JP3610544B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、特に受信した画像データ又は複写の為に読取った画像データの縮小処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、ファクシミリ装置は、その普及に伴って高機能化が進み、原稿の画像データを解像度の低いスタンダードモードで送信・受信できるだけでなく、ファインモードやスーパーファインモードなどのより高い解像度で画像データを伝送可能で、更に複写機能や縮小機能を備えたものが実用に供されている。
【0003】
この種のファクシミリ装置においては、受信したスタンダードやファインやスーパーファインの解像度の画像データを、例えば80%などの縮小率で縮小して記録用紙に記録する場合には、受信した画像データを受信メモリに格納する一方、この画像データを構成する多数のラインデータについて、この縮小率に基いて、先ず副走査方向に1ラインの画像データを間引く間引き処理が施される。そして、この間引き処理された縮小画像データが更に主走査方向にドットデータを間引く間引き処理され、副走査方向と主走査方向とに間引き処理されて縮小された縮小画像データが、それぞれの解像度で記録用データとして作成され、この記録用データが記録用紙に記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、複写機能や縮小機能を備え、複数の解像度で原稿の画像データを送信・受信可能な従来のファクシミリ装置においては、縮小記録するときには、受信した多数の1ラインの画像データについて、縮小率に基いて、副走査方向及び主走査方向にライン単位で間引き処理し、最終的に記録用データを作成して記録するので、特に解像度の低いスタンダードピッチの画像データを縮小するときには、1ラインの画像データの画像データ全体に対する比重が大きくなっており、この画像データを縮小率に応じて副走査方向に複数データ分間引くことになり、記録画像の品質が低下し、モアレが発生するという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、受信した画像データや複写の為の画像データについて、記録画像の品質向上を図れる縮小画像データを作成し得るようなファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のファクシミリ装置は、複数種類の解像度のうち所定の解像度にて画像データを記録用紙に記録可能なファクシミリ装置であって、画像データを送受信するための画像データ送受信手段と、原稿を読取る読取り手段と、前記画像データ送受信手段または読取り手段から供給される画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを記録用紙に記録するときの縮小率を設定するための縮小率設定手段と、前記記憶手段に記憶された解像度の画像データを構成する各ラインデータをそれぞれ同一ライン数ずつ副走査方向に複写して前記記憶手段から読出した画像データの解像度より高解像度の高密度画像データに変換する変換手段と、該変換手段により変換された高密度画像データを構成する複写された各ラインデータの全てを格納する高密度画像データ格納手段と、この高密度画像データ格納手段に格納された高密度画像データを前記縮小率設定手段から受けた縮小率に基いて副走査方向に間引き処理した縮小画像データを作成する縮小画像データ作成手段と、前記縮小画像データを格納する縮小画像データ格納手段と、当該縮小画像データ格納手段に格納された前記縮小画像データを前記縮小率に基づいて主走査方向に間引き処理した主走査間引き画像データを作成する主走査間引き画像データ作成手段と、前記主走査間引き画像データ作成手段により作成された前記主走査間引き画像データを記録用紙に記録する記録手段とを備えたものである。。また、請求項2のファクシミリ装置おいては、前記縮小画像データ作成手段は、前記高密度画像データの前記間引き処理をプログラムに基づいて演算する演算手段であり、前記主走査間引き画像データ作成手段は、ゲートアレイで構成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成を有する請求項1のファクシミリ装置においては、複数種類の解像度のうち所定の解像度にて画像データを記録用紙に記録可能なファクシミリ装置であって、画像データ送受信手段で受信された画像データ又は読取り手段から供給される画像データは、記憶手段に記憶されているので、記憶手段から読出された画像データを構成する各ラインデータが、それぞれ同一ライン数ずつ副走査方向に複写されることで記憶手段に記憶された解像度より副走査方向に高解像度の高密度画像データに変換され、該変換された高密度画像データを構成する各ラインデータの全てが格納され、縮小画像データ作成手段は、該格納された高密度画像データを、縮小率設定手段で設定された縮小率に基いて、副走査方向に間引き処理した縮小画像データを作成する。