は、2次電池の仕様(条件)や使用目的、充電器の回路設計条件などに基づいて、適宜決定される。但し、設定電圧V1とV2に関しては、ともに、2次電池の満充電電圧(例えば、4.2Vなど)の誤差の範囲(以下、充電終了領域という)(例えば、4.2±0.05Vなど)内に設定するか、あるいは設定電圧V2を充電終了領域内に設定し、設定電圧V1を、2次電池の電圧のいわゆる保護領域(2次電池の安全性が保証される電圧(過充電電圧)の誤差の範囲)(例えば、4.25±0.05Vなど)内に設定することが好ましい。
【0055】
ここで、図1乃至図6を参照して説明したことから、第1および第2の原理における設定電圧V1は、2次電池の過充電を防止する(安全性を保証する)ための、いわばカットオフ電圧ということができ、また第1および第2の原理における設定電圧V2は、2次電池の満充電電圧ということができる。
【0056】
従来の2次電池においては、充電中の2次電池の電圧が、設定電圧V1に対応するカットオフ電圧を超えると、安全性を確保するために、充電を終了するようになされている。2次電池のカットオフ電圧および満充電電圧は、通常、誤差を有するので、カットオフ電圧が本来の値より低く、満充電電圧が本来の値より高くなっていた場合に、カットオフ電圧が、満充電電圧より低くなってしまったときには、充電が充分行われる前に終了されることになる。
【0057】
従来は、これを防止するために、充電終了領域と保護領域とが重複しないように、満充電電圧およびカットオフ電圧が設定されていた。このため、保護領域の最小値でさえ、充電終了領域の最大値より大きな値となり、従って安全性が充分確保されているとは、必ずしも言えなかった。
【0058】
本発明によれば、カットオフ電圧である設定電圧V1は、満充電電圧である設定電圧V2に関わらず設定し、2次電池の充分な充電を行うことができる。即ち、カットオフ電圧を下げても、充電終了後の2次電池の電圧が満充電電圧になるように、充電を行うことができる。
【0059】
よって、保護領域を、従来より低い電圧の範囲とすることができるので、充分な安全性を確保することができる。
【0060】
さらに、本発明によれば、充電中の2次電池の電圧がカットオフ電圧である設定電圧V1以上となっても、充電が終了されないので、2次電池に、高い電圧を印加することができ、従って短時間で充分な充電を行うことができる。
【0061】
また、2次電池に印加する電圧は、特に制限されないので、充電器の出力電圧の自由度を増加することができる。さらに、2次電池を充電する充電器の出力電圧は、ある程度の誤差を有するもので良く、充電器を簡単に構成することができる。
【0062】
次に、図7は、上述した第1の原理により充電が行われるバッテリパックの第1実施例の構成を示している。なお、この実施例においては、設定電圧V1とV2とは等しい値に設定されている。即ち、この実施例では、図1で説明したようにして充電が行われるようになされている。
【0063】
バッテリパックは、例えば鉛・リチウムイオン系などの−△Vを検出することができない2次電池1の他、基準電圧電源2、コンパレータ3、遅延回路4、ドライバ5、およびスイッチ素子6から構成され、その+および−端子を介して充電器10より充電電流Iが供給されるようになされている。
【0064】
2次電池1は、その+端子が、バッテリパックの+端子に、その−端子が、スイッチ素子6を介してバッテリパックの−端子に、それぞれ接続されている。スイッチング素子6は、例えばFET(電解効果トランジスタ)などでなり、ドライバ5によりゲートがON/OFFされ、これによりドレインとソースとの間に流れる電流、即ち2次電池1に流れる充電電流IをON/OFFする。なお、実際には、バッテリパックは、充電電流IをON/OFFする、充電保護用のスイッチング素子6の他、2次電池1が放電するときに流れる放電電流をON/OFFする、放電保護用のスイッチング素子を有するが、本願は充電に関するものなので、その記載は省略してある。
【0065】
コンパレータ3は、その非反転入力端子(+端子)が、2次電池1の+端子とバッテリパックの+端子との接続点に接続され、その反転入力端子(−端子)が、基準電圧電源2を介して、2次電池1の−端子とバッテリパックの−端子との接続点に接続されている。なお、基準電圧電源2は、その+端子が、コンパレータ3に、その−端子が2次電池1の−端子に、それぞれ接続されており、所定の基準電圧(図7においては、設定電圧V1=V2に等しい電圧)を、コンパレータ3の−端子に印加している。
【0066】
コンパレータ3は、その非反転入力端子に印加される電圧が、その反転入力端子に印加される電圧以上のとき、Hレベルを出力し、その非反転入力端子に印加される電圧が、その反転入力端子に印加される電圧未満のとき、Lレベルを出力するようになされている。
【0067】
遅延回路4は、コンパレータ3の出力を所定の時間t1だけ遅延して、ドライバ5に出力するようになされている。ドライバ5は、遅延回路4の出力に対応して、スイッチング素子6をON/OFF(ドレインとソースとの間に流れる電流(充電電流I)をON/OFF)させる。なお、ドライバ5は、スイッチング素子6のソースの電圧をグランドレベルにシフトし、これによりスイッチング素子6を、確実にON/OFFさせることができるようになされている。
【0068】
次に、図8を参照して、その動作について説明する。まず充電器10より充電電流Iが、2次電池1に供給されることにより充電が行われる。これにより、2次電池1の電圧EBが上昇し(図1)、その電圧EBが、コンパレータ3の−端子に印加されている基準電圧、即ち、この場合においては、設定電圧V1となると、コンパレータ3の出力が、図8(a)に示すように、LレベルからHレベルになる。
【0069】
遅延回路4は、例えば抵抗とコンデンサのいわゆるCR回路を含み、このCR回路においては、Hレベルが印加されると、その出力は、所定の時定数をもって徐々に上昇し、図8(b)に示すように、所定の時間t1経過後に、閾値S1に達するようになされている。なお、このCR回路の出力は、コンパレータ3の出力がLレベルになると、即座にLレベルになるようになされている。
