JP3619599B2 - ガスタービンプラント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンプラントにかかり、とりわけガスタービン燃焼器の内筒部を効果的に冷却するガスタービンプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のガスタービンプラントは、高効率化が求められており、このため、ガスタービン燃焼器で生成される燃焼ガス温度(ガスタービン入口燃焼ガス温度)の高温化が模索されている。
【0003】
高温化の対処策として、ガスタービン燃焼器に多量の燃料を投入するか、あるいは高カロリー燃料を使用することで所期の目的を達成することができる反面、燃焼ガスの高温化に伴ってその排ガスに多くのNOxが含まれ、環境問題につながっている。
【0004】
環境問題対策として、従来、ガスタービン燃焼器では、2段燃焼法と称して、燃料の一部をいわゆる火種にする拡散燃焼を行い、残り大部分の燃料を燃料希薄状態の予混合燃料として燃焼させることにより燃焼ガス温度を低下させNOxの低減化を図っていた。
【0005】
また、他の対策として、ガスタービン燃焼器では、燃焼ガス中に水または蒸気を投入し、燃焼ガス温度を比較的低温化しNOxの低減化を図るなどの手段が講じられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、燃焼ガスの高温化と、燃焼排ガスの低NOx化という相反する機能を一挙に満す上述2段燃焼法を採用したガスタービン燃焼器であっても以下の問題点を有していた。
【0007】
NOxは燃焼ガス温度の上昇とともに急激に増大する性質がある。そのため、市条例等に対応してNOx濃度を従来より低減するには燃焼ガス温度を低下させる必要がある。この燃焼ガス温度を低下させる方法の一つに予混合燃焼法がある。また、ガスタービン燃焼器でNOxを抑制できる予混合燃焼の条件は、燃焼器の壁面を冷却するフィルム冷却空気量と密接な関係がある。
【0008】
図14の縦軸は冷却空気割合であり、横軸はガスタービン入口ガス温度(燃焼器出口温度)である。パラメータは予混合燃焼当量比(理論燃空比に対する実燃空比の割合)であり、NOxの発生を抑制するためには当量比0.6未満の燃焼条件を選定する必要がある。当量比0.6を超えるとNOxは急増する傾向になる。
【0009】
図14よりわかるように、ガスタービンの高温化とともに冷却空気割合は減少する傾向となり、例えばガスタービン入口温度が約1600℃の場合、冷却空気割合はゼロになる。この傾向は予混合燃焼当量比が小さいほど著しい。すなわち、ガスタービンの高温化とNOx低減化を実現する燃焼条件の選定は、燃焼器の壁面を冷却するフィルム冷却空気量の激減を意味しており、壁面冷却に対する問題点があった。
【0010】
このようにガスタービンの高効率化を求めてガスタービン燃焼器で生成される燃焼ガス温度(燃焼器出口温度)を高温化すると、ガスタービン燃焼器自体の冷却が必要となる一方、充分な冷却が困難になることを考慮して図15に示される冷却構造が従来から提案されている。
【0011】
このガスタービン燃焼器1は、図示しない圧縮機とガスタービンの間に位置し、圧縮機からの高圧空気を燃焼空気として使用するものであり、燃焼空気に燃料が投入され、燃焼ガスを生成し、生成された燃焼ガスをガスタービンに送給するものである。
【0012】
このガスタービン燃焼器1は、図15にも示されているように、ケーシング2と、このケーシング2内に同軸的に収容された内筒部3とを有する。ケーシング2と内筒部3との間にはフロースリーブ4が設けられ、このフロースリーブ4により燃焼空気通路5が区画され、高圧空気を燃焼空気として内筒部3の燃料ノズル6に案内され、ここで燃料ノズル6の燃料と混合し、燃焼ガスが生成される。
【0013】
また、上記内筒部3には、突出片7が燃焼空気通路5側に向って設けられ、突出片7により高圧空気が燃焼空気として燃焼空気通路5を通過する際、強制的に衝突させ空気の流れに乱れを与えて熱伝達率を高め、熱伝達率の増加の下、燃焼空気を、高温にさらされている内筒部3の冷却用にも使用されている。
【0014】
ところが、このような冷却流路構成のガスタービン燃焼器1では、燃焼空気と冷却空気とを併用する高圧空気が冷却性能の向上を目指すために、突出片7に衝突させるとその流れに圧力損失が出、さらに内筒部3の壁面通過の際、結果として壁面摩擦係数の増大により、圧力損失の増加となりガスタービンプラント全体の熱効率低下の問題があった。
【0015】