当該作成された縮小画像データは、縮小画像データ格納手段に一旦格納され、その後、縮小画像データ格納手段に記憶された縮小画像データは、主走査間引き画像データ作成手段により主走査方向に間引き処理され、最終的に副走査方向と主走査方向とに間引きされた主走査間引き画像データが記録手段により変換手段により高解像度の高密度画像データに変換された際の解像度で記録用紙に記録される。
また、請求項2に記載のファクシミリ装置においては、縮小画像データ作成手段は、CPUなどの演算処理装置によりプログラムに基づいた制御によって高密度画像データの副走査方向の間引き処理を行い、一方、主走査間引き画像データ作成手段は、ゲートアレイにより構成され、副走査方向に間引き処理された縮小画像データをゲートアレイの動作によって主走査方向に間引き処理した主走査間引き画像データを作成する。
【0008】
このように、記憶手段から読出した画像データは、指定された解像度より副走査方向に高解像度の高密度画像データ、即ち受信した画像データのラインデータ数より多いラインデータ数に変換された後、副走査方向に、縮小率に基づく間引き処理が行なわれるので、間引き対象となるラインデータ数が多くなることから、1ラインの画像データの全体に対する比率が小さくなり、しかもこれら間引かれる1ラインの画像データが副走査方向に散在するようになり、記録画像の品質向上を図れる縮小画像データを作成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面に基いて説明する。
【0010】
本実施例は、受信した原稿の画像データを記録用紙に記録できる上、複写機能を備えたファクシミリ装置に本発明を適用した場合のものである。
【0011】
このファクシミリ装置1は、一般的なものなので、図1及び図2に基いて簡単に説明する。
【0012】
本体フレーム2には、その上部の前側部分において、操作パネル3が設けられ、この操作パネル3には、送信キー、複写キー、縮小率設定キー、テンキーなどの原稿データの送信処理や複写処理を実行する為の複数の機能キーが設けられている。また、この操作パネル3の直ぐ後側には、原稿載置部4が設けられ、この原稿載置部4には、A4判やB5判などの複数種類のカットシートからなる原稿Gが複数枚分セット可能になっている。
【0013】
次に、この本体フレーム2の内部に設けられ、前記原稿載置部4にセットされた原稿Gを読取る読取り装置5について、図2に基づいて説明する。
【0014】
前記操作パネル3の直ぐ下側に対応する本体フレーム2の内部には、複数の案内壁6により、原稿載置部4にセットされた原稿Gを本体外に案内する第1用紙通路7が形成され、この第1用紙通路7の途中部には原稿Gを給紙する1対の給紙ローラ8が設けられ、また第1用紙通路7の下流端部には、原稿Gを排出する為の1対の排紙ローラ9が設けられ、これら給紙ローラ8と排紙ローラ9とは、原稿送りモータ35(図3参照)により同期して用紙送り方向に夫々回転駆動される。
【0015】
前記給紙ローラ8の直ぐ上流側には、給紙ローラ8で移送される原稿Gを読取る為の読取りセンサ10と読取り光源としての発光ダイオード(LED)11(図3参照)とが、前記第1用紙通路7に臨んで配設されている。この読取りセンサ10は、CCDラインイメージセンサからなり、発光ダイオード11からの反射光を介して電荷を蓄積して原稿Gの1ライン分の画像データを読取るようになっている。
【0016】
次に、この本体フレーム2の内部に設けられ、外部から受信した画像データ、又は複写の為に前記読取り装置5で読取られた原稿Gの画像データを記録用紙Pに記録する為の記録装置21と、その記録用紙Pを送給する送給装置15について、図2に基づいて説明する。
【0017】
本体フレーム2の内部の下端部には、A4判やB5判などのカットシートからなる記録用紙Pを複数枚収納した用紙カセット16が着脱自在に装着されており、複数の案内壁17により、この用紙カセット16の後端部から略U字状に延びる第2案内通路18が形成され、この第2案内通路18の開始部には、給紙ローラ19が配設されるとともに、その途中部には、複数の送給ローラ20と、多数(例えば、1728個)の発熱素子を列状に設けた所定長さを有するサーマルヘッド22とがこの第2案内通路18に臨んで配設されている。これら給紙ローラ19や送給ローラ20は、記録用紙送りモータ37(図3参照)により同期して回転駆動される。