【0070】
遅延回路4では、CR回路の出力が、閾値S1以上(図8(b)において、斜線を付してある部分)になると、Hレベルが出力される。従って、コンパレータ3からHレベルが出力されてから、所定の時間t1が経過すると、遅延回路3は、ドライバ5にHレベルを出力する。なお、遅延回路4は、CR回路の出力が、閾値S1未満の場合には、Lレベルを出力する。
【0071】
ドライバ5は、図8(c)に示すように、遅延回路4の出力がLまたはHレベルの場合、HまたはLレベルを、スイッチング素子6のゲートにそれぞれ印加し、これによりスイッチング素子6をONまたはOFFにするようになされている。よって、いまの場合、スイッチング素子6は、OFFにされる。
【0072】
従って、2次電池1の電圧EBが上昇し(図1)、設定電圧V1となると、それから所定の時間t1経過後に、スイッチング素子6がOFFにされ、これにより充電電流IがOFFされる。
【0073】
この場合、2次電池の電圧EBは、上述したように、その内部抵抗rによる電圧降下によって、基準電圧電源2が、コンパレータ3の−端子に印加する基準電圧、即ちこの場合には設定電圧V2以下に瞬時に下がる。
【0074】
すると、コンパレータ3の出力はHレベルからLレベルになり(図8(a))、これにより遅延回路4の出力もHレベルからLレベルになる(図8(b))。従って、ドライバ5の出力は、LレベルからHレベルになり(図8(c))、これによりスイッチング素子6はONにされ、2次電池1に対する充電電流Iの供給が、即座に再開されることになる(図1)。
【0075】
上述したように、この場合においては、2次電池の電圧EBの低下は、殆どその内部抵抗rによるものであるから、2次電池の電圧EBは、充電電流IがONされることによって即座に、それがOFFされる前の電圧になる(図1)。
【0076】
従って、充電電流IがONされると、2次電池の電圧EBは、即座に基準電圧電源2の基準電圧、即ち設定電圧V1を超えるので、コンパレータ3の出力はLレベルからHレベルになり(図8(a))、それから所定の時間t1経過後、遅延回路4の出力はLレベルからHレベルになる(図8(b))。遅延回路4の出力がHレベルになると、ドライバ5の出力はLレベルになり(図8(c))、スイッチング素子6はOFFにされる。従って、充電電流IはONにされてから、所定の時間t1経過後、再びOFFされることになる。
【0077】
以上の繰り返しにより、2次電池の充電が進むと、上述したように、2次電池1の電圧EBが、基準電圧電源2の基準電圧、即ち設定電圧V2以下に低下するまでに時間がかかるようになる。
【0078】
従って、コンパレータ3の出力(図8(a))、遅延回路4の出力(図8(b))それぞれはHレベルの状態が長く続くようになり、ドライバ5の出力(図8(c))は、Lレベルの状態が長く続くようになる。これにより、充電電流IのOFF時間も長くなる(図1)。
【0079】
一方、充電器10は、充電電流Iが長時間流れなくなった場合、例えばタイマなどを動作させるなどして、所定の時間Tを計時後、充電を終了するようになされている。
【0080】
即ち、充電器10は、図9に示すように、充電電源11、電流検出部12、OFF時間検出回路13、および制御回路14から構成される。充電電源11は、例えば定電圧定電流電源またはそれに準じた電源で、制御回路14に制御され、充電電流Iを出力する。電流検出部12は、抵抗RおよびアンプAMPから構成されており、そこでは、充電電流Iが抵抗Rを流れることにより生じる抵抗Rの両端の電圧が、アンプAMPで増幅されて出力されるようになされている。従って、電流検出部12からは、充電電流Iが流れている場合には、I×Rに対応する電圧が、充電電流Iが流れていない場合には、0Vがそれぞれ出力される。
【0081】
OFF時間検出回路13は、例えば所定の時定数を有する回路を含み、電流検出部12から供給される電圧が0Vになると、その後、その電圧が続けて0Vとなっている時間が検出される。そして、電流検出部12の出力が、所定の基準時間TOFF(例えば、数十ms乃至数十分の範囲の値)の間、0Vであった場合のみ、検出信号を制御回路14に出力する。即ち、OFF時間検出回路13では、充電電流Iが、所定の基準時間TOFFの間流れていないと、制御回路14に検出信号が出力される。
【0082】
制御回路14は、OFF時間検出回路13からの検出信号を受信すると、内蔵するタイマ回路を動作させ、所定の時間Tを計時する。そして、所定の時間Tを計時後、充電電源11をOFFさせる。
【0083】
従って、バッテリパック(図7)の2次電池1に供給される充電電流IのOFF時間が長くなり、そのOFF時間が所定の基準時間TOFFになると、それから所定の時間T経過後、充電電源11はOFFにされ、これにより、充電が終了する。
【0084】
なお、制御端子には、充電器10に、バッテリパック(図7)がセットされると、バッテリパックの図示せぬ回路から、同じく図示せぬ端子を介して制御信号が供給されるようになされており、制御回路14は、制御端子を介して制御信号を受信すると、充電電源11をONさせ、充電電流Iの出力を開始させるようになされている。また、制御端子には、バッテリパックから制御信号を入力させるようにする他、充電器10にメカ的または電子的なスイッチを設け、その操作に対応して、制御信号を入力させるようにすることもできる。
【0085】
さらに、充電器10は、OFF時間検出回路13を設けず、電流検出部12の出力を制御回路14に直接供給するように構成することができる。この場合、制御回路14では、電流検出部12から供給される電圧が0Vになると、所定の時間Tの計時が開始されることになる。
【0086】