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、圧縮機からの限られた高圧空気を、冷却空気として有効に活用する一方、冷却空気として有効活用する高圧空気の圧力損失を極力少なくさせてガスタービン燃焼器を効果的に冷却するガスタービンプラントを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために、請求項1に記載したように、一つの軸に圧縮機とガスタービンを直結し、圧縮機からの高圧空気に燃料を加えて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器を備え、このガスタービン燃焼器で生成された燃焼ガスを上記ガスタービンに送給して膨張仕事により動力を得るガスタービンプラントにおいて、上記ガスタービン燃焼器のケーシングに収容される内筒部の外周側に沿って設けた冷却通路部と、この冷却通路部内の冷却空気を循環路を介装して循環させる均圧ヘッダ部と、この均圧ヘッダ部を出る冷却空気を再冷却させる熱交換部と、再冷却後の冷却空気を上記冷却通路部に還流させる送風機部とをそれぞれ備えたものである。
【0017】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項3に記載したように、ガスタービン燃焼器のケーシングに収容される内筒部に、冷却通路部の冷却空気とケーシングの高圧空気とをフィルム状に案内するフィルム冷却孔を穿設したものである。
【0018】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項4に記載したように、均圧ヘッダ部は、密閉室で構成され、この密閉室の一側をガスタービン燃焼器のケーシングに連通する均圧配管と、内筒部の外周側に沿って設けた冷却通路部に連通する冷却空気管と、この冷却空気管の冷却空気を循環路に送給する出口部とを備えるとともに、上記密閉室に区画室を形成する透口板をそれぞれ備えたものである。
【0019】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項7に記載したように、内筒部の外周側に沿う冷却通路部は、入口室と出口室とをそれぞれ備え、この入口室と出口室とは噴口部を有する仕切板により区画される一方、入口室と出口室との個々にマニホールドをそれぞれ備えたものである。
【0020】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項8に記載したように、内筒部の外周側に沿う冷却通路部は、入口室と出口室とをそれぞれ備え、この入口室と出口室とは仕切板により区画される反転冷却通路に形成する一方、入口室と出口室との個々にマニホールドを備えたものである。
【0021】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項9に記載したように、内筒部の外周側に沿う冷却通路部は、内筒部の壁面に乱流促進体を設けたものである。
【0022】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項11に記載したように、冷却通路部に設けたリブまたはフィンは、冷却空気の流れに沿ってツリー状に形成される主幹片と分枝片とを有する構成にしたものである。
【0023】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項12に記載したように、冷却通路部は、内筒部の伸縮移動に応動するように伸縮部材により構成され、その一端側に進退自在なシールリングを設けたものである。
【0024】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項13に記載したように、送風機部は、均圧ヘッダ部と圧力バランスするように密閉室に構成され、この密閉室にブロアを収容したものである。
【0025】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、上記目的を達成するために請求項14に記載したように、一つの軸に圧縮機とガスタービンを直結し、圧縮機からの高圧空気に燃料を加えて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器を備え、このガスタービン燃焼器で生成された燃焼ガスを上記ガスタービンに送給して膨張仕事により動力を得るガスタービンプラントにおいて、上記ガスタービン燃焼器のケーシングに収容される内筒部の外周側に沿って設けた冷却通路部と、この冷却通路部内の冷却空気を循環路を介装して循環させる均圧ヘッダ部と、この均圧ヘッダ部を出る冷却空気を再冷却させる熱交換部と、再冷却後の冷却空気を上記冷却通路部に還流させる送風機部とをそれぞれ備える一方、上記ケーシングに圧力センサを設け、ケーシング内の圧力変動に基づいて上記送風機部を作動させる関数発生器を備えたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるガスタービンプラントの第1実施の形態を図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明にかかるガスタービンプラントを示す概略系統図である。