【0018】
一方、この第2案内通路18の上側には、サーマルヘッド22の幅に対応する幅広のインクリボン24を収納したリボンカセット23が設けられている。このリボンカセット23に回転可能に支持されたリボン供給スプール22aに巻装されたインクリボン24は、サーマルヘッド22を経てリボン巻取りスプール22bで巻取られるようになっている。
【0019】
そして、記録動作が開始されると、用紙カセット16に収納された最上位置の記録用紙Pは、先ず給紙ローラ19で第2案内通路18に給紙され、送給ローラ20で第2案内通路18を所定速度で移送されながら、サーマルヘッド22による加熱でインクリボン24のインクにより記録され、第2案内通路18を経て本体外に排出される。尚、サーマルヘッド22、リボンカセット23などから記録装置21が構成されている。
【0020】
次に、このファクシミリ装置1の制御系は、図3のブロック図に示すように構成されている。
【0021】
通信制御装置25は、制御装置Cの入出力インターフェース38と通信用モデム26と網制御装置(NCU:ネットワーク・コントロール・ユニット)27とに夫々接続され、入出力インターフェース38から受け取った制御信号や画像データを通信用モデム26に転送するとき、或いは通信用モデム26から受け取った制御信号や画像データを入出力インターフェース38に転送するときに、ファクシミリ制御を行なう。通信用モデム26は、送信時には、画像データを伝送信号に変調制御する一方、受信時には、受信した伝送信号から画像データに復調制御する。また、網制御装置27は、送信先に対して自動的に発信制御し、また外部からの発信に対して自動的に着信制御する。
【0022】
前記サーマルヘッド22を駆動する駆動回路30には、ストローブ信号発生回路29とP/S(パラレル/シリアル)変換器28とが夫々接続され、入出力インターフェース38から出力されたパラレルの画像データがP/S変換器28でシリアルの画像データに変換されて供給される。駆動回路30は、ストローブ信号発生回路29から受けたストローブ信号に応動してサーマルヘッド22に駆動信号を出力する。尚、前記P/S変換器28には、ゲートアレイ31が設けられている。
【0023】
更に、制御装置Cの入出力インターフェース38には、前記通信制御装置25と、読取りセンサ10から出力されたシリアルの画像データをパラレルの画像データに変換するS/P変換器32、操作パネル3、発光ダイオード11の為の駆動回路33、原稿送りモータ35の為の駆動回路34、記録用紙送りモータ37の為の駆動回路36、P/S変換器28及びストローブ信号発生回路29が夫々接続されている。
【0024】
制御装置Cは、CPU40と、このCPU40にデータバスなどのバス39を介して接続された入出力インターフェース38、ROM41及びRAM50とから構成されている。
【0025】
前記ROM41には、送信時に、原稿Gの画像データを圧縮(符号化)した伝送信号を作成する符号化制御プログラム、また受信時に、符号化されている伝送信号を画像データに伸長(復号化)する復号化制御プログラム、本願特有の後述の縮小画像データ作成制御の制御プログラム、ファクシミリ通信制御や複写制御の為の各種の制御プログラムが格納されている。
【0026】
前記RAM50の受信データメモリ51には、所定量(例えば、256Kバイト)のメモリ容量が設けられ、受信した伝送信号つまり符号化された画像データが順次格納される。復号化データメモリ52には、受信データメモリ51から受けた伝送信号を復号化した画像データや複写時に読取りセンサ10で読取られた画像データが格納される。第1記録データメモリ53には、復号化データメモリ52の画像データをスーパーファインモードの高解像度の高密度画像データに変換して格納される。また、第2記録データメモリ54には、この第1記録データメモリ53の高密度画像データについて、縮小率に基いて間引き処理された縮小画像データが格納される。符号化データメモリ55には、送信時に符号化した画像データが格納される。更に、RAM50には、記録用紙Pに記録するときの設定された縮小率のデータやポインタ値などを格納するワークメモリや、CPU40で演算した演算結果を一時的に格納する各種のメモリが設けられている。
【0027】
ところで、このファクシミリ装置1においては、スーパーファインモードとファインモードとスタンダードモードとの何れの解像度で送信された画像データも受信及び記録が可能になっている。ここで、1/15.4mm(400ドット/インチ)を1スーパーファインラインとして、スーパーファインモードとは、原稿Gをこの1スーパーファインライン毎の解像度で読出すモードであり、ファインモードとは、原稿Gを2スーパーファインライン毎の解像度で読出すモードであり、またスタンダードモードとは、原稿Gを4スーパーファインライン毎の解像度で読出すモードである。