次に、図10は、第1の原理により充電が行われるバッテリパックの第2実施例の構成を示している。なお、図中、図7における場合と対応する部分については、同一の符号を付してある。即ち、図10のバッテリパックは、抵抗RA,RB、およびスイッチSWが新たに設けられている以外は、図7のバッテリパックと同様に構成されている。
【0087】
抵抗RAは、その一端が、2次電池1の+端子とバッテリパックの+端子との接続点と接続されており、他端がコンパレータ3の非反転入力端子に接続されている。抵抗RBは、その一端が、抵抗RAとコンパレータ3との接続点に接続されており、その他端が、スイッチSWを介して2次電池1の−端子に接続されている。
【0088】
従って、コンパレータ3の非反転入力端子には、スイッチSWがOFFのときには、抵抗RAおよびRBに電流が流れないため、2次電池1の電圧EBが印加され、スイッチSWがONのときには、抵抗RAおよびRBに電流が流れるため、2次電池1の電圧EBから、抵抗RAによる電圧降下分を差し引いた電圧(EB×RB/(RA+RB))が印加されることになる。
【0089】
よって、コンパレータ3の出力がLレベルからHレベル、またはHレベルからLレベルになるときの、2次電池1の電圧EB(以下、コンパレータ3の検出レベルという)は、スイッチSWのON/OFFにより変化する。
【0090】
即ち、コンパレータ3の検出レベルは、スイッチSWがOFFのときに比べ、ONのときの方が高くなる。従って、スイッチをONまたはOFFにすることで、設定電圧V1およびV2が、実質的に、高い値または低い値にそれぞれ変更されることになる。
【0091】
従って、この場合、2次電池の使用目的(使用条件)などにあわせて、設定電圧V1およびV2を変更することができる。
【0092】
なお、スイッチSWは、手動でON/OFFさせるようにしても良いし、充電器10に切換信号を出力させるようにして、この切換信号に対応してON/OFFさせるようにしても良い。
【0093】
また、抵抗RAまたはRBを可変抵抗とすることなどにより、設定電圧V1およびV2を、3段階以上に変更するようにすることができる。
【0094】
図11は、設定電圧V1およびV2を変更することができるようになされたバッテリパックの他の実施例の構成を示している。このバッテリパックは、スイッチSWが新たに設けられ、基準電圧電源2に代えて、可変基準電源7が設けられている以外は、図7のバッテリパックと同様に構成されている。
【0095】
この場合においては、スイッチSWをON/OFFすることにより、可変基準電源7が、コンパレータ3の反転入力端子に印加する基準電圧が変更されるようになされている。従って、この場合においても、スイッチSWをON/OFFすることにより、設定電圧V1およびV2が、実質的に変更されることになる。
【0096】
ところで、以上のような設定電圧V1およびV2の変更を、2次電池1の満充電後に行うことによって、図21で説明したNiCd系などの2次電池における−△Vを疑似的に発生させるようにすることができる。図12は、−△Vを疑似的に発生させるバッテリパックの構成例を示している。なお、図中、図7における場合と対応する部分については、同一の符号を付してある。即ち、このバッテリパックは、基準電圧電源2が削除され、満充電検出回路8およびV1,V2レベル切換回路9が設けられている他は、図7のバッテリパックと同様に構成されている。また、充電器100は、例えばNiCd系などの2次電池用のもので、−△Vを検出すると(充電開始後、バッテリパックの+端子と−端子との間の電圧が△Vだけ降下し、それが所定の時間(例えば、1分以上)続くと)、充電(充電電流Iの供給)を終了するようになされている。
【0097】
満充電検出回路8には、ドライバ5の出力が入力されるようになされており、そこからは、ドライバ5の出力が、所定の時間以上Lレベルになっている場合、即ち2次電池1に対する充電が充分行われたために、充電電流Iが所定の時間以上流れていない場合、2次電池1が満充電状態になったものとして、レベル切換回路9に満充電検出信号が出力されるようになされている。
【0098】
レベル切換回路9は、例えば図10に示した抵抗RA,RB、スイッチSW、および基準電圧電源2でなる回路や、図11に示した可変基準電源7およびスイッチSWでなる回路などのように構成され、満充電検出回路8より満充電検出信号を受信すると、コンパレータ3の検出レベル、即ち設定電圧V1およびV2を、低い値から高い値に切り換えるようになされている。
【0099】
従って、2次電池1が、満充電状態になった後、設定電圧V1およびV2が、高い値に切り換えられるので、停止していた充電電流Iが再び流れ出し、これによりバッテリパックの+端子と−端子間の電圧が降下する。充電器100では、この電圧降下が−△Vとして検出され、充電が終了される。
【0100】
以上のように、このバッテリパックは、例えばNiCd系などの2次電池用の充電器100で、充電を行うことができる。
【0101】
次に、図13は、第1の原理により充電が行われるバッテリパックであって、設定電圧V1が設定電圧V2より大に設定されているバッテリパックの実施例の構成を示している。即ち、この実施例では、図2に示したようにして充電が行われるようになされている。なお、図中、図7における場合と対応する部分については、同一の符号を付してある。即ち、このバッテリパックは、抵抗R1,R2、トランジスタ(NPNトランジスタ)Tr、およびバッファ21が新たに設けられている以外は、図7のバッテリパックと同様に構成されている。
【0102】
抵抗R1は、その一端が、2次電池1の+端子とバッテリパックの+端子との接続点と接続されており、他端がコンパレータ3の非反転入力端子に接続されている。抵抗R2は、その一端が、抵抗R1とコンパレータ3との接続点に接続されており、その他端が、トランジスタTrのコレクタに接続されている。トランジスタTrは、そのエミッタが、2次電池1と基準電圧電源2との接続点に接続されている。そして、そのベースには、バッファ21を介してドライバ5の出力が供給されるようになされている。