【0028】
全体を符号GPで示すガスタービンプラントは、ガスタービン系GC、ガスタービン燃焼器系CC、冷却空気循環系CR、および蒸気サイクル系STとをそれぞれ有する構成になっている。
【0029】
ガスタービン系GCは、一つの軸に圧縮機10、ガスタービン11、発電機12を串形に直結配置して構成されている。
【0030】
ガスタービン燃焼器系CCは、ガスタービン燃焼器9のケーシング13内に同軸的に収容された内筒部14を備え、この内筒部14の頭部側に設けた燃料ノズル15を有するとともに、内筒部14の外周側に沿って設けた例えばスリーブ状の冷却通路部16を有する構成になっている。また、内筒部14は、燃料ノズル15からの燃料と燃焼空気とを混合させて燃焼ガスを生成する燃焼域FCと、この燃焼域FCからの燃焼ガスをガスタービン11に送給するトランジションピース17とから構成されており、これら燃焼域FCおよびトランジションピース17に対応して冷却通路部16,16が使い分けられている。
【0031】
冷却空気循環系CRは、ガスタービン燃焼器系CCの冷却通路16,16に接続された循環路18を有し、この循環路18にガスタービン燃焼器系CCのケーシング13と圧力バランスさせる均圧ヘッダ部19と、均圧ヘッダ部19の冷却空気を再冷却させる熱交換部20と、この熱交換部20で再冷却させる際に生ずる圧力損失分を補ってガスタービン燃焼器CCの冷却通路部16,16に再冷却空気を還流させる送風機部21とを介装させた構成になっている。
【0032】
蒸気サイクル系STは、蒸気発生器22、蒸気タービン23、復水器24、給水ポンプ25を備えた蒸気タービンプラント43で構成され、ガスタービン系GCのガスタービン11の排熱を熱源として蒸気発生器22で蒸気を発生せしめ、この発生蒸気を蒸気タービン23に送給して膨張仕事による動力を得、膨張仕事後の蒸気を復水器24で冷却し、復水・給水として給水ポンプ25を経て蒸気発生器22に還流させるようになっている。また、給水ポンプ出口側の復水・給水は、供給管44を介して上記冷却空気循環系CRの熱交換部20に冷却媒体として案内され、ここで加熱され昇温後、回収管45を介して蒸気発生器22に還流するガスタービン11の排熱の熱回収が図られている。
【0033】
ところで、上記冷却空気循環系CRの均圧ヘッダ部19は、密閉室19aで構成され、この密閉室19aの一側にガスタービン燃焼器系CCのケーシング13と連通する均圧配管19bと、上記ガスタービン燃焼器系CCの内筒部14に沿って設ける冷却通路部16,16に連通する冷却空気管19cと、この冷却空気管19cの冷却空気を熱交換部20に案内する出口部19dとを有する構成になっている。また、上記密閉室19aには、透口板19eにより仕切られた区画室19f,19gが形成されている。この区画室19f,19gは、上記ケーシング13の器内圧とバランスさせるものである。
【0034】
密閉室19a内の区画室19f,19gは、ガスタービンプラントが定常運転のとき、ケーシング13から出る高圧空気を徐々に減圧させることにより密閉室19aの出口部19b側で、冷却空気管19cの冷却空気と混合させないようにしたものである。その結果、ケーシング13内の圧力が一定であれば、ケーシング13の高圧空気は均圧ヘッダ部19の密閉室19aに流れなくなり、冷却空気管19cの冷却空気のみが循環路18を流れることになる。
【0035】
また、ガスタービン11が負荷変動し、これに伴ってケーシング13内の圧力が変動すれば、高圧空気は均圧配管19bを介してケーシング13と均圧ヘッダ部19の密閉室19aとの間の出入の繰返しをすることになる。したがって、この均圧配管19bはケーシング13内の圧力と均圧ヘッダ部19の密閉室19a内の圧力とを自動的にバランスさせる機能を有する。
【0036】
このように、サージング13と均圧ヘッダ部19の密閉室19aとを自動的に圧力バランスさせることにより、冷却通路部16,16の耐圧強度設計が楽になり、信頼性向上につながる。また、後述、ブロア21bの動力低減に寄与する。
【0037】
一方、冷却空気循環系CRの循環路18に介装される送風機部21は、ブロア21bを収容をする密閉室21aで構成されている。この密閉室21aは、均圧ヘッダ部19の器内圧力とバランスさせるために設けられたものである。ブロア21bを大気開放状態に設置しておくと、ブロア21bは、冷却通路部16,16に冷却空気を還流させる際、昇圧に必要な多くの動力を必要とするが、密閉室21aが均圧ヘッダ部19と圧力的にバランスする状態にしてあれば、冷却空気を冷却通路部16,16に送給するとき冷却空気の圧力損失分だけを補えばよいことになる。したがって、密閉室21aのブロア21bは、冷却空気を冷却通路部16,16に還流させる際、冷却空気の圧力損失分に相当するだけの消費動力で済むことになるので動力消費の削減に寄与する。
【0038】
次に上記構成に基づく作用を説明する。