【0028】
そして、スーパーファインモードの解像度で受信した画像データの各々は、記録用紙Pをスーパーファインピッチ(約65μm)分移送する毎に順次記録される。また、ファインモードの解像度で受信した画像データの各々は、夫々2スーパーファインライン分記録され、記録用紙Pをスーパーファインピッチ分移送する毎に順次記録される。更に、スタンダードモードの解像度で受信した画像データの各々は、夫々4スーパーファインライン分記録され、記録用紙Pをスーパーファインピッチ分移送する毎に順次記録される。
【0029】
次に、ファクシミリ装置1の制御装置Cで行なわれる縮小画像データ作成制御のルーチンについて、図4のフローチャートに基づいて説明する。但し、この制御の開始時においては、受信されたスタンダードモードの解像度による画像データは、受信データメモリ51に格納された後、復号化されて、図5に示すように、第1ラインデータ(以下、Aライン画像データという)、第2ラインデータ(以下、Bライン画像データという)、第3ラインデータ(以下、Cライン画像データという)、第4ラインデータ(以下、Dライン画像データという)、第5ラインデータ(以下、Eライン画像データという)、・・・・・・の複数ラインデータからなる画像データが復号化データメモリ52に格納されているものとする。また、各ラインデータについては、先頭の1バイト分のデータを示す。尚、図中、符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。
【0030】
画像データが復号化データメモリ52に格納されるとこの制御が開始され、先ずRAM50のワークメモリから縮小率データが読込まれ、この縮小率データから縮小率(a/b)が求められ、これら変数a、bが夫々設定される(S11)。そして、復号化データメモリ52に格納された画像データについて、各ライン画像データを夫々副走査方向に4スーパーファインライン分の画像データに複写して、高解像度の高密度画像データが作成され、第1記録データメモリ53に格納される(S12)。例えば、図6に示すように、前記復号化データメモリ52に格納されたAライン画像データ、Bライン画像データ、Cライン画像データ、Dライン画像データ、Eライン画像データ・・・の各々について、副走査方向に、4スーパーファインライン分のライン画像データに夫々複写される。即ち、Aライン画像データについては、A1〜A4ライン画像データに、Bライン画像データについては、B1〜B4ライン画像データに、・・・Eライン画像データについては、E1〜E4ライン画像データに夫々複写して高解像度の高密度画像データが作成され、第1記録データメモリ53に格納される。
【0031】
次に、間引き処理の為の変数値Iに縮小率の分母の変数bがセットされ(S13)、ポインタPAには第1記録データメモリ53における先頭アドレスがセット(図6参照)されるとともに、ポインタPBには第2記録データメモリ54における先頭アドレスがセット(図7参照)される(S14)。次に、変数値Iには、縮小率の分子の変数aだけ減算された値にセットされ(S15)、変数値Iが正の数値のときには(S16:Yes)、ポインタ値PAが1つインクリメントされ(S17)、ポインタPAに基いて、第1記録データメモリ53にライン画像データが存在するときには(S18:Yes)、S15に戻る。
【0032】
一方、前記変数値Iが「0」以下の負の数値のときには(S16:No)、ポインタPAで指示する第1記録データメモリ53のライン画像データが、ポインタPBで指示する第2記録データメモリ54のアドレスに格納される(S19)。次に、ポインタ値PAとポインタ値PBとが夫々1つインクリメントされ(S20)、更に変数値Iには、変数bだけ加算された値にセットされ(S21)、S18を経てS15に戻る。そして、縮小処理の対象となるライン画像データが第1記録データメモリ53に存在しないときには(S18:No)、この制御を終了して、メインルーチンに戻る。
【0033】
即ち、変数値Iが正の数値のときに(S16:Yes)、ポインタPAが1つインクリメントされ(S17)、このポインタPAのインクリメントでスキップした第1記録データメモリ53のライン画像データが第2記録データメモリ54に格納されないことから、ライン画像データの間引き処理が行なわれる。
【0034】