【0103】
従って、トランジスタTrは、ドライバ5の出力がLレベルのとき、即ち充電電流IがOFFのときOFFになり、ドライバ5の出力がHレベルのとき、即ち充電電流IがONのときONになる。
【0104】
よって、コンパレータ3の非反転入力端子には、充電電流IがOFFのときには、抵抗R1およびR2に電流が流れないため、2次電池1の電圧EBが印加され、充電電流がONのときには、抵抗R1およびR2に電流が流れるため、2次電池1の電圧EBから、抵抗R1による電圧降下分を差し引いた電圧(EB×R2/(R1+R2))が印加されることになる。
【0105】
これにより、コンパレータ3の検出レベルは、図14(d)に示すように、充電電流IがOFFのとき(ドライバ5の出力がLレベルのとき(図14(c)))に比べ、ONのとき(ドライバ5の出力がHレベルのとき(図14(c)))の方が高くなる。
【0106】
ここで、図7で説明したように、コンパレータ3の出力は、充電電流IがON状態で、2次電池1の電圧EBが上昇することにより、その出力レベルがLレベルからHレベルになるときに限って、遅延回路4により所定の時間t1だけ遅延され、充電電流IのON/OFFを制御するドライバ5に伝達される。また、コンパレータ3の出力は、充電電流IがOFF状態で、2次電池1の電圧EBが降下することにより、その出力レベルがHレベルからLレベルになるときには、遅延回路4で遅延されず即座に、充電電流IのON/OFFを制御するドライバ5に伝達される。
【0107】
従って、充電電流IがONまたはOFFのときのコンパレータ3の検出レベルは、上述した本発明の第1の原理において定義した設定電圧V1またはV2にそれぞれ相当することになる。
【0108】
よって、図2に示したように2次電池1の充電が行われ、これにより2次電池1は、その電圧EBが、充電電流IがOFFのときのコンパレータ3の検出レベル、即ち設定電圧V2になるまで、充分に充電されることになる。
【0109】
ここで、図14(a)乃至図14(c)それぞれに、コンパレータ3の出力、遅延回路4の出力、またはドライバ5の出力を示す。なお、図14(a)乃至図14(c)は、図8における場合と同様のものなので、その説明は省略する。
【0110】
次に、図15は、第1の原理により充電が行われるバッテリパックであって、設定電圧V1が設定電圧V2より小に設定されているバッテリパックの実施例の構成を示している。即ち、この実施例では、図3に示したようにして充電が行われるようになされている。なお、図中、図13における場合と対応する部分については、同一の符号を付してある。即ち、このバッテリパックは、バッファ21に代えて、インバータ22が設けられている以外は、図13のバッテリパックと同様に構成されている。
【0111】
従って、この場合、ドライバ5の出力は、インバータ22で反転され、トランジスタTrのベースに印加されるので、トランジスタTrは、ドライバ5の出力がLレベルのとき、即ち充電電流IがOFFのときONになり、ドライバ5の出力がHレベルのとき、即ち充電電流IがONのときOFFになるようになる。
【0112】
よって、コンパレータ3の検出レベルは、図16(d)に示すように、充電電流IがOFFのとき(ドライバ5の出力がLレベルのとき(図16(c)))に比べ、ONのとき(ドライバ5の出力がHレベルのとき(図16(c)))の方が低くなる。
【0113】
図13で説明したように、コンパレータ3の検出レベルは、充電電流IがONまたはOFFのとき、本発明の第1の原理において定義した設定電圧V1またはV2にそれぞれ相当するので、この場合には、図3に示したように2次電池1の充電が行われ、これにより2次電池1は、その電圧EBが、充電電流IがOFFのときのコンパレータ3の検出レベル、即ち設定電圧V2になるまで、充分に充電されることになる。
【0114】
ここで、図16(a)乃至図16(c)それぞれに、コンパレータ3の出力、遅延回路4の出力、またはドライバ5の出力を示す。なお、図16(a)乃至図16(c)は、図8における場合と同様のものなので、その説明は省略する。
【0115】
次に、図17は、上述した本発明の第2の原理により充電が行われるバッテリパックの一実施例の構成を示している。なお、この実施例においては、設定電圧V1とV2とは等しい値に設定されている。即ち、この実施例では、図4で説明したようにして充電が行われるようになされている。また、図中、図13における場合と対応する部分については、同一の符号を付してある。
【0116】
すなわち、このバッテリパックは、バッファ21が削除され、遅延回路32が新たに設けられているとともに、コンパレータ3に代えて、コンパレータ(ヒステリシスコンパレータ)31が設けられている他は、図13のバッテリパックと同様に構成されており、従って、コンパレータ31の非反転入力端子には、トランジスタTrがOFFのときには、抵抗R1およびR2に電流が流れないため、2次電池1の電圧EBが印加され、トランジスタTrがONのときには、抵抗R1およびR2に電流が流れるため、2次電池1の電圧EBから、抵抗R1による電圧降下分を差し引いた電圧(EB×R2/(R1+R2))が印加されるようになされている。
【0117】
コンパレータ31は、その検出レベルがヒステリシスを有するものとされている。即ち、コンパレータ31は、その非反転入力端子に印加される電圧が上昇し、その反転入力端子に印加される電圧に等しくなったとき、Hレベルを出力するようになされているが、Lレベルは、非反転入力端子に印加される電圧が降下し、その反転入力端子に印加される電圧に等しくなったときではなく、その電圧より幾分低い電圧に等しくなったときに出力されるようになされている。
【0118】