【0039】
ガスタービン系GCの圧縮機10は、ガスタービン11の回転トルクにより大気を吸い込んで高圧化し、高圧空気を燃焼空気としてガスタービン燃焼器9のケーシング13に送給する。
【0040】
ケーシング13に送給される燃焼空気としての高圧空気は、燃料ノズル15の燃料と混合し、燃焼域FCで燃焼ガスを生成する。この燃焼ガスは、燃焼域FCからトランジションピース17を経て作動ガスとしてガスタービン11に送給され、ここで膨張仕事により回転トルクを得、回転トルクにより発電機12を廻して電気出力を得る。
【0041】
また、ケーシング13に送給された燃焼空気としての高圧空気の一部は、冷却空気循環系CRの均圧配管19bを経て均圧ヘッダ部19の区画室19fに案内され、ここでケーシング13の器内圧とバランスさせるようになっている。すなわち、区画室19fに案内された高圧空気は、ここで一旦閉じ込められ、ケーシング13の器内圧とバランスさせておき、高圧空気の一部を透口板19eにより形成された各室で減圧させ、最終、区画室19gでバリアとして均圧ヘッダ部19の出口部19dに流れないように抑制される。
【0042】
しかしながら、起動時のように、ケーシング13の器内圧と、区画室19f,19gの室内圧とで圧力差が極めて高い場合には、高圧空気は、最終の区画室19gを経て流出し、ガスタービン燃焼器系CCの冷却通路部16,16への冷却空気として使用されるようになっている。なお、ガスタービン燃焼器9が定常運転になると、ケーシング13の器内圧と、各区画室19f,19gの室内圧とは圧力バランスしているので、高圧空気は区画室19f内にのみ閉じ込められるが、負荷変化のように運転が変化すると、逆に各区画室19f,19gの高圧空気がケーシング13に戻されるようになり、こうしてケーシング13と均圧ヘッダ部19とは常に圧力バランスするよう保持される。
【0043】
均圧ヘッダ部19の出口部19dを出る冷却空気は、循環路18から熱交換部20に案内され、ここで蒸気サイクル系STの復水・給水と熱交換し、再冷却されて送風機部21の密閉室21aに送られる。この場合、熱交換部20で再冷却される冷却空気の総熱量の中には、冷却通路16,16を通過する際、吸収した熱のほかに、ブロア21bの消費動力(ブロア21bの機械的熱損失)が含まれているので、その熱量は比較的高い。この比較的熱量の高い冷却空気を熱交換する蒸気サイクル系STの復水・給水は、その熱量の多くを吸収することができる。したがって、冷却空気の比較的高い熱量を吸収する蒸気サイクル系STの復水・給水は吸収熱量分だけ昇温するので、蒸気サイクル系STに投入する燃料が節約される結果、プラント全体の熱効率を向上させることができる。
【0044】
送風部21の密閉室21aは、均圧ヘッダ部19と圧力バランスさせるようになっている。このため、ブロア21bは再冷却後の冷却空気をガスタービン燃焼器系CCの冷却通路部16,16に送給するときにその圧力損失分を補えばたりる。
【0045】
このようにしてブロア21bから送給される冷却空気は、冷却通路部16,16を流通する間に、内筒部14の燃焼域FC壁、トランジションピース17を冷却し、冷却後、循環路18を経て均圧ヘッダ部19の冷却空気管19cに戻され、以後上述手順を経て内筒部14の冷却を連続的に繰り返するようになっている。
【0046】
したがって、本発明にかかるガスタービンプラントでは、ガスタービン燃焼器系CCのケーシング13と、冷却空気循環系CRの均圧ヘッダ部19とを互いに圧力バランスさせる構成になっているので、ガスタービン燃焼器9の冷却通路部16,16の冷却空気を循環させる際、極めて少ない動力で循環させることができる。
【0047】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、ガスタービン燃焼器系CCの冷却通路16を循環する冷却空気は、ガスタービン系GCの高圧空気の流れとは別ループで送風機21bによって送気循環されている。すなわちこの循環するための冷却空気の圧力損失(送風機21bの駆動動力)は、ガスタービン系GCの圧縮機10より吐出される高圧空気の圧力損失とは無関係になっている。したがって、図15に示す従来の実施例の場合と異なり、ガスタービン燃焼器9の内筒部14を冷却する冷却空気の圧力損失が極めて少ないので、ガスタービン燃焼器9の全圧損失を必要最小限にでき、ガスタービンプラントの熱効率向上にも貢献できる。
【0048】
図2は、本発明にかかる内筒部14に設けられる冷却通路部16のうち、燃焼領域FCに沿う燃焼領域冷却通路部16aをインピンジ冷却するための第1実施例を示す概略図である。
【0049】
内筒部14には、燃焼ガスを生成する燃焼領域FCが形成されている。この燃焼領域FCでは燃料ノズル15の燃料にスワラ15bの旋回空気が加わって一次燃焼が行われ、さらに予混合ノズル15aの稀薄燃料が加わって二次燃焼が行われ、このようにして燃焼ガスが生成されている。