その後、第2記録データメモリ54内の副走査方向に間引き処理された縮小画像データについて、ゲートアレイ31により、主走査方向に縮小率に対応するドットデータを間引く間引き処理が施され、最終的に副走査方向と主走査方向とに縮小された縮小画像データが、P/S変換器28を経てサーマルヘッド22に供給されるとともに、駆動回路30はストローブ信号発生回路29からの駆動信号を受けて発熱素子を駆動し、設定された縮小率に対応する縮小画像が記録用紙Pに記録される。
【0035】
例えば、縮小率が80%のときには、変数aが「4」で且つ変数bが「5」に設定される。そして、図6に示す第1記録データメモリ53の高密度画像データについて、先ず変数値Iには「5」がセットされ(S13)、次に変数値Iには(5−4)=1がセットされ(S15)、変数値Iが正の数値なので(S16:Yes)、ポインタPAが1つインクリメントされることで、ポインタPAが指示する第1記録データメモリ53の「A1ライン画像データ」が間引き処理される。
【0036】
次に、変数値Iには、(1−4)=−3がセットされ、変数値Iは負の数値なので、ポインタPAで指示する「A2ライン画像データ」が第2記録データメモリ54に格納される。その後、変数値Iには(−3+5)=2がセットされてS15に戻る。以下、同様に変数値Iに基づいて、先頭の「A1ライン画像データ」から5番目毎のライン画像データ、つまり「B2ライン画像データ」、「C3ライン画像データ」、「D4ライン画像データ」・・・が順次副走査方向に間引き処理され、図7に示すように、副走査方向に80%に縮小された縮小画像データが第2記録データメモリ54に格納される。その後、各ライン画像データは、ゲートアレイ31で主走査方向に複数のドットデータを間引きして80%に夫々縮小され、最終的に副走査方向と主走査方向とに夫々80%に縮小された縮小画像データがサーマルヘッド22により記録用紙Pに記録される。
【0037】
このように、受信データメモリ51から読出した画像データは、指定されたスタンダードモードより副走査方向に高解像度のスーパーファインライン単位による高密度画像データ、即ち受信した画像データのラインデータ数の4倍に相当するラインデータ数に変換された後、副走査方向に、縮小率に基づく間引き処理が行なわれるので、間引き対象となるラインデータ数が多くなることから、1ラインの画像データの画像データ全体に対する比重が小さくなり、しかもこれら間引かれる1ラインの画像データが副走査方向に散在するようになり、記録画像の品質向上を図れる縮小画像データを作成することができる。
【0038】
ここで、特許請求の範囲に記載した各手段と、上記実施例中の構成との対応関係について説明すると、縮小率設定手段に相当するものは、操作パネル3に設けられた縮小率設定キーであり、縮小画像データ作成手段に相当するものは、図4に示す縮小画像データ作成制御である。
【0039】
尚、この縮小画像データ作成制御のS12において、受信した画像データの各ラインデータを夫々副走査方向に2スーパーファインライン分の画像データに複写して、高解像度の高密度画像データが作成するようにし、受信したファインモードの解像度で受信した画像データについてもこの縮小画像データ作成制御が適用できる。更に、前記縮小画像データ作成制御において、受信したデータがスーパーファインモードの解像度の場合には、高解像度の高密度画像データに変換することなく、そのままの状態で間引き処理するように構成してもよい。尚、前記読取りセンサ10で読取られた画像データを縮小複写する場合にも、前記縮小画像データ作成制御が適用できる。尚、本発明の技術的思想の範囲内において、前記実施例の制御に関し、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。尚、感熱方式やレーザ方式などの各種の記録装置を備えた種々のファクシミリ装置に、本発明を適用し得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のファクシミリ装置によれば、画像データ送受信手段で受信された画像データ又は読取り手段から供給される画像データは、記憶手段に記憶されているので、記憶手段から読出された画像データが、一旦、指定された解像度より副走査方向に高解像度の高密度画像データに変換され、該変換された高密度画像データを構成する各ラインデータの全てが格納され、該格納された高密度画像データ、即ち受信した画像データのラインデータ数より多いラインデータ数に変換された後、副走査方向に、縮小率に基づく間引き処理が行なわれるので、間引き対象となるラインデータ数が多くなることから、1つのラインデータの画像データ全体に対する比重が小さくなり、しかもこれら間引かれるラインデータが副走査方向に散在するようになり、記録画像の品質向上を図れる縮小画像データを作成することができる。しかも、高密度画像データを構成する各ラインデータの全てを格納しているので、変換処理に連動させることなく変換処理とは別のタイミングで間引き処理を実行でき、間引き処理を簡単なアルゴリズムで実行でき、CPUに対する負荷を軽減できるため、主走査方向に対する間引き等の画像処理を容易に為し得るのみならず、その画像データを高密度データで他のファクシミリ装置に送信する場合には即座に対応し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の斜視図である。