即ち、いま基準電圧電源2より供給される電圧をVREFとした場合、VOFF=VREF−ε(但し、εは、コンパレータ31のヒステリシスに対応する正の電圧)なる電圧VOFFを定義すると、コンパレータ31の出力は、その非反転入力端子に印加される電圧が上昇し、電圧VREFに等しくなったとき、LレベルからHレベルになり、非反転入力端子に印加される電圧が降下し、電圧VOFFに等しくなったとき、HレベルからLレベルになるようになされている。ここで、以下、コンパレータ31の出力が、LレベルからHレベルになるとき、またはHレベルからLレベルになるときそれぞれの2次電池1の電圧EBを、検出レベルまたは解除(検出解除)レベルという。
【0119】
遅延回路32は、コンパレータ31の出力が、HレベルからLレベルになったとき、コンパレータ31が出力していたHレベルを所定の時間t1だけ保持するようになされている。
【0120】
次に、図18を参照して、その動作について説明する。まず充電器10より充電電流Iが、2次電池1に供給されることにより充電が行われる。これにより、2次電池1の電圧EBが上昇し(図4)、その電圧EBが、コンパレータ31の−端子に印加されている基準電圧、即ちこの場合においては設定電圧V1となると、コンパレータ31の出力が、図18(a)に示すように、LレベルからHレベルになる。
【0121】
コンパレータ31の出力が、Hレベルになると、ドライバ5の出力は、図18(c)に示すように、Lレベルになり、スイッチング素子6は、OFFにされる。従って、2次電池1の電圧EBが上昇し(図4)、設定電圧V1となると、即座にスイッチング素子6がOFFにされ、これにより充電電流IがOFFされる。
【0122】
一方、コンパレータ31の出力は、ドライバ5だけでなく、遅延回路32にも供給される。遅延回路32は、例えば抵抗とコンデンサのいわゆるCR回路を含み、このCR回路においては、コンパレータ31からHレベルが印加されると、その出力は、図18(b)に示すように、瞬時に所定の電圧になり、その後、Hレベルの印加が停止されると(コンパレータ31の出力がHレベルからLレベルになると)、所定の時定数をもって徐々に降下し、所定の時間t1経過後に、閾値S2になるようになされている。なお、このCR回路の出力は、コンパレータ31の出力がHレベルの間は、所定の電圧を保持するようになされている。
【0123】
遅延回路32では、CR回路の出力が、閾値S2より大きい(図18(b)において、斜線を付してある部分)場合にはHレベルが出力され、閾値S1以下の場合にはLレベルが出力されるようになされている。従って、遅延回路32は、コンパレータ31の出力がLレベルからHレベルになると、即座にHレベルを、トランジスタTrに出力し、またコンパレータ31の出力がHレベルからLレベルになると、その後所定の時間t1が経過してから、Lレベルを、トランジスタTrに出力する。
【0124】
よって、いまの場合、トランジスタTrはONになり、抵抗R1,R2、およびトランジスタTrに電流が流れ、図13における場合と同様に、コンパレータ31の解除レベル(検出レベル(図18(d)において実線で示す)も同様)は、図18(d)において点線で示すように上昇する。ここで、図17においては、抵抗R1により降下する電圧が、コンパレータ31のヒステリシスに対応する電圧、即ちコンパレータ31の検出レベルと解除レベルとの差に等しくなるように、抵抗値R1およびR2が設定されており、これにより、高くなったときの解除レベルと、元の(抵抗R1,R2、およびトランジスタTrに電流が流れていないときの)検出レベルとが等しくなるようになされている。
【0125】
充電電流IがOFFになると、2次電池の電圧EBは、上述したように、その内部抵抗rによる電圧降下によって、高くなった検出解除レベル以下に瞬時に下がる。すると、コンパレータ31の出力はHレベルからLレベルになるので(図18(a))、ドライバ5の出力は、LレベルからHレベルになり(図18(c))、これによりスイッチング素子6はONにされ、2次電池1に対する充電電流Iの供給が、即座に再開されることになる(図4)。
【0126】
上述したように、この場合においては、2次電池の電圧EBの低下は、殆どその内部抵抗rによるものであるから、2次電池の電圧EBは、充電電流IがONされることによって即座に、それがOFFされる前の電圧になる(図4)。
【0127】
一方、遅延回路32は、コンパレータ31の出力がHレベルからLレベルになってから、所定の時間t1を経過するまでは、Hレベルを出力し、その後Lレベルを出力するようになるので、充電電流Iの供給が開始されてから、所定の時間t1を経過するまでは、抵抗R1,R2、およびトランジスタTrに電流が流れており、その後トランジスタTrがOFFにされ、電流が停止される。
【0128】
従って、充電電流Iの供給が開始されてから、所定の時間t1を経過するまでは、コンパレータ31の検出レベルは高くなっており、その後、元の値に下がる(図18(d))。
【0129】
よって、充電電流IがONされてから、所定の時間t1を経過するまでは、2次電池の電圧EBが、高くなっているコンパレータ31の検出レベルにはならず、その後、コンパレータ31の検出レベルが元の値に戻ると(コンパレータ31の検出レベルが下がると)、2次電池1の電圧EBは、その検出レベル以上となり、コンパレータ31の出力は、LレベルからHレベルになる(図18(a))。
【0130】
すると、ドライバ5の出力はLレベルになり(図18(c))、スイッチング素子6はOFFにされるので、この場合、充電電流IはONにされてから、所定の時間t1経過後、再びOFFされる。
【0131】
以上の繰り返しにより、2次電池の充電が進むと、上述したように、2次電池1の電圧EBが、高くされたコンパレータ31の解除レベル以下に低下するまでに時間がかかるようになる。
【0132】
従って、コンパレータ31の出力(図18(a))は、Hレベルの状態が長く続くようになり、ドライバ5の出力(図18(c))は、Lレベルの状態が長く続くようになる。これにより、充電電流IのOFF時間も長くなる(図4)。
【0133】