【0050】
燃焼領域FCの外壁側には例えばスリーブ状の燃焼領域冷却通路部16aが設けられている。この燃焼領域冷却通路部16aは、アニラュー状あるいはスリーブ状の入口室16bおよび出口室16cをそれぞれ備えており、多孔状あるいはパンチング状の噴口部16dを有する仕切板16eにより外周側の入口室16b、内周側の出口室16dを区画する。また、入口室16bには入口マニホールド16fが、出口室16cに出口マニホールド16gがそれぞれ設けられている。
【0051】
このような構成を有する燃焼領域冷却通路部16aは、入口マニホールド16fで冷却空気の圧力が均質化され、さらに噴口部16dにより燃焼領域FCの壁面に向って冷却空気を噴流衝突させ、噴流衝突後、出口室16cから出口マニホールド16gを経て再度圧力の均質化を図っている。
【0052】
したがって、冷却通路16aは冷却空気の圧力均質化の下、噴流衝突によるインピンジ冷却が行われるので、燃焼領域FCの壁は全域にわたって均一に冷却をすることができる。
【0053】
図6、図7および図8は、冷却通路部16のうち、燃焼領域冷却通路部16aの第2実施例、第3実施例および第4実施例のそれぞれを示す概略図である。
【0054】
各実施例は、上述インピンジ冷却(図2)と異なり対流冷却を可能にした点を共通とするものである。すなわち、図6、図7および図8は、ともに燃焼領域冷却通路部16aに、例えばリブまたはフィン等の乱流促進体27を設けたものである。この乱流促進体27により冷却空気の流れが乱れ、熱伝達率が向上する。したがって、熱伝達率の向上した冷却空気で燃焼領域FCの壁面を冷却するので、冷却性能は従来以上に高くなる。
【0055】
また、図6は、内筒部14にフィルム冷却孔42を穿設し、内筒部14の一部をフィルム冷却可能としたものである。内筒部14には、燃焼領域冷却通路部16aを除く領域に火炎伝播管、火炎検知器、トランジションピースの接続構造物(ともに図示せず)が取り付けられている。このため、これら取付領域は高温燃焼ガスにさらされ、過酷な状態になっているにも拘らず、冷却をすることが難しい。
【0056】
本実施例は、ケーシング13の高圧空気41を冷却用としてフィルム冷却孔42から内筒部14の壁面に沿って流すことにより上記構造物も併せて良好に冷却することができ、その強度の維持を図ることができる。また、燃焼領域冷却通路部16aの一部にもフィルム冷却孔42を穿設することにより、燃焼領域冷却通路部16aの端部領域壁面に沿って冷却空気40を流することができるので、冷却効果はさらに増す。特に、冷却空気40が不足する場合、効果的な冷却を行うことができる。
【0057】
図8は、内筒部14の外周側に沿う燃焼領域冷却通路部16aに入口室16b、出口室16cのそれぞれを区画する仕切板16hを設け、反転冷却通路構造にしたものである。また、入口室16bに入口マニホールド17fが、出口室16cに出口マニホールド16gがそれぞれ設けられる。
【0058】
図8に示す実施例では、燃焼領域冷却通路部16aを反転冷却通路構造にし、冷却空気を蛇行させて流すので、蛇行中に冷却空気の脈動を緩和させることができる。また、燃焼領域冷却通路部16aを反転冷却通路構造にするので、入口室16bの入口マニホールド16fと出口室16cの出口マニホールド16gとが互いに接近し、取付・組立工事を容易に行うことができる。さらに、本実施例のガスタービン燃焼器9は、複数缶、例えば18缶設けられているので、燃焼領域冷却通路部16aを反転冷却通路構造にすることにより、複数の入口室16bに対して一つにまとめた入口マニホールド16fにすることができ、また複数の出口室16cに対して一つにまとめた出口マニホールド16gにすることができる。したがって、取付・組立工事の簡素化を図ることができる。
【0059】
図3および図4は、図1に示される内筒部14のうち、トランジションピース17のうち、トランジションピース冷却通路部28を設けた第1実施例および第2実施例のそれぞれを示す概略図である。
【0060】
本実施例は、トランジションピース17の冷却性能を向上させるため、インピンジ冷却方式、対流冷却方式を採用したものである。
【0061】
すなわち、図3は、インピンジ冷却を採用したものであり、また図4は対流冷却を採用したものであり、ともに高温燃焼ガスにさらされているトランジションピース17の冷却向上を図ったものです。
【0062】
図3について、具体的な説明をすると、トランジションピース17の外周側には例えばスリーブ状のトランジションピース冷却通路部28が設けられている。このトランジションピース冷却通路部28は、アニュラー状あるいはスリーブ状の入口室28aおよび出口室28bをそれぞれ備えており、多孔状あるいはパンチング状の噴口部28cを有する仕切板28dにより外周側の入口室28a、内周側の出口室28bを区画する。また、入口室28aには、入口マニホールド28dが、出口室28bには出口マニホールド28eがそれぞれ設けられている。
