JP3633099B2 - 小型モータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型モータに係り、特に振動、騒音を低減した小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来例の小型モータの有底円筒状のケース101の底面部中央にメタル軸受102が取付けられ、更に底面部にはブラシ103が取付けられている。又、円筒状ケース101の開口部はブラケット104により閉蓋されている。このブラケット104の中央部の貫通孔には軸受105が固定されている。ケース101の内周面にはマグネット106が取付けられている。回転軸107に圧入されたコア108にはコイル109が巻回されており、これに回転軸107が圧入されて回転子が形成される。この回転軸107は軸受102,105に軸支されて回転自在に取付けられている。
【0003】
モータ100が例えばCDプレーヤ(コンパトク・ディスク・プレーヤ)に使用される場合、モータ100の回転力を出力する出力軸部107AにはCDのターンテーブルが圧入して取付けられる。そしてこの状態でモータを回転させると、モータ100の軸受102,105と回転軸107との間にクリアランスが有る為、クリアランス音及び振動が生じる。この振動がCDのターンテーブルに伝達され光ピックアップを跳躍させる為、CD再生音の音飛びのとなってCDを忠実に再生出来ないと言う問題がある。
【0004】
この様な問題を解決するために、軸受102の軸受孔102Aに回転軸107を挿入する前に軸受孔102A内にグリスを塗布している。
又、回転子をケース101及びブラケット014内に組立後、軸受105と回転軸107との外部接点にグリス110を塗布している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなモータの場合、モータ100の回転経時変化とともに軸受孔105A内に塗布したグリスが外側面に漏出して、それが更に軸受107を伝わって出力軸部107Aに達する事になる。
例えばこのようなモータを前記CDのターンテーブルの駆動用に使用した場合、漏れたグリスが回転軸を伝わってターンテーブル圧入部に到達し、ターンテーブルの圧入部の圧入強度に支障を来すという問題が発生する。
【0006】
本発明は上述した従来例の問題点を解決する為のものであり、簡易な構成でグリス漏れの発生しない小型モータを提供することを目的とする。
【0007】
又、本発明はグリスの回転軸の潤滑作用に良好で、且つグリスの漏出を抑制する為に好適な粘度のグリスを提供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に請求項1記載では、コイルが巻回されたコア及び整流子に回転軸が挿通された回転子と、円筒状ケースのケース側面中央部に取付けられた軸受に該回転子が回転自在に軸支された小型モータにおいて、コイルが巻回された該コアの側部に隣接して第1のワッシャが該回転軸に嵌挿され、更に該第1のワッシャに隣接してカラーが該回転軸に固定され、更に該カラーに隣接して第2のワッシャが嵌挿され、該第2のワッシャの該軸受側の面にグリスを塗布した事を特徴とする小型モータを構成する。
【0009】
請求項1によれば、グリスはモータ内部のワッシャに塗布されている為、グリスは軸受の軸受孔を容易に超えず、これにより外部の出力軸部への到達を抑制する事が出来る。
【0010】
請求項2では、該グリスは粘度が略6600mpa・sである事を特徴とする請求項1に記載の小型モータを達成する。
【0011】
請求項2によれば、グリスの粘度を略6600mpa・sに選定している為、軸受と回転軸との潤滑に良好に作用し。かつ軸受外部への漏出に対してもその流れを適度に抑制することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例に係るモータ10の断面図を示す。有底円筒状のケース1の底面部中央の凹部にはオイル含浸メタル軸受2が取付けられ、更に軸受2の周囲2箇所にブラシ3が固定されている。又、円筒状ケース1の開口部はブラケット4により閉蓋されている。このブラケット4の中央部の貫通孔にはオイル含浸メタル軸受5が固定されている。ケース1の内周面にはマグネット6が固定されている。
【0013】
回転軸7に対してその端部近傍に整流子15が固定され、隣接して圧入されているコア8にはコイル9が巻回されており、これに更に隣接してコイル保護用のワッシャ14が嵌挿され、更にこれに隣接して銅製のカラー13が圧入固定され、更にこれに隣接してフィルム状のスラストワッシャ12が嵌挿されてこれらにより回転子を構成する。回転軸7の端部はモータ10の回転を利用する例えばCDのターンテーブル或いはプーリ等の部材が取付けられる出力軸部7Aとなっている。回転子の回転軸7は軸受2,5に回転自在に軸支される。
【0014】
軸受2,5と回転軸7との間で発生するクリアランス音及び振動を防止する為に、軸受2の軸受孔2A内にグリスが適量塗布され、そして、回転軸に嵌挿されたワッシャ12の軸受5側の面にグリス11が適量塗布された後、それぞれの軸受2,5の軸受孔2A,5Aに回転軸7が回転自在に挿入軸支される。
【0015】
次にグリス11は関東化成工業株式会社のオイル(フロイルQ51P−68)とグリス(G−741)とを混合してその粘度が6600mpa・s(摂氏25度において、E型粘度計で測定)を中心としたその近辺のグリスのものを実際にモータ軸受に塗布してみて、軸受孔5Aを通過して出力軸部7Aに到達しにくく、且つ、軸受5と回転軸7との間のクリアランス音及び振動を抑制する為の潤滑材として好適であった。
【0016】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1によれば、グリスはモータ内部のワッシャに塗布されている為、軸受の軸受挿入孔を超えて外部の出力軸部への到達を抑制する事が出来る。
【0017】
請求項2によれば、グリスは粘土が略6600mpa・sのものを使用して、モータ外へのグリスの漏れを抑制する事が出来る。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる小型モータの断面図で有る。
【図2】従来例の小型モータの断面図で有る。
【符号の説明】
1 ケース
2,5 軸受
2A,5A 軸受孔
3 ブラシ
4 ブラケット
6 マグネット
7 回転軸
7A 出力軸部
8 コア
9 コイル
10 モータ
11 グリス
12 スラストワッシャ
15 整流子
Claims (2)
- コイルが巻回されたコア及び整流子に回転軸が挿通された回転子と、
円筒状ケースのケース側面中央部に取付けられた軸受に該回転子が回転自在に軸支された小型モータにおいて、
コイルが巻回された該コアの側部に隣接して第1のワッシャが該回転軸に嵌挿され、更に該第1のワッシャに隣接してカラーが該回転軸に固定され、更に該カラーに隣接して第2のワッシャが嵌挿され、該第2のワッシャの該軸受側の面にグリスを塗布した事を特徴とする小型モータ。 - 該グリスは粘度が略6600mpa・sである事を特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11427496A JP3633099B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 小型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11427496A JP3633099B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 小型モータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09285064A JPH09285064A (ja) | 1997-10-31 |
| JP3633099B2 true JP3633099B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=14633728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11427496A Expired - Fee Related JP3633099B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 小型モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3633099B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP11427496A patent/JP3633099B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09285064A (ja) | 1997-10-31 |
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