以上から、コンパレータ31の元の検出レベルまたは高くされた解除レベルは、本発明の第2の原理において定義した設定電圧V1またはV2にそれぞれ相当し、従って、2次電池1は、その電圧EBが、コンパレータ31の、高くされた解除レベル、即ち設定電圧V2になるまで、充分に充電されることになる。
【0134】
なお、図19(a)または図19(b)に示すように、高くされたときのコンパレータ31の解除レベルを、コンパレータ31の元の検出レベルより小または大にするように、抵抗値R1およびR2を決めることにより、図5または図6にそれぞれ示したように充電を行うようにすることができる。
【0135】
即ち、抵抗値R1を小さく(または抵抗値R2を大きく)することにより、V1>V2とするようにすることができる。抵抗値R1を大きく(または抵抗値R2を小さく)することにより、V1<V2とするようにすることができる。
【0136】
コンパレータ31のヒステリシス分(検出レベルと解除レベルとの差)△Vhと、設定電圧V1およびV2との関係は、以下のようになる。即ち、まずトランジスタTrがON/OFFすることによりコンパレータ31の非反転入力端子に印加される電圧の変化分△VRは、次にようになる。
△VR=E×R1/(R1+R2) ・・・(1)
但し、Eは、2次電池1の充電を終了するときの電圧(設定電圧V2)である。
【0137】
従って、
とすれば良い。
【0138】
次に、図20は、本発明の第2の原理により充電が行われるバッテリパックであって、2次電池1と、それと同様に構成される2次電池1aとがシリーズに接続されたものの構成例を示している。なお、図中、図17における場合と対応する部分については同一の符号を付してある。
【0139】
図20のバッテリパックにおいては、2次電池1、基準電圧電源2、ドライバ5、スイッチング素子6、コンパレータ31、遅延回路32、OR回路41、抵抗R1乃至R3、およびトランジスタ(FET)Tr1でなる回路(以下、第1の回路という)を考えた場合、図17における場合と同様に、2次電池1の充電が行われるようになされている。
【0140】
即ち、ORゲート41は、そこに入力されているコンパレータ31または31aの出力がHレベルになったとき、ドライバ5および遅延回路32にHレベルを出力する。従って、ドライバ5では、図17における場合と同様にして、スイッチング素子6がON/OFFされ、これにより、充電電流IがON/OFFされる。
【0141】
また、遅延回路32においても、図17における場合と同様にして、トランジスタTr1がON/OFFされ、これにより抵抗R1,R2、トランジスタTr1、および抵抗R3に流れる電流がON/OFFされる。従って、第1の回路においては、図17における場合と同様にして、コンパレータ31の検出レベルおよび解除レベルが変更され、2次電池1の充電が行われることになる。
【0142】
一方、2次電池1a、基準電圧電源2と同様に構成される基準電圧電源2a、ドライバ5、スイッチング素子6、コンパレータ31と同様に構成されるコンパレータ31a、遅延回路32、OR回路41、抵抗R1乃至R3、およびトランジスタ(FET)Tr1でなる回路(以下、第2の回路という)は、コンパレータ31aの非反転入力端子に基準電圧電源2の−端子が接続され、コンパレータ31aが、2次電池1aの−端子の電圧を検出するようになされている以外は、第1の回路と同様に構成されている。
【0143】
即ち、第2の回路は、コンパレータ31aが検出する電圧の極性が、コンパレータ31が検出する電圧の極性と逆になっている他は、第1の回路と同様に構成されている。
【0144】
従って、第2の回路においても、図17における場合と同様にして、トランジスタTr1が、ON/OFFされ、これにより、抵抗R1,R2、トランジスタTr1、および抵抗R3に流れる電流が、ON/OFFされ、コンパレータ31aの検出レベルおよび解除レベルが変更され、2次電池1aの充電が行われることになる。
【0145】
なお、図20においては、コンパレータ31と31aがあるので、即ち図17における場合と比較して、ヒステリシス分が2倍あるので、上述した式(1)における△VRは、2E×(R1+R3)/(R1+R2+R3)とし、また式(2)は、△Vhを、2△Vhに置き換える必要がある。さらに、この場合、R1=R3である必要があり、従って△VRは、2E×2R1/(2R1+R2)となる。
【0146】
また、図20においては、2次電池1および1aのうちのいずれか一方の充電が、先に終了してしまった場合、他方の充電を充分にすることができなくなる恐れがあるので、先に充電が終了した方は、所定の抵抗値の抵抗に置き換えられるように、図示せぬ回路が構成されており、これにより、2次電池1および1aのうちのいずれか一方の充電が先に終了しても、他方には、充電電流Iが供給され、その充電を充分に行うことができるようになされている。
【0147】
以上、−△Vを検出することができない2次電池1を充電する場合について説明したが、本発明は、−△Vを検出することができるNiCd系や鉛系などの2次電池にも適用することができる。但し、本発明は、例えば鉛・リチウムイオン系やリチウムイオン系などの2次電池のように、充電を行えば行うだけ電圧が上昇する2次電池に特に有効である。
【0148】
なお、本明細書中において、「以上」、「以下」は、等号を含むように解しても良いし、含まないように解しても良い。
【0149】
【発明の効果】
請求項1に記載の充電制御装置によれば、2次電池の電圧が、第1の設定電圧以上であるかまたは第2の設定電圧以下であるかが、検出手段によって検出される。そして、2次電池の充電を行っている場合に、2次電池の電圧が、第1の設定電圧以上になったときには、所定の時間経過後に、2次電池の充電を停止し、2次電池の充電を停止している場合に、2次電池の電圧が、第2の設定電圧以下になったときには、即座に、2次電池の充電を開始することを繰り返す。従って、短時間で充分な充電を行うことができる。
【0150】