【図2】本発明のファクシミリ装置の内部機構を示す要部縦断側面図である。
【図3】本発明のファクシミリ装置の制御系のブロック図である。
【図4】縮小画像データ作成制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図5】復号化データメモリに格納された画像データを示す図である。
【図6】第1記録データメモリに格納された高密度画像データを示す図である。
【図7】第2記録データメモリに格納された副走査方向に間引き処理された縮小画像データを示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
5 読取り装置
10 読取りセンサ
15 送給装置
21 記録装置
22 サーマルヘッド
23 リボンカセット
25 通信制御装置
26 通信用モデム
27 網制御装置
40 CPU
41 ROM
50 RAM
51 受信データメモリ
C 制御装置
Claims (2)
- 複数種類の解像度のうち所定の解像度にて画像データを記録用紙に記録可能なファクシミリ装置であって、
データを送受信するための画像データ送受信手段と、
原稿を読取る読取り手段と、
前記画像データ送受信手段または読取り手段から供給される画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを記録用紙に記録するときの縮小率を設定するための縮小率設定手段と、
前記記憶手段に記憶された解像度の画像データを構成する各ラインデータをそれぞれ同一ライン数ずつ副走査方向に複写して前記記憶手段から読出した画像データの解像度より高解像度の高密度画像データに変換する変換手段と、
該変換手段により変換された高密度画像データを構成する複写された各ラインデータの全てを格納する高密度画像データ格納手段と、
この高密度画像データ格納手段に格納された高密度画像データを前記縮小率設定手段から受けた縮小率に基いて副走査方向に間引き処理した縮小画像データを作成する縮小画像データ作成手段と、
前記縮小画像データを格納する縮小画像データ格納手段と、
当該縮小画像データ格納手段に格納された前記縮小画像データを前記縮小率に基づいて主走査方向に間引き処理した主走査間引き画像データを作成する主走査間引き画像データ作成手段と、
前記主走査間引き画像データ作成手段により作成された前記主走査間引き画像データを記録用紙に記録する記録手段と
を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記縮小画像データ作成手段は、前記高密度画像データの前記間引き処理をプログラムに基づいて演算する演算手段であり、
前記主走査間引き画像データ作成手段は、ゲートアレイで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10119398A JP3610544B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | ファクシミリ装置 |
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| JP10119398A JP3610544B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | ファクシミリ装置 |
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Family Applications (1)
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-
1998
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| JPH10257306A (ja) | 1998-09-25 |
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