【0063】
このような構成により、インピンジ冷却に伴う冷却性能を向上させることができ、また入口マニホールド28d、出口マニホールド28eにより冷却空気の圧力均質化を図ることができる。
【0064】
図4は、対流冷却によりトランジションピース17の冷却性能の向上を図ったもので、トランジションピース冷却通路部28内に乱流促進体29を設け、冷却空気の熱伝達係数を高めたものである。
【0065】
図5は、冷却通路16のうち、燃焼領域冷却通路部16aの第7実施例を示す概略図である。
【0066】
内筒部14は、燃焼領域FCの高温燃焼ガスの熱をまともに受け、伸縮移動することがある。このため、燃焼領域冷却通路部16aは、内筒部14に応動するように、伸縮部材で作製され、入口端29の冷却空気が乱流促進体27を経て出口端30に向う間の伸縮部材の移動に追従できるようリングホルダ31に装着したシールリング32を設けたものである。
【0067】
このような構成により、燃焼領域冷却通路部16aは進退自在に移動でき、内筒部14との温度差による過度な熱応力の発生を回避でき、材力強度上の安全性を保証することができる。
【0068】
図10および図11は、冷却通路部16に設けられる乱流促進体27としてリブまたはフィンが適用される第8実施例を示す概略図である。
【0069】
乱流促進体27としてのリブまたはフィンは、図示実線矢印に示す冷却空気の流れに沿ってツリー状に形成され、主幹片27aと分枝片27bとを有する構成になっている。
【0070】
このような構成の乱流促進体27としてのリブまたはフィンでは、冷却空気が主幹片27aや分枝片27bに衝突を繰り返しながら流れるので、熱伝達率が従来以上に高まり、その結果、冷却性能を向上させることができる。
【0071】
図9は、本発明にかかるガスタービンプラントの第2実施の形態を示す概略系統図である。
【0072】
本実施の形態は、冷却空気循環系CRの熱交換部20の冷却媒体CWとして例えば海水、燃料、他のプラントの冷却水等を用いた点で、第1の実施の形態である蒸気サイクル系STの復水・給水を用いたものと異なっている。本実施の形態も熱回収という点で有効である。なお、他の構成は、第1実施の形態と同じであり、その説明を省略する。
【0073】
図12は、本発明にかかるガスタービンプラントの第3実施の形態を示す概略系統図である。
【0074】
本実施の形態は、冷却空気循環系CRの送風機部21に収容されたブロアを自動的に作動させるようにしたものである。
【0075】
詳述すると、ガスタービン燃焼器系CCのケーシング13には器内圧の変動を検出する圧力センサ33が設けられている。この圧力センサ33は、器内圧が変動した場合、検出信号を関数発生器34に送り、その検出信号に見合った信号が選び出され、作動信号としてブロア21bを作動させるようになっている。したがって、例えばケーシング13の器内圧が負荷変動等により変動した場合、その変化信号を圧力センサ33で検出し、検出信号を関数発生器34によりブロア21bの作動信号として選び出せるため、器内圧変動に対応してブロア21bを迅速に作動させることができ、内筒部14の冷却をタイミング良く、効果的に行うことができる。
【0076】
図13は、関数発生器34に内蔵される関数線図を示すグラフである。横軸は圧力センサ33の検出信号であり、縦軸はブロア21bの作動信号としての軸動力信号である。
【0077】
ブロア21bより送気循環される冷却空気の体積流量は、全ての運転条件において充分な壁面冷却を行なうため、冷却通路16,16における冷却空気流速がほぼ一定の条件になるように供給される。冷却空気流速が一定の場合、ブロア21bより送気される冷却空気の重量流量は、冷却通路16,16内の圧力に比例して増減する。
【0078】
また、ブロア21bの駆動動力はその重量流量に比例する。すなわち、壁面冷却のためには、冷却通路16,16の器内圧力に比例したブロア軸動力が必要である。
【0079】
図13に示すように器内圧力(横軸)に比例した軸動力信号(縦軸)を作動信号として用いることにより、全ての運転条件に対応して充分な冷却条件が確立でき、しかも運転条件(冷却通路16,16の器内圧力)に対応した必要最小限のブロア21b動力による適正な運転が可能になる。
【0080】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明にかかるガスタービンプラントでは、ガスタービン燃焼器のケーシングに収容される内筒部の外周側に沿って冷却通路部を設け、この冷却通路部内の冷却空気を循環路を介装して循環させる均圧ヘッダ部と、この均圧ヘッダ部の冷却空気を再冷却させる熱交換部と、再冷却後の冷却空気の圧力損失分を補って上記冷却通路部に還流させる送風機部とを備えたので、冷却空気の圧力損失の少ない状態の下、比較的少ない冷却空気量で内筒部を良好に冷却することができる。