請求項2に記載の充電制御装置によれば、検出手段の検出レベルおよび検出解除レベルが変更されることによって、検出解除レベルが、第2の設定電圧に等しくなるように所定レベルだけ変更され、第1の設定電圧に等しい検出レベルも所定レベルと同一レベルだけ変更され、2次電池の電圧が、第1の設定電圧以上であるかまたは第2の設定電圧以下であるかが、検出手段によって検出される。そして、2次電池の充電を行っている場合に、2次電池の電圧が、第1の設定電圧以上になったときには、即座に、2次電池の充電を停止し、2次電池の充電を停止している場合に、2次電池の電圧が、第2の設定電圧以下になったときには、2次電池の充電を開始し、所定の時間が経過するまでは、2次電池の電圧に関わらず充電を行うことを繰り返す。従って、短時間で充分な充電を行うことができる。
【0151】
請求項10に記載の充電制御装置によれば、2次電池の充電が所定の基準時間以上停止したことが検出され、出力されると、充電が終了される。従って、2次電池の充電を充分行うことができる。
【0152】
請求項13に記載の充電器によれば、請求項1,2、または10のいずれかに記載の充電制御装置を備えるので、短時間で充分な充電を行うことができる。
【0153】
請求項14に記載のバッテリパックによれば、請求項1,2、または9のいずれかに記載の充電制御装置と、2次電池とを備えるので、2次電池を短時間で充分に充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理に基づいて2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる充電電流Iを示す波形図である。
【図2】本発明の第1の原理に基づいて2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる充電電流Iを示す波形図である。
【図3】本発明の第1の原理に基づいて2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる充電電流Iを示す波形図である。
【図4】本発明の第2の原理に基づいて2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる充電電流Iを示す波形図である。
【図5】本発明の第2の原理に基づいて2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる充電電流Iを示す波形図である。
【図6】本発明の第2の原理に基づいて2次電池を充電した場合の、2次電池の電圧EBとそこに流れる充電電流Iを示す波形図である。
【図7】本発明を適用したバッテリパックの第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の実施例の動作を説明する波形図である。
【図9】図7の実施例における充電器10の詳細構成を示すブロック図である。
【図10】本発明を適用したバッテリパックの第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明を適用したバッテリパックの第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明を適用したバッテリパックの第4実施例の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明を適用したバッテリパックの第5実施例の構成を示すブロック図である。
【図14】図13の実施例の動作を説明する波形図である。
【図15】本発明を適用したバッテリパックの第6実施例の構成を示すブロック図である。
【図16】図15の実施例の動作を説明する波形図である。
【図17】本発明を適用したバッテリパックの第7実施例の構成を示すブロック図である。
【図18】図17の実施例の動作を説明する波形図である。
【図19】図17の実施例の動作を説明する波形図である。
【図20】本発明を適用したバッテリパックの第8実施例の構成を示すブロック図である。
【図21】−△Vを説明する図である。
【図22】従来の充電方法を説明する図である。
【符号の説明】
1,1a 2次電池
2,2a 基準電圧電源
3 コンパレータ
4 遅延回路
5 ドライバ
6 スイッチング素子(FET)
7 可変基準電源
8 満充電検出回路
9 V1,V2レベル切換回路
10 充電器
11 充電電源
12 電流検出部
13 OFF時間検出回路
14 制御回路
21 バッファ
22 インバータ
31,31a ヒステリシスコンパレータ
32 遅延回路
41 OR回路
100 充電器
Claims (14)
- 2次電池の電圧と、第1または第2の設定電圧それぞれとを比較し、
前記2次電池の充電を行っている場合に、前記2次電池の電圧が、前記第1の設定電圧以上になったときには、所定の時間経過後に、前記2次電池の充電を停止し、
前記2次電池の充電を停止している場合に、前記2次電池の電圧が、前記第2の設定電圧以下になったときには、即座に、前記2次電池の充電を開始することを繰り返す方法により充電を制御する充電制御装置であって、
前記2次電池の電圧が、前記第1の設定電圧以上であるかまたは前記第2の設定電圧以下であるかを検出する検出手段と、
前記検出手段により前記2次電池の電圧が、前記第1の設定電圧以上であることが検出されたことに対応して、前記所定の時間を計時する計時手段と、
前記計時手段の計時結果に対応して、前記2次電池への電流の供給を停止するとともに、前記検出手段により前記2次電池の電圧が、前記第2の設定電圧以下であることが検出されたことに対応して、前記2次電池への電流の供給を開始する制御を行う電流供給制御手段と
を備えることを特徴とする充電制御装置。 - 2次電池の電圧と、第1または第2の設定電圧それぞれとを比較し、
前記2次電池の充電を行っている場合に、前記2次電池の電圧が、前記第1の設定電圧以上になったときには、即座に、前記2次電池の充電を停止し、