【0081】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、均圧ヘッダ部を密閉室に構成し、この密閉室をガスタービン燃焼器のケーシングに連通する均圧配管と、冷却通路部に連通する冷却空気管と、冷却空気管の冷却空気を循環路に送給する出口部とをそれぞれ備えるとともに、上記密閉室に区画室を形成する透口板を備えているので、上記ケーシングと区画室とは圧力バランスする。この結果、冷却通路部からの冷却空気は、安定した圧力状態の下で循環路を循環させることができる。
【0082】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、循環路に熱交換器を設けて冷却媒体と熱交換させるので、冷却空気の熱を他のプラントに効果的に回収させることができる。
【0083】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、冷却通路部にフィルム冷却孔を穿設したので、複雑な構造のために冷却が行き亘らいない領域があっても、比較的容易に冷却空気を流すことができ、内筒部の強度維持を図ることができる。 また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、冷却通路部を入口室と出口室に構成し、入口室と出口室とを噴口部を有する仕切板によって区画する一方、入口室、出口室に個々にマニホールドを設けているので、冷却通路部を熱伝達率の高いインピンジ冷却ができ、また、マニホールドにより冷却空気を均圧に分配することができる。
【0084】
また、本発明にかかるガスタービンプラントでは、冷却通路部を反転冷却通路構造にしたので、入口室と出口室とのそれぞれが互いに接近できる。このため、入口室、出口室のそれぞれに設けられる各マニホールドを一つにまとめて同時に組立・取付工事ができ、作業の簡素化を図ることができる。
【0085】
さらにまた、本発明にかかるガスタービンプラントでは、冷却通路部に乱流促進体を設けているので、効果的な対流冷却をすることができる。
【0086】
さらにまた、本発明にかかるガスタービンプラントでは、冷却通路部に乱流促進体としてツリー状に形成される主幹片と分枝片とを有する構成にしているので、冷却空気がより多く蛇行し、熱伝達率を従来以上に向上させることができる。
【0087】
さらにまた、本発明にかかるガスタービンプラントでは、冷却通路部を、内筒部の温度差による伸縮移動に応動するようにしているので、熱による過度な応力の発生を回避することができる。
【0088】
さらにまた、本発明にかかるガスタービンプラントでは、送風機部を密閉室にして均圧ヘッダ部と圧力バランスさせているので、密閉室に収容されているブロアは、少ない動力で冷却空気を冷却通路部に還流させることができる。
【0089】
さらにまた、本発明にかかるガスタービンプラントでは、ガスタービン燃焼器のケーシング器内圧を検出し、器内圧の変化に基づいて送風機部のブロアを作動させる関数発生器を設けているので、送風機の自動運転をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガスタービンプラントの第1実施の形態を示す概略系統図。
【図2】本発明にかかる冷却通路部の第1実施例を示す概略図。
【図3】本発明に係るトランジションピースの第1実施例を示す概略図。
【図4】本発明に係るトランジションピースの第2実施例を示す概略図。
【図5】本発明に係る冷却通路部の第7実施例を示す概略図。
【図6】本発明に係る冷却通路部の第2実施例を示す概略図。
【図7】本発明に係る冷却通路部の第3実施例を示す概略図。
【図8】本発明に係る冷却通路部の第4実施例を示す概略図。
【図9】本発明に係るガスタービンプラントの第2実施の形態を示す概略系統図。
【図10】本発明に係る冷却通路部の第8実施例の乱流促進体を示す概略図。
【図11】図10のA−A矢視方向から見た第8実施例の概略側面図。
【図12】本発明に係るガスタービンプラントの第3実施の形態を示す概略系統図。
【図13】関数発生器に内蔵される関数線図を示すグラフ。
【図14】予混合燃料当量比をパラメータとして冷却空気割合と燃焼ガス温度との関係を示す特性線図。
【図15】従来のガスタービン燃焼器の構成を示す概略図。
【符号の説明】
1,9 ガスタービン燃焼器
2,13 ケーシング
3,14 内筒部
6,15 燃料ノズル
16 冷却通路部
16a 燃焼領域冷却通路
16b 入口室
16c 出口室
16d,28c 噴口部
16e,16h,28d 仕切板
16f 入口マニホールド
16g 出口マニホールド
17 トランジションピース
18 循環路
19 均圧ヘッダ部
19a,21a 密閉室
19b 均圧配管
19c 冷却空気管
19e 透口板
19f,19g 区画室
20 熱交換部
21 送風機部
21b ブロア
27 乱流促進体
27a 主幹片
27b 分枝片