前記2次電池の充電を停止している場合に、前記2次電池の電圧が、前記第2の設定電圧以下になったときには、前記2次電池の充電を開始し、所定の時間が経過するまでは、前記2次電池の電圧に関わらず充電を行うことを繰り返す方法により充電を制御する充電制御装置であって、
前記2次電池の電圧が、前記第1の設定電圧以上になったかまたは前記第2の設定電圧以下になったかを検出する、検出レベルと検出解除レベルに差がある検出手段と、
前記検出手段の検出結果に対応して、前記2次電池への電流の供給を制御する電流供給制御手段と、
前記検出手段の検出結果に対応して、前記所定の時間を計時する計時手段と、
前記計時手段により前記所定の時間が計時された後、前記検出手段の検出レベルおよび検出解除レベルを変更するレベル変更手段と
を備え、
前記レベル変更手段は、前記検出解除レベルを前記第2の設定電圧に等しくなるように所定レベルだけ変更し、前記第 1 の設定電圧に等しい前記検出レベルも前記所定レベルと同一レベルだけ変更する
ことを特徴とする充電制御装置。 - 前記第1および第2の設定電圧は等しい
ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電制御装置。 - 前記第1の設定電圧は、前記第2の設定電圧より小である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電制御装置。 - 前記第1の設定電圧は、前記第2の設定電圧より大である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電制御装置。 - 前記第2の設定電圧は、前記2次電池の満充電電圧の誤差の範囲である充電終了領域内の値であり、
前記第1の設定電圧は、前記2次電池の過充電電圧を含む範囲である過充電領域内の値である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電制御装置。 - 前記第1または第2の設定電圧それぞれは、前記2次電池の満充電電圧の誤差の範囲である充電終了領域内の値である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電制御装置。 - 前記レベル変更手段は、
前記2次電池の電圧を分圧する抵抗素子と、
前記抵抗素子による前記2次電池の電圧の分圧をON/OFFする半導体スイッチング素子と
からなる
ことを特徴とする請求項2に記載の充電制御装置。 - 前記第1または第2の設定電圧を変更する設定電圧変更手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の充電制御装置。 - 2次電池の電圧と、第1または第2の設定電圧それぞれとを比較し、
前記2次電池の充電を行っている場合に、前記2次電池の電圧が、前記第1の設定電圧以上になったときには、前記2次電池の充電を停止し、
前記2次電池の充電を停止している場合に、前記2次電池の電圧が、前記第2の設定電圧以下になったときには、前記2次電池の充電を開始することを繰り返す方法により充電を制御する充電制御装置であって、
前記2次電池の充電が所定の基準時間以上停止したことを検出し、出力する検出手段を備え、
前記検出手段の出力により充電を終了する
ことを特徴とする充電制御装置。 - 前記検出手段は、前記2次電池に流れる電流を検出することにより、前記2次電池の充電の停止を検出する
ことを特徴とする請求項10に記載の充電制御装置。 - 前記電流供給制御手段により制御される前記2次電池への電流の供給に基づいて、前記2次電池の充電が停止したことを検出し、
前記2次電池の充電が所定の基準時間以上停止したことが検出されてから、充電を終了する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電制御装置。 - 請求項1,2、または10のいずれかに記載の充電制御装置を備える
ことを特徴とする充電器。 - 請求項1,2、または9のいずれかに記載の充電制御装置と、
2次電池と
を備えることを特徴とするバッテリパック。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP32646093A JP3601032B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 充電制御装置、充電器、およびバッテリパック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32646093A JP3601032B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 充電制御装置、充電器、およびバッテリパック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07183051A JPH07183051A (ja) | 1995-07-21 |
| JP3601032B2 true JP3601032B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=18188061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32646093A Expired - Lifetime JP3601032B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 充電制御装置、充電器、およびバッテリパック |
Country Status (1)
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-
1993
- 1993-12-24 JP JP32646093A patent/JP3601032B2/ja not_active Expired - Lifetime
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