28 トランジションピース冷却通路部
31 リングホルダ
32 シールリング
33 圧力センサ
34 関数発生器
42 フィルム冷却孔
43 蒸気タービンプラント
44 供給管
45 回収管
Claims (14)
- 一つの軸に圧縮機とガスタービンを直結し、圧縮機からの高圧空気に燃料を加えて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器を備え、このガスタービン燃焼器で生成された燃焼ガスを上記ガスタービンに送給して膨張仕事により動力を得るガスタービンプラントにおいて、上記ガスタービン燃焼器のケーシングに収容される内筒部の外周側に沿って設けた冷却通路部と、この冷却通路部内の冷却空気を循環路を介装して循環させる均圧ヘッダ部と、この均圧ヘッダ部を出る冷却空気を再冷却させる熱交換部と、再冷却後の冷却空気を上記冷却通路部に還流させる送風機部とをそれぞれ備えたことを特徴とするガスタービンプラント。
- ガスタービン燃焼器のケーシングに収容された内筒部の外周側に沿って設けられる冷却通路部は、上記内筒部およびトランジションピースの少なくとも一方に設けたことを特徴とする請求項1記載のガスタービンプラント。
- ガスタービン燃焼器のケーシングに収容される内筒部に、冷却通路部の冷却空気とケーシングの高圧空気とをフィルム状に案内するフィルム冷却孔を穿設したことを特徴する請求項1または2記載のガスタービンプラント。
- 均圧ヘッダ部は、密閉室で構成され、この密閉室の一側をガスタービン燃焼器のケーシングに連通する均圧配管と、内筒部の外周側に沿って設ける冷却通路部に連通する冷却空気管と、この冷却空気管の冷却空気を循環路に送給する出口部とを備えるとともに、上記密閉室に区画室を形成する透口板をそれぞれ備えたことを特徴とする請求項1記載のガスタービンプラント。
- 熱交換部に供給される冷却媒体は、蒸気タービンプラントの復水・給水、海水、燃料、他のプラントからの冷却水のうち、いずれか一種であることを特徴とする請求項1記載のガスタービンプラント。
- 熱交換部は、冷却媒体としての復水・給水を蒸気タービンプラントから案内される供給管と、上記冷却媒体としての復水・給水を加温して上記蒸気タービンプラントに戻す回収管とをそれぞれ備えたことを特徴とする請求項5記載のガスタービンプラント。
- 内筒部の外周側に沿う冷却通路部は、入口室と出口室とをそれぞれ備え、この入口室と出口室とは噴口部を有する仕切板により区画される一方、入口室と出口室との個々にマニホールドを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービンプラント。
- 内筒部の外周側に沿う冷却通路部は、入口室と出口室とをそれぞれ備え、この入口室と出口室とは仕切板により区画される反転冷却通路に形成する一方、入口室と出口室との個々にマニホールドをそれぞれ備えたことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービンプラント。
- 内筒部の外周側に沿う冷却通路部は、内筒部の壁面に乱流促進体を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービンプラント。
- 乱流促進体は、リブまたはフィンのいずれか一方を選択して使用することを特徴とする請求項9記載のガスタービンプラント。
- 冷却通路部に設けたリブまたはフィンは、冷却空気の流れに沿ってツリー状に形成される主幹片と分枝片とを有する構成にしたことを特徴とする請求項10記載のガスタービンプラント。
- 冷却通路部は、内筒部の伸縮移動に応動するように伸縮部材により構成され、その一端側に進退自在なシールリングを設けたことを特徴とする請求項1または2記載のガスタービンプラント。
- 送風機部は、均圧ヘッダ部と圧力バランスするように密閉室に構成され、この密閉室にブロアを収容したことを特徴とする請求項1記載のガスタービンプラント。
- 一つの軸に圧縮機とガスタービンを直結し、圧縮機からの高圧空気に燃料を加えて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器を備え、このガスタービン燃焼器で生成された燃焼ガスを上記ガスタービンに送給して膨張仕事により動力を得るガスタービンプラントにおいて、上記ガスタービン燃焼器のケーシングに収容される内筒部の外周側に沿って設けた冷却通路部と、この冷却通路部内の冷却空気を循環路を介装して循環させる均圧ヘッダ部と、この均圧ヘッダ部を出る冷却空気を再冷却させる熱交換部と、再冷却後の冷却空気を上記冷却通路部に還流させる送風機部とをそれぞれ備える一方、上記ケーシングに圧力センサを設け、ケーシング内の圧力変動に基づいて上記送風機部を作動させる関数発生器を備えたことを特徴とするガスタービンプラント